オリバー・クロムウェル

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】オリバー・クロムウェル
【性別】男性
【身長・体重】220cm・400kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B+ 耐久A+ 敏捷D 魔力E 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:C+
 魔力と幸運を除いたパラメーターをランクアップするが、 言語能力を失い、複雑な思考が出来なくなる。
 バーサーカーの場合は、極めて高ランクの信仰の加護により狂化の呪いを克服しているため、本スキルの影響を受けながら理性を保つ事が出来る。
 ……しかしその狂信的な精神構造は余人には理解が困難であり、Aランク以上の信仰の加護を持たない人物とは意思疎通が成立しない。

【固有スキル】
信仰の加護:A+++
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
 ……高すぎると、人格に異変をきたす。

無辜の怪物:A+
 ベヒーモス。
 生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
 本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
 このスキルを外すことは出来ない。
 バーサーカーの場合、肉体が鋼鉄の獣人に変貌している。
 余談だが首は着脱可能。

狂信のカリスマ:B+
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 またバーサーカーと信仰を同じくする者たちに対しては絶大な効果を発揮する。
 但しデメリットとしてその者たちのファンブルの確率も高まる。 ……が、厳粛な軍紀を布いたバーサーカーが健在のうちは、これらのデメリットは統制されている。
 しかし、統制されているのはあくまで軍の紀律であり、苛烈極まる信仰を持つバーサーカー自身が暴走すればそれに従う軍も大虐殺を開始するだろう。

軍略:B
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

護国の鬼将:B
 あらかじめ地脈を確保しておくことにより、特定の範囲を“自らの領土”とする。
 この領土内の戦闘において、護国卿であるバーサーカーは高い戦闘力のボーナスを獲得できる。

【宝具】
『哮れ黒鉄、其は徒の福音なり(オールド・アイアンサイド)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人
 バーサーカーが私財を投じて組織、指揮した信仰篤き騎兵団。
 冒涜の言、飲酒、乱暴、不信仰を赦さず、信仰に厚い人物なら出自を問わず士官に抜擢されたという軍団は、
 その鋼の信仰を示すかの様な鉄機...信仰を動力とする機械生命体に変貌している。
 その全てがA+ランク以上の信仰の加護を持ち、対軍級の精神攻撃さえもものともせず、鋼鉄の信仰心と団結力で敵に突撃する。

『目覚めよ巨獣、弑逆は混沌の地より来たり(ベヒーモス・レジサイド)』
ランク:B 種別:対国/対秩序宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
 哲学者トマス・ホッブズが語った海獣リヴァイアサンに仮託された社会契約に基づいた理想国家の対偶、
 陸の獣ベヒーモスに例えられた国王が排斥され、個々人の暴力性が管理されない混沌の情勢を具現化する。
 真名解放に伴い第一宝具である『哮れ黒鉄、其は徒の福音なり』と合体、
 自身に紐付けられた「ベヒーモス」の概念を利用し、鋼鉄の仮想魔獣(デーモン)に拡大変容する。
 仮想魔獣(デーモン)に変貌した事による筋力・耐久ステータスの爆発的な向上、
 その治世が磐石である程に効果を増す対王、対秩序、対命令特攻を獲得、及び周囲に拡散し、混沌を振り撒いて征く。
 強力な宝具であるが、何人にも御し難し「社会的な混沌」そのものであるこの宝具は、
 バーサーカーの理性と信仰心を持ってしても完全に制御は出来ず、長時間の使用は破滅的な暴走を招く。

【解説】
 清教徒革命で活躍したイングランドの政治家、軍人。
 生涯清教徒(ピューリタン)を貫いた彼は革命では議会派に属し、軍の指揮官となって王党派と戦った。
 彼の率いた連隊は鉄騎隊と呼ばれ、敬虔なキリスト教徒であるならば教派に拘らず徴募され、戦場に携帯聖書を持ち込み詩篇を歌い感謝しながら突撃したという。
 数々の戦いに勝利し、イングランド共和国の樹立を宣言した軍は国王チャールズ1世を処刑しオリバーを共和国の指導者とする。
 そして王党派の拠点が残るアイルランドに侵攻した彼は王党派及びそれと同盟を結ぶカトリック勢力の連合軍を撃破し、
 アイルランド人口の大多数を占めるカトリック教徒を徹底的に虐殺した。
 その後議会を解散した彼は国王と同等の権限を持つ終身護国卿に就任し、軍事的独裁政権を確立させるも1658年インフルエンザにより死去。
 死後、王政復古によりチャールズ2世が国王となるとオリバーの墓は暴かれ、
 遺体は絞首、斬首された後にウェストミンスター・ホールの屋根に四半世紀もの間晒し首にされた。
 これらの業績から現代でもオリバーに対する評価は真っ二つに分かれており、
 王殺しの簒奪者と嫌悪される一方でイギリス史で一二を争う類稀な優れた軍人として英雄視もされている。
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最終更新:2023年10月31日 21:26