崖の下に、C・ファルコンは立っていた。
このような戦いは止めなければ…
一瞬思うファルコンだったが、考え直す。
サムライゴローやブラックシャドー。奴らは必ず人を殺すだろう。
そしてそれだけでなく、他にも殺人は起きているかもしれない。
ならば止めるのではなく、人を殺そうとする奴を殺す。
いわゆるマーダーキラーにファルコンはなるのであった。
ファルコンの手に握られたのは、使うと透明になれる機械。
正々堂々と戦わないのは嫌だが、こんな理由もない戦いには感情なんて必要ない…!
そう思い、行動に移そうとしたその時、
「そんな馬鹿なぁ―――!!」
遠くから聞こえる声。風を切る音。
「う…上か!!?」
ファルコンが上を見上げると亀の甲羅が迫ってくる。
敵かどうか、そんなことファルコンには関係なかった。自分を狙う者を始末する。
その考えだけが、ファルコンを動かし、攻撃を仕掛ける。
「うぐぉおお…っ!」
軽いパンチを出しただけだが、亀の脇腹にヒットした攻撃は、気絶させるには十分な一撃だった。
その亀は、甲羅の中に入ったまま3m近く吹っ飛び、気を失ってしまう。
この亀は敵なのか?崖の上にはこんな巨体を吹っ飛ばす敵がいるのか?
などと色々な思想が浮かんだが、それを遮るようにもう一つの声。
「そこにいる亀は死んでいるのですか?」
振り向くと青い服に身を包んだ金髪の男。
「いや、殴っただけだから死んではいないはずだが…。」
その言葉を聞くとシークは吃驚したように、
「あの距離から落ちて死んでいない…」
と小声で言いながら上を見上げる。
「どういう事だ?お前が攻撃して落ちたのか?」
あまり状況が理解できていないため、思わず質問をするファルコン。
「…いや、そいつが僕を襲ってきて魔法でとばし――ピーチ?」
突然シークが思い出したように名簿を見る。
そして名簿の中の、【マリオシリーズ】と言うところに区切られた"ピーチ"という名前を指さしながら、
「その亀はこの者の名を呼んでいたようでしたが、一体…。」
そんなことを聞きもせず、ファルコンは何かを考え、言った。
「とりあえずお前の情報を今話してくれ。話はそれからだ。"魔法"とは何だ?」
シークは信用が出来ていないこの男に話すのを一度はためらったが、全てを話す事にした。
自分は一国の姫であること、ガノンドロフから変身して逃げたこと、リンクという男が助けてくれたこと、
――そしてクッパの持っている剣がリンクという者が持っていた剣、ということ。
全てを話し終わり、ファルコンが全てを納得したとき、
「ガノンドロフがこちらに近づいている…」
シークは恐ろしいほど巨大な魔力に感づき、二人とともにその場を去る事にした。
一瞬思うファルコンだったが、考え直す。
サムライゴローやブラックシャドー。奴らは必ず人を殺すだろう。
そしてそれだけでなく、他にも殺人は起きているかもしれない。
ならば止めるのではなく、人を殺そうとする奴を殺す。
いわゆるマーダーキラーにファルコンはなるのであった。
ファルコンの手に握られたのは、使うと透明になれる機械。
正々堂々と戦わないのは嫌だが、こんな理由もない戦いには感情なんて必要ない…!
そう思い、行動に移そうとしたその時、
「そんな馬鹿なぁ―――!!」
遠くから聞こえる声。風を切る音。
「う…上か!!?」
ファルコンが上を見上げると亀の甲羅が迫ってくる。
敵かどうか、そんなことファルコンには関係なかった。自分を狙う者を始末する。
その考えだけが、ファルコンを動かし、攻撃を仕掛ける。
「うぐぉおお…っ!」
軽いパンチを出しただけだが、亀の脇腹にヒットした攻撃は、気絶させるには十分な一撃だった。
その亀は、甲羅の中に入ったまま3m近く吹っ飛び、気を失ってしまう。
この亀は敵なのか?崖の上にはこんな巨体を吹っ飛ばす敵がいるのか?
