食蜂 操祈

---

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣ ⌒У´￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　′　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　 - .､ 　 　 　 ＼　　　...ネ--、　//
　　　　　　　　　　　　　　　 ノ′　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　 　 　 丶 　 "ｌ l⌒) ）/んﾉﾉ
　　　　 　 　 ., - 、　　　 ./　　　　　　　　　　　　､　　　　　 ＼
　　　 ./⌒V´　 　 l　 　 / 　 /　 　 ′　　　 　 　 ',　　　　 ＼丶　　　　　　　　　 .ネ--、　//
.　 　 {　　　　　　 从　..,′　 {　　　|　　　　　　　　iﾄ、　　　　 丶　＿ノ'} ､　　　 ."ｌ l⌒) ）/んﾉﾉ
.　 　 .｀ヽ、 　 ／　　...,′　　|　__, !|　　 　 　 　 　 |＞く　　　　　　__ ／　 ､
.　　　　 　 ヽ/　　　　　　 　 .|／ ﾉ_}_　|　　　 　 ／|　　 ＼,＼　　＼　　　　::.　 　 　 　 .ネ--、
　　　　　　 　 　 　 　 |　 　/　 /　 |i ,抃　　 　 ´　i|　x==ミ＼}　ー─‐　　丶:::.　　　　."ｌ l⌒) ） ⊂≡⊃ .//
　　　　　　　　　　／＞-､/　 ∧　 /=≠弌　　　　,〃 　 　 　 |　　 /:::　　 　 ､::丶　　 　 　 　 　 　 　 　 /んﾉﾉ
　　　　　　　　 　 { /　__ノ　 / ∧ 《　代爻＼ ＿ノ　　 .:.:.:.:.　/　／| :::　　　　　::::::＼
　　　　　　　 ／'´ (_,ノ-､　 乂＿V＿,又У　　　　　　　　　ーイ...:::| :::　　|::::.　 ',:::::::::＼
　　　　 　 ／　─── ､　　＿＿＿＿｀Y　　′　 　 /⌒l 　 ∧::::::| ::　　i|::::::.　 ',::::::::::::丶
　 　 　 ／　´　　　　　　-＜　　　　　　＞　　　　　 _.l ,／　 ｲ　∨ | ::　　i|　::::　　,:::::::::::::: ､
　　 　 }　　　　　　　　 r－､ ヽ　　　くヘ　　 　 ￣　　　　／　　/' /　　　∧　:::　　}::::::::::::::::.､
　　　 ,′　ヽ }　¨￣　∧ 　' ノ　　　　＼::::＞--　　　 イ　　 ／ ノ{　　／　　　::　 iト-､:: ::::::::.
　　　　　　　 ′　　　′ ､　　ﾄ　　　　　<　i |. . . .｀|´　＼,／　　 / ／ﾉ. . . . .∨　 i|⌒＼　::::::}
　 　 　 　 　 |　　　 ,′ :::丶　 :::＼　　　 ＞!|. . . . .|　 　 ト　　 ノｲr ﾉ. . . . . . .∧　′　　',　::::|
　　 |　　　　 |　　　　　 :::::::::　 ∨　ヘ　＿＞... ... ...| 　 / } ＼　 /_,ﾉ. . . . . . . {　l　′　　 ＼::!|
　　 |　　　　 {　　　 |　 ::,＜⌒ ､丶　　　　　 {. . . ..ﾉ イ　ﾉ　　У_ノ. . . . . . . . |　j/　 　 　 　 ＼
　　 |　　　　　､ __,. '′　　　＼ ＼〉　 ー-　　}. . . . . .|　i{　　/ ノ.. .. . . . . . . ..|　＿＿＿＿＿,.　＞ ､
　　 |　　　　 　 }　　　　　　　　 ､　　　　　　　〕. . . . . .　 }　/ ,ﾉ.. .. .. .. .. . . . ..ト　　　　　　　　　　　　＼

───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────

食蜂 操祈

高レベルな精神操作が可能な超能力者。元は良い所のお嬢様。

自分を含めた誰かの精神を触れずとも解析・解体・複製・誘発・誘導することが可能。
その特異な能力から人の心の悪意を直に視てしまい、重度の人間不信に陥ってしまう。
家に引き篭る日々を送るが、耐えかねた両親が彼女に問い尋ねたのが終焉の始まり。

娘の力を知った両親は精神的許容のキャパシティを超えてしまい、悪魔と罵ってしまう。
家での居場所を失った彼女は街を徘徊し、持ち前の力で『 自発的に 』 金銭を渡してもらい、
ホテルを住処に食べる・寝る・徘徊するという自堕落で無気力な日々を送っていた。

