【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】トラキアのディオメデス
【性別】男性
【身長・体重】194cm・89kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運D 宝具B++
【クラス別スキル】
陣地作成:B+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
魔獣の繁殖、調教、改造に適した"厩舎"の形成が可能。
道具作成:C
魔力を帯びた器具を作成できる。
馬甲・鞍といった獣の力を引き上げる装具を作り上げることが可能。
【固有スキル】
神性:B-
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
軍神アレスの子であるが、アレスの血に由来する破壊衝動を制御出来ていない。
精神汚染(兇):B
戦場において発揮される異常な精神性。
マスターを含めあらゆる対象との正常な意思疎通が困難となり暴走する。
神話では異邦の客人を妖馬の餌にしたとされ、場合によってはマスターすら嬉々として魔獣に喰わせようとするだろう。
魔獣改造:A
魔獣、猛獣の類を改造し、兵器として運用するスキル。
キャスターの場合、父神より授かった現代では失われた技術アレス・クリロノミアを用いた魔獣、猛獣の改造が可能。
ちなみにアレス・クリロノミアとは摂取した生命体に攻撃性と機動性を与える性質を持っている。
軍神咆哮:B-
身体に流れる軍神アレスの血を呼び起こす咆哮。
キャスターの場合、獣のみに作用する王の雄叫び。
地を這う獣たちの思考を制御し、キャスターの意のままに操る事が可能ではあるが、効果が作用する時間はそう長くはない。
生前、父神から受け継いだ咆哮によっていかなる獣の類を制御して見せた。
【宝具】
『狂い貪す災星の駒(プロトロイゴス・ヒッピオス)』
ランク:B~B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:50人
戦神の戦車を引く四頭の神馬の血を継ぐ、かの英霊馬ブケファラスの先祖とも言われるキャスターが飼育した四頭の人食い馬。
血肉を喰らい魔力と体力を回復する性質を併せ持ち、尋常ならざる戦場にも対応する
戦闘機動能力。
スキル「魔獣改造」によってアレス・クリノロミアを四頭の魔獣に取り込む事によって真名解放の解除と神鋼と有機素材で構成された神代サイボーグの躯体へと変貌、生体の自己修復、さらには口内からは強力な火炎放射を噴出する機能が追加される。
真名解放により、体内のアレス・クリロノミアを励起し、灼熱の業火を纏いながら突撃し敵陣を蹂躙焼却する。
【Weapon】
『鉄の鎖』
『狂い貪す災星の駒』と強固な霊的パスで繋がった遠隔操作&制御デバイス。
しかし『鉄の鎖』が破壊された場合、四頭は制御を失い暴走し、キャスターは愛馬に喰い殺されるという伝承をなぞる事になるだろう
【解説】
父親に軍神アレスを持つトラキアの王。好戦的な蛮族ビストーン人を支配していた。
獰猛かつ巨大な四頭の人食いの牝馬を飼育しており、それぞれ名はポダルゴス、ラムポーン、クサントス、ディーノスだという。
ディオメデスから人喰い馬を奪い取ることは
ヘラクレスの12の功業の1つであり、第8の試練としてミュケナイ王エウリュステウスに命じられた。
アポロドーロス曰く、トラキアまで航海してきたヘラクレスは、人喰い馬を世話していた者たちを力でねじ伏せて馬を連れ出し、海岸に引いて行った。
そこへディオメデスがビストーン人を率いて人喰い馬を取り戻すために追って来たので、ヘラクレスはこれに立ち向かいディオメデスを殺した。
その後、人喰い馬はエウリュステウスに与えられ、エウリュステウスが馬を野に放ったところ、オリュンポス山でゼウスの差し向けた野獣に殺された。
シケリアのディオドロス曰く、ディオメデス王は客として王宮を訪れた異邦人をかみ殺して喰らうように人食い馬に教え込んでいた。
また人食い馬は気性が荒く、ブロンズ製の飼葉桶があてがわれ、鉄の鎖でつながれていた。
そこでヘラクレスは王自身を馬に喰わせて、馬を落ち着かせた。
こちらのバージョンでは人喰い馬をミュケナイに連れ帰ると、エウリュステウスはヘラの神馬とした。
馬の血統はマケドニアのアレクサンドロス大王の時代まで残っていたという。
最終更新:2023年10月31日 21:21