【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】トリプトレモス
【性別】男性
【身長・体重】173cm・66kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運A+ 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
キャスターはエレウシスの秘儀をデメテルに伝授されたことからそれらに由来する”神殿”を形成することが可能。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
エレウシスの秘儀に必要な道具の他、
農業に深く携わったことから鋤などの農具を作成することが出来る。
【固有スキル】
豊穣神の寵愛:A
豊穣の女神デメテルからの深い寵愛を受けている。
魔力と幸運を除く全ステータスがランクアップし、寒冷や飢餓などのデバフにも強い耐性を持つ。
このランクになると更にデメテルの生産プラント管理運営権も委任される他、キャスターに直接攻撃した人物に獣化を付与しうる。
またデメテルが用意した蛇の姿の小型端末が付いてきており、宝具『汝、星を巡る豊穣』も端末からの許可があってこそ。
生命汪溢:A-
生前挙行したエレウシスの秘儀によって変異した
戦闘続行スキル。
豊穣
神の恩寵により不死身と見紛うほどの回復力が顕在化した。
一方で儀式が途中で終わった経緯から低確率で機能不全を起こす。
冥行の灯火:B
キャスターは豊穣神デメテルより小麦の種を、冥府神
ペルセポネより松明を賜ったという。
幽い冥界を彷徨う亡霊に、暖かな安寧の光を灯す。
あくまで借り受けているのみであるため、『生命汪溢』よりはランクが低い。
【宝具】
『汝、星を巡る豊穣(プランテーション・エレウシス)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:10~30 最大捕捉:30人
キャスターが諸国遍歴の旅で農業の普及を妨害された際、女神デメテルが邪魔者を変身させて罰した逸話に由来する宝具。
その正体はデメテルが有する、死した有機体や朽ちた有機物を再利用・資源化させる機能の極一端。
人型端末の擬体デメテルが仮想展開する大陸級破砕機構よりも更にスケールダウンされているがその分取り回しは良く、
ライダークラスで召喚されればもう一つの宝具『汝、播種の翼蛇』と合わさることで、
上空から高速移動しながら広範囲を開墾し大量の「素材」を生産することも可能。
【解説】
トリプトレモスはギリシャ神話に登場するエレウシスの英雄である。
デメテルとペルセポネの神秘に深く関わる存在である。
彼は農業の発明者・普及者として広く知られ、後世には農耕を象徴する人物とされた。
さらに、エレウシスの秘儀において中心的な人物として崇拝された。
神話によれば、デメテルが冥界に連れ去られた娘ペルセポネを探して放浪していた際、
彼女は老女に姿を変えてエレウシスの王ケレウスのもとに現れた。
ケレウスのもてなしに報いるため、デメテルは彼の子を養育し、トリプトレモスに農業の技術を授けることとなる。
病弱であった彼は
女神の加護によって回復し、翼の生えた蛇や竜が牽く戦車を与えられ、人類に穀物と農耕の術を伝える使命を負った。
トリプトレモスは各地を旅して農業を広め、豊穣をもたらす文化英雄として記憶された。
スキタイ王リュンコスやゲタイ人の王
カルナボーンといった人物が彼を害そうと企むが、
そのたびにデメテルが介入して彼を守り、逆に相手を罰している。
こうした逸話は、農耕の普及が単なる技術の移転ではなく、神聖な使命であったことを示す。
彼の役割は生者の世界に限られず、死後の世界とも結びついている。
哲学者ソクラテスは、トリプトレモスを
ミノス、ラダマンテュス、アイアコスと並ぶ冥府の裁判官の一人に数えており、
特にエレウシスの秘儀に入門した死者を導く存在として語られている。
これは、エレウシスの秘儀が「死後の救済」を与えると信じられていたことと密接に関わっている。
美術や祭祀においては、枝や冠を戴く若者の姿で描かれ、蛇の飾りをつけた戦車に座り、小麦や大麦の穂を携える姿が典型的である。
アテネやエレウシスには彼を祀る神殿があり、人々は「食を与え、人を生かす者」として彼を崇敬した。
このように、トリプトレモスは単なる農耕神話の英雄にとどまらず、
「大地の恵みをもたらす者」かつ「死後に魂を導く者」という二重の役割を持つ存在として、
ギリシャ宗教の中で特異な地位を占めていた。
最終更新:2026年05月16日 18:02