自分用SSまとめ
もしもキョンとハルヒが幼馴染だったら
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meteor089
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もしもキョンとハルヒが幼馴染だったら ① ②
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:06:26.54 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「ただの人間には興味ありません! この中に~」
キョン「……またやりやがった」
ハルヒ「ただの人間には興味ありません! この中に~」
キョン「……またやりやがった」
谷口「おいキョン。あの涼宮ってやつはなんなんだ?」
キョン「あいつはなぁ、昔っからああなんだ」
国木田「キョンと涼宮さんって小さい頃からずっと一緒なんだよね」
谷口「へぇ、幼馴染ってやつか」
キョン「厄介なことにな……だからいつも俺まで白い目で見られ」
ハルヒ「キョン! 部活見学に行くわよ! 着いてきなさい!」グイッ
キョン「あ? ちょっ、こら!」
キョン「あいつはなぁ、昔っからああなんだ」
国木田「キョンと涼宮さんって小さい頃からずっと一緒なんだよね」
谷口「へぇ、幼馴染ってやつか」
キョン「厄介なことにな……だからいつも俺まで白い目で見られ」
ハルヒ「キョン! 部活見学に行くわよ! 着いてきなさい!」グイッ
キョン「あ? ちょっ、こら!」
谷口「……なんだろう……羨ましいけど羨ましくないような」
国木田「あぁ、なんかわかるかも」
国木田「あぁ、なんかわかるかも」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:11:41.40 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「ダメね! どの部活も普通も普通で面白くないわ!」
キョン「だから言っただろうに。高校に入ったってなにも変わらんと」
ハルヒ「うるさいわねバカキョン!」
キョン「あぁもう」
ハルヒ「ダメね! どの部活も普通も普通で面白くないわ!」
キョン「だから言っただろうに。高校に入ったってなにも変わらんと」
ハルヒ「うるさいわねバカキョン!」
キョン「あぁもう」
ハルヒ「陸上部にも行ってみるわ」
キョン「いってらっしゃい」
ハルヒ「なに言ってるのよ。あんたも、に決まってるでしょ!」
キョン「なんでだよ。俺は帰宅部で」
ハルヒ「つべこべ言うな! あんたってほんと昔からグチグチグチグチ……」
キョン「わかってるなら無茶ばっか言うなアホハルヒ」
ハルヒ「いいから行くわよ! ほら、ほらほらっ!」グイッ
キョン「いってらっしゃい」
ハルヒ「なに言ってるのよ。あんたも、に決まってるでしょ!」
キョン「なんでだよ。俺は帰宅部で」
ハルヒ「つべこべ言うな! あんたってほんと昔からグチグチグチグチ……」
キョン「わかってるなら無茶ばっか言うなアホハルヒ」
ハルヒ「いいから行くわよ! ほら、ほらほらっ!」グイッ
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:17:07.05 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「ぬあーっ!」ダダダダダッ
谷口「うわっ、すげぇ早い」
キョン「無駄に運動神経がいいからな、あいつは」
ハルヒ「ぬあーっ!」ダダダダダッ
谷口「うわっ、すげぇ早い」
キョン「無駄に運動神経がいいからな、あいつは」
谷口「あんだけ美人で運動もできる」
国木田「頭もいいよね」
谷口「そうとうモテてたんじゃないか?」
キョン「はっ、そんなわけないだろ? あんな性悪女」
国木田「……ふふっ」
キョン「なんだよ」
国木田「あのね、実はいつもキョンが一緒に居るからみんな勘違いして」
キョン「余計なことを言わんでいい!」
国木田「ちぇっ」
谷口「……ちっ。やっぱそういう関係なんじゃないか」
キョン「いいや、だれがあんなバカを」
ハルヒ「なんですって? 誰がバカよ! このクソキョン!」
キョン「ひいいっ!?」
国木田「頭もいいよね」
谷口「そうとうモテてたんじゃないか?」
キョン「はっ、そんなわけないだろ? あんな性悪女」
国木田「……ふふっ」
キョン「なんだよ」
国木田「あのね、実はいつもキョンが一緒に居るからみんな勘違いして」
キョン「余計なことを言わんでいい!」
国木田「ちぇっ」
谷口「……ちっ。やっぱそういう関係なんじゃないか」
キョン「いいや、だれがあんなバカを」
ハルヒ「なんですって? 誰がバカよ! このクソキョン!」
キョン「ひいいっ!?」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:23:43.48 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「そりゃっ!」ポーン
国木田「あー……すっごい飛んでった」
谷口「なんという強肩」
キョン「狂犬の間違いだろ」
ハルヒ「そりゃっ!」ポーン
国木田「あー……すっごい飛んでった」
谷口「なんという強肩」
キョン「狂犬の間違いだろ」
谷口「涼宮もいいけど、朝倉もいいよな」
国木田「あぁ、美人な人だよね」
谷口「俺は顔みりゃわかる。ありゃ性格も~」
キョン「どっかのメスゴリラと違ってきっと優しくていい子なんだろうなぁ……」
ドゴォ!
キョン「オフッ!」
ハルヒ「あーごめーん! すっぽ抜けたわー!」
国木田「キョ、キョン! 大丈夫!?」
キョン「おぼぼぼぼ……」カタカタ
谷口「おい泡ふいてるぞ! だ、誰かお医者様をー!」
国木田「あぁ、美人な人だよね」
谷口「俺は顔みりゃわかる。ありゃ性格も~」
キョン「どっかのメスゴリラと違ってきっと優しくていい子なんだろうなぁ……」
ドゴォ!
キョン「オフッ!」
ハルヒ「あーごめーん! すっぽ抜けたわー!」
国木田「キョ、キョン! 大丈夫!?」
キョン「おぼぼぼぼ……」カタカタ
谷口「おい泡ふいてるぞ! だ、誰かお医者様をー!」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:30:03.13 ID:aVfjZLRE0
朝倉「ねぇキョン君?」
キョン「? なんだ朝倉」
朝倉「あの、キョン君って涼宮さんの彼――」
キョン「違う」
朝倉「あれ?」
朝倉「ねぇキョン君?」
キョン「? なんだ朝倉」
朝倉「あの、キョン君って涼宮さんの彼――」
キョン「違う」
朝倉「あれ?」
キョン「だから俺は、あいつとはなんでもないただの幼馴染で」
朝倉「幼馴染……それは恋人ってやつじゃ」
キョン「ないってば」
朝倉「へぇ、そうなの? ふーん。そう書いてあったんだけどなぁ」
キョン「?」
朝倉「あぁ、なんでもないわ。それよりね? キョン君におねがいがあるんだけど」
キョン「おう」
朝倉「あの子、なんていうか個性が強烈だから……ちょっとクラスでも孤立してるっていうか」
キョン「あー、気にすんな。多分慣れっこだから」
朝倉「へ?」
キョン「だから、まあ……昔っからああだからな。まともにやりあえるのは俺ぐらいしか」
ハルヒ「キョン! あんた今日ウチでご飯食べていきなさいよ! おばさん達仕事で遅くなるんでしょ?」
キョン「え? あー、そうだった。そうするよ」
朝倉「……不思議ー」
キョン「えっ?」
朝倉「幼馴染……それは恋人ってやつじゃ」
キョン「ないってば」
朝倉「へぇ、そうなの? ふーん。そう書いてあったんだけどなぁ」
キョン「?」
朝倉「あぁ、なんでもないわ。それよりね? キョン君におねがいがあるんだけど」
キョン「おう」
朝倉「あの子、なんていうか個性が強烈だから……ちょっとクラスでも孤立してるっていうか」
キョン「あー、気にすんな。多分慣れっこだから」
朝倉「へ?」
キョン「だから、まあ……昔っからああだからな。まともにやりあえるのは俺ぐらいしか」
ハルヒ「キョン! あんた今日ウチでご飯食べていきなさいよ! おばさん達仕事で遅くなるんでしょ?」
キョン「え? あー、そうだった。そうするよ」
朝倉「……不思議ー」
キョン「えっ?」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:32:25.97 ID:HZDSvEJd0
これはいいwwww
これはいいwwww
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:35:55.79 ID:aVfjZLRE0
キョン「なんだその髪型、気でも狂ったか」
ハルヒ「宇宙人対策よ!」
キョン「やっぱり狂ってる」
キョン「なんだその髪型、気でも狂ったか」
ハルヒ「宇宙人対策よ!」
キョン「やっぱり狂ってる」
ハルヒ「ほら、中学んときよりも髪伸びたじゃない?」
キョン「だからってそんな……欧米か」
ハルヒ「うっわ、古っ」
キョン「うるせぇ。なにより目障りだぞそれ」
ハルヒ「うっさいわねー」
キョン「あと目が悪くなる。前髪切れ」
ハルヒ「えー」
キョン「あ、俺も髪切らないとなぁ」
ハルヒ「あんたのはあたしが切ったげるわよ」
キョン「お前上手いもんな、そういうの」
ハルヒ「妹ちゃんは? 一緒に切ってあげる」
キョン「いいな、喜ぶかも」
キョン「だからってそんな……欧米か」
ハルヒ「うっわ、古っ」
キョン「うるせぇ。なにより目障りだぞそれ」
ハルヒ「うっさいわねー」
キョン「あと目が悪くなる。前髪切れ」
ハルヒ「えー」
キョン「あ、俺も髪切らないとなぁ」
ハルヒ「あんたのはあたしが切ったげるわよ」
キョン「お前上手いもんな、そういうの」
ハルヒ「妹ちゃんは? 一緒に切ってあげる」
キョン「いいな、喜ぶかも」
国木田「とまあ、見たままの関係っていうか」
朝倉「……恋人よね?」
朝倉「……恋人よね?」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:41:12.67 ID:aVfjZLRE0
キョン「おら、授業終わったぞ。起きろ自由人」
ハルヒ「……もう五分……いや二分でいいから……」
キョン「寝ぼけんなアホ」
キョン「おら、授業終わったぞ。起きろ自由人」
ハルヒ「……もう五分……いや二分でいいから……」
キョン「寝ぼけんなアホ」
キョン「部活がないならよ」モグモグ
ハルヒ「うん」ハムハム
キョン「自分で作っちまえばいいんじゃないか?」チュー
ハルヒ「あー……」ムシャムシャ
キョン「おい、ブッコロリ食えよ」
ハルヒ「嫌よ。これ美味しくないもん」
キョン「知ってる。だからおばさんも入れてるんだろ」
ハルヒ「入れなくていいのに」
キョン「食わなかったら報告しとくよ」
ハルヒ「なっ、お、親は関係ないでしょ! 小学生じゃあるまいし!」
キョン「じゃあ食え。ほら、あーん」
ハルヒ「断固拒否!」
ハルヒ「うん」ハムハム
キョン「自分で作っちまえばいいんじゃないか?」チュー
ハルヒ「あー……」ムシャムシャ
キョン「おい、ブッコロリ食えよ」
ハルヒ「嫌よ。これ美味しくないもん」
キョン「知ってる。だからおばさんも入れてるんだろ」
ハルヒ「入れなくていいのに」
キョン「食わなかったら報告しとくよ」
ハルヒ「なっ、お、親は関係ないでしょ! 小学生じゃあるまいし!」
キョン「じゃあ食え。ほら、あーん」
ハルヒ「断固拒否!」
朝倉「孤立してると思いきや……大丈夫そうね」
国木田「そうだね。まあ、キョンがいれば大丈夫なんじゃないかな」
谷口「ちくしょう」
国木田「そうだね。まあ、キョンがいれば大丈夫なんじゃないかな」
谷口「ちくしょう」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:46:29.84 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「そんなわけで、自分で部活を作ることにしたわ!」
