アドレーゼ/KOM

(投稿者:怨是)
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キャラ紹介

 この世を脅かすGは消え去り、帝都に安寧は訪れた。
 束の間の平和を享受するアドレーゼに、またも騒乱が舞い込んだ。

ジークフリート様が、狙われている……!」

 世界最強の、偉大なる英雄ジークフリート。
 アドレーゼが敬愛する守護女神を倒す為に、わざとこんな騒乱が起きたに違いない。
 暗躍する黒旗、V4、その他諸々の気配も感じ取った。このままではいけない。
 何としてでも大会に勝利し、真相を突き止め、我等が守護女神との甘い日々を……否、我等が守護女神をお守りせねば。

 アドレーゼは闇に紛れ、武器を手にする。
 恍惚とした感情を胸の奥に秘めながら。

ステージ紹介

  • ニーベルンゲ議事堂前
 豪奢な作りが目を引く、議事堂の入り口。門は閉まっていたり開いていたりする。

キャラBGM

  • Alto Glocken(KOM Remix)
 鐘の音を所々に交えた、荘厳なオーケストラ。オリジナル版とは異なり、より攻撃的でアップテンポな曲調になっている。

キャラ仕様紹介

 アーケード版では非登場。家庭版第二作から漸くプレイアブルキャラクターとして出番を得た。
 所々のモーションがスィルトネートと似ているが、設置技が存在しない。
 HP、HK入力時には鋼線によって攻撃判定が広がる為、ガード崩しやえげつないハメ技も多い。
 その代償か、鋼線の判定は後出しの攻撃ならどんな攻撃でも打ち消されてしまうので、受け身に回るとかなり弱い。
 いかに攻撃を差し込み、相手の体力ゲージを削りきるかが勝負となる。

通常技、基本モーション

(右向き時。数字はテンキー対応。Pはパンチ(HPは強パンチ)、Kはキック(HKは強キック)。Jはジャンプ中。
  • P(短剣で切る)、2P(しゃがみながら短剣を横薙ぎ)、JP(短剣を右斜め下に突き出す)
  • HP(短剣で切る。鋼線判定付)、2HP(しゃがみながら鋼線で横薙ぎ)、JHP(短剣を振り下ろす。鋼線判定付)
  • K(蹴り)、2K(しゃがみ蹴り)、JK(蹴り降ろし)
  • HK(鋼線判定付回し蹴り)、2HK(しゃがみながら鋼線判定付蹴り上げ)、JHK(鋼線判定付蹴り降ろし)
  • 地上投げ(地面に叩き付けてブーツで踏み付ける)

必殺技

  • ロト・ブリッツ 236+P/HP
 画面端までを鋼線で貫く攻撃。出るまでが若干遅いものの、発動すれば一瞬で画面端まで到達する。
 強弱によって若干性能が変化し、弱で入力した場合は単発、強で入力した場合は多段ヒットとなる。
 強の場合、発動までの隙に加え、発動後の鋼線を引き戻す動作の隙も発生するが、ガード上からの削りには最適である。

  • ドレーエン・シュトゥルム 2タメ8+K/HK
 いわゆるサマーソルトキックのようなもの。
 HK入力の場合は出が遅くなる代わりに二回転となり、多段ヒットが望める。

  • ヴァッサー・フォーゲル 4タメ6+P/HP → P/HP
 双剣を構え、鋼線によって遠距離を切り刻む攻撃。
 構えている間にマーカーが画面端まで一直線に飛び、発動させたい場所でPを入力するか、マーカーが画面端に到達する事で発動する。
 HPでマーカーを出した場合はマーカーが速いので、ヒットさせるにはP入力よりも正確な目押しが必要となる。
 また構えている間は無防備な為、反撃を受ける危険性が高い。
 なお、マーカー出現中にコマンド入力する事で派生技を発動可能。

  • トゥルム・シュプーア 123+K
 地面を這わせた鋼線を垂直に突き上げる。
 打ち上げ技として活用する他、特殊な軌道を描く飛び道具などの迎撃にも使える。

  • ナーゲルシュテルン 32147+HP
 バック宙しながら鋼線を二本放つ。角度は右斜め下45度と決まっており、牽制として以外に使い道はほぼ無い。

  • シュラハテン・ファング マーカー出現中214+HK
 マーカーの位置に鋼線を飛ばし、命中した場合は相手を拘束する。
 拘束中は移動速度が若干落ち、攻撃力も半減するが、レバガチャか時間経過で脱出されるまでは遣りたい放題できる。

超必殺技

  • レーゲンフォイア 41236+HK
 ゲージ一本使用。 鋼線で繋いだ四挺の機関拳銃で狙い撃つ。
 直前まで相手の居た場所を狙う為にやや扱いづらいが、起き攻めで用いた場合は凶悪な攻撃力を発揮する。

  • ヴォルフ・ゴルト 236236+HP
 ゲージ二本使用。 四本の鋼線を続けざまに正面に向けて打ち出し貫く。
 強ロト・ブリッツ同様多段ヒット技となるので、ガードの上からの削りも可能。
 また短剣および脚部ブレードにも攻撃判定があるので、懐に潜り込まれた際の緊急回避にも役立つ。

一撃必殺技

  • オルカーン・ケイル 263214+HK
 ゲージ三本使用。
 至近距離の相手を掴み、遠くへ投げ飛ばした後に鋼線で一刺しする。

エンディング


「嘘、ですわ……」

 勢い余って、成り行きでジークフリートを倒してしまったアドレーゼ。
 呆然とする彼女に、主であるハーネルシュタインが駆け寄る。

「まさかジークフリート様を破ってしまったのか! 何という事を、これから陛下に何と顔向け出来ようか……」

「申し訳御座いません……」

「ああ、己のした事が如何様な事であるか! 自省せねば為るまいぞ、アドレーゼよ!」

 参った。アドレーゼは頭を抱える。
 これからまともには生きて行けぬだろう。

「これでいいんだ」

 起き上がったジークの一言で、場の空気が変わった。

「しかし、わたくしは!」

「いいんだ。そんな小難しい事なんて考えてはいけない。君は勝利した。それでいいじゃないか」

 ジークが拍手する。
 徐々に周囲は喝采に包まれた。これが、勝利なのか。
 困惑なのか、気恥ずかしさなのか、アドレーゼにはこの胸中に湧き上がる感情の正体が掴めずに居た。
 否、これは恋? そも、この大会に参戦した理由は愛しのジークフリート様に告白する為でもあった。

「ジークフリート様、実は、わたくし……」

 と、云い掛けた辺りで、ジークは踵を返す。

「それ以上は云うな」

「えっ……」

「私はこれにて」

「あぁ、お待ち下さいませ! このわたくしの、悶々とした複雑な雌豹の如き乙女心を弄ばないで下さいませ!」

「実は私は、心に決めた人が居る。旅に出るので探さないでくれ」

「失恋ですのねッ?! いえ、見守る愛もありますわ! どうか、その傷だらけの靴を舐め回させて下さいませ! ほんのちょっとでいいから! 5分! いいえ、3分だけでも!」

 微妙に気持ち悪い事を口走りながら、アドレーゼは、夕日に向かって走るジークフリートを追い掛けた。


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最終更新:2011年10月26日 23:40
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