正書法

高文字と並文字

アルファベットに大文字と小文字があるように、キリーナには高文字と並文字がある。
高文字と並文字の形は全く同じだが、前者は後者よりも位置を半文字分上げて書かれたものである。
↑キリーナで"Kilyna"と表記したときの表現。先頭の"K"が高文字で、残りの5文字が並文字である

高文字は特別な場合に使われるものである。以下、その用法と例文:

  • 文の先頭は必ず高文字である。
  Mea shaija ematolu. (私は元気です。)
  • 人名と地名と月の名前は文のどこにあっても高文字から始まる。
  Ti jelka Lozon mebi Fatteoq oqi Ansanze. (ファッテオーにいるロゾンに雨月に会いに行く。)
  • 上記以外でも目立たせたい語があるときは、適宜高文字から始めることができる。
  Sui jompa Cuyvon ax dekti. (炊き込みご飯を昼食として食べた。)
  Sui jompa cuyvon ax Dekti. (炊き込みご飯を昼食として食べた。)
  • より目立たせたい時は高文字と並文字を交互に書く。
  TiStI oZiKa! (見ろ!)

オヴィアの用法

オヴィアはハイフンに相当する記号であるが、メイユラングの文においてそれが使われるのは次の場合である:
  • 接頭語の後に任意の単語を繋げる場合
  jus-1000(約1000) sag-toa(あなたこそ)
  • 名詞の後に接尾語を繋げる場合
  nanne-ki(人々) 3 kiela-ghs(3日後)

  ※名詞以外の語(動詞や形容詞など)に繋げる場合はオヴィアを使わない
   tektanxe(歩くこと tekt(a) + -anxe) soktiloi(長く soktil(u) + -oi)
  ※-ycは常にオヴィアを伴う
   Pakesoi-yc rifetoi-yc meija onca hby.(昔も今も私たちは米が大好きだ)
  • 主語の前に助動詞がある場合
  話し言葉や詩歌では、強調させたい助動詞を主語の前に飛び出させることがある。
  Cidi-eltaija sha mebi gonle rifetoi. (彼らは今畑にいるだろう)
  • 複数の単語をつなげて複合語を作ったときに長くなって読みにくい場合
  10文字を超えるような長い単語はアクセントが複数発生する。この場合はアクセントが現れる音節を示すためにオヴィアを用いる。
  sekitlex-anxe(決めること)この語のアクセントの位置はkiとan
最終更新:2018年04月21日 21:12