450と430とユーザーのやり取り。強敵に襲われたユーザー。
「落ち着け。まだ傷すら負ってないのにレスタはまだ早い。・・・チョット待て。なんだその恍惚そうな表情は。」
敵が近寄ってすらないのに、必死にレスタ.役に立ったと勘違いして頬を染める450.
「待て!それは敵だ!お前の主人はこっちだ!帰って来い!。どちらにおられますかって、右だ右!違う!そっちは左だ!
ええい・・・(430を探しています。お待ちください」
敵を10秒程見つめた後、主人ではないのに気が付き半ベソでおろおろしながら、駆け寄ってきた主人の足にしがみ付く430.
合成に失敗した場合。
「・・・まぁ仕方ないな。こういう時もあっ・・・ん・・・?待て!脱ぎだすんじゃないッ!
残念そうにしながら首のヒモに手をかけるんじゃあないッ!何故頬を染める!
だいたい・・・ズボンにも手をかけるな!何故下から脱がすんだ!」
失敗して何かを勘違いしている450.
「またモノメイトか・・・・」首をかしげる430.
「俺はだな。このファントムラインが欲しいんだ。乗ってるだろこの雑誌に。」ニコニコしながら見る430
「そうそう。それだ。俺が何を言いたいのか分かるな?」430(くきゅるるる←お腹が減った音
「なんだ、お腹が空いてるのか。このモノメイトでも食べるか?ん?美味い?よしよし、味わって食べろよ?
口当たりがぼそぼそする?ほら、ミックスジュースでも飲め。幸せ?それはいいことだ。いいか?幸せってのは・・・」
失敗して合成のなんたるかを説明しているうちに、違う方向へと盛大に突っ走る主人。
PMデバイス0を間違って買ってきて、それを持って部屋に入った時。
「ん?どうした?あぁ、これかこれは間違っ・・・何故お前がライフルを持ってるッ」銃口が頭の辺りに上がっていく。
「OKOK・・・.落ち着こう落ち着こう。よぉ~しイイコだ・・・深呼吸だ!深呼吸!待て!ライフルを持ったままするんじゃあないッ!
うおっ!ああっ怒ってない怒ってないぞ!ほら、目を見ろ!この目を見てくれ!殺し合い?違う!それは違うぞ450!
話し合いだ、話し合い!話せば分かる。・・・な?」
生命の危険を感じた主人。
「うをっ!それは食べ物じゃないぞ430!何?美味しそう?これはな、そう・・・アレだ。苦いんだ苦い!
そうだ。苦いんだぞ?食べたら舌が麻痺して、頭がグルグルしてとっても不味いんだ。
分かったか?そーかそーか。それじゃそれをこっちに・・・一口だけ?ああっおまっ!こっちのセレブケーキのが・・・」
PMデバイスを放置しておいたら口にしそうな430に焦る主人
買い物に出かけた時。
「こっちに掘り出し物のライフルがあります?とりあえず見てみるk・・・だんだんと下着売り場に近づいてる気がするんだが・・・?
気のせい?なら構わんが・・・って明らかに下着売り場だろうが!って、もう下着を手に持ってるッ!?動きが早すっ・・・・
試着室はこちらでございます?おい!定員ッ余計なコトを口走るんじゃない!殺すぞ!
とっとと行くぞ450・・・っていねぇっ!とてもお似合いです?定員は客に優しいんだよ!騙されるな!
ん・・・?俺の財布・・・ちょっ・・・ぁぁぁぁ・・・・」
買い物に出かけて10分で80万メセタ消費しながら痛い視線を浴びる主人。
「あー。悪かった悪かった。後で何か買ってやるからもう泣くんじゃない。その風船はなんだ?お姉さんに貰った?
仕方のないヤツだな・・・でも次来る時は、迷子広場じゃなくて、自分で俺を見つけような?。」
インターホンで呼び出された。
一日が終わってベッドに入って就寝。
「さて、電気を消すか・・・・なんだこの蛍光ライトは・・・消したらムードが出ない?まぁ確かにそうだな・・・って!
何故お前がここに・・・アッ・・・やめ・・・ちょ・・・・アッー!。」
俺はパシリの選択を間違えたようだ
「全部電気も消したし、寝るとするか・・・ん?あの明かりは?・・・あのな。食べたいなら食べたいで言えばいいんだよ。
じゃあこれもいい?待て待て。そんなに食べたら虫歯ができるぞ?ああ、そうだ。痛いぞー歯医者さんは・・・
キュイーンガリガリって・・・
冷蔵庫を開けて、ブリザードアイスを頬張る430.
「落ち着け。まだ傷すら負ってないのにレスタはまだ早い。・・・チョット待て。なんだその恍惚そうな表情は。」
敵が近寄ってすらないのに、必死にレスタ.役に立ったと勘違いして頬を染める450.
「待て!それは敵だ!お前の主人はこっちだ!帰って来い!。どちらにおられますかって、右だ右!違う!そっちは左だ!
ええい・・・(430を探しています。お待ちください」
敵を10秒程見つめた後、主人ではないのに気が付き半ベソでおろおろしながら、駆け寄ってきた主人の足にしがみ付く430.
合成に失敗した場合。
「・・・まぁ仕方ないな。こういう時もあっ・・・ん・・・?待て!脱ぎだすんじゃないッ!
残念そうにしながら首のヒモに手をかけるんじゃあないッ!何故頬を染める!
だいたい・・・ズボンにも手をかけるな!何故下から脱がすんだ!」
失敗して何かを勘違いしている450.
「またモノメイトか・・・・」首をかしげる430.
「俺はだな。このファントムラインが欲しいんだ。乗ってるだろこの雑誌に。」ニコニコしながら見る430
「そうそう。それだ。俺が何を言いたいのか分かるな?」430(くきゅるるる←お腹が減った音
「なんだ、お腹が空いてるのか。このモノメイトでも食べるか?ん?美味い?よしよし、味わって食べろよ?
口当たりがぼそぼそする?ほら、ミックスジュースでも飲め。幸せ?それはいいことだ。いいか?幸せってのは・・・」
失敗して合成のなんたるかを説明しているうちに、違う方向へと盛大に突っ走る主人。
PMデバイス0を間違って買ってきて、それを持って部屋に入った時。
「ん?どうした?あぁ、これかこれは間違っ・・・何故お前がライフルを持ってるッ」銃口が頭の辺りに上がっていく。
「OKOK・・・.落ち着こう落ち着こう。よぉ~しイイコだ・・・深呼吸だ!深呼吸!待て!ライフルを持ったままするんじゃあないッ!
うおっ!ああっ怒ってない怒ってないぞ!ほら、目を見ろ!この目を見てくれ!殺し合い?違う!それは違うぞ450!
話し合いだ、話し合い!話せば分かる。・・・な?」
生命の危険を感じた主人。
「うをっ!それは食べ物じゃないぞ430!何?美味しそう?これはな、そう・・・アレだ。苦いんだ苦い!
そうだ。苦いんだぞ?食べたら舌が麻痺して、頭がグルグルしてとっても不味いんだ。
分かったか?そーかそーか。それじゃそれをこっちに・・・一口だけ?ああっおまっ!こっちのセレブケーキのが・・・」
PMデバイスを放置しておいたら口にしそうな430に焦る主人
買い物に出かけた時。
「こっちに掘り出し物のライフルがあります?とりあえず見てみるk・・・だんだんと下着売り場に近づいてる気がするんだが・・・?
気のせい?なら構わんが・・・って明らかに下着売り場だろうが!って、もう下着を手に持ってるッ!?動きが早すっ・・・・
試着室はこちらでございます?おい!定員ッ余計なコトを口走るんじゃない!殺すぞ!
とっとと行くぞ450・・・っていねぇっ!とてもお似合いです?定員は客に優しいんだよ!騙されるな!
ん・・・?俺の財布・・・ちょっ・・・ぁぁぁぁ・・・・」
買い物に出かけて10分で80万メセタ消費しながら痛い視線を浴びる主人。
「あー。悪かった悪かった。後で何か買ってやるからもう泣くんじゃない。その風船はなんだ?お姉さんに貰った?
仕方のないヤツだな・・・でも次来る時は、迷子広場じゃなくて、自分で俺を見つけような?。」
インターホンで呼び出された。
一日が終わってベッドに入って就寝。
「さて、電気を消すか・・・・なんだこの蛍光ライトは・・・消したらムードが出ない?まぁ確かにそうだな・・・って!
何故お前がここに・・・アッ・・・やめ・・・ちょ・・・・アッー!。」
俺はパシリの選択を間違えたようだ
「全部電気も消したし、寝るとするか・・・ん?あの明かりは?・・・あのな。食べたいなら食べたいで言えばいいんだよ。
じゃあこれもいい?待て待て。そんなに食べたら虫歯ができるぞ?ああ、そうだ。痛いぞー歯医者さんは・・・
キュイーンガリガリって・・・
冷蔵庫を開けて、ブリザードアイスを頬張る430.
