自分用SSまとめ
もしもキョンとハルヒが幼馴染だったら②
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meteor089
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もしもキョンとハルヒが幼馴染だったら ① ②
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 14:24:07.70 ID:LjpH5z410
ハルヒ「キョーン! 起きてるーっ!?」ガチャ
キョン「zzz」
ハルヒ「おいこら、起きろーっ!」ボフッ
キョン「ぬっ……んー」
ハルヒ「あれ、全然起きない」
ハルヒ「キョーン! 起きてるーっ!?」ガチャ
キョン「zzz」
ハルヒ「おいこら、起きろーっ!」ボフッ
キョン「ぬっ……んー」
ハルヒ「あれ、全然起きない」
キョン「zzz」
ハルヒ「zzz」
キョン「……ふぁっ……ん?」
ハルヒ「すぴー……」
キョン「なんだ、なんでコイツが……」
ハルヒ「んー」モゾモゾ
キョン「いつのまに布団に潜り込んできた? こら」コチョコチョ
ハルヒ「ん……んんっ、ふっ、あははっ!」
キョン「おら起きろ。不法侵入だぞこら」コチョコチョ
ハルヒ「きゃはは! ちょっ、やめっ! だーめっ! あはは!」
ハルヒ「zzz」
キョン「……ふぁっ……ん?」
ハルヒ「すぴー……」
キョン「なんだ、なんでコイツが……」
ハルヒ「んー」モゾモゾ
キョン「いつのまに布団に潜り込んできた? こら」コチョコチョ
ハルヒ「ん……んんっ、ふっ、あははっ!」
キョン「おら起きろ。不法侵入だぞこら」コチョコチョ
ハルヒ「きゃはは! ちょっ、やめっ! だーめっ! あはは!」
238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 14:29:18.04 ID:LjpH5z410
ハルヒ「だって起こそうとしたけど起きなかったから」
キョン「知らん。休日はゆっくり寝かせろと言ってるだろ?」
ハルヒ「なにそれお父さんみたい」
キョン「あのなぁ」
ハルヒ「だって起こそうとしたけど起きなかったから」
キョン「知らん。休日はゆっくり寝かせろと言ってるだろ?」
ハルヒ「なにそれお父さんみたい」
キョン「あのなぁ」
ハルヒ「ごちそうさまー」カチャカチャ
キョン「自分の家でご飯食えよ」
ハルヒ「食べたわよ。なんかまたお腹すいたから」
キョン「デブ」
ハルヒ「デブ違う! 育ち盛りってだけ!」
キョン「どうだかなぁ」
ハルヒ「ほらほら! 洗い物するからさっさと食器持ってくる!」パンパン
キョン「はいはい」
キョン「自分の家でご飯食えよ」
ハルヒ「食べたわよ。なんかまたお腹すいたから」
キョン「デブ」
ハルヒ「デブ違う! 育ち盛りってだけ!」
キョン「どうだかなぁ」
ハルヒ「ほらほら! 洗い物するからさっさと食器持ってくる!」パンパン
キョン「はいはい」
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 14:34:39.08 ID:LjpH5z410
キョン「あー……今日はあったかいなぁ」モゾモゾ
ハルヒ「なにもっかい寝ようとしてるのよ。どきなさい、布団干すから」グッ
キョン「ああっ」
キョン「あー……今日はあったかいなぁ」モゾモゾ
ハルヒ「なにもっかい寝ようとしてるのよ。どきなさい、布団干すから」グッ
キョン「ああっ」
ハルヒ「布団たたきどこー?」
キョン「さあ?」
ハルヒ「おばさんに聞いてくる」ダッ
キョン「騒がしいなぁ……」
キョン「さあ?」
ハルヒ「おばさんに聞いてくる」ダッ
キョン「騒がしいなぁ……」
ハルヒ「それそれっ」パンパン
キョン「そんなの任せとけばやってくれるのに」
ハルヒ「なに言ってるのよ。休日ぐらいお母さん休めさせてあげるのは常識でしょ!」パンパン
キョン「でもお前がやらんでも」
ハルヒ「あんた自分でぜんっぜんやろうとしないからでしょ」バシッ
キョン「いたっ! 叩くな!」
キョン「そんなの任せとけばやってくれるのに」
ハルヒ「なに言ってるのよ。休日ぐらいお母さん休めさせてあげるのは常識でしょ!」パンパン
キョン「でもお前がやらんでも」
ハルヒ「あんた自分でぜんっぜんやろうとしないからでしょ」バシッ
キョン「いたっ! 叩くな!」
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 14:37:05.28 ID:UHsGV1SR0
完全にキョンの妻だなwww
完全にキョンの妻だなwww
243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 14:40:58.62 ID:LjpH5z410
ハルヒ「ねーほら、部屋掃除してたらデジ○ン出てきた」
キョン「おっ、懐かしいな」
ハルヒ「電池死んでたけどね」
キョン「ボタン電池だろ? 確かこの辺に」ゴソゴソ
ハルヒ「ねーほら、部屋掃除してたらデジ○ン出てきた」
キョン「おっ、懐かしいな」
ハルヒ「電池死んでたけどね」
キョン「ボタン電池だろ? 確かこの辺に」ゴソゴソ
ハルヒ「おーっ……そうそう、こんなのだったわね!」
キョン「ちゃんと餌やって運動させろよ」
ハルヒ「わかってるわよ」カチカチ
キョン「……懐かしいなぁ。覚えてるか?」
ハルヒ「なにを?」
キョン「お前それ、途中で飽きやがって育てるの俺に任せやがったの」
ハルヒ「そうだったっけ」
キョン「んで俺もめんどうでほっとったら死んじゃって、なぜかお前号泣」
ハルヒ「キョンひどい!」
キョン「お前なぁ、そういうのはお互いさまじゃないか?」
ハルヒ「今度はちゃんと育てるわ! あんたも探しなさいよ。対で買ったはずだからどっかにあるでしょ」
キョン「あるかなぁ……」ゴソゴソ
キョン「ちゃんと餌やって運動させろよ」
ハルヒ「わかってるわよ」カチカチ
キョン「……懐かしいなぁ。覚えてるか?」
ハルヒ「なにを?」
キョン「お前それ、途中で飽きやがって育てるの俺に任せやがったの」
ハルヒ「そうだったっけ」
キョン「んで俺もめんどうでほっとったら死んじゃって、なぜかお前号泣」
ハルヒ「キョンひどい!」
キョン「お前なぁ、そういうのはお互いさまじゃないか?」
ハルヒ「今度はちゃんと育てるわ! あんたも探しなさいよ。対で買ったはずだからどっかにあるでしょ」
キョン「あるかなぁ……」ゴソゴソ
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 14:44:57.05 ID:LjpH5z410
キョン「違うのが出てきた」
ハルヒ「? なんだっけそれ」
キョン「ワンダース○ン」
ハルヒ「……覚えがないわね」
キョン「GUNP○Yとか」
ハルヒ「どんなんだっけ」
キョン「違うのが出てきた」
ハルヒ「? なんだっけそれ」
キョン「ワンダース○ン」
ハルヒ「……覚えがないわね」
キョン「GUNP○Yとか」
ハルヒ「どんなんだっけ」
ハルヒ「あー! 思い出した! あったわけこんなの」カチカチ
キョン「おい」
ハルヒ「そうそう、このクネクネしたのを……」
キョン「デジ○ン、呼んでるぞ」
ハルヒ「あっ、餌あげて」カチカチ
キョン「……もう飽きてるのかよ」
ハルヒ「こっちのが楽しいもん」ピッ
キョン「不安だなぁ……お前子供とかちゃんと育てられるのかなぁ……」
ハルヒ「それはそれ! ゲームはゲーム!」
キョン「まあ……それもそっか」
キョン「おい」
ハルヒ「そうそう、このクネクネしたのを……」
キョン「デジ○ン、呼んでるぞ」
ハルヒ「あっ、餌あげて」カチカチ
キョン「……もう飽きてるのかよ」
ハルヒ「こっちのが楽しいもん」ピッ
キョン「不安だなぁ……お前子供とかちゃんと育てられるのかなぁ……」
ハルヒ「それはそれ! ゲームはゲーム!」
キョン「まあ……それもそっか」
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 14:48:57.36 ID:LjpH5z410
キョン「おい! もっと凄いの出てきたぞ!」
ハルヒ「?」
キョン「バーチャル○ーイ」
ハルヒ「……あっ! 赤いやつ!」
キョン「そうそう」
キョン「おい! もっと凄いの出てきたぞ!」
ハルヒ「?」
キョン「バーチャル○ーイ」
ハルヒ「……あっ! 赤いやつ!」
キョン「そうそう」
ハルヒ「うわー……よく見つけてきたわねぇ……」カチカチ
キョン「なんでそれが売れるって思ったんだろうな」
ハルヒ「さあね。でも結構遊んでたわよあたし」
キョン「あぁ。俺が買ってもらったのにずっとお前が占領してた記憶が」
ハルヒ「気のせい気のせい!」
キョン「いや絶対そうだ。ハルヒのその無防備な姿ものすごい見覚えあるし」
ハルヒ「……世界一無防備になれるゲームよね」
キョン「そーだな」コチョコチョ
ハルヒ「! くっ、くすぐんな! バカ! きゃはは!」
キョン「なんでそれが売れるって思ったんだろうな」
ハルヒ「さあね。でも結構遊んでたわよあたし」
キョン「あぁ。俺が買ってもらったのにずっとお前が占領してた記憶が」
ハルヒ「気のせい気のせい!」
キョン「いや絶対そうだ。ハルヒのその無防備な姿ものすごい見覚えあるし」
ハルヒ「……世界一無防備になれるゲームよね」
キョン「そーだな」コチョコチョ
ハルヒ「! くっ、くすぐんな! バカ! きゃはは!」
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 14:52:10.56 ID:dCMP+gJk0
くそ、羨ましくなんかないぞ
くそ、羨ましくなんかないぞ
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 14:53:15.67 ID:LjpH5z410
キョン「なんか……ゲームばっかりだな」
ハルヒ「よく遊んでたもんね。二人で」
キョン「まだ妹も生まれてたばっかりか生まれてなかったぐらいだったもんな」
ハルヒ「オタクね、オタク!」
キョン「違う」
キョン「なんか……ゲームばっかりだな」
ハルヒ「よく遊んでたもんね。二人で」
キョン「まだ妹も生まれてたばっかりか生まれてなかったぐらいだったもんな」
ハルヒ「オタクね、オタク!」
キョン「違う」
ハルヒ「……ずっとゲームしてた記憶が」
キョン「おぅ。だってお前、友達いなかったし」
ハルヒ「しっ、失礼ね!」
