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兄者の大変な1ヶ月

最終更新:

匿名ユーザー

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~プロローグ~

「はぁ~、また今日もテストがあるのか。」

俺は兄者。AA中学校3年の勉強が全然出来ない受験生だ。

「そういうなって、兄者。高校に入るためにもテストが多くなるのは仕方がないさ。」

そして、こいつは弟者。AA私立中学校の2年生だ。 最近、弟者は何故か学力が上がってきているので
母者はいつも弟者のことを褒めている。

あっ、母者というのは俺達流石兄弟の母親である。

「そういえば、兄者。」

「何だ、弟者よ。」

「最近、兄者がパソコンをやっていないから俺は毎日退屈でしょうがないんだよ。」

「あー、実はな母者が前のテストの時、赤点をとってものすごく怒られたんだ。あの時は死ぬかと
思ったが、母者が良い点をとるまではパソコンはなしだと言われて取り上げられたんだよ。」

「なるほど、そういうことがあったのか。」

ちなみに弟者は塾へ通っているので俺と母者とのやりとりは知らない。

「しかし、たまに母者の目を盗んでパソコンをやっている時があるぞ。」

「ほう、それはすごいな。流石だな兄者。」

「おっと、もうそろそろやばいな。」

と言っておれは弟者と別れて遅刻ぎりぎりに学校へと着いた。

~つづく~

第1話~テスト~

「はあー、今日のテストも自信がないなあ・・・。」

「よう、兄者!今日のテストも赤点とらないようにせいぜい頑張るんだな!」

「むっ。」

こいつの名前はモララー。学校で一番頭がいいやつで俺が赤点をとっているので俺のことをばかにし
ている。

「ちぇ、いい気になりやがって。」

そしてテストが始まった。 テストは週に小テストが2回~3回、中間や期末が3年くらいになると
1ヶ月ごとに1回ある。

テストが終わった。

「うわ~、今回も全然わからなかった~。」

「兄者、どうだったテストは?まっ、お前にはこのくらいの問題も出来ない野郎だしな。」

その時はさすがにモララーに対して俺は切れた。

「何だと!テストができるからっていい気になるなよ!」

「まぁまぁ、落ち着けよ。」

放課後、テストが返された。やはり今回も赤点ばかりだった。

「やっぱり、だめだったか・・・。」

俺はがっかりしながら家へと帰った。 

そして母者に小テストを見せて、

「何だい!この点数は!また、悪い点とって!今まではあんなに良かったのに・・・。
今回ばかりは覚悟しときな!!」

ドカッ!バキッ!グシャ!

