『ヴィリーム・ファイト・メルヒェン4get(フォーゲット)』


勿忘草の候、皆様いかがお過ごしでしょうか?

酔醒街より、愛を込めて。


Viream Fight Märchen Fourget



(ストーリー)


…これは、忘れ去られた物語

…記録にも記憶にも残らない、取るに足らないインクの染み



前回の御伽異変が起こっていた裏側で。

もう一つの御伽異変が起こっていた。

それを知るものはもう居らず、覚えているものももう居ない

"これ"は忘れられた物語…

ヴィリーム・ファイト・メルヒェン…

IV(フォーゲット)


 開  演 


『酔醒街より』と書かれた、送り主不明の招待状。
それを受け取った10人はその夜・午前零時、一斉に見知らぬ街で目を醒ます…
ここは一体どこだろう?見たことのあるような、無い、ような…?
招待状が折り畳まれ、ヒトガタを形作る。
そして、ヒトガタを通じ不思議な歌声が響く…

『10人の正直者、蓬莱街にやって来た♪』


(ゲームシステム)

過去/現在/未来の幻想町の一部分を切り取った欠片がツギハギに組み合わされて再構成された謎の街『酔醒街』に迷い込んでしまった招待客10名が、街からの脱出を目指す。
10人のうち、プレイヤーが選択した一名以外は黒幕に操られており、遭遇するとバトルが始まる
街はチェス盤を模した8×8のフィールドに分けられ、そこを毎ターン1マスずつ隣接8マスに移動できる
(プレイヤーの操作するキャラ以外も毎ターン独自に移動。ぶつかると互いにバトルして数を減らしていく。そうして最後の一人になるとエンディング

(登場人物)


(PC)

本居小鈴=リムビブロス(メルヒェン:『マザーグース』から"ハンプティ・ダンプティ")
「ここはどこ!?なんで鈴菜庵(うち)が燃えてるの!?」
→初期位置はc1(白のビショップ)で、上下左右にランダム移動する。メルヒェンはマザーグースに登場する擬人化された卵・ハンプティダンプティ。
目を覚ますといきなり目の前には炎上する我が家の姿。しかしよく見ると知っている我が家と何か違う。よくよく見たら周囲の街並みもなんだか…えっ、この新聞の日付…昭和20年4月1日!?

戦闘スタイル:手にした『百鬼夜行絵巻』から書かれた妖怪の絵を卵から孵化させ実体化させての中〜遠距離戦。ポケモントレーナー?
特殊能力【読み孵る夢物語(エンドレステールズ)
→バトルで勝利した相手の特殊能力をコピーする。すでにコピーしている場合、新たにコピーした能力が上書きされる。
メルヒェンワード…『百鬼夜行・終の巻/空亡(そらなき)

宇佐見蓮子=スタータイム(メルヒェン:『星の王子さま』から"ぼく ")
「ここは…蓬莱街?でも私が前に見た時とは、何か…?」
→初期位置はe1(白のキング)で、上方向に一歩進んで次のターンに戻りを繰り返す。メルヒェンは星の王子様に登場する、サハラ砂漠に不時着した飛空士の青年。
この感覚には覚えがある。時刻と座標が行ったり来たりする奇妙な感覚…間違えようもない。ここは…蓬莱街だ!でも、なぜ?あの街は四年前に消え去ったはずなのに…?

戦闘スタイル:装弾数七発のリボルバーと優れた空中機動で戦う全距離で戦えるオールラウンダー。一部の攻撃は弾を消費し、打ち尽くすと装填するまで使えなくなる。装填中は無防備な隙を晒すので注意。
特殊能力【翼よ、あれが星の灯だ(スターテールランプ)
→気絶時、二分の一の確率で頭上に回る星を掴み取って即時回復+残弾をフル回復(すでに満タンの場合は七発のうち1発が2倍ダメージの輝く弾丸に変わる)
メルヒェンワード…『虹色のセプテンメテオ』

マエリベリー ・ハーン=シャイニーレイン(メルヒェン:『西洋お伽話・鏡世界』から"美(みい)")
「ここは何処だったかしら?なんだか前に見たような…?蓮子〜?どこ?」
→初期位置はd1(白のクイーン)で、1ターン目は停止し、2ターン目からは上へと直進。8列目に到達した後はプレイヤー操作キャラの位置へと向かう。メルヒェンは『鏡の国のアリス』を元にした翻案小説に登場する少女・美(みい)。
昔、おぼろげな記憶の中で見たことがある不思議な街で目を醒ましたメリー。これは夢だろうか?たしかあの時は蓮子と一緒に…蓮子はどこ?