キョン「俺が遊んでるのにもよく付いてきてたよなぁ。まるで妹みたいに」
ハルヒ「覚えてませんー、知りませんー」
キョン「……なんか可哀想になってきた」
ハルヒ「なっ!?」
キョン「携帯ゲーム機も全部対であるし……変なの」
ハルヒ「だって、キョンだけしか持ってないのつまんなかったもん。遊んでくれなかったのよ?」
キョン「ほらやっぱり。ずっと俺の真似してたわけだ」
ハルヒ「ちっ、違うわよバカキョン!」
キョン「おぅ。だってお前、友達いなかったし」
ハルヒ「しっ、失礼ね!」
キョン「俺が遊んでるのにもよく付いてきてたよなぁ。まるで妹みたいに」
ハルヒ「覚えてませんー、知りませんー」
キョン「……なんか可哀想になってきた」
ハルヒ「なっ!?」
キョン「携帯ゲーム機も全部対であるし……変なの」
ハルヒ「だって、キョンだけしか持ってないのつまんなかったもん。遊んでくれなかったのよ?」
キョン「ほらやっぱり。ずっと俺の真似してたわけだ」
ハルヒ「ちっ、違うわよバカキョン!」
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 14:59:10.96 ID:LjpH5z410
キョン「……そう考えると、マジでお前の欲しがった物はなんでも……」
ハルヒ「?」
キョン「なぁハルヒ。親にお前ねだって手に入らなかったものってあるか?」
ハルヒ「あるわよ」
キョン「即答かよ、なんだ?」
ハルヒ「妹」
キョン「……ん?」
キョン「……そう考えると、マジでお前の欲しがった物はなんでも……」
ハルヒ「?」
キョン「なぁハルヒ。親にお前ねだって手に入らなかったものってあるか?」
ハルヒ「あるわよ」
キョン「即答かよ、なんだ?」
ハルヒ「妹」
キョン「……ん?」
ハルヒ「妹ちゃんが生まれたときにね」
キョン「うん」
ハルヒ「キョン全然相手してくれなかったの」
キョン「……そうだっけ?」
ハルヒ「うん。だから、あたしも妹欲しい! って」
キョン「へぇ」
ハルヒ「すぐに欲しいって。でもムリって言われてさ」
キョン「そりゃあなぁ」
ハルヒ「するとね……キョンのお母さんが、あたしも家族だからって」
キョン「?」
ハルヒ「もうずっとあたしも自分の娘みたいなものだから、この子はハルヒちゃんの妹でもあるのよ? って」
キョン「……そんなことがあったのか」
ハルヒ「うん! だからあたしも妹ちゃん大好きになったのよ?」
キョン「そっかあ、なんかいい話だな」
キョン「うん」
ハルヒ「キョン全然相手してくれなかったの」
キョン「……そうだっけ?」
ハルヒ「うん。だから、あたしも妹欲しい! って」
キョン「へぇ」
ハルヒ「すぐに欲しいって。でもムリって言われてさ」
キョン「そりゃあなぁ」
ハルヒ「するとね……キョンのお母さんが、あたしも家族だからって」
キョン「?」
ハルヒ「もうずっとあたしも自分の娘みたいなものだから、この子はハルヒちゃんの妹でもあるのよ? って」
キョン「……そんなことがあったのか」
ハルヒ「うん! だからあたしも妹ちゃん大好きになったのよ?」
キョン「そっかあ、なんかいい話だな」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 15:04:54.65 ID:LjpH5z410
キョン「友達は欲しいって思わなかったのか?」
ハルヒ「…」
キョン「あっ、もしかしてココ掘っちゃダメか」
ハルヒ「ううん。別にいいわよ」
キョン「友達は欲しいって思わなかったのか?」
ハルヒ「…」
キョン「あっ、もしかしてココ掘っちゃダメか」
ハルヒ「ううん。別にいいわよ」
ハルヒ「欲しいって思ったこと、あんまりなかったのよね」
キョン「なんで」
ハルヒ「……なんでって、その」
キョン「?」
ハルヒ「ずっとあんたと遊んでたわけ」
キョン「うん」
ハルヒ「……寂しいって思うこと、少なかったから」
キョン「…」
ハルヒ「や、やっぱなし! やっぱりこういう話はダメ!」
キョン「いいじゃん。もう何年一緒にいると思ってんだよ」ススッ
ハルヒ「? なによ、なんで隣座るの?」
キョン「なんでも」
ハルヒ「……ほんとに、ずーっと一緒だもんね。生まれたときからずーっと一緒」ピト
キョン「キモイよなぁ」
ハルヒ「だけど、それがいい?」
キョン「よくわかってるじゃん」ナデナデ
キョン「なんで」
ハルヒ「……なんでって、その」
キョン「?」
ハルヒ「ずっとあんたと遊んでたわけ」
キョン「うん」
ハルヒ「……寂しいって思うこと、少なかったから」
キョン「…」
ハルヒ「や、やっぱなし! やっぱりこういう話はダメ!」
キョン「いいじゃん。もう何年一緒にいると思ってんだよ」ススッ
ハルヒ「? なによ、なんで隣座るの?」
キョン「なんでも」
ハルヒ「……ほんとに、ずーっと一緒だもんね。生まれたときからずーっと一緒」ピト
キョン「キモイよなぁ」
ハルヒ「だけど、それがいい?」
キョン「よくわかってるじゃん」ナデナデ
270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 15:28:54.27 ID:LjpH5z410
ハルヒ「……キョンは鬱陶しくない?」
キョン「なにが? お前がか?」
ハルヒ「…」コク
キョン「別に……鬱陶しいなんて思ったことはないな」
ハルヒ「……キョンは鬱陶しくない?」
キョン「なにが? お前がか?」
ハルヒ「…」コク
キョン「別に……鬱陶しいなんて思ったことはないな」
ハルヒ「本当に?」
キョン「だってさ、考えてもみろ」
ハルヒ「?」
キョン「ほんとにずーっと、多分親の次にずっと一緒にいるんだぞ」
ハルヒ「…」
キョン「当たり前なんだ。ハルヒが俺の傍にいるのは、当たり前」
ハルヒ「……じゃあそんなに嬉しくないってこと?」
キョン「だから、ハルヒが俺に思ってることと全く同じなんだって」
ハルヒ「……そっか」
キョン「鬱陶しいなんて思ってられるわけないじゃん。こんなに幸せな奴もそうそう居ないと思うぞ?」
ハルヒ「じ、自分で言わないでよ! バカじゃないの……うん」
キョン「だってさ、考えてもみろ」
ハルヒ「?」
キョン「ほんとにずーっと、多分親の次にずっと一緒にいるんだぞ」
ハルヒ「…」
キョン「当たり前なんだ。ハルヒが俺の傍にいるのは、当たり前」
ハルヒ「……じゃあそんなに嬉しくないってこと?」
キョン「だから、ハルヒが俺に思ってることと全く同じなんだって」
ハルヒ「……そっか」
キョン「鬱陶しいなんて思ってられるわけないじゃん。こんなに幸せな奴もそうそう居ないと思うぞ?」
ハルヒ「じ、自分で言わないでよ! バカじゃないの……うん」
276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 15:36:07.39 ID:LjpH5z410
キョン妹「ただいまー!」
ハルヒ「あ、帰ってきた」
キョン「おう」
キョン妹「ただいまー!」
ハルヒ「あ、帰ってきた」
キョン「おう」
キョン妹「なにー? なんかいい匂いーっ」
キョン「今日は俺とハルヒで晩御飯作ったんだよ」
キョン妹「そうなの? おかーさんは?」
ハルヒ「今日はおばさんはお休み。もうちょっとでできるから待っててね?」
キョン妹「はぁーい!」
キョン「今日は俺とハルヒで晩御飯作ったんだよ」
キョン妹「そうなの? おかーさんは?」
ハルヒ「今日はおばさんはお休み。もうちょっとでできるから待っててね?」
キョン妹「はぁーい!」
キョン妹「おかーさん、キョン君料理してる!」
キョン妹「ハルにゃんも! なんかねー、楽しそう!」
キョン妹「え? 夫婦みたい? お母さんとお父さんみたいに?」
キョン「ほら、できたぞー。皿運んでくれー」
キョン妹「はぁーい!」
キョン妹「ハルにゃんも! なんかねー、楽しそう!」
キョン妹「え? 夫婦みたい? お母さんとお父さんみたいに?」
キョン「ほら、できたぞー。皿運んでくれー」
キョン妹「はぁーい!」
438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 01:10:59.15 ID:X8wcqxfD0
キョン「ハルヒは? 部屋で寝てます? わかりました」
キョン「おい、入るぞ」
ガチャ
キョン「ハルヒは? 部屋で寝てます? わかりました」
キョン「おい、入るぞ」
ガチャ
ハルヒ「……すぴー」
キョン「起きろ」ユサユサ
ハルヒ「んんっ……zz」
キョン「おいこら、起きろって」ペシペシ
ハルヒ「むにゃ……あー……おはよ、キョン」
キョン「おはよう」
ハルヒ「んー」クシクシ
キョン「寝癖凄いな。アホ毛みたいになってる」
ハルヒ「なおして」
キョン「ほら」クィクィ
ハルヒ「…」
キョン「それはそうと、待ち合わせの時間過ぎてるぞ」
ハルヒ「待ち合わせ? なにが……!!」
キョン「起きろ」ユサユサ
ハルヒ「んんっ……zz」
キョン「おいこら、起きろって」ペシペシ
ハルヒ「むにゃ……あー……おはよ、キョン」
キョン「おはよう」
ハルヒ「んー」クシクシ
キョン「寝癖凄いな。アホ毛みたいになってる」
ハルヒ「なおして」
キョン「ほら」クィクィ
ハルヒ「…」
キョン「それはそうと、待ち合わせの時間過ぎてるぞ」
ハルヒ「待ち合わせ? なにが……!!」
439 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 01:14:12.56 ID:X8wcqxfD0
ハルヒ「なっ、なんで起こしてくれなかったのよ!」ワタワタ
キョン「起こしたっての。何度も電話鳴らした」
ハルヒ「もー! スカート、スカート……」ヌギヌギ
キョン「外で待ってるぞ」
ハルヒ「なっ、なんで起こしてくれなかったのよ!」ワタワタ
キョン「起こしたっての。何度も電話鳴らした」
ハルヒ「もー! スカート、スカート……」ヌギヌギ
キョン「外で待ってるぞ」
ハルヒ「ほら、お待たせ! 行くわよ!」
キョン「靴」
ハルヒ「え? あ、スリッパだった」タタッ
キョン「靴」
ハルヒ「え? あ、スリッパだった」タタッ
ハルヒ「おまたせ!」
キョン「なんで上が制服なんだよ」
ハルヒ「! ま、間違えたっ」タッ
キョン「なんで上が制服なんだよ」
ハルヒ「! ま、間違えたっ」タッ
ハルヒ「今度こそ!」
キョン「朝ごはんは? 今日はパンだったぞ。美味しかった」
ハルヒ「おかーさーん! パンだけちょーだーい!」
キョン「慌しいなぁ」
キョン「朝ごはんは? 今日はパンだったぞ。美味しかった」
