mega-takoyaki @ ウィキ
OutlookがExchangeにつながらない
最終更新:
mega-takoyaki
現象
PCを移動して社内の色々なLANケーブルや無線アクセスポイントにつなぎ替えていると、Outlookがかなりの頻度で「制限された接続」や「オフライン」となり、Exchangeとの通信が上手くいかなくなる。この時に送受信を実行すると、下記のエラーが出力される。
タスク 'Microsoft Exchange Server' はエラー (0x8004011D) を報告しました (Outlook 2007 では「タスク 'Microsoft Exchange Server' でエラー (0x8004011D) が報告されました」): "サーバーが利用できません。この状態が続くようであれば、システム管理者に連絡してください。"
原因
OutlookとExchangeサーバの間のセッション数がサーバ側設定で制限されており、標準は32セッションとなっている模様。IPを変えてセッションを作成していくと、WindowsのKeepAliveTimeによってそのセッションが残っていき、32を超えた時にOutlookからのExchange接続ができなくなるということのようだ。
対策1
ipconfig /dnsflush
をすると直る、、、と見つけ試したが、当方の環境では直らなかった。
対策2
下記の対応で一旦直った。
- Outlookをオフラインモードにする。
- 一旦Outlookを終了し、再度起動する。
- オフラインモードのまま、「すべてのフォルダーを送受信」を実行する。
- オフラインモードを解除する。
2度3度…と数時間内でこれを繰り返すと、直らなくなることもあった。 Outlookの再起動をせずに直る場合もあるとのことらしい。
対策3
WindowsのKeepAliveTime(標準は2時間)を短くし、接続できなくなってしまう時間を減らす。
- regeditを起動
-
下記のキーを作成/編集、KeepAliveTime(接続確認までの時間)をmsec単位で指定して好みの時間にする。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\KeepAliveTime
1分=60000msecに設定して検証してみているが、ちょっとまだ分からない。
対策4
いわゆる運用回避。終了するのが一番確実といえば確実。
- ネットワークを移動する際は、必ずOutlookを終了してから移動する。
- ネットワークを移動する際は、Outlookを「オフラインモード」にしてから移動する。(検証中)