【元ネタ】史実、インカ神話
【CLASS】
ライダー
【マスター】
【真名】パチャクテク
【性別】男性
【身長・体重】192cm・98kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
騎乗能力は高くなく、ライダーのクラスの恩恵でこのランクになっている。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
皇帝特権:A
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
ランクがA以上の場合、肉体面での負荷(神性など)すら獲得する。
太陽皇帝(サパ・インカ)に不可能はない。
太陽礼拝・革新:A
古き信仰を焼き尽くし、太陽神の威光を示す宗教の変革。
相手が太陽を内包しない「神性」、信仰によるスキルを持つ者や
「神秘」としてのランクが高い者であれば、自分に有利な補正が与えられる。
これによって半神の英霊や神代の英傑、彼らが持つ宝具に対して絶対的な優位性を誇る。
【宝具】
『煌帝神臓(サパ・インカ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
擬似太陽とも呼べる、莫大な熱量を秘めたライダーの心臓にして大魔力炉。
太陽神の化身としての神性を宿す心臓から供給される膨大な魔力によりライダーは、
戦闘における爆発的なステータスの上昇、超速再生による擬似的な不死性の獲得に加え、
余剰熱量を解放することで大規模な破壊攻撃を可能としている。
その本来の機能は『神髄の御座(カパック・ウスヌ)』と接続することで、
『不朽の天空楼閣(マチュ・ピチュ)』を起動させる為の大動力源である。
『聖遺の守護巨兵(プルラウカ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1000人
インカ帝国の防衛及び尖兵を務める半人半獣巨岩兵の軍団。
普段は『不朽の天空楼閣』内で石壁や石畳に擬態しているが皇帝の命により覚醒する。
砂利と石で構成された体は重要器官を有さず、完全に破砕されるまで戦闘を続行することが可能。
また『不朽の天空楼閣』内であれば、破損部位は修復され、不死の兵として侵入者の前に立ち塞がる。
更に複数の巨岩兵が組み合わさることで、インカ帝国の守護獣の姿を象った大神獣へと変形する。
『不朽の天空楼閣(マチュ・ピチュ)』
ランク:EX 種別:対地宝具 レンジ:10~100 最大捕捉:1000人
ライダーの造りし雲上の園。帝都防衛の要たる航天要塞都市。
待機時は雲上に姿を隠しており、ライダー自身によるこの宝具の真名解放でのみ到達可能。
『煌帝神臓』が都市中枢『神髄の御座』に接続されることで起動、降下を開始する。
全方位に配備された熱量砲ワラカ及び浮遊砲台ボーラが敵対者の接近を拒絶するだけでなく、
天候神イリャパの加護による幾層もの電磁障壁と堅牢なる石煉瓦に守護された攻性城壁
――『天咢雷翼(サクサイワマン)』を対軍宝具で突破することは極めて困難である。
また中央に備えられた大魔力砲『陽神の憤怒(インティ・ワタナ)』は地上の一切を抹消せしめる。
【Weapon】
『神髄の御座(カパック・ウスヌ)』
天空都市の中枢『煌帝神殿(コリ・カンチャ)』の最奥部に位置する玉座。
『煌帝神臓』と接続することで都市全域の隅々にまで魔力を行き渡らせる。
また主神殿内部はインカの主要な神々、歴代皇帝の木乃伊(マルキ)、征服地より
奪った聖遺物(ワカ)による祝福が満ち溢れ、ライダーの力を最大限まで引き上げると
同時に外敵の生存の一切を阻害する太陽皇帝の絶対支配領域となっている。
『陽神の憤怒(インティ・ワタナ)』
『不朽の天空楼閣(マチュ・ピチュ)』の中央部に聳える最終兵器。
太陽フレアの熱量を以て大地を滅却する魔力砲であり、対城級ですら相殺は不可能。
しかし発射の際には、都市中枢『煌帝神殿』に直結される唯一の通路(ルート)となる。
『神羅万晶(ススル・プキオ)』
主神殿玉座の前に設置された、都市の内外を映す水晶の巨大モニター。
風水(セケ)と天象(マユ)を自動で読み込み、ライダーが望めば未来すらも映し出す。
【解説】
インカ帝国の9代目となる歴代最大最強の皇帝(サパ・インカ)。
サパ・インカとは「唯一の王」を意味し、太陽の化身である神王である。
史上のインカ皇帝としては初代であり、小国に過ぎなかったクスコ王国を帝国へと造り変えた大英雄。
初名はクシ・ユパンキだったが、チャンカ族撃退の武功を機に王座に着き、「パチャクテク」と名乗った。
パチャクテクとは、「大地を揺るがす者」、「世界の変革者」と言った意味を持ち、
その名に相応しく、彼より始められ、後の数代にまで続いた征服事業によって、
インカ帝国は南米史の誇る大帝国へ成長する。
王を主神であるインティの化身とする宗教改革、全方面に渡る内政の構築、
現代にも残る数々の大遺跡の建築など、あらゆる意味で比類なき「唯一の王」である。
しかし彼の治世より100年も経たない内に
コンキスタドールが到来すると、
あっけなく帝国は崩壊してしまった。
【出演SS】
最終更新:2016年10月30日 16:36