ハルヒ「おかーさーん! パンだけちょーだーい!」
キョン「慌しいなぁ」
441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 01:17:04.66 ID:X8wcqxfD0
ハルヒ「もがもがっ!」モグモグ
キョン「全然わからん」
ハルヒ「んっ、えっと、今何時?」
キョン「九時半。もう皆待ってるだろうな」
ハルヒ「もがもがっ!」モグモグ
キョン「全然わからん」
ハルヒ「んっ、えっと、今何時?」
キョン「九時半。もう皆待ってるだろうな」
ハルヒ「早く! ものっそい早く漕ぎなさい!」
キョン「無茶言うなよ。お前太っただろ、重い」
ハルヒ「パンの重さよ!」
キョン「どんなパン食ってるんだよ」
ハルヒ「けほっ、けほ!」
キョン「あーほら、急いで食うから……お茶飲むか?」
ハルヒ「飲む!」
キョン「無茶言うなよ。お前太っただろ、重い」
ハルヒ「パンの重さよ!」
キョン「どんなパン食ってるんだよ」
ハルヒ「けほっ、けほ!」
キョン「あーほら、急いで食うから……お茶飲むか?」
ハルヒ「飲む!」
446 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 01:40:24.05 ID:X8wcqxfD0
ハルヒ「いる?」キョロキョロ
キョン「どうだろ……あ、居た」
ハルヒ「いる?」キョロキョロ
キョン「どうだろ……あ、居た」
みくる「あっ」
キョン「すいません、遅れました」
長門「…」
ハルヒ「キョンが寝坊しちゃってさ」
古泉「そうですか」
キョン「逆だろ。何言ってる」
ハルヒ「さあ! そんなわけで、不思議探索に行くわよ!」
キョン「ちょっと待ってくれ、少し休ませてくれよ」
ハルヒ「なによ、だらしないわね」
キョン「お前を乗せて猛ダッシュしたんだ。それぐらいいだろ」
みくる「……仲いいなぁ」
長門「…」コク
キョン「すいません、遅れました」
長門「…」
ハルヒ「キョンが寝坊しちゃってさ」
古泉「そうですか」
キョン「逆だろ。何言ってる」
ハルヒ「さあ! そんなわけで、不思議探索に行くわよ!」
キョン「ちょっと待ってくれ、少し休ませてくれよ」
ハルヒ「なによ、だらしないわね」
キョン「お前を乗せて猛ダッシュしたんだ。それぐらいいだろ」
みくる「……仲いいなぁ」
長門「…」コク
459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 02:34:17.34 ID:X8wcqxfD0
―喫茶店―
―喫茶店―
みくる「じゃあキャラメルラテで」
長門「コーヒー。砂糖とミルク多目」
古泉「ミルクティーを」
キョン「ココアとチャイを。あとそうだな……チョコクッキー」
みくる「あ、朝から沢山ですね」
キョン「こいつと俺のですよ」
ハルヒ「うん」
キョン「お前、絶対ココア飲むもんな」
ハルヒ「美味しいじゃない!」
みくる「……なんかいいなぁ……」
長門「コーヒー。砂糖とミルク多目」
古泉「ミルクティーを」
キョン「ココアとチャイを。あとそうだな……チョコクッキー」
みくる「あ、朝から沢山ですね」
キョン「こいつと俺のですよ」
ハルヒ「うん」
キョン「お前、絶対ココア飲むもんな」
ハルヒ「美味しいじゃない!」
みくる「……なんかいいなぁ……」
461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 02:38:20.60 ID:X8wcqxfD0
ハルヒ「ん……あんまり甘くない」
キョン「ほら、クッキーあるし」
ハルヒ「そっか」ポリポリ
長門「…」ジー
ハルヒ「なによ、食べたいの?」
長門「……かもしれない」
キョン「仲良く分けろよ」
ハルヒ「ん……あんまり甘くない」
キョン「ほら、クッキーあるし」
ハルヒ「そっか」ポリポリ
長門「…」ジー
ハルヒ「なによ、食べたいの?」
長門「……かもしれない」
キョン「仲良く分けろよ」
キョン「そんで、これからどうします?」
みくる「さぁ? あの……とりあえず集まってと言われたので」
古泉「僕もそうです。特になにも聞かされてないですね」
キョン「おい、どうすんだハルヒ」
ハルヒ「ちょっと、有希のほうが大きくない?」
長門「そんなことない」
ハルヒ「嘘! 絶対大きいもん!」
キョン「……俺のをあげるから、そんなことで喧嘩すんなよ……みっともない」スッ
みくる「さぁ? あの……とりあえず集まってと言われたので」
古泉「僕もそうです。特になにも聞かされてないですね」
キョン「おい、どうすんだハルヒ」
ハルヒ「ちょっと、有希のほうが大きくない?」
長門「そんなことない」
ハルヒ「嘘! 絶対大きいもん!」
キョン「……俺のをあげるから、そんなことで喧嘩すんなよ……みっともない」スッ
463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 02:41:17.82 ID:X8wcqxfD0
キョン「それじゃあ、二手に分かれて行動するってのはどうですかね」
みくる「いいですね。なにか色々と発見がありそうです」
古泉「同感です」
キョン「なんかお前そればっかりだな」
古泉「そういうキャラですから」
キョン「それじゃあ、二手に分かれて行動するってのはどうですかね」
みくる「いいですね。なにか色々と発見がありそうです」
古泉「同感です」
キョン「なんかお前そればっかりだな」
古泉「そういうキャラですから」
キョン「そういうことだ、わかったか?」
ハルヒ「?」
キョン「口元」フキフキ
ハルヒ「クッキー美味しいわ。中々よこの店」
長門「…」コク
キョン「そうかい。とりあえずなんだ、話聞け」
ハルヒ「ん」
ハルヒ「?」
キョン「口元」フキフキ
ハルヒ「クッキー美味しいわ。中々よこの店」
長門「…」コク
キョン「そうかい。とりあえずなんだ、話聞け」
ハルヒ「ん」
ハルヒ「いいわねそれ! 二手に分かれましょ!」
キョン「お前本当に無計画で皆集めたんだな……」
ハルヒ「じゃああたしとキョン! それ以外で!」
キョン「公平に決めろバカ」
キョン「お前本当に無計画で皆集めたんだな……」
ハルヒ「じゃああたしとキョン! それ以外で!」
キョン「公平に決めろバカ」
465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 02:42:09.70 ID:vvrh1i3oP
ハルヒと有希と微妙に言い争うのがまたいいなw
有希は食べ物だからって感じか?w
みくるが嫉妬オーラ全開なのもいいなw
ハルヒと有希と微妙に言い争うのがまたいいなw
有希は食べ物だからって感じか?w
みくるが嫉妬オーラ全開なのもいいなw
468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 02:47:38.35 ID:X8wcqxfD0
ハルヒ「えー、キョンとみくるちゃんの二人ぃ?」
キョン「いいじゃないか! 公平なくじによる決定だ!」
ハルヒ「…」ズゴォ
キョン「ぐあっ!」
みくる「?」
キョン「い、いや……なんでもないです」(足が……ハルヒのやろう)
ハルヒ「えー、キョンとみくるちゃんの二人ぃ?」
キョン「いいじゃないか! 公平なくじによる決定だ!」
ハルヒ「…」ズゴォ
キョン「ぐあっ!」
みくる「?」
キョン「い、いや……なんでもないです」(足が……ハルヒのやろう)
ハルヒ「みくるちゃん、変なことされたらすぐに電話するのよ」
みくる「だっ、大丈夫ですよぉ」
ハルヒ「キョンも! 変なコトしたらおばさんに七割増でいいつけるから」
キョン「親は関係ないだろ」
ハルヒ「……まあいいわ。行きましょう」
古泉「あの」
ハルヒ「?」
古泉「長門さんが居ません」
ハルヒ「えっ? どこに……あ、居た」
みくる「だっ、大丈夫ですよぉ」
ハルヒ「キョンも! 変なコトしたらおばさんに七割増でいいつけるから」
キョン「親は関係ないだろ」
ハルヒ「……まあいいわ。行きましょう」
古泉「あの」
ハルヒ「?」
古泉「長門さんが居ません」
ハルヒ「えっ? どこに……あ、居た」
長門「クッキー。全部を……四つずつ」
キョン「…」
みくる「気に入ったんでしょうか……あっ、なんか嬉しそう」
キョン「…」
みくる「気に入ったんでしょうか……あっ、なんか嬉しそう」
471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 02:53:00.19 ID:X8wcqxfD0
キョン「いやあ、ハルヒが居ないと静かでいいですねぇ」
みくる「ふふっ、本当ですか? なんかムリしてるような」
キョン「全然。たまにはあいつも、俺から離れてるほうがいいんですよ」
キョン「いやあ、ハルヒが居ないと静かでいいですねぇ」
みくる「ふふっ、本当ですか? なんかムリしてるような」
キョン「全然。たまにはあいつも、俺から離れてるほうがいいんですよ」
みくる「……あの、キョン君」
キョン「なんだこれ、筆箱? あいつに買ってやろうかな。変なデザインだし」
みくる「ちょっと話が」
キョン「へぇ。このペン面白いな……二つ買っておこう」
みくる「あのー」
キョン「え? なんですか?」
みくる「……頭の中涼宮さんだらけですねぇ」
キョン「いや全然。開放されて清々しいぐらいですよ?」
キョン「なんだこれ、筆箱? あいつに買ってやろうかな。変なデザインだし」
みくる「ちょっと話が」
キョン「へぇ。このペン面白いな……二つ買っておこう」
みくる「あのー」
キョン「え? なんですか?」
みくる「……頭の中涼宮さんだらけですねぇ」
キョン「いや全然。開放されて清々しいぐらいですよ?」
472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 02:55:02.53 ID:vvrh1i3oP
この場合、笹の葉ラプソディでの中学の校庭らくがき事件は
ジョン・スミスとは名乗らないでハルヒがキョンを無理矢理
連れて行って書かせたんだろうなw
この場合、笹の葉ラプソディでの中学の校庭らくがき事件は
ジョン・スミスとは名乗らないでハルヒがキョンを無理矢理
連れて行って書かせたんだろうなw
473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 02:57:33.03 ID:X8wcqxfD0
ハルヒ「こっち!」
長門「……こっちのほうがいい」
