龍宮♂と刹那♀
やけに寒い日というのは、いつも崩して着ている制服を正しく着服させる効果がある。
やけに寒い日というのは、いつも崩して着ている制服を正しく着服させる効果がある。
と思うのは俺だけだろうか?
朝からくだらない事を考えながら寒空の下、学校へと向かう。
朝からくだらない事を考えながら寒空の下、学校へと向かう。
今日の仕事は何だったか。
楽しくもなんともない予定を白い息を見つめながら思い出していた。
楽しくもなんともない予定を白い息を見つめながら思い出していた。
「龍宮ー!」
しばらくすると後ろから誰かが追いかけて来て、ちょこんと俺の隣にやってきた。
「刹那、か」
「あぁ、おはよう」
「おはよう」
相変わらず小さい奴だ。
ちょろちょろ動き回っては隣にきて。
こんな奴が戦闘に参加するなど誰が思うだろうか。
ちょろちょろ動き回っては隣にきて。
こんな奴が戦闘に参加するなど誰が思うだろうか。
「なぁ龍宮、今日の放課後私に付き合ってくれないか?」
「…?構わないが」
「決まりだなっ」
一言呟いて手を差し出された。
その手を握り返すととても冷たくて、少しためらったがそのまま自分のポケットへ突っ込んでしまった。
その手を握り返すととても冷たくて、少しためらったがそのまま自分のポケットへ突っ込んでしまった。
「た、龍宮ぁ!?」
「ん。な、なんだ…その、寒いだろ」
自分でした事なのに次に何したら良いのかわからなくなってしまった。
我ながら情けない。
我ながら情けない。
「龍宮。あのだな」
「何も言うなっ」
ひたすら前をむくしかなくなってしまった。
仕事仲間といえど女の子の手をだな、うむ。
仕事仲間といえど女の子の手をだな、うむ。
黙り込んでしまった俺に刹那はどう思ったのか。
少し手を握り返された、気がした。
少し手を握り返された、気がした。
「あーもう、放課後は別の事しよう。予定が狂った」
「?」
「た、誕生日おめでとう…」
一瞬キョトンとしてしまった。
元々俺より小さいから顔をふせられると表情が読み取れなくて…
かといって覗き込む訳にもいかず。
しょうがないから俺も一言だけ呟いて置いた。
元々俺より小さいから顔をふせられると表情が読み取れなくて…
かといって覗き込む訳にもいかず。
しょうがないから俺も一言だけ呟いて置いた。
「こんなぶっきらぼうに祝いの言葉を貰ったのは初めてだよ」
と。
寒いからといって天気が悪いわけじゃないさ。
こんな朝も悪くはないさ。
こんな朝も悪くはないさ。