キョン「本気にしたのか」
ハルヒ「さあ、そうと決まればあんたは事務をよろしく」
キョン「……?」
ハルヒ「ほら、申請したりとか色々あるでしょ」
キョン「え? 俺!?」
ハルヒ「当たり前じゃない! あたしは部室探してくるから! じゃあよろしく!」ダッ
キョン「ちょっ、おまっ!」
ハルヒ「そんなわけで、自分で部活を作ることにしたわ!」
キョン「本気にしたのか」
ハルヒ「さあ、そうと決まればあんたは事務をよろしく」
キョン「……?」
ハルヒ「ほら、申請したりとか色々あるでしょ」
キョン「え? 俺!?」
ハルヒ「当たり前じゃない! あたしは部室探してくるから! じゃあよろしく!」ダッ
キョン「ちょっ、おまっ!」
―キョン家―
ハルヒ「どう? できたキョン?」
キョン「……こうでいいのか」
ハルヒ「いいんじゃない」
キョン「部活の名前はどうすんだよ」
ハルヒ「えーとね。色々と候補があって~」
キョン妹「ねーハルにゃん、なにしてるの?」
ハルヒ「お仕事よ! 高校生は忙しいのよ妹ちゃん!」
キョン妹「へー、凄いね!」
キョン「ほらほら、自分の部屋に行ってなさい」
ハルヒ「どう? できたキョン?」
キョン「……こうでいいのか」
ハルヒ「いいんじゃない」
キョン「部活の名前はどうすんだよ」
ハルヒ「えーとね。色々と候補があって~」
キョン妹「ねーハルにゃん、なにしてるの?」
ハルヒ「お仕事よ! 高校生は忙しいのよ妹ちゃん!」
キョン妹「へー、凄いね!」
キョン「ほらほら、自分の部屋に行ってなさい」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:50:05.51 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「できた!」
キョン「SOS団……なんか痛い香りがする」
ハルヒ「うるさいわね」
ハルヒ「できた!」
キョン「SOS団……なんか痛い香りがする」
ハルヒ「うるさいわね」
ハルヒ「部活動の申請ってめんどくさいのね」
キョン「あとはこれを提出するだけだ。俺がほっとんどやったけどな」
ハルヒ「あーつかれた」ボフッ
キョン「寝転がるな。自分の家で寝ろ」
ハルヒ「帰るのめんどいからこっちで寝るわ」
キョン「ふざけんな」
ハルヒ「いいじゃない! ちっさい頃から一緒にお風呂入ってた仲でしょ~」
キョン「し、知るかよ」
ハルヒ「あ、てれてる。キョンは相変わらず可愛いわねぇ♪」ノソノソ
キョン「あぁもう。鬱陶しいから引っ付くなバカ」
キョン「あとはこれを提出するだけだ。俺がほっとんどやったけどな」
ハルヒ「あーつかれた」ボフッ
キョン「寝転がるな。自分の家で寝ろ」
ハルヒ「帰るのめんどいからこっちで寝るわ」
キョン「ふざけんな」
ハルヒ「いいじゃない! ちっさい頃から一緒にお風呂入ってた仲でしょ~」
キョン「し、知るかよ」
ハルヒ「あ、てれてる。キョンは相変わらず可愛いわねぇ♪」ノソノソ
キョン「あぁもう。鬱陶しいから引っ付くなバカ」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:53:09.85 ID:aVfjZLRE0
キョン「そんでなにここ? 文芸部?」
ハルヒ「SOS団の部室よ」
キョン「いや文芸部って書いてるじゃん。ついに日本語読めなくなったか」
ハルヒ「いいから入れ!」ドゴォ
キョン「そんでなにここ? 文芸部?」
ハルヒ「SOS団の部室よ」
キョン「いや文芸部って書いてるじゃん。ついに日本語読めなくなったか」
ハルヒ「いいから入れ!」ドゴォ
キョン「いててっ……ケツを蹴るなケツを!」
ハルヒ「どう? 中々広くていい部屋でしょ」
キョン「……おい」
ハルヒ「ほら、グラウンドも丸見え」
キョン「おいってば」
ハルヒ「それに机もあるし」
キョン「聞けよ単細胞」
ハルヒ「なによ!!」
キョン「先客がいるじゃないか……ほら」
長門「…」ジー
ハルヒ「あ、忘れてた」
ハルヒ「どう? 中々広くていい部屋でしょ」
キョン「……おい」
ハルヒ「ほら、グラウンドも丸見え」
キョン「おいってば」
ハルヒ「それに机もあるし」
キョン「聞けよ単細胞」
ハルヒ「なによ!!」
キョン「先客がいるじゃないか……ほら」
長門「…」ジー
ハルヒ「あ、忘れてた」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:55:39.89 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「紹介するわ。不思議系文化娘長門ユッキーよ」
長門「…」
キョン「困ってる、困ってるぞ」
ハルヒ「紹介するわ。不思議系文化娘長門ユッキーよ」
長門「…」
キョン「困ってる、困ってるぞ」
長門「…」
ハルヒ「なんかね。文芸部って一人なの」
キョン「へぇ」
ハルヒ「だから吸収した」
キョン「あぁ、なるほど……はぁ!?」
ハルヒ「ね?」
長門「…」コク
キョン「いや、ね? じゃなくて……な、長門さん?」
長門「かまわない」
キョン「いや、あのこいつほんっとにバカで頭おかしいから、脅されてるなら」
ハルヒ「うおらー!」ベシッ
キョン「あふっ!」
ハルヒ「なんかね。文芸部って一人なの」
キョン「へぇ」
ハルヒ「だから吸収した」
キョン「あぁ、なるほど……はぁ!?」
ハルヒ「ね?」
長門「…」コク
キョン「いや、ね? じゃなくて……な、長門さん?」
長門「かまわない」
キョン「いや、あのこいつほんっとにバカで頭おかしいから、脅されてるなら」
ハルヒ「うおらー!」ベシッ
キョン「あふっ!」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:57:50.99 ID:ozgEzJqLO
なに、このハルヒの破壊力
いいぞもっとやれ
なに、このハルヒの破壊力
いいぞもっとやれ
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:00:29.73 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「そんなわけで、放課後はここに集合よ」
キョン「あんなこと言ってるけど」
長門「わかった」
キョン「…」(なんだこの子……)
ハルヒ「そんなわけで、放課後はここに集合よ」
キョン「あんなこと言ってるけど」
長門「わかった」
キョン「…」(なんだこの子……)
ハルヒ「さてと、なにをしようかしらね」
キョン「まあ、解散でいいんじゃないか」
ハルヒ「もっと面白いこと言いなさいよ。これだから凡人は」
キョン「この口か」グィー
ハルヒ「いふぁいいふぁい! はにふんほよ!」キィン!
キョン「オゴッ!?」
ハルヒ「ちょっと調子に乗らせるとこれだから……ねぇ長門さん? なんかいい案ない?」
長門「……股間」
ハルヒ「あぁ気にしないで。こいつ慣れてるから、こういうの」
キョン「なれるわけ……っ、ないだろ……ぬおおっ」
キョン「まあ、解散でいいんじゃないか」
ハルヒ「もっと面白いこと言いなさいよ。これだから凡人は」
キョン「この口か」グィー
ハルヒ「いふぁいいふぁい! はにふんほよ!」キィン!
キョン「オゴッ!?」
ハルヒ「ちょっと調子に乗らせるとこれだから……ねぇ長門さん? なんかいい案ない?」
長門「……股間」
ハルヒ「あぁ気にしないで。こいつ慣れてるから、こういうの」
キョン「なれるわけ……っ、ないだろ……ぬおおっ」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:03:25.11 ID:aVfjZLRE0
キョン「……なぁ、長門さん」
長門「?」
キョン「あの、本当にいいのか?」
長門「なにが?」
キョン「だから、こんなわけのわからん部活に」
長門「かまわない」
キョン「別にいいんだぞ、なんか……あの、あいつには俺が言っておくから」
長門「問題ない」
キョン「…」
キョン「……なぁ、長門さん」
長門「?」
キョン「あの、本当にいいのか?」
長門「なにが?」
キョン「だから、こんなわけのわからん部活に」
長門「かまわない」
キョン「別にいいんだぞ、なんか……あの、あいつには俺が言っておくから」
長門「問題ない」
キョン「…」
長門「あなたは」
キョン「?」
長門「涼宮ハルヒの……何?」
キョン「俺? なんだろう、飼い主っていうか」
長門「飼い主……」メモメモ
キョン「なにをメモってるんだそれ」
長門「なんでもない」
キョン「?」
長門「……飼い主」
キョン「それにしてもあいつ、どこに行ったんだ?」
キョン「?」
長門「涼宮ハルヒの……何?」
キョン「俺? なんだろう、飼い主っていうか」
長門「飼い主……」メモメモ
キョン「なにをメモってるんだそれ」
長門「なんでもない」
キョン「?」
長門「……飼い主」
キョン「それにしてもあいつ、どこに行ったんだ?」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:06:47.12 ID:aVfjZLRE0
ガチャ
ハルヒ「たっだいまー!」
キョン「あっ、帰ってきた」
長門「…」
ガチャ
ハルヒ「たっだいまー!」
キョン「あっ、帰ってきた」
長門「…」
ハルヒ「いやー、探した探した」
キョン「探した? なにを?」
ハルヒ「マスコット」
キョン「?」
ハルヒ「だからぁ、SOS団の華? って感じの」
キョン「意味がわからん」
ハルヒ「まあいいわ。見ればわか……ん?」
長門「…」
ハルヒ「なによ有希」
長門「……おすわり」
ハルヒ「はぁ?」
キョン「! ちょっ! なんでもない、なんでもないぞハルヒ!」
キョン「探した? なにを?」
ハルヒ「マスコット」
キョン「?」
ハルヒ「だからぁ、SOS団の華? って感じの」
キョン「意味がわからん」
ハルヒ「まあいいわ。見ればわか……ん?」
長門「…」
ハルヒ「なによ有希」
長門「……おすわり」
ハルヒ「はぁ?」
キョン「! ちょっ! なんでもない、なんでもないぞハルヒ!」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:11:00.42 ID:aVfjZLRE0
みくる「ふぇぇ……」
キョン「……なに、どちら様?」
みくる「なんですかぁ、ここ……私なんでこんなとこに~」
みくる「ふぇぇ……」
キョン「……なに、どちら様?」
みくる「なんですかぁ、ここ……私なんでこんなとこに~」
ハルヒ「紹介するわ! 朝比奈みくるちゃんよ!」
キョン「はぁ」
ハルヒ「可愛いでしょ」
キョン「……まあ」
ハルヒ「小動物みたいだし。それに巨乳」
キョン「おまっ」
みくる「ふぇ……ふぇぇ」
ハルヒ「ほんっとにでっかい乳してるわねー」モミモミ
みくる「ふえぇぇっ!?」
ハルヒ「あんたも……いや、ダメだわ。絶対触っちゃダメ」
キョン「意味がわからん。ほら、やめろアホ」グイッ
ハルヒ「あーん、気持ちいいのにー」
キョン「はぁ」
ハルヒ「可愛いでしょ」
キョン「……まあ」
ハルヒ「小動物みたいだし。それに巨乳」
キョン「おまっ」
みくる「ふぇ……ふぇぇ」
ハルヒ「ほんっとにでっかい乳してるわねー」モミモミ
みくる「ふえぇぇっ!?」
ハルヒ「あんたも……いや、ダメだわ。絶対触っちゃダメ」
キョン「意味がわからん。ほら、やめろアホ」グイッ
ハルヒ「あーん、気持ちいいのにー」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:15:51.85 ID:aVfjZLRE0
キョン「あさひ……なさん? あの、すいませんねウチのバカが」
みくる「だ、大丈夫ですっ……」
ハルヒ「みくるちゃんなんか部活入ってるの?」
みくる「え、えと、書道部に」
ハルヒ「じゃあそれ辞めてね」
キョン「!?」
キョン「あさひ……なさん? あの、すいませんねウチのバカが」
