「フォックスッ!」と言う甲高い叫び声を聞いて、リュカは目を開けた。
半身を起こして、少しそのままの姿勢で耳を澄ました。
そうすると――否、そうする必要がないくらいの銃声を耳が捉えた。
――近くに参加者が、それも恐らく、リュカと同じようにゲームに乗った参加者が居る、と言う事だろうか?
身体も先程より軽く感じたし、もう動いてもよいだろう。
リュカはベッドから身体を起こし、速やかにそのまま民家のドアを開けた。
半身を起こして、少しそのままの姿勢で耳を澄ました。
そうすると――否、そうする必要がないくらいの銃声を耳が捉えた。
――近くに参加者が、それも恐らく、リュカと同じようにゲームに乗った参加者が居る、と言う事だろうか?
身体も先程より軽く感じたし、もう動いてもよいだろう。
リュカはベッドから身体を起こし、速やかにそのまま民家のドアを開けた。
そして、銃声の方向――雑貨屋に足早に急いだ。
今の銃声は叫び声の後だったので、少なくとも(リュカが聞き逃していなければ、だ)そのフォックスは銃で倒されたわけではなさそうだった。
つまり、そのゲームに乗った参加者は接近武器でフォックスを倒し、それから声の主を銃で撃ったのだろうか?
とにかく――相手が一人だけなら、すぐに殺せる。あの明るい時間へ一歩近づく事が出来る。
リュカは雑貨屋の扉に手をかけ、開けた。
今の銃声は叫び声の後だったので、少なくとも(リュカが聞き逃していなければ、だ)そのフォックスは銃で倒されたわけではなさそうだった。
つまり、そのゲームに乗った参加者は接近武器でフォックスを倒し、それから声の主を銃で撃ったのだろうか?
とにかく――相手が一人だけなら、すぐに殺せる。あの明るい時間へ一歩近づく事が出来る。
リュカは雑貨屋の扉に手をかけ、開けた。
まず――正面のレジカウンターの前で銀髪の少年が倒れていた。
それから、沸騰している鍋の横で、どうみても腹から内臓が飛び出している狐(多分名前通りフォックスだ)。
さらにその横に少年、最後に半身を起こしている少女。
それから、沸騰している鍋の横で、どうみても腹から内臓が飛び出している狐(多分名前通りフォックスだ)。
さらにその横に少年、最後に半身を起こしている少女。
到底、戦えるメンバーが居るとは思えなかった――とにかく、仲間にしたところで盾にすら出来ないのではないだろうか?
「あ、あなたは?」
少女は戸惑いがちにリュカに声をかけた。
当然なのだが、視線はリュカに向けられていた。
「あ、あなたは?」
少女は戸惑いがちにリュカに声をかけた。
当然なのだが、視線はリュカに向けられていた。
構わずリュカは、リップステッキを握り直した。
「ぽよ……」
もう涙はすっかり枯れてしまい、もう泣き続けたせいですっかり疲れてしまった。
そのため、しばらく寝ていながらもまだ心は不安定だった。
カービィは訳がわからないながらも、しっかりと怒鳴られていた事が分かっていたので、相当ショックを受けている。
それに――もうあの女の子はここには居ない。怒って飛び出して行ってしまった。
ほとんど充血しかけた目からはもう涙なんて出てなかったし、それにカービィ自身、落ち着き始めていた。
それでも――女の子を追う事には何故か躊躇いが出た。
まだ、まだ女の子は怒っているのだろうか?当座の女の子は今何処にいるのか分からない。
フームとは全然違う、それこそフームと同じで優しいのだけれど、その本質は全く違かった。
カービィに説明出来るのか、それは全く無理だったのだけれど、確かにフームと彼女は何かが違う。
だが――それがどうあれ、このままにする訳にはいかなかった。
カービィはようやく身体を上げ、飲食店から出ようとした時――ぱぱぱっと、まとまった音が聞こえた。
その音の主が居るそこを雑貨屋とカービィが気付けたかどうかは分からないが――カービィは、その場所に走り始めていた。
そのため、しばらく寝ていながらもまだ心は不安定だった。
カービィは訳がわからないながらも、しっかりと怒鳴られていた事が分かっていたので、相当ショックを受けている。
それに――もうあの女の子はここには居ない。怒って飛び出して行ってしまった。
ほとんど充血しかけた目からはもう涙なんて出てなかったし、それにカービィ自身、落ち着き始めていた。
それでも――女の子を追う事には何故か躊躇いが出た。
まだ、まだ女の子は怒っているのだろうか?当座の女の子は今何処にいるのか分からない。
フームとは全然違う、それこそフームと同じで優しいのだけれど、その本質は全く違かった。
カービィに説明出来るのか、それは全く無理だったのだけれど、確かにフームと彼女は何かが違う。
だが――それがどうあれ、このままにする訳にはいかなかった。
カービィはようやく身体を上げ、飲食店から出ようとした時――ぱぱぱっと、まとまった音が聞こえた。
その音の主が居るそこを雑貨屋とカービィが気付けたかどうかは分からないが――カービィは、その場所に走り始めていた。
リュカは両手でリップステッキを振り上げた。
ポーラとナインボルトは最初理解できなかったのだが、すぐに結果が出たためそれには苦労しなかったに違いない。
リュカは力を込めたようにフルスイングするのだが、その結果と言うのがファンシーな音がした後ナインボルトの頭に突如大きい花が出現するというものだったのだけれど、
ナインボルトはナインボルトでその花には一切気付いていなかった。ナインボルトは側頭部を直に殴られて昏倒したので。
ポーラとナインボルトは最初理解できなかったのだが、すぐに結果が出たためそれには苦労しなかったに違いない。
リュカは力を込めたようにフルスイングするのだが、その結果と言うのがファンシーな音がした後ナインボルトの頭に突如大きい花が出現するというものだったのだけれど、
ナインボルトはナインボルトでその花には一切気付いていなかった。ナインボルトは側頭部を直に殴られて昏倒したので。
「ナインボルトッ!」
そう叫ぶとポーラの腹にちりっと痛みが跳ねたのだが、今は気にしている場合ではない。
ポーラは這うように動き始めたのだが、その時にはすでに倒れているフォックスの頭上にリップステッキが出現していた。
そう叫ぶとポーラの腹にちりっと痛みが跳ねたのだが、今は気にしている場合ではない。
ポーラは這うように動き始めたのだが、その時にはすでに倒れているフォックスの頭上にリップステッキが出現していた。
また、ファンシーな音がした。
フォックスの頭に巨大な花が生え、不気味な花粉を飛ばし始めた。
ポーラは直感的に理解したが――これはキノコが頭に生えるよりヤバい状態ではないのだろうか?