などと色々な思想が浮かんだが、それを遮るようにもう一つの声。
「そこにいる亀は死んでいるのですか?」
振り向くと青い服に身を包んだ金髪の男。
「いや、殴っただけだから死んではいないはずだが…。」
その言葉を聞くとシークは吃驚したように、
「あの距離から落ちて死んでいない…」
と小声で言いながら上を見上げる。
「どういう事だ?お前が攻撃して落ちたのか?」
あまり状況が理解できていないため、思わず質問をするファルコン。
「…いや、そいつが僕を襲ってきて魔法でとばし――ピーチ?」
突然シークが思い出したように名簿を見る。
そして名簿の中の、【マリオシリーズ】と言うところに区切られた"ピーチ"という名前を指さしながら、
「その亀はこの者の名を呼んでいたようでしたが、一体…。」
そんなことを聞きもせず、ファルコンは何かを考え、言った。
「とりあえずお前の情報を今話してくれ。話はそれからだ。"魔法"とは何だ?」
シークは信用が出来ていないこの男に話すのを一度はためらったが、全てを話す事にした。
自分は一国の姫であること、ガノンドロフから変身して逃げたこと、リンクという男が助けてくれたこと、
――そしてクッパの持っている剣がリンクという者が持っていた剣、ということ。
全てを話し終わり、ファルコンが全てを納得したとき、
「ガノンドロフがこちらに近づいている…」
シークは恐ろしいほど巨大な魔力に感づき、二人とともにその場を去る事にした。
【一日目/午前/E-9】
【青い二人と緑の亀】
【名前:C・ファルコン@F-ZERO
健康状態:健康
武装:スパイクローク@パーフェクトダーク あと10発
所持品:支給品一式
現在位置:E-9から北へ移動中
第一行動方針:人を殺そうとする者に容赦はしない。
第二行動方針:リンク・ピーチを探す。
第三行動方針:サムライゴロー・ブラックシャドーはボコボコにする。
最終行動方針:主催者を倒す。
備考:気絶したクッパを背負っています。】
【青い二人と緑の亀】
【名前:C・ファルコン@F-ZERO
健康状態:健康
武装:スパイクローク@パーフェクトダーク あと10発
所持品:支給品一式
現在位置:E-9から北へ移動中
第一行動方針:人を殺そうとする者に容赦はしない。
第二行動方針:リンク・ピーチを探す。
第三行動方針:サムライゴロー・ブラックシャドーはボコボコにする。
最終行動方針:主催者を倒す。
備考:気絶したクッパを背負っています。】
【名前:ゼルダ@ゼルダの伝説
健康状態:健康、シークに変身中。(クッパ・ガノンドロフを警戒。)
武装:マスターソード@ゼルダの伝説
所持品:支給品一式、ギガクッパのフィギュア@スマブラDX
現在位置:E-9から北へ移動中
第一行動方針:この二人とリンクを探す。
第二行動方針:リンクと合流。マスターソードをリンクに届ける。
最終行動方針:ゲームの阻止。
備考:ガノンドロフから逃げてます。】
健康状態:健康、シークに変身中。(クッパ・ガノンドロフを警戒。)
武装:マスターソード@ゼルダの伝説
所持品:支給品一式、ギガクッパのフィギュア@スマブラDX
現在位置:E-9から北へ移動中
第一行動方針:この二人とリンクを探す。
第二行動方針:リンクと合流。マスターソードをリンクに届ける。
最終行動方針:ゲームの阻止。
備考:ガノンドロフから逃げてます。】
【名前:クッパ@スーパーマリオシリーズ
健康状態:体全体に重傷。気絶中
武装:なし(シークにマスターソードを取られました。)
所持品:支給品一式
現在位置:E-9から北へ移動中
第一行動方針:まずはピーチ姫をさらうのだ!!!
第二行動方針:その後、助けに来るであろうマリオを子分にしてやろう!!!
第三行動方針:他の知り合いも我が子分に入れてやらんでもないぞ、ガハハハハ!!!
最終行動方針:クッパ軍団を編成し、主催者を倒してゲームを潰すのだ!!!
備考:】
健康状態:体全体に重傷。気絶中
武装:なし(シークにマスターソードを取られました。)
所持品:支給品一式
現在位置:E-9から北へ移動中
第一行動方針:まずはピーチ姫をさらうのだ!!!
第二行動方針:その後、助けに来るであろうマリオを子分にしてやろう!!!
第三行動方針:他の知り合いも我が子分に入れてやらんでもないぞ、ガハハハハ!!!
最終行動方針:クッパ軍団を編成し、主催者を倒してゲームを潰すのだ!!!
備考:】