西洋風の街並みの中に一人の少年がいた。長いモミアゲが目立つ少年だ。
少年――鳴海歩の行動は迅速だった。即座に名簿をチェック。その後に支給品の確認。
入っていたのは銃、自転車、六角形の金属の物体。
銃を腰に差してそれ以外をデイバックにしまう。
そして、歩きだそうとした時、
少年――鳴海歩の行動は迅速だった。即座に名簿をチェック。その後に支給品の確認。
入っていたのは銃、自転車、六角形の金属の物体。
銃を腰に差してそれ以外をデイバックにしまう。
そして、歩きだそうとした時、
「動かないで!!」
突如街並みに響く声。
歩がゆっくりと振り返ると藤色の長い髪の少女が銃を構えて立っているではないか。
普通の人なら震える。銃を構えられて平然とする人がいるわけが……
歩がゆっくりと振り返ると藤色の長い髪の少女が銃を構えて立っているではないか。
普通の人なら震える。銃を構えられて平然とする人がいるわけが……
「その腰にある銃を置いてもらおうかしら」
いた。
歩には全くおびえる様子が無い。
それどころか軽い笑みを浮かべながら腰に差していた銃を引き抜いて少女に構えた。
歩には全くおびえる様子が無い。
それどころか軽い笑みを浮かべながら腰に差していた銃を引き抜いて少女に構えた。
「ちょ!!置いてって言ってるでしょ!!撃つわよ!」
平然と笑みを浮かべている歩に驚いているのか少し声が上ずりながらも言葉を放つ少女。
「いや、あんたは撃てないさ」
「はぁ?」
「笑えることにこういう命を懸けたゲームは初めてじゃないんだ。
その経験からしてわかることがある。あんたはそれを使うことを怖がっている」
「!?」
「はぁ?」
「笑えることにこういう命を懸けたゲームは初めてじゃないんだ。
その経験からしてわかることがある。あんたはそれを使うことを怖がっている」
「!?」
図星だったのか、驚きの表情を少女は見せる。
「結論から言うと、俺は乗ってない。安心して銃から手を下ろすといいぞ」
歩が銃をおろすのと同時に少女も銃をおろす。
「あんた、もしあたしが無差別に人を殺すような極悪人だったらどうするつもりだったのよ!
もしかしたら死んでたかもしれない!
それに、どうしてそこまで落ち着いていられるのよ!」
もしかしたら死んでたかもしれない!
それに、どうしてそこまで落ち着いていられるのよ!」
少女は今まで溜め込んでいた心の内を吐き出すかのように捲くし立てる。
「さっきも言っただろう。聞いてなかったのか?
笑えることにこういう命を懸けたゲームは初めてじゃないんだ。
それにいきなり撃たないって時点で無差別に殺してる奴じゃないってわかる」
「っ!確かにそうだけどさぁ……」
笑えることにこういう命を懸けたゲームは初めてじゃないんだ。
それにいきなり撃たないって時点で無差別に殺してる奴じゃないってわかる」
「っ!確かにそうだけどさぁ……」
相変わらず流暢に喋る歩。
少女に言い聞かせるかのように。
少女に言い聞かせるかのように。
「それに、あんた手が震えてたぞ?そんなんじゃ当たるものも当たらない。
撃ったとしても間違いなく明後日の方向に飛んでたな」
「うるさいわよ!!仕方ないじゃない、こんな状況で震えないほうがおかしいわよ!」
撃ったとしても間違いなく明後日の方向に飛んでたな」
「うるさいわよ!!仕方ないじゃない、こんな状況で震えないほうがおかしいわよ!」
まったくもって正論である。
そんな掛け合いをしていた時。
そんな掛け合いをしていた時。
「俺様も混ぜてもらっていいかな?あ、もちろんこんなゲームには乗ってないよ」
今度は家の影から現れた眼鏡の少年が現れた。
少女はびっくりしているようだが、歩はまったく驚く素振りすら見せない。
少女はびっくりしているようだが、歩はまったく驚く素振りすら見せない。
「ああ、いいぞ。ちょうどこいつと情報交換しようと思っていたところだからな。
俺は月臣学園高等部一年、鳴海歩。あんたは?」
「おいおい、いきなりこんな風に出てきたのに怪しいと思わないのか?」
俺は月臣学園高等部一年、鳴海歩。あんたは?」
「おいおい、いきなりこんな風に出てきたのに怪しいと思わないのか?」
この眼鏡の少年が言うことももっともであるのだが。
「そんな風にいちいち怪しがっていたら人を信じることなんて到底出来ないぞ?
