Si43

(投稿者:神父)
登録タグ:エントリヒ 兵器 神父 航空機

概要

 エントリヒ帝国空軍が1930年に制式採用した軽輸送及び偵察機。開発はシルガイリスによる。
 今となっては完全に時代遅れの鋼管コルゲート張りの骨格構造に固定ピッチのプロペラを備え、
 離着陸距離が非常に短いという一点を除いては目だった長所は見られない。
 しかし常に補給を要する戦線において前述の長所は何物にも代えがたく、本機は後継機が開発されるまで長きにわたり前線に立ち続けた。
 また、一線を退いてからもその運用の手軽さと目立った欠点のなさから後方での連絡や軽輸送のために頻繁に使用されている。
 波板が櫛を通した白髪に見える事から、兵士たちは本機にSilber Oma(銀婆さん(ズィルバー・オーマ)の意)なるあだ名を奉った。
 なお、本機は低振動のエンジンを装備して軍用の儀装を取り除いた状態で民間にも販売されており、
 エントリヒ帝国及びその周辺各国では中距離旅客向けに盛んに運用されている。

主要諸元:
制式名称 Silgailis Si43
機体種別 軽輸送/偵察機
機体形式 単発低翼単葉・固定脚
機体構造 全金属製鋼管骨格構造
乗員 2名+6名
全長 11.82m
全幅 17.75m
全高 3.53m
主翼面積 43.00㎡
発動機 シルガイリス Sil55 液冷V型12気筒870馬力
プロペラ 固定ピッチ2翅
全備重量 3400kg
最高速度 285km/h
航続距離 2100km
実用上昇限度 6300m
武装
爆装
生産機数 約3400機
製作会社 Silgailis AG

派生型

Si42V 直列6気筒のSil5エンジン(570馬力)を搭載した試作機。速度性能不足のため不採用
Si42M 42Vを民生用に改良したモデル。低振動で居住性に優れ、旅客機としては充分な性能を発揮
Si43V 42VのエンジンをSil55(870馬力)に換装した原型機。当初の制式採用機とほぼ変わらない
Si43A 初期型。機体の強度不足が露見したため直ちに改良された
Si43C 尾橇を尾輪式に改めた改良機。その他装備も若干変更
Si43E 貨物扉を拡大し、降着装置を強化した機体
Si43G 降着装置を交換可能にした現行機。旧式の各型もほとんどがこの仕様に改装されている

関連項目


登場作品







最終更新:2008年10月13日 02:38
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