概要
「さあ──、決しよう。私とお前、どちらが"13人目"に相応しいのか。最後に立っているべきは、誰なのかを」
グリーデル王国の王家に連なる貴族家系を出身とする子女。
格式に偏執した一族の一人娘として生まれたがために、女性の身でありながら素性を偽り、一門の長男を名乗っていた。やがて国際情勢の逼迫から、国内で貴族に対する兵役義務が求められるようになると、彼女は外形的にその役割を果たすべく
EARTHへ身柄を差し出され、性別を隠匿したままMALE(メード)となった。
以後は教育担当官となる
レイ・ヘンラインの元で、光剣「アンドゥリル」の開発計画に従事していたが、同計画の二人目のテスターである
オリヴィアとの演習中に発生した"事故"により、機能を停止。その死は彼女を深く慕っていた
オリヴィアの人格形成に昏い影をもたらした。
本来は
エテルネ公国の思想である「高貴なる義務(ノブレス・オブリージュ)」を標榜し、貴族のあるべき姿を説いていたが、「所詮は農民風情の嘯く牧歌に過ぎない」と、家の者からは一笑に伏されていたようである。剣術技能に精通し、また奏楽の腕も堪能で、特にピアノの演奏を得意としていた。
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最終更新:2009年07月05日 02:03