エドワード黒太子

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【真名】 エドワード・オブ・ウッドストック(エドワード黒太子)
【性別】男性
【身長・体重】180cm・70kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具B++
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
カリスマ:B-
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 一軍の将として、また一国の王子としては十分以上の器量と言えるが、
 その不寛容で苛烈な振る舞いは、時に他者からの過剰な敵意を招く事になる。

軍略:C+
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、 逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
 手段を択ばぬ奇襲攻撃や無慈悲な殲滅戦に優れる。

単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

【宝具】
『果て超えざる勝利の剣(エクスカリバー・ダークネス)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人 
 ――かつてセイバーと父王が憧れた理想の成れの果て。
 夢想と憧憬を対価として使い潰し、祖国に勝利を齋さんとした『人造の聖剣』。
 本来、神造の剣には遠く及ばぬ代物だが、『壊れた幻想』によって爆発的に威力と射程を上昇させ、
 伝承の剣の如く極光を放つ性質を付加している。
 剣に嵌め込まれたスピネルは『不壊』の概念を帯びており、それによって『壊れた幻想』の効果を継続して使用できる。

『思い邪なる者に災いあれ(オーダー・オブ・ガーター)』
ランク:B+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:1~20 最大補足:50人
 ――セイバーがその身に纏う黒い鎧。
 自身に向けられた“悪意”を吸収して己の魔力に変換する。
 殺意や憎悪、果ては呪詛や怨念に至るまで、レンジ内におけるセイバーに対する“悪意”は等しくセイバーの糧となる。
 更に真名開放と共に、魔力と幸運値と以外のパラメーターを1ランク上昇させる事が可能。
 ただしその場合、バッドステータスとして低ランクの『無辜の怪物』と『精神汚染』のスキルが付与される。

【キーワード】
『アーサー王』
 セイバーが心の底から敬愛するイングランド最大の英雄にして、全ての騎士の頂点。
 セイバーの持つ力の起源は、アーサー王の力を復活させようとしたものに他ならない。
 しかし闇に染まり理想を使い潰すセイバーの力は、最早騎士王の理想とは程遠い代物となり果てている。

『エドワード3世』
 セイバーの父たるイングランド王。
 50年間の治世を通して、その卓越した政治手腕と多大な軍事的成功によりイングランドを強国に育て上げた賢王。
 その勢いのままにフランスに対して宣戦を布告したが、結果的にこれが百年戦争の始まりとなる。
 熱烈なアーサー王のファンであった事が知られる。

【解説】
 イングランドの王太子(プリンス・オブ・ウェールズ)で、イングランド王エドワード3世の長子。通称エドワード黒太子。
 中世騎士道を代表する人物の一人とされるが、同時に「騎士道華やかなりし時代の終焉の始まりを告げた」騎士ともされる。
 クレシーの戦いやポワティエの戦いを始めとした、百年戦争前期における主要な戦争全てに参加しその全てに勝利した戦争の天才。
 しかしその手段を択ばぬ非情な戦術と苛烈な振る舞いは、その生涯において数多幾多の悪意と憎悪を呼び寄せる事になる。
 勝利の為なら非道な虐殺さえも是とするその真意は、どれ程の汚名と呪詛を被ろうと祖国に絶対的な勝利を確約したいという純粋な祈り。

 イングランドの勝利と栄光――――その為に、その為だけに幻想に背を向け、夢想を使い潰し、理想を切り捨てた生涯。
 その果てに彼を待っていたのは、ペストに倒れ、勝利を掴む処か意志を貫くさえ出来ぬ無残な最期だった。
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最終更新:2023年11月04日 08:14