ハルヒ「なによ有希! 逆らう気!?」
長門「そっちの道は、さっき通った」
ハルヒ「どっちに行くのも団長であるあたしの勝手よ! ねぇ古泉君!」
古泉「いえその、ははっ」
ハルヒ「こっち!」
長門「……こっちのほうがいい」
ハルヒ「なによ有希! 逆らう気!?」
長門「そっちの道は、さっき通った」
ハルヒ「どっちに行くのも団長であるあたしの勝手よ! ねぇ古泉君!」
古泉「いえその、ははっ」
ハルヒ「むー……キョンならなにも言わずに着いてくるのにー」
古泉「申し訳ありません」
ハルヒ「あいつなにしてるのかなぁ……心配だなぁ」
長門「嫉妬?」
ハルヒ「し・ん・ぱ・い! なんで嫉妬しなきゃいけないのよ!」
長門「…」ポリポリ
ハルヒ「あっ、また一人でクッキー食べてる。ちょっと分けなさいよ」
長門「断固拒否」
ハルヒ「こらーっ!」
古泉「……閉鎖空間のほうが楽に思えますねぇ……」
古泉「申し訳ありません」
ハルヒ「あいつなにしてるのかなぁ……心配だなぁ」
長門「嫉妬?」
ハルヒ「し・ん・ぱ・い! なんで嫉妬しなきゃいけないのよ!」
長門「…」ポリポリ
ハルヒ「あっ、また一人でクッキー食べてる。ちょっと分けなさいよ」
長門「断固拒否」
ハルヒ「こらーっ!」
古泉「……閉鎖空間のほうが楽に思えますねぇ……」
474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 02:59:28.51 ID:vvrh1i3oP
473
えらい反抗的なヒューマノイドインターフェースだなw
475 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 03:03:40.08 ID:X8wcqxfD0
キョン「またその話ですか」
みくる「また……ってことは」
キョン「長門からも古泉からも聞きましたよ。ハルヒがどうのこうのってのは」
みくる「ありゃ、私が最後だったんですね」
キョン「またその話ですか」
みくる「また……ってことは」
キョン「長門からも古泉からも聞きましたよ。ハルヒがどうのこうのってのは」
みくる「ありゃ、私が最後だったんですね」
みくる「あの……信じてくれます?」
キョン「まあ、古泉に凄いのを見せられたし」
みくる「すごいの?」
キョン「あいつが玉になって飛んでいって大きいのを砕くんです」
みくる「……はぁ」
キョン「で、朝比奈さんは?」
みくる「え?」
キョン「未来人ってこと……なんですか」
みくる「はい、そうです」
キョン「すげぇ! 未来の人って……胸の発育がいいんですね!」
みくる「きっ、禁則事項ですっ!」
キョン「まあ、古泉に凄いのを見せられたし」
みくる「すごいの?」
キョン「あいつが玉になって飛んでいって大きいのを砕くんです」
みくる「……はぁ」
キョン「で、朝比奈さんは?」
みくる「え?」
キョン「未来人ってこと……なんですか」
みくる「はい、そうです」
キョン「すげぇ! 未来の人って……胸の発育がいいんですね!」
みくる「きっ、禁則事項ですっ!」
476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 03:08:20.74 ID:X8wcqxfD0
ハルヒ「……はっ!?」
古泉「おや、どうしました?」
ハルヒ「なんか急にキョンを叩きたくなったわ」
古泉「はい?」
ハルヒ「……はっ!?」
古泉「おや、どうしました?」
ハルヒ「なんか急にキョンを叩きたくなったわ」
古泉「はい?」
長門「これは違う」
ハルヒ「なによ、負け惜しみ?」
長門「違う。慣れていないだけ」
ハルヒ「このゲームはね、昔っからキョンと何度も何度も競い合ってるの」
長門「…」
ハルヒ「CMYごときに負けるわけないでしょ! おとといきやがれ!」
長門「……もう一度」
古泉「CMY?」
ハルヒ「クッキーモンスター・ユッキーよ」
長門「もう一度。今度は覚えた」
ハルヒ「いいわよ! 絶対負けないもん」
古泉「……あの、不思議探索しませんか?」
ハルヒ「なによ、負け惜しみ?」
長門「違う。慣れていないだけ」
ハルヒ「このゲームはね、昔っからキョンと何度も何度も競い合ってるの」
長門「…」
ハルヒ「CMYごときに負けるわけないでしょ! おとといきやがれ!」
長門「……もう一度」
古泉「CMY?」
ハルヒ「クッキーモンスター・ユッキーよ」
長門「もう一度。今度は覚えた」
ハルヒ「いいわよ! 絶対負けないもん」
古泉「……あの、不思議探索しませんか?」
477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 03:14:13.11 ID:X8wcqxfD0
みくる「だからその、涼宮さんは神のような存在で」
キョン「……ただの女の子だって言っても、誰も聞いてくれませんよね」
みくる「あぅぅ」
みくる「だからその、涼宮さんは神のような存在で」
キョン「……ただの女の子だって言っても、誰も聞いてくれませんよね」
みくる「あぅぅ」
キョン「言われて確認しましたけど、やっぱりいつも通りのハルヒですよ」
みくる「でも」
キョン「その力ってので、俺が迷惑うけてるわけでも超常現象が起きてるわけでもないし」
みくる「……んー」
キョン「世界の中心にあいつがいるって言われても……多分あいつの世界の中心は俺だと思うし」
みくる「?」
キョン「なんでもないです」
みくる「とにかく、涼宮さんは特別な存在なんです。だから……大切にしてあげてくださいね?」
キョン「まあ、仕方なしで」
みくる「ふふっ。仕方なし、で」
キョン「本当に仕方なくですからね。腐れ縁ってことで」
みくる「でも」
キョン「その力ってので、俺が迷惑うけてるわけでも超常現象が起きてるわけでもないし」
みくる「……んー」
キョン「世界の中心にあいつがいるって言われても……多分あいつの世界の中心は俺だと思うし」
みくる「?」
キョン「なんでもないです」
みくる「とにかく、涼宮さんは特別な存在なんです。だから……大切にしてあげてくださいね?」
キョン「まあ、仕方なしで」
みくる「ふふっ。仕方なし、で」
キョン「本当に仕方なくですからね。腐れ縁ってことで」
480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 03:23:00.07 ID:X8wcqxfD0
みくる「でもあの、本当に彼女には……とてつもない力が秘められてるんです」
キョン「はい」
みくる「だからその、なにかあれば呼んでくださいね? 協力しますから」
キョン「……大丈夫だと思いますよ」
みくる「でもあの、本当に彼女には……とてつもない力が秘められてるんです」
キョン「はい」
みくる「だからその、なにかあれば呼んでくださいね? 協力しますから」
キョン「……大丈夫だと思いますよ」
キョン「ちょっと前にあいつとしたゲームがあってですね」
みくる「ゲーム?」
キョン「なんか男の子が、ずっと女の子の手を引いて城みたいなとこを探索するゲームなんですけど」
みくる「?」
キョン「それがなんか……俺とハルヒみたいだなって。そんな風に思ったんです」
みくる「…」
キョン「外から見れば大げさなことかも知れないけど、手を引いてる俺は……」
キョン「それがそんなに難しいことでも、苦しいこととでも思ってないから……大丈夫なんですよ」
みくる「……キョン君……うん。キョン君がそういうなら、そうなのかもしれないですね」
キョン「えぇ。だから、大丈夫です」
みくる「ゲーム?」
キョン「なんか男の子が、ずっと女の子の手を引いて城みたいなとこを探索するゲームなんですけど」
みくる「?」
キョン「それがなんか……俺とハルヒみたいだなって。そんな風に思ったんです」
みくる「…」
キョン「外から見れば大げさなことかも知れないけど、手を引いてる俺は……」
キョン「それがそんなに難しいことでも、苦しいこととでも思ってないから……大丈夫なんですよ」
みくる「……キョン君……うん。キョン君がそういうなら、そうなのかもしれないですね」
キョン「えぇ。だから、大丈夫です」
484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 03:32:44.49 ID:X8wcqxfD0
ハルヒ「ああっ、キョーンッ!」ダッ
キョン「っと! どうしたハルヒ」
ハルヒ「有希が、有希がぁ」
長門「連戦連勝」
ハルヒ「ああっ、キョーンッ!」ダッ
キョン「っと! どうしたハルヒ」
ハルヒ「有希が、有希がぁ」
長門「連戦連勝」
キョン「なんだよ、ゲームに負けた?」
ハルヒ「なんかね、一回目は絶対勝てるの。でもその後が……」
長門「地獄すら生ぬるい」
古泉「なんでしょう、疲れました……」
みくる「楽しそうですねぇ」
キョン「なにをしてたんだか。ほら、重いから離れろ」
ハルヒ「仇を討ってよ! キョンやれ!」
キョン「……わかったよ。長門、俺と勝負だ」
長門「負けはしない」
ハルヒ「あれ! あのゲームでやりなさい!」
ハルヒ「なんかね、一回目は絶対勝てるの。でもその後が……」
長門「地獄すら生ぬるい」
古泉「なんでしょう、疲れました……」
みくる「楽しそうですねぇ」
キョン「なにをしてたんだか。ほら、重いから離れろ」
ハルヒ「仇を討ってよ! キョンやれ!」
キョン「……わかったよ。長門、俺と勝負だ」
長門「負けはしない」
ハルヒ「あれ! あのゲームでやりなさい!」
みくる「……ほんとだ。自然に手を繋いでる」
古泉「はぁ、どうも疲れますよ。涼宮さんの観測も」
みくる「……もしかすると、私達本当に用なしなのかも知れないですよ? ふふっ」
古泉「?」
古泉「はぁ、どうも疲れますよ。涼宮さんの観測も」
みくる「……もしかすると、私達本当に用なしなのかも知れないですよ? ふふっ」
古泉「?」
485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 03:42:10.21 ID:X8wcqxfD0
キョン「……なんなんだ、あいつのあの恐ろしいほどの強さは」
ハルヒ「もう! ひとっつも勝てなかったじゃない!」
キョン「だって、見ただろ? 長門の動き。激流に身を任せるかのような」
ハルヒ「ちっ、悔しいわね」
キョン「……なんなんだ、あいつのあの恐ろしいほどの強さは」
ハルヒ「もう! ひとっつも勝てなかったじゃない!」
キョン「だって、見ただろ? 長門の動き。激流に身を任せるかのような」
ハルヒ「ちっ、悔しいわね」
