シンキを支配下に置こうとしたダラ・アマデュラは特殊な個体で、通常の個体と比べても強大すぎる力を持っている。また、それだけの力を持つにも関わらず有史上でこの個体の事を示す存在自体が認知すらされたことない伝説の中の伝説であった。
シンキはその身に宿すマスクドエナジーによって蛇王龍の支配を逃れ、
仮面ランサーとして覚醒した。その後のダラ・アマデュラは自身の力を仮面ランサーに利用される側になっているが、実はこれこそが真の狙いである。
千剣山の頂に君臨するダラ・アマデュラは世界を見通す<事象観測>の能力を持ち、これから起きるであろう出来事をある程度予知することができる。その結果、自分がそう遠くないうちに何者かによって倒される未来を知り、自身の力を継承させるための新たな器を欲していたのだ。
だが、蛇王龍の力には相手を王たる自身へ服従させる性質が本来的に備わっているため、他の生物に力を分け与えてもその生物は自らの支配下に置かれるのみであり、相手自身の意思で力を制御する事はできず、結局蛇王龍自身が倒されれば力を与えられた者は力を暴走させ身を滅ぼしてしまう。
自分とは完全に独立した新たな個体を生み出すには、そもそも自分の力による支配を断ち切り、その上で制御できる者が必要であったのだ。そして目を付けたのがシンキの持つマスクドエナジーなのである。
「自由を求める」性質のマスクドエナジーによって支配から逃れさせ、逆に本人の意思で自分の力を使わせていく。これにより蛇王龍の力は徐々にシンキ自身の力としてその身体に溶け込み、最終的には新たなダラ・アマデュラそのものへと生まれ変わることになる。
こうした計画の上で蛇王龍は天剣の龍玉とライザーをシンキに与えたのである。
そして、仮面ランサーとして変身し戦えば戦うほど自身の身体は蝕まれていくという事実にシンキはまだ気づいていないのであった。
最終更新:2015年03月11日 00:08