咲霊 -サキレイ-


  • 概要
昇華の力を使いすぎる、または神/神木に魅入られて人の域を脱した者
いわゆる第三昇華の先に至った者の通称として伝わっている言葉

第三昇華のより先、人間の理の外に至ってしまった花師の成れの果て。人に戻ってこれなくなった、かつて人であった者たち。

その存在は秘中の秘。ほとんど誰も、花師百家の出身であれ、その神木を祀る神社の神主でさえ、詳しく知ることはないだろう。例え出会えたとて、咲霊は瞬きをする間に大量の花びらとなって消えてしまうものだ。つまるところ、神木に纏わる一つの都市伝説にすぎない。と、多くの人は捉えている。


  • 性質
端的に表現するなら地縛霊。神木等の世界樹の末端に取り憑かなければ存在を保つことが出来ない為、神木付近でこの存在の伝承を見かけることが多い。
文字通り「霊」であり、肉体を持たず、また、人に戻ることは絶対に出来ない。また、蝕師に成ってしまった者は咲霊には成らない。
前提として咲霊に至った者に人間の精神性はまず残らない
そこに在るのはただ、人の形をした花である。

花は何よりも誰よりも美しく咲いた結果、世界樹とそれを育てる神「コノハナノサクヤビメ」の「美しく咲く」という意志をただ遂行する為にを滅ぼし「美しく咲き誇る花園」を広げる為の機構に成った。
世界を編纂する神の大いなる意思において、人の想い等という要素は必要無い。

一応咲霊ごとに個体差があり、成る前の人格を多少携えている者も極稀に存在するが、時間の経過とともにただの機構に寄っていく。成ったばかりの咲霊であれば、多少の意思疎通は可能かもしれない。
人格が残る可能性があるとすれば、「を排除し、花園を広げる」という意思に則ったものであることが大前提だろう。それ以外の意志、趣向等はあまりにも強い欲求であれば残留する可能性はあるが、時間の経過とともにそれも削れていく。

花はただ美しく咲けばそれで良い。


  • 特徴
花のような耳と白瞳孔と白肌が特徴
また、人間から変質した存在である為、同じ魂華が複数存在しないルールは当然咲霊にも適用される。
咲霊になった者がAという花を魂華として持っており、この世に存在する限り、Aの魂華を持った者は生まれてこない。

自らが昇華と混ざりあってしまっている為、人間の時に使っていた昇華の形で使うことは出来ない。
その代わり魂華の力をエネルギーとして最大限利用できる。蝕と魂華にだけ影響を与えることが可能。

人であることを忘れ、花に成った人々。
守るために戦っても、喰らう為に戦っても、咲くのは美しい花であった。



関連項目




★キャラ制作時の注意事項

  • 昇華の被りは基本無し。
  • 1人のキャラに複数の昇華も基本無し。
  • 咲霊化は任意だけど死ぬのでご利用は計画的に。
  • 意思疎通の出来る咲霊作成は一言ご相談ください

上記の設定をつけたい場合は絶対に一度相談を挟んでください
(納得できる設定があれば許可することもあるのでお気軽にご相談ください)

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最終更新:2023年09月05日 13:47