オルトルート

【元ネタ】『ローエングリン』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】オルトルート
【性別】女性
【身長・体重】160cm・45kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:A
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”を上回る“神殿”を形成することが可能。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 北欧神話に所縁ある魔術礼装を作成可能。

【固有スキル】
復古信仰:A
 今の信仰を否定し、古き信仰を守る英雄に与えられる特殊スキル。
 改宗を迫られ、迫害されてもなお貫く鉄の信心。
 相手が教会に属する英霊の場合、アヴェンジャーのクラス別スキル『復讐者』に近しい補正を得る。

ルーン呪術:A
 ルーン魔術セイズ魔術、呪術などが混合された魔術系統。
 北欧に於ける呪術は木にルーンを刻み、血を塗り、呪詩を唱えて行うものが基本である。
 魔術を司る大神オーディンと女神フレイヤを信仰する魔女たるキャスターは幾多の魔術に長けており、
 ゴッドフリートを白鳥の姿へと変貌させたことから特に変身術に長けている。

白鳥礼装(偽):C+
 戦乙女が纏う、北欧の大神オーディンの加護を宿す白鳥の衣…の模造品。
 大神の加護こそ無いものの、機動性能は本物に準じ、高速飛行を可能とする。
 また、ルーン呪術と合わさることでCランク相当の対魔力としても機能し、Cランク以下の物理攻撃を弾く。
 北欧の古き神々を信仰し、白鳥と縁深いキャスターは魔術礼装としてこの衣を擬似的に再現した。

蜘蛛糸の果て:B
 邪悪を画策する能力。
 秩序を破壊し、善を穢し、しかして自分に対して因果や罰を向かわせない。
 陰謀に巻き込まれた相手は文字通り蜘蛛の網に取り込まれた白鳥として貶められる。
 第三者の介入が無い限り、その陰謀が明るみに出ることは無いだろう。

【宝具】
『神がふたりを離別つとき(エントワイト・ゴター)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:2人
 キャスターに疑念を吹き込まれたエルザ姫が「彼の素性を問わない」という戒めを破ってしまい、
 白鳥が曳く小舟に乗って白鳥の騎士が婚約者の元を去った復讐譚を再演する宝具。
 マスターとサーヴァントの信頼関係の綻び具合に応じて魔力のパスに重圧を掛け、パスを断ち切り契約すら解除してしまう。
 最低でもサーヴァント側の真名を把握しなければ発動はできない。
 消滅する寸前にサーヴァントはマスターに宝具を3つまで譲渡可能だが、
 サーヴァントという最優の武器を失ったマスターが聖杯戦争を勝ち抜くのは至難の業だろう。
 対魔力では無効化できず、抵抗するにはバッドエンドに至る筋書きを覆すだけの幸運や運命力が重要視される。

【解説】
 オペラ『ローエングリン』に登場する悪役。
 彼女は有力な領主テルムラント伯爵の妻であり、魔女であった。
 森の中の荒れ果てた館に住まう彼女はキリスト教によって勢力を失った古き神々を信仰し、
 キリスト教信者たちへの復讐の為に魔術の修行を積んでいた。
 (劇中では古き神として男神ヴォータン(オーディン)、女神フライア(フレイヤ)の名を呼び、復讐を誓う)

 ブラバント公国の跡継ぎのゴッドフリートを魔術で白鳥の姿に変え、
 夫にゴッドフリートの姉エルザが森の中でゴッドフリートを殺したと裁判を起こそうとした。
 跡継ぎを排除し国の実権を握ろうとしたのだ。

 しかし突如現れた白鳥の騎士に策略を阻止されたオルトルートは予言の力で騎士の弱点を探った。
 それが「パートナーにあなたは何者かと問われると力を失う」というものだと知ると、
 エルザに話術で騎士を疑わせるよう仕向け、騎士を追い出す事に成功する。

 だが最後は騎士ローエングリンの祈りによりゴッドフリートが人の姿に戻り、策略は失敗しオルトルートは卒倒した。

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最終更新:2024年05月19日 15:37