「ただいまー。って何だ!この家の荒れようは!」

「おかえりー。弟者。」

「あ・・・兄者。どうしたんだ、一体・・・。」

「また、母者にやられた。」

俺は弟者から、「手を貸そうか?」と言われたが断って自分の部屋へと向かった。

小1時間くらい俺は部屋に引きこもった。そして、弟者が心配して俺の部屋へと入ってきた。

「兄者。ちょっと話がある。」

~つづく~

第2話~不思議なアメ玉~

俺は弟者と話しをしている。

「なあ、兄者。最近何だか変だぞ。今まではあんな点数はとったことなかったのに。」

「う・・うん・・・。」

俺は迷っていた。弟者に話すべきなのだろうかと。どうして、点数が悪いのかと。

そして、ついに俺は理由をしゃべり始めた。

「なあ、弟者。俺は実は高校なんて行きたくないと思っているんだ。」

「えっ!どうして・・・。」

「学年が上がってくるうちに勉強が難しくなってきて、俺は嫌でいやでたまらなかった。
だからわざと赤点をとるようにしたんだ。」

「あ・・兄者。」

ついに言ってしまった。弟者はただ呆然と俺のことを見つめている。

その時、弟者が、
「そうだ!今までは兄者には黙っていたが最近、俺、学力上がってきてるだろう。
実はな、このアメ玉のおかげで勉強が出来るようになったんだ。」

そう言いながら弟者は俺にアメ玉を見せた。

「えっ!このアメ玉で!」

俺は興奮した。何となめるだけで勉強がものすごくできるという不思議なアメ玉らしい。

俺は早速なめてみた。 すると、
「おおーーーー!」

「どうだ?兄者。」

「すげー!難しい問題が次々と頭に浮かんでくる!」

「なっ。すごいだろう。」


次の日、俺はにやにやしながら嬉しい気持ちで学校へ行った。

そして、いつもばかにしているモララーに向かって、
「よっ!モララー。」

「なっ・・!どうしたんだ?兄者、にやにや笑って。何だか気味が悪いぞ。」

「ふふふ。今回の小テストはびっくりするくらいの点数をとるだろうぜ!」

と、モララーに言いつけて小テストを受けた。

すると、この問題からあの問題まですらすら解けた。

放課後、テストが返されて点数を見て、な!なんと、驚いた!

