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THE STORY OF NIGHTMARE CITY

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
--プロローグ--


「君がプロジェクトに参加したいというギコ君か。」


壁際に何台ものカプセルが並ぶ部屋。

一人の少年と一組の男女が話をしている。


「前にも説明したとおり、まだ実験中の段階だそれでもいいのかね?」

うなずく少年。助手に説明を求める博士。


「それではDoream Linkage Projectについて説明させていただきます。」


あなたはそこにあるカプセルの中で擬似的な夢を見続けます

「2ちゃんねる」という街の中でAAとして生きてもらいます

他の参加者や人工知能が作り出したAAと共に

現実世界での記憶は一時的に凍結させます

あなたは「2ちゃんねる」を現実だと認識するでしょう


「それではこちらへ」

「2ちゃんねるへのアクセスを開始する」

「電圧、脳波共に安定しました」

「ログイン」

少年は眠りに落ちていった。


静まり返る実験室

「しかしなぜあんな少年が被験者に?」

「幼馴染の少女が通り魔に殺されたんだとさ、あの少年の目の前で。」

「・・・。」

「あの街の中ならまた彼女に会える、と思ったんだろ。」

「あの夢の街の中でなら。」


21世紀初期頃の日本のような外見の街「2ちゃんねる」では平和だった

元々被験体の好みに合わされて作られた仮想現実

現実での記憶が無い為トラウマも無い

人工知能が作ったAAがトラブルは全て解決してくれる。被験者がそうと気付かないうちに

本当に平和だった

ある時までは・・・

 

ビルが燃え上がり、そして崩れていく。どこからか聞こえる断末魔の叫び声

助けを求める声、しかし助けに行くものなどいない

むしろ皆声が聞こえた方向から離れていく、危険を察して

そして、高笑う光る武器を持ったナイトメア達

まるで悪夢だった


異変が起きたときギコは空を見上げていた

すぐに幼馴染のしぃの身を案じて走り出した

混沌の中しぃは道路の隅にうずくまっていた

差し出された手を見上げると

ギコの顔がそこにあった

二人は走り出した。真実の光を求めて


  NIGHTMARE CITY ―たとえ全てが嘘だとしても―


--1--


「ハァ、ハァ。まだ追ってくるよ」

何人もの八頭身に追いかけられビル街を逃げ惑う>>1さん。

「あっ、行き止まりだ。このビルの中に逃げ込むか」

このままやり過ごせるかもしれない・・・駄目だ。ビルの中に入ってくる。

そうだ、屋上から隣のビルに飛び移れるかも。そいすれば奴らを撒けるかもしれない


しかし現実はそう甘くはなかった

屋上に出たもののこのビルが他のビルに比べて低すぎる為飛び移りようがない

階段を登って来る音に加えてプロペラの音がする。ふと、見上げるとプロペラ式八頭身がすぐそこまで迫って来ていた。

「クソッ!ここまでか」


--2--


「クソっ!バイクに追い付いて来るなんて化け物か?」

バイクで逃げる兄者を手に光るダガーを持った赤いナイトメアが追ってくる。

「キリがないな、これは。」

敵の体力が切れる気配もない。このままではいずれガソリンが切れる。どうすればいいんだ

プルルルルル、プル。ピッ。

「はい、もしもし。ん、その声は弟者か、無事か?」

「あぁ、妹者もここにいる。今どこにいる?」

「国道130番線を南下しているところだ。そっちにはどういけばいい?」

「妹者、地図を見てくれ」

「なるほど、そのまま首都高に乗れ。次のインターチェンジで降りればすぐのビルだ」


一度受話器を置く弟者

「兄者はナイトメアに追われているらしい。戦う準備をしておけ妹者」

「三人なら勝てるかな?」

「・・・あぁ」


指示通り疾走する兄者。しかし後少しでというところで急ブレーキを掛ける。

「何かあったのか兄者、早くするんだ」

バイクにまたがったまま呆然とする兄者。

敵がすぐそこまで迫っている。

「無理だ。首都高が崩れ落ちている」


--3--


よし、このまま次の駅で降りればあいつらと合流できる。

それまでに奴に気付かれるかどうかだな。


白色のナイトメアに追われたフサは地下鉄に飛び乗ったのだ

そして、追って乗って来たAAに見つからないように屋根の上に隠れていた

しかし、おかしい。

この電車には誰も乗っていなかった。

そう車掌さえも・・・。

なぜ動いている?

急に暴れ始めたAA達。彼らはつい数時間前まで普通の人だった

そして今は、ナイトメアとして殺戮を・・・。

他にも気になることがある

殺された人々の死体がいつの間にか消えていた事

まるで、そんな人は最初から存在していなかったような消え方だった

いったい何が起こっているんだ・・・。ムッ!?


