(投稿者:シノ)
概要
クロッセル連合王国と
ザハーラ共和国の間に位置する共和制国家である。
ラヤード領東部地域には、
ザハーラ領東部国境戦線でもある砂漠地帯が広がっている。
ダヴ教という民族宗教がラヤード国内において多数派を占め、国民の生活に大きな影響を与えている。なお、ラヤードとは「光の庭」を意味する。太陽はタヴ教主神ローター・ティスニムダが顕現した姿であると信仰されており、西海洋へと沈む落日の斜陽に由来しラヤードと命名された。後述となるが、ダヴ教圏における思想の根幹には、恒常不変なものはなく、万物が刻々と流転する破壊と再生の円環がある。そのため日没もまた必要な破壊のための過程であり、ダヴ教を信心する者にとって忌避すべきものでは、けしてない。
国内中西部に首都エガリムがある。
瑛語表記は「Republic of Ray-Yard」。楼蘭語表記は「羅矢土(羅国)」。
歴史
1600年代後半からラヤードは
ザハーラ共和国の植民地であったが、
アルトメリア連邦誕生を受けラヤード国内において独立運動の気運が高まった。アルトメリア誕生から10年後には首都エガリムに自治政府を設置し、同年には独立を宣言した。
ダヴ教
ラヤードにおいて多数派を占める民族宗教。二神一体を掲げる聖典アルモレッド・コールでは、太陽神ローター・ティスニムダ(創造・調和の象徴)と太陰神イルレ・グラール(破壊・混沌の象徴)は一体を成すとされる。太陽神による創造と、太陰神による破壊が繰り返される、世界の輪廻を説く。国内外に諸派あるが、身分制度の容認や、輪廻解脱を目的とする点などが共通してあげられる。なお、身分制度はラヤード国内法において禁止されている。
最終更新:2008年09月24日 01:54