みくる「だ、大丈夫ですっ……」
ハルヒ「みくるちゃんなんか部活入ってるの?」
みくる「え、えと、書道部に」
ハルヒ「じゃあそれ辞めてね」
キョン「!?」
ハルヒ「これで三人ね! あとはぁ、謎の転校生とかー」
キョン「おいこら」
ハルヒ「なによ」
キョン「なによ、じゃないだろ。なんだよ辞めろってのは」
ハルヒ「だってかけもちじゃ悪いじゃん」
キョン「そうじゃなくて、幾らなんでも酷いだろ」
みくる「あ、あの」
キョン「昔から言ってるだろ? 別に自由なのはいいけど、人に迷惑はかけるなって」
ハルヒ「うっさいわね! 別にいいじゃない!」
みくる「ちょ、ちょっと」
キョン「よくねーよ。さすがにもう黙ってないぞ。最近のお前はやりすぎだ」
ハルヒ「なによ! キョンのくせに!」
キョン「逆ギレかよ。なんにせよ、朝比奈さんには帰ってもらうぞ」
みくる「!」
キョン「おいこら」
ハルヒ「なによ」
キョン「なによ、じゃないだろ。なんだよ辞めろってのは」
ハルヒ「だってかけもちじゃ悪いじゃん」
キョン「そうじゃなくて、幾らなんでも酷いだろ」
みくる「あ、あの」
キョン「昔から言ってるだろ? 別に自由なのはいいけど、人に迷惑はかけるなって」
ハルヒ「うっさいわね! 別にいいじゃない!」
みくる「ちょ、ちょっと」
キョン「よくねーよ。さすがにもう黙ってないぞ。最近のお前はやりすぎだ」
ハルヒ「なによ! キョンのくせに!」
キョン「逆ギレかよ。なんにせよ、朝比奈さんには帰ってもらうぞ」
みくる「!」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:19:54.77 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「ちょっ、ちょっと! 勝手なこと――」
キョン「すいません朝比奈さん。そういうわけですから、もう戻ってもらっていいですよ」
ハルヒ「話を聞きなさいよバカキョン!」
ハルヒ「ちょっ、ちょっと! 勝手なこと――」
キョン「すいません朝比奈さん。そういうわけですから、もう戻ってもらっていいですよ」
ハルヒ「話を聞きなさいよバカキョン!」
キョン「お前な、もう高校生なんだ。少しは自分の行動に」
ハルヒ「なに保護者ぶってるのよ。バカみたい」
キョン「なんでもいい。とにかく、無関係な人を巻き込むな」
ハルヒ「巻き込んでないわよ。みくるちゃんは同意の上で」
キョン「あきらかにお前が脅して連れてきたんだろ」
みくる「あの、お二人とも喧嘩は……」
ハルヒ「みくるちゃんは黙ってて!」
みくる「ひいっ!」
キョン「だからそういうのを辞めろって言ってるんだろうが」
ハルヒ「なっ、なによ! なによキョンのくせに!」
キョン「とにかく、すいません朝比奈さん」
ハルヒ「くっ……キョ、キョンのバカ! キョンなんか死んじゃえ!」ダッ
キョン「あっ、こら! ハルヒ!」
ハルヒ「なに保護者ぶってるのよ。バカみたい」
キョン「なんでもいい。とにかく、無関係な人を巻き込むな」
ハルヒ「巻き込んでないわよ。みくるちゃんは同意の上で」
キョン「あきらかにお前が脅して連れてきたんだろ」
みくる「あの、お二人とも喧嘩は……」
ハルヒ「みくるちゃんは黙ってて!」
みくる「ひいっ!」
キョン「だからそういうのを辞めろって言ってるんだろうが」
ハルヒ「なっ、なによ! なによキョンのくせに!」
キョン「とにかく、すいません朝比奈さん」
ハルヒ「くっ……キョ、キョンのバカ! キョンなんか死んじゃえ!」ダッ
キョン「あっ、こら! ハルヒ!」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:22:09.38 ID:sk+Fmaek0
幼馴染っていう属性が付いただけでハルヒの傍若無人っぷりが緩和される
何故?
幼馴染っていう属性が付いただけでハルヒの傍若無人っぷりが緩和される
何故?
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:23:37.89 ID:aVfjZLRE0
キョン「……はぁ。すいませんね、朝比奈さん」
みくる「い、いえ……あの」
キョン「長門も、あんなやつの道楽に付き合うことはないぞ」
長門「…」
みくる「あの、追いかけなくていいんですか?」
キョン「そのうち戻ってきますよ。本当に申し訳ないです」
キョン「……はぁ。すいませんね、朝比奈さん」
みくる「い、いえ……あの」
キョン「長門も、あんなやつの道楽に付き合うことはないぞ」
長門「…」
みくる「あの、追いかけなくていいんですか?」
キョン「そのうち戻ってきますよ。本当に申し訳ないです」
みくる「……別にいいんですよ? 私は別に」
キョン「いいえ。折角書道部に入ってるんですから、こんなわけのわからん部活なんかに」
みくる「いいんです!」
キョン「!?」
みくる「……あ……ご、ごめんなさい。でも、ほんとうに大丈夫です」
長門「…」
みくる「ね、長門さん?」
長門「かまわない」
キョン「いや、でも……」
長門「それより」
キョン「?」
長門「追いかけたほうがいい。このままじゃ、あなたは死ぬかもしれない」
キョン「え?」
キョン「いいえ。折角書道部に入ってるんですから、こんなわけのわからん部活なんかに」
みくる「いいんです!」
キョン「!?」
みくる「……あ……ご、ごめんなさい。でも、ほんとうに大丈夫です」
長門「…」
みくる「ね、長門さん?」
長門「かまわない」
キョン「いや、でも……」
長門「それより」
キョン「?」
長門「追いかけたほうがいい。このままじゃ、あなたは死ぬかもしれない」
キョン「え?」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:28:27.80 ID:aVfjZLRE0
みくる「あ、あれは本心じゃないと思いますよ?」
長門「?」
キョン「なにを言ってるんだ、二人とも」
みくる「あ、あれは本心じゃないと思いますよ?」
長門「?」
キョン「なにを言ってるんだ、二人とも」
みくる「とにかく、私達は大丈夫ですから」
キョン「でも……」
みくる「涼宮さんを追いかけてあげてください。ほら、ほらほらっ」
キョン「あ、ちょっ」
みくる「ね? 多分どこかで待ってますよ、キョン君のこと」
キョン「?」
みくる「本当に私も長門さんも……無理矢理ここに連れてこられたわけじゃないですから」
キョン「……うーん……まあ、そこまで言うなら」
みくる「ほら、早く行ってあげてください。ね?」
キョン「わかりました。ちょっと探してきます」タッ
キョン「でも……」
みくる「涼宮さんを追いかけてあげてください。ほら、ほらほらっ」
キョン「あ、ちょっ」
みくる「ね? 多分どこかで待ってますよ、キョン君のこと」
キョン「?」
みくる「本当に私も長門さんも……無理矢理ここに連れてこられたわけじゃないですから」
キョン「……うーん……まあ、そこまで言うなら」
みくる「ほら、早く行ってあげてください。ね?」
キョン「わかりました。ちょっと探してきます」タッ
みくる「……ふぅ」
長門「彼は死ぬのでは?」
みくる「大丈夫ですよ。本心じゃないですから……あ、これからよろしくおねがいしますね?」
長門「…」コク
長門「彼は死ぬのでは?」
みくる「大丈夫ですよ。本心じゃないですから……あ、これからよろしくおねがいしますね?」
長門「…」コク
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:31:38.89 ID:aVfjZLRE0
キョン「どこ行ったんだあいつ」
朝倉「あら、キョン君」
キョン「朝倉。ハルヒ見なかったか?」
朝倉「涼宮さん? あっちに走ってったわよ」
キョン「ありがとう」
キョン「どこ行ったんだあいつ」
朝倉「あら、キョン君」
キョン「朝倉。ハルヒ見なかったか?」
朝倉「涼宮さん? あっちに走ってったわよ」
キョン「ありがとう」
キョン「ハールヒー……あ、居た」
ハルヒ「…」
キョン「おい、帰るぞ」
ハルヒ「…」
キョン「返事しろバカ」
ハルヒ「うっさい」
キョン「……子供じゃないんだから……すねんなよ、あのぐらいのことで」
ハルヒ「うっさいわね! あんたになにがわかるのよ!」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「……どっかいけ。バカ。バカキョン」
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「おい、帰るぞ」
ハルヒ「…」
キョン「返事しろバカ」
ハルヒ「うっさい」
キョン「……子供じゃないんだから……すねんなよ、あのぐらいのことで」
ハルヒ「うっさいわね! あんたになにがわかるのよ!」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「……どっかいけ。バカ。バカキョン」
キョン「…」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:40:30.74 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「あんた言ってたじゃん。高校生になれば、色んな人がいるだろうって」
キョン「まあ……言ったな」
ハルヒ「うそつき! 誰も変わってない! みーんな普通の人ばっかり!」
キョン「…」
ハルヒ「あんた言ってたじゃん。高校生になれば、色んな人がいるだろうって」
キョン「まあ……言ったな」
ハルヒ「うそつき! 誰も変わってない! みーんな普通の人ばっかり!」
キョン「…」
ハルヒ「あたしは、あんたみたいに普通になんてできないの!」
キョン「知ってるよ」
ハルヒ「だから、あたしは……ずっと一人で」
キョン「…」
ハルヒ「話す人があんたしか居なくても、高校生になれば変わるって言うから」
キョン「……周りだけじゃなくて、お前も変わらなきゃダメに決まってるだろ?」
ハルヒ「そんなこと言われても、仕方ないじゃない! あたしは普通なんて大っ嫌いなの!」
キョン「だけど」
ハルヒ「だから! だから部活作って、人集めて……い、色んな人と一緒にっ」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「あたっ、あたしも……んっ、あたしも部活とかしてみたいもんっ!」ポロポロ
キョン「あぁ、そうだな。ごめんな? ちょっと言い過ぎたよ」
ハルヒ「バカ! キョンのバカ! うそつきっ!」
キョン「ごめんごめん。ほら、泣くなハルヒ。ごめんって」ギュウ
キョン「知ってるよ」
ハルヒ「だから、あたしは……ずっと一人で」
キョン「…」
ハルヒ「話す人があんたしか居なくても、高校生になれば変わるって言うから」
キョン「……周りだけじゃなくて、お前も変わらなきゃダメに決まってるだろ?」
ハルヒ「そんなこと言われても、仕方ないじゃない! あたしは普通なんて大っ嫌いなの!」
キョン「だけど」
ハルヒ「だから! だから部活作って、人集めて……い、色んな人と一緒にっ」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「あたっ、あたしも……んっ、あたしも部活とかしてみたいもんっ!」ポロポロ
キョン「あぁ、そうだな。ごめんな? ちょっと言い過ぎたよ」
ハルヒ「バカ! キョンのバカ! うそつきっ!」
キョン「ごめんごめん。ほら、泣くなハルヒ。ごめんって」ギュウ
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:48:18.11 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「ひっく……キョンのバカ。うそつきっ、バカバカッ」ギュー
キョン「そうだな。俺、嘘つきだったな」
ハルヒ「ぐすっ……キョ、キョンのうそつきぃっ」ポコポコ
キョン「いたいって。ごめんごめん」ナデナデ