キョン「そんでさ」
ハルヒ「うん」
キョン「なにか見つけたか?」
ハルヒ「全然」
キョン「……なにしに出かけたんだよ今日」
ハルヒ「まあまあ。そういう日もあるわよ」
キョン「まったく」
ハルヒ「それよりキョン? あんたみくるちゃんになんかしなかったでしょうね?」
キョン「発育の凄さを聞こうとしたけど、禁則事項って言われた」
ハルヒ「? よくわかんないけど殴っとくわね」ドゴォ
キョン「おごっ!」
ハルヒ「うん」
キョン「なにか見つけたか?」
ハルヒ「全然」
キョン「……なにしに出かけたんだよ今日」
ハルヒ「まあまあ。そういう日もあるわよ」
キョン「まったく」
ハルヒ「それよりキョン? あんたみくるちゃんになんかしなかったでしょうね?」
キョン「発育の凄さを聞こうとしたけど、禁則事項って言われた」
ハルヒ「? よくわかんないけど殴っとくわね」ドゴォ
キョン「おごっ!」
486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 03:45:37.73 ID:X8wcqxfD0
キョン「結構大人数で遊ぶのも、楽しかっただろ」
ハルヒ「ん」
キョン「だからたまには、俺抜きで遊ぶのもいいかもしれんぞ?」
ハルヒ「……んーん」
キョン「結構大人数で遊ぶのも、楽しかっただろ」
ハルヒ「ん」
キョン「だからたまには、俺抜きで遊ぶのもいいかもしれんぞ?」
ハルヒ「……んーん」
キョン「そうだ、ハルヒにあげようと思ってた物があるんだ」
ハルヒ「なに?」
キョン「はい。変なペンケース」
ハルヒ「うわっ! なにこれ怖い!」
キョン「使えって。面白いから。視覚的に」
ハルヒ「やだキモい! こんなのいらないわよ!」
キョン「えー、面白いじゃん」
ハルヒ「いらないいらない! 変なもん買ってるじゃないわよバカキョン」
キョン「ちぇっ、じゃあこれ。こっちはいいペンだぞ。二本買った」
ハルヒ「あ、可愛い。それは貰う。ありがとー」
ハルヒ「なに?」
キョン「はい。変なペンケース」
ハルヒ「うわっ! なにこれ怖い!」
キョン「使えって。面白いから。視覚的に」
ハルヒ「やだキモい! こんなのいらないわよ!」
キョン「えー、面白いじゃん」
ハルヒ「いらないいらない! 変なもん買ってるじゃないわよバカキョン」
キョン「ちぇっ、じゃあこれ。こっちはいいペンだぞ。二本買った」
ハルヒ「あ、可愛い。それは貰う。ありがとー」
487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 03:49:20.68 ID:X8wcqxfD0
ハルヒ「ねー、なんか映画観たい。借りに行きましょ」
キョン「えー? やだよ、今日は疲れた」
ハルヒ「だらしないわねー」
ハルヒ「ねー、なんか映画観たい。借りに行きましょ」
キョン「えー? やだよ、今日は疲れた」
ハルヒ「だらしないわねー」
ハルヒ「じゃあゲームしましょ。重機で戦うやつ」
キョン「超つまんねーじゃんあれ」
ハルヒ「ひーまー!」
キョン「うるさい。俺はもう寝る、おやすみ」
ハルヒ「あ、こら! じゃああたしも寝る!」ボフ
キョン「……狭いっての。下で寝ろ、布団しけ」
ハルヒ「めんどくさーいー」モゾモゾ
キョン「まったく」
キョン「超つまんねーじゃんあれ」
ハルヒ「ひーまー!」
キョン「うるさい。俺はもう寝る、おやすみ」
ハルヒ「あ、こら! じゃああたしも寝る!」ボフ
キョン「……狭いっての。下で寝ろ、布団しけ」
ハルヒ「めんどくさーいー」モゾモゾ
キョン「まったく」
488 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 03:53:48.86 ID:X8wcqxfD0
キィィ
キョン妹「ハルにゃん、おかーさんが……あ、寝てる」
キョン妹「おかーさーん! ハルにゃん寝てるー!」
キィィ
キョン妹「ハルにゃん、おかーさんが……あ、寝てる」
キョン妹「おかーさーん! ハルにゃん寝てるー!」
キョン妹「えっとね、キョン君も寝てた!」
キョン妹「ハルにゃん悪い子だねー。いっつもキョン君の部屋で寝てる!」
キョン妹「私も一緒に寝てもいいかな? え、だめ? なんでー?」
キョン妹「そっか。ハルにゃん子供だね! 私は一人で寝れるもーん!」
キョン妹「ハルにゃん悪い子だねー。いっつもキョン君の部屋で寝てる!」
キョン妹「私も一緒に寝てもいいかな? え、だめ? なんでー?」
キョン妹「そっか。ハルにゃん子供だね! 私は一人で寝れるもーん!」
キョン「……ぐおー」
ハルヒ「zzz」
ハルヒ「zzz」
491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 03:59:41.61 ID:X8wcqxfD0
キョン「おはよう」
谷口「おう」
国木田「おはよ」
キョン「おはよう」
谷口「おう」
国木田「おはよ」
谷口「そういや、知ってるかキョン」
キョン「うん」
谷口「まだ何も言ってねぇよ!」
キョン「うっせぇなぁ。なんだよ」
谷口「駅前のゲーセンあるじゃん」
国木田「三階建ての?」
谷口「あぁ。あそこのゲーセンに、最近ウチの生徒がよく現れるらしいんだけど」
キョン「? 別に不思議なことじゃないだろ?」
谷口「そいつが色んなゲームのレコード塗り替えててな」
国木田「へぇ、凄いね」
谷口「CMYってやつらしいんだけど、誰か知らないか?」
キョン「さぁ。さっぱり」
キョン「うん」
谷口「まだ何も言ってねぇよ!」
キョン「うっせぇなぁ。なんだよ」
谷口「駅前のゲーセンあるじゃん」
国木田「三階建ての?」
谷口「あぁ。あそこのゲーセンに、最近ウチの生徒がよく現れるらしいんだけど」
キョン「? 別に不思議なことじゃないだろ?」
谷口「そいつが色んなゲームのレコード塗り替えててな」
国木田「へぇ、凄いね」
谷口「CMYってやつらしいんだけど、誰か知らないか?」
キョン「さぁ。さっぱり」
ハルヒ「キョン! 面白いこと思いついたからついてきなさい!」グイッ
キョン「あぁもう。今度はなんだよ!」
キョン「あぁもう。今度はなんだよ!」
492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 04:01:15.04 ID:MAZ69bhsO
クッキーモンスターwww
クッキーモンスターwww
574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 13:42:56.87 ID:jDy1pfhl0
ハルヒ「…」
キョン「……くあっ」
ハルヒ「…」
キョン「……くあっ」
ハルヒ「超つまんなかったわね」
キョン「あぁ、俺ちょっと寝てたわ」
ハルヒ「恋愛映画ってなんか好きになれないのよね」
キョン「同感。なんだろうな、俺達がずれてるんだろうけど」
ハルヒ「やっぱりあっちの映画にすればよかったわね」
キョン「……もっかい観るか」
ハルヒ「いいわねそれ!」
キョン「でも続けてみるのはちょっと疲れそうだな」
ハルヒ「じゃあウロウロして、また夜に観に来ましょ!」
キョン「そうすっか。うん」
キョン「あぁ、俺ちょっと寝てたわ」
ハルヒ「恋愛映画ってなんか好きになれないのよね」
キョン「同感。なんだろうな、俺達がずれてるんだろうけど」
ハルヒ「やっぱりあっちの映画にすればよかったわね」
キョン「……もっかい観るか」
ハルヒ「いいわねそれ!」
キョン「でも続けてみるのはちょっと疲れそうだな」
ハルヒ「じゃあウロウロして、また夜に観に来ましょ!」
キョン「そうすっか。うん」
575 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 13:51:05.43 ID:jDy1pfhl0
ハルヒ「これよ、この紅茶」
キョン「そうなの?」
ハルヒ「あんたね、おつかいに頼まれたのぐらい覚えてなさいよ」
キョン「だってこれ、箱似たようなのばっかだし」
ハルヒ「やっぱり一緒に来て正解だったわ」
ハルヒ「これよ、この紅茶」
キョン「そうなの?」
ハルヒ「あんたね、おつかいに頼まれたのぐらい覚えてなさいよ」
キョン「だってこれ、箱似たようなのばっかだし」
ハルヒ「やっぱり一緒に来て正解だったわ」
キョン「紅茶なんて、どれも同じだと思うけどなぁ」
ハルヒ「全然違うわよ。間違えたの買って怒られても知らないわよ?」
キョン「そのためのハルヒっていうか」
ハルヒ「ふふっ、もしもあたしが嘘ついてたらどうするの?」
キョン「俺はなにも知らない、ハルヒが勝手に選んだって言う」
ハルヒ「多分あんたの言うことよりあたしの言うことの方を信用すると思うわよ」
キョン「……わが子なのに?」
ハルヒ「全然違うわよ。間違えたの買って怒られても知らないわよ?」
キョン「そのためのハルヒっていうか」
ハルヒ「ふふっ、もしもあたしが嘘ついてたらどうするの?」
キョン「俺はなにも知らない、ハルヒが勝手に選んだって言う」
ハルヒ「多分あんたの言うことよりあたしの言うことの方を信用すると思うわよ」
キョン「……わが子なのに?」
577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 14:03:46.78 ID:jDy1pfhl0
ハルヒ「見てキョン、この帽子可愛い!」
キョン「……お前……これ欲しいのか?」
ハルヒ「あたしが被るんじゃないわよ! 妹ちゃんに!」
キョン「あぁ」
ハルヒ「見てキョン、この帽子可愛い!」
キョン「……お前……これ欲しいのか?」
ハルヒ「あたしが被るんじゃないわよ! 妹ちゃんに!」
キョン「あぁ」
ハルヒ「これ妹ちゃんに被らせたらすっごい可愛いと思わない?」
キョン「どうだろうなぁ」
ハルヒ「絶対可愛いわよ」
キョン「貸してみ」スッ
ハルヒ「?」
キョン「……そうでもないな」
ハルヒ「だからあたしじゃないって! 被らせるな!」
キョン「すげぇ、頭弱い子みたい」
ハルヒ「せいっ!」シャッ
キョン「ぎゃあああ! 目が! 目がっ!」
キョン「どうだろうなぁ」
ハルヒ「絶対可愛いわよ」
キョン「貸してみ」スッ
ハルヒ「?」
キョン「……そうでもないな」
ハルヒ「だからあたしじゃないって! 被らせるな!」
キョン「すげぇ、頭弱い子みたい」
ハルヒ「せいっ!」シャッ
キョン「ぎゃあああ! 目が! 目がっ!」
581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 14:09:26.88 ID:jDy1pfhl0