ポーラはPSIを試みて止めようとしたが、腹の痛みがひどくなり、それを遮る。いつもの彼女ならすぐに止められたのだろうが――
それから素早く、リュカは今度はロイドを叩いた。
今度はがつん、と何かがぶつかり合うような音がして、一瞬ロイドの身体がびくんと痙攣しながら跳ねたように見えた。
そして――もちろん頭から花が生えたのだけれど、すぐに枯れ果ててしまった。
そして――ロイドの頭からとろとろとした赤い水溜まりが面積を広げ始めた。
フォックスが腹からどくどくと血を噴き出させるように。それでも、それきりロイドの身体はもはや一ミリも動かなくなっている。
フォックスの頭に巨大な花が生え、不気味な花粉を飛ばし始めた。
ポーラは直感的に理解したが――これはキノコが頭に生えるよりヤバい状態ではないのだろうか?
ポーラはPSIを試みて止めようとしたが、腹の痛みがひどくなり、それを遮る。いつもの彼女ならすぐに止められたのだろうが――
それから素早く、リュカは今度はロイドを叩いた。
今度はがつん、と何かがぶつかり合うような音がして、一瞬ロイドの身体がびくんと痙攣しながら跳ねたように見えた。
そして――もちろん頭から花が生えたのだけれど、すぐに枯れ果ててしまった。
そして――ロイドの頭からとろとろとした赤い水溜まりが面積を広げ始めた。
フォックスが腹からどくどくと血を噴き出させるように。それでも、それきりロイドの身体はもはや一ミリも動かなくなっている。
ポーラから見る限り――それは既に絶命している、と捉えてよかった。
そしてその少年は何の気も禁忌も無しに、呆気なかったかのようにやってのけた。
まるでロイドの事がアリだったかのように見て、しかも後悔するそぶりすら見せないではないか!
それはスーパーエナジーロボの爆発から来る恐怖よりも、かつて停電したデパートで誘拐された時よりも、そしてハッピーハッピー教団に誘拐された時以上の恐怖が襲った。
――殺される!
そしてその少年は何の気も禁忌も無しに、呆気なかったかのようにやってのけた。
まるでロイドの事がアリだったかのように見て、しかも後悔するそぶりすら見せないではないか!
それはスーパーエナジーロボの爆発から来る恐怖よりも、かつて停電したデパートで誘拐された時よりも、そしてハッピーハッピー教団に誘拐された時以上の恐怖が襲った。
――殺される!
腹の痛みより、何より防衛本能が上回り、もうポーラは目の前のそれをギーグ以上の敵と見なした。
容赦なく、放つ!
容赦なく、放つ!
「PKフリーズγ!」
リュカはそれを直ぐさま直感し、すぐに横に飛んだ。無論、それが強烈なPSIだと分かったから。
氷結された水分が一度に弾け、氷の刃がリュカの左脚のふくらはぎを確かに刔ぐった。
――PSIを使えるのか、それもクマトラと同レベルの!
一気にリュカのふくらはぎから血がほとばしり、そのままどさりと地面に落ちた。
リュカは痛みの根源を見据え――
見たところ深さ一センチ、外側の上部から五センチも削れていた。
間違いなく通常なら早期に手当てが必要だろう。かなりの深手だったが――負けない。絶対に。
「ライフアップβ」
光が溢れ、すぐに脚の傷が塞がった。完全に、とはいかないが。
血がかなり出てしまったが――まだ、いける。さあ、今度はこちらの番だ。
「PKフラッシュβ!」
閃光が弾ける。
涙が止まらなくなって、下手すれば気を失うだろう。
――どちらに転ぼうが、そうなってしまえば、もうこっちのものだ。
リュカはそれを直ぐさま直感し、すぐに横に飛んだ。無論、それが強烈なPSIだと分かったから。
氷結された水分が一度に弾け、氷の刃がリュカの左脚のふくらはぎを確かに刔ぐった。
――PSIを使えるのか、それもクマトラと同レベルの!
一気にリュカのふくらはぎから血がほとばしり、そのままどさりと地面に落ちた。
リュカは痛みの根源を見据え――
見たところ深さ一センチ、外側の上部から五センチも削れていた。
間違いなく通常なら早期に手当てが必要だろう。かなりの深手だったが――負けない。絶対に。
「ライフアップβ」
光が溢れ、すぐに脚の傷が塞がった。完全に、とはいかないが。
血がかなり出てしまったが――まだ、いける。さあ、今度はこちらの番だ。
「PKフラッシュβ!」
閃光が弾ける。
涙が止まらなくなって、下手すれば気を失うだろう。
――どちらに転ぼうが、そうなってしまえば、もうこっちのものだ。
「サイコシールドα!」
ポーラは素早く紫の膜を張った。
――それっきり、その閃光は膜に吸い込まれるように消えていく。
だが、まだ終わったわけではない。サイコシールドを張っている間には隙が出来る。
リュカはロイドに支給された鉄の剣を拾いあげ、ポーラに縦に切り掛かった。
ポーラは身体をくるりと回りながら動かして、それを寸前で避けた。その時に髪の毛が数十本千切れ、空に舞った。
腹の痛みは既に、戦闘の緊張で全て吹き飛んでしまっている。
「PKフリーズα!」
回り終わってから、ポーラはスムーズに試みた。
PKファイアーはナインボルトやフォックスにも当たってしまう。PKサンダーはα、βレベルでは間違いなく当たらない。
PKフリーズαは基礎的なPSI攻撃だが、それだけでも十分致命的な傷を与える事が出来る。
そう――容赦なく、放つ!