定員→店員orz
飽きずに投下
今回は風呂編で
どうも451の主人の沼雄です。
あれからどうにかミッションを終え部屋に帰ってきました。
そこまではよかったです。
まぁ、それまでに451は例によって例のごとくアレでしたが…。
いつもなら無視するのですが今ばかりはそうともいきません。
なぜなら…
「いいじゃないですかぁ!」
「よくない!」
シャワールームと脱衣所を区切っている扉がガタガタと音を立てている。
片や開けるまいとし
片や開けようとし戦っている。
この防衛線を超えられたら何されるかわかったものではない。
普通なら一緒にお風呂でムフフな展開なのだろうが451に限ってはそうもいかない。
「以前やろうとしたことを思い出せ!あんなことされたら誰だって嫌がるわい!」
「以前?……ハァハァハァハァハァ」
以前、451が血迷ってやったことを思い出し急に息を荒げる。
いかん、ヤブヘビだったか。
「もう一回ぐらいやりましょうよぉ…ハァハァ」
「断る!」
先ほどよりも強い力が加わる。
これが欲望の力というものか…。
「もう一回だけ『ご主人様のあらゆるところをを隅々まで洗おう』をやりましょうよぉ…ハァハァハァ」
「断るといってるだろ!それにあれは未遂だ!」
前回は油断して451の乱入を許してしまった。
そのおかげで男として大切な何かを失うところだった。
「今度こそ完遂しますからぁ」
「せんでいい!」
だいぶ腰にタオルを巻いた状態でこの攻防をやっているのでいい加減体が冷えてきた。
その上、手がしびれてきており限界が近づいてきた。
「ハァハァハァハァハァ」
向こうは別の意味で限界のようだが…。
すると
「……そうですかご主人様は私が嫌いなのですね」
突如、扉にかかる力が抜けたと思ったら悲しげな声が聞こえた。
「え?」
今回は風呂編で
どうも451の主人の沼雄です。
あれからどうにかミッションを終え部屋に帰ってきました。
そこまではよかったです。
まぁ、それまでに451は例によって例のごとくアレでしたが…。
いつもなら無視するのですが今ばかりはそうともいきません。
なぜなら…
「いいじゃないですかぁ!」
「よくない!」
シャワールームと脱衣所を区切っている扉がガタガタと音を立てている。
片や開けるまいとし
片や開けようとし戦っている。
この防衛線を超えられたら何されるかわかったものではない。
普通なら一緒にお風呂でムフフな展開なのだろうが451に限ってはそうもいかない。
「以前やろうとしたことを思い出せ!あんなことされたら誰だって嫌がるわい!」
「以前?……ハァハァハァハァハァ」
以前、451が血迷ってやったことを思い出し急に息を荒げる。
いかん、ヤブヘビだったか。
「もう一回ぐらいやりましょうよぉ…ハァハァ」
「断る!」
先ほどよりも強い力が加わる。
これが欲望の力というものか…。
「もう一回だけ『ご主人様のあらゆるところをを隅々まで洗おう』をやりましょうよぉ…ハァハァハァ」
「断るといってるだろ!それにあれは未遂だ!」
前回は油断して451の乱入を許してしまった。
そのおかげで男として大切な何かを失うところだった。
「今度こそ完遂しますからぁ」
「せんでいい!」
だいぶ腰にタオルを巻いた状態でこの攻防をやっているのでいい加減体が冷えてきた。
その上、手がしびれてきており限界が近づいてきた。
「ハァハァハァハァハァ」
向こうは別の意味で限界のようだが…。
すると
「……そうですかご主人様は私が嫌いなのですね」
突如、扉にかかる力が抜けたと思ったら悲しげな声が聞こえた。
「え?」
いきなりの事にうまく反応できない。
「いっつもつれない言葉でしか返してくれないじゃないですか。私がこんなに慕っているというのに…」
一瞬『やり方が間違っているだろ』と思ったがすすり泣く声でその思いも吹き飛んだ。
「い、いや。そういうわけではなくてだな…」
「じゃあ、なんなんですの?私が嫌いならこのようなことはしないはずじゃありませんの?」
「た、確かに451に冷たかったかなと思うときもあるよ。なんていうか、いろいろともう少しおとなしく…ね」
自分でもいいわけじみてると思っているがすすり泣く声で言葉が続かない。
「わかったよ。今回だけだからな…」
先ほどまで開けまいとしていた扉を開く。
そこには背中を向け床に『の』の字を書いている水着姿の451がいた。
「451…」
「……はい」
涙目の顔を上げ暗い返事をする。
「今回だけだからな?」
「…いいんですか?」
「何もしなければな。それとその水着は脱ぐなよ」
「はい!」
涙でぬれた顔を手でこすり笑顔を向ける。
その笑顔を見てこんな顔もできるんだなと思った。
そう思いつつ二人でシャワールームへ入った。
「……ッフ」
なにか背筋に氷を当てられたかのように悪寒が走る。
「どうかしました?」
振り返るとキョトンとした顔をこちらに向けていた。
「い、いやなんでもない」
「これでご主人様と…イヤンイヤンイヤン」
後ろで小さくつぶやく声に地雷を踏んでしまったと思った。
しかし、今更なかったことにするわけにもいかない。
「さぁ、ご主人さまぁ。お体を洗いましょうねぇ」
いつの間に用意したのか泡だったスポンジを持ってこちらへ迫ってくる。
そんなこちらの考えを知ってかしらずかスポンジを持った手と反対の手をワキワキさせながらにじり寄ってくる。
こころなしか口からよだれがたれているように見える。
「え、あ、ちょっと待っ。ア"ーーーーー」
何とか最終防衛線は守ったが他の部分をこれ以上とないくらい現れたことを記しておく。
「いっつもつれない言葉でしか返してくれないじゃないですか。私がこんなに慕っているというのに…」
一瞬『やり方が間違っているだろ』と思ったがすすり泣く声でその思いも吹き飛んだ。
「い、いや。そういうわけではなくてだな…」
「じゃあ、なんなんですの?私が嫌いならこのようなことはしないはずじゃありませんの?」
「た、確かに451に冷たかったかなと思うときもあるよ。なんていうか、いろいろともう少しおとなしく…ね」
自分でもいいわけじみてると思っているがすすり泣く声で言葉が続かない。
「わかったよ。今回だけだからな…」
先ほどまで開けまいとしていた扉を開く。
そこには背中を向け床に『の』の字を書いている水着姿の451がいた。
「451…」
「……はい」
涙目の顔を上げ暗い返事をする。
「今回だけだからな?」
「…いいんですか?」
「何もしなければな。それとその水着は脱ぐなよ」
「はい!」
涙でぬれた顔を手でこすり笑顔を向ける。
その笑顔を見てこんな顔もできるんだなと思った。
そう思いつつ二人でシャワールームへ入った。
「……ッフ」
なにか背筋に氷を当てられたかのように悪寒が走る。
「どうかしました?」
振り返るとキョトンとした顔をこちらに向けていた。
「い、いやなんでもない」
「これでご主人様と…イヤンイヤンイヤン」
後ろで小さくつぶやく声に地雷を踏んでしまったと思った。
しかし、今更なかったことにするわけにもいかない。
「さぁ、ご主人さまぁ。お体を洗いましょうねぇ」
いつの間に用意したのか泡だったスポンジを持ってこちらへ迫ってくる。
そんなこちらの考えを知ってかしらずかスポンジを持った手と反対の手をワキワキさせながらにじり寄ってくる。
こころなしか口からよだれがたれているように見える。
「え、あ、ちょっと待っ。ア"ーーーーー」
何とか最終防衛線は守ったが他の部分をこれ以上とないくらい現れたことを記しておく。
訂正:現れた→洗われた
誤字脱字ありすぎや自分…(´д`;)
誤字脱字ありすぎや自分…(´д`;)
引き金を絞る。銃口から発射される弾丸。矢次に飛ぶそれを、打ち込む。
その弾丸をかいくぐる影。小柄ながら、両手に大きな塊を備え付けた、少女。
弾丸を撃ち込むのは、少々小太りのヒューマンの青年。
決して美形ではないが、妙に愛嬌のある優しい顔付きに伺える。
そんな青年が、銃口を向ける先、少女がまるで風のように踊る。
少しずつ近づく距離。かすれども当たらない弾丸。そして…
「しゅわーっち!」
「くっ…」
青年の足元に、少女の拳が突き刺さり、地面がえぐれる。
飛びずさった青年は弾丸を飛ばす。少女は両の拳でそれを弾き落とす。
距離が開く、そしてつまるの繰り返し。
まるでソレは、熟練した舞踊の様にも、打ち合わせがあった寸劇にも見える。
「しゅっ…しゅっ!」
少女の拳は鋭く、間合いをつめて銃を撃たせないようにけん制している。
青年が押され始める。銃身を使い少女の拳を防ぐので精一杯の様子だ。
そして…
「もらったーっ!」
少女の渾身の一撃が繰り出される。青年は体制を崩しており、交わせない…
ハズだった。
「………!」
青年の姿が、スっと消えた。いや、消えたのではない。
見れば、姿は地面スレスレまで低く構えられており、こちら側に向かってくる。
スライディング…体制を崩した場面での咄嗟の機転。
少女の拳が空を切る。そして、がら空きの顔面へ銃口が向けられ…
「とーっ!」
「へぶっ!?」
銃口が火を噴く前に、少女のもう一方の腕が、すべり来る青年の顔を軽く小突いた。
その弾丸をかいくぐる影。小柄ながら、両手に大きな塊を備え付けた、少女。
弾丸を撃ち込むのは、少々小太りのヒューマンの青年。
決して美形ではないが、妙に愛嬌のある優しい顔付きに伺える。
そんな青年が、銃口を向ける先、少女がまるで風のように踊る。
少しずつ近づく距離。かすれども当たらない弾丸。そして…
「しゅわーっち!」
「くっ…」
青年の足元に、少女の拳が突き刺さり、地面がえぐれる。
飛びずさった青年は弾丸を飛ばす。少女は両の拳でそれを弾き落とす。
距離が開く、そしてつまるの繰り返し。
まるでソレは、熟練した舞踊の様にも、打ち合わせがあった寸劇にも見える。
「しゅっ…しゅっ!」
少女の拳は鋭く、間合いをつめて銃を撃たせないようにけん制している。
青年が押され始める。銃身を使い少女の拳を防ぐので精一杯の様子だ。
そして…
「もらったーっ!」
少女の渾身の一撃が繰り出される。青年は体制を崩しており、交わせない…
ハズだった。
「………!」
青年の姿が、スっと消えた。いや、消えたのではない。
見れば、姿は地面スレスレまで低く構えられており、こちら側に向かってくる。
スライディング…体制を崩した場面での咄嗟の機転。
少女の拳が空を切る。そして、がら空きの顔面へ銃口が向けられ…
「とーっ!」
「へぶっ!?」
銃口が火を噴く前に、少女のもう一方の腕が、すべり来る青年の顔を軽く小突いた。
「もー、ヒュマ助!何でこんなに戦闘弱いのさー」
442からタオルとボトルの水を受け取った422が、汗を拭きながら言う。
「だって…僕はフォルテガンナーだよ?近接攻撃はあまり…」
「何いってるのよ!現場でそんな生易しい事言ってらんないわよ!」
ぺちっ、とでこピンを見舞う422。あいたっ…という声を上げるヒュマ助。
コロニーの一角。トレーニングセンターの様な施設。
今日は、422とヒュマ助が組み手と言う形で模擬戦を繰り広げていた。
「ま、ヒュマ助の負けは負けだし、今晩はボクの大好物いーっぱい作ってよね!」
「う、解ったよ。カニ玉でも春巻きでも、作りますよぅ…」
「にへ…wやったー!w」
どうやら、賭け事もあった様子。最も、内容はたわいの無い事の様だが。
「お疲れ様です、ヒュマ助様」
422に渡したのと同じ、ボトルの水とタオルを小脇に抱えて、442が歩み寄る。
どうぞ、と手渡された水を一口飲んで、ほっと息を吐くヒュマ助。
「422はアレはアレでヒュマ助様を心配しておりますので…」
「解ってるよ。でも、筋力ないからガンナーの道を選んだんだけどなぁ…」
「少し、鍛えてみてはどうですか?」
「うぅ…筋トレとか辛い運動は苦手なんだよね…」
床にぱたりと四肢を投げ出すヒュマ助。そこに飛び込んでくる422。
「だーらしないなぁ!ほら、ボクが何本でも付き合うから!」
襟元を持って引っ張る422。ズルズルと引きづられるヒュマ助。
顔はちょっと苦笑い。勘弁してー…と小さく聞こえてくる。
「頑張って下さいね、ヒュマ助様?」
それを、少し微笑んで見送る、442であった。
442からタオルとボトルの水を受け取った422が、汗を拭きながら言う。
「だって…僕はフォルテガンナーだよ?近接攻撃はあまり…」
「何いってるのよ!現場でそんな生易しい事言ってらんないわよ!」
ぺちっ、とでこピンを見舞う422。あいたっ…という声を上げるヒュマ助。
コロニーの一角。トレーニングセンターの様な施設。
今日は、422とヒュマ助が組み手と言う形で模擬戦を繰り広げていた。
「ま、ヒュマ助の負けは負けだし、今晩はボクの大好物いーっぱい作ってよね!」