キョン「何故俺が買わないと……」ブツブツ
ハルヒ「いいじゃん、たまにはプレゼントしてあげなさいよ」
キョン「お前が買えよ」
キョン「何故俺が買わないと……」ブツブツ
ハルヒ「いいじゃん、たまにはプレゼントしてあげなさいよ」
キョン「お前が買えよ」
キョン「たまにはバイトしないとなぁ」
ハルヒ「バイト?」
キョン「お金欲しいじゃん」
ハルヒ「またアレしに行きましょうよ。ライブのチケットちぎるやつ」
キョン「またって、またついてくる気か」
ハルヒ「うん。だってあんた一人働かせるのってなんか怖いもん」
キョン「そんなこと言って寂しいんだろ」
ハルヒ「そんなことないわよ!」
キョン「まあいいさ、一緒でも」
ハルヒ「一緒じゃなきゃダメだもーん」
ハルヒ「バイト?」
キョン「お金欲しいじゃん」
ハルヒ「またアレしに行きましょうよ。ライブのチケットちぎるやつ」
キョン「またって、またついてくる気か」
ハルヒ「うん。だってあんた一人働かせるのってなんか怖いもん」
キョン「そんなこと言って寂しいんだろ」
ハルヒ「そんなことないわよ!」
キョン「まあいいさ、一緒でも」
ハルヒ「一緒じゃなきゃダメだもーん」
582 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 14:11:38.27 ID:jDy1pfhl0
ハルヒ「ふはー……お腹いっぱい」
キョン「だからブッコロリを食えと」
ハルヒ「嫌!」
ハルヒ「ふはー……お腹いっぱい」
キョン「だからブッコロリを食えと」
ハルヒ「嫌!」
ハルヒ「ココア、甘い」
キョン「よかったな」
ハルヒ「ほら、飲んでみてよ」
キョン「いいよ別に」
ハルヒ「そう?」
キョン「……ちょっとだけ」
ハルヒ「ん」
キョン「ほんとだ、甘いな」
ハルヒ「でしょー?」
キョン「ほんとにココア大好きなんだなぁ……」
キョン「よかったな」
ハルヒ「ほら、飲んでみてよ」
キョン「いいよ別に」
ハルヒ「そう?」
キョン「……ちょっとだけ」
ハルヒ「ん」
キョン「ほんとだ、甘いな」
ハルヒ「でしょー?」
キョン「ほんとにココア大好きなんだなぁ……」
585 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 14:17:22.30 ID:jDy1pfhl0
キョン「なんでそんなにココアが好きなんだよ」
ハルヒ「おいしいじゃん」
キョン「それだけ?」
ハルヒ「うーん……なんかちっさい頃から飲んでるから?」
キョン「…」
キョン「なんでそんなにココアが好きなんだよ」
ハルヒ「おいしいじゃん」
キョン「それだけ?」
ハルヒ「うーん……なんかちっさい頃から飲んでるから?」
キョン「…」
ハルヒ「なんでって言われると、なんでかしらね?」
キョン「あっ」
ハルヒ「何!?」
キョン「あー、ははっ。そっか」
ハルヒ「ちょっ、なによ? 頭おかしくなったの!?」
キョン「失礼だな。いや違うよ、ちょっと思い出したんだ」
ハルヒ「?」
キョン「ほんとにさあ、昔から……それこそ幼稚園とかそれぐらいかな?」
ハルヒ「うん」
キョン「ハルヒはずーっとココアが大好きで、俺もそれを知ってたんだ」
ハルヒ「……?」
キョン「あっ」
ハルヒ「何!?」
キョン「あー、ははっ。そっか」
ハルヒ「ちょっ、なによ? 頭おかしくなったの!?」
キョン「失礼だな。いや違うよ、ちょっと思い出したんだ」
ハルヒ「?」
キョン「ほんとにさあ、昔から……それこそ幼稚園とかそれぐらいかな?」
ハルヒ「うん」
キョン「ハルヒはずーっとココアが大好きで、俺もそれを知ってたんだ」
ハルヒ「……?」
589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 14:31:03.25 ID:jDy1pfhl0
キョン「昔さ、二人だけで留守番してたの覚えてるか?」
ハルヒ「えーと……」
キョン「なんでだっけなぁ、理由が思い出せないんだけどさ」
キョン「昔さ、二人だけで留守番してたの覚えてるか?」
ハルヒ「えーと……」
キョン「なんでだっけなぁ、理由が思い出せないんだけどさ」
キョン「そんときに、俺ハルヒと喧嘩しちゃってさ」
ハルヒ「喧嘩?」
キョン「あぁ。そんでハルヒ思いっきり泣いちゃって、俺すげー困ったんだよ」
ハルヒ「泣いてないわよ!」
キョン「泣いたんだって。そんで、俺もなんか可哀想になってさ」
ハルヒ「泣かせたくせに」
キョン「だからハルヒが泣き止んでくれないかな? って、ハルヒがいっつも飲んでたココア作ってやろうって」
ハルヒ「……あっ」
キョン「それが俺が初めてハルヒに作ってあげた料理? 料理って言っていいのか知らんけど」
ハルヒ「粉っぽくて、すっごく甘くて……台所も汚くしちゃって」
キョン「そうそう、思い出したか?」
ハルヒ「……そっか。ふふっ、あったわけねそんなのも」
キョン「その後帰ってきた親にめちゃくちゃ怒られたんだよ。そんで二人とも号泣」
ハルヒ「バカだったわね。二人とも……でも可愛いなぁ、なんかそういうの」
ハルヒ「喧嘩?」
キョン「あぁ。そんでハルヒ思いっきり泣いちゃって、俺すげー困ったんだよ」
ハルヒ「泣いてないわよ!」
キョン「泣いたんだって。そんで、俺もなんか可哀想になってさ」
ハルヒ「泣かせたくせに」
キョン「だからハルヒが泣き止んでくれないかな? って、ハルヒがいっつも飲んでたココア作ってやろうって」
ハルヒ「……あっ」
キョン「それが俺が初めてハルヒに作ってあげた料理? 料理って言っていいのか知らんけど」
ハルヒ「粉っぽくて、すっごく甘くて……台所も汚くしちゃって」
キョン「そうそう、思い出したか?」
ハルヒ「……そっか。ふふっ、あったわけねそんなのも」
キョン「その後帰ってきた親にめちゃくちゃ怒られたんだよ。そんで二人とも号泣」
ハルヒ「バカだったわね。二人とも……でも可愛いなぁ、なんかそういうの」
591 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 14:36:22.78 ID:jDy1pfhl0
キョン「もしかして俺の所為なのかな」
ハルヒ「そんなことないわよ。それのもっと昔から好きだったんでしょ?」
キョン「そうだよな」
キョン「もしかして俺の所為なのかな」
ハルヒ「そんなことないわよ。それのもっと昔から好きだったんでしょ?」
キョン「そうだよな」
ハルヒ「でも……」
キョン「ん?」
ハルヒ「それをキョンが覚えててくれて、こうやっていつも先に頼んでてくれて」
キョン「…」
ハルヒ「本当にあたしとキョンは、ずっと幼馴染なのね」
キョン「嫌か?」
ハルヒ「普通はそうなのかもしれないわね」
キョン「でもなぁ……俺とお前は、これが普通だもんなぁ」
ハルヒ「多分このまま、死ぬまで一緒よ?」
キョン「終身刑か」
ハルヒ「なっ、酷くないそれ?」
キョン「ははっ、いやごめん。まあ……悪くないさ」
キョン「ん?」
ハルヒ「それをキョンが覚えててくれて、こうやっていつも先に頼んでてくれて」
キョン「…」
ハルヒ「本当にあたしとキョンは、ずっと幼馴染なのね」
キョン「嫌か?」
ハルヒ「普通はそうなのかもしれないわね」
キョン「でもなぁ……俺とお前は、これが普通だもんなぁ」
ハルヒ「多分このまま、死ぬまで一緒よ?」
キョン「終身刑か」
ハルヒ「なっ、酷くないそれ?」
キョン「ははっ、いやごめん。まあ……悪くないさ」
592 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 14:39:51.80 ID:yWy/0/jX0
y=-( ゚д゚)・∵;; ティウンティウンティウン
y=-( ゚д゚)・∵;; ティウンティウンティウン
594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 14:45:52.90 ID:jDy1pfhl0
キョン「なんで俺とお前が幼馴染なのか、知ってるか?」
ハルヒ「もちろん。あたし達の両親がみんな同級生だったのよ」
キョン「なんか……卑怯だよな」
ハルヒ「なんで?」
キョン「だってそれじゃ、大きくなれば絶対友達とかになるわけじゃないか」
キョン「なんで俺とお前が幼馴染なのか、知ってるか?」
ハルヒ「もちろん。あたし達の両親がみんな同級生だったのよ」
キョン「なんか……卑怯だよな」
ハルヒ「なんで?」
キョン「だってそれじゃ、大きくなれば絶対友達とかになるわけじゃないか」
ハルヒ「そうね。同姓同士だったらそうなったかも」
キョン「これが異性同士だから……もしかすると、ただの他人だったって選択肢も」
ハルヒ「でも小さい頃から一緒に寝さされたりしてるし」
キョン「普通はどっちかが嫌になると思うんだよ」
ハルヒ「そうかな」
キョン「ハルヒは……いまだに俺の横で平気で寝るもんな」
ハルヒ「だって安心して眠れるもん」
キョン「……まあいいけど。もしかすると俺が男で生まれたのも、お前のおかげなのかもなぁ」
ハルヒ「?」
キョン「いや、知らんけどな。まあなんでもないさ」
ハルヒ「なになに、何のこと?」
キョン「これが異性同士だから……もしかすると、ただの他人だったって選択肢も」
ハルヒ「でも小さい頃から一緒に寝さされたりしてるし」
キョン「普通はどっちかが嫌になると思うんだよ」
ハルヒ「そうかな」
キョン「ハルヒは……いまだに俺の横で平気で寝るもんな」
ハルヒ「だって安心して眠れるもん」
キョン「……まあいいけど。もしかすると俺が男で生まれたのも、お前のおかげなのかもなぁ」
ハルヒ「?」
キョン「いや、知らんけどな。まあなんでもないさ」
ハルヒ「なになに、何のこと?」
604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 14:53:11.42 ID:jDy1pfhl0
キョン「そろそろ行こうか、映画始まる」
ハルヒ「むー……なんか疲れた」
キョン「? じゃあ帰るか」
ハルヒ「でも映画観たい」
キョン「わがままだな。どうしろと」
ハルヒ「帰って観ましょ」
キョン「あぁ、それもいいな」
キョン「そろそろ行こうか、映画始まる」
ハルヒ「むー……なんか疲れた」
キョン「? じゃあ帰るか」
ハルヒ「でも映画観たい」
キョン「わがままだな。どうしろと」
ハルヒ「帰って観ましょ」
キョン「あぁ、それもいいな」
ハルヒ「ただいまー!」
