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ここでは、ネメシスを含めた仮面の戦士達がオストガロアと戦う最中、覚醒してしまったネメシスが、仲間たちによって倒されるまたは救い出されるまでのお話です
の予定です。採用されるかはわかりませんが、Twitterに上げた構想の一部を以下に載せます。
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仮面の戦士達がオストガロア相対していた時、遂にその古龍が真の姿を見せ、咆哮する。
突如として洞窟内の骸という骸がざわめく。それもネメシスを中心として。
仲間が異変に気づいて彼に声をかけようとした瞬間、彼の体に落ちていた骨が襲いかかる。
戦士達は彼に迫る骨を必死に退けようとしたが、その量は想像を絶するほど増加し、
彼らの行いは傍から見れば焼け石に水のようなものであった。ネメシス本人の抵抗も虚しく、
体は骨という骨に包まれ、直径3m程の球体となった。
仮面の一人がなんとかして彼を助けようと一歩踏み出そうとした瞬間、その骸まみれの物体は宙へと浮かんだ。
《バキィ…バキバキ…》
何かを押し潰し、磨り潰すかのような音の後、紫色の装備の断片が、球体の下へと零れていった。
「やめろ!やめてくれ!」
戦士の一人が古龍へと叫ぶ。だが龍は無反応だ。嘲笑うように笑みを浮かべてるというより寧ろ、その物体を観察しているようであった。
だが古龍はしびれを切らし、その球体へ向けて蒼い液体を放った。
それが幸か不幸か、球体に触れた途端、球を形作っていた骨がボロボロと崩れ落ちていった。
そしてそこに残ったのは、かつてネメシスが「この世界」で戦っていた頃の【プロトネメシス】の様な装備となっていた。
だがそのフィットした装備は全て骨であった。
それは改めて見ても異様な光景だった。一人の人間が、洞窟内で浮いているのだから。
戦士達が彼の名を呼ぶ。しかし彼はうなだれたまま反応がない。
だが突如として、ネメシスの体に電流が走ったかの如く、四肢を大の字に開き、顔を前方に向けた。
ミシミシと彼の体から音がする。いや、その身に着けている装備からだ。
そのスラリとした装備の上に次々と棘が生えていく。足先から刺々しく、荒々しく変貌する。
体の節々には紫の歪んだような色の煌めきを放つ物体があった。肩が厳つい装飾へと変化したところで、一瞬変化が止まる。
《バリィィィィィィンンン………!!!》
何かが砕けた音がした。それは彼の愛用していたスカルヘッドか。それとも宝物の兎の首飾りか。または彼の理性か。
【そう。全部だ。】
瞬間。頭蓋骨がより一層禍々しい形へと生まれ変わる。額の煌めきは紫ではなく、虹色であった。
すぅっと、彼は地に立った。
「それが……新たなお前の力か……?」
一人が尋ねる。しかし骸装甲は何も言わず右手を横に真っ直ぐに伸ばす。
「来い。」
再び彼の近くの骸が騒ぎ出し宙へ浮かび、圧縮し、一本の【鎚】を形作った。骸装甲はガシッとその武器を掴み、
「そうだ。いや、違うとも言えるなァ。」
「ネメシス……それはどういう…」
その言葉を待たぬまま、骸装甲は古龍の顔面へと駆け出し、跳躍する。
「こういう事だ」
空中からの一撃が古龍の頭に衝突する。古龍は再び咆哮する。
しかしその声は、怒りに溢れ理性を忘れたモンスターの叫びでなく、重撃の苦痛による悲鳴にしか聞こえなかった。
「後4~5発程度だな。さあガンナー、片を付けようぜ」
その力を目にして、同志達は何を感じただろうか。幸福?安堵?高揚感?いや、【異常】だった。
「お前は本当に……ネメシスなのか……?」
「煩いなァ、フルネームで呼んでおくれよォ。俺はネメシスじゃァない。復讐の靈【ネメシスソウル】
だよ。」
復讐の靈は続ける。
「久しぶりだねェガンナー。それともはじめましてがいいかい?」
「何を言っている……」
「はいはい説明してあげるよ。俺はネメシスの一番復讐心が強かった頃の感情をエネルギーにして精製した精神体さァ。
まあ体や記憶自体ネメシスくんそのものだからそこんとこよろしく。」
ネメシスは鎚を戦士へと向ける。
「さて、もうそろそろこの子の感情が我慢できなさそうだから、俺は引っ込むことにするねェ」
ガンナーは気づいた。その眼差しが初めてネメシスと遭遇した時と同じであると。
そしてもう一つ。今の彼の力は当初と比べ物にならないくらいほど強いことを。
いや、その強さはもはや人間の持てる力を超えていた。
「殺す……殺す…!!許さない…!!」
危機を感じ、仮面の戦士たちは各々の武器を取り、数分前まで共闘していた仲間へと向けた。
「-nemesis-ヴェンジェンス…行くぞッ!貴様らの罪の深さ、その命をもって償うがいいさッ!!」
続く
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最終更新:2016年01月28日 21:41