「う、解ったよ。カニ玉でも春巻きでも、作りますよぅ…」
「にへ…wやったー!w」
どうやら、賭け事もあった様子。最も、内容はたわいの無い事の様だが。
「お疲れ様です、ヒュマ助様」
422に渡したのと同じ、ボトルの水とタオルを小脇に抱えて、442が歩み寄る。
どうぞ、と手渡された水を一口飲んで、ほっと息を吐くヒュマ助。
「422はアレはアレでヒュマ助様を心配しておりますので…」
「解ってるよ。でも、筋力ないからガンナーの道を選んだんだけどなぁ…」
「少し、鍛えてみてはどうですか?」
「うぅ…筋トレとか辛い運動は苦手なんだよね…」
床にぱたりと四肢を投げ出すヒュマ助。そこに飛び込んでくる422。
「だーらしないなぁ!ほら、ボクが何本でも付き合うから!」
襟元を持って引っ張る422。ズルズルと引きづられるヒュマ助。
顔はちょっと苦笑い。勘弁してー…と小さく聞こえてくる。
「頑張って下さいね、ヒュマ助様?」
それを、少し微笑んで見送る、442であった。
結局、何十本と繰り返された模擬戦で、ヒュマ助は一本も422から勝ちを取れなかった。
少々ぐったりとした様子で、帰りの道を歩くヒュマ助。
「もー、本当に体力ないよねー…ヒュマ助って」
「いうなよぉ…地味に気にしているんだぞ?僕だって…」
「仕方がありませんよ。ヒュマ助様は人間、私達は機械ですよ?422」
「そーだけどさー…ボクらが見てきた他のガーディアンズの人だってさー」
「他は、他。ヒュマ助様はヒュマ助様です。ですよね?ヒュマ助様」
「そ、それはそうだけど…」
442に言いくるめられる422。ソレ見て微笑むヒュマ助。
「とにかく、ボクの全勝なんだから、今夜はご馳走ね?」
「はいはい。そうだね…鳥一匹丸ごとフルコースにする?」
「うわぁ…一匹分全部食べていいの?いいの?」
「ふふ、422は本当に一匹丸ごと食べれそうですものね」
和気藹々。仲良く帰宅の道を辿る飯店一家。
「そうだ、ちょっとショッピングモールで材料を買い足さないと…」
「はいはーぃ、ボク荷物持つよ!持つよ!」
「あはは、ありがとう422」
「だからね、だからね(ジュルリ」
「ふふ、422?アイスが食べたいんでしょう?」
「ピンポーン!」
はしゃぐ422、上手に手綱を操る442。本当に、姉妹の様な二人。
ソレを見て、心から安堵の気持ちに浸るヒュマ助。
「それじゃぁ、手早く買い物を済ませて家に…」
―ズダー…ン……
一発の銃声に、ヒュマ助の声はかき消された。
少々ぐったりとした様子で、帰りの道を歩くヒュマ助。
「もー、本当に体力ないよねー…ヒュマ助って」
「いうなよぉ…地味に気にしているんだぞ?僕だって…」
「仕方がありませんよ。ヒュマ助様は人間、私達は機械ですよ?422」
「そーだけどさー…ボクらが見てきた他のガーディアンズの人だってさー」
「他は、他。ヒュマ助様はヒュマ助様です。ですよね?ヒュマ助様」
「そ、それはそうだけど…」
442に言いくるめられる422。ソレ見て微笑むヒュマ助。
「とにかく、ボクの全勝なんだから、今夜はご馳走ね?」
「はいはい。そうだね…鳥一匹丸ごとフルコースにする?」
「うわぁ…一匹分全部食べていいの?いいの?」
「ふふ、422は本当に一匹丸ごと食べれそうですものね」
和気藹々。仲良く帰宅の道を辿る飯店一家。
「そうだ、ちょっとショッピングモールで材料を買い足さないと…」
「はいはーぃ、ボク荷物持つよ!持つよ!」
「あはは、ありがとう422」
「だからね、だからね(ジュルリ」
「ふふ、422?アイスが食べたいんでしょう?」
「ピンポーン!」
はしゃぐ422、上手に手綱を操る442。本当に、姉妹の様な二人。
ソレを見て、心から安堵の気持ちに浸るヒュマ助。
「それじゃぁ、手早く買い物を済ませて家に…」
―ズダー…ン……
一発の銃声に、ヒュマ助の声はかき消された。
「銃声…!?」
「モールの方からでしたね」
「何か、事件かな…」
銃声に続いて、少々離れた場所から上がる悲鳴や喧騒。ザワザワとした音響。
3人は、そんな人だかりが出来た場所へと足を進める。
コロニー区域では基本的に武器の所持は出来てもトランサーから出してはならない。
禁止されているはずのコロニー内で、其処にいた男達は手に手に武器を構えている。
「見せモンじゃねぇぞ!」
「散れよ!殺されてぇのか?あぁ?」
店の中、店員と思われる少女へ銃を突きつけて、喚く一団。
どうやら、強盗などの類の様子。
「あいつらー…店員さんを人質にとって」
「何と言う外道。良心もプライドも無いのでしょうか?」
思い思いの感想を漏らす野次馬と化した442&422。
そんな二人をよそに、あっ…と息を呑むヒュマ助。
「どうかしたのですか?ヒュマ助…」
怪訝そうに聞く442。ヒュマ助の顔は少々困った様子になっている。
「あの店員さん…知り合いかも。よく、お店に来てくれる常連さん…」
見れば、ジタバタするヒューマンの少女は、頻繁に店へ来てくれている…気がする。
「うーん、見てみぬフリってのも…薄情だよねぇ」
「そうですか…?」
「いや、首を突っ込むのは危険だけど、知り合いだし…」
助けたいけど危険な目に合いたくない&合わせたくない。そんな考えが脳裏を過ぎる。
ちょっと迷っている様な表情で、事の成り行きを見守る飯店一行。
しかし、その膠着を動かす動きがあった…
「モールの方からでしたね」
「何か、事件かな…」
銃声に続いて、少々離れた場所から上がる悲鳴や喧騒。ザワザワとした音響。
3人は、そんな人だかりが出来た場所へと足を進める。
コロニー区域では基本的に武器の所持は出来てもトランサーから出してはならない。
禁止されているはずのコロニー内で、其処にいた男達は手に手に武器を構えている。
「見せモンじゃねぇぞ!」
「散れよ!殺されてぇのか?あぁ?」
店の中、店員と思われる少女へ銃を突きつけて、喚く一団。
どうやら、強盗などの類の様子。
「あいつらー…店員さんを人質にとって」
「何と言う外道。良心もプライドも無いのでしょうか?」
思い思いの感想を漏らす野次馬と化した442&422。
そんな二人をよそに、あっ…と息を呑むヒュマ助。
「どうかしたのですか?ヒュマ助…」
怪訝そうに聞く442。ヒュマ助の顔は少々困った様子になっている。
「あの店員さん…知り合いかも。よく、お店に来てくれる常連さん…」
見れば、ジタバタするヒューマンの少女は、頻繁に店へ来てくれている…気がする。
「うーん、見てみぬフリってのも…薄情だよねぇ」
「そうですか…?」
「いや、首を突っ込むのは危険だけど、知り合いだし…」
助けたいけど危険な目に合いたくない&合わせたくない。そんな考えが脳裏を過ぎる。
ちょっと迷っている様な表情で、事の成り行きを見守る飯店一行。
しかし、その膠着を動かす動きがあった…
「ちょーっと待ったーっ!」
人垣の先、其処に、堂々と絶ち構える影が一つ。
「暴漢めっ!人質とって脅迫とは悪の風上にも置けないゲロー!」
「あぁん?何だてめぇ!」
下郎、といいたかっただろうか?妙にカエルの鳴き声っぽい可愛い響きだったけど。
「正義のナックルマスター、にゃんぽこ仮面、推参!!」
猫顔帽子で目元まで隠した、小柄な背丈の少女が一人。ていうか…
「ヒュマ助様、もしかしてあれ…」
「うん、もしかしなくても422だと思う…」
面倒ごとになった…とため息をつく442。苦笑いで答えるヒュマ助。
「今すぐその人質さんを離せっ!さもないと…」
―ドゴン…!
地面に拳がめり込み、穴が開く。暴漢が一瞬たじろぐ。
「お前達の顔とかお腹とか大事な場所が、大変な事になるぞ!」
そういって構える422…こと、にゃんぽこ仮面。暴漢たちも間合いをつめる。
そして…
「このクソガキぃぃぃぃ!」
「にゃんぽこ仮面って言ってるだろ!あほちーーーん!」
派手な乱闘が始まる。422の動きはすばやく、暴漢達が束になっても捕まらない。
逆に、隙を見せた暴漢が、次々と422の拳によって伸されていく。
瞬く間に、地面にのた打ち回る暴漢と、中央で勝ち誇る422が残った。
人垣の先、其処に、堂々と絶ち構える影が一つ。
「暴漢めっ!人質とって脅迫とは悪の風上にも置けないゲロー!」
「あぁん?何だてめぇ!」
下郎、といいたかっただろうか?妙にカエルの鳴き声っぽい可愛い響きだったけど。
「正義のナックルマスター、にゃんぽこ仮面、推参!!」
猫顔帽子で目元まで隠した、小柄な背丈の少女が一人。ていうか…
「ヒュマ助様、もしかしてあれ…」
「うん、もしかしなくても422だと思う…」
面倒ごとになった…とため息をつく442。苦笑いで答えるヒュマ助。
「今すぐその人質さんを離せっ!さもないと…」
―ドゴン…!
地面に拳がめり込み、穴が開く。暴漢が一瞬たじろぐ。
「お前達の顔とかお腹とか大事な場所が、大変な事になるぞ!」
そういって構える422…こと、にゃんぽこ仮面。暴漢たちも間合いをつめる。
そして…
「このクソガキぃぃぃぃ!」
「にゃんぽこ仮面って言ってるだろ!あほちーーーん!」
派手な乱闘が始まる。422の動きはすばやく、暴漢達が束になっても捕まらない。
逆に、隙を見せた暴漢が、次々と422の拳によって伸されていく。
瞬く間に、地面にのた打ち回る暴漢と、中央で勝ち誇る422が残った。
「この程度かっ!」
キメポーズつきで、挑発よろしく言葉をふっかける422。
―ギリッ…
歯軋り一つ。人質の傍にいたリーダー格の男が、合図を送る。
「な、ちょ…」
422を一度はのされた連中が、手に手に銃器を持って422を再度包囲する。
「ちょっと悪ふざけが過ぎたな、ガキ…」
「…っ」
「蜂の巣にしてやれっ!」
銃口が一斉に422へ向けられる。
(くっ…この数じゃ…捌ききれない…)
直撃やダメージ覚悟で、ナックルを構える422。後ろの野次馬が暴漢をなじる。
「汚ぇぞ!」
「最低!」
「社会のクズー!」
「うるせぇっ!!」
―スダダダダダ…!
天井へ打たれたマシンガンの音に、場が静まり返る。
「次騒ぎやがったらそいつから撃ち殺すぞ…!」
野次馬は完全に沈黙する。そして…
「ガキ…ヒーローごっこは他所でするんだったな…」
引き金に指がかけられる。号令一つで、無数の銃弾が422を襲うだろう。
まさに、引き金が絞られる瞬間…
―ター…ン…
乾いた銃声が響いた。
キメポーズつきで、挑発よろしく言葉をふっかける422。
―ギリッ…
歯軋り一つ。人質の傍にいたリーダー格の男が、合図を送る。
「な、ちょ…」
422を一度はのされた連中が、手に手に銃器を持って422を再度包囲する。
「ちょっと悪ふざけが過ぎたな、ガキ…」
「…っ」
「蜂の巣にしてやれっ!」
銃口が一斉に422へ向けられる。
(くっ…この数じゃ…捌ききれない…)
直撃やダメージ覚悟で、ナックルを構える422。後ろの野次馬が暴漢をなじる。
「汚ぇぞ!」
「最低!」
「社会のクズー!」
「うるせぇっ!!」
―スダダダダダ…!
天井へ打たれたマシンガンの音に、場が静まり返る。
「次騒ぎやがったらそいつから撃ち殺すぞ…!」
野次馬は完全に沈黙する。そして…
「ガキ…ヒーローごっこは他所でするんだったな…」
引き金に指がかけられる。号令一つで、無数の銃弾が422を襲うだろう。
まさに、引き金が絞られる瞬間…
―ター…ン…
乾いた銃声が響いた。
カラン…カラン…
リーダー格の男の手から、銃が落ち床に音を立てて転がる。
「ぐぁっ…くぅ…」
―ター…ン…ター…ン…
「ぐはっ…!?」
「ぐぉっ…!?」
続く銃声に、422を囲んでいた暴漢も、次々と手から銃を落とす。
野次馬がざわつく。銃弾は静かに、だが確実に暴漢の銃を弾き飛ばしていく。
「く、くそっ!一体何がおこっていやがる!?」
人質を取っていた男が身を乗り出す。
目の前では、仲間達が次々と銃を手から落とし、腕を押さえてうずくまっている。
そこに…
―ズダー…ン!
「うぎゃっ…!?」
銃弾が飛び込み、人質を抑える腕…その先の拳銃を打ち落とす。
「ぐぉっ…い、一体…」
「やっと、顔を出してくれてよかった…」
声の方向へ振り返る。そこに…
「今のは威嚇かな…。次は外さないよ」
暴漢の眉間に合わせてハルゴウホウを突きつける、ヒュマ助がいた。
リーダー格の男の手から、銃が落ち床に音を立てて転がる。
「ぐぁっ…くぅ…」
―ター…ン…ター…ン…
「ぐはっ…!?」
「ぐぉっ…!?」
続く銃声に、422を囲んでいた暴漢も、次々と手から銃を落とす。
野次馬がざわつく。銃弾は静かに、だが確実に暴漢の銃を弾き飛ばしていく。
「く、くそっ!一体何がおこっていやがる!?」
人質を取っていた男が身を乗り出す。
目の前では、仲間達が次々と銃を手から落とし、腕を押さえてうずくまっている。
そこに…
―ズダー…ン!