キョン「俺の家な」
ハルヒ「妹ちゃん、いるー?」
キョン「……誰もいない」
ハルヒ「出かけてるのかな」
キョン「だろうなぁ、休日だし。って、俺は置いてけぼりかよ」
ハルヒ「いいじゃん別に。あー疲れたー」
キョン「俺の家な」
ハルヒ「妹ちゃん、いるー?」
キョン「……誰もいない」
ハルヒ「出かけてるのかな」
キョン「だろうなぁ、休日だし。って、俺は置いてけぼりかよ」
ハルヒ「いいじゃん別に。あー疲れたー」
605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 14:57:57.09 ID:jDy1pfhl0
キョン「…」
ハルヒ「……ふぁっ」
キョン「…」
ハルヒ「……ふぁっ」
キョン「やっぱ超つまんねぇ」
ハルヒ「なんでこんなに面白くないのかしらね?」
キョン「おっかしいなぁ……皆これ面白いって言ってたんだけどなぁ」
ハルヒ「恋愛ってよくわかんないわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「なんでこんなに面白くないのかしらね?」
キョン「おっかしいなぁ……皆これ面白いって言ってたんだけどなぁ」
ハルヒ「恋愛ってよくわかんないわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「……静かね」
キョン「おう」
ハルヒ「ねぇねぇ?」ススッ
キョン「?」
ハルヒ「……ずれてるのかも知れないけどさ」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「あたしとキョンは……ふふっ、これがデフォルトなの」
キョン「…」
ハルヒ「恋愛映画がつまらないのは、満足しちゃってるからなのかも」
キョン「……どうだろうな」
ハルヒ「それっ」ギュー
キョン「っと、はいはい。わかったわかった」ポンポン
キョン「おう」
ハルヒ「ねぇねぇ?」ススッ
キョン「?」
ハルヒ「……ずれてるのかも知れないけどさ」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「あたしとキョンは……ふふっ、これがデフォルトなの」
キョン「…」
ハルヒ「恋愛映画がつまらないのは、満足しちゃってるからなのかも」
キョン「……どうだろうな」
ハルヒ「それっ」ギュー
キョン「っと、はいはい。わかったわかった」ポンポン
610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 15:05:07.96 ID:jDy1pfhl0
ハルヒ「……んー」モゾモゾ
キョン「起きたか?」
ハルヒ「……おはよ」
キョン「おはよう。おもいっきり夜だけどな」
ハルヒ「……んー」モゾモゾ
キョン「起きたか?」
ハルヒ「……おはよ」
キョン「おはよう。おもいっきり夜だけどな」
ハルヒ「? まだ誰も帰ってきてないの?」
キョン「あぁ、遅くなるって。電話きたよ」
ハルヒ「そっかぁ……」モゾモゾ
キョン「寝ててもいいぞ」
ハルヒ「んーん」
キョン「あぁ、遅くなるって。電話きたよ」
ハルヒ「そっかぁ……」モゾモゾ
キョン「寝ててもいいぞ」
ハルヒ「んーん」
キョン「はい」コト
ハルヒ「あ。ココアだ」
キョン「熱いから冷ましながら飲めよ」
ハルヒ「……甘い」
キョン「甘めに作ったからな」
ハルヒ「ありがと」
キョン「ん」
ハルヒ「あ。ココアだ」
キョン「熱いから冷ましながら飲めよ」
ハルヒ「……甘い」
キョン「甘めに作ったからな」
ハルヒ「ありがと」
キョン「ん」
611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 15:10:29.04 ID:jDy1pfhl0
キョン「…」
ハルヒ「幼馴染でもさ」
キョン「?」
ハルヒ「こういうの……しちゃうもんなぁ」
キョン「……まあ、いいじゃん」
ハルヒ「変態」
キョン「なんでだよ」
キョン「…」
ハルヒ「幼馴染でもさ」
キョン「?」
ハルヒ「こういうの……しちゃうもんなぁ」
キョン「……まあ、いいじゃん」
ハルヒ「変態」
キョン「なんでだよ」
ハルヒ「あたしはね」
キョン「?」
ハルヒ「キョンのこと、家族だと思ってる」
キョン「…」
ハルヒ「でもね……血が繋がってなくて、本当によかったなって」
キョン「……俺もそう思うよ」
ハルヒ「だからね、幸せ」ピト
キョン「……そうだな」
キョン「?」
ハルヒ「キョンのこと、家族だと思ってる」
キョン「…」
ハルヒ「でもね……血が繋がってなくて、本当によかったなって」
キョン「……俺もそう思うよ」
ハルヒ「だからね、幸せ」ピト
キョン「……そうだな」
615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 15:15:47.03 ID:jDy1pfhl0
キョン妹「ただいまー!」
ハルヒ「あっ、帰ってきた」
キョン「みたいだな」
キョン妹「ただいまー!」
ハルヒ「あっ、帰ってきた」
キョン「みたいだな」
キョン妹「あ! ハルにゃん!」
ハルヒ「おかえり」
キョン妹「ただいま! あのね、観覧車乗ったんだよ!」
ハルヒ「へぇ、よかったわね。はいこれ、妹ちゃんにプレゼント」
キョン妹「帽子だ! 可愛い!」
ハルヒ「被ってみて……ほら、似合ってるわよ」
キョン妹「ありがと!」
ハルヒ「どういたしまして」
キョン「いやあの、買ったのは俺……」
ハルヒ「おかえり」
キョン妹「ただいま! あのね、観覧車乗ったんだよ!」
ハルヒ「へぇ、よかったわね。はいこれ、妹ちゃんにプレゼント」
キョン妹「帽子だ! 可愛い!」
ハルヒ「被ってみて……ほら、似合ってるわよ」
キョン妹「ありがと!」
ハルヒ「どういたしまして」
キョン「いやあの、買ったのは俺……」
616 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 15:23:04.36 ID:jDy1pfhl0
国木田「おーい、キョーン」
キョン「? あれ、国木田だ」
ハルヒ「え?」
国木田「おーい、キョーン」
キョン「? あれ、国木田だ」
ハルヒ「え?」
国木田「やぁ、涼宮さんも一緒に居たんだね」
キョン「どうしたんだ?」
国木田「これからね、谷口とかとお祭り行くんだけどどうかなって」
ハルヒ「あ! そっか、今日だった」
キョン「あー……どうする?」
ハルヒ「キョンに任せるわ」
キョン「じゃあ行くよ。ちょっと待っててくれ」
国木田「うん」
ハルヒ「あたしも準備してくる!」
キョン「どうしたんだ?」
国木田「これからね、谷口とかとお祭り行くんだけどどうかなって」
ハルヒ「あ! そっか、今日だった」
キョン「あー……どうする?」
ハルヒ「キョンに任せるわ」
キョン「じゃあ行くよ。ちょっと待っててくれ」
国木田「うん」
ハルヒ「あたしも準備してくる!」
国木田「……ほんとにいつも一緒なんだなぁ……ちょっと羨ましいかも」
キョン「なんだって?」
国木田「ううん。なんでもないよ」
キョン「なんだって?」
国木田「ううん。なんでもないよ」
742 :ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY :2009/04/28(火) 00:58:30.75 ID:yRbgpSdj0
キョン「なんだこれ」
ハルヒ「干ししいたけ」
キョン「それは知ってるけど、なんでこんな大量に」
ハルヒ「おすそわけよ!」
キョン「なんだこれ」
ハルヒ「干ししいたけ」
キョン「それは知ってるけど、なんでこんな大量に」
ハルヒ「おすそわけよ!」
キョン「しばらくはしいたけ三昧かもな」
ハルヒ「保存が効くから大丈夫じゃない?」
キョン「しかしこんな……」
ハルヒ「おばあちゃんが送ってきたの」
キョン「へぇ」
ハルヒ「それとこれ、回覧板。おばさん居る?」
キョン「いるよ、ちょっと待ってな」
ハルヒ「保存が効くから大丈夫じゃない?」
キョン「しかしこんな……」
ハルヒ「おばあちゃんが送ってきたの」
キョン「へぇ」
ハルヒ「それとこれ、回覧板。おばさん居る?」
キョン「いるよ、ちょっと待ってな」
747 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 01:13:10.69 ID:yRbgpSdj0
キョン「ほら、次はあそこの家か」
ハルヒ「一緒に行くわ。散歩ついで」
キョン「あぁ」
キョン「ほら、次はあそこの家か」
ハルヒ「一緒に行くわ。散歩ついで」
キョン「あぁ」
キョン「回覧板ねぇ……もう二十一世紀なのになぁ」
ハルヒ「意味わかんない」
キョン「ほら、ついた」
ハルヒ「ごめんくださーい!」
ハルヒ「意味わかんない」
キョン「ほら、ついた」
ハルヒ「ごめんくださーい!」
キョン「渡してきたか?」
ハルヒ「うん。って、なんであたしがやってんのよ!」
キョン「まあいいじゃん」
ハルヒ「まったく。ほら、ちょっとその辺歩きましょ」
キョン「あいよ」
ハルヒ「うん。って、なんであたしがやってんのよ!」
キョン「まあいいじゃん」
ハルヒ「まったく。ほら、ちょっとその辺歩きましょ」
キョン「あいよ」
752 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 01:22:03.64 ID:yRbgpSdj0
ハルヒ「暗くなるのも遅くなってきたわね」
キョン「そうだな。六時なのに、まだ明るい」
ハルヒ「子供はもう家に帰る時間ね」
ハルヒ「暗くなるのも遅くなってきたわね」
キョン「そうだな。六時なのに、まだ明るい」
ハルヒ「子供はもう家に帰る時間ね」
キョン「小学校卒業してから、こっちの道全然通らなくなったよな」
ハルヒ「考えてみれば、六年間ずっとこの道歩いてたのね」
キョン「なんか凄いな」
ハルヒ「凄いわね」
キョン「この辺でさあ、上靴で帰ってるのに気がついてさ」
ハルヒ「履き替えに戻れって言ったのに、あんたそのまま帰ったわよね」
キョン「……そういうのは覚えてるのな」
ハルヒ「考えてみれば、六年間ずっとこの道歩いてたのね」
キョン「なんか凄いな」
ハルヒ「凄いわね」
キョン「この辺でさあ、上靴で帰ってるのに気がついてさ」
ハルヒ「履き替えに戻れって言ったのに、あんたそのまま帰ったわよね」
キョン「……そういうのは覚えてるのな」
753 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 01:27:29.56 ID:yRbgpSdj0