そしてある日、入速出やる夫と出会い――いつものようにお金を受け取ろうとしたが、
およそ人間が持ち得ない精神体と邂逅したショック、解析・解体・誘発・誘導不能という
今までに無い事態に恐怖し、倒れた所をやる夫に拾われる。

精神操作に関する手ほどきをやる夫から受け、能力のON/OFF化に成功したものの
両親との折衝は結局失敗に終わってしまったようである。

家には戻れないと悟った彼女はやる夫が住んでいたアパートの隣部屋に住み着き、
ダッチとやる夫の新しい『店』で働く道を選ぶ。役職はチーフで、客と相談相手の選別役。
やる夫が不在の間、従業員全員のメンタルケアも代行していた。頼れるお姉さまだゾ。

自分に新しい居場所と力の使い道を与えてくれたやる夫に懐き、甲斐甲斐しく尽くそうとするも
生活全般で他人に煩わせる部分が無かった為、逆に人に対する尽くし方をやる夫から
一つ一つ懇切丁寧に教え込まれてしまったという黒歴史を持つに至る。ちくせう。

やる夫としては妹分に何処に行っても恥かかずに生きていけるだけの
知識を与えたつもりだったが、当人にとっては全部覚えたらずっと傍に居られる。
その為の試験だと思っていた。わんわんわーん。

元から頭の出来が良かった為か、一年で教え込まれた全てを習得し
恩義を淡い恋情と共に返そうとした矢先――やる夫が失踪してしまう。

泣いて、暴れて、説得され、それでも捨てきれない想いを胸に抱いて
今日まで店で待ち続けた忠犬。それなのに連絡一つ寄越さず他国で恋人と
イチャイチャしてるなんて聞かされたらそりゃキレるよね。

ダッチとしては彼女が店から抜けるのは半端無い痛手だが、
こういう日が来ることも見越してシステムを変えている。幸運を祈る（Good Luck）。

１０月現在のレベル　３００　。

特殊能力

　　　ﾒﾝﾀﾙｱｳﾄ
　●　心理掌握

　　　　人類最高峰のESP、精神操作系スキル。発現時点で魔法の域。

　　　　精神に関することなら何でも出来る十徳ナイフのような能力。
　　　　かつては人間から乖離しすぎている精神を持つ者や動物には通用しなかった。

　　　　それでも精神の怪物だったやる夫を心底理解しようと願った為に、
　　　　今では動物や植物でも理解出来るようになった。

　　　　ただし人への憎悪と殺意で凝り固まっているカルペ・ディエムの
　　　　怪物達に対してはあまり有効ではなく、主に動作の起点となる
　　　　思念の切り替わりを察知した回避能力として使用している模様。

　　　　回避＋１００％　/　危険察知（大）　/　常時真贋判定有

　●　？？？

　　　　現世（地球）において入速出やる夫を最も慕い、その傍に居続けた者。
　　　　触れていなくても幸せだった。だが、それ故に手も声も届かず、恋は泡沫の夢となりかけた。
　　　　彼女は自らの意思において彼が居る修羅の世界へ降りる。

　　　　後悔しない為に。諦めず、追い掛ける為に。

　　　　通常では起こりえないリンクが発生する　/　強力な祝福付与

　　　E g o　　a d a m a v i t
　●　私は貴方に恋をした

　　　　恋に落ちた者への祝福。純粋で、ひたむきな恋情であればあるほど強くなる。
　　　　判官贔屓も此処に極まれり。恐らくはこの世で一番強い祝福であろう。
　　　　ただし成就すると消えてしまう。繋ぎ止めるには己の意思が必要であるが故か。

　　　　成長速度＋２００％　/　回復速度＋５０％　/　死亡フラグ回避（強）

　　　　War es so schmahlich,――　ihm innig vertraut-trotzt’ ich deinem Gebot.
　　　　【 私が犯した罪は――心からの信頼において、貴方の命に反したこと 】

　　　　彼女は 「ありきたりな幸福と家庭を目指せ」 というやる夫の言葉に従わず、信念と信頼を持ってカルペディエムへ降り立った。
　　　　己を道を信じ、突き進むことを選んだ者に与えられる戦乙女の祝福。

　　　　歩む道は平坦ではないが、心の中に標（しるべ）はある。
　　　　信念は灯りとなって、成功への道筋を照らすだろう。

　　　　成功判定の急上昇　/　経験値＋１００％　/　単独戦闘時能力＋３０％

　　　Der Smash Wenn Sie wirklich lieben.
　●　真に愛するなら壊せ！

　　　　常識や固定概念を抱いていては、尊き者へは届き得ない。
　　　　だからこそ 【 壊す 】 。弱気を。諦めを。泣いているだけの自分を。
　　　　そして失いたくないと願う故に、時として正しい事さえ真っ向から反抗する。

　　　　能力使用時の限界突破　/　失敗判定時、再判定　/　成長限界の上昇