ギルド軍の陰謀により離脱を余儀なくされた紅蓮隊。
局長の頼朝は故郷であるユクモ村を拠点とし旗揚げした。
「再出発でござる!皆、行くぞ!義のために!」
「「「義のために!」」」
情報収集を兼ねた付近の調査中、岩窟を発見、内部の捜索を始める。
「こんな洞窟があったのか…知らなかったでござるよ…」
「局長!ちょっと来てもらえますか!」
「どうしたでござる?」
一同の前には朽ちた状態の刀が。
「これは…なんでござる?」
「刀…のようですが…」
「いっちょ抜いてみっか!」
隊士の1人がおもむろに抜こうとする。が、
「ふん!ふんっ!…なんだこりゃ!ビクともしねえ…」
代わる代わる挑むも誰一人抜けなかった。
「後は拙者か…迂闊に手を出すべきではないのだが…ま、どうせ抜けんだろう」
スッ…シャキーン!
台座から引き抜くと鉄砕牙は真の姿を現した。
「おろ、抜けた…うわっ!」
その刹那、鉄砕牙は光を放った。
ガラガラ…
「崩れ出した⁈」「急ぎ退避せよ!」
「局長はどうするんです⁈」
「いいから早く!」
隊士達は辛くも脱出、ユクモ村の村長に報告した。
紅蓮隊屯所
「副長、どうしましょう…」
隊士達の士気は下がっていた。
局長である頼朝を失った今、頼りは副長の小次郎だ。
「とにかく局長の帰りを待とう、あの方は必ず帰ってくるはずだ。我等も出来る事をしよう。」
隊士達は動き出した。情報収集、人材募集、依頼の解決等々…
「人は集まって来ている。だが、決め手に欠けるな…」
「副長!村人から依頼です!」
「わかった。すぐに行く。」
小次郎は渓流にいた。村人から依頼された採取クエストだ。
「よし、こんなものか。」
目的を達成し、あらかた荷物をまとめ、帰路に着く。
「…ん?あれは何だ?」
目線の先には複数の人影。
「クエストか?折角だし、話を聞いてみるか、おーい!」
「ん?…誰だお前は…」
「自分は小次郎、紅蓮隊副長です。今からクエストですか?」
「まあ…そんな所だ…」
「そうですか、頑張ってください!」
「ああ…ありがとう…ところで紅蓮隊とは何だ?初めて聞いたが…」
「ああ、すみません、説明が遅れましたね。自分達はギルド軍に対抗する為に活動しています。」
「何?…そうか、それなら俺たちと同じだな…」
「そうなんですか⁈」
「ああ…俺たちはマスクドハンターズ…普段はそれぞれの欲望の為に戦っているが、今はギルド軍を滅ぼす為に動いている…」
「そうなんですね…あの、良かったらクエスト後にでも屯所に来ませんか?色々と話し合いたいのですが…」
「気持ちはありがたいが…ゆっくりしてる暇はないんでな…」
「そうですか…」
「そう落ち込むな…目的が同じなら、また会う事になるだろう…じゃ、またな…」
「はい!では、また!」
紅蓮隊屯所
「副長、お疲れ様です!」
「ああ、ご苦労様。ちょっと皆を集めてくれ、いい報告がある。」
「承知しました!」
副長はMHSの事を報告した。
「へぇ、マスクドハンターズねぇ…」
「なんか怪しくないか?強いのかね?そいつら」
「いや、自分には分かる。あれは相当な手練れだ。」
「副長がそうおっしゃるならいいですが…」
「彼らと協力出来れば、ギルド軍に対抗出来るぞ、自分達も研鑽せねば!」
小次郎は一人躍起になっていた。
最終更新:2017年12月05日 10:10