先頭車両の上にナイトメアが登ってきた。


「来たか、しかし丸腰とはな・・・。容赦しないぞ!!」

刀を構え走り来るモサを見ても余裕の笑みを浮かべる白いナイトメア

そして、手の先にはいつの間にか緑色に光るゲルルグソードが握られていた

「そんなばかなっ!?」

いきなり現れた武器の存在に驚きながらも、そのまま切りかかる。

しかし圧倒的な力の差の本に刀ごと吹き飛ばされる。

かろうじて電車から落ちなかったものの、なんとか端に捕まっているだけだ

そして白いナイトメアが笑みを浮かべて近づいてくる


--4--


「みんなしんじゃったね」

「そろそろ俺たちの番だろ」

ひっそりと静まった廃墟の中

窓際にドクオとヒッキーがうずくまっている

「死ぬんだね」

「あぁ、死ぬね」

窓際だけがかろうじて明るいが、

あたりは薄い闇に包まれている

「怖くない?」

「死ぬことがか?」

どこかにナイトメアがいるかもしれない

「いや、生きる事が」

「・・・。」

「今も奴らがこっちに向かってきてるかもしれないんだよ」

嘘のような静寂

「あの人、痛そうだったよね」

「通りにいた女の子?」

「助けて、って言ってたよね」

「どうせ、あの状態じゃ素人には無理だったよ」


まるで別世界のような静けさ


「そばにいるだけで良いって、言ってたよ」

「そしたら俺たちまで殺されてた」

「逃げたんだよね」

「初めての事じゃないだろ。今までもずっと逃げてきたじゃないか。いろんな事から」


でも、ふとみれば死の影が迫っている


「生きているのって怖いよね」

「逃げたいよね」

ふと、窓から下を覗き込む

軽く30メートルはある


人が死ねる高さだ


「逃げようか」


--5--


とりあえず、ここまで来れば安全か


ギコとしぃはある広場まで来ていた

周りには誰もいなく取りあえずは安全のようだ

しかし、いったい何が起こったのだろう

突如暴れだしたAAには彼らの友達もいた

何故、急に暴れ始めたんだろう・・・。


「ギコ、話しがあるの」


どうしたんだろう急に

いつもと雰囲気がちがう


「信じてくれる、よね」


こうして、しぃは全てを語り始めた


この「2ちゃんねる」と呼ばれる街が偽物だということ

人々は現実世界では寝ている状態であり、

その夢は人工知能の力を借り、まるで現実のように見えること

そして、今こそがその夢であること

暴れているAAは人工知能によって創られたノンプレイヤーキャラクターであり、

本来はこの世界の秩序を保つ存在であること

それが今はナイトメアとなり光る武器を持ち暴走していること

この街からでれば現実世界に戻れるということ


余りに唐突すぎた

話がよく呑み込めない

何故、そんな事をしっているの?

という当然の質問を問えば、何かが壊れる気がした


ただ、ひとつだけ解る事があった

必ず君を守ると決めたんだ

この偽りの街を出よう


僕たちは走り出した


--6--


何台ものカプセルが並んだ部屋で

一組の男女がモニターのひとつをのぞき込んでいる

「博士、このピンクのAAは何者なんですか」

「人工知能が作ったAAのひとつだ。コイツだけが何故か暴れ出さない」

「どうして、被験者達を起こすシステムが作動しないんですか」

「人工知能が止めたんだろ、その一方で橋に別の脱出ルートを作ってある。何考えてんだか?」

「えっ?あれはピンクのAAが作ったんじゃないんですか?」

「馬鹿者、同じ事だよ」

「何故、暴走が起きたんでしょう」

「まず、あれは暴走なんかじゃない」

「あれって、殺戮AAの事ですよね。でも、なんで?」

「あの人工知能に故障などあり得ん。全ては意図的だ。暴走する奴らの事も、それに抵抗するピンクの奴の事も」

「何のために?人間殺したり、助けたり意味がわかりませんよ」

「人間を試してるのかもな」

「?」

「俺だってよくわからないんだ。そんなに質問するな。それより、ハッカーさん達には連絡は着いたのか?」

「えぇ、すでに三人はログイン済みです。残りの2人ももうすぐ着くようです」

「これで仮想現実に残ってる被験者はなんとかなるだろ」

「希望的観測ですね」


--7--


よし、あと少しだ。この橋を渡れば街の外にでれる

「ギコ、危ない!!」

何かが目の前に落ちてくる。

立ち込める粉塵の中からソレが立ち上がる

手にブラッディーソードを持つ紺色のナイトメア

悪意の塊

いや、悪意さえ無いのかもしれない

ただ、殺すためだけに存在するもの


不思議と、怖くない

彼女を守るためなら何でもできる気がする


「しぃは僕が守る!」

近くにあった道路標識を手に飛びかかる

「止めて、ギコ!!人がかなう相手じゃない」


既に遅かった

血だらけになったギコは海の中に沈んでいった

次の標的に向かって歩き始める紺色のナイトメア

海に向かって彼の名を叫ぶしぃ


ギコの姿はもう見えない


--8--


「ここが2ちゃんねるですか」

「ひどい有様だね」

夕焼けに染まるビルの屋上に三人のAAがいる

彼らの目には確固とした意志の力を見てとれる


「被験者はどこにいるか判りますか?」

「わかったよ。これをみんなの視覚情報に加えて・・・。よいしょ、これで見えるでしょ」

遠い空の上に矢印が浮かんでいる

「青い矢印が被験者が居る場所、赤いのがナイトメアが居る場所だよ」

「また、腕が上がりましたね。」

「武器ができた」

「おっ、出来ましたか。しかし相変わらず無口ですね」

「AAのデザインが気に入らないそうだよ」

「耳やだ」

「特に猫耳が気に入らないみたいだよ」

「さぁ、準備をしましょう」

ロケットランチャーを担ぐ2人

「あれ、師匠の分がないよ」

「私は素手ですよ。ケンポーというやつです」

「変だよな~。何でわざわざそんなのを?」

「・・・趣味です。」

一瞬の間

「さぁ始めましょうか。君達2人はあっちへ。私はここで援軍がくるのを待ちます」

「了解だよ~」

「うん」

走り出す2人。それを見つめる師匠

そして、ため息をつく

「ハァ~。この格好、似合ってないんですかねぇ~」


~後編はまた後日~

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