概要
楼蘭皇国海軍が皇紀2603年(世暦1943年)に
九八式艦攻の後継機として制式採用した艦上攻撃機。開発は
御統飛行機による。
元々は雷撃機として開発が開始されたが、Gの出現により高速爆撃機として再設計されている。
新型の大出力空冷エンジン「雅」を搭載しており、同時に拡大されたプロペラ径に合わせ逆ガル翼型が採用された。
空母運用に合わせ地上姿勢での全長が抑えられており、また急降下制動板をフラップとして使用できるようにするなど、
海軍の過酷な要求に対し可能な限り応じた高性能機である。
現在も各地の戦線で地上軍の支援を行っており、精密な爆撃能力が高く評価されている。
しかしその反面で新型発動機はトラブルが多く、また防御装備に欠けるため、乗員にとっては決して歓迎すべき機体ではないとも言われる。
主要諸元:
制式名称 |
B6M 艦上攻撃機「震山」 |
機体種別 |
艦上攻撃機 |
機体形式 |
単発逆ガル型低翼単葉・引込脚 |
機体構造 |
全金属製応力外皮構造 |
乗員 |
3名 |
全長 |
10.97m |
全幅 |
15.12m(主翼折畳時8.50m) |
全高 |
4.05m |
主翼面積 |
36.10㎡ |
発動機 |
御統 雅13型 空冷複列星型14気筒1890馬力 |
プロペラ |
可変ピッチ定速4翅 |
全備重量 |
5500kg |
最高速度 |
556km/h |
航続距離 |
1720~3050km |
実用上昇限度 |
9100m |
武装 |
機首7.7mm機銃×2、後上方12.7mm旋回機銃×1、後下方12.7mm機銃×1 |
爆装 |
胴体下800kgまでの爆弾ないし魚雷×1 |
生産機数 |
約970機 |
製作会社 |
御統飛行機 |
派生型
B6M1 14試艦上攻撃機 |
皇紀2601年初飛行の原型機 |
B6M2 震山11型 |
暁星25型発動機(1590馬力)を搭載した初期生産型 |
B6M3 震山12型 |
現行型 |
関連項目
最終更新:2008年09月16日 03:05