また、水分が氷結を始め、氷が形成され始めた。
ポーラは素早く紫の膜を張った。
――それっきり、その閃光は膜に吸い込まれるように消えていく。
だが、まだ終わったわけではない。サイコシールドを張っている間には隙が出来る。
リュカはロイドに支給された鉄の剣を拾いあげ、ポーラに縦に切り掛かった。
ポーラは身体をくるりと回りながら動かして、それを寸前で避けた。その時に髪の毛が数十本千切れ、空に舞った。
腹の痛みは既に、戦闘の緊張で全て吹き飛んでしまっている。
「PKフリーズα!」
回り終わってから、ポーラはスムーズに試みた。
PKファイアーはナインボルトやフォックスにも当たってしまう。PKサンダーはα、βレベルでは間違いなく当たらない。
PKフリーズαは基礎的なPSI攻撃だが、それだけでも十分致命的な傷を与える事が出来る。
そう――容赦なく、放つ!
また、水分が氷結を始め、氷が形成され始めた。
リュカにはまた疲労が襲い掛かった。
やはり、あの程度休んだだけではPPはそれほど回復しなかったのだろうか?
このままではこちらが不利だ。無理に追撃していたら逆にやられてしまう。
リュカは鉄の剣をポーラに対して投げ付けた。孤を描いて空中を飛んだが、結局それはPKフリーズにより作り出された氷の塊に当たり、
ポーラからそれてカウンターに突き刺さった。
それでポーラは一瞬すくみ――次に顔を上げた時にはリュカの姿は消えていた。
やはり、あの程度休んだだけではPPはそれほど回復しなかったのだろうか?
このままではこちらが不利だ。無理に追撃していたら逆にやられてしまう。
リュカは鉄の剣をポーラに対して投げ付けた。孤を描いて空中を飛んだが、結局それはPKフリーズにより作り出された氷の塊に当たり、
ポーラからそれてカウンターに突き刺さった。
それでポーラは一瞬すくみ――次に顔を上げた時にはリュカの姿は消えていた。
とにかく――何とか撃退した。なんにせよ、ともかく。
そう安堵したポーラに急に腹の痛みがぐんと跳ね上がり、ポーラは、そのまままた吐き戻してしまった。
つん、と酸っぱい臭いが鼻孔に広がって、もう胃が訳の分からない状態になったようにひくひくと痙攣したような感覚に襲われた。
もういい加減、胃自体もイカれ始めているのかもしれない。
フォックスにすぐにでも駆け寄りたかったが、もう身体が言う事を聞かなかった。
もう一度、今度は口から赤っぽいものを吐きだし、ついにポーラは気を失ってしまった。
そう安堵したポーラに急に腹の痛みがぐんと跳ね上がり、ポーラは、そのまままた吐き戻してしまった。
つん、と酸っぱい臭いが鼻孔に広がって、もう胃が訳の分からない状態になったようにひくひくと痙攣したような感覚に襲われた。
もういい加減、胃自体もイカれ始めているのかもしれない。
フォックスにすぐにでも駆け寄りたかったが、もう身体が言う事を聞かなかった。
もう一度、今度は口から赤っぽいものを吐きだし、ついにポーラは気を失ってしまった。
目覚めた途端、唐突にアドレーヌに、発狂しだした直後の記憶が戻った。
落ち着いたアドレーヌは鷹丸からほとんど自分が混乱していたこと聞かされた。
もちろん、それは大部分自覚していたし、アドレーヌがカービィを置いてきてしまっていた事もすでにわかっていた。
だが――やはり、カービィを置いてきた事をひどく後悔してくる。早く戻った方がいいのだろうか?
しかし――カービィがふざけていたとはいえ、酷いことを――
「あどれえぬ殿」
やや発音がおかしかったが、アドレーヌは反応した。
「今は待ってくれぬか? ナインボルト殿が――」
と、言いかけた直後、「フォックスッ!?」という叫びと、ぱらら、という一種気持ちいい音が聞こえた。
「じ、銃……なの?」
アドレーヌは戦慄した。
――やはり、ゲームに乗った者がいる!
鷹丸がアドレーヌの顔を一瞬、ちらりと見た。
「あ、うん……分かってる。それに今出たら危ないだろうし」
アドレーヌが飛び出していく、と思っていたのだろうか、それで鷹丸は安心したようだった。
勿論、アドレーヌはカービィが、鷹丸はナインボルトの事が心配でない訳がなかった。
だが――むやみに自分達が出ていってむざむざやられてどうする?
アドレーヌは当然、それにいくら鷹丸だろうと銃で撃たれてしまえばひとたまりもない。
今は、信じるしかなかった。ナインボルト、カービィが無事、という事を。
落ち着いたアドレーヌは鷹丸からほとんど自分が混乱していたこと聞かされた。
もちろん、それは大部分自覚していたし、アドレーヌがカービィを置いてきてしまっていた事もすでにわかっていた。
だが――やはり、カービィを置いてきた事をひどく後悔してくる。早く戻った方がいいのだろうか?