ハルヒ「ひっく……キョンのバカ。うそつきっ、バカバカッ」ギュー
キョン「そうだな。俺、嘘つきだったな」
ハルヒ「ぐすっ……キョ、キョンのうそつきぃっ」ポコポコ
キョン「いたいって。ごめんごめん」ナデナデ
キョン「朝比奈さんも長門も、SOS団に入ってくれるってさ」
ハルヒ「最初から言ってるでしょ、あたし無理矢理連れてきたわけじゃないもん……」
キョン「そうだな、俺の勘違いだった。ハルヒも……ちょっと大人になってるもんなぁ」
ハルヒ「……キョンがそうすれば友達できるっていうから、そうしてるんだもん」
キョン「うん。わかってる、ハルヒは変わったよ」
ハルヒ「…」ギュゥ
キョン「それでもなあ、もうちょっとだけ、わがまま減れば……もっと大人になれると思うぞ?」
ハルヒ「……そればっか。あたしは普通になんてなりたくないの」
キョン「はいはい、そうだったな」
ハルヒ「わがまま言っても、それに付いてくるのがキョンなの。あんたは……ずっとあたしの味方なんだからっ」
キョン「おう、俺はずっとハルヒの味方だ。ほら、もう泣き止んだか?」
ハルヒ「最初から言ってるでしょ、あたし無理矢理連れてきたわけじゃないもん……」
キョン「そうだな、俺の勘違いだった。ハルヒも……ちょっと大人になってるもんなぁ」
ハルヒ「……キョンがそうすれば友達できるっていうから、そうしてるんだもん」
キョン「うん。わかってる、ハルヒは変わったよ」
ハルヒ「…」ギュゥ
キョン「それでもなあ、もうちょっとだけ、わがまま減れば……もっと大人になれると思うぞ?」
ハルヒ「……そればっか。あたしは普通になんてなりたくないの」
キョン「はいはい、そうだったな」
ハルヒ「わがまま言っても、それに付いてくるのがキョンなの。あんたは……ずっとあたしの味方なんだからっ」
キョン「おう、俺はずっとハルヒの味方だ。ほら、もう泣き止んだか?」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:54:17.73 ID:aVfjZLRE0
キョン「あーもー、こんなに目真っ赤にしやがって」
ハルヒ「キョンのせい」
キョン「なんでも俺のせいかよ……ほら、涙のあと付いてる」クイッ
ハルヒ「んっ」
キョン「あーもー、こんなに目真っ赤にしやがって」
ハルヒ「キョンのせい」
キョン「なんでも俺のせいかよ……ほら、涙のあと付いてる」クイッ
ハルヒ「んっ」
キョン「泣き虫なのも治さないとなぁ。子供じゃあるまいし」
ハルヒ「泣き虫じゃないわよ! いっつもあんたが……あんたが原因なだけだもん」
キョン「悪かったよ。反省してる」
ハルヒ「ほんとに?」
キョン「ほんとだ。俺がハルヒにウソついたことあったか?」
ハルヒ「うん。沢山ある」
キョン「うっ……と、とにかく。これは本当だ。反省してるよ」
ハルヒ「証拠みせなさいよ」
キョン「えっ? こ、ここで?」
ハルヒ「もちろん。あたしに悪いことしたら、どうするんだっけ?」
キョン「……卑怯者」チュッ
ハルヒ「んっ……うんっ♪ 許してあげる!」
キョン「ったく。ほら、戻るぞハルヒ」
ハルヒ「ねぇ、ジュース飲みたい。買って」
キョン「自分で買え」
ハルヒ「泣き虫じゃないわよ! いっつもあんたが……あんたが原因なだけだもん」
キョン「悪かったよ。反省してる」
ハルヒ「ほんとに?」
キョン「ほんとだ。俺がハルヒにウソついたことあったか?」
ハルヒ「うん。沢山ある」
キョン「うっ……と、とにかく。これは本当だ。反省してるよ」
ハルヒ「証拠みせなさいよ」
キョン「えっ? こ、ここで?」
ハルヒ「もちろん。あたしに悪いことしたら、どうするんだっけ?」
キョン「……卑怯者」チュッ
ハルヒ「んっ……うんっ♪ 許してあげる!」
キョン「ったく。ほら、戻るぞハルヒ」
ハルヒ「ねぇ、ジュース飲みたい。買って」
キョン「自分で買え」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 03:59:06.34 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「そういうわけで、改めてよろしくね二人とも」
みくる「はい♪ よろしくおねがいします」
長門「……死んでない……何故」
キョン「?」
ハルヒ「そういうわけで、改めてよろしくね二人とも」
みくる「はい♪ よろしくおねがいします」
長門「……死んでない……何故」
キョン「?」
ハルヒ「そんじゃ、今日は解散!」
長門「…」
キョン「はぁ、なんか疲れた一日だったよ」
長門「あの」
キョン「ん?」
長門「これ、読んで」スッ
キョン「なんだこの本」
長門「読めばわかる。また明日」
キョン「あ、長門?」
長門「…」
キョン「はぁ、なんか疲れた一日だったよ」
長門「あの」
キョン「ん?」
長門「これ、読んで」スッ
キョン「なんだこの本」
長門「読めばわかる。また明日」
キョン「あ、長門?」
キョン「……なんだ一体?」
ハルヒ「なにその本」
キョン「いやなんか、長門が読めって」
ハルヒ「ふーん」
ハルヒ「なにその本」
キョン「いやなんか、長門が読めって」
ハルヒ「ふーん」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 04:02:48.07 ID:aVfjZLRE0
キョン「難しい……意味がわからん」ペラッ
ハルヒ「なんで有希はこんなのをキョンに?」
キョン「さぁ?」
キョン「難しい……意味がわからん」ペラッ
ハルヒ「なんで有希はこんなのをキョンに?」
キョン「さぁ?」
キョン妹「はるにゃーん! はるにゃんのママ来たよー!」
ハルヒ「ん? なにかしら、よっと」
キョン「あ、こら。人を跨ぐな人を」
ハルヒ「なーにー?」トトッ
キョン「まったく……ん?」
ハルヒ「ん? なにかしら、よっと」
キョン「あ、こら。人を跨ぐな人を」
ハルヒ「なーにー?」トトッ
キョン「まったく……ん?」
キョン「なんか挟まってた……なんだこれ、手紙?」
キョン「午後七時……公園で……!」
キョン「こっ、これは!」
キョン「午後七時……公園で……!」
キョン「こっ、これは!」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 04:07:48.59 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「いやー、忘れてた。出かけないといけないの完全に忘れてたわ」
キョン「!」
ハルヒ「ん? どうしたのキョン」
キョン「い、いや。なんでもない」
ハルヒ「?」
ハルヒ「いやー、忘れてた。出かけないといけないの完全に忘れてたわ」
キョン「!」
ハルヒ「ん? どうしたのキョン」
キョン「い、いや。なんでもない」
ハルヒ「?」
ハルヒ「それじゃ、続きは帰ってきてからね」
キョン「おう」
ハルヒ「赤オニを借金まみれにするのも楽しいわねぇ……」トコトコ
キョン「……さて、と」
キョン「これは、ラブ……レターってやつだよな」
キョン「きたな。俺の時代がきたな」
キョン「…」
キョン「おう」
ハルヒ「赤オニを借金まみれにするのも楽しいわねぇ……」トコトコ
キョン「……さて、と」
キョン「これは、ラブ……レターってやつだよな」
キョン「きたな。俺の時代がきたな」
キョン「…」
キョン「まあ……ハルヒは……うーん」
キョン「なんにせよ、行かないわけにはいかんな。よし、行ってみよう」
キョン「なんにせよ、行かないわけにはいかんな。よし、行ってみよう」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 04:15:05.79 ID:aVfjZLRE0
キョン「ええっと、この公園か」
長門「…」
キョン「あ、いた」
キョン「ええっと、この公園か」
長門「…」
キョン「あ、いた」
キョン「よう」
長門「……一人?」
キョン「もちろん」
長門「そう」
キョン「で、あの……一応、俺なりに考えたんだけどさ」
長門「?」
キョン「まあハルヒは、ただの幼馴染だけど……なんていうか、もうずっと一緒に居るからさ」
長門「来て」
キョン「え?」
長門「こっち」
キョン「なんだ、どこに……」
長門「……一人?」
キョン「もちろん」
長門「そう」
キョン「で、あの……一応、俺なりに考えたんだけどさ」
長門「?」
キョン「まあハルヒは、ただの幼馴染だけど……なんていうか、もうずっと一緒に居るからさ」
長門「来て」
キョン「え?」
長門「こっち」
キョン「なんだ、どこに……」
キョン「ここは」
長門「私の住居」
キョン「! いやあの、そんないきなりっ」
長門「入って」
キョン「だ、ダメだ! それは……やっぱり俺にはハルヒが、ハルヒだけにしか」
長門「?」
長門「私の住居」
キョン「! いやあの、そんないきなりっ」
長門「入って」
キョン「だ、ダメだ! それは……やっぱり俺にはハルヒが、ハルヒだけにしか」
長門「?」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 04:19:18.72 ID:aVfjZLRE0
キョン「……ここか」
長門「入って」
キョン「おい、靴は揃えろよ。ハルヒも全然揃えないんだよな」
長門「……気にしないで」
キョン「……ここか」
長門「入って」
キョン「おい、靴は揃えろよ。ハルヒも全然揃えないんだよな」
長門「……気にしないで」
キョン「なんだ、一人暮らしか」
長門「…」
キョン「な、なんか言えよ」
長門「涼宮ハルヒのこと」
キョン「え? あぁ、あいつがなにか?」
長門「……彼女は」
キョン「彼女じゃないって。ただの幼馴染」
長門「?」
キョン「いやあの、だからってその……フリーってわけじゃないっていうか、あの」
長門「……意味がわからない」
キョン「ん? それはこっちのセリフじゃないか?」
長門「…」
キョン「あっ、このお茶うまいな」
長門「…」
キョン「な、なんか言えよ」
長門「涼宮ハルヒのこと」
キョン「え? あぁ、あいつがなにか?」
長門「……彼女は」
キョン「彼女じゃないって。ただの幼馴染」
長門「?」
キョン「いやあの、だからってその……フリーってわけじゃないっていうか、あの」
長門「……意味がわからない」
キョン「ん? それはこっちのセリフじゃないか?」
長門「…」
キョン「あっ、このお茶うまいな」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 04:22:12.82 ID:aVfjZLRE0
キョン「え?」
長門「だから、彼女は普通の人間じゃない」
キョン「おう、知ってるぞ」
長門「……あれ?」
キョン「え?」
長門「だから、彼女は普通の人間じゃない」
キョン「おう、知ってるぞ」
長門「……あれ?」
キョン「昔から、ほんっとに昔からああなんだよ」
キョン「物心ついたときからあいつのことは知ってるけど、変わった奴でさあ」
キョン「もー今まで何度も何度も迷惑を――」
長門「あの」
キョン「ん? なに?」
長門「……そうじゃない」
キョン「…」
長門「彼女は、普通の人間じゃない」
キョン「だから知ってるって」
長門「…」
キョン「物心ついたときからあいつのことは知ってるけど、変わった奴でさあ」
キョン「もー今まで何度も何度も迷惑を――」
長門「あの」
キョン「ん? なに?」
長門「……そうじゃない」
キョン「…」
長門「彼女は、普通の人間じゃない」
キョン「だから知ってるって」
長門「…」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 04:27:41.06 ID:aVfjZLRE0
キョン「ハルヒに……不思議な力が?」
長門「そのとおり。彼女には、願望を実現させる力がある」
キョン「…」
キョン「ハルヒに……不思議な力が?」
長門「そのとおり。彼女には、願望を実現させる力がある」
キョン「…」
長門「三年前に、私は生まれた」
キョン「三年前?」
