エウロペ(リメイク)

【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】エウロペ
【性別】女性
【身長・体重】146cm・42kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷B 魔力A 幸運EX 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
 天空神の寵愛によりA以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。

騎乗:C
 正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。
 ライダーのクラスにあるまじき低さであるが、神話では白牛を全く制御出来なかったためにこのランクとなっている。

【固有スキル】
女神の神核:B
 完成した女神であることを現すスキル。精神と肉体の絶対性を維持する。
 精神系の干渉をほぼ無効化し、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。
 神性スキルを含む複合スキルでもある。
 海神ポセイドンの孫である他、ミノア系の大地の女神としても信仰されていた。

破滅の首飾り:-
 鍛冶神ヘパイストスが妻の不貞の子である花嫁に贈った呪いの首飾り。
 所有者や協力関係にある者の幸運をもEランク相当に固定する代物だが、
 ライダー天空神の寵愛スキルによりこの不運を打ち消している。

天空神の寵愛:A+++
 天空神ゼウスからの過剰なまでの寵愛を受けている。
 その寵愛は女神ヘラの嫉妬すら寄せ付けず、英雄跋扈の時代において
 三人の子宝や不自由の無い生活に恵まれ天寿を全うしたほど。
 高ランクの黄金律に規格外の幸運を得る他、自分の身に危機が迫ればどこからともなく自分を守る存在が現れる。
 しかし、必ずしもライダーが幸福だったとは限らない。

【宝具】
『丑眸陥穽(クレーター・プシロリティス)』
ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:???
 ライダーを攫った牡牛の生まれ故郷にして、ライダーを秘匿した霊峰の再現。
 結界内は外界とは空間的、時間的に隔絶された亜空間となっており、
 外部からのあらゆる探知能力を無効にする。
 そのため、結界内に入るためには結界を展開したライダーの手引きか、
 若しくは聖杯戦争開催地のどこかに存在する入り口を自力で見つける豪運が必要である。

『天狼睥睨(シリウス・ラエラプス)』
ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
 主神ゼウスから与えられた猟犬が天のおおいぬ座となったもの。
 いかなる獲物も決して逃さない運命を持つというこの宝具は、
 対象が何処に居ようとも天上の彼方から常に捕捉し続け、
 逐次その座標をライダーへと知らせる。
 対象が何らかの隠匿能力や捕捉を無効にする概念等を持つ場合も、
 この宝具を破棄することでそれらを封印し、更に全能力をワンランク下げる重圧をかける。

『曙陽の神造巨兵(オレイカルコス・タロース)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人
 主神ゼウスより与えられた、鍛治神によって改造された青銅の人種最後の生き残り。
 ヘパイストスが鍛えた青銅の外殻は、踵を除いてあらゆる攻撃を受け付けない。
 また、踵で栓をされた全身を駆け巡る疑似永久機関『神の霊血(イーコール)』によって
 高ランクの「魔力放出」「単独行動」「投擲」を獲得しており、使用した武器による
 火傷状態の付与や格闘ダメージの向上、巨体に似合わない機動力を実現している。
 ただし、この半永久的に稼働する巨人の最優先護衛対象はライダーであり、
 彼女が負傷するか窮地に陥った場合、現在の行動を放棄してライダーの守護に向かう。

『雷霆神牛・茫洋疾躯(タウラス・エウルオプス)
ランク:A-(EX) 種別:対国宝具 レンジ:2~99 最大捕捉:900人
 ライダーを連れ去った主神ゼウスの化身たる白牛。
 駆け抜けた跡には稲妻が奔り、雷で蹂躙された場所はその地形問わず、
 ライダーの「国」として豊富な魔力を産出し、彼女に供給するようになる他、
 白牛に乗り駆け回った土地がヨーロッパと呼ばれるようになった逸話からその土地の魔術基盤を欧州のものへと改竄し、
 欧州由来の魔術体系を大幅に強化し逆にそれ以外の魔術体系を大幅に弱体化させる。
 だが、ライダーの騎乗スキルでは白牛を乗りこなすことはできず、
 振り落とされないようにしがみつくのが精一杯である。

【weapon】
「無極投槍(ロンヒ・アペイロン)」
 主神ゼウスより与えられた、鍛冶神ヘパイストスが製造した投槍。
『曙陽の神造巨兵』の武装として運用され、『神の霊血』による灼熱を帯びさせることで、
 火傷による追加ダメージを与える事も可能。
 投擲後は対象に命中するか撃ち落とされるまで追尾し続ける。
 また槍に魔力を込める事で複製が可能で、魔力の続く限り無制限に複製できる。

【解説】
 ギリシャ神話におけるクレタ島の王妃。ヨーロッパの語源となった少女。
 テュロスのフェニキア王アゲーノールの娘で、美しい姫であった。
 ある時主神ゼウスは彼女に一目惚れし、美しい白い牡牛へ姿を変えエウロペに接近した。
 侍女との花摘みの最中に牡牛を見つけたエウロペがその背にまたがった途端、
 牡牛はエウロペをクレタ島へと連れ去り、そこで彼女は正体を現したゼウスと交わった。
 そしてエウロペはミノス、ラダマンテュス、サルペドンの三人の子を身篭った。
 ミノスは後にクレタ島の王となり、ミノア文明と呼ばれる青銅器文明を築き上げ、
 エウロペはそこで大地の女神として信仰されるようになった。

 その後ゼウスは彼女に青銅の巨人タロス、おおいぬ座の起源である猟犬ラエラプス、
 そして決して無くなることのない投げ槍などを贈り、天に昇っておうし座となった。
 しかしタロスは後にイアソン率いるアルゴナウタイと戦い弱点の踵の栓を攻撃され戦死、
 ラエラプスは決して何者にも捕えられない運命を持つテウメッソスの狐を追いかけ続け、
 ゼウスによって両者諸共石にされた。

 また、エウロペがゼウスに攫われた出来事はこれらの物語だけには留まらない。
 ゼウスの化けた白牛が駆け回った地は彼女にちなみヨーロッパと名付けられ、
 彼女の兄弟はアゲーノール王の命に従ってエウロペを捜索するも発見には至らず、
 フェニキア王の一家はこの事件が原因で離散状態となってしまう。
 そして皮肉にも、ゼウスが天に飛び立つ際に彼女へと送った黄金の首飾りが、
 実の兄であるカドモスの一家に破滅をもたらしたのであった。
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最終更新:2023年11月04日 08:04