しかし――カービィがふざけていたとはいえ、酷いことを――
「あどれえぬ殿」
やや発音がおかしかったが、アドレーヌは反応した。
「今は待ってくれぬか? ナインボルト殿が――」
と、言いかけた直後、「フォックスッ!?」という叫びと、ぱらら、という一種気持ちいい音が聞こえた。
「じ、銃……なの?」
アドレーヌは戦慄した。
――やはり、ゲームに乗った者がいる!
鷹丸がアドレーヌの顔を一瞬、ちらりと見た。
「あ、うん……分かってる。それに今出たら危ないだろうし」
アドレーヌが飛び出していく、と思っていたのだろうか、それで鷹丸は安心したようだった。
勿論、アドレーヌはカービィが、鷹丸はナインボルトの事が心配でない訳がなかった。
だが――むやみに自分達が出ていってむざむざやられてどうする?
アドレーヌは当然、それにいくら鷹丸だろうと銃で撃たれてしまえばひとたまりもない。
今は、信じるしかなかった。ナインボルト、カービィが無事、という事を。
雑貨屋から、リュカは残った力を総動員して走り始めていた。
やはり――自分と、クマトラ以外にもPSIを使える参加者がいる。
迂闊に相手に近づくのは危険かもしれない。
――だが、今更分かったところで何になる。
それではリュカがこの大殺戮を止める理由になどならない。自分は正しい。家族を取り戻そうとして何が悪い?
自分は間違っていない。
そう――絶対に、だ。
やはり――自分と、クマトラ以外にもPSIを使える参加者がいる。
迂闊に相手に近づくのは危険かもしれない。
――だが、今更分かったところで何になる。
それではリュカがこの大殺戮を止める理由になどならない。自分は正しい。家族を取り戻そうとして何が悪い?
自分は間違っていない。
そう――絶対に、だ。
恐らく、リュカが来た分校からのルートからは反対方向だったので、北に進んでいる事はすぐに分かった。
今、北に誰かが居るのかは分からないが、とにかく休むしかない。
リップステッキ単独ではどこまで戦えるか分からないので。
やはりあそこで剣を捨てたのは、失敗だったのだろうか?
いや――投げなければ少女をひるませる事ができず、今頃リュカは氷漬けになっていたに違いない。
今、北に誰かが居るのかは分からないが、とにかく休むしかない。
リップステッキ単独ではどこまで戦えるか分からないので。
やはりあそこで剣を捨てたのは、失敗だったのだろうか?
いや――投げなければ少女をひるませる事ができず、今頃リュカは氷漬けになっていたに違いない。
リュカが次の民家の後の道に右に曲がろうとした時、何かの足音が聞こえた。
後ろからではなく、それはまさに、たった今リュカが辿ろうとした道からだった。
先程の集団のように徒党を組んだわけでもなく、単独のように聞こえた。
無論――今度は、自分やあの女(シーダのことだ。もはや彼には関係のない事だが)のように、ゲームに乗った奴かもしれない。
あるいは――クマトラか、ダスター(二足歩行の足音だ。二足歩行を普段は行わないボニーである可能性は限りなく低かった)かもしれない。
もしゲームに乗っていたとしたら、間違いなく自分はいい標的となる。
リュカは民家の壁越しに少しだけ顔を覗いて――
後ろからではなく、それはまさに、たった今リュカが辿ろうとした道からだった。
先程の集団のように徒党を組んだわけでもなく、単独のように聞こえた。
無論――今度は、自分やあの女(シーダのことだ。もはや彼には関係のない事だが)のように、ゲームに乗った奴かもしれない。
あるいは――クマトラか、ダスター(二足歩行の足音だ。二足歩行を普段は行わないボニーである可能性は限りなく低かった)かもしれない。
もしゲームに乗っていたとしたら、間違いなく自分はいい標的となる。
リュカは民家の壁越しに少しだけ顔を覗いて――
「ぽよ……」
――そのピンク玉を見た。
――そのピンク玉を見た。
「は」と気が抜けた声を思わず出したが、リップステッキだけはしっかりと握った。
些か警戒しようともしたのだが、すぐに止めた。ピンク玉の方から足にしがみついてきたので。
「ぽよ、ぽよっ……」
不安げに、何度も鳴き声を出した。
まあ――ピンク玉も幸せだろう。恐らく一人でずっと淋しくて、けれども最期にきちんと人に会えたんだから。
もちろん、ためらいなく――リップステッキを振り下ろした。やっぱり、ファンシーな音がした。
ピンク玉はそれでパニックになった様で、花を頭から咲かせながらバタバタと暴れている。見ていて、滑稽で笑いそうになった。
「何をしているんだ!」
まさか――
リュカがピンク玉から視線を離して真っすぐ目を向けると、一気に見開いた。
そこには赤い帽子を被った少年が居た。
その少年から見ればリュカはやはりゲームに乗ったものだと見てもなんら違和感など無いに違いない。
ここは町なのだ。もちろんライフラインだってきちんと揃っているし、生き残るなら最低限のものなら何もかも存在する。
そんな場所なら誰だって寄ってくるんだし、リュカだってそれを利用して一気に殺害数を稼ごうとしたのだ。
それならば他の奴だって何人でも近づいてくる筈なのに、たかをくくっていたなんて――ああ、自分はなんてバカなのだろう!
そんな事も考えられないで路上で素直に目立つ事をするなんて!
