第2回モノサシスト講座
定規演奏の基本
第2回の
モノサシスト入門は最も重要な部分の演奏方法について書いていきます。
おおまかな演奏の仕方は2つ。
です。
読んで字の如くと言った感じですが一応解説をしていこうと思います。
1,基本
まず、2つの弾き方に言えることから説明していきます。
基本として人差し指と中指で定規を弾いて音を鳴らします。音程は台からはみ出た定規の長さで調節します。長ければ低い音、短ければ高い音が鳴ります。使う長さはは3~6cm辺りと考えておきましょう。この長さはあくまで目安であり、台の種類で変わったり、もしかするとこの目安が筆者の記憶違いだったりするかもしれません。
また、音程調整のときは小指をうまく使って定規を移動させることが重要です。定規を傾けて調整するのももちろん可能ですが、安定させて調整できないためにあまりおすすめは出来ません。また、いい音を出すためには、左手の人差し指を使って台の崖で定規を強く抑える必要があります。地味ですがこれが一番重要で、すごく力を使うので「モノサシストはスポーツ」と呼ばれる大きな理由となっています。
平らな方(0mm側)と穴が開いていて少し丸まっている方(150mm側)があります。どちらで弾いてもらっても大差はなく、問題無いと思います。違いについて触れておくと前者は反っていないので指がひっかかることがないので、速弾きをするときはお勧めです。
RAZOを始めとする多くの方がこちら側です。
後者は穴があいている分、指がひっかかりやすいので忙しくないパートを確実に演奏するのには向いていると思います。
しろのんはこちらです。
また、目盛りが書いてある表面と書いていない裏面があると思いますが、演奏するときは表面をおすすめします。裏面にすると文字の凹凸のせいでモノサシを動かしづらいです。表面なら基準音程度ですが、目盛りを頼りに合わせることもできます。表面を使っている奏者はほぼ全員、裏面を使っている人はあまりいません。
2,縦弾き
定規を縦にして演奏する方法です。この演奏方法を用いているのは、主に
bbrと
z73です。
この弾き方は一時的に若きモノサシストの中で大きく流行しました。特徴としては
場所の確保が簡単というのがあります。横弾きは基本的に台の隅っこを使うことになるためスペースの確保が難しくなります。しかし縦弾きならばどこか適当なところに自分に向けて定規を出すだけで演奏が可能になるため場所の制約はそこまで無いと言えます。しかしデメリットとして演奏面では手首の動きが厳しく制約されてしまうので音程調整や速弾きで劣る部分が出てきます。
3,横弾き
定規を横にして演奏する方法です。この演奏方法を用いているのは、主に
RAZOと
おれおです。
この弾き方を使ってる人は多いです。特徴としては手首がある程度自由に動くため
音程の調整が簡単です。しかし、場所の確保が難しかったり、横にスライドするのが難しかったりするので縦弾き以上に慣れが必要です。
ちなみに・・・
スラップ奏法という弾き方や
定規ドラムという謎の技術が存在しますが、今の僕には理解できないので説明は控えさせて頂きます。
まとめ
-短ければ高く、長ければ低く。
-崖で定規を力強く抑える。
-モノサシは表面(目盛りのある側)を使え。
-0mm側(穴のない側)が一般的。
-余裕があれば横弾きがおすすめ。
最終更新:2019年02月03日 14:33