戦闘スタイル:蓬莱街の所々にある空間の歪みを使った攻撃を行う。相手の足元に穴を開け空中から落とす、空間の裂け目から道路標識や蒸気機関車を飛び出させるなどの攻撃も。
特殊能力【白の女王の戴冠式(プロモーションクイーン)
→フィールドの8列目(初期位置から反対側の盤面の端)まで辿り着くとフィールド上で八方向に無限に移動可能になる(=チェスのクイーンの動きができるようになる)。また、バトル時はダッシュ速度が上がり攻撃判定が付くようになる。
メルヒェンワード…『蓬莱ネクロユートピア』

奥野田美宵=リムバジェーナ(メルヒェン:『宝葫芦的秘密』から"宝のひょうたん")
「あれは…鯢呑亭…?でも、なんで、誰も、居ないの…?」
→初期位置はb1(白のナイト)で、プレイヤー操作キャラの動きをコピーする。盤面端などで同じ動きが不可能なら停止。メルヒェンは中国説話『宝葫芦的秘密』に登場する、望んだ物を出してくれる伝説上の宝のひょうたん。ただしそう旨い話があるはずもなく…
+ 説話:宝のひょうたん
この"宝のひょうたん"、確かに望んだ物を授けてくれるのだが…実はその物は無から生み出していたわけではなく、どこか別のところから持ってきているだけで、
しかも、持ち主がなにかを一目見て"いいなあ"と思っただけで
『いま"あれが欲しい"と望みましたか?望みましたね?よろしい、その望み叶えましょう!』と認識し叶えようとする代物。
最終的に恐怖した持ち主・王包(ワンパオ)から叩き壊される終わりを迎える

乾いた音が鳴り、呆気なくひょうたんは粉々にくだけて割れた。この中身はただただ空虚であった

戦闘スタイル:酔ったような動きの酔拳もどきを使う近接戦型。背中に背負ったひょうたんから酒を噴射して飛んでいく突進技も。全体的に動きは鈍重だが威力は高め。
特殊能力【貪欲の対価(プライスオブグリード)
→バトル開始時、対戦相手が霖之助の店で売っているアイテムを所持していればそれを奪取できる。ただし、そのアイテムの価格に応じた量、次ラウンドの体力ゲージが減少する。
メルヒェンワード…『スピリタスの大海原』

宇佐見菫子=リムレーツェル(メルヒェン:『十二夜』から"シザーリオ/ヴァイオラ")
「あれは…私の葬式会場だ…タイムスリップ?過去に飛ばされた!?でもなんで!?」
→初期位置はd8(黒のクイーン)で、奇数ターンはプレイヤー操作キャラに接近、偶数ターンは停止。メルヒェンはシェイクスピアの歌劇・十二夜に登場する男装の麗人、シザーリオ(ヴァイオラ)。
戦闘スタイル:男装してライトセーバーを持った近接戦形態と、いつもの菫子の格好で模造銃とESPカードを持った遠距離戦形態を切り替えるマルチタイプ

特殊能力【現と夢の二つ巴(キャスリングドリーマー)
→体力半分以下で使用可能。二体に分身する。新たに現れた方はCPUが自動操縦する。手数は増えるが体力バーは二分割され、どちらか一方が倒された時点で負けになるため注意。
メルヒェンワード…『世紀のダブルナイトメア パープル&ヴァイオレット』

茨木華扇=ソーンロゼット(メルヒェン:『ピーターパン』から"キャプテン・フック")
「"201×年7月4日"…間違いない、この日この場所、私の片腕が失われた日だ…なら、もしかすると…」
→初期位置はc8(黒のキング)でそこからまっすぐ下に向かい突き当たりを右折、以降は盤の外周を周回する。メルヒェンはピーターパンに登場する片手の海賊・フック船長。

戦闘スタイル:左手のカトラス/右手の鉤爪による倍の手数で圧倒する近接パワー型。海賊の部下を召喚し突撃させたり、その部下をフックで引っ掛けて飛び道具にしたりもできたりする。
特殊能力【時計が刻む狂気(ルナチックタック)
→残り時間が13秒を切ると、時計ワニの時計の音に狂乱して攻撃力が上がる(防御力は下がる)。
メルヒェンワード…『ジョリーロジャー号・全門斉射(フルファイアー)!』

