フォワード・レートとは、先渡金利とも言い将来の一時点において、あらかじめ定めた期間の資金運用あるいは資金調達を行った時に受け取ることのできる運用レート、あるいは支払わなければならない調達レートのこと。
例えば、次の様な定期預金をする時に…
| 期間 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 |
| 金利 | 1.00% | 2.00% | 3.00% | 3.50% | 3.70% |
上のレートで100円を1年間だけ預けると…
100×(1+0.01)=101円(1年後)
100円を2年預けると…
100×(1+0.02)×(1+0.02)=104.04円(2年後)
また、1年預けて1年後にまた預けると…
100×(1+0.01)×(1+x%)=y
y=104.04円とすると
100×1.01×(1+x%)=104.04
x=0.03009 …(約3%)
このときのx%がフォワードレートってわけ(^^)
つまり、現時点のマーケット・レートから理論的に計算し導き出されたものってわけ…。
そして、先に出てきたイールドカーブの状態によって次のことがいえる。
■急な勾配だと先行金利がすぐに上がると市場が期待している。
■右上がり…金利が上昇すると市場が期待している。