「うぎゃっ…!?」
銃弾が飛び込み、人質を抑える腕…その先の拳銃を打ち落とす。
「ぐぉっ…い、一体…」
「やっと、顔を出してくれてよかった…」
声の方向へ振り返る。そこに…
「今のは威嚇かな…。次は外さないよ」
暴漢の眉間に合わせてハルゴウホウを突きつける、ヒュマ助がいた。
「あ、あの距離から狙って撃ちやがったのか…!?」
「嘘でしょう…?」
「すげぇ…一瞬だったな…」
野次馬達が口々に語りだす。ざわめきは一気に大きな音になり、喧騒と化した。
「で…」
ハルゴウホウを突きつけながら、冷たい笑顔で近づくヒュマ助。
「く、くるんじゃねぇ!!」
人質を盾に、後ずさる暴漢。
「懲りないなぁ。外みてよ?」
言われて、外をチラっと向いた暴漢は、唖然とした。
銃器を手から吹っ飛ばされた暴漢の仲間は、全員地面に倒れて唸っている。
その敗北者の山の上で、二度目の勝ち鬨をあげる422。
その奥の通路から、自警団や警備部の連中が向かってきている。
「さて、どうするの?」
相変わらずのニヤニヤ。しかし、口元は柔らかな笑みを浮かべても、目は…
「く、くそぉぉぉぉぉ!」
腰から予備のハンドガンを引き抜く。迷わず、狙いはヒュマ助の…
―ズダ…ーン…………
響く銃声。人間が倒れ、崩れ落ちる音。そして…
「牢屋で、ちゃーんと反省する事。いいね?」
場に、歓声があがる。安堵の声や賛辞が、止め処なくうまれていく。
その中央には、笑顔で勝ち誇る422と、呆れ顔の442。
そして、人質にされた子に抱きつかれている少々小太りな青年がいた。
「嘘でしょう…?」
「すげぇ…一瞬だったな…」
野次馬達が口々に語りだす。ざわめきは一気に大きな音になり、喧騒と化した。
「で…」
ハルゴウホウを突きつけながら、冷たい笑顔で近づくヒュマ助。
「く、くるんじゃねぇ!!」
人質を盾に、後ずさる暴漢。
「懲りないなぁ。外みてよ?」
言われて、外をチラっと向いた暴漢は、唖然とした。
銃器を手から吹っ飛ばされた暴漢の仲間は、全員地面に倒れて唸っている。
その敗北者の山の上で、二度目の勝ち鬨をあげる422。
その奥の通路から、自警団や警備部の連中が向かってきている。
「さて、どうするの?」
相変わらずのニヤニヤ。しかし、口元は柔らかな笑みを浮かべても、目は…
「く、くそぉぉぉぉぉ!」
腰から予備のハンドガンを引き抜く。迷わず、狙いはヒュマ助の…
―ズダ…ーン…………
響く銃声。人間が倒れ、崩れ落ちる音。そして…
「牢屋で、ちゃーんと反省する事。いいね?」
場に、歓声があがる。安堵の声や賛辞が、止め処なくうまれていく。
その中央には、笑顔で勝ち誇る422と、呆れ顔の442。
そして、人質にされた子に抱きつかれている少々小太りな青年がいた。
「はぅぅぅ…」
「うぅぅ…。ひどい目にあったね…422」
「全く。二人とも、アレくらいですんで良かった位ですよ?」
完全にクタクタの422&ヒュマ助。その前には、呆れた表情の442。
結局、暴漢達は駆けつけた警備担当者に捕まった。
ヒュマ助達は…といえば、勝手な事をするな!と婦警ヒュマ子にこっ酷く絞られた。
実に数時間お小言を食らい反省文を書かされて、要約解放された所だ。
「コレに懲りて、422は勝手な事は控えるように。いいですね?」
「えー、で、でも…」
「でももへちまもありません!全く…ヒーローごっこじゃないんですからね?」
続いて442のお小言も始まろうとしている。うんざりな顔をする422。
それを見て、やれやれ…と苦笑するヒュマ助。そこに…
「ヒュマ助…さん」
「え…?」
声の方へ振り返ると、あの時人質になっていた子が佇んでいる。
「助けてくれて…有難う御座いました…!」
「え…ぁ…う、うん。無事で、良かったよ」
気まずいムード。後ろでは、ギャアギャアと442のお小言と422の口答えが聞こえる。
「怪我とか、無い?」
「お陰様で。その、…な、何ともないです」
何か話さないと…。焦るヒュマ助。しどろもどろな二人。
時間だけが、過ぎて行くかのようだった…。
「うぅぅ…。ひどい目にあったね…422」
「全く。二人とも、アレくらいですんで良かった位ですよ?」
完全にクタクタの422&ヒュマ助。その前には、呆れた表情の442。
結局、暴漢達は駆けつけた警備担当者に捕まった。
ヒュマ助達は…といえば、勝手な事をするな!と婦警ヒュマ子にこっ酷く絞られた。
実に数時間お小言を食らい反省文を書かされて、要約解放された所だ。
「コレに懲りて、422は勝手な事は控えるように。いいですね?」
「えー、で、でも…」
「でももへちまもありません!全く…ヒーローごっこじゃないんですからね?」
続いて442のお小言も始まろうとしている。うんざりな顔をする422。
それを見て、やれやれ…と苦笑するヒュマ助。そこに…
「ヒュマ助…さん」
「え…?」
声の方へ振り返ると、あの時人質になっていた子が佇んでいる。
「助けてくれて…有難う御座いました…!」
「え…ぁ…う、うん。無事で、良かったよ」
気まずいムード。後ろでは、ギャアギャアと442のお小言と422の口答えが聞こえる。
「怪我とか、無い?」
「お陰様で。その、…な、何ともないです」
何か話さないと…。焦るヒュマ助。しどろもどろな二人。
時間だけが、過ぎて行くかのようだった…。
「あ、あの…コレを…」
少女が差し出したそれは、カードだった。
手渡されたカードは、ガーディアンズなら誰でも見たことがある、馴染み深い一枚。
パートナーカード…だった。
「えと…一体」
いいかけて、ヒュマ助は口を少女の小さな指で塞がれる。
耳まで赤くなりながら、かすれた声で答える少女。
「今度、その…ヒュマ助さんに何かあったら、私が助けます!」
「え…ぁ、ありがと…?」
ちゃんと言えたのが余程嬉しかったのか、大きく息をつく少女。
にへ…っと微笑んで顔をあげたその姿に、胸をくすぐられる思いがする。
人助けというものも、満更でも無いかもしれない…。
「ま、またお店に行きますから!」
そういって、深々と頭を下げた少女は、そそくさと背を向ける。
「あ、ちょ、ちょっと…」
「私、何時でも暇してますから…あの、呼んで下さいねっ!」
手を振り、走り去る背中を見つめ…ヒュマ助は一つ、苦笑した。
少女が差し出したそれは、カードだった。
手渡されたカードは、ガーディアンズなら誰でも見たことがある、馴染み深い一枚。
パートナーカード…だった。
「えと…一体」
いいかけて、ヒュマ助は口を少女の小さな指で塞がれる。
耳まで赤くなりながら、かすれた声で答える少女。
「今度、その…ヒュマ助さんに何かあったら、私が助けます!」
「え…ぁ、ありがと…?」
ちゃんと言えたのが余程嬉しかったのか、大きく息をつく少女。
にへ…っと微笑んで顔をあげたその姿に、胸をくすぐられる思いがする。
人助けというものも、満更でも無いかもしれない…。
「ま、またお店に行きますから!」
そういって、深々と頭を下げた少女は、そそくさと背を向ける。
「あ、ちょ、ちょっと…」
「私、何時でも暇してますから…あの、呼んで下さいねっ!」
手を振り、走り去る背中を見つめ…ヒュマ助は一つ、苦笑した。
「今の方…」
「うわっ!?び、びっくりした…」
突然耳元で聞こえた声に、驚いて振り返るヒュマ助。
見れば、近くの手すりの上にたって、身長をあわせた位置に442がいた。
「妙にヒュマ助様に優しいんですねぇ…」
「え、そ、そうかなぁ…?」
「告白するかの様でしたよ?見ていて」
「ぶっ!?ち、ちょ、全部見てたの!?」
そう言って、顔を赤らめる主人。その主人をジローっと眺める422。
「まぁ、ヒュマ助様がデレデレとパトカを頂く辺りから、ですね」
「そ、それって殆ど全部じゃないかな…」
「デレデレしていたのは、否定しないんですねぇ…」
「よ、442~…(涙」
ちょっと意地悪な442に、ほとほと申し訳なさそうにするヒュマ助。
「ふふふ。冗談ですよ、ヒュマ助。ちょっと意地悪したくなっただけです」
「うぅぅ…、本当に意地悪だったよ…」
ため息をついて、フと、気が付いたことを口にするヒュマ助。
「あれ、422は…?」
「あぁ、反省させる意味も込めて、買い物の続きを一人で行かせました」
「うわー…、相変わらずの上手な手綱捌きで」
「この程度、ヒュマ助様に比べればそれ程でも御座いませんよ?」
「え、僕…?」
そういって白々しくとぼけるヒュマ助。目が泳いでる泳いでる…
苦笑しながら、442は手すりを飛び降りた。
「うわっ!?び、びっくりした…」
突然耳元で聞こえた声に、驚いて振り返るヒュマ助。
見れば、近くの手すりの上にたって、身長をあわせた位置に442がいた。
「妙にヒュマ助様に優しいんですねぇ…」
「え、そ、そうかなぁ…?」
「告白するかの様でしたよ?見ていて」
「ぶっ!?ち、ちょ、全部見てたの!?」
そう言って、顔を赤らめる主人。その主人をジローっと眺める422。
「まぁ、ヒュマ助様がデレデレとパトカを頂く辺りから、ですね」
「そ、それって殆ど全部じゃないかな…」
「デレデレしていたのは、否定しないんですねぇ…」
「よ、442~…(涙」
ちょっと意地悪な442に、ほとほと申し訳なさそうにするヒュマ助。
「ふふふ。冗談ですよ、ヒュマ助。ちょっと意地悪したくなっただけです」
「うぅぅ…、本当に意地悪だったよ…」
ため息をついて、フと、気が付いたことを口にするヒュマ助。
「あれ、422は…?」
「あぁ、反省させる意味も込めて、買い物の続きを一人で行かせました」
「うわー…、相変わらずの上手な手綱捌きで」
「この程度、ヒュマ助様に比べればそれ程でも御座いませんよ?」
「え、僕…?」
そういって白々しくとぼけるヒュマ助。目が泳いでる泳いでる…
苦笑しながら、442は手すりを飛び降りた。
「昼間の模擬戦、ずーっと手加減していらっしゃったでしょう?」
「あら、バレちゃってた?」
「えぇ。422は気づいて無いようでしたけど。はっきりと」
暴漢の手元にある銃を狙って弾き落とす腕を持つヒュマ助だ。
422に接近される前に422へ銃弾を当てる事は、大した事ではない。
加えて、回避しやすい位置ばかり狙ったり、弾き落とせる数に発砲を抑えたり…
案外、ヒュマ助は本当は近接も出来るのでは…?と、442は思う。
「あちゃー…、内緒ね?」
「勿論です。ですが…」
「解ってるよぅ。何でも言う事聞きますから…」
「そうですか、それでは…」
いうなり、ぴょい…とヒュマ助の首へ抱きつき、膝と背中を抱きかかえさせる。
所謂、「お姫様抱っこ」の姿勢だ。
「422が買い物から戻ってくるまで、このままですからね?」
「う…わ、わかりました…お姫様」
「よろしい…w」
今日は大変だったなぁ…。そう頭の片隅で考え、苦笑するヒュマ助。
結果として、今日一日で一体誰が一番得したのだろうか…?
そう考えて、ヒュマ助は腕の中で満足そうに笑う少女が、一番と思うのだった。
「あら、バレちゃってた?」
「えぇ。422は気づいて無いようでしたけど。はっきりと」
暴漢の手元にある銃を狙って弾き落とす腕を持つヒュマ助だ。
422に接近される前に422へ銃弾を当てる事は、大した事ではない。
加えて、回避しやすい位置ばかり狙ったり、弾き落とせる数に発砲を抑えたり…
案外、ヒュマ助は本当は近接も出来るのでは…?と、442は思う。
「あちゃー…、内緒ね?」
「勿論です。ですが…」
「解ってるよぅ。何でも言う事聞きますから…」
「そうですか、それでは…」
いうなり、ぴょい…とヒュマ助の首へ抱きつき、膝と背中を抱きかかえさせる。
所謂、「お姫様抱っこ」の姿勢だ。
「422が買い物から戻ってくるまで、このままですからね?」
「う…わ、わかりました…お姫様」
「よろしい…w」
今日は大変だったなぁ…。そう頭の片隅で考え、苦笑するヒュマ助。
結果として、今日一日で一体誰が一番得したのだろうか…?
