ハニャンの明け滅ぼし 6赤白
「なに、あれ?」「恐ろしい破壊力ニダ…」
皆呆然と立ち尽くした。あいつは突然に現れて、突然ふざけた破壊を残して消えていったのだ。
33版の>>205のカード。擬似
襲来を持つエレメンタル。
素のプレイに8マナで特別プレイに6マナ掛かるので、どちらにしても出てくるのには時間が掛かる。
7/5飛行と結構な大きさで、たった2マナの起動で土地かアーティファクトを破壊できる強力な
起動型能力を持つ。
まあ、サイズから考えて能力の起動よりはおそらく戦闘に参加する事のほうが多そうだが…
条件を満たすためには対戦相手がより多くのパーマネントをコントロールしている必要があるが、ここで役に立つのが本家の「駆り立てられた」シリーズのクリーチャーである。モナリングにも存在するので探してみよう。
相手がパーマネントを並べないタイプのデッキであっても、無理矢理相手のコントロールしているパーマネントを増やせば問題ないのだ。
ちなみに襲来はこのターン、特定の条件が満たされていた場合、あなたはこのカードを( )( )でプレイしてよいという能力。
残念ながら明け滅ぼしはこの条件から外れてしまった。
普通に召喚せずに
リアニメイトすれば数ターンで相手の土地を壊滅させられるだろう。
一般にリアニメイト手段は白や黒にしかないが、
平地と
血玉の職人石を並べれば必要な色のマナを確保できる。
ストーリー
(
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/36600/1205021295/ より)
彼はどこにでも居る平凡な農民だった… 普通に祝福されて生まれてきて、質素だが不自由のない生活を送り、そして苦労しながらも精一杯生きている普通の男。唯一違うところは「力」を手に入れた事だ。「力」を得るきっかけは、あるフードをかぶった美しい女性の来訪…
「これを使って… これを使えば、あなたはこの苦しい生活から開放される。」夜も更けたころ、その男の下に突然訪れた女性。女神のように澄んだ声を発し、そういうと不思議な石を手渡し、去っていく。
見ず知らずの女性から妙な石を手渡され、何の説明もないまま自分の前から消えていった女性に混乱する。その石をテーブルに乗せて、しばらく眺める。見れば見るほど妙な石だ。小さいながらも、何か特別な… 無視できない何かを感じる。
「苦しく生活」と言っても、今は別に不満があるわけではない。皆同じようなものだから… 不満の言うのは皆にとって失礼だ。男は小さくため息をつく。「不満」を言えるほど、「力」のある人間でもない。不満を言うの自体が「贅沢」なことだ。
(本当にそうなのか?)
誰かが囁いて来る… その囁きに心臓が高鳴る。自分の頭の中を見透かしたその言葉に大きく狼狽する… 自分は不満なんてない!
(そう、お前はこの生活に不満があるわけではない…)
そうだ!「不満」なんてない… 畑を耕し、寒さを凌ぎ、飢えに耐え… そして、ほんの小さなことで幸せを得る事が出来るこの生活に「満足」している
(なるほど… しかし、他の人間はどうだ?)
え?
(お前は健康だから良い。だが、畑を耕せない人間はどうだ?寒さを凌げない者はどうだ?飢えを耐え抜けない者はどうだ?そうして死んでいったものは幸せだったか?)
…!
(周りを見てみろ… 苦しんで苦しみぬいて挙句に死に、「満足」も「幸福」も得ることなく死んだ人間はお前も見た事があるだろう?)
俺達は農民だ… 「弱い」… 「力」のない… 「忍耐」を強いられる事が当たり前なんだ…
(気づけよ… 「力」がないのは過去のお前だろう?)
何を… 何を言ってるんだ?
(石を手に持ち… そして、願えば良い。 皆を助けたい… 「満足」も「幸福」も皆が願った分だけ手に入る世界が欲しいと…)
苦しみから助け出す事が出来るのか?皆を… 幸せに? そんな大それた「願い」を俺なんかが…
(お前が作り出した「世界」に皆は「満足」得て… その世界を作ったお前は「幸福」の導き手と崇められ、そしてその人々に永劫に記憶される…)
「幸福」、「満足」、「希望」…
(新しい「世」が明け、古き「世界」は滅ぼされる…!! 唱えろ…!! 彼の者の名を…!!)
「明け滅ぼし」… さあ、間違ったこの「世界」を滅ぼしに行こう。
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最終更新:2008年07月20日 23:54