ギルド軍決戦(戦後編)
ー戦後、戦場にてー
「ふう、武装解除完了。さて…」
「こっちもあらかた終わったよ。」
「かたじけない、ネメシス殿。助かったでござる。」
頼朝とネメシスは戦後処理に追われていた。
双方の被害の確認、敗残兵の処遇、負傷者の治療、今後の治安保障についてギルドとの交渉…やることは山積みである。
「拙者の紅蓮隊と敗残兵まとめて、ざっと4000弱…お互い半数を失った感じか。」
「装甲部隊の兵器はガンナーが破壊しちゃったからね。」
「状況はこんなものか。あとはこの先どうするかだが…」
「こいつらの意思次第じゃない?もしくはあんたがまとめて面倒みるか?」
「ふむ…とりあえず紅蓮隊の生き残りはどうにかなるが、ギルド軍側に関しては交渉次第でござるな。」
「負傷者も多いけど、どうするつもり?」
「人命第一、とりあえず最優先でユクモ村に出発させておる。小次郎が現地で医療班を組んで、治療中でござる。」
「仕事が早いね。動ける奴らは?」
「何隊かはユクモ村に向かわせている、残りは…散っていった者達を弔っておる。」
「そうか…」
ふと、戦いの跡を見やるネメシス。
まさに地獄絵図といった所だ。
驚くべきは紅蓮隊の隊士達が皆、敵の方に倒れていた事だ。
「局長さん、あれ、見てみろよ。」
「…拙者の隊士達は誰一人逃げなかったという事か…」
頼朝は一人、手を合わせていた。
「…すまぬ。皆の死は、無駄にはしない…」
「局長さん…」
「さあ、行こう、ネメシス。拙者たちは前に進まねば。」
「悪い、俺はここで離れるよ。」「えっ?」
「俺はちょっと旅に出るよ。自分を見つめ直す為にね。」
「そうか…達者でな。」「ありがとうな、局長さん」
そう言って、二人は別の方へ進み始めた。
この後、頼朝はギルドと交渉、敗残兵及び紅蓮隊を再編成し、新たな治安部隊としてギルドの管轄に置いた。局長職なのは変わらずだ。ネメシスは旅を続け、狩人として研鑽を積んでいた。
二人がまた、ガンナー達と出会うのはまた後の話となる…
最終更新:2016年12月09日 08:20