リムパンドラ



仲間が、倒れていく。私の第二の故郷が、壊れていく。
私の中から声が響く。"それができるのは私だけだ"と。
この力でみんなと世界を守る。だから、私のことはもう忘れてほしい。
みんなと世界に、幸せを。きっと私はそのために生まれてきた。

次回、バッドヴィリーム編第33話

『フォールオブフォール』

……まもってあげたいから、きずついてほしくないから…

  "それ"は、絶望を掬って落ち続ける釣瓶のユメ


「百鬼夜行は禁断の箱!リムパンドラ!」

対応するヴィリームはリムルクス。ユメの形は【みんなの絶望を封じ込めたい】。黒薔薇の紋様は背中にある。
黒を基調として七色を申し訳程度にあしらったゴスロリ調の衣装を纏い、首に南京錠の下がったチェーンチョーカーをしている。
ルクスと同じく内気だが、ネガティブな雰囲気を持つ。
作中では、黒蓮寺サーカスでの戦いの最後に、リムギガースがひっくり返し続けていた時間を解除したことで
ヴィリームたちの前に姿を現した。
出現後は、『近寄らないで…』と呟きながらヴィリームたちの接近を拒むように苛烈な攻撃を仕掛けてくるが…

必殺技は【バッドウィル・パンドラ・ディザスター】
あらゆる自然災害(雹の嵐・雷・火山灰・高波・隕石等…)を呼び出す。ただしこの能力を使う度にチョーカーの南京錠の錠前が緩んでいき、南京錠が外れると…?
+ (実のところ
(実のところ、この技は"必殺技"とは少々異なる。彼女がその能力により封じ込めた、暴走するバッドパワーがヴィリームたちのミラクルパワーに反応して小出しに流出しているだけに過ぎない)
バッドヴィリームたちが誕生した時間軸の未来では、バッドパワーが暴走したことにより世界が壊滅し、リムルクスがスペルカードの力を暴走させてバッドヴィリーム化し、バッドパワーを封じ込めて消えることでそれを防いだ。)
(彼女の仲間であり親友だった針妙丸=リムドワーフはそれを認められずにバッドヴィリーム化し、時間を無限にループさせ続けてルクスが救われる可能性を探り続けていたが、これを続けるうちに他のヴィリームたちも次々とバッドヴィリーム化し、そしてループの果てに別の平行世界=ミッドヴィリーム本編の世界へとつながり、そこに出現してしまう)


襲い来る自然災害の猛威を必死に耐えしのぐ。雹の嵐を炎で相殺し、地震に要石を打ち込み、竜巻に逆風を叩き付け…
次々にミラクルパワーを使い果たし倒れていくヴィリームたち。
そして、最後に降り注ぐ流星雨を、グラースが出現させ、ドワーフが巨大化させた氷の大盾が防ぎ止める!!
「へへへ…あたいは、最強…」「キスメちゃん…あとは、頼むね…」
二人が倒れ、リムルクスとリムパンドラの二人だけが、そこに立っていた



『…』

「…来ないで!…こっちに来ちゃダメ!」

『…』

「…この錠前が解けたら…地球も…、ミラクルアースも…、終わっちゃうよ…?」

『…』

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最終更新:2024年03月14日 21:56