概要
「死体に人権を嘯くか? そいつは神か悪魔の所業だ。俺は至って正常な兵器技師だよ」
軍事正常化委員会アルトメリア支部の設立に携わった一人。
同組織に属するメードを含む、全部局における「
正常兵器」開発の統括者。兵器技師、またメード技師として非常に有能である反面、彼らが持つ人格や権利の一切を否定し、メードに対する辛辣な態度とその辣腕から「氷の魔術師(アイスマン)」と呼ばれている。彼にとってメードを英雄視することは外形的なプロパガンダに過ぎず、死体を原料とする兵器という以外の感想を彼らに示さない、きわめて合理的で酷薄な男。
かつて在籍した
EARTHにおいて、統括を任されていた
ブラックキャップの組織的思想を今なお引き継いでおり、現在は対メード兵器の開発と、それによって破壊・鹵獲したメードの死体を蒐集し、再精製する「フリーズ・プラン」の完成を標榜している。
ヘビースモーカーであり、片時も口元に煙草を欠かさない。愛用する銘柄はDr.ACE。
フリーズ・プラン
レイ・ヘンラインの主導する反エタニウム兵器開発及び有核兵器再精製計画。
その骨子は概略すらも極秘とされ、ほぼレイ・ヘンラインのワンマンで遂行されている。計画の基本方針や進捗状況は全くの不透明であり、黒旗の全部局において蒐集されたメードの死体はそのほとんどが彼のラボに運び込まれているが、1945年度現在、再精製に成功したとされる個体は
シザーリオのみである。
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最終更新:2009年08月21日 18:26