冬休みの
幻想町。白く染まる町を舞台に、またもや少し毛色の違う
奇跡獣たちがヴィリームたちの前に立ちはだかる!
今度の奇跡獣たちのモチーフは七人の福の神・七福神…"奇跡七福獣"
果たして、その強さは如何に!?そして七体の後ろに潜む黒幕は…?
《一福目》
12月23日未明。幻想町のとある神社。
ここでヴィリーム達を待ち構えるかの如く、奇跡獣らしき神が待ち受ける。
七福神の一人・福禄寿に瓜二つだが…。
『幻想奇跡隊ミッドヴィリーム』第××話「短命の福禄寿!」
神様も辛いよね、ごめん。
名前:キセキフクロージュド
モチーフ:福禄寿+フクロウ+柔道
能力:短命にする程度の能力
(福禄寿のもたらす力の逆の能力で、ヴィリーム達の変身時間を短くする事等が出来る)
解説:幻想町の神社に祀られていた七福神の絵に7つの
ミラクルパワーが入り生まれた『奇跡七福獣』の一人。
柔道着を着た長身で頭がフクロウの福禄寿の姿である。背中には羽があり少し浮かべる。
神社でヴィリームを待ち構え、自身の周囲を短命にして、触れた葉が一瞬で枯れる荒技を披露した。
ヴィリームとの戦いでは、柔道スタイルの戦いで勝負を仕掛けようとする。
接近戦メインのブレイブ(椛)とハピネス(てゐ)とフォール(静葉)とセトネ(小傘)を柔術で投げ飛ばし、
飛ばされた4人を変身不能に追い込む。
残されたメンバーは、ブレイブ達の手当て班と戦闘班に分かれる事に。
戦闘班はグラース(チルノ)とモルテ(リリーB)とテスラ(屠自古)だが、
テスラの作戦でフクロージュドの弱点が明らかになり…。
《二福目》
12月24日の夜。今日は聖なるクリスマス。
サンタクロースがよい子にプレゼントを配る特別な日なのだが…。
あれはサンタか!いや、布袋か!いや、奇跡七福獣だ!
『幻想奇跡隊ミッドヴィリーム』第××話「ホテイクリスマス!?」
愉快な奇跡のお爺さん。
名前:キセキホテインセトロス
モチーフ:布袋+虫(インセクト)+サンタクロース
能力:宝を持ち去り使う程度の能力)
(背中の袋にあらゆる物を入れて奪い、それを自分の物にして扱う)
解説:布袋にサンタの服と虫の触覚と羽を纏った外見の奇跡七福獣の一人。
ふくよかだが意外と身のこなしがいい(動けるデブ)。袋に物を吸い込んであたかも自分の物として扱う。
更にプレゼントを配る事もするが、中身は虫や爆弾ばかり。時々間違って食べ物を配る事も。
ヴィリームとの緒戦では、クリスマス会中の
ヴアルに客として来店するも、すぐに食器を吸い込み逃げた。
追いかけたヴィリームは、たまたま居合わせたレトロ・トラックと共に閉店した百貨店で対峙。
プレゼント攻撃や百貨店にあった品物を吸って武器にして攻撃し、ヴィリームを翻弄。
レトロ・トラックも自転車をぞんざいに使われた事に怒り、ヴィリームと一時協力して闘う事に。
苦戦中のヴィリームとレトロ・トラックだが、深夜0時にまさかの本物のサンタが現れて…。
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あとがき |
今回の話は、奇跡七福獣編の第二話でもあり、クリスマスの話でもあります。
本物のサンタはヴィリーム達にあるプレゼントをくれて形勢逆転しますが、何かは皆さんにお任せします。
ちなみに撃破後は、ヴィリーム全員がサンタに協力してクリスマスプレゼントを配る展開で。
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《三福目》
12月26日正午。突如霧野湖に現れた謎の女神。
女神は琵琶の音色を鳴らして響かせる。
姿は弁財天そっくりだが、そいつは奇跡七福獣だ!気をつけろ!