長門「そう。私は人間ではなく対有機生命体~」
キョン「???」
キョン「三年前?」
長門「そう。私は人間ではなく対有機生命体~」
キョン「???」
長門「……わかった?」
キョン「全然」
長門「…」
キョン「何言ってるんだよ。あいつは自分じゃああ言ってるけど、至って普通の地球人だよ」
長門「だから」
キョン「それにその、願望を現実にする力? そんなの今まで見たことも聞いたこともないし」
長門「……あなたは、彼女にとっての鍵のような存在」
キョン「いやだから、俺はあいつとは別に」
長門「叩いてもいい?」
キョン「なに、なんだって?」
長門「……なんでもない」
キョン「全然」
長門「…」
キョン「何言ってるんだよ。あいつは自分じゃああ言ってるけど、至って普通の地球人だよ」
長門「だから」
キョン「それにその、願望を現実にする力? そんなの今まで見たことも聞いたこともないし」
長門「……あなたは、彼女にとっての鍵のような存在」
キョン「いやだから、俺はあいつとは別に」
長門「叩いてもいい?」
キョン「なに、なんだって?」
長門「……なんでもない」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 04:29:15.95 ID:qpe6go2iO
キョンがめんどくせぇw
キョンがめんどくせぇw
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 04:33:05.10 ID:aVfjZLRE0
キョン「まあなんだ、確かに長門の言いたいこともわかるぞ」
長門「よかった」
キョン「やっぱりムカついたよな。文芸部室乗っ取られたのは」
長門「…」
キョン「だけど許してやってくれ。あいつは本当はいい子なんだ」
キョン「まあなんだ、確かに長門の言いたいこともわかるぞ」
長門「よかった」
キョン「やっぱりムカついたよな。文芸部室乗っ取られたのは」
長門「…」
キョン「だけど許してやってくれ。あいつは本当はいい子なんだ」
長門「私は」
キョン「わかってる。お前に悪気がないってことは」
長門「別に」
キョン「だけどな、そういう嘘を付かれても……俺はあいつのことはなんでも知ってるんだ」
長門「あの」
キョン「この間のこともな、あいつちゃんと反省してるんだ。だから……許してやってくれ」
長門「……怒ってはいない」
キョン「そっか! ありがとう!」
長門「むしろ、今怒りを覚えている」
キョン「え? なにが? あっ、もうこんな時間じゃないか! 晩飯忘れてた」
長門「あっ」
キョン「じゃあな長門! また明日! お茶ありがとう、美味かったよ!」
長門「ちょっと」
キョン「わかってる。お前に悪気がないってことは」
長門「別に」
キョン「だけどな、そういう嘘を付かれても……俺はあいつのことはなんでも知ってるんだ」
長門「あの」
キョン「この間のこともな、あいつちゃんと反省してるんだ。だから……許してやってくれ」
長門「……怒ってはいない」
キョン「そっか! ありがとう!」
長門「むしろ、今怒りを覚えている」
キョン「え? なにが? あっ、もうこんな時間じゃないか! 晩飯忘れてた」
長門「あっ」
キョン「じゃあな長門! また明日! お茶ありがとう、美味かったよ!」
長門「ちょっと」
長門「…」
長門「……対ヒューマノイド用兵器の使用許可を」ブツブツ
長門「……対ヒューマノイド用兵器の使用許可を」ブツブツ
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 04:46:18.78 ID:aVfjZLRE0
キョン「ただいまー」
キョン妹「おかえりー!」
キョン「ただいまー」
キョン妹「おかえりー!」
キョン「ふぅ……なんだったんだ、長門の奴」
キョン「ハルヒが人間じゃない? そんなバカな話、いくらなんでも」
キョン「…」
キョン「……いやいや、体は確かに人間だ。それは……間違いない」
キョン「うーん」
ハルヒ「なに悩んでるの?」ヌッ
キョン「!! ハッ、ハルヒ!」
ハルヒ「ただいま。焼肉食ってきた」ハァーッ
キョン「うわ、くせぇ」
ハルヒ「臭くないわよ!」
キョン「ハルヒが人間じゃない? そんなバカな話、いくらなんでも」
キョン「…」
キョン「……いやいや、体は確かに人間だ。それは……間違いない」
キョン「うーん」
ハルヒ「なに悩んでるの?」ヌッ
キョン「!! ハッ、ハルヒ!」
ハルヒ「ただいま。焼肉食ってきた」ハァーッ
キョン「うわ、くせぇ」
ハルヒ「臭くないわよ!」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 04:55:43.09 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「ちょっと! 鳥取はあたしのシマよ!?」
キョン「うるせぇ、俺は蕎麦が大好きなんだ」
ハルヒ「もー!」カチカチ
ハルヒ「ちょっと! 鳥取はあたしのシマよ!?」
キョン「うるせぇ、俺は蕎麦が大好きなんだ」
ハルヒ「もー!」カチカチ
キョン「……なぁハルヒ?」
ハルヒ「ん?」
キョン「三年前って、なんかあったっけ?」
ハルヒ「三年前? 三年……えーと」
キョン「…」
ハルヒ「あれは二年前だし……あれは……うーん」
キョン「別になんもないよな」
ハルヒ「これといってなにがあったってのはないかも」
キョン「だよなぁ」
ハルヒ「ねぇねぇ、それより覚えてる?」
キョン「なにがよ」
ハルヒ「だからぁー……もう二年前なの。早いわねー」
キョン「?」
ハルヒ「……鈍感!」
キョン「えっ? なにが? なになに?」
ハルヒ「ん?」
キョン「三年前って、なんかあったっけ?」
ハルヒ「三年前? 三年……えーと」
キョン「…」
ハルヒ「あれは二年前だし……あれは……うーん」
キョン「別になんもないよな」
ハルヒ「これといってなにがあったってのはないかも」
キョン「だよなぁ」
ハルヒ「ねぇねぇ、それより覚えてる?」
キョン「なにがよ」
ハルヒ「だからぁー……もう二年前なの。早いわねー」
キョン「?」
ハルヒ「……鈍感!」
キョン「えっ? なにが? なになに?」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 05:00:38.26 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「ふぁ……眠くなってきた」
キョン「さすがに一日で九十九年はムリだな」
ハルヒ「赤オニもびっくりするぐらい借金まみれになったわね」
ハルヒ「ふぁ……眠くなってきた」
キョン「さすがに一日で九十九年はムリだな」
ハルヒ「赤オニもびっくりするぐらい借金まみれになったわね」
ハルヒ「やーめた」ボフッ
キョン「また明日にするか」
ハルヒ「おやすみー」モゾモゾ
キョン「おい、自分の家に帰れって」
ハルヒ「めんどくさいもん。ここで寝る」
キョン「すぐソコだろ。そんぐらい面倒がるなよ」
ハルヒ「朝帰れば問題なし! そんじゃ、そういうことで……くかー」
キョン「あーあ。ほんとに自由人だなぁこいつは」
キョン「また明日にするか」
ハルヒ「おやすみー」モゾモゾ
キョン「おい、自分の家に帰れって」
ハルヒ「めんどくさいもん。ここで寝る」
キョン「すぐソコだろ。そんぐらい面倒がるなよ」
ハルヒ「朝帰れば問題なし! そんじゃ、そういうことで……くかー」
キョン「あーあ。ほんとに自由人だなぁこいつは」
キョン「…」
ハルヒ「zzz」
キョン「へそでてる。シャツめくれてるぞ」ペロリン
ハルヒ「むにゃ……すぴー」
キョン「……やっぱ普通に人間だよな。なんだったんだろ、長門のやつ……」
ハルヒ「zzz」
キョン「へそでてる。シャツめくれてるぞ」ペロリン
ハルヒ「むにゃ……すぴー」
キョン「……やっぱ普通に人間だよな。なんだったんだろ、長門のやつ……」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 05:16:25.90 ID:aVfjZLRE0
キョン「お前神様なんだってよ。不思議な力持ってるんだってさ」ナデナデ
ハルヒ「んんっ……くぅ」
キョン「そんなわけないよなぁ……アヒル口」プニュ
ハルヒ「むぐ……んー」モゾモゾ
キョン「お前神様なんだってよ。不思議な力持ってるんだってさ」ナデナデ
ハルヒ「んんっ……くぅ」
キョン「そんなわけないよなぁ……アヒル口」プニュ
ハルヒ「むぐ……んー」モゾモゾ
キョン「……でも……なんか引っかかるよな」
キョン「朝比奈さんも長門も、なんか不思議な雰囲気あるし……」
ハルヒ「んー……キョン、電気まぶしぃっ……」モゾモゾ
キョン「あぁ、はいはい」カチッ
キョン「朝比奈さんも長門も、なんか不思議な雰囲気あるし……」
ハルヒ「んー……キョン、電気まぶしぃっ……」モゾモゾ
キョン「あぁ、はいはい」カチッ
ハルヒ「zzz」
キョン「まあ、なんにせよ。こいつはこいつだよな」
キョン「……いつのまにかこんなに可愛くなりやがって……けしからん」
キョン「まあ、なんにせよ。こいつはこいつだよな」
キョン「……いつのまにかこんなに可愛くなりやがって……けしからん」
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 05:20:10.14 ID:tnKVAeGvO
幼なじみの彼女いる奴て神に選ばれてるよな
幼なじみの彼女いる奴て神に選ばれてるよな
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 05:20:43.17 ID:aVfjZLRE0
国木田「あれ、キョン。今日のお弁当なんか可愛いね」
谷口「ほんとだ。なんだこれ」
キョン「うるさいな。覗いてくんな」
国木田「あれ、キョン。今日のお弁当なんか可愛いね」
谷口「ほんとだ。なんだこれ」
キョン「うるさいな。覗いてくんな」
国木田「わかった。涼宮さんの手作りだ」
谷口「なに!?」
キョン「……ウチは母親も仕事してるからな。たまに忙しくて、朝いないときもあるんだ」
国木田「上手くなったねぇ、涼宮さんの料理」
キョン「そうだな。あいつが初めて作った玉子焼きなんて、なんか鉱物入ってたからなぁ」
谷口「なぁ、そのおかずこのパンと交換してくれよ」
キョン「おとといきやがれ。これ好きなんだよ」
谷口「なに!?」
キョン「……ウチは母親も仕事してるからな。たまに忙しくて、朝いないときもあるんだ」
国木田「上手くなったねぇ、涼宮さんの料理」
キョン「そうだな。あいつが初めて作った玉子焼きなんて、なんか鉱物入ってたからなぁ」
谷口「なぁ、そのおかずこのパンと交換してくれよ」
キョン「おとといきやがれ。これ好きなんだよ」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 05:24:25.39 ID:aVfjZLRE0
キョン「ハルヒ、これ。弁当箱」スッ
ハルヒ「お弁当、美味しかった?」
キョン「まあ、美味かったよ。ありがとう」
キョン「ハルヒ、これ。弁当箱」スッ
ハルヒ「お弁当、美味しかった?」
キョン「まあ、美味かったよ。ありがとう」
ハルヒ「夜もおばさん居ないんでしょ」
キョン「まあな」
ハルヒ「晩御飯はウチに来なさいね。お母さんに言ってるから」
キョン「そうか。わかった」
ハルヒ「明日は?」
キョン「さあな。数日は帰られないとか言ってたような」
ハルヒ「おじさんは会社の人とご飯だっけ? わかった、朝ごはんは作りに行ってあげる」
キョン「ん」
キョン「まあな」
ハルヒ「晩御飯はウチに来なさいね。お母さんに言ってるから」
キョン「そうか。わかった」
ハルヒ「明日は?」
キョン「さあな。数日は帰られないとか言ってたような」
ハルヒ「おじさんは会社の人とご飯だっけ? わかった、朝ごはんは作りに行ってあげる」
キョン「ん」
朝倉「知ってる、あれって通い妻って言うんでしょ」
国木田「さぁ、どうだろうねぇ」