「うお!?す、すげー!!今までこんな点数はとったことがないぞ!!!!」

モララーが俺の点数を勝手に見て、
「なっ!?うそだろ!??兄者が・・・兄者が全部100点をとるなんて!!」

さすがにモララーもよほどびっくりしたようだ。

俺はうきうきしながら家へ帰った。これで母者からパソコンを取り戻せる。

そう思ったのもつかの間、家へ帰ったあとあんなことがおころうとは自分でも想像がつかなった。

~つづく~
第3話~弟者の危機~

「ただいまー。」

弟者が帰ってきた。

「おかえり~、弟者ー。見ろよー、俺・・・。」

その時、弟者が倒れた。

あまりにも突然だったので俺は驚いた。

「弟者!しっかりしろ!」

しかし、何度呼びかけても弟者の返事はない。

「母者!」

俺は母者を呼んだ。

急いで救急車を呼んで、弟者を病院に運んだ。

原因は何らかの副作用による病気だった。

俺はショックだった。 まさか、あのアメ玉がとんでもない物だったとは・・・。

~つづく~
第4話~手紙の条件~

俺はショックだった。 弟者が病院へ運ばれてから、3日がたった。

学校へは行ってはいるが、テストで良い点をとっても納得がいかない。

それにご飯も少ししか食べていない。

そこへモララーが珍しく俺に易しく声をかけてきた。

「兄者。弟者が倒れたんだってな。原因は未だに分からないのか?」

「あ・・ああ。」

「だからっていつまでも悲しむなよ。弟者はいつかきっと治る。そうだろう?」

「モ・・モララー。」

俺はモララーの言葉で少し元気が出てきた。

「ありがとな、モララー。」

「べ・・別に。俺は兄者が全然元気がないから慰めにきただけだ。」
と言ってモララーは照れくさそうに行ってしまった。


_次の日

今日は学校が休みだ。

そこで俺は少し勉強をした。

すると、机に手紙があった。 何とその手紙は俺宛に書いた弟者の手紙だった。

_兄者へ

すまない。兄者。俺が病院へ行ってから3日たつな。

俺が倒れたのはアメ玉の副作用によってこうなってしまった。

あのアメ玉は誰かがなめると勉強がすごくできるようにはなるが、しかしどんどん何故か学力が下がり、

しだいに体が弱ってしまうという恐ろしい物だったのだ。

今まで、俺が平気だったのは全部ではないが1つから2つくらい100点を取っていたからだ。

必死に勉強をしたのはいいが、しだいにテストで100点をとることが出来なくなり、ついには病気に

なってしまった。

なぜこういう手紙を書いたかというと兄者に頼みがあるからだ。

俺の病気が治るには1ヶ月ごとにある中間テストですべて100点満点をとることが条件だそうだ。

だから、俺は兄者を信用するしかないと思った。

兄者、どうか頑張ってくれ。兄者ならきっとできる。俺のために勉強をテストをお願いだ。

弟者より

「バカ野郎!」

俺は泣いた。弟者が俺にいわずに必死で勉強をしていたことを、そして俺が何も
出来ずにただテストにすがりついていたことを。

そして、ついに決心した。

「よし!弟者のためにも、テストですべて100点満点をとってやる。」

~つづく~

第5話~100点満点~

俺は弟者の手紙を見てからは必死で勉強をし始めた。

弟者のためにも自分のためにもと思って。

だが、俺にもだんだんと点数が下がりはじめてきた。

けれども、俺は諦めなかった。

母者には何度か、「無理をするな。」とか「大丈夫か。」と気遣ってくれた。

モララーにもなぜかそういうことを言われた。

きっと、何よりも俺のことをバカにしていたモララーがだんだんと俺のことを心配してきたんだろうと
思った。

「俺は絶対諦めない。何が何でも。弟者、俺も治ると信じて、100点すべてとるからな。」

そして、中間テストが始まった。

予定よりも少し早かった。

俺はこれをチャンスだと思った。

「よし!今まで必死に勉強してきたんだ。絶対にきっととれる!」

俺は自信をもってテストを受けた。

しかし、なぜだか頭が回らない。

「くそ!俺にもそろそろ副作用がきたのか。頭がくらくらする・・・。弟者、俺にはもうだめかもし
れない。」

だが、ふと弟者が病院で苦しんでいる姿が目に浮かんだ。

弟者は苦しみながらも頑張っているのに、なぜ俺だけここで諦めているのかと思った。

「そうだ、弟者は病院で苦しみながらも頑張っている。だから、俺がここで諦めたらだめじゃないか。」

一時はどうなるかと思ったが、何とかテストを解くことができた。

後は次の日に返されるのをまつだけ。

_次の日

テストが返されようとしていた。俺はどきどきしながら、テストの結果を見た。

俺は愕然とした。何と、1枚だけ100点だったが後はすべてだめだったからだ。

「弟者・・・・。」

俺はもう弟者は助からないと思った。

~つづく~

最終話~奇跡~

「ただいまー。」

俺はテストで100点をすべてとれなかったせいで声に元気がでていない。

「あら、兄者。お帰り。」

「ああ・・・。」

俺は自分の部屋へ行って、泣いた。

「弟者、ごめんよ。俺がもう少ししっかりしていればこんなことには・・・。」

そこへ母者がなぜか嬉しそうな顔をしながら俺の部屋へ入ってきた。

「兄者!弟者の病気が回復したんだってさ!
何でも奇跡的に治ったんだらしいよ!!!!!!!」

「えっ!?」

俺は目を疑った。

「本当なのか?」

「本当だよ!!!!!!!!!!!」

「母者、興奮するのはいいがもう少し落ち着いてから話してくれないか?」

「何か言ったかい?」

「いいえ、何でもありません。」

俺も内心ではものすごく興奮していた。

そして、急いで病院へ向かった。 何と弟者はもう退院できるくらいに元気になっていた。

俺は弟者の姿を見て、
「弟者ー!!」としっかりきつく抱きしめた。

「時に兄者。」

「何だ、弟者よ。」

「兄者・・。離してはくれまいか?苦しくて死にそうだし、それに人前にこんな姿を見られて恥ずかしい
ぞ。」

「すまん、弟者。」

俺はいつもと変わらぬ弟者を見て少し笑ってしまった。

「ところで、弟者。」

「何だ、兄者。」

「あの手紙のことなのだが、何でお前が100点すべてとらないという条件をどこで知ったんだ?
それに俺は100点を1つだけしかとっていないのにどうして治ったんだろうな?」

「あー・・・。まあ、手紙の条件は話せば長くなるが、100点を1つだけとってないのに治ったの
は俺にも今のところわからない。ただ・・。」

「ただ?」

「やっぱり、わからない。」

「何だよ。はっきりしろよ!」

「OK!兄者、落ち着け。」

俺は怒ったが、実際は心の底からは奇跡的に治った弟者のことが嬉しくて、もうそんなことはどうでも
良いと思った。

そして、家へ帰ったら、

「お前達!!」

「げっ!!母者!」

「良くも歩道ではしゃぎまわっていたねえ・・。おかげでこっちは大迷惑だったんだよ!」

「いや、それは兄者が。」

「そうだ、母者。弟者は病気が治ったことだしさ。今日だけは許してくれ。」

「問答無用!」

「ぎゃーーーーーーーーーーーー!!!!!」

「なんで、俺までーーーーー!!」

その後、弟者の病気が治ったにも関わらず、母者に殴られ全治2ヶ月の入院。俺も同じく2ヶ月の
入院となってしまった。

~終わり~

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