香港公開版
- 1985年公開。ジャッキー・チェンが主演、監督、脚本、武術指導、さらには主題歌までやっちゃったという彼の代表作の一つ。
- 相変わらずジャッキーは無謀なスタントに挑戦。バスの前に立ちはだかりバスを止める、ショッピングモールの吹き抜けを柱を使って火花を散らしながら降りていく等々。
- ちなみにヒロイン2人も(スタントであろうが)建物からプールへ落ちたり、バイクに乗ろうと思ったらバッグを引っ張られて引きずり降ろされる、ガラスのショーケースに突っ込む、階段を転げ落ちるなど、相当体を張っている。
日本公開版
- 同年日本で公開されたバージョンは、ランニングタイムが香港公開版より5分ほど長い105分で、後述の英語版を含めても最も長いバージョンである。
- 相変わらず東宝東和は誇大宣伝を行っていた時代であり、本作でも「香港映画50周年記念作品」という日本独自の宣伝を行っていた。
- 調べてみると、1985年の50年前と言えば1935年であるが、中国映画の始まりである「定軍山」は1905年公開。また香港初の長編映画「莊子試妻」が公開されたのは1913年である。じゃあ1935年には何が公開されてたのかというと、この時期は満州事変からそれに続く日中戦争の間の期間であり、抗日映画が流行していたのだという。何をもって香港映画50周年なのだろうか…?
主な相違点(編集中)
- OPのバックに香港の風景が追加、また香港警察への謝辞が追加されている。
- チェン(ジャッキー・チェン)が香港警察へ配属になるシーンと、それに続くキム(マース)の誕生日を祝うシーンの追加。
- エンディング。香港公開版ではチェンがチュウ・タオ(チュウ・ヤン)に殴りかかろうとするところでエンディングを迎えるが、日本公開版ではその後警察に連行されるシーンが追加されている。
余談
ソフト化情報
- 現行のDVDを含めて、すべてのソフトに香港公開版が収録されている。
- 2012年に発売された「アルティメット・エディション」Blu-rayと、それを基にした「完全日本語吹替版」Blu-rayには、当時の上映フィルムからHDテレシネした日本公開版が収録されている。
- ちなみに日本公開版の日本語吹き替え版(ややこしい)も収録されているが、著しく映像が悪い。劇場公開フィルムを用いたHD版では上映用の日本語字幕が画面に焼き付けられているため、日本公開版を収録したレーザーディスク・VHS用の映像を使用しているとみられるためである。
最終更新:2017年06月18日 19:22