リムヴォイド


白く黒く白く黒く

輝くミラクルパワーと淀むバッドパワーが世界を裂く。

黒く白く黒く白く

まだらに染まった世界から、"ハクレイの巫女"である霊夢へと想いが流れ込む。
その想いに突き動かされるように、巫女は天を指す。

黒く白く。力が渦を巻く。

白く黒く。空を覆い尽くした力が星となる。

大地へまだらの星が降る。すべてを砕く、虚無の星が。

次回、バッドヴィリーム編第35話

『夜 が 降 り て く る』


"静かに眠れる夜をくれ" それは世界の叫び。まだらに染まる龍のユメ

                "それ"は、すべてを無に帰す(ゼロ)(ユメ)


「万象無に帰す無の太極…リムヴォイド!」

ヴィリームたちに敗れたリムネメシスが、最後の悪あがきとして
リムセレナーデ=博麗霊夢にバッドパワーを吹き込み、バッドヴィリーム化させた第六のフォーム。
ユメの形は【すべてのミラクルパワーを無に還す】。黒薔薇の紋様は背中、心臓の真裏あたりにある。
白黒モノトーンの巫女装束に身をまとい、黒い狐面を被る。背負った籠には禍々しい気を放つ退治屋七つ道具(祓え串・退魔針・退魔札・陰陽玉・注連縄・破魔弓・神鏡)が入っている。
霊夢同様の"博麗の力"を持ち、あらゆる攻撃を透過させることができる。
作中ではその状態で幻想町に巨大な陰陽玉を落下させようとした。

必殺技は、【バッドウィル・ヴォイド・アンチェイン】。
(じぶん)(せかい)の境界を曖昧にする"博麗の力"を全開にし、あらゆる攻撃を透過させる。
のみならず攻撃に応用することであらゆる防御を貫くことも可能。

もう一つの必殺技は【バッドウィル・ヴォイド・マーブルメテオ】。
バッドパワーとミラクルパワーを混ぜ合わせて造り上げた、巨大な陰陽玉を天空から召喚する大技。陰陽鬼神玉

「…すべてを無に還そう」

「…すべてのヴィリーム、すべての魔法、すべての奇跡を消し…」
「…そして、私も消えよう」
「永久に!」



ヴィリームたちが倒されていく。必死の反撃も"博麗の力"を全開にしたリムヴォイドをすり抜けていく。
逆にリムヴォイドが祓え串や破魔札を振るうたび、防御も盾もすり抜けてヴィリームたちが一人、また一人と落とされていく。
「諦めろ、お前たちの攻撃は私に届かない」
『嫌だッ!!』
それでも、ヴィリームたちは諦めない。たとえ攻撃がことごとく通用せず、絶望的な状況であろうとも。
『人は明日を夢見るからこそ前に進めるんです!それを奪おうとする相手には…負けられません!』

『夢…明日…』
それを少し離れた場所で見ているひとりのヴィリームがいた。
『私の…夢(ユメ)…は…』
リムテンツァー・秦こころである。

霊夢がリムヴォイドに変身した衝撃で吹き飛ばされ、動けずにいた彼女だったが、
『胸の中が熱い…これが"感情"…?』(…これが"感情"か…面白い…)
ひとりまたひとりと倒されながらも立ち向かう仲間たちの姿を見ているうちに、心の中にかつて感じたことのない"なにか"が湧き上がるのを感じた
…そして。

『リムテンツァー・スマイルフォーム!』
新たな姿となってリムテンツァーが立ち上がる。
『ヴィリーム・テンツァー…』
手にしたのは銀色の、鏡の仮面。
『ミラーフェイス!!』
それを装着し、リムヴォイドの方を向くと、鏡の仮面はヴォイドの姿を映し、彼女と同じ黒い狐面へと変化する。
「私に触れる…だと!?」
その状態で突撃、ヴォイドに一撃を加えるテンツァー。すり抜けずに直撃。ひるむリムヴォイド。
『まだまだだ…ドワーフ!』
追撃の手は緩めず、後ろにいるリムドワーフに呼びかけるテンツァー。
『…?…!わかった!』
戸惑ったドワーフだがすぐにテンツァーの意図を察し、小槌にすべてのミラクルパワーを込める。

『大きく…なあれーーーッ!!』
黒い狐面をつけたまま、テンツァーが巨大化、飛び回るリムヴォイドを掴む。
「なっ…何をする貴様!?」
『そーれ、飛んで行けぇぇぇぇ!!』
思い切りヴォイドを放り投げるテンツァー。幻想町に落下してくる巨大陰陽玉に向けて…

数瞬の後。
音も無く、巨大陰陽玉が霧散し、
『霊夢さん!大丈夫ですか!?』
落下してきた霊夢をリムコメットが受け止める。



???「バッドパワーを逆に取り込むとは、これは少々、想定外の事態ですね…」
???「やはり最初から我々が介入すべきでしたか…」

謎の声が響き渡る…
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最終更新:2024年03月14日 22:02