左城宮則紗=シャロッグ・マードル(メルヒェン:『シャーロックホームズ』から"モリアーティ教授")
「"犯罪界のナポレオン"と共演とは、光栄の至り…この街をアジトに一旗上げてみようか、教授?」
→初期位置はg8(黒のナイト)で斜め四方にランダム(一見ランダムだが、実は複雑な法則性に基づく)に動く。メルヒェンはホームズシリーズで暗躍する悪の黒幕・モリアーティ教授。

戦闘スタイル:仕込みステッキや小型爆弾などで戦う中距離テクニカル型。初動が同じで上下段に振る一撃や、当て身からの反撃投げなど相手を撹乱する技に長ける
特殊能力【邪網獪々、疎にして逃さず(クリミナルネットワーク)
→1ラウンド3回まで使用可能。5秒間、格闘攻撃のダメージ判定が出してしばらくの間その場で残留するようになる。
メルヒェンワード…『フォール・トゥ・ライヘンバッハ』

佐藤沙英(シュガーサテラ)=ソレット・セレネルフ(メルヒェン:『ヘンゼルとグレーテル』から"レッカーマウル")
「"誰だね、私の家を食べるのは?"…やっぱり、侵入者へ森の魔女の第一声はこうあるべき、よね」
→初期位置はf8(黒のビショップ)で、初手で右に動いてそのまま停止する。メルヒェンはヘンゼルとグレーテルに登場する"お菓子の家の魔女"。

戦闘スタイル:トラップ設置型。相手が接触すると発動する罠を地面や壁、天井に仕掛け待ち構える
特殊能力【砂糖菓子の城壁は踏み抜けない(スウィートウォール)
→前ターンに自身が停止しており、自身の居るエリアに相手が入ってきてのバトル開始時、念入りにお菓子の家を準備したことで罠の最大設置数が+1される。
メルヒェンワード…『ピタゴラススイッチ・ウェルダン』


(NPC)

森近霖之助(メルヒェン:『オズの魔法使い』から"オズ")
「やあ、いらっしゃい!ご用命はこの外付け脳味噌(HDD)?それともこちらの勇気のスープ(モンス○ーエナジー)?なに、暖かいハート型クッション(Yogibo)が欲しい?いいとも、ところで代金の方は…」
→初期位置はh8(黒のルーク)で、基本初期位置から動かない。メルヒェンはオズの魔法使いに登場する奇術師オズ。
バトルに勝つと何故か手に入る金貨と引き換えに、色々とバトルやその他が有利になる奇妙な品を売ってくれる
戦闘スタイル:戦わないため、不明
特殊能力【翠玉の魔法細工師(ハンズ・オブ・エメラルド)
→普通の市販品から、機知と技巧で奇妙な"商品"の数々を制作する
メルヒェンワード…戦わないため、無い
+ ...
「僕はあの子(ドロシー)との約束を守れなかった…だから君はあの子を助けてやってくれ」










+ ……やあ
「……やあ」
「今日はいい日だ、花は咲き、鳥はさえずる…」
「こんな日には、君のような子は…」

「じごくで もえて しまうが いいさ」

実は隠しボスで、トゥルーエンドとバッドエンド両方を見た後、特定の条件下で訪れると戦うことが可能。

戦闘スタイル:自身の作成したマジックアイテムと、トリックを駆使しての初見殺し百連発。自身を『本体・メルヒェン共に戦闘向きでは無い』と語り、実際に体力は1ドット分しかないので攻撃が掠りでもすれば死ぬし、攻撃が当たっても一撃で1ドット分しかダメージを与えて来ないため、"まともに"戦えば最弱のキャラクター。もっとも、まともに戦う気はさらさら無いが…
+ 初見殺し・一例
  • ラウンド開始前から溜め技をチャージ→開始と同時にフルチャージの一撃で最大体力の100%の割合ダメージ。
  • 自身とこちらの能力値の入れ替え
  • Z軸方向への回避(2D格ゲーにも関わらず、画面の『奥』や『手前』に避ける)
  • ゲームの電源そのものをダウンさせる
  • メルヒェンワード=時を止めて双方動けなくなる

特殊能力【赤柱石の魔器工弊(アームズ・オブ・レッドベリル)
→普通の市販品から、機知と技巧で奇妙な"兵器"の数々を制作する
メルヒェンワード…『NOTHING.EXE(なにもしない)