この島では信じることってのは一番重要なんだしな。
第一、本当に怪しい奴は自分で怪しいなんて言わない」
この島では信じることってのは一番重要なんだしな。
第一、本当に怪しい奴は自分で怪しいなんて言わない」
再び流暢に言い聞かせるように喋る歩。
眼鏡の少年も少女もあきれ返っている。
眼鏡の少年も少女もあきれ返っている。
「っは……ははははははははは!!!おもしろい奴だな!!
それにどうしようもないくらいお人よしだな、稟みたいだ。
……俺様は私立バーベナ学園二年、緑葉樹。そこの御嬢ちゃんは?」
「誰が御嬢ちゃんよ!調子狂うわね……あたしは光坂高校三年、藤林杏。
一応あんた達より年上なんだから!」
「さて、緑葉に藤林、情報交換でもするか。
どっか手ごろな民家にでも入るか」
それにどうしようもないくらいお人よしだな、稟みたいだ。
……俺様は私立バーベナ学園二年、緑葉樹。そこの御嬢ちゃんは?」
「誰が御嬢ちゃんよ!調子狂うわね……あたしは光坂高校三年、藤林杏。
一応あんた達より年上なんだから!」
「さて、緑葉に藤林、情報交換でもするか。
どっか手ごろな民家にでも入るか」
【D-01/一日目・深夜】
【鳴海歩@スパイラル ~推理の絆~】
[状態]:健康
[装備]:S&WM686 Plus(7/7)
[道具]:支給品一式、ソードサムライX @武装錬金、ハヤブサ号@スパイラル・アライヴ
357Magnum予備弾63
【鳴海歩@スパイラル ~推理の絆~】
[状態]:健康
[装備]:S&WM686 Plus(7/7)
[道具]:支給品一式、ソードサムライX @武装錬金、ハヤブサ号@スパイラル・アライヴ
357Magnum予備弾63
[思考・状況]
基本:この島からの脱出
1 藤林、緑葉と情報交換
2知り合いとの合流
基本:この島からの脱出
1 藤林、緑葉と情報交換
2知り合いとの合流
【緑葉樹@SHUFFLE!】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品1~3
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品1~3
[思考・状況]
基本:この島からの脱出
1 藤林、鳴海と情報交換
2知り合いとの合流
基本:この島からの脱出
1 藤林、鳴海と情報交換
2知り合いとの合流
【藤林杏@CLANNAD】
[状態]:健康 、少しイライラ
[装備]:LAR Grizzly(8/7+1)
[道具]:支給品一式、不明支給品0~2、予備マガジン×4
[状態]:健康 、少しイライラ
[装備]:LAR Grizzly(8/7+1)
[道具]:支給品一式、不明支給品0~2、予備マガジン×4
[思考・状況]
基本:この島からの脱出
1 緑葉、鳴海と情報交換
2知り合いとの合流
基本:この島からの脱出
1 緑葉、鳴海と情報交換
2知り合いとの合流
【S&WM686 Plus】
1980年にS&W社が開発した回転式拳銃。
【ハヤブサ号@スパイラル・アライヴ】
第22話で結崎ひよのが関口伊万里に貸した自転車。
第22話で結崎ひよのが関口伊万里に貸した自転車。
【ソードサムライX @武装錬金】
早坂秋水の武装錬金。特性は、刀身で受け止めたエネルギー(及びエネルギーによって生じた衝撃)をアースのように吸収し、下緒の飾り輪から放出するというもの。
早坂秋水の武装錬金。特性は、刀身で受け止めたエネルギー(及びエネルギーによって生じた衝撃)をアースのように吸収し、下緒の飾り輪から放出するというもの。
【LAR Grizzly】
1983年にアメリカのLAR社が開発したマグナムオート。
ちなみに、今回支給されたのはデザートイーグル用に開発された.50AE口径モデルのバリエーションである。
ちなみに、今回支給されたのはデザートイーグル用に開発された.50AE口径モデルのバリエーションである。
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