ハルヒ「よくさぁ、ここの川で遊んでたわよね」
キョン「魚もいたよな」
ハルヒ「んー……あ、いた! ほら」
キョン「ほんとだ」
ハルヒ「よくさぁ、ここの川で遊んでたわよね」
キョン「魚もいたよな」
ハルヒ「んー……あ、いた! ほら」
キョン「ほんとだ」
ハルヒ「ひゃー、足冷たい」
キョン「なにやってんだよ」
ハルヒ「気持ちいいわよ。キョンもほら」
キョン「俺サンダルじゃないし」
ハルヒ「気にしないのそのぐらい!」
キョン「いいよ。ここで座って」
ハルヒ「団長命令が聞けないって言うの? それっ!」バシャ
キョン「うおっ、冷たっ!」
キョン「なにやってんだよ」
ハルヒ「気持ちいいわよ。キョンもほら」
キョン「俺サンダルじゃないし」
ハルヒ「気にしないのそのぐらい!」
キョン「いいよ。ここで座って」
ハルヒ「団長命令が聞けないって言うの? それっ!」バシャ
キョン「うおっ、冷たっ!」
758 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 01:39:10.80 ID:yRbgpSdj0
ハルヒ「なんか足先がすっきりしてるわ」
キョン「あーぁ、Tシャツ濡れちまった」
ハルヒ「あたしは悪くないわよ?」
キョン「あのなぁ」
ハルヒ「なんか足先がすっきりしてるわ」
キョン「あーぁ、Tシャツ濡れちまった」
ハルヒ「あたしは悪くないわよ?」
キョン「あのなぁ」
ハルヒ「あそこの駄菓子屋、まだやってるのね」
キョン「時代は変わっても子供は沢山いるからなぁ」
ハルヒ「久しぶりにあれやりたい。ガム当たるやつ」
キョン「買ってくればいい」
ハルヒ「お金持ってきてないもん」
キョン「……あとで返せよ」
ハルヒ「他にも欲しいのがあるわ」
キョン「おまっ」
キョン「時代は変わっても子供は沢山いるからなぁ」
ハルヒ「久しぶりにあれやりたい。ガム当たるやつ」
キョン「買ってくればいい」
ハルヒ「お金持ってきてないもん」
キョン「……あとで返せよ」
ハルヒ「他にも欲しいのがあるわ」
キョン「おまっ」
759 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 01:42:13.01 ID:yRbgpSdj0
ハルヒ「凄くない!? 五回連続で当たった!」
キョン「……お、おう。凄いな」
ハルヒ「さすがに六回目はないわよね」
キョン「…」(これもその力……なのかなぁ)
ハルヒ「凄くない!? 五回連続で当たった!」
キョン「……お、おう。凄いな」
ハルヒ「さすがに六回目はないわよね」
キョン「…」(これもその力……なのかなぁ)
ハルヒ「そうそう、この味。甘ったるいのよね」
キョン「でも美味いよなぁ。体に悪そうだけど……」
ハルヒ「食べすぎなきゃいいのよ。適度に適度に」
キョン「お前いっつもこれ食べてたじゃん。いっつも俺の部屋にゴミ置いていってさぁ」
ハルヒ「……気のせい!」
キョン「どういうことだよ」
キョン「でも美味いよなぁ。体に悪そうだけど……」
ハルヒ「食べすぎなきゃいいのよ。適度に適度に」
キョン「お前いっつもこれ食べてたじゃん。いっつも俺の部屋にゴミ置いていってさぁ」
ハルヒ「……気のせい!」
キョン「どういうことだよ」
キョン妹「あー、キョン君とハルにゃん!」
キョン「あら、お前まだ帰ってなかったのか」
ハルヒ「こらー。もう真っ暗よ?」
キョン妹「今帰ってたの! 一緒に帰る!」ギュ
ハルヒ「ふふっ、はいはい」
キョン「あら、お前まだ帰ってなかったのか」
ハルヒ「こらー。もう真っ暗よ?」
キョン妹「今帰ってたの! 一緒に帰る!」ギュ
ハルヒ「ふふっ、はいはい」
760 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 01:45:33.58 ID:yRbgpSdj0
キョン妹「キョン君も手繋ごうよー」
キョン「あーもー。わかったよ」
ハルヒ「大きくなったなぁ、妹ちゃん」
キョン妹「あのね、今日学校で身長測ったらね、また伸びてた!」
キョン「おいおい、俺を追い抜くんじゃないぞ」
ハルヒ「どんだけ大きくなるのよ、それ」
キョン妹「キョン君も手繋ごうよー」
キョン「あーもー。わかったよ」
ハルヒ「大きくなったなぁ、妹ちゃん」
キョン妹「あのね、今日学校で身長測ったらね、また伸びてた!」
キョン「おいおい、俺を追い抜くんじゃないぞ」
ハルヒ「どんだけ大きくなるのよ、それ」
キョン妹「なにしてたの?」
ハルヒ「お散歩」
キョン妹「なにか食べてる!」
キョン「食うか。ガム」
キョン妹「でも下校中はお菓子食べるなって」
ハルヒ「いいのいいの。ねぇキョン?」
キョン「……まあ、今日はいいさ」
キョン妹「食べる!」
ハルヒ「お散歩」
キョン妹「なにか食べてる!」
キョン「食うか。ガム」
キョン妹「でも下校中はお菓子食べるなって」
ハルヒ「いいのいいの。ねぇキョン?」
キョン「……まあ、今日はいいさ」
キョン妹「食べる!」
761 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 01:48:12.44 ID:yRbgpSdj0
キョン「ただいまー」
キョン妹「ただいま!」
ハルヒ「ただいまー!」
キョン「違……まあいいか」
キョン「ただいまー」
キョン妹「ただいま!」
ハルヒ「ただいまー!」
キョン「違……まあいいか」
ハルヒ「なんか美味しそうな匂い」
キョン「丁度腹減ってたんだよ」
ハルヒ「あたしもご飯食べに帰らないと」
キョン「食っていけば?」
ハルヒ「んーん。今日はウチで食べる。お母さんになにも言ってないし」
キョン「そうか」
ハルヒ「あとでまた来るわ。今日こそは九十九年目を終わらせるわよ!」
キョン「いいなそれ。わかった」
キョン「丁度腹減ってたんだよ」
ハルヒ「あたしもご飯食べに帰らないと」
キョン「食っていけば?」
ハルヒ「んーん。今日はウチで食べる。お母さんになにも言ってないし」
キョン「そうか」
ハルヒ「あとでまた来るわ。今日こそは九十九年目を終わらせるわよ!」
キョン「いいなそれ。わかった」
762 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 01:51:11.62 ID:yRbgpSdj0
ハルヒ「よっしゃ! あたしの勝ち!」
キョン「あーあ。結局ハルヒの独走かよ」
ハルヒ「赤鬼の借金、凄いことになってるわね」
キョン「小国なら潰れてるだろうな……」
ハルヒ「よっしゃ! あたしの勝ち!」
キョン「あーあ。結局ハルヒの独走かよ」
ハルヒ「赤鬼の借金、凄いことになってるわね」
キョン「小国なら潰れてるだろうな……」
ハルヒ「ほんとに二人だけで終わらせちゃったわね」
キョン「どれだけ暇人なんだよ、俺達」
ハルヒ「また新しいゲーム、買いに行きましょうよ」
キョン「あれやりたいな、最近出たやつ」
ハルヒ「二人でできるやつ?」
キョン「いや、違うけど」
ハルヒ「じゃあ却下!」
キョン「……ある程度は予測できたけど、どうだそれ」
キョン「どれだけ暇人なんだよ、俺達」
ハルヒ「また新しいゲーム、買いに行きましょうよ」
キョン「あれやりたいな、最近出たやつ」
ハルヒ「二人でできるやつ?」
キョン「いや、違うけど」
ハルヒ「じゃあ却下!」
キョン「……ある程度は予測できたけど、どうだそれ」
765 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 01:54:24.24 ID:yRbgpSdj0
ハルヒ「もうこんな時間」
キョン「さすがに眠い。昨日もそんなに寝てないんだよ」
ハルヒ「そろそろ寝ましょうかね」モゾモゾ
キョン「だから家に帰れと」
ハルヒ「もうこんな時間」
キョン「さすがに眠い。昨日もそんなに寝てないんだよ」
ハルヒ「そろそろ寝ましょうかね」モゾモゾ
キョン「だから家に帰れと」
ハルヒ「……なんか」
キョン「ん?」
ハルヒ「一日のほとんどを、キョンと一緒にいるわね」
キョン「んー……うん」
ハルヒ「幾ら幼馴染でも、凄いわね」
キョン「じゃあちっとは自重しろ。家で寝るとか」
ハルヒ「ムリー。眠いもーん」ゴソゴソ
キョン「あーもー。もぞもぞすんな」
キョン「ん?」
ハルヒ「一日のほとんどを、キョンと一緒にいるわね」
キョン「んー……うん」
ハルヒ「幾ら幼馴染でも、凄いわね」
キョン「じゃあちっとは自重しろ。家で寝るとか」
ハルヒ「ムリー。眠いもーん」ゴソゴソ
キョン「あーもー。もぞもぞすんな」
ハルヒ「まあいっか。あたしとキョンだから、ずっと一緒でも無問題!」
キョン「どういうことかわからんけど……しょうがないかな」
ハルヒ「じゃあそういうことで、おやすみ!」チュ
キョン「あいよ」
キョン「どういうことかわからんけど……しょうがないかな」
ハルヒ「じゃあそういうことで、おやすみ!」チュ
キョン「あいよ」
766 :ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY :2009/04/28(火) 02:01:29.55 ID:yRbgpSdj0
二日で落ちるとは。知らなかった。
それじゃ1000はムリかなぁ。まあそれでもここまで伸びてよかったよ。
二日で落ちるとは。知らなかった。
それじゃ1000はムリかなぁ。まあそれでもここまで伸びてよかったよ。
意外と楽しい。ハルヒとキョンが幼馴染ってのも。
そのうち思いつけば、また書いてみてもいいかもね。他の人にも書いてみてほしいかも。
そんじゃ、どうもありがとう。またそのうち。
ノシ
そのうち思いつけば、また書いてみてもいいかもね。他の人にも書いてみてほしいかも。
そんじゃ、どうもありがとう。またそのうち。
ノシ
767 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 02:02:57.19 ID:tzvvSWy50
乙!ずっと読んでいたかったぜ・・・
また立つのを楽しみにしてます
乙!ずっと読んでいたかったぜ・・・
また立つのを楽しみにしてます
768 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/28(火) 02:03:04.55 ID:BwSPh1aLO
嫁氏乙
毎回死にたくなるSSをありがとう
嫁氏乙
毎回死にたくなるSSをありがとう