劇場公開版
- 1984年公開。同年のアカデミー賞の作品賞に輝いた作品である。
- もともとはピーター・シェーファーによる戯曲。映画版の監督は「カッコーの巣の上で」のミロス・フォアマン。
- 現在でもその名が知られる天才的な作曲家であり、その名の通り「神に愛される(アマデウス)」身であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを、彼の神からの寵愛ぶりに気づいてしまった平凡な作曲家、アントニオ・サリエリの視点を交えて描く作品。
- モーツァルトは言うに及ばないが、サリエリも実在する作曲家である。本作のおかげで知名度が上がったのは言うまでもない。
- 憔悴しきったモーツァルトとサリエリが曲を作るシーンは非常に印象的。
ディレクターズ・カット版
- 2002年制作・公開。劇場公開版に20分の追加シーンを挿入したもの。
- 追加シーンの中でも特筆すべきものは、モーツァルトの妻・コンスタンツェが、夫のために文字通り「一肌脱ごう」とするシーン。他にもモーツァルトの落ちぶれようや、彼の節操のなさが現れるシーンが追加されている。
- 音響もこのためにデジタル化されている。
主な相違点
ソフト化情報
- DVDでは劇場公開版、ディレクターズカット版が両方発売されている。
- 多く流通しているのは初版の劇場公開版。ディレクターズカット版は「スペシャルエディション」と題した2枚組で発売された。
- 劇場公開版はDVD初期の発売であり、両面ディスクを用いている。そのため、本編の最中にディスクを裏返して再生する必要がある。
- Blu-rayではディレクターズカット版のみが発売されている。
- 2016年に発売された「アマデウス 日本語吹替音声追加収録版 ブルーレイ」では、TV版日本語吹き替えを収録した形で劇場公開版(DVD)とディレクターズカット版がセットで発売された。
- 劇場公開版はDVDで収録されたが、両面ディスクを用いた単品版とは異なり、片面ディスクに全編を収録している。
最終更新:2017年06月18日 20:10