それどころではなかった。赤い帽子の少年の指は完全にリュカに向けられていた。
――それは、まさしくPSIを発動させる構えの一つで、リュカの胸の辺りを狙っていた。
些か警戒しようともしたのだが、すぐに止めた。ピンク玉の方から足にしがみついてきたので。
「ぽよ、ぽよっ……」
不安げに、何度も鳴き声を出した。
まあ――ピンク玉も幸せだろう。恐らく一人でずっと淋しくて、けれども最期にきちんと人に会えたんだから。
もちろん、ためらいなく――リップステッキを振り下ろした。やっぱり、ファンシーな音がした。
ピンク玉はそれでパニックになった様で、花を頭から咲かせながらバタバタと暴れている。見ていて、滑稽で笑いそうになった。
「何をしているんだ!」
まさか――
リュカがピンク玉から視線を離して真っすぐ目を向けると、一気に見開いた。
そこには赤い帽子を被った少年が居た。
その少年から見ればリュカはやはりゲームに乗ったものだと見てもなんら違和感など無いに違いない。
ここは町なのだ。もちろんライフラインだってきちんと揃っているし、生き残るなら最低限のものなら何もかも存在する。
そんな場所なら誰だって寄ってくるんだし、リュカだってそれを利用して一気に殺害数を稼ごうとしたのだ。
それならば他の奴だって何人でも近づいてくる筈なのに、たかをくくっていたなんて――ああ、自分はなんてバカなのだろう!
そんな事も考えられないで路上で素直に目立つ事をするなんて!
それどころではなかった。赤い帽子の少年の指は完全にリュカに向けられていた。
――それは、まさしくPSIを発動させる構えの一つで、リュカの胸の辺りを狙っていた。
「今すぐその動物から離れろ!」
ち、馬鹿じゃないのか?
返答を返すわけでもなく、リュカはPKフラッシュの準備を既に始めていた。
今回ばかりは、すぐに逃げなければならないようだ。
「PKフラッシュα!」
そう閃光を放つと、リュカはすぐに踵を返して真っすぐ北に走り始めた。
だが、あまり効果が無かったようで少年もすぐに追いかけて来た。
いくらリュカでも、もう息がとぎれとぎれになっているのが自分でも分かった。
それでも早く、離れなければ!
ち、馬鹿じゃないのか?
返答を返すわけでもなく、リュカはPKフラッシュの準備を既に始めていた。
今回ばかりは、すぐに逃げなければならないようだ。
「PKフラッシュα!」
そう閃光を放つと、リュカはすぐに踵を返して真っすぐ北に走り始めた。
だが、あまり効果が無かったようで少年もすぐに追いかけて来た。
いくらリュカでも、もう息がとぎれとぎれになっているのが自分でも分かった。
それでも早く、離れなければ!
もう十分近くは走っただろう。
リュカと少年のチェイスは未だに続いており、やはり距離が縮められている。
――それはそうだ。リュカが疲労している事もあるが、少年はもう自身の内なる力を覚醒させており、
へたしたらリュカ以上の身体能力を身につけている事になる。
もちろん、リュカが知るよしは無かったが。
状況は――どう見てもリュカが不利だった。しかも、目の前は港――海が広がっている。
PKフラッシュは失敗しても、PKLOVEなら少なからずダメージを与える事が出来る。
――決断を迷う時間はなかった。
「PKLOVEα!」
後ろに手を伸ばし、放った。
これで――
「PKキアイβ!」
そこでリュカの思考は中断された。
少年――ネスの放った念動波がリュカの念動波を掻き消し、残った念動波が彼の脳内に衝撃を与え、完全に気絶させたからだ。
それどころか、脳からの命令を失った身体が完全に吹き飛ばされた。
リュカが投げ出された場所。そこは、海だった。紛れも無く、エメラルドグリーンの海だった。
リュカの身体は何の抵抗もなく――そこへ沈んだ。
二人で全力で走っている内に港(そこはA-4だった。)着いていたのだが、ネスは追いかける事に夢中になってさっぱり気付いていなかった。
ネスは気が付き、やっとそこが港である事を把握した。
そして――リュカは仰向けに浮かんでいた。虚ろに太陽を見つめている様に見えた。
ロケーション自体はそれこそ良かったので、案外その表情は合っていたのかもしれない。
その顔も次第に、碧色のきれいな海に溶け込んでいった。
ネスは顔面を蒼白させたまま数秒、それを見てていた。
リュカと少年のチェイスは未だに続いており、やはり距離が縮められている。
――それはそうだ。リュカが疲労している事もあるが、少年はもう自身の内なる力を覚醒させており、
へたしたらリュカ以上の身体能力を身につけている事になる。
もちろん、リュカが知るよしは無かったが。
状況は――どう見てもリュカが不利だった。しかも、目の前は港――海が広がっている。
PKフラッシュは失敗しても、PKLOVEなら少なからずダメージを与える事が出来る。
――決断を迷う時間はなかった。
「PKLOVEα!」
後ろに手を伸ばし、放った。
これで――
「PKキアイβ!」
そこでリュカの思考は中断された。
少年――ネスの放った念動波がリュカの念動波を掻き消し、残った念動波が彼の脳内に衝撃を与え、完全に気絶させたからだ。
それどころか、脳からの命令を失った身体が完全に吹き飛ばされた。
リュカが投げ出された場所。そこは、海だった。紛れも無く、エメラルドグリーンの海だった。
リュカの身体は何の抵抗もなく――そこへ沈んだ。
二人で全力で走っている内に港(そこはA-4だった。)着いていたのだが、ネスは追いかける事に夢中になってさっぱり気付いていなかった。
ネスは気が付き、やっとそこが港である事を把握した。
そして――リュカは仰向けに浮かんでいた。虚ろに太陽を見つめている様に見えた。
ロケーション自体はそれこそ良かったので、案外その表情は合っていたのかもしれない。
その顔も次第に、碧色のきれいな海に溶け込んでいった。
ネスは顔面を蒼白させたまま数秒、それを見てていた。
ナインボルトはようやく目覚めた。【MOTHER3】のリュカに殴られた記憶も昔の様に感じたが、それどころではない。
フォックスに駆け寄ろうとして――足が崩れ落ちた。
動かそうとしても、脱力感だけがナインボルトを襲った。
――身体に力が入らない!