『幻想奇跡隊ミッドヴィリーム』第××話「ベンザイテン・シンフォニー」
霧野湖の琵琶の声。七福神の響きあり。
名前:キセキベベンザイッカク
モチーフ:弁財天+イッカク(ユニコーンの元ネタの鯨の仲間の動物)+琵琶(ベンベンと鳴る)
能力:学問を忘却させる程度の能力
(持っている琵琶の音色で学問を忘却させ、あらゆる記憶を忘れさせてしまう)
解説:奇跡七福獣の紅一点で、琵琶を武器にして戦う。
姿は弁財天そっくりだが頭にイッカクの角が一本あり、腰から下はイッカクの体で尾鰭がある。
主に水上をメインにして戦う奇跡七福獣であり、水の力も引き出せる。
琵琶を鳴らすと、音符を出して攻撃。音符が当たるとあらゆる記憶を忘れてしまう。
大妖精とリリーWとチルノが、冬休みに霧野湖で遊んでいた所に出現し、変身直後の4人に音符攻撃を仕掛けた。
ファータ(大妖精)とウェール(リリーW)は記憶の大半を忘れてしまう(ミラクルパワーで中和の為)が、
元々バカだったグラース(チルノ)には効果が全く無かった。グラースは単身で挑むもなすすべもなかった。
そしてベベンザイッカクはファータとウェールを湖に連れ去った。
メラメラさんが駆けつけた時にはチルノが号泣。ヴィリームになっても大妖精達を守れなかったからだ。
メラメラさんはチルノを叱責し、ヴィリーム全員を霧野湖に呼び寄せ再戦を促す。
しかしベベンザイッカクはまたしてもグラースとメラメラさん以外の記憶の大半を忘れさせる。
最早絶体絶命かと思いきや、ウェールの記憶喪失が実は演技であり、ウェールが隙を突いて攻撃して…。
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あとがき |
幻想奇跡獣編の第三話で、昨日出た設定の霧野湖を拝借しました。
ちなみに忘れてしまった記憶は、ヴィリームの技の名前や自分に関する事等です。
ウェールはバカでは無いけど、マイペースだから攻撃が効かなかった感じで。
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《四福目》
12月27日未明。
私立妖山学園のグラウンド。
仁王立ちで待ち構えるのは毘沙門天のようだ。
彼も奇跡七福獣。だが少し様子が違うぞ!?
『幻想奇跡隊ミッドヴィリーム』第××話「対決!狼・寅・毘沙門天!」
私と奇跡の座を賭けて、命懸けでかかって来い!
名前:キセキビシャモール
モチーフ:毘沙門天+軍鶏(シャモ)+モール(モグラ)
能力:勝負に挑む程度の能力
(正々堂々と全力で勝負に挑む能力。卑怯な作戦には容赦しない)
解説:軍鶏の鶏冠とモグラの下半身に毘沙門天の上半身姿の奇跡七福獣。
毘沙門天らしく槍を武器に戦う他、軍鶏とモグラの力もあり力強く穴も掘れる。
妖山学園のグラウンドでヴィリーム達を待ち構え、1対1の正々堂々とした戦いを挑む。
大半のヴィリームが苦戦する中、ブレイブ(椛)は互角に戦いライバルと認識。
ちなみにハピネス(てゐ)とセトネ(小傘)は不意打ち攻撃をした為あっさり敗北。
そしてブレイブとビシャモールとの対決のその時、奇跡団のマイクロ・チンが突如駆けつけた…!
「何故ビシャモールさん…、いいえ師匠がこんな所に!」
突然の乱入に驚く一同。実はマイクロ・チンが毘沙門天の弟子であった事を告白。
だがビシャモールは自分は戦う事が定めだと言い、戦いを再戦しようとした。
するとファータ(大妖精)がビシャモールに一時協力を提案。
過去の救えなかった奇跡七福獣の為にも一緒に他の奇跡七福獣を自ら浄化して欲しいかららしい。
ビシャモールは戸惑うが、マイクロ・チンのある一言もあり、
残り三人の浄化後にブレイブと再戦する事を条件に仲間になり…。
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あとがき |
幻想奇跡獣編第四話です。今回の奇跡七福獣は毘沙門天モチーフですが、
マイクロ・チンの事も考慮して、彼だけは只の悪にはしたくなかったのでこうしてみました。
ちなみに次回からしばらくキセキビシャモールが仲間になります。
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《五福目》
12月28日未明。
地霊区の
幻想港にて。
ヴィリーム達はここで次の奇跡七福獣と対峙。
姿はあの恵比寿さん。何やら怪しい釣り竿を手にしているが!?
『幻想奇跡隊ミッドヴィリーム』第××話「エビス・ツ・レルカ」
ここは つりの めいしょ。
名前:キセキエビスリザウルス
モチーフ:恵比寿+釣り竿+ティラノサウルス
能力:釣り上げて操る程度の能力
(専用の釣り竿で釣り上げた魚等を自在に操る)
解説:恵比寿の上半身にティラノサウルスの下半身姿の奇跡七福獣。
恵比寿の威厳にティラノサウルスの力強さが合わさっている。
突如謎の糸に引っ張られたメラメラさんを追い、幻想港で対峙。
途中で仲間になったキセキビシャモールと、奇跡団のミセス・ウォッチとドクター・ブックスも合流。
だが集合した時には、メラメラさんが何故かエビスリザウルスに操られていた!