稗田阿求(メルヒェン:『アラビアンナイト』から"シェヘラザード")
「感じます…他の千夜語り…メルヒェンたちの気配を…北に三歩、東に六歩…今宵はここまで」
→初期位置はa1(白のルーク)で、基本初期位置から動かない。メルヒェンは千夜一夜物語の語り手・シェヘラザード。
チェス盤に他のプレイヤーの位置と次ターンの動きが表示されるようにしてくれる
戦闘スタイル:戦わないため、不明
特殊能力【千の夜、一の朝(オーバー・ザ・サウザンナイト)
→すべての物語とメルヒェンについて忘れずに完全記憶ができ、他のメルヒェンの存在と位置、移動を感知できる
メルヒェンワード…戦わないため、無い
+ ...
「すべての物語を覚えている私が"そこ"だけ綺麗に思い出せないということは、かえってそこに"何かがあった"ということを証明してしまうのですよ」


+ エンディング
→上記の通り、チェス盤の上でプレイヤー操作キャラが最後の一人(※NPC2名は除く)になるまで勝ち残ればエンディングとなる。

酔醒街に引き込まれた10名は翌日、何事もなく自宅で目を醒ます
しかし、何か忘れているような気が…
奇妙な違和感を覚えながら日常へと戻っていくところでスタッフロールが流れ…

  be continued…  






『そう、今回も駄目だったのね…』

謎の声がぽつりと呟いた…


+ →盤外戦
『素晴らしい!』

『闘いに勝ち抜く力!そしてこの隠された場所に辿り着く知性!』

『君こそまさしく我が好敵手!輝かしい私の舞台のフィナーレを彩るに相応しい!』







???(メルヒェン:『A Trekkie's Tale』から"メアリー・スー")


→本作品の黒幕であり隠しボス。【妄想を具現化する程度の能力】を持つ。
四年前に消滅した蓬莱街の残骸を元に、幻想町で起きた四度のメルヒェン異変による現実(うつつ)虚構(ゆめ)の歪みを集積、酔醒街を作り出す

『なぜみんな私から目を背けるの?ねえ、この素晴らしい私を忘れないで!』

『必要だったのは鮮烈なフィナーレ。もう誰も、素敵な私を忘れないように』


『…私は(4)獲得(get)して忘却(forget)に勝利する』

→初期位置はi-e1(白のキングの裏)で、チェス盤の裏側からすべてを見ている
+ チェス盤裏面への進入経路
①霖之助から金貨4枚で『古いカギ』を買う
②e1に移動し、そこから下に移動。【!盤面外です!】と表示されるが構わず移動する
③『カギを開けた』ようなSEが鳴り、盤面の裏側に出る

彼女の居場所まで辿り着くと、上記の台詞を言いながらラストバトルに突入する。が…?

メルヒェンは"メアリー・スー大尉"。SF大作ドラマ・スタートレックの二次創作(ファンジン)『A Trekkie's Tale』のメインヒロイン。
+ メルヒェン:メアリー・スー
一言で言うと、"ぼくのかんがえたさいきょーのおりじなるきゃらくたー"。
艦内で最年少での大尉就任、文武両道・博学の全てに優れた天才、原作キャラクターたちからも尊敬・敬愛される…というチートじみたオリジナルキャラクター。

物語世界の人物ということで彼女もまたメルヒェン化したのだが、
『出た物語が皆、彼女が無双するだけ(ワンパターン)のつまらないものになる』
という物語から生まれた生命体(メルヒェン)としては致命的な欠陥があった為、他のメルヒェンたちから疎まれ、
『忘却の呪い』をかけられて存在そのものを忘れ去られ、物語世界から消えた
物語世界から放り出された彼女が、同じく現と夢の狭間を漂っていた蓬莱街の残骸と出会ったことから今回の異変は始まる…

『私を忘れないで』

自身にかけられた『忘却の呪い』を破棄し、再び物語世界に返り咲くため、
鮮烈な印象を残すフィナーレ…すなわち好敵手に相応しい優れた相手との死闘の末の『自身の死』の自作自演を企む
そのために表世界の"これは"と見込んだ者達に招待状を送りつけ、酔醒街へと引きずり込んでいた

『ありがとう…最高のフィナーレよ…』

ラストバトルでは、フェイザー銃(=光線銃)を手に戦いを挑んでくる。最初はダメージを無効にするフィールドを張っておりダメージを受けない。こちらの体力が半分を切ると
『我が好敵手の実力に敬意を表して』
とフィールドを自らOFFにする。そして自身の体力が10%を切ると、
『さあ、フィナーレだ!華々しく止めの一撃を放って!』
と"メルヒェンワード以外無効"のフィールドを張り無防備になる