そう考えて、ヒュマ助は腕の中で満足そうに笑う少女が、一番と思うのだった。
長編(そ、そんなに長くは無いけど…)に挑戦致しました。
久しぶりのヒュマ助作者です。ご無沙汰しておりました。
ちょっと、人助けしつつヒュマ助の地味ーな格好良さを表現したく…
ある意味、gdgdな内容ですが此処はあえてご容赦下さい。
ほら、ニャンポコ仮面もいますし、ね!?ね!?(汗
それこそ、英雄の様な格好良さは無いにしろ
こういう地味な活躍の方が、作者もヒュマ助にもぴったりだと思います。
はい、最近魅力的な作品が増えてきた事に刺激を受けて…
次回作も頑張りたいと思います。それでは~
久しぶりのヒュマ助作者です。ご無沙汰しておりました。
ちょっと、人助けしつつヒュマ助の地味ーな格好良さを表現したく…
ある意味、gdgdな内容ですが此処はあえてご容赦下さい。
ほら、ニャンポコ仮面もいますし、ね!?ね!?(汗
それこそ、英雄の様な格好良さは無いにしろ
こういう地味な活躍の方が、作者もヒュマ助にもぴったりだと思います。
はい、最近魅力的な作品が増えてきた事に刺激を受けて…
次回作も頑張りたいと思います。それでは~
いつぞやに書いた420とキャスト男の話。
「炎浄化!炎浄化!ご主人様早く行きましょう!母性のパルムが特に大変なことに!」
キャスト男の周りをぴょんぴょんと跳ね回り、何故か嬉しそうにねだってくる420。
「あぁ、総裁から「炎の絶対防衛線」の説明があったばかりだしな。ところで・・」
420の服(パーツ)をむんずと掴み、お互いに目を――男の方はモノアイなのだが――あわせる。
「暑いからってサウナみたいには痩せないぞ?」
「がびーん!!」
数十年ぐらい前の古臭い効果音を口で言い放ってその場に倒れこむ420。
実は以前ニューデイズ産の「餅」を正月に多量に食べたのだが、それ以来体重を気にしてるようなのだ。
「な、なぜ・・なぜそれを?ご主人様まさか、私のプライバシーを侵害・・」
「任務から帰ってくるたびに部屋で「痩せるぞー!」っていいながらなにかしてるだろ。お前。」
図星だったのか黙り込む420。
「じゃ、じゃあニューデイズの浄化に・・」
「浄化はもう完了してるし、温泉には行かないからな。しかもサウナないし。」
「がちょーん!!?」
数十年ぐらい(略)でまた倒れこむ420。
「も、もういいですよぅ!合成も店番もなにもしませんからね!」
そっぽを向いてドレッシングルームに立て篭もる420。なんだか馬鹿らしくなって来た。
―――数十分後。
「ふぅ、いやいや知り合いからセレブショコラを貰ってしまったよ。」
聞こえるようにわざと大きな声で言ってみるキャスト男。
「うむ、キャストだから口に合うかとは思ったが旨さは格別だな。うまい。」
ドレッシングルームで物音がしたような気がするが気にしない。
「ミックスジュースもあったかな。久しぶりに優雅な時間だ。」
少し視線を感じるが気にしない。
「そうだ、可哀想だからわけてあげようかな。」
「知り合いに。」
「うがーーー!!!」
ドレッシングルームに立て篭もっていた420が突然襲い掛かってきた。
「見せしめですか!?卑怯ですよぅ!!」
「お前が変に意地を張るからいけないんだよ!」
結局どっちもどっちなのであった。
「炎浄化!炎浄化!ご主人様早く行きましょう!母性のパルムが特に大変なことに!」
キャスト男の周りをぴょんぴょんと跳ね回り、何故か嬉しそうにねだってくる420。
「あぁ、総裁から「炎の絶対防衛線」の説明があったばかりだしな。ところで・・」
420の服(パーツ)をむんずと掴み、お互いに目を――男の方はモノアイなのだが――あわせる。
「暑いからってサウナみたいには痩せないぞ?」
「がびーん!!」
数十年ぐらい前の古臭い効果音を口で言い放ってその場に倒れこむ420。
実は以前ニューデイズ産の「餅」を正月に多量に食べたのだが、それ以来体重を気にしてるようなのだ。
「な、なぜ・・なぜそれを?ご主人様まさか、私のプライバシーを侵害・・」
「任務から帰ってくるたびに部屋で「痩せるぞー!」っていいながらなにかしてるだろ。お前。」
図星だったのか黙り込む420。
「じゃ、じゃあニューデイズの浄化に・・」
「浄化はもう完了してるし、温泉には行かないからな。しかもサウナないし。」
「がちょーん!!?」
数十年ぐらい(略)でまた倒れこむ420。
「も、もういいですよぅ!合成も店番もなにもしませんからね!」
そっぽを向いてドレッシングルームに立て篭もる420。なんだか馬鹿らしくなって来た。
―――数十分後。
「ふぅ、いやいや知り合いからセレブショコラを貰ってしまったよ。」
聞こえるようにわざと大きな声で言ってみるキャスト男。
「うむ、キャストだから口に合うかとは思ったが旨さは格別だな。うまい。」
ドレッシングルームで物音がしたような気がするが気にしない。
「ミックスジュースもあったかな。久しぶりに優雅な時間だ。」
少し視線を感じるが気にしない。
「そうだ、可哀想だからわけてあげようかな。」
「知り合いに。」
「うがーーー!!!」
ドレッシングルームに立て篭もっていた420が突然襲い掛かってきた。
「見せしめですか!?卑怯ですよぅ!!」
「お前が変に意地を張るからいけないんだよ!」
結局どっちもどっちなのであった。
410「・・・その後20年もの間、ご主人様はガーディアンとして活動なさいました。
公式には目立った活躍はなさってませんが、確実に仕事をこなすことで名も知れていき直接ご主人様に依頼する人も増えました。」
ヒュマ少年「へ~、すごいなー父さん。」
ニュマ少女「パパ、すご~い。」
ビス少年「でもよー、なんか地味だな~。男は目立ってナンボだろ?」
主「・・・地味で悪かったな、このガキャ?・・・グリグリ・・・。」
ビス少年「イデデデデ!?あ、親父!?」
410「ご主人様、お帰りなさいませ。」
ヒュマ少年「父さん、お帰りー。」
ニュマ少女「パパ、おかえり~。」
主「おう、ただいまー。」
ご主人様は引退後私とトモエさんを引き取り、気に入っていたニューデイズへ移り住みました。
元々散財しない方なので貯金も十分あるのですが、「暇だ。」という事でタコヤキの屋台を始められました。
趣味でやっているようなものなので採算は度外視ですが、評判は良いようです。
・・・子供達はご主人様の実子ではありません、屋台に盗みに入ったのを捕まえたそうです。
孤児だったので教団の施設に連れて行こうとしたら、嫌がって暴れるため連れて帰ったそうです。
・・・驚きましたよ、突然子供を連れてきて「うちの子にする!」ですから・・・。
ビス少年「・・・痛~~~・・・覚えてろよ!大きくなったらボッコボコにしてやるからな!」
主「ハッハッハ、そのころ俺はヨボヨボのじーさんだ。」
ビス少年「・・・!!だ、だめだ!今のままでいてくれないと・・・。」
主「無理言うな。俺は50だぞ?いつ死んでもおかしくない。」
ヒュマ少年「父さん・・・。」
ニュマ少女「パパしんじゃうの?」
主「・・・まだ死ねないな、孫の顔みるまでは。」
トモエ「みなさん、食事の用意ができましたよ。」
子供達「ハ~イ。」
主「・・・食う時は素直だな・・・。」
トモエ「主様、お帰りなさいませ。さ、主様もどうぞ。」
主「ああ、すぐ行くよ。」
公式には目立った活躍はなさってませんが、確実に仕事をこなすことで名も知れていき直接ご主人様に依頼する人も増えました。」
ヒュマ少年「へ~、すごいなー父さん。」
ニュマ少女「パパ、すご~い。」
ビス少年「でもよー、なんか地味だな~。男は目立ってナンボだろ?」
主「・・・地味で悪かったな、このガキャ?・・・グリグリ・・・。」
ビス少年「イデデデデ!?あ、親父!?」
410「ご主人様、お帰りなさいませ。」
ヒュマ少年「父さん、お帰りー。」
ニュマ少女「パパ、おかえり~。」
主「おう、ただいまー。」
ご主人様は引退後私とトモエさんを引き取り、気に入っていたニューデイズへ移り住みました。
元々散財しない方なので貯金も十分あるのですが、「暇だ。」という事でタコヤキの屋台を始められました。
趣味でやっているようなものなので採算は度外視ですが、評判は良いようです。
・・・子供達はご主人様の実子ではありません、屋台に盗みに入ったのを捕まえたそうです。
孤児だったので教団の施設に連れて行こうとしたら、嫌がって暴れるため連れて帰ったそうです。
・・・驚きましたよ、突然子供を連れてきて「うちの子にする!」ですから・・・。
ビス少年「・・・痛~~~・・・覚えてろよ!大きくなったらボッコボコにしてやるからな!」
主「ハッハッハ、そのころ俺はヨボヨボのじーさんだ。」
ビス少年「・・・!!だ、だめだ!今のままでいてくれないと・・・。」
主「無理言うな。俺は50だぞ?いつ死んでもおかしくない。」
ヒュマ少年「父さん・・・。」
ニュマ少女「パパしんじゃうの?」
主「・・・まだ死ねないな、孫の顔みるまでは。」
トモエ「みなさん、食事の用意ができましたよ。」
子供達「ハ~イ。」
主「・・・食う時は素直だな・・・。」
トモエ「主様、お帰りなさいませ。さ、主様もどうぞ。」
主「ああ、すぐ行くよ。」
主「・・・寝たか?」
トモエ「はい、ぐっすりと・・・。」
主「よく食べよく寝る・・・やんちゃにもなるわな・・・。」
410「でも三人ともずいぶん明るくなりましたよ。」
主「そうか?俺は何かした覚えはないがなあ・・・。」
トモエ「そうですか?・・・フフ。」
・・・コンコンコン・・・
主「どうぞ。」
教団警護士「おお、主殿ご在宅でしたか。」
主「ん?教団の者が何かよう用か?俺は信者じゃねーぞ。」
警護士「主殿に頼みたい事がございまして・・・。」
主「頼みごと?」
警護士「・・・実はシティ付近でカガジバリが大量に発生しておりまして・・・。」
主「倒せばいいだろ。」
警護士「それがテクニックが通用しないとなると我々としては厳しく・・・。」
主「おいおい、何十年経つと思ってんだ。対応策ぐらい出来てるだろ?」
警護士「仰るとおりなのですが、ニューマンとはどうしてもテクニックに頼ってしまうものでして・・・。」
主「それじゃガーディアンズか同盟軍に頼んだらどうだ?」
警護士「ガーディアンズは人手不足らしく人員が割けないそうです、同盟軍は自然ごと破壊するため頼みません。」
主「だったらタコヤキ屋の親父がどうこうできるわけないだろ。」
ご主人様はこう言っておられますが実際は毎日鍛錬しておられます。
その証拠に50歳とは思えない精悍な体格をしておられます。
理由はひとつ、ただ「守るため」に。
警護士「そこを何とかお願いいたします。主殿の技量・経験、お貸し願いたい。」
主「・・・フゥ、対応部隊はあるのか?」
警護士「少数ですが存在します、ですが近接戦闘に長けた者は・・・。」
主「長けて無くても良い、要はやる気だ。」
警護士「では!?」
主「シティに来られたら困るだろ。」
主「さ~て、久しぶりに暴れるか・・・ティア!トモエ!行くぞ!!」
ティア&トモエ「ハイ、ジンベエ様!!」
・・・これは遠い世界、グラール太陽系のお話。あるヒューマンの物語。
トモエ「はい、ぐっすりと・・・。」
主「よく食べよく寝る・・・やんちゃにもなるわな・・・。」
410「でも三人ともずいぶん明るくなりましたよ。」
主「そうか?俺は何かした覚えはないがなあ・・・。」
トモエ「そうですか?・・・フフ。」