まさかの事態に動揺するヴィリーム達。ヴィリームにも釣り竿で釣り上げ、殆どのヴィリームが操られた。
更にエビスリサウルスはドクター・ブックスの能力に目を付けてドクター・ブックスも釣り上げて操る。
とうとう残されたのはファータ(大妖精)とフォール(静葉)とミセス・ウォッチとビシャモールの4人。
ミセス・ウォッチは3人を連れて公園に退却した。ビシャモールも奴は強敵だと言う。
力をつけて戻った4人は、再び幻想港へ。だがそこには、操られた仲間だけでなく、釣り上げた魚も操られていた。
圧倒的に不利な状況の中、早苗さん登場。アメソルジャーを登場させて団体戦に突入。
フォールとミセス・ウォッチとビシャモールは、操られた仲間達を次々と元に戻す為に奮戦。
すると一か八かファータが、ある魚を探しに海に飛び込んだ。ファータはその魚を海中の釣り竿に誘導させた。
そしてエビスリザウルスが釣り上げたその魚とは、巨大なサメであり最期を迎え…。
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あとがき |
奇跡七福獣編の第五話で、中々シリアス気味な話です。
ちなみに仲間達は撃破後に元に戻ります。
後ビシャモールはもうちょっとだけ仲間になるんじゃ
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《六福目》
12月29日午前。幻想町の竹林の一部が折られていた。
そこに現れた奇跡七福獣。寿老人と瓜二つ。
あらゆる力を備え持つ奇跡七福獣に、ヴィリームはどう立ち向かうのか!
『幻想奇跡隊ミッドヴィリーム』第××話「燃えよ寿老人!」
ありとあらゆる武術と幸せ。
名前:キセキジュロブマスター
モチーフ:寿老人+ロブスター+マスター(達人)
能力:あらゆる武術で不幸にする程度の能力
(武術で相手を翻弄し、武術の敗者を不幸にする)
解説:奇跡七福獣の一人で、キセキフクロージュドの兄。
姿は寿老人の体とロブスターのハサミに柔道着。
あらゆる武術に精通していて、日本の武術以外もこなせる。
竹林を修行代わりにしていた所で、ヴィリーム達と戦う事に。
ヴィリームとの緒戦では、様々な武術でヴィリーム達を翻弄していき、次々と戦闘不能に追い込む。
敗れたヴィリーム達を次々不幸にしていき、変身解除しない限り呪いが続くようにした。
とうとう残されたブレイブ(椛)は覚悟するが、そこに駆けつけたのは奇跡団のあの二人。
キセキビシャモールが奇跡団のブレイド・チックとマイクロ・チンを連れてきたのだ。
まさかの仲間の裏切りに驚くジュロブマスター。するとブレイド・チックがジュロブマスターに戦闘を挑んだ。
どうやら時間稼ぎらしい。それを見計らったマイクロ・チンはブレイブにミラクルパワーを注いでいく。
だがそれに気づいたジュロブマスターは強引にブレイド・チックを倒してブレイブを狙う。
するとビシャモールがまさかの盾になり、フォームチェンジ中のブレイブを庇った。
そしてビシャモールはブレイブの為に再戦を果たせぬまま撃破されてしまう…。
するとその直後、フォームチェンジが成功!
「リムブレイブ!ムラマサモード!」
力を得たブレイブは、仲間と庇って消滅したビシャモールの為に圧倒的な力でジュロブマスターを撃破する。
「ぐぉぉ!ミシャグジ様に栄光あれぃ…」
この断末魔を残してジュロブマスターは倒された。
ブレイブはこの場にビシャモールの武器を差して墓にした…。
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あとがき |
奇跡七福獣編の第六話で、次がいよいよ奇跡七福獣編の大詰めです。
『ミシャグジ様』も遂に登場するかもね…。
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《七福目・前》
12月30日の晩。キセキフクロージュドと戦った神社にて。
ヴィリーム達と最後の奇跡七福獣との戦いの火蓋が今、切られた。
果たして奇跡七福獣を生み出したのは誰か?またその理由とは?
『幻想奇跡隊ミッドヴィリーム』第××話「大黒天、蠢く!!」
マハーカーラ!
