・MiSP-[sDA] "MARI"
(software Development Assistance/ソフトウェア開発支援仕様)
※実は改装元は-ESフレームなのだが、運用先による大規模な改装に伴い、
ワンオフ扱として新規に型番が付与されている。
"MARI" は中の人?ことコプロセッサとして中身を実装したリブレットのSMB共有名から。
書類上/研究所内では、the "MobileMaster"とも呼ばれる(本人は気づかないが)。
ばぐとら研究所の所長と、数年の間をともにしてその生涯を一度終えたモバイルノートな
Libretto L2/060(PAL2060TN*L)をアクロバティックな手法でコプロセッサユニットとして実装している(さすがに外装はない)ため、32bitのx86用OSをエミュレーションなしで動作させることが可能。CPUがTransmeta Crusoe TM5600なので、動作速度はそれほどでもない。
なお、本人がMPDOS(本体OS)から直接これを操作することはできなかったりするので、
基本的には自分から映像出力して接続したHIDで操作することになる。
これに関しては、何か対策が考えられているらしい。
こちらの起動は、本体による起動とは別に、側頭部のスイッチを押してもできる。
ちなみに、各種のレガシインタフェースも徹底的に移植されているため、
やろうと思えばHIDとモニタを接続して、文字通りの人型パソコンとしても運用できる。
逆に、HIDとして自分をPCに認識させ、マウスとキーボード入力も可能だっ!
その際は、2.4GHz帯ワイヤレスのドングルをPCに接続することになる。
あとはアナログモデムまで実装したため、海外でも通信できるそうな。遅いけどな!
このポートについては、どさくさに紛れてxDSL回線直結も可能。
とまあこのような改装の結果、当初の目的だった、「ばぐとら研謹製のMPDOS各種モジュール群」×「使い込んだPCのクセ/個体差(パラメータ)」=「人型のわかりやすさと、今まで使ってきた相棒の思ひで」→「ナイスでグッドな開発のオトモ」というものはどこへやら。
直接的にソフトウェア開発の役に立つかどうかはともかく、
自分が人型であるという自覚に欠けていたりして、動いているのを見ているだけでも案外和むので、精神衛生面では役に立つであろう機体となっている。
絶対的な処理性能は明らかに低い部類に入るが、それでも動くのは技術力の賜物。
アンテナに関してはいわゆる航空型。アクセサリー的性質が強い。
四肢に関してはおおむねフツーの人型。
右手首から下のみ機械化実装で、USBターミナル(ハブ、USBオス端子)とマウスを内蔵。
動力に関してはLi-ionバッテリを積んでいるが、しばしば電力不足ですやすや寝ている。
外部電力に関してはAC100V,50-60Hzで、コプロセッサ部のみACアダプタで独立給電可。
余談だが、ばぐとら研における改装の過程で、MiSP準拠機における重要な部分であるところのめがねが一度お星様になってしまってへそを曲げたりしょんぼりしたりしたが、その後唐突に現れた"あやめ"から予備めがねを渡されて問題があっさり解決したとかいう話もあったりなかったり。ポニテに新旧航空型アンテナと、何かと似てる二機である。
最終更新:2009年06月28日 16:29