それがリップステッキの効力だったのでそれは正常に働いたと言えるが、ナインボルトにとっては有難迷惑でしかなかった。
這いながらやっとの事でフォックスの元へたどり着いた。
ナインボルトはフォックスを少し見た後――帽子のグラス越しのその目を、見開いた。
その血溜まりももう半分固まりかけていて、内臓か何か分からないが、もうそこから血が出てるようには思えなかった。
そして何より、吸気口が存在する筈の顔、肺がしっかりと入っている筈の胸も、――もう動いていなかった。
(もはやナインボルトの知るよしではなかったが、致命傷を負っていたフォックスにリップステッキが飛んできた事によって天国へのスピードが速まったに違いない)
ナインボルトは内心自分に歯噛みし――他のメンバーに寄った。
ロイド――そのロイドに寄る前に鍋の近くを通ったが、もう固形燃料も燃え尽きてしまって、煙も少なめになっていた。
(まあ、食べる気などしないだろう。誰がここで死体とパーティーがしたい?)
そして肝心のロイドはロイドで、頭から変種の水溜まりを作って――やはり、絶命していた。
そして近くのポーラ。
吐き出したのか、嘔吐した後が回りにあり、血も口から流していた。
まさか? ナインボルトは息を飲んでポーラの首に手を当てた。
動いていた。間違いなかった。
ナインボルトは安堵して、少し壁に寄り掛かった。
やはりリュカはゲームに乗ったのだろうか?
ナインボルトはリュカの名前を出して――はっとした。
リュカは、確か、ゲーム中で家族がバラバラになっていた。歳不相応の壮絶な体験を繰り返していた。
そしてポーキーの言葉。「願いを叶える」。
それを全て繋ぎ合わせて――全てのつじつまが合った。
そう、リュカはゲームに乗ったのだ。間違いなく、確実に乗った。
――”家族を取り戻す”願いを叶える為に。
フォックスに駆け寄ろうとして――足が崩れ落ちた。
動かそうとしても、脱力感だけがナインボルトを襲った。
――身体に力が入らない!
それがリップステッキの効力だったのでそれは正常に働いたと言えるが、ナインボルトにとっては有難迷惑でしかなかった。
這いながらやっとの事でフォックスの元へたどり着いた。
ナインボルトはフォックスを少し見た後――帽子のグラス越しのその目を、見開いた。
その血溜まりももう半分固まりかけていて、内臓か何か分からないが、もうそこから血が出てるようには思えなかった。
そして何より、吸気口が存在する筈の顔、肺がしっかりと入っている筈の胸も、――もう動いていなかった。
(もはやナインボルトの知るよしではなかったが、致命傷を負っていたフォックスにリップステッキが飛んできた事によって天国へのスピードが速まったに違いない)
ナインボルトは内心自分に歯噛みし――他のメンバーに寄った。
ロイド――そのロイドに寄る前に鍋の近くを通ったが、もう固形燃料も燃え尽きてしまって、煙も少なめになっていた。
(まあ、食べる気などしないだろう。誰がここで死体とパーティーがしたい?)
そして肝心のロイドはロイドで、頭から変種の水溜まりを作って――やはり、絶命していた。
そして近くのポーラ。
吐き出したのか、嘔吐した後が回りにあり、血も口から流していた。
まさか? ナインボルトは息を飲んでポーラの首に手を当てた。
動いていた。間違いなかった。
ナインボルトは安堵して、少し壁に寄り掛かった。
やはりリュカはゲームに乗ったのだろうか?
ナインボルトはリュカの名前を出して――はっとした。
リュカは、確か、ゲーム中で家族がバラバラになっていた。歳不相応の壮絶な体験を繰り返していた。
そしてポーキーの言葉。「願いを叶える」。
それを全て繋ぎ合わせて――全てのつじつまが合った。
そう、リュカはゲームに乗ったのだ。間違いなく、確実に乗った。
――”家族を取り戻す”願いを叶える為に。
【一日目/昼】
【ネス(MOTHER2)
健康状態:良好 PPを少し消費
武装:なし
所持品:支給品一式 封印の剣
現在位置:A-4 エリア2 港
第一行動方針:住宅街へ移動
第二行動方針:無駄な争いを阻止する
第三行動方針:首輪の解除法及び脱出法の模索
第四行動方針:戦力を募る
基本行動方針:ゲームの破壊
最終行動方針:黒幕の打倒(ついでにポーキーはブタ箱送り)
備考:出会う相手にはひとまず警戒する。特に緑帽の中年に注意】
【ネス(MOTHER2)
健康状態:良好 PPを少し消費
武装:なし
所持品:支給品一式 封印の剣
現在位置:A-4 エリア2 港
第一行動方針:住宅街へ移動
第二行動方針:無駄な争いを阻止する
第三行動方針:首輪の解除法及び脱出法の模索
第四行動方針:戦力を募る
基本行動方針:ゲームの破壊
最終行動方針:黒幕の打倒(ついでにポーキーはブタ箱送り)
備考:出会う相手にはひとまず警戒する。特に緑帽の中年に注意】
【名前:カービィ@星のカービィシリーズ
健康状態:花、パニック、若干空腹
武装:無し
所持品:支給品一式(食料と水は無い。本人は確認済み)、バナナ
現在位置:C-4、路上
第一行動方針:早く花を取りたい
第二行動方針:あの女の子(アドレーヌ)を追いかける
基本行動方針:知り合いを探す
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
参加しているのはゲーム版では無くアニメ版のカービィです。時期は次の人にお任せします。
それと右足首に人間参加者で言う首輪がついています。
パニックを起こして、まだ第二行動方針に移せるかどうかは不明です。】
健康状態:花、パニック、若干空腹
武装:無し
所持品:支給品一式(食料と水は無い。本人は確認済み)、バナナ