名前:キセキダイコクノヅチ
モチーフ:大黒天+ツチノコ+打ち出の小槌
能力:小槌から闇を作り出す程度の能力
(大黒天の原形は闇の神で、その力が蘇り小槌で闇を作り出す)
解説:奇跡七福獣の最後の一人で、姿は大黒天の上半身にツチノコの下半身姿である。
ネズミを数匹従えていて、小槌の闇でネズミを自在に操る。
打ち出の小槌は普通にハンマーとして攻撃する事も可能。
夜に早苗の頼みでコンビニでお使いをしていたフォン・フォンが金色の小槌を持ったネズミを目撃。
ネズミを追いかけている内にフォン・フォンがダイコクノヅチに見つかり捕まってしまう。
一方大学の講義を終えた真夜も闇を纏ったネズミを目撃。ビターに変身して追いかけるがまたしても捕まってしまう。
ビターはメラメラさんを呼んでヴィリーム出動を依頼。残りのヴィリームが集結して戦いが始まった。
小槌から出る闇にヴィリーム達は身動きが取れない。
幸いにもファータ(大妖精)のつむじ風が闇を吹き飛ばし、ルクス(キスメ)の光が闇を振り払ってピンチは脱出。
一方奇跡団側はフォン・フォンが中々帰ってこない事を心配し、全員で探していた。
そして奇跡団が神社に集合すると、捕まっているフォン・フォンを目撃。
奇跡団はヴィリームと共闘する事を決意し、一転して形勢逆転。
最後はルクスが必殺技を決めてダイコクノヅチを撃破。
だが撃破直後に、神社の奥から麦藁帽子と紺色の浴衣を着た少女が現れた…。
「あーあ、見事に私の七福神達を可愛がってくれたねぇ…」
そう言うとその少女自信が、ミシャグジ様だと宣言。
すると少女は早苗を見て、撃破直後のダイコクノヅチから出た玉と持っている6つの玉を、早苗の体に入り込ませた。
おや?早苗の様子が変だぞ…!
すると早苗が、怪物のような奇跡獣人と化してしまった!
後編に続く!
《七福・後》
早苗が、奇跡獣人と化した。
奇跡獣人が、大晦日で暴れ出す。
大晦日を、めでたく終わらせる事は出来るのか。
『幻想奇跡隊ミッドヴィリーム』第××話「大晦日の戦い、ヤマタノオロチ!」
グリーンスネーク、カモン!
名前:キセキミラクロオロチェブラ
モチーフ:ミラクルパワー(早苗自信)+ヤマタノオロチ+セブン(七福神)+コブラ
能力:あらゆる福を支配する程度の能力
(周囲のあらゆる福を支配する。福を支配されるとミラクルパワーが支配される)
解説:自称ミシャグジ様の少女が、早苗の体に奇跡七福獣の玉(>>231の
ミラクルハート)をミラクルパワーにして注入。
その結果、誕生したのが奇跡獣人・キセキミラクロオロチェブラである。
外見は早苗の体に背中から七福神がヤマタノオロチのようになっている。下半身はコブラの尻尾。
自称ミシャグジ様が、ミラクルパワーを宿す早苗に目を付けて生み出した奇跡獣人。
その能力だけでなく、奇跡七福獣の能力もそつなく使いこなし、ヴィリーム達を圧倒。
奇跡団も共闘するが、まるで歯が立たない。
最早満身創痍かと思ったその時、ブレイブ(椛)がミラクロオロチェブラに呼びかけた。
「おい聞こえるか、キセキビシャモール。私との再戦の約束はどうなったんだ…!」
その呼びかけから今度は奇跡団幹部全員が呼びかけ。
「早苗さん!私達を生み出しましたよね!目を覚まして下さい、早苗さん!」
その時ミラクロオロチェブラから7つの玉が分離され、奇跡七福獣が改心して登場し、元の早苗に戻った。
すると
自称ミシャグジ様が一言
「ぬぅ…、まさか私が支配した七福神が心変わりするとは予想外だよ…。
だがこれで勝ったと思うなミッドヴィリームと
東風谷奇跡団…。
いつか私は奴らと共に再び挑んでやるからな…、その日まで待ってろよ…」
その言葉を残し、ズズズ…と大地に潜り姿を消した
そして奇跡七福獣は戦いにより浄化されて元の七福神に戻り、ヴィリーム達の冬休みの暇を持て余した神々の戦いは終わった…。
幻想奇跡隊ミッドヴィリーム番外編・奇跡七福獣編、完!
最終更新:2023年08月29日 06:40