製薬の魔女 - ここだけ魔女収容所@ ウィキ

回復ポーションのお礼？良いよそんなの。アレはいつでも創れるし

……いや、待って。君のは試した事が無かったな。……わたしにお礼をしたいんだっけ？OK、血液が欲しい。300ml程

名前	薬袋 雫(ミナイ シズク)
異名	製薬の魔女
魔法	液体の魔法薬化(”ポーション”と呼称)
罪状	魔女化及び作成物の隠匿
Level	2
所属	西棟

概要

雫は変わり映えの無い日々に空虚を感じながらなんとなく生きる、そんな何処に居てもおかしく無い年頃の女学生だった

しかし魔女に覚醒して魔法を得た事でその生活は一変
突如齎された非日常が彼女の脳をポーション漬けにしてしまった。今ではすっかり未知のポーションを追い求め、ポーションの効能を明かそうと躍起になるポーションジャンキーである

普段のテンションは所謂ダウナー系。しかしポーション作成が関わると急にアクセルが踏まれる

魔法薬作成(クリエイト・ポーション)

自身由来の素材を液体に混ぜる事で魔法の力を付与出来る。主に血液・髪・爪・涙など魔法の触媒っぽい物を好んで使用。己は魔女であるという自負、こだわり！

因みにポーションの効果は試してみないと解らない
当然危険なポーションが出来る可能性もあるため、確認作業には毎回身体を張っている

番号付き(製法、能力が確立されているポーション群)

☆1番:りんご味の炭酸ジュース+唾液＝爆発ポーション
備考:投擲、着弾の過程を得て効果発動。振れば振る程威力増加

☆2番:1.5Lの天然水+爪一欠片＝回復ポーション・大
備考:開封してから5分以内に飲み干さないと効果が現れない

☆3番:化粧水+汗＝竜巻ポーション
備考:液量に応じた大きさの竜巻が発生する

☆4番:トマトジュース＋髪＝吐血ポーション
備考:飲んだ量に応じた血液を清潔に、スムーズに吐き出せる

☆5番:溜めた雨水+涙＝ずぶ濡れポーション
備考:かかると一日中”ずぶ濡れ状態”となる

☆23番:■■の魔女の血液+血液+月明かりの下で作成＝星煙ポーション(喪失)
備考:良い香りがし、きらきらしてて綺麗という他に”魔法の力を高める”効果が有った

本スレで出した使い切りポーション

☆りんご酢+まつ毛＝集中強化ポーション
解説:雫もレシピを知らない偶然の産物
常軌を逸した集中力を得るが、きっかり一週間後にベッドから起き上がれない程の脱力感がクる

☆除草剤+涙＝暴草ポーション
解説:植物にとってとてつもない栄養価を誇るポーション
植物にかけると短期間の間現実的では無い爆発的急成長をさせ、栄養過多で殺す

☆ジョウロの水+混種の魔女の汗+砕いた爪＝眼花化ポーション
解説:点眼用。目を突き破って枯れない花が咲く。

☆レモン果汁+刻んだ髪の毛＝グレープネード
解説:ブドウ型の雲をぶち上げ、芳醇な香りの爆風を撒く。爆風を浴びた者は髪色がグレープっぽく変じる。

☆七色の涙+十七茶+血液＝味泡ポーション
解説:様々な味の七色のシャボン玉が溢れ出る。

...

(看守権限による閲覧)

☆ 一定量以上の海水+血液＝■■■■■■■■■■■(■■■)

備考:本事案については当人と関係者の記憶を含めた全記録抹消済み。製薬の魔女とその血液を海に近付ける行為は如何なる理由があれど永久に禁止とする。

ないしょの昔話

本来罪状として傷害罪も加わる
12歳を過ぎて魔女となった雫はその事実を親友と共有し、数多のポーションを作って遊んだ。”魔女”と、その”弟子”。そんなごっこ遊びは1年以上続いた。

……しかし、ポーションは所詮ランダム生成される厄物。いつまでも楽しく遊べる筈が無く、遂に出来てしまった危険なポーションで親友に大きな怪我をさせてしまった。

事故の後、顔を青くして謝り倒す雫を親友は許した。というか事故すら『非日常』『雫から与えられた消えない傷(いたみ)』『雫に与えた癒えない傷(トラウマ)』として悦んですら居た。親友はちょっとアレな女の子だった。

そんなあんまりな裏の事情は知らないまま猛省した雫は、作ったポーションの安全性を確立させる事を第一とする様になった。

……ポーション作りををやめるという発想は無かった。つまりこっちもこっちでちょっとアレな女の子だった、お似合いである。