現在位置:C-4、路上
第一行動方針:早く花を取りたい
第二行動方針:あの女の子(アドレーヌ)を追いかける
基本行動方針:知り合いを探す
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
参加しているのはゲーム版では無くアニメ版のカービィです。時期は次の人にお任せします。
それと右足首に人間参加者で言う首輪がついています。
パニックを起こして、まだ第二行動方針に移せるかどうかは不明です。】
【タカアンドボルトアンドアド】
【名前:ナインボルト@メイドインワリオ】
[状態]:激しく疲労、脇腹に軽傷 憧れのゲームの登場人物に会えてドキドキワクワク の反面、知っているが故の苦悩
[武装]:スーパースコープ@スマブラDX(鷹丸の支給品)/数発使用
[所持品]:支給品一式 、不明支給品×1(本人は確認済み) 、半分に切れた虫取り網上下両方
現在位置:エリア2(D-5)/雑貨屋
[思考・状況]
基本行動方針:ゲームには乗らない
第一行動方針:ポーラを助ける。
第二行動方針:アドレーヌが目覚め次第、町の外に出る。
第三行動方針:仲間と合流する(モナ、ワリオ、クライゴア、アシュリー優先)
第四行動方針:他のキャラにも会いたい。そしてそのキャラ達と力を合わせてゲームから脱出する
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
備考:共通思考:アドレーヌが目覚め次第、銃を持つマーダーに遭遇する前に町の外に出る。】
【名前:ナインボルト@メイドインワリオ】
[状態]:激しく疲労、脇腹に軽傷 憧れのゲームの登場人物に会えてドキドキワクワク の反面、知っているが故の苦悩
[武装]:スーパースコープ@スマブラDX(鷹丸の支給品)/数発使用
[所持品]:支給品一式 、不明支給品×1(本人は確認済み) 、半分に切れた虫取り網上下両方
現在位置:エリア2(D-5)/雑貨屋
[思考・状況]
基本行動方針:ゲームには乗らない
第一行動方針:ポーラを助ける。
第二行動方針:アドレーヌが目覚め次第、町の外に出る。
第三行動方針:仲間と合流する(モナ、ワリオ、クライゴア、アシュリー優先)
第四行動方針:他のキャラにも会いたい。そしてそのキャラ達と力を合わせてゲームから脱出する
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
備考:共通思考:アドレーヌが目覚め次第、銃を持つマーダーに遭遇する前に町の外に出る。】
【名前:鷹丸@謎の村雨城】
[状態]:健康、未知の世界に興味
[武装]:ビームソード@スマブラDX(ナインボルトの支給品)
[所持品]:支給品一式×2(その内の一つはアドレーヌの物)
現在位置:エリア2(D-5)/住宅街の民家
[思考・状況]
第一行動方針:ナインボルトを待つ。
第二行動方針:ナインボルト来たら、町の外に出る。
第三行動方針:ナインボルトとアドレーヌを守る
第四行動方針:協力者と合流する(ナインボルトの仲間とも合流する)
第五行動方針:時間が許すのなら、ナインボルトからもっと他の世界のことの話を聞きたい
最終行動方針:主催者を倒す
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
備考:共通思考:アドレーヌが目覚め次第、銃を持つマーダーに遭遇する前に町の外に出る。】
[状態]:健康、未知の世界に興味
[武装]:ビームソード@スマブラDX(ナインボルトの支給品)
[所持品]:支給品一式×2(その内の一つはアドレーヌの物)
現在位置:エリア2(D-5)/住宅街の民家
[思考・状況]
第一行動方針:ナインボルトを待つ。
第二行動方針:ナインボルト来たら、町の外に出る。
第三行動方針:ナインボルトとアドレーヌを守る
第四行動方針:協力者と合流する(ナインボルトの仲間とも合流する)
第五行動方針:時間が許すのなら、ナインボルトからもっと他の世界のことの話を聞きたい
最終行動方針:主催者を倒す
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
備考:共通思考:アドレーヌが目覚め次第、銃を持つマーダーに遭遇する前に町の外に出る。】
【名前:アドレーヌ@星のカービィシリーズ
健康状態:健康 落ち着いた
武装:無し(虫取り網はナインボルトが持っています)
所持品:無し(デイパックは鷹丸が持っています)
現在位置:エリア2(D-5)/住宅街の民家
第一行動方針:早くカービィを捜したい
第二行動方針:早く外に出たい
第三行動方針:デデデ達と合流する
第四行動方針:絵描きセットを手に入れたい
基本行動方針:知り合いと再会し、ゲームからの脱出
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
ゲームに参加しているカービィをゲーム版カービィであり、ふざけていると思い込んでいます。
気絶する前は錯乱状態だったので、第三行動方針以降の考えは吹っ飛んでいる可能性があります。】
健康状態:健康 落ち着いた
武装:無し(虫取り網はナインボルトが持っています)
所持品:無し(デイパックは鷹丸が持っています)
現在位置:エリア2(D-5)/住宅街の民家
第一行動方針:早くカービィを捜したい
第二行動方針:早く外に出たい
第三行動方針:デデデ達と合流する
第四行動方針:絵描きセットを手に入れたい
基本行動方針:知り合いと再会し、ゲームからの脱出
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