谷口「ここは現実なのか……」
国木田「さぁ、どうだろうねぇ」
谷口「ここは現実なのか……」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 05:31:38.23 ID:aVfjZLRE0
キョン「zzz」
キョン妹「キョン君朝ー!」ボフン
キョン「zzz」
キョン妹「むー……返事がない、ただのしか……ぼね? のようだ!」
ハルヒ「違う違う、ただのしかばねっ!」ドゴォ
キョン「ぎゃあっ!!」
キョン「zzz」
キョン妹「キョン君朝ー!」ボフン
キョン「zzz」
キョン妹「むー……返事がない、ただのしか……ぼね? のようだ!」
ハルヒ「違う違う、ただのしかばねっ!」ドゴォ
キョン「ぎゃあっ!!」
キョン「は、肺っ、肺がっ……」
ハルヒ「ほら早く起きなさいよ。朝ごはんできてるわよ」
キョン妹「先に食べててもいい?」
ハルヒ「いいわよ。ちゃんといただきますしなさいね?」
キョン妹「はぁーい!」タタタ…
キョン「もう少し優しく起こしてくれよ。魂がどっか行くかと思ったぞ」
ハルヒ「起こそうとしたわよ」
キョン「それを行動にうつしてくれ……ふぅ」モゾモゾ
ハルヒ「堂々と二度寝しようとすんな!」メメタァ
キョン「ぎゃあああ!!!」
ハルヒ「ほら早く起きなさいよ。朝ごはんできてるわよ」
キョン妹「先に食べててもいい?」
ハルヒ「いいわよ。ちゃんといただきますしなさいね?」
キョン妹「はぁーい!」タタタ…
キョン「もう少し優しく起こしてくれよ。魂がどっか行くかと思ったぞ」
ハルヒ「起こそうとしたわよ」
キョン「それを行動にうつしてくれ……ふぅ」モゾモゾ
ハルヒ「堂々と二度寝しようとすんな!」メメタァ
キョン「ぎゃあああ!!!」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 05:32:02.14 ID:mzgM2ZOu0
谷口だけ違う中学出身なんだな
谷口だけ違う中学出身なんだな
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 05:34:48.55 ID:aVfjZLRE0
キョン「前が見えねぇ」フラフラ
キョン妹「キョン君、顔面白ね! なにそれ!」
ハルヒ「はいは、早く食べちゃいなさいよ」
キョン「前が見えねぇ」フラフラ
キョン妹「キョン君、顔面白ね! なにそれ!」
ハルヒ「はいは、早く食べちゃいなさいよ」
キョン「んー……ん?」
ハルヒ「なによ」
キョン「いや、なんか……味噌汁が」
ハルヒ「なになに?」
キョン「なんだろう。なんか味が……ん?」
キョン妹「おかーさんのといっしょ!」
キョン「あ、それだ」
ハルヒ「えへへ、凄いでしょ? 似せて作れるようになったのよ?」
キョン「へぇ……やるじゃん」
ハルヒ「もっと褒められてもいいのよ?」
キョン「その一言がなければなぁ」モグモグ
ハルヒ「なによ」
キョン「いや、なんか……味噌汁が」
ハルヒ「なになに?」
キョン「なんだろう。なんか味が……ん?」
キョン妹「おかーさんのといっしょ!」
キョン「あ、それだ」
ハルヒ「えへへ、凄いでしょ? 似せて作れるようになったのよ?」
キョン「へぇ……やるじゃん」
ハルヒ「もっと褒められてもいいのよ?」
キョン「その一言がなければなぁ」モグモグ
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 05:39:17.82 ID:aVfjZLRE0
キョン「あれ、ネクタイが……」
ハルヒ「なにやってんのよ、ここ!」スッ
キョン「あぁ、サンキュ」
キョン「あれ、ネクタイが……」
ハルヒ「なにやってんのよ、ここ!」スッ
キョン「あぁ、サンキュ」
ハルヒ「いがんでるわよ」クィクィ
キョン「ん」
ハルヒ「うし、おっけー」
国木田「おーい、キョーン」
キョン「あ、国木田だ。今出るよ!」
キョン「ん」
ハルヒ「うし、おっけー」
国木田「おーい、キョーン」
キョン「あ、国木田だ。今出るよ!」
国木田「おはよう二人とも」
キョン「おう」
ハルヒ「おはよう」
国木田「あれ、どうしたの? 涼宮さん休み?」
ハルヒ「え?」
国木田「だってほら、エプロン……」
ハルヒ「あ! いけない、あたしが着替えるの忘れてた!」
キョン「先行ってるからなー」
ハルヒ「ちょっ、ま、待ちないさいよキョン!」
キョン「おう」
ハルヒ「おはよう」
国木田「あれ、どうしたの? 涼宮さん休み?」
ハルヒ「え?」
国木田「だってほら、エプロン……」
ハルヒ「あ! いけない、あたしが着替えるの忘れてた!」
キョン「先行ってるからなー」
ハルヒ「ちょっ、ま、待ちないさいよキョン!」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 05:51:17.81 ID:aVfjZLRE0
国木田「なんだか見慣れた風景だけどさあ」
キョン「あ?」
国木田「なんていうか、友達の家から普通に女の子が出てくるってのも」
キョン「うるさいな」
国木田「なんだか見慣れた風景だけどさあ」
キョン「あ?」
国木田「なんていうか、友達の家から普通に女の子が出てくるってのも」
キョン「うるさいな」
国木田「いいじゃん。いい加減認めなよ」
キョン「なにをだよ」
国木田「幼馴染ってのを、ちょっとだけ超えた関係?」
キョン「……俺とハルヒは、ただの幼馴染だっての」
国木田「ふふっ、なにをそんなにこだわってるんだか」
キョン「うっせぇ」
キョン「なにをだよ」
国木田「幼馴染ってのを、ちょっとだけ超えた関係?」
キョン「……俺とハルヒは、ただの幼馴染だっての」
国木田「ふふっ、なにをそんなにこだわってるんだか」
キョン「うっせぇ」
ハルヒ「はっ、はぁっ……おまたせ!」
キョン「遅いぞ。本当に先に行こうとしてたんだからな」
ハルヒ「なによ! 元はといえばあんたの朝ごはんを作ってたから~」
国木田「幸せそうだなぁ」
キョン「遅いぞ。本当に先に行こうとしてたんだからな」
ハルヒ「なによ! 元はといえばあんたの朝ごはんを作ってたから~」
国木田「幸せそうだなぁ」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:13:19.59 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「聞いたキョン!?」
キョン「なにを」
ハルヒ「転校生よ転校生!」
キョン「転校生……それがどうした」
ハルヒ「聞いたキョン!?」
キョン「なにを」
ハルヒ「転校生よ転校生!」
キョン「転校生……それがどうした」
ハルヒ「こんな中途半端な時期に転校生が来るなんて、おかしいじゃない!」
キョン「そうかぁ?」
ハルヒ「アレよ、絶対なにかあるのよ! これはもう、SOS団に誘うしかないわ!」
キョン「なんでそうなる」
ハルヒ「そんなわけで昼休み、確保しにいくわよ」
キョン「行ってらっしゃい」
ハルヒ「言っとくけど、あんたのお弁当あたしが持ってるからね。付いてこないとお昼抜きよ?」
キョン「卑怯者!」
キョン「そうかぁ?」
ハルヒ「アレよ、絶対なにかあるのよ! これはもう、SOS団に誘うしかないわ!」
キョン「なんでそうなる」
ハルヒ「そんなわけで昼休み、確保しにいくわよ」
キョン「行ってらっしゃい」
ハルヒ「言っとくけど、あんたのお弁当あたしが持ってるからね。付いてこないとお昼抜きよ?」
キョン「卑怯者!」
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:16:54.44 ID:aVfjZLRE0
キョン「この教室か……」
ハルヒ「どの子かしら?」
キョン「あっ、あの子かも」
ハルヒ「? 転校生は男の子よ?」
キョン「なんだ、すっごい可愛いから勘違いした……」
ハルヒ「せいっ!」ズドッ
キョン「エンッ!」
キョン「この教室か……」
ハルヒ「どの子かしら?」
キョン「あっ、あの子かも」
ハルヒ「? 転校生は男の子よ?」
キョン「なんだ、すっごい可愛いから勘違いした……」
ハルヒ「せいっ!」ズドッ
キョン「エンッ!」
キョン「の、喉を突くなッ!」
古泉「おやおや、大丈夫ですか?」
キョン「けほけほっ……ん?」
古泉「どうも」
キョン「あぁ、どうも」
ハルヒ「あ! 転校生!」
キョン「? コイツが? あ、いや失礼」
古泉「いえいえ。はい、転校生です」
ハルヒ「へぇ……中々カッコいいじゃない」
キョン「おいこら」
古泉「おやおや、大丈夫ですか?」
キョン「けほけほっ……ん?」
古泉「どうも」
キョン「あぁ、どうも」
ハルヒ「あ! 転校生!」
キョン「? コイツが? あ、いや失礼」
古泉「いえいえ。はい、転校生です」
ハルヒ「へぇ……中々カッコいいじゃない」
キョン「おいこら」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:22:26.13 ID:aVfjZLRE0
古泉「へぇ、SOS団? ですか」
ハルヒ「えぇ。今なら特別に、無条件での入団を許可するわ!」
古泉「それはそれは」
古泉「へぇ、SOS団? ですか」
ハルヒ「えぇ。今なら特別に、無条件での入団を許可するわ!」
古泉「それはそれは」
キョン「…」
ハルヒ「あら、なにキョン。なんか不満そう」
キョン「別に」
ハルヒ「へぇ……わかった。嫉妬してるんだ」
キョン「はぁ?」
ハルヒ「カッコいいもんね。古泉君」
古泉「え? あ、いえいえ」
ハルヒ「ふふっ、大丈夫よキョン。あたしは――」
キョン「別に入るのはいいけど、朝比奈さんに手を出したらすげぇ怒るからな」
ハルヒ「そりゃぁ!」グワラゴワガキーン
キョン「あがっ!!!」
ハルヒ「あら、なにキョン。なんか不満そう」
キョン「別に」
ハルヒ「へぇ……わかった。嫉妬してるんだ」
キョン「はぁ?」
ハルヒ「カッコいいもんね。古泉君」
古泉「え? あ、いえいえ」
ハルヒ「ふふっ、大丈夫よキョン。あたしは――」
キョン「別に入るのはいいけど、朝比奈さんに手を出したらすげぇ怒るからな」
ハルヒ「そりゃぁ!」グワラゴワガキーン
キョン「あがっ!!!」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:26:22.19 ID:aVfjZLRE0
古泉「大丈夫ですか? 棒高跳びみたいになってましたけど」
キョン「ううっ……見たことない景色が見えたぞ……」
古泉「大丈夫ですか? 棒高跳びみたいになってましたけど」
キョン「ううっ……見たことない景色が見えたぞ……」
ハルヒ「まあそんなわけで、紹介するわ! 古泉……なんだっけ?」
キョン「三太夫」
ハルヒ「古泉三太夫君よ!」
古泉「ちょっ」
長門「……三太夫」
みくる「わ、なんだか凄い名前ですね。キツいこと言われそう」
古泉「あの」
ハルヒ「よろしくね! やー、忙しくなりそうねこれから!」
キョン「そうだな」
長門「…」コク
みくる「お茶淹れますね~♪」
古泉「……なんという」
キョン「三太夫」
ハルヒ「古泉三太夫君よ!」
古泉「ちょっ」
長門「……三太夫」
みくる「わ、なんだか凄い名前ですね。キツいこと言われそう」
古泉「あの」
ハルヒ「よろしくね! やー、忙しくなりそうねこれから!」
キョン「そうだな」
長門「…」コク
みくる「お茶淹れますね~♪」
古泉「……なんという」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:27:45.88 ID:xzufh4JoO
なんというww
なんというww
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:33:23.96 ID:aVfjZLRE0
キョン「ふぅ……」
古泉「おや、今日はお一人ですか?」
キョン「あっ、毒蝮」
古泉「ふざけないでください」
キョン「ふぅ……」
古泉「おや、今日はお一人ですか?」
キョン「あっ、毒蝮」
古泉「ふざけないでください」