・・・コンコンコン・・・
主「どうぞ。」
教団警護士「おお、主殿ご在宅でしたか。」
主「ん?教団の者が何かよう用か?俺は信者じゃねーぞ。」
警護士「主殿に頼みたい事がございまして・・・。」
主「頼みごと?」
警護士「・・・実はシティ付近でカガジバリが大量に発生しておりまして・・・。」
主「倒せばいいだろ。」
警護士「それがテクニックが通用しないとなると我々としては厳しく・・・。」
主「おいおい、何十年経つと思ってんだ。対応策ぐらい出来てるだろ?」
警護士「仰るとおりなのですが、ニューマンとはどうしてもテクニックに頼ってしまうものでして・・・。」
主「それじゃガーディアンズか同盟軍に頼んだらどうだ?」
警護士「ガーディアンズは人手不足らしく人員が割けないそうです、同盟軍は自然ごと破壊するため頼みません。」
主「だったらタコヤキ屋の親父がどうこうできるわけないだろ。」
ご主人様はこう言っておられますが実際は毎日鍛錬しておられます。
その証拠に50歳とは思えない精悍な体格をしておられます。
理由はひとつ、ただ「守るため」に。
警護士「そこを何とかお願いいたします。主殿の技量・経験、お貸し願いたい。」
主「・・・フゥ、対応部隊はあるのか?」
警護士「少数ですが存在します、ですが近接戦闘に長けた者は・・・。」
主「長けて無くても良い、要はやる気だ。」
警護士「では!?」
主「シティに来られたら困るだろ。」
主「さ~て、久しぶりに暴れるか・・・ティア!トモエ!行くぞ!!」
ティア&トモエ「ハイ、ジンベエ様!!」
・・・これは遠い世界、グラール太陽系のお話。あるヒューマンの物語。
4月から忙しくなるためかきこむのは無理っぽいので無理やり完結させました。
主と410の名前はマイキャラだったので今まで伏せてました。
3スレ目よりかきこませていただきSSなるものを初めて書いたド素人ですが、
ご静読ありがとうございました。
主と410の名前はマイキャラだったので今まで伏せてました。
3スレ目よりかきこませていただきSSなるものを初めて書いたド素人ですが、
ご静読ありがとうございました。
327の続きを投下です。
惑星ニューデイズ シコン諸島:タンゼ巡礼路
420「あたしをっ……温泉に連れてって!」
沼虎「ああ、いいぜ」
なんだそんなことか、と沼虎は二つ返事で答えた。最近、合成ばかりさせて外へ出したことがなかった。たまには、
温泉へ行きたいと言い出すのも無理のない話だ。喜ぶ420を見て、うんうんとうなずく沼虎。
沼虎と一緒に、クゴ温泉へ行く。420にとって、これは大変な事件であった。
ふわりと漂う白い湯気、はらりはらりと散る紅葉、夕日にけぶる、深き山々……。
420『あ、あんまり見ないでよ、バカ虎……』
沼虎『なんで? 綺麗だぜ、420。ホラ、恥ずかしがってないで、こっち、来いよ』
420『やっ……あ……』
華奢だが決して貧相ではない、沼虎の白い肌。引き寄せられるままに、その胸へ頬をくっつける。聞こえてくるのは、
ちょっと速めの心音と、そして……
沼虎『どきどきしてるの、聞こえるか?』
いつもより低めの沼虎の声が、頬を紅潮させる420の耳朶に甘く響く。
420『ね、ねえ、沼虎……。あ、あたしの音も、き、聞いてっ!』
死ぬほど恥ずかしいけれど、沼虎の前へ、肌を晒す。優しく微笑んで、沼虎はその胸へと唇を寄せた。
420『ひゃっ……ぬま、とらぁ』
倫理的におkな光景が、次々と脳裏に浮かび上がる。
妄想に身悶えしかねない420の脳天に冷水をぶっかけるような言葉が、沼虎の口からポロリと出た。
沼虎「んじゃ、とっととテロ組織ぶっつぶして、沼子たち誘って皆で行くか、温泉!」
桃色のカビでも生えていそうな420の脳細胞が、一気に絶対零度に凍りつく。
420「……バ、バカ虎……? いま、何て言ったの」
420の変化に気付くこともなく、沼虎が軽薄な調子で続ける。
沼虎「ん? いやホレ、テロ組織撲滅の打ち上げも兼ねて、温泉行こうって話だろ?」
420「~~~っ!! 沼虎の、ばかぁーー!!!」
バチン、と乾いた音が響いた。すぐ後に、420があらぬ方向へ駆け出してゆく。
沼虎「イッテェー! お、おい420! どーしちまったんだ……あらら?」
かなりイイ所へ平手が入ったらしく、追いかけようとした沼虎の腰が崩れた。
落ちかかる意識を、なんとか抑えてテーブルにしがみつく。さっと430が寄って沼虎を支える。
430「沼虎さま、だいじょぶですか?」
沼虎「ああ、何とかな。…それよか、420は!?」
430「420ちゃんなら、じんじょーではない様子で走っていったから、ごしゅじんさまがついせきしてます」
沼虎「そっか……。沼子が一緒なら、危ねえコトはないな」
ふうと息を吐いて、沼虎はその場にへたり込んだ。
430「沼虎さま、420ちゃんにひどいこといったですか?」
沼虎「イヤそれがな、さっぱりわからねえんだ。温泉行くかーっつー話になっただけで……」
沼虎が、先ほどの会話をかいつまんで430に説明する。
430「……沼虎さまは、かなりどんかんなのですねー」
しみじみと、430はつぶやいた。
沼虎「あん?」
430「420ちゃんは、わたしがちょうちょさんを好きなのと同じくらい、沼虎さまが好きなんですよー」
沼虎「イヤ、それと比べるようなことじゃねえだろ……。それに、あいつたぶん、俺のこと嫌いだぞ? やたら殴ってくるし」
430「……ふたりとも、もーすこしおとなになったほうがいーです」
沼虎「お前さんに言われちゃ、おしまいだ。ホレ」
こっくりとうなずく430の口に、沼虎がオルアカロールを突っ込む。
430「もぎ、もぎ」
一心不乱にほおばる430と取り残された沼虎の間に、乾いた風が通り過ぎていった。 つづく
惑星ニューデイズ シコン諸島:タンゼ巡礼路
420「あたしをっ……温泉に連れてって!」
沼虎「ああ、いいぜ」
なんだそんなことか、と沼虎は二つ返事で答えた。最近、合成ばかりさせて外へ出したことがなかった。たまには、
温泉へ行きたいと言い出すのも無理のない話だ。喜ぶ420を見て、うんうんとうなずく沼虎。
沼虎と一緒に、クゴ温泉へ行く。420にとって、これは大変な事件であった。
ふわりと漂う白い湯気、はらりはらりと散る紅葉、夕日にけぶる、深き山々……。
420『あ、あんまり見ないでよ、バカ虎……』
沼虎『なんで? 綺麗だぜ、420。ホラ、恥ずかしがってないで、こっち、来いよ』
420『やっ……あ……』
華奢だが決して貧相ではない、沼虎の白い肌。引き寄せられるままに、その胸へ頬をくっつける。聞こえてくるのは、
ちょっと速めの心音と、そして……
沼虎『どきどきしてるの、聞こえるか?』
いつもより低めの沼虎の声が、頬を紅潮させる420の耳朶に甘く響く。
420『ね、ねえ、沼虎……。あ、あたしの音も、き、聞いてっ!』
死ぬほど恥ずかしいけれど、沼虎の前へ、肌を晒す。優しく微笑んで、沼虎はその胸へと唇を寄せた。
420『ひゃっ……ぬま、とらぁ』
倫理的におkな光景が、次々と脳裏に浮かび上がる。
妄想に身悶えしかねない420の脳天に冷水をぶっかけるような言葉が、沼虎の口からポロリと出た。
沼虎「んじゃ、とっととテロ組織ぶっつぶして、沼子たち誘って皆で行くか、温泉!」
桃色のカビでも生えていそうな420の脳細胞が、一気に絶対零度に凍りつく。
420「……バ、バカ虎……? いま、何て言ったの」
420の変化に気付くこともなく、沼虎が軽薄な調子で続ける。
沼虎「ん? いやホレ、テロ組織撲滅の打ち上げも兼ねて、温泉行こうって話だろ?」
420「~~~っ!! 沼虎の、ばかぁーー!!!」
バチン、と乾いた音が響いた。すぐ後に、420があらぬ方向へ駆け出してゆく。
沼虎「イッテェー! お、おい420! どーしちまったんだ……あらら?」
かなりイイ所へ平手が入ったらしく、追いかけようとした沼虎の腰が崩れた。
落ちかかる意識を、なんとか抑えてテーブルにしがみつく。さっと430が寄って沼虎を支える。
430「沼虎さま、だいじょぶですか?」
沼虎「ああ、何とかな。…それよか、420は!?」
430「420ちゃんなら、じんじょーではない様子で走っていったから、ごしゅじんさまがついせきしてます」
沼虎「そっか……。沼子が一緒なら、危ねえコトはないな」
ふうと息を吐いて、沼虎はその場にへたり込んだ。
430「沼虎さま、420ちゃんにひどいこといったですか?」
沼虎「イヤそれがな、さっぱりわからねえんだ。温泉行くかーっつー話になっただけで……」
沼虎が、先ほどの会話をかいつまんで430に説明する。
430「……沼虎さまは、かなりどんかんなのですねー」
しみじみと、430はつぶやいた。
沼虎「あん?」
430「420ちゃんは、わたしがちょうちょさんを好きなのと同じくらい、沼虎さまが好きなんですよー」
沼虎「イヤ、それと比べるようなことじゃねえだろ……。それに、あいつたぶん、俺のこと嫌いだぞ? やたら殴ってくるし」
430「……ふたりとも、もーすこしおとなになったほうがいーです」
沼虎「お前さんに言われちゃ、おしまいだ。ホレ」
こっくりとうなずく430の口に、沼虎がオルアカロールを突っ込む。
430「もぎ、もぎ」
一心不乱にほおばる430と取り残された沼虎の間に、乾いた風が通り過ぎていった。 つづく
420可愛い(*´Д`)
電車中で読んでて、思わず顔がニヤニヤしてしまったorz
電車中で読んでて、思わず顔がニヤニヤしてしまったorz
>>331
主人の言葉とナレーションだけでも場面とパシリの感情が鮮明に浮かぶな
割と変態チックな450と頭の悪い430、これは主人も苦労する・・・w
>>334
>「……ッフ」
沼雄の後ろで口元に笑顔を浮かべている450の姿を想像して凄まじく吹いたw
そのうち寝てる間に逆レイプくらいするんじゃいのかこの450・・・w
>>348
長編書き上げお疲れ様、何気にかっこいいヒュマ助がいいな
そして何よりニャンポコ仮面、これに尽きるw
正体隠してるようで口調は全く変わってない辺りがやはり420タイプって感じだなぁw
>>349
浄化ミッションに関係あるのかと思ったら全く関係なかったのか・・・w
しかし『がびーん!!』は効果音だが『がちょーん!!』は効果音じゃない気がするw
>>352
GJ&お疲れ様!
この三人+αのグダグダっぷりは結構好きだっただけに完結は惜しいが仕方ない
また機会があったらアナザーストーリーとかも書いて欲しいもんだ
>>353
なんという倫理的におk・・・w
沼虎も勿体無い場面を逃すなぁ・・・w
主人の言葉とナレーションだけでも場面とパシリの感情が鮮明に浮かぶな
割と変態チックな450と頭の悪い430、これは主人も苦労する・・・w
>>334
>「……ッフ」
沼雄の後ろで口元に笑顔を浮かべている450の姿を想像して凄まじく吹いたw
そのうち寝てる間に逆レイプくらいするんじゃいのかこの450・・・w
>>348
長編書き上げお疲れ様、何気にかっこいいヒュマ助がいいな
そして何よりニャンポコ仮面、これに尽きるw
正体隠してるようで口調は全く変わってない辺りがやはり420タイプって感じだなぁw
>>349
浄化ミッションに関係あるのかと思ったら全く関係なかったのか・・・w
しかし『がびーん!!』は効果音だが『がちょーん!!』は効果音じゃない気がするw
>>352
GJ&お疲れ様!
