合巻や歌舞伎等に登場する義賊。本名緒形周馬弘行。室町時代の滅亡した肥後の豪族の遺児で信濃に育ち、13歳の時に雷獣を素手で生け捕った。その後、仙素道人?から蝦蟇の妖術を伝授され、御家復興のために義賊として活躍。後に管領家に許されて正義の賊となり奸臣に反乱を起こされた足利持氏?を救うなどの活躍を見せ、また綱手姫と共に宿敵大蛇丸と戦った。
講談では江戸初期を舞台とし、徳川幕府に一矢報いるために天竺徳兵衛らと共に島原の乱に参加。敗れて後は呂宋に逃れた。なお、その名は宋代の盗賊、我来也に由来する。
講談では江戸初期を舞台とし、徳川幕府に一矢報いるために天竺徳兵衛らと共に島原の乱に参加。敗れて後は呂宋に逃れた。なお、その名は宋代の盗賊、我来也に由来する。
藤丸地獄変
一人で一忍軍に匹敵する実力を持つ独忍。巨大なひょうたんから吹き出す酒を使った酒殺法を操る。山で大天狗のみを友として暮らしていたが、藤丸との一騎打ちに敗れてはぐれ透波入りし、百地三太夫の秘密とはぐれ透波結成秘話を教えた。戦いが終わった後は紀伊の山奥で仙人のような暮らしを送ったという。