+ ただし、この時彼女を倒してしまうと…
一旦はスタッフロールが流れ、酔醒街が消滅し、元の世界に帰還できたプレイヤーキャラ達の後日談が語られる

一度物語内での死を迎えたことにより、メアリー・スーにかけられていた忘却の呪いが解け、
物語世界がメアリー・スーの存在を思い出したことにより別存在として復活を遂げる
『…?…何、この…何?』
その結果『あらゆる物語がメアリー・スーが出て無双する内容に改竄される』という
トラウマもののバッドエンドが展開されることに。

   ΩND   

+ ??"大切なものは、目に見えない"
  • (トゥルーエンド)
トゥルーエンドの条件は、
『小鈴でスタートし、他7人を全て自分で倒す+能力を全て卵にコピーした上で最後に蓮子の能力をコピーする』
というもの。
一見他キャラ間の潰し合いが発生するため全員と戦うのは難しいと思えるが、各キャラの動き方の法則性を覚えれば…

+ 模範解答
まず右に動いてメリーを、次に列eを上に行って蓮子とぶつかる軌道の華扇を迎撃。左に一歩進み追随してきている美宵を取り斜め左上に進み菫子と戦い右上に行きシュガーサテラを…と動かせば(運も絡むが)比較的安定する。

成功すれば、蓮子からコピーした能力『翼よ、あれが星の灯だ』が『小さな薔薇との約束』に変わり、最後の一人になってもエンディングに移行しなくなる。あとは通常通りカギで盤面外に出てメアリー・スーの所に向かおう。
(このとき、残った霖之助と阿求のセリフも若干変化する)

【vs.メアリー・スーの呪い】


『私は、誰よりも優れていなければいけない、いつも、どこでも一番でないと…』

『私はそういうふうに生まれた。そうなるようにと祝福されて、生まれてきた。だから…』

『…そうじゃなければ、誰も私を愛してくれない…』

能力【小さな薔薇との約束】をコピーしているとメアリー・スーとの戦闘内容が変化する。

『さあ、フィナーレだ!華々しく止めの一撃を放って…!?』
体力10%を切り自身の死(フィナーレ)のために無防備になるメアリー・スー。その身体を巨大化したハンプティ・ダンプティが大口を開け、呑み込む。そして…
「これで、今日から貴女は『メアリー・スー』じゃなくなりました。今この時から貴女はただの『メアリー』…」

『メアリー?…私は、メアリー…』

『チ ガ ウ』

卵から孵化した元メアリー・スー…だった少女の影がむくりと立ち上がり、人の形を取る

『お前は、"メアリー・スー"だ…!そうでなくては、ならないのだ…!』

現れたのは『メアリー・スーの呪い』
彼女が生まれた時に創り主が彼女に授けた
誰よりも優れた輝かしい者(メアリー・スー)であれ、という祝福(呪い)

《ラストバトル》

小鈴を操作して、メアリー・スーの呪いに立ち向かう
メアリー・スーの呪いそのものはさしたる強敵では無いが、メルヒェンが『メアリー』に強制変更されているためメルヒェンワードおよび一部の特殊技が使用不可となる点に注意
攻撃方法は格闘と黒い水泡投げ、強制気絶付きの咆哮、体力が減ると行ってくる吸い込みからの体力吸収(処理上はコマンド投げ扱い)。水泡投げと一部格闘攻撃に『一定時間パラメータ低下』の効果付き。



『な ぜ だ !?』

『なぜ私に逆らう!?お前を造ったのは私だぞ!私に従え!』

崩壊し、消えていくメアリー・スーの呪い
その最期の言葉に、小鈴が答える

「…たしかに造ったのはあなたかも、知れません…が!」

「メルヒェンとして産まれ、巣立った以上は、あの子はすでにあなたの掌を離れ、独立した存在です!)」

「一度あの子が自分の意思で決めたことなら、それは造物主(クリエイター)といえども口出しはできませんし、私がやらせません!」

+ END…?
【staff】
system:Fu-shinshi
scenario:Fu-shinshi
production:Dannoura-gensou.net
graphics:(bosyutyu)
BGM:(your imaginetion)

original author:Team Syanghai Alice


And You…









  END  

 be continued… 












+ 制作裏話
前作(ミッドヴィリーム・メルヒェン・ヴィラネス)が四作目であり、『"V I"llanes』として制作されていたが
『VI』は 4 ではなく 6 では?と製作陣からツッコミが入り
『"V "illanes』(V=5)となったため、空白のメルヒェンシリーズ四作目が出現することになった


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最終更新:2024年10月10日 07:59