デイジー編集、知っておくべきこと、知っておくとよいことのまとめを作成するための下準備ページです。
★★★ は 必須事項
★★ は なるべくなら
★ は 余裕があったら。
(1)第1セクションの見出しには書名を記入 (★★★)
音声に著者名が入っていても、記入は、書名(マニュアルによっては、副書名、シリーズ名、文庫名なども)だけです。(◆2012.1.1 mukko62ブログ掲載済み◆)
(2)第1セクション第1フレーズは15秒以内に (★★)
第1セクション第1フレーズは、デイジー図書を再生したときに、読み上げられる場所です。読み上げ可能な時間は15秒。
なので、15秒に収まるようにしましょう。
おさまらない場合は、2フレーズめに。ただし、途中でちょん切れないようにすることと、1フレーズめに書名が入っていることが必要です。。(◆2012.1.8 mukko62ブログ掲載済み◆)
(3)各セクションとも見出しの音声は、見出しに記入した内容が入るように、フレーズの結合、分割を。 (★★★)
第1セクションの見出し記載については既出ですが、各セクション第1フレーズの音声は、見出し記載内容と同一が原則です。
見出し内容が途中でちょん切れないように結合、あるいは、見出し移行の本文内容まではいないように分割することが必要です。(◆2012.1.2 mukko62ブログ掲載済み◆)
(4)見出しの記入は全角文字で(★★★)
見出しに記入は全角文字で行います。
半角、英数の中には、使ってしまうとトラブルを引き起こす文字が含まれています。
このため、これを避けるため、見出しの記入は、数字、アルファベットを含め全角で行います。(◆2012.1.3 mukko62ブログ掲載済み◆)
(5)見出しの記入は原本通り (★★★)
見出しの記入は原本通りです。漢字は漢字で、ひらがなはひらがなで、カタカナはカタカネで、アルファベットはアルファベットで記入が原則です。
(◆2012.1.4 mukko62ブログ掲載済み◆)
(6)見出しの記入の時に注意点 (★★)
あまりに長い見出しの記入に関しては、省略も可能。
記入できる文字数は、128バイト。見出し記入は全角なので、64文字まで記入可能。
(7)目次は、目次項目とページで1フレーズに (★★★)
再生機では、設定によって、1フレーズごとに進んだり、戻ったりできます。目次の検索にはこの機能が便利。
なので、それができるように、目次項目とページは1フレーズに。
(8)1フレーズにすると便利な項目 (★★)
索引の項目とページ
参考文献
奥付の各項目(ただし、URLが記載されている場合は、これを結合してしまうと、かえって聞き返すときに不便になるので、要注意)
(9)セクション末の無音フレーズは結合 (★★★)
フレーズで戻った場合、無音だと不便です。
コピー貼り付けした場合は、前のフレーズと結合しておきましょう。
(10)無音のフレーズの扱い (★★)
編集時に編集者が足した無音フレーズは、前のフレーズと結合しておきましょう。
音声を入れたときに自然にできてしまった無音フレーズは、通して聞いて違和感がなければ、そのままでもOKです。
ただ、あまりに無音フレーズが多い場合は、音声を入れたときに録音設定有っていませんので、様子を見て、音声の入れないしも考えましょう。
(11)ポーズ時間の表記 (★★)
無音の挿入をした場合、ポーズ時間が、0.0になってしまいます。
セクション末は、校正者がチェックしますので、該当フレーズの末尾をほんのちょっとカットして、ポーズ時間を出しておきましょう。校正者への思いやりです。
(12)見出しの最後にスペースを入れない (★★★)
見出し記入の際に最後にスペースを入れない。
見出しの記載は原本どおり、最後にスペースが入っていることはないはずです。
(13)書誌情報の各欄の最後にスペースを入れない (★★★)
書誌情報の記入の際に、不用意なスペースを入れないようにしましょう。
特に、最後にスペースを入れると、ネットアップの際にエラーが発生することがありますので、注意しましょう。
(14)レベル付けは本文の一番大きなくくりが1レベル (★★★)
時々みかけるのですが、書名、DAISY図書凡例など、もろもろの形式的な項目がレベル1でセクション立てして、本文が2レベルいなっている編集。
これだと、大きなくくりで検索していくと、せっかく本文を楽しみにしてるのに、いきなり、「最後です」になっちゃって使い勝手が悪いです。
レベルは、本文の1番大きなくくりをレベル1として、まず考えて。
(15)むやみにポーズ時間の調節をしない(★★)
ポーズ時間は、読み手の間を尊重。
編集者が勝手にポーズ時間を決めつけない。
(16)依頼者からの仕様書が有る場合はそれに従う(★★)
細かい取り決めは、依頼者によって異なります。
おおもとの編集の仕方が違うのではなく、細かなところが違うだけ。
細かな事柄をすべて覚えるのは不可能というか、無意味です。
仕様書(具体的なマニュアル)がある場合は、編集、編集校正の際にそれらを必ず確認しましょう。
(17)グループチェックは使い勝手を考えて(★)
グループチェックは、何かに必ず付けなくてはいけないという決まりはありません。
利用者の使い勝手を考えて付けるようにしましょう。
(18)グループチェックを複数の項目に付けた場合は、編集終了後チェックを(★★)
複数の項目のグループチェックを付けたときは、編集終了後、グループチェックだけで飛んでみて、何のグループチェックだか分かるかどうかのチェックをしましょう。何のチェックだか分からないようであれば、付けすぎです。再検討をしましょう。
最終更新:2012年01月08日 19:38