この三人+αのグダグダっぷりは結構好きだっただけに完結は惜しいが仕方ない
また機会があったらアナザーストーリーとかも書いて欲しいもんだ
>>353
なんという倫理的におk・・・w
沼虎も勿体無い場面を逃すなぁ・・・w
353の続きを投下です。
惑星ニューデイズ 巡礼路の外れの林
420「どーして、追いかけて来ないのよ……バカ虎」
走り疲れた420が、腰を下ろした切り株へため息をついた。それから、うつむいたまま首を横へぶんぶんと振る。
ちがう。バカなのは沼虎じゃなくて、あたしだ。あいつの返事に浮かれて、変な妄想して、あげくに平手打ちで叩きのめし、
走って逃げた。
420「何、やってんだろ……あたし」
情けなくて、恥ずかしくて、涙がぽろぽろ流れ落ちた。
さっきのことは、言葉が少足りなかったのかもしれない。『二人で』って、きちんと言えばよかったのかもしれない。でも、
沼虎がきちんと女として意識していてくれたなら、もう少し違ったことを言っていたはずだ。
420「やっぱり……あたしじゃ、ダメなのかな……。沼虎の、側にいていいのは、……あたしじゃないのかな」
口にすると、涙がどんどんあふれてきた。ひざの上に置いた握りこぶしに、ぽたぽたと落ちてゆく。
涙を振り払うように、420は首を振った。
420「でも……好きなのよ、沼虎」
沼子「沼虎も幸せ者ね。420ちゃんに、こんなにも想われていて」
いきなり背後から聞こえた声に、ぎょっとなって420は伏せていた顔を上げ振り向いた。
420「沼子! ……あんた、も、もしかして、今の、聞いて……」
沼子「もちろん。全部聞いていたわ」
にっこりうなずく沼子。
420「な、何よ! みじめで恥ずかしいあたしを笑いにきたの? 大体、こーいう時は『何も聞いていない』って、言ってくれても
いいじゃない!!」
やり場のない怒りが、420の小さな体から溢れ出した。なだれ落ちる滝のような感情の奔流に、420はもはや何も考えられず、
ただただ沼子に激しく言葉をぶつけてゆく。
420「だ、大体あんた、何なのよ! 何であたしと沼虎の間に入ってくんのよ! あんたがいなけりゃ、今頃あたしたちは……」
合成を任され、遅い帰宅に文句を言い殴りかかる。浮かんだ日常に、ほんの少し言葉が詰まる。
420「沼虎だって、あんたを頼ってる。あんたの力を認めて、敬意を払ってる。それも、あたしは気に入らない! 何も、何も
知らないくせに、あたしから沼虎を取らないでよ! 勝手に危険な場所に連れ出さないでよ! 沼虎は、沼虎はっ……
あたしのなんだからーっ!!」
木々が震えるほどの叫びを終えて、420は崩れるようにその場へ座り込んだ。
何を、言っていたのだろう……? ぼんやりと、思考がまとまらない。
沼子が、こちらを見ている。悲しそうな瞳だ。すたすたと、近づいてくる。何を言い返すこともなく。怒っているのだろうか。だって、
さっきからあたしが言っているのは、完全なやつあたりで、この人は何も悪くない。……悪いのは、沼虎に想いを伝えられない、自分自身で……。
すっと温かいものに包まれて、420の思考が止まった。沼子のあごが、頭の上に乗っている。背中を、ゆっくりとしたリズムで撫でている手。
沼子「苦しかったのね、420ちゃん」
耳元でそっとささやく声には、不平も、怒りも、みじんたりとも込められていなかった。
沼子「ほら、落ち着いて。言いたいこと、全部聞いてあげるから」
420「沼……子……?」
420の胸の奥から、何かがこみ上げてきた。
420「っうっ、あっ……うあーん!!!」
沼子の胸へ顔を押し付け泣き出した420の背を、沼子はそっと撫で続けた。
沼虎「遅えな、二人とも」
430「きっと、女どーしのつもる話があるのですよー」
テーブルの上の空になった皿を片付け、沼虎と430はグラール軍人将棋に興じていた。
沼虎「積もる話? んなもん、あるわきゃねーだろ。知り合ったばっかで。……よし、本陣へ乗り込めビースト!」
430「おともだちになるのに、じかんはかんけーないです。わたしと420ちゃんは、もう親友なのですッ! ハイ、本陣にきたびーすとさんは
負けましたー」
沼虎「んなっ!? そこにいたのかマガス・マッガーナ!」
430「しゅびにはさいてきなのですよー。それじゃ、わたしはごしゅじんさまを本陣へー」
沼虎「ま、待ったー!」
430「ナシです」
沼虎の本陣が、陥落した。 つづく
惑星ニューデイズ 巡礼路の外れの林
420「どーして、追いかけて来ないのよ……バカ虎」
走り疲れた420が、腰を下ろした切り株へため息をついた。それから、うつむいたまま首を横へぶんぶんと振る。
ちがう。バカなのは沼虎じゃなくて、あたしだ。あいつの返事に浮かれて、変な妄想して、あげくに平手打ちで叩きのめし、
走って逃げた。
420「何、やってんだろ……あたし」
情けなくて、恥ずかしくて、涙がぽろぽろ流れ落ちた。
さっきのことは、言葉が少足りなかったのかもしれない。『二人で』って、きちんと言えばよかったのかもしれない。でも、
沼虎がきちんと女として意識していてくれたなら、もう少し違ったことを言っていたはずだ。
420「やっぱり……あたしじゃ、ダメなのかな……。沼虎の、側にいていいのは、……あたしじゃないのかな」
口にすると、涙がどんどんあふれてきた。ひざの上に置いた握りこぶしに、ぽたぽたと落ちてゆく。
涙を振り払うように、420は首を振った。
420「でも……好きなのよ、沼虎」
沼子「沼虎も幸せ者ね。420ちゃんに、こんなにも想われていて」
いきなり背後から聞こえた声に、ぎょっとなって420は伏せていた顔を上げ振り向いた。
420「沼子! ……あんた、も、もしかして、今の、聞いて……」
沼子「もちろん。全部聞いていたわ」
にっこりうなずく沼子。
420「な、何よ! みじめで恥ずかしいあたしを笑いにきたの? 大体、こーいう時は『何も聞いていない』って、言ってくれても
いいじゃない!!」
やり場のない怒りが、420の小さな体から溢れ出した。なだれ落ちる滝のような感情の奔流に、420はもはや何も考えられず、
ただただ沼子に激しく言葉をぶつけてゆく。
420「だ、大体あんた、何なのよ! 何であたしと沼虎の間に入ってくんのよ! あんたがいなけりゃ、今頃あたしたちは……」
合成を任され、遅い帰宅に文句を言い殴りかかる。浮かんだ日常に、ほんの少し言葉が詰まる。
420「沼虎だって、あんたを頼ってる。あんたの力を認めて、敬意を払ってる。それも、あたしは気に入らない! 何も、何も
知らないくせに、あたしから沼虎を取らないでよ! 勝手に危険な場所に連れ出さないでよ! 沼虎は、沼虎はっ……
あたしのなんだからーっ!!」
木々が震えるほどの叫びを終えて、420は崩れるようにその場へ座り込んだ。
何を、言っていたのだろう……? ぼんやりと、思考がまとまらない。
沼子が、こちらを見ている。悲しそうな瞳だ。すたすたと、近づいてくる。何を言い返すこともなく。怒っているのだろうか。だって、
さっきからあたしが言っているのは、完全なやつあたりで、この人は何も悪くない。……悪いのは、沼虎に想いを伝えられない、自分自身で……。
すっと温かいものに包まれて、420の思考が止まった。沼子のあごが、頭の上に乗っている。背中を、ゆっくりとしたリズムで撫でている手。
沼子「苦しかったのね、420ちゃん」
耳元でそっとささやく声には、不平も、怒りも、みじんたりとも込められていなかった。
沼子「ほら、落ち着いて。言いたいこと、全部聞いてあげるから」
420「沼……子……?」
420の胸の奥から、何かがこみ上げてきた。
420「っうっ、あっ……うあーん!!!」
沼子の胸へ顔を押し付け泣き出した420の背を、沼子はそっと撫で続けた。
沼虎「遅えな、二人とも」
430「きっと、女どーしのつもる話があるのですよー」
テーブルの上の空になった皿を片付け、沼虎と430はグラール軍人将棋に興じていた。
沼虎「積もる話? んなもん、あるわきゃねーだろ。知り合ったばっかで。……よし、本陣へ乗り込めビースト!」
430「おともだちになるのに、じかんはかんけーないです。わたしと420ちゃんは、もう親友なのですッ! ハイ、本陣にきたびーすとさんは
負けましたー」
沼虎「んなっ!? そこにいたのかマガス・マッガーナ!」
430「しゅびにはさいてきなのですよー。それじゃ、わたしはごしゅじんさまを本陣へー」
沼虎「ま、待ったー!」
430「ナシです」
沼虎の本陣が、陥落した。 つづく
便乗で感想にチャレンジ!
>>331
430がなごみんぐw可愛いなぁw
>>334
なんかこういう話が壷な自分w
何気に確信犯な451にニヤニヤしてしまうw
>>348
ひゅま助は脳ある鷹は~タイプなのねw
>>349
日常の光景ほのぼの~w
>>352
貴方の作品は結構好きだった、お疲れ様。
またのご来店をお待ちしております、なんてw
>>353
430に悟られてるのに気付かない沼虎に微笑ましさを感じたw
感想ってどのタイミングで入れていいか分からないのが悩み物・・・・
>>331
430がなごみんぐw可愛いなぁw
>>334
なんかこういう話が壷な自分w
何気に確信犯な451にニヤニヤしてしまうw
>>348
ひゅま助は脳ある鷹は~タイプなのねw
>>349
日常の光景ほのぼの~w
>>352
貴方の作品は結構好きだった、お疲れ様。
またのご来店をお待ちしております、なんてw
>>353
430に悟られてるのに気付かない沼虎に微笑ましさを感じたw
感想ってどのタイミングで入れていいか分からないのが悩み物・・・・
鬱蒼と生い茂った木々が空からの光を遮っている。
オウトク・シティよりやや外れた場所にある緑林道だ。
踏み込めば僅かに土が沈みどちらかというと道より湿地に近い。
家に篭りっきりだと気が滅入ってしまうと考えてはじめた散歩だがこれがなかなか悪くない。
ガーディアンズのミッションのように時間に追われる事無くのんびりと気ままに散策できる。
それだけの事なのだが随分とリラックスできる。
「あぎーたのむれをはっけんしました」
今日は連れがいるわけだが。
ヨニの言葉に辺りを見回すとなるほど確かに10程のアギータの群れが見える。
「刺激しなければ大丈夫だよ」
ガーディアンズの頃は問答無用で駆逐していた野生動物だが彼らはテリトリーさえ犯さなければ何もしてこない。
彼らは此方に攻撃の意思が無いと悟ると様子を伺いはするが好んで戦闘は仕掛けてこないのだ。
まあ、攻撃の意思がなくとも襲ってくるゴーモンの様な獣人達もいるわけだが。
一応身を守るための武器は持ってきているが気を付ければ戦闘になるような事はほとんど無い。
近くの木の根を椅子代わりにして腰をおろす。もう歩いて一時間ほどが経過したわけで、一休み。
ヨニも相変わらずの虚ろな表情で隣へと座る。
アギータの群れを眺める。仲間同士でじゃれあったり会話するように鳴声をあげたり意外と微笑ましい。
暫しの休息。終えたら聖地エガムを経由して引き返してくる。
「あおさま」
アギータの群れを眺めているとヨニに呼ばれた。
「せんさーにはんのうがありました」
「え?」
「なにかおおきなものがきます」
言葉と共に目の前のアギータの群れに何かが落下した。
数対のアギータを踏み潰し低い唸り声を上げる人型の異形。
「何でこんな所に?」
立ち上がる。
目の前に現れたのはカガジバリという原生生物だ。
形状は人間に近い。だがその異様に大きい腕と胸元は宝石の様な硬質な皮膚に覆われている。
おそらく身長は四メートル程。
「いかがいたしましょうか?」
カガジバリはあっという間に不幸なアギータの群れを蹴散らしていく。
普段、こんな街に近い場所で出現するような生物ではない。
「足止めだけでもしておくか」
携帯端末を取り出してガーディアンズとグラール教団に連絡を入れる。
あんなものを街にでも入れたらどうなるか火を見るより明らかだった。
ナノトランサーに収納されている武器は僅かだ。
狙撃用のヴァルズアイ、近接用のデュアルビートガン、回復法術用にバトナラ。
各一本ずつ。当然フォトンチャージや回復アイテムなど持って来ていない。
ついでにシールドラインすら装備していない。一度攻撃を貰ったら終わりだ。
「でーたしょうごうふか。しんしゅのかのうせいがあります」
「新種だって?」
ヨニに言葉を聞きながらアギータを蹴散らしているカガジバリを見る。
残り三体まで数を減らしたアギータはカガジバリを囲むように展開し一斉に冷気のブレスを吐きかけた。
オウトク・シティよりやや外れた場所にある緑林道だ。
踏み込めば僅かに土が沈みどちらかというと道より湿地に近い。
家に篭りっきりだと気が滅入ってしまうと考えてはじめた散歩だがこれがなかなか悪くない。
ガーディアンズのミッションのように時間に追われる事無くのんびりと気ままに散策できる。
それだけの事なのだが随分とリラックスできる。
「あぎーたのむれをはっけんしました」
今日は連れがいるわけだが。
ヨニの言葉に辺りを見回すとなるほど確かに10程のアギータの群れが見える。
「刺激しなければ大丈夫だよ」
ガーディアンズの頃は問答無用で駆逐していた野生動物だが彼らはテリトリーさえ犯さなければ何もしてこない。
彼らは此方に攻撃の意思が無いと悟ると様子を伺いはするが好んで戦闘は仕掛けてこないのだ。
まあ、攻撃の意思がなくとも襲ってくるゴーモンの様な獣人達もいるわけだが。
一応身を守るための武器は持ってきているが気を付ければ戦闘になるような事はほとんど無い。
近くの木の根を椅子代わりにして腰をおろす。もう歩いて一時間ほどが経過したわけで、一休み。
ヨニも相変わらずの虚ろな表情で隣へと座る。
アギータの群れを眺める。仲間同士でじゃれあったり会話するように鳴声をあげたり意外と微笑ましい。
暫しの休息。終えたら聖地エガムを経由して引き返してくる。
「あおさま」
アギータの群れを眺めているとヨニに呼ばれた。
「せんさーにはんのうがありました」
「え?」
「なにかおおきなものがきます」
言葉と共に目の前のアギータの群れに何かが落下した。
数対のアギータを踏み潰し低い唸り声を上げる人型の異形。
「何でこんな所に?」
立ち上がる。
目の前に現れたのはカガジバリという原生生物だ。
形状は人間に近い。だがその異様に大きい腕と胸元は宝石の様な硬質な皮膚に覆われている。
おそらく身長は四メートル程。
「いかがいたしましょうか?」
カガジバリはあっという間に不幸なアギータの群れを蹴散らしていく。
普段、こんな街に近い場所で出現するような生物ではない。
「足止めだけでもしておくか」
携帯端末を取り出してガーディアンズとグラール教団に連絡を入れる。
あんなものを街にでも入れたらどうなるか火を見るより明らかだった。
ナノトランサーに収納されている武器は僅かだ。
狙撃用のヴァルズアイ、近接用のデュアルビートガン、回復法術用にバトナラ。
各一本ずつ。当然フォトンチャージや回復アイテムなど持って来ていない。
ついでにシールドラインすら装備していない。一度攻撃を貰ったら終わりだ。
「でーたしょうごうふか。しんしゅのかのうせいがあります」
「新種だって?」
ヨニに言葉を聞きながらアギータを蹴散らしているカガジバリを見る。
残り三体まで数を減らしたアギータはカガジバリを囲むように展開し一斉に冷気のブレスを吐きかけた。
ブレスを受けカガジバリを覆う硬質な皮膚が冷気に染まるように水色へと変化する。
次の瞬間だ。
カガジバリの周囲に鋭利な氷柱が地面から立ち上り三体のアギータを貫き絶命させる。
「てくにっく、ぎ・ばーたとかくにん」
「本当に新種か!」
カガジバリの特徴として受けた属性攻撃をそのまま返すというものがある。
だがそれは主に基本のテクニックに限られるはずだ。ギ系を使うなど聞いたことが無い。
群れを全滅させたカガジバリの視線が此方を向いた。
「ヨニ、戦えるか?」
「かのうです。せんとうたいせいにはいります」
ヨニの右手に闇色を宿した片手爪ガミサキが具現化する。
俺は武器の中からヴァルズアイを選択しバーニングシュートをセットした。
カガジバリが低く唸り移動を開始する。
ヨニが姿勢を低くしてカガジバリに一直線に突撃する。
ライフルを構え、3連射。狙いはそれぞれ頭、胸、腹だ。
図体がデカイ分狙いを外す事はありえない。
「ちっ」
直撃したフォトン弾はどこもカガジバリの表面を僅かに削るだけで消滅した。
硬質の皮膚に覆われている所いない所で耐久力の変化は無いようだ。
威力重視のライフルでこれだ。それはデュアルビートガンが聞かないことを意味する。
ヨニがカガジバリへと接近する。
絶望的な身長差だ。だがヨニは振り回される腕を巧みによけるとなんとカガジバリを登った。
左手と両足を器用に使い登っていく。
振り回される腕を狙い打つ。ヨニを狙う腕はフォトン弾を受け有らぬ方向へと振り回された。
ヨニは既にカガジバリの肩に手をかけている。そこで初めて右手を振りかぶった。
振り下ろされるガミサキ。それはまともにカガジバリの頭に食い込んで赤い血をしぶかせる。
いけるか?