ゲームに参加しているカービィをゲーム版カービィであり、ふざけていると思い込んでいます。
気絶する前は錯乱状態だったので、第三行動方針以降の考えは吹っ飛んでいる可能性があります。】
【ポーラ@MOTHER2】
[健康状態]:気絶 肉体的にも精神的にも極限まで疲労 PP消費
[武装]:無し
[所持品]:支給品 折れた巨人のナイフ@ゼルダの伝説 時のオカリナ インスタントラーメン、ミネラルウォーター、固形燃料×数量
現在位置:D-5…雑貨屋
[第一行動方針]:仲間達を捜す
[基本行動方針]:ゲームに乗らず、仲間達と合流する
[最終行動方針]:仲間達とゲームからの脱出 】
[健康状態]:気絶 肉体的にも精神的にも極限まで疲労 PP消費
[武装]:無し
[所持品]:支給品 折れた巨人のナイフ@ゼルダの伝説 時のオカリナ インスタントラーメン、ミネラルウォーター、固形燃料×数量
現在位置:D-5…雑貨屋
[第一行動方針]:仲間達を捜す
[基本行動方針]:ゲームに乗らず、仲間達と合流する
[最終行動方針]:仲間達とゲームからの脱出 】
【フォックス・マクラウド@スターフォックスシリーズ 死亡】
※[所持品]:支給品 デザートイーグル@実弾兵器/残り6発 KATANA@MOTHER インスタントラーメン、ミネラルウォーター、固形燃料×数量
現在位置:D-5…雑貨屋
※[所持品]:支給品 デザートイーグル@実弾兵器/残り6発 KATANA@MOTHER インスタントラーメン、ミネラルウォーター、固形燃料×数量
現在位置:D-5…雑貨屋
【ロイド(MOTHER) 死亡】
※所持品:支給品一式×2(ピットの分含む) デデデの支給品一式(武器含む) 鉄の剣 新しい角材(MOTHER3)
現在位置:D-5…雑貨屋
※所持品:支給品一式×2(ピットの分含む) デデデの支給品一式(武器含む) 鉄の剣 新しい角材(MOTHER3)
現在位置:D-5…雑貨屋
もうとっくにネスが港から立ち去った後。
水に数十秒以上沈んでいたにも関わらず、リュカは生きていた。
ようやくリュカは目覚め、ようやくそこが海の中である事を悟った。
――早く、海面へ出なければ!
リュカは焦って上へ泳ごうとしたが――その必要は無かった。
たいした深さではなかったのだ。港、と言ってもここの舗装は甘かったし、せいぜい一メートル程度の深さしか無いような場所すらあった。
もちろん、早く海面に出て、リュカは海水を吐き出した後、大きく空気を吸い込んだ。
――ようやく、頭がはっきりしてきた。
どういうわけか、不思議と苛立ちとか、そういう感情は湧かなかったが、それでも自分を吹っ飛ばした赤い帽子の少年の事だけははっきりと覚えていた。
あの少年もほとんど自分が使うPKLOVEと同じ性質のPSIを使っていた。
そう――やはり油断出来ないのだ。
法に縛られず相手を殺せる=相手は自分も殺せるのだから。
もうこんなミスをするものか。
水に数十秒以上沈んでいたにも関わらず、リュカは生きていた。
ようやくリュカは目覚め、ようやくそこが海の中である事を悟った。
――早く、海面へ出なければ!
リュカは焦って上へ泳ごうとしたが――その必要は無かった。
たいした深さではなかったのだ。港、と言ってもここの舗装は甘かったし、せいぜい一メートル程度の深さしか無いような場所すらあった。
もちろん、早く海面に出て、リュカは海水を吐き出した後、大きく空気を吸い込んだ。
――ようやく、頭がはっきりしてきた。
どういうわけか、不思議と苛立ちとか、そういう感情は湧かなかったが、それでも自分を吹っ飛ばした赤い帽子の少年の事だけははっきりと覚えていた。
あの少年もほとんど自分が使うPKLOVEと同じ性質のPSIを使っていた。
そう――やはり油断出来ないのだ。
法に縛られず相手を殺せる=相手は自分も殺せるのだから。
もうこんなミスをするものか。
リュカは、港のコンクリートに攀じ登りながら、決心した。
そう――今は休んで、今度こそあの赤帽子を――
そう――今は休んで、今度こそあの赤帽子を――
【名前:リュカ@MOTHER3
健康状態:全身に軽傷 左腕に軽い傷 左脚に軽傷(出血は止まった) 激しく疲労 激しくPP消費
武装:仮面の男の服@MOTHER3 リップステッキ@スマブラDX(残り回数11回)
所持品:支給品一式×3(ナナ、ポポの分含む)
現在位置:A-4/港
第一行動方針:住宅街に向かい、人を探す。
第二行動方針:今は休む場所を捜す。
第三行動方針:自分と無関係な人は殺していく。
第四行動方針:ダスター、クマトラ、ボニーは他の誰かに殺してもらう。
基本行動方針:色々な人と協力(利用)し、優勝する。
最終行動方針:優勝して、母と兄とダスター達を蘇らせる。】
健康状態:全身に軽傷 左腕に軽い傷 左脚に軽傷(出血は止まった) 激しく疲労 激しくPP消費
武装:仮面の男の服@MOTHER3 リップステッキ@スマブラDX(残り回数11回)
所持品:支給品一式×3(ナナ、ポポの分含む)
現在位置:A-4/港
第一行動方針:住宅街に向かい、人を探す。
第二行動方針:今は休む場所を捜す。
第三行動方針:自分と無関係な人は殺していく。
第四行動方針:ダスター、クマトラ、ボニーは他の誰かに殺してもらう。
基本行動方針:色々な人と協力(利用)し、優勝する。
最終行動方針:優勝して、母と兄とダスター達を蘇らせる。】
【ロイド@MOTHER 死亡】
【フォックス・マクラウド@スターフォックスシリーズ 死亡】
【残り42人】
【フォックス・マクラウド@スターフォックスシリーズ 死亡】
【残り42人】