プロフィール
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選手名 - アダム・デイビッド・リグス(Adam David Riggs)
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背番号 - 2(05年~)
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出身地 - オハイオ州ステューベンヴィル
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身長/体重 - 183㎝/86㎏
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投打 - 右投右打
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球歴 - レナプヴァレー・レジオナル高-サウスカロライナ大アイケン校-ドジャース-パドレス-カージナルス-エンゼルス-ヤクルト
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顔文字 - (◇・∀・)
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実況板でのあだ名 - リリス、リグソ、パダム、キン消し(風貌がキン肉マン消しゴムに似ていることから)
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関連用語 - リグスの呪い
ヤクルト入団前のリグス
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94年のドラフトでドジャースに指名されて入団。入団3年目に数試合メジャーで出場するもすぐに落とされ、結局6年間マイナーでプレーする。
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マイナーで6年間プレーすると取得できるFA権を行使してカージナルスへ移籍するも、
メジャーへ昇格する事は出来ずにオフにトレードでエンゼルスへ移籍。
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エンゼルスではシーズン終盤のメジャー登録枠拡大でメジャー昇格。地区優勝を果たしている。
翌年は招待選手としてメジャーのキャンプに参加するが昇格はならず。
しかしAAAで.331、29本、90打点とキャリアハイの成績を残して再びメジャーに昇格。地区優勝を果たしている。
恐怖の2番打者、ファーストレギュラー
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キャンプで売り込みで参加。その足の速さが注目され、内野、外野が出来る外国人として契約。
ヤクルトの公式メルマガでも特集され、キャンプのベースランニングでも青木に次ぐ2位の成績を残し、期待された。
当時話題になった映画「ラストサムライ」主演のトム・クルーズ似という報道もされた。チームメイト評は「小泉首相に似ている」
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しかしいざシーズンに突入すると打撃不調+外野守備が素人レベルで戸田降格。しばらく戸田で試合に出た後、1軍昇格後は調子を取り戻し、
不安な外野から一塁に守備を移しレギュラーを獲得。
毎年住人を恐怖のどん底へ突き落とすナイターまつりでは大暴れをし、打率3割をキープ。ヤクルト打線に欠かせない打者へと変貌した。
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野球ファンの度肝を抜く神走塁を何度か披露。8月9日の広島戦ではガトームソンの振り逃げダッシュに捕手が一塁送球する間に本塁を陥れ、
05年10月5日の中日戦では福留のレーザービームで本塁完全アウトのタイミングから、そのまま駆け抜けながら捕手を誘い出してホームベースへダイビング。
元アメフト選手の面目躍如といったところか。
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2年目もファーストのレギュラーを確保。この年に加入したラロッカ、チームの4番であるラミレスと共に球団史上初の外国人クリーンナップを形成。
2番に固定され、青木との1、2番コンビで大活躍した。
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交流戦に突入した5月に打撃が覚醒。25試合、.324、リーグ月間最多の12本塁打、23打点でチームの交流戦首位&借金返済に大貢献。
5月のセ・リーグ月間MVPを受賞した。ちなみに月間MVPを受賞した6月2日にサヨナラ3ランを放っている。
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8月30日の横浜戦で2番打者としての30号本塁打(06年通算は32本目)を放ち、2番打者としてのシーズン本塁打日本タイ記録を達成。
この記録は80年に蓑田(阪急)が達成して以来26年ぶりの記録である。
同時に、この本塁打で8月の月間本塁打球団記録12本(92年のハウエルが保持)に並んでいる。8月に06年シーズン2度目の月間MVPを獲得。
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2番打者ながらバント0、ホームラン39本という常識外れの活躍はファン、解説者からも考察の的となり賛否両論を巻き起こしている。
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06年オフ、契約交渉が決裂寸前まで行きソフトバンクが獲得を狙っているとの報道が出たが、本人の希望もあり無事残留した。
長引くスランプ
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07年は岩村が抜けた為に2番からクリーンナップに打順変更。ところが股関節の怪我(鼠径ヘルニア)で思ったような成績は出ず、4月末に治療で一度帰国。
検査で右手首の骨折も判明し離脱。5月に復帰予定だったが再来日は7月。7月27日に一軍登録されるも8月17日には右わき腹痛のため再度登録抹消。
シーズン終了間際の10月4日に一軍復帰した。
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しかし、07年オフにメジャーリーグのステロイド等不法使用報告書(いわゆるミッチェルリポート)に名を連ねることになり、波紋を呼ぶ。
エンゼルス在籍時代に取引およびチームメイトに薬物業者を紹介したとされており、事態を重く見たヤクルト球団はリグス側に弁明を要求。
ただちに「ステロイド剤を含むいかなる薬物を使用したことも購入したこともない」として疑惑を完全否定した。
事実、検査で陽性を示したことは無いという。とはいえ「クスリグス」と一部の住人から揶揄されることになるまで時間はかからなかった。
活躍すると「検査しろ」。不振だと「クスリが足らない」などと言われる始末である。
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08年はオープン戦や開幕シリーズで4番打者を務めたが、極度の不振に陥る。たびたび試合の劣勢を覆す一打を放つものの、
素人目に見ても打撃内容が悪く、守備の集中力にも欠けていることが明らかであり、次第にベンチを温めるゲームも増えている。
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5月23日に登録を抹消され、その後ファームでは一試合の出場にとどまり、右そけい部痛の再発を訴えリタイア。
これに激怒した高田監督は「やる気が感じられない」として、戦力構想外および退団を示唆した。
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7月11日に戦力外通告およびウェーバー公示され、退団。
その他
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06年からホームランを打った後にベンチ前のカメラへ向かって猫ひろしのギャグである「ニャー」をやっている。
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守備時、一塁に来た相手打者とよく話している姿が映される。また、ヤクルトの投手がピンチになるとよく投手の元に来て声かけをする。
アメリカ時代の成績
http://www.thebaseballcube.com/players/R/adam-riggs.shtml
年度別成績
年度 | チーム | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 三振 | 盗塁 | 打率 |
2005 | ヤクルト | 107 | 310 | 49 | 95 | 25 | 1 | 14 | 44 | 17 | 64 | 4 | .306 |
2006 | 東京ヤクルト | 142 | 591 | 111 | 174 | 39 | 0 | 39 | 94 | 44 | 112 | 11 | .294 |
2007 | 東京ヤクルト | 37 | 138 | 11 | 30 | 5 | 0 | 3 | 19 | 10 | 43 | 0 | .217 |
2008 | 東京ヤクルト | 30 | 94 | 9 | 19 | 3 | 0 | 3 | 11 | 9 | 25 | 0 | .202 |
通算 | | 316 | 1133 | 180 | 318 | 72 | 1 | 59 | 168 | 80 | 244 | 15 | .281 |
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最終更新:2010年08月29日 13:12