公園で2人の少女が話していた
「ねえメイちゃんって知ってる?メイちゃんに消したいものを言うとなんでもこの世から消してくれるんだって」
傷だらけの少女は言った
「へー。でもメイちゃんってどこにいるの?」
白い髪の少女は尋ねた
「分からない。もしメイちゃんに会えたら◯◯を消してもらえるのに」
傷だらけの少女は願っていた
自分を害する者の排除を
自分を害する者の排除を
「そっか。会えたらいいね。メイちゃんに。」
白い髪の少女は言った
「うん」
傷だらけの少女は肯定する
傷だらけの少女は考える
(この子だけは私の味方だ。この子だけが私を見てくれる!私の話を聞いてくれる!あれ?そういえば私、この子の名前知らない…)
「今日はもう帰ろうよ。日が落ちてきたし」
白い髪の少女が言った
もうあたりはすっかり暗くなっていた
2人は別れた
もうあたりはすっかり暗くなっていた
2人は別れた
別れ際に白い髪の少女が言っていた
「明日はきっと良い日になるよ」
「明日はきっと良い日になるよ」
その日を最後に◯◯は消えた
◯◯の席はどこにもなく、誰も彼女を覚えていない
◯◯が最初から存在しなくなったためか
少女をいじめる者は誰もいなかった
◯◯の席はどこにもなく、誰も彼女を覚えていない
◯◯が最初から存在しなくなったためか
少女をいじめる者は誰もいなかった
混乱する少女の前に白い髪の少女が現れた
「あ、あなたが…」
それを言うだけで精一杯だった
それに白い髪の少女が答える
「だってボクたち友達でしょ」