キョン「なんだよ」
古泉「いえ、あの……大事なお話が」
キョン「マジか」
古泉「えぇ、マジです」
キョン「勘弁してくれよ。俺はそっちの趣味は」
古泉「はは、僕はタチでもネコでも……って、なにを言わせるんですか」
キョン「タチ? ネコ?」
古泉「そんなことどうでもいいです。あの、涼宮さんのコトで」
キョン「ハルヒのこと……なんだよ」
古泉「いえ、あの……大事なお話が」
キョン「マジか」
古泉「えぇ、マジです」
キョン「勘弁してくれよ。俺はそっちの趣味は」
古泉「はは、僕はタチでもネコでも……って、なにを言わせるんですか」
キョン「タチ? ネコ?」
古泉「そんなことどうでもいいです。あの、涼宮さんのコトで」
キョン「ハルヒのこと……なんだよ」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:37:57.00 ID:aVfjZLRE0
古泉「というわけで、僕はその機関から送り込まれてきたわけです」
キョン「…」
古泉「信じてくれますか?」
キョン「いや、信じるというか……」
古泉「というわけで、僕はその機関から送り込まれてきたわけです」
キョン「…」
古泉「信じてくれますか?」
キョン「いや、信じるというか……」
キョン「長門もそんなこと言ってたぞ」
古泉「おや、すでに彼女とコンタクトをとってるんですね」
キョン「あいつは眼鏡だろ」
古泉「もうツッコむの面倒なんですけど」
キョン「とにかく……お前ら知り合いだったのか」
古泉「いやそうではなく、僕の話したことは真実です」
キョン「超能力者ねぇ……じゃあなんかやってみせてくれよ」
古泉「残念ですが、僕の力はこちらの世界では使うことはできません」
キョン「あー、邪気眼ってやつか。腕が真っ赤に燃える! ってやつね」
古泉「色々混ざってますねそれ」
古泉「おや、すでに彼女とコンタクトをとってるんですね」
キョン「あいつは眼鏡だろ」
古泉「もうツッコむの面倒なんですけど」
キョン「とにかく……お前ら知り合いだったのか」
古泉「いやそうではなく、僕の話したことは真実です」
キョン「超能力者ねぇ……じゃあなんかやってみせてくれよ」
古泉「残念ですが、僕の力はこちらの世界では使うことはできません」
キョン「あー、邪気眼ってやつか。腕が真っ赤に燃える! ってやつね」
古泉「色々混ざってますねそれ」
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:45:58.81 ID:aVfjZLRE0
キョン「なんにせよ、そんなもん急に言われても信じれないっての」
古泉「……仕方ないですね」
キョン「まあ朝比奈さんもそっち側の人間だとか言うなら……」
古泉「えぇ。もちろんそうですよ」
キョン「!?」
キョン「なんにせよ、そんなもん急に言われても信じれないっての」
古泉「……仕方ないですね」
キョン「まあ朝比奈さんもそっち側の人間だとか言うなら……」
古泉「えぇ。もちろんそうですよ」
キョン「!?」
古泉「涼宮さんは超能力者、宇宙人、未来人を欲していたわけです」
キョン「異世界人もじゃなかったか」
古泉「忘れてください」
キョン「?」
古泉「とにかく、我々三人はそれに当てはまる存在なのですよ」
キョン「……お前、もう高校生なんだぞ……」
古泉「わかってます。そんな可哀想な人を見るような目はやめてください」
キョン「でもさあ、俺はずっと昔からハルヒのことを知ってるんだよ」
古泉「はい、らしいですね」
キョン「あいつにそんな力があるなんて思えないなぁ……なんでもない普通の女の子だぞ?」
キョン「異世界人もじゃなかったか」
古泉「忘れてください」
キョン「?」
古泉「とにかく、我々三人はそれに当てはまる存在なのですよ」
キョン「……お前、もう高校生なんだぞ……」
古泉「わかってます。そんな可哀想な人を見るような目はやめてください」
キョン「でもさあ、俺はずっと昔からハルヒのことを知ってるんだよ」
古泉「はい、らしいですね」
キョン「あいつにそんな力があるなんて思えないなぁ……なんでもない普通の女の子だぞ?」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:52:13.64 ID:aVfjZLRE0
古泉「仕方ありませんね。せめて、僕が超能力者であることだけでも証明しましょう」
キョン「おっ、いいねぇ」
古泉「ちょっと場所を変えますよ。いいですか?」
キョン「うん」
古泉「仕方ありませんね。せめて、僕が超能力者であることだけでも証明しましょう」
キョン「おっ、いいねぇ」
古泉「ちょっと場所を変えますよ。いいですか?」
キョン「うん」
ハルヒ「あっ、キョン!」
キョン「あ」
ハルヒ「それに古泉君も。何してるの」
古泉「いえ、あの」
キョン「ちょっと出かけてくる」
ハルヒ「あっ、じゃああたしも」
キョン「あのさ、妹が家に帰ってくると思うからちょっと看ててもらえないか?」
ハルヒ「えっ? あぁ、うん。わかった」
キョン「頼んだぞ。そんじゃ」
ハルヒ「ちゃんと晩御飯までに帰ってきなさいよ! 今日はカレーだからね!」
キョン「あいよ。楽しみにしとくよ」
古泉「……なんだろうかこの感情は……」
キョン「あ」
ハルヒ「それに古泉君も。何してるの」
古泉「いえ、あの」
キョン「ちょっと出かけてくる」
ハルヒ「あっ、じゃああたしも」
キョン「あのさ、妹が家に帰ってくると思うからちょっと看ててもらえないか?」
ハルヒ「えっ? あぁ、うん。わかった」
キョン「頼んだぞ。そんじゃ」
ハルヒ「ちゃんと晩御飯までに帰ってきなさいよ! 今日はカレーだからね!」
キョン「あいよ。楽しみにしとくよ」
古泉「……なんだろうかこの感情は……」
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:55:04.76 ID:aVfjZLRE0
キョン「なんだよタクシーとか……ドコに連れていく気だ?」
古泉「まあ着いてから説明しますよ」
キョン「あっ、あの子可愛い」
古泉「聞いてください」
キョン「なんだよタクシーとか……ドコに連れていく気だ?」
古泉「まあ着いてから説明しますよ」
キョン「あっ、あの子可愛い」
古泉「聞いてください」
キョン「随分走ってるけど、料金とか大丈夫か」
古泉「まあ、大丈夫です」
キョン「いいなぁ金持ちは」
古泉「いやそういうわけでは」
キョン「あ、すいません。ラジオの音量上げてもらっていいですか」
古泉「話聞く気ゼロですか。ぶち殺しますよ」
古泉「まあ、大丈夫です」
キョン「いいなぁ金持ちは」
古泉「いやそういうわけでは」
キョン「あ、すいません。ラジオの音量上げてもらっていいですか」
古泉「話聞く気ゼロですか。ぶち殺しますよ」
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 06:57:19.31 ID:aVfjZLRE0
キョン「……で、ココになにが?」
古泉「そうですね、少し目を閉じてもらっていいですか?」
キョン「だから俺にそっちの趣味は」
古泉「目玉くりぬきますよ」
キョン「……で、ココになにが?」
古泉「そうですね、少し目を閉じてもらっていいですか?」
キョン「だから俺にそっちの趣味は」
古泉「目玉くりぬきますよ」
古泉「…」
キョン「…」
古泉「薄目にしないでください」
キョン「あれ、バレてた」
古泉「わかりますよ」
キョン「わかったわかった! 今度こそちゃんと閉じてるよ」
古泉「おねがいしますね」ニタァ
キョン「ちょっ、その笑い方やめてくれない? すげぇ怖い」
古泉「すいません、少しふざけました」
キョン「…」
古泉「薄目にしないでください」
キョン「あれ、バレてた」
古泉「わかりますよ」
キョン「わかったわかった! 今度こそちゃんと閉じてるよ」
古泉「おねがいしますね」ニタァ
キョン「ちょっ、その笑い方やめてくれない? すげぇ怖い」
古泉「すいません、少しふざけました」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 07:01:22.91 ID:aVfjZLRE0
キョン「もういいか?」
古泉「えぇ、いいですよ」
キョン「……!?」
キョン「もういいか?」
古泉「えぇ、いいですよ」
キョン「……!?」
キョン「な、なにここ?」
古泉「ここはですね、閉鎖空間と呼ばれる場所です」
キョン「すげーピンクなんだけど」
古泉「目が痛いぐらいピンクですね。多分今、涼宮さんが幸せな状況にあるからだと」
キョン「ここはあいつと関係があるのか」
古泉「えぇ。たとえば涼宮さんが不機嫌になったりするとですね」
キョン「説明されるより、実際に試したほうが楽しそうだな」
古泉「え?」
キョン「ここって携帯使える?」
古泉「どうでしょう。使った事は……あ、使えるみたいですね」
古泉「ここはですね、閉鎖空間と呼ばれる場所です」
キョン「すげーピンクなんだけど」
古泉「目が痛いぐらいピンクですね。多分今、涼宮さんが幸せな状況にあるからだと」
キョン「ここはあいつと関係があるのか」
古泉「えぇ。たとえば涼宮さんが不機嫌になったりするとですね」
キョン「説明されるより、実際に試したほうが楽しそうだな」
古泉「え?」
キョン「ここって携帯使える?」
古泉「どうでしょう。使った事は……あ、使えるみたいですね」
キョン「もしもーし、ハルヒ?」
ハルヒ「うん? どうしたのキョン」
キョン「すげー美人な人見つけた。ちょっと今日帰れないや、じゃあな」プッ
古泉「!!!」
ハルヒ「うん? どうしたのキョン」
キョン「すげー美人な人見つけた。ちょっと今日帰れないや、じゃあな」プッ
古泉「!!!」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 07:05:02.33 ID:aVfjZLRE0
キョン「わあ、すげぇ暗くなってきた。なにこれ楽しい」
古泉「なんてことを!!!」
キョン「ん? なにかマズいのかこれ」
古泉「マズイなんてもんじゃないですよ! 見てくださいよあれ!」
キョン「わあ、すげぇ暗くなってきた。なにこれ楽しい」
古泉「なんてことを!!!」
キョン「ん? なにかマズいのかこれ」
古泉「マズイなんてもんじゃないですよ! 見てくださいよあれ!」
ドゴォ
キョン「!? な、なんだあれは……」
古泉「アレは神人と呼ばれる、ってそれどころじゃない!」ブォン
キョン「うおっ、なにそれ進化!?」
古泉「とにかく! 涼宮さんが不機嫌になると僕らがえらいことになるんです!」
キョン「面白いなぁ」
古泉「そぎ落としますよ! 四肢を!」
キョン「怖っ」
古泉「とっ、とにかく! 僕がアレを抑えてますから、涼宮さんに謝ってください!」ヒューン
キョン「あっ、飛んでった……すげぇ、よくできてるなぁこれは」
キョン「!? な、なんだあれは……」
古泉「アレは神人と呼ばれる、ってそれどころじゃない!」ブォン
キョン「うおっ、なにそれ進化!?」
古泉「とにかく! 涼宮さんが不機嫌になると僕らがえらいことになるんです!」
キョン「面白いなぁ」
古泉「そぎ落としますよ! 四肢を!」
キョン「怖っ」
古泉「とっ、とにかく! 僕がアレを抑えてますから、涼宮さんに謝ってください!」ヒューン
キョン「あっ、飛んでった……すげぇ、よくできてるなぁこれは」
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 07:11:44.24 ID:aVfjZLRE0
キョン「くっ……」
キョン「はっ! それっ!」
キョン「そりゃぁ!」
古泉「繰気弾の真似とかいいですから! 早く電話してください!」
キョン「きえろ、ぶっとばされんうちにな」
古泉「ヴァニラ・アイスゥゥゥッ!」
キョン「イギーッ!?」
キョン「くっ……」
キョン「はっ! それっ!」
キョン「そりゃぁ!」
古泉「繰気弾の真似とかいいですから! 早く電話してください!」
キョン「きえろ、ぶっとばされんうちにな」
