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仮面O.D 第一章

その男は、旅をしていた。
元々旅が好きだったからでもあるし、所属している組織から一時的に離れたかったからでもある。
肩には一丁のバトルライフル。
7.62㎜弾を使用するその銃は、護身用というにはあまりに強力過ぎた。
だがその男は、最も使いなれたその銃と旅をしていた。
旅の途中、男はとある村にたどり着く。その村の名は、ポッケ村。
雪に覆われしその村は、男の故郷を思い起こさせる雰囲気を持っていた。
そこで男は、生活のために仕事を探す。
「なるほど、ハンターか。ちょうど良いな。」
武器は一通り扱える。適職に思えた。
とりあえず、初戦。愛用の小銃一丁で、フィールドへと向かう。
ズシン、ズシン。
大きな足音が聞こえてきた。これが狩猟対象か。男は寝かせてあったアイアンサイトを起こし、対象が視界に入るのを待つ。
暫くして視界に飛び込んできたのは、白い外装をその巨躯に纏った、鎧竜であった。
一瞬、その巨躯に圧倒される。
敵が此方に気付く。
もう後戻りはできない。
男は引き金を引いた。
一発、二発。20㎜の鉄板すら貫通するはずの7.62㎜弾は、あろうことか鎧竜の動きを止めることすらできなかった。
その場で頭を振りかぶる鎧竜。
次の瞬間、男のすぐ横を熱線が通りすぎる。
その熱量に圧倒されながらも、回避行動をとって起き上がる。
正面は危ない。そう直感した男は、側面へと回り込む。
回避し、隙を見て撃つ。その繰返しを続けること数分。
残弾は残り一発となった。
鎧竜が振り向く。嘶き、突進の構えを見せる。
もうどうにでもなれ。
鎧竜の頭部へと照準、最後の一発を発砲。
次の瞬間、鎧竜はその身を仰け反らせ大地へとくずおれる。
ギリギリだった。一息ついた男は、帰路につく。
村に戻って男は、その土地の技術が特殊な発展を遂げていることに気付いた。
大型のモンスターを狩ることに特化した剣や槍、ボウガン。
モンスターの素材を使用することにより実現した、複雑な機構を持つ銃槍や斧。
かつて別の文明の栄えていた土地で機械を扱っていた経験から、男は機構の複雑な銃槍や銃に近い発展を遂げたボウガンを好んで使うようになった。
最初に倒した鎧竜は、その素材から仮面を作り、以来愛用している。
また、旅好きな性格のため、ふらりと別の村や世界に行ってしまうこともある。
ときにはアークスと呼ばれる職につき、機械の知識をもとに個人携行可能な大砲を扱ったりもする。
また、ドンドルマという街でハンター業を続けるときもあるし、バルバレという村に行くこともある。
しかし、男の存在意義は祖国にあり、傭兵というわけではない。
戦う理由は帰るべき場所で生かすためであり、鎧竜の仮面はいずれ去る場所の人々に素顔を知られない為である。故郷とその場所とで争いが起きたときには、敵として出会うかもしれないのだから。
そうならないことを祈りつつ、男にできるのは、旅を続けることだけであった。
身体はある程度鍛えてあるので、近接武器も扱えるし、接近戦も嫌いじゃない。むしろアタッカーとしてグイグイ前に出ていく性格のため、ボウガンを扱ってても気づけばモンスターの正面に立っていることもしばしば。
服装はOD(オリーブドラブ)をこよなく愛し、アークスをやっているときには大抵この色か、近い色の服を着ている。かつての所属がどこかは明言しないが、どこかの軍か、あるいはそれに類する組織であると思われる。
機械を弄るのが好きで、いつか仮面ガンナーのパワードスーツを整備するのが夢。というか、魔改造したくていつもウズウズしてる。
MHSのメンバーとは主にバルバレ、ドンドルマ、そして銀河の彼方で行動を共にすることが多い。
誰にでも話しかける性格で面白そうなことには何にでも首を突っ込むので、MHSにも面白そうだから入ることにした。
最終更新:2015年11月11日 00:28