古泉「ヴァニラ・アイスゥゥゥッ!」
キョン「イギーッ!?」
キョン「だからさ、冗談だって」
ハルヒ「……意味わかんない」
キョン「ちょっとね、色々あったんだよ」
ハルヒ「だからってあんなこと言うなんて、バカキョン」
キョン「ごめんって」
ハルヒ「なんでもいいけど、早く帰って来なさいよ? 妹ちゃんも待ってるわ」
キョン「あいよ、わかった」ピッ
ハルヒ「……意味わかんない」
キョン「ちょっとね、色々あったんだよ」
ハルヒ「だからってあんなこと言うなんて、バカキョン」
キョン「ごめんって」
ハルヒ「なんでもいいけど、早く帰って来なさいよ? 妹ちゃんも待ってるわ」
キョン「あいよ、わかった」ピッ
キョン「……大丈夫か?」
古泉「ぼ、僕じゃなければ……っ、死んでますよこれっ……」
キョン「お前結構強いんだなぁ」
古泉「なんにせよ、頼みますから彼女に辛い思いをさせるのはやめてください」
キョン「まあ、なんとなくわかったよ」
古泉「ぼ、僕じゃなければ……っ、死んでますよこれっ……」
キョン「お前結構強いんだなぁ」
古泉「なんにせよ、頼みますから彼女に辛い思いをさせるのはやめてください」
キョン「まあ、なんとなくわかったよ」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 07:18:16.35 ID:aVfjZLRE0
キョン「ただいまー」
キョン妹「おかえりキョン君!」
ハルヒ「もう! 遅いわよ!」
キョン「ごめんごめん。なんか色々あってな」
キョン「ただいまー」
キョン妹「おかえりキョン君!」
ハルヒ「もう! 遅いわよ!」
キョン「ごめんごめん。なんか色々あってな」
キョン「うーん、ハルヒは何でも作れるんだなぁ」
ハルヒ「当たり前よ! もう何年あんたにご飯作ってあげてると思ってるのよ!」
キョン「…」(こいつに……不思議な力ねぇ)
キョン妹「ねーねーハルにゃん」
ハルヒ「ん? なぁに?」
キョン妹「ハルにゃんはキョン君と結婚するの?」
キョン「ははは、なにを言ってるんだお前は」
ハルヒ「…」
キョン「あ」
ハルヒ「食べたら自分で洗い物しなさいね。それじゃ」
キョン「あっ、ちょっと……あーあ」
ハルヒ「当たり前よ! もう何年あんたにご飯作ってあげてると思ってるのよ!」
キョン「…」(こいつに……不思議な力ねぇ)
キョン妹「ねーねーハルにゃん」
ハルヒ「ん? なぁに?」
キョン妹「ハルにゃんはキョン君と結婚するの?」
キョン「ははは、なにを言ってるんだお前は」
ハルヒ「…」
キョン「あ」
ハルヒ「食べたら自分で洗い物しなさいね。それじゃ」
キョン「あっ、ちょっと……あーあ」
プルルルr
キョン「わあ、すっごい携帯鳴ってる。エラいことになってるんだろうなぁ」
キョン妹「キョンくーん! お風呂出たよー!」
キョン「あいよー。俺も入るわー」
キョン「わあ、すっごい携帯鳴ってる。エラいことになってるんだろうなぁ」
キョン妹「キョンくーん! お風呂出たよー!」
キョン「あいよー。俺も入るわー」
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 07:37:07.17 ID:aVfjZLRE0
キョン「あーいい湯だった」
ハルヒ「…」カチカチ
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「長風呂。早くコントローラー持ちなさいよ」カチカチ
キョン「あーいい湯だった」
ハルヒ「…」カチカチ
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「長風呂。早くコントローラー持ちなさいよ」カチカチ
ハルヒ「腕上げたわね。まあ、まだまだだけどね」
キョン「あっ、そこにデコイ置くなよ」
ハルヒ「いいから通行料払いなさい」
キョン「……ごめんな」
ハルヒ「なにが」カチカチ
キョン「だから、さっきの」
ハルヒ「別に。あたしもあんたと結婚する気なんてないし」カチッ
キョン「怒ってるじゃん」
ハルヒ「怒ってないもん」
キョン「うそつけ」
ハルヒ「怒ってない」
キョン「ほんとは?」
ハルヒ「……ちょっぴり」
キョン「ほら。怒ってる」
ハルヒ「もー、うっさい!」
キョン「あっ、そこにデコイ置くなよ」
ハルヒ「いいから通行料払いなさい」
キョン「……ごめんな」
ハルヒ「なにが」カチカチ
キョン「だから、さっきの」
ハルヒ「別に。あたしもあんたと結婚する気なんてないし」カチッ
キョン「怒ってるじゃん」
ハルヒ「怒ってないもん」
キョン「うそつけ」
ハルヒ「怒ってない」
キョン「ほんとは?」
ハルヒ「……ちょっぴり」
キョン「ほら。怒ってる」
ハルヒ「もー、うっさい!」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 07:38:37.80 ID:6wKikyjyO
ああああ何で俺には幼なじみがいないんだうわあああああ
ああああ何で俺には幼なじみがいないんだうわあああああ
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 07:40:49.70 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「髪、乾いてないじゃない」
キョン「ん、そうか?」
ハルヒ「ほらタオル貸しなさいよ」
ハルヒ「髪、乾いてないじゃない」
キョン「ん、そうか?」
ハルヒ「ほらタオル貸しなさいよ」
ハルヒ「……忘れてるわよね」
キョン「なにが?」
ハルヒ「仕方ないわ。あたしも忘れてたもん」
キョン「?」
ハルヒ「三年前の約束」
キョン「……あぁ、そっか」
ハルヒ「あんたに言われてたら思い出したの。三年前に、なにがあったか」
キョン「…」
ハルヒ「まだ子供だったもんね。中学生になりたてとか、そんぐらいだったし」
キョン「そうだな」
ハルヒ「だから、別に本気にもしてなかったから……なんともないもん」
キョン「俺もお前も子供だったもんな。いや、今もそうか」
ハルヒ「…」
キョン「だけど、嘘じゃないぞそれも。言っただろ、俺は嘘を――」
ハルヒ「つくってば。それも嘘だし」
キョン「……なんにせよ、その約束は嘘じゃないぞ」
キョン「なにが?」
ハルヒ「仕方ないわ。あたしも忘れてたもん」
キョン「?」
ハルヒ「三年前の約束」
キョン「……あぁ、そっか」
ハルヒ「あんたに言われてたら思い出したの。三年前に、なにがあったか」
キョン「…」
ハルヒ「まだ子供だったもんね。中学生になりたてとか、そんぐらいだったし」
キョン「そうだな」
ハルヒ「だから、別に本気にもしてなかったから……なんともないもん」
キョン「俺もお前も子供だったもんな。いや、今もそうか」
ハルヒ「…」
キョン「だけど、嘘じゃないぞそれも。言っただろ、俺は嘘を――」
ハルヒ「つくってば。それも嘘だし」
キョン「……なんにせよ、その約束は嘘じゃないぞ」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 07:43:27.78 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「ほんとかなぁ? あんたは可愛い子いたら、すぐに振り向いちゃうし」
キョン「振り向くだけだって」
ハルヒ「信じられないわね」
キョン「じゃあどうすれば信じるんだ?」
ハルヒ「ほんとかなぁ? あんたは可愛い子いたら、すぐに振り向いちゃうし」
キョン「振り向くだけだって」
ハルヒ「信じられないわね」
キョン「じゃあどうすれば信じるんだ?」
ハルヒ「だーかーら」
キョン「?」
ハルヒ「三年前の約束が本当なら、なにか誓いのしるしっていうか」
キョン「……子供」
ハルヒ「! う、うるさいわね!」
キョン「まあいいよ、嘘じゃないよ、ほら」チュ
ガチャ
キョン妹「キョン君、アイス食べても――」
ハルヒ「!」
キョン妹「あー! キスしてる!」
キョン「なっ!?」
キョン「?」
ハルヒ「三年前の約束が本当なら、なにか誓いのしるしっていうか」
キョン「……子供」
ハルヒ「! う、うるさいわね!」
キョン「まあいいよ、嘘じゃないよ、ほら」チュ
ガチャ
キョン妹「キョン君、アイス食べても――」
ハルヒ「!」
キョン妹「あー! キスしてる!」
キョン「なっ!?」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 07:47:18.71 ID:aVfjZLRE0
キョン「……なんつータイミングで入ってくるんだあいつは」
ハルヒ「あぁぁっ……もーっ」
キョン「まあいいじゃん。家族なんだし」
ハルヒ「そうかもしんないけど……ううっ」
キョン「……なんつータイミングで入ってくるんだあいつは」
ハルヒ「あぁぁっ……もーっ」
キョン「まあいいじゃん。家族なんだし」
ハルヒ「そうかもしんないけど……ううっ」
キョン「不思議な力ねぇ」
ハルヒ「?」
キョン「お前さ、なんか欲しい物ある?」
ハルヒ「干し芋?」
キョン「耳腐ってるのか」
ハルヒ「うっさいわね、欲しい物……うーん」
キョン「…」(あいつの話が本当なら、それが目の前にでも)
ハルヒ「ない」
キョン「……え?」
ハルヒ「だから、ないわね。欲しい物なんて」
キョン「なんだよ、一個ぐらいあるだろ」
ハルヒ「んー……もうあるもん。手の届く範囲に」
キョン「?」
ハルヒ「あっ、もうこんな時間! 今日は観たいテレビあったの!」
キョン「えっ! ちょっ、俺も」
ハルヒ「あんたはリビングでも観ててなさいよ」
キョン「ここは俺の家で俺の部屋だ!」
ハルヒ「?」
キョン「お前さ、なんか欲しい物ある?」
ハルヒ「干し芋?」
キョン「耳腐ってるのか」
ハルヒ「うっさいわね、欲しい物……うーん」
キョン「…」(あいつの話が本当なら、それが目の前にでも)
ハルヒ「ない」
キョン「……え?」
ハルヒ「だから、ないわね。欲しい物なんて」
キョン「なんだよ、一個ぐらいあるだろ」
ハルヒ「んー……もうあるもん。手の届く範囲に」
キョン「?」
ハルヒ「あっ、もうこんな時間! 今日は観たいテレビあったの!」
キョン「えっ! ちょっ、俺も」
ハルヒ「あんたはリビングでも観ててなさいよ」
キョン「ここは俺の家で俺の部屋だ!」
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 07:51:46.03 ID:aVfjZLRE0
ハルヒ「ふぁっ……そろそろ寝ましょうか」
キョン「ん」
ハルヒ「明日の授業って、体育ってあったっけ?」
キョン「ないよ。数学はあるけど」
ハルヒ「ふぁっ……そろそろ寝ましょうか」
キョン「ん」
ハルヒ「明日の授業って、体育ってあったっけ?」
キョン「ないよ。数学はあるけど」
キョン「……そういえばさ」
ハルヒ「ん? なに?」
キョン「俺とハルヒって、幼稚園の頃からずーっと……何年経ってもずっと同じクラスにいるよな」
ハルヒ「そうだっけ」
キョン「うん」
ハルヒ「へぇ、凄い偶然ね」
キョン「そう……だな」
ハルヒ「変なの。文字通りずーっとキョンと一緒なんだ」
キョン「キモいな」
ハルヒ「キモいわね」
キョン「だがそれがいい」
ハルヒ「意味わかんない。ほら、もう寝る。おやすみ」
キョン「あぁ、おやすみ」
ハルヒ「ん? なに?」
キョン「俺とハルヒって、幼稚園の頃からずーっと……何年経ってもずっと同じクラスにいるよな」
ハルヒ「そうだっけ」
キョン「うん」
ハルヒ「へぇ、凄い偶然ね」
キョン「そう……だな」
ハルヒ「変なの。文字通りずーっとキョンと一緒なんだ」
キョン「キモいな」
ハルヒ「キモいわね」
キョン「だがそれがいい」
ハルヒ「意味わかんない。ほら、もう寝る。おやすみ」
キョン「あぁ、おやすみ」
キョン「…」
キョン「……こりゃあ、マジかもしれんなぁ……まあいいか」
ハルヒ「zzz」
キョン「……こりゃあ、マジかもしれんなぁ……まあいいか」
ハルヒ「zzz」