ライフルの狙いを定める。そのときカガジバリが低い唸り声を上げた。
ヨニを閉じ込めるかのようにカガジバリの目の前に巨大な氷塊が出現する。
事前に何かを察知したのかヨニは氷塊から逃れるように飛び上がるとトンボを切って着地し距離をとった。
「デム系まで使うのか!」
「てくにっくれべるは30とかくにん」
ヨニが傷つけた頭を狙って撃つ。直撃。更に血がしぶいた。
そして・・・カガジバリの皮膚の色が再び変わった。燃えるような赤い色へと。
「あおさま!」
ヨニの声。
カガジバリの放った巨大な火球が迫るのを感じ横に身を投げ出して避ける。
灼熱の塊が横を抜けていく。速度が速い。
次々と打ち出される火球を走りながら避ける。
次弾までの感覚が異様に短い。ライフルの狙いを定める暇も無い。
「くそっ!フォトンアーツまで食うのか・・・」
息が上がる。もともと体力のある方ではない。
さらに最近訓練を怠っていたのも響いている。
火球は的確に自分を狙っている。僅かでも立ち止まれば火球の餌食になるのは間違いない。
次の瞬間だ。
カガジバリの周囲に鋭利な氷柱が地面から立ち上り三体のアギータを貫き絶命させる。
「てくにっく、ぎ・ばーたとかくにん」
「本当に新種か!」
カガジバリの特徴として受けた属性攻撃をそのまま返すというものがある。
だがそれは主に基本のテクニックに限られるはずだ。ギ系を使うなど聞いたことが無い。
群れを全滅させたカガジバリの視線が此方を向いた。
「ヨニ、戦えるか?」
「かのうです。せんとうたいせいにはいります」
ヨニの右手に闇色を宿した片手爪ガミサキが具現化する。
俺は武器の中からヴァルズアイを選択しバーニングシュートをセットした。
カガジバリが低く唸り移動を開始する。
ヨニが姿勢を低くしてカガジバリに一直線に突撃する。
ライフルを構え、3連射。狙いはそれぞれ頭、胸、腹だ。
図体がデカイ分狙いを外す事はありえない。
「ちっ」
直撃したフォトン弾はどこもカガジバリの表面を僅かに削るだけで消滅した。
硬質の皮膚に覆われている所いない所で耐久力の変化は無いようだ。
威力重視のライフルでこれだ。それはデュアルビートガンが聞かないことを意味する。
ヨニがカガジバリへと接近する。
絶望的な身長差だ。だがヨニは振り回される腕を巧みによけるとなんとカガジバリを登った。
左手と両足を器用に使い登っていく。
振り回される腕を狙い打つ。ヨニを狙う腕はフォトン弾を受け有らぬ方向へと振り回された。
ヨニは既にカガジバリの肩に手をかけている。そこで初めて右手を振りかぶった。
振り下ろされるガミサキ。それはまともにカガジバリの頭に食い込んで赤い血をしぶかせる。
いけるか?
ライフルの狙いを定める。そのときカガジバリが低い唸り声を上げた。
ヨニを閉じ込めるかのようにカガジバリの目の前に巨大な氷塊が出現する。
事前に何かを察知したのかヨニは氷塊から逃れるように飛び上がるとトンボを切って着地し距離をとった。
「デム系まで使うのか!」
「てくにっくれべるは30とかくにん」
ヨニが傷つけた頭を狙って撃つ。直撃。更に血がしぶいた。
そして・・・カガジバリの皮膚の色が再び変わった。燃えるような赤い色へと。
「あおさま!」
ヨニの声。
カガジバリの放った巨大な火球が迫るのを感じ横に身を投げ出して避ける。
灼熱の塊が横を抜けていく。速度が速い。
次々と打ち出される火球を走りながら避ける。
次弾までの感覚が異様に短い。ライフルの狙いを定める暇も無い。
「くそっ!フォトンアーツまで食うのか・・・」
息が上がる。もともと体力のある方ではない。
さらに最近訓練を怠っていたのも響いている。
火球は的確に自分を狙っている。僅かでも立ち止まれば火球の餌食になるのは間違いない。
ヨニが気を引こうと背後から攻撃を仕掛けるが瞬時に立ち上る炎の壁・・ギ・フォイエに阻まれている。
ジリ貧だ。ろくに狙いを定めず打ったフォトン弾は皮膚で弾かれダメージにならず。
ヨニは近接攻撃を仕掛けることさえ出来ない。
まだか、まだ、援軍は来ないのか!?
連絡は届いたはずだ!ガーディアンズでもグラール教団でも早く援軍を!
足がもつれて前方へと倒れこむ。真後ろの地面で火球が炸裂し爆ぜる大地と共に体が浮いた。
「がぁっ!」
地面へと受身も取れぬまま激突する。激痛・・・意識が飛びかけた。
手放してしまったヴァルズアイが地面を滑っていく。
カガジバリが見える。此方に火球を放とうとしているのが分かる。
ヨニが攻撃を仕掛けようとして炎の壁に阻まれる。
「これまでか・・・」
余りにあっけない最後だ。
そうとも、なさけないことに俺は諦めた。だが・・・ヨニは諦めていなかった。
彼女は立ち上った炎の壁に、両手を顔の前に交差させ何の躊躇もなく突っ込んだ!
「・・・・っ!」
火球は飛んでこなかった。炎の壁が晴れていく。
カガジバリが此方に腕を突き出した姿勢で止まっている。
その頭にはヨニが取り付いてガミサキを根元まで突き刺している。
カガジバリが揺らぎ倒れ、投げ出されるようにヨニが落下する。
体制を立て直すそぶりは見えない。意識を失っているのか!
痛む体に鞭打って駆け出す。なんとかヨニを受け止めた。
そのまま膝を突きヨニを見る。酷いとしかいえない。
露出している部分の人工皮膚はほぼ焼け焦げている。
ただ、顔だけは庇った成果か火傷はほぼ無い。
バトナラを取り出しレスタをかける。
5度目のレスタで彼女はうっすらと目を開いた。
虚ろな瞳。彼女はこんな時でも表情一つ変えない。
「あおさま・・・ごぶじですか?」
「ああ・・・でもなんて無茶を・・・」
「わたしのからだはだめーじにたえきれるけいさんでした」
「それでも、破壊されていたかもしれないんだぞ!」
「じぶんがためらっていたらあおさまがやられていました」
「くっ」
「もんだいありません。さいせいかのうなはんいのそんしょうですから」
マシーナリーの思考回路は単純だ。
自分の命より優先するのは主人の命。だが・・・
昨日かりそめの契約をしただけの自分にどうしてこうも命をかけたのか。
彼女等は、マシーナリー達にも感情や痛みはあるというのに。
マシーナリーとて死は恐いと、あの子は言っていたのに。
「なにかきます。げんざいじぶんはほこうふかのうです」
ヨニがそういった。
「わたしをおいてにげてください」
「出来るか!」
デュアルビートガンを取り出す。
ヴァルズアイを取りにいく暇は無い。
命をかけてくれた恩義には命をかけて、だ。
それはたとえパートナーマシーナリー相手でも変わらない。
そして・・・それが姿を現した。
ジリ貧だ。ろくに狙いを定めず打ったフォトン弾は皮膚で弾かれダメージにならず。
ヨニは近接攻撃を仕掛けることさえ出来ない。
まだか、まだ、援軍は来ないのか!?
連絡は届いたはずだ!ガーディアンズでもグラール教団でも早く援軍を!
足がもつれて前方へと倒れこむ。真後ろの地面で火球が炸裂し爆ぜる大地と共に体が浮いた。
「がぁっ!」
地面へと受身も取れぬまま激突する。激痛・・・意識が飛びかけた。
手放してしまったヴァルズアイが地面を滑っていく。
カガジバリが見える。此方に火球を放とうとしているのが分かる。
ヨニが攻撃を仕掛けようとして炎の壁に阻まれる。
「これまでか・・・」
余りにあっけない最後だ。
そうとも、なさけないことに俺は諦めた。だが・・・ヨニは諦めていなかった。
彼女は立ち上った炎の壁に、両手を顔の前に交差させ何の躊躇もなく突っ込んだ!
「・・・・っ!」
火球は飛んでこなかった。炎の壁が晴れていく。
カガジバリが此方に腕を突き出した姿勢で止まっている。
その頭にはヨニが取り付いてガミサキを根元まで突き刺している。
カガジバリが揺らぎ倒れ、投げ出されるようにヨニが落下する。
体制を立て直すそぶりは見えない。意識を失っているのか!
痛む体に鞭打って駆け出す。なんとかヨニを受け止めた。
そのまま膝を突きヨニを見る。酷いとしかいえない。
露出している部分の人工皮膚はほぼ焼け焦げている。
ただ、顔だけは庇った成果か火傷はほぼ無い。
バトナラを取り出しレスタをかける。
5度目のレスタで彼女はうっすらと目を開いた。
虚ろな瞳。彼女はこんな時でも表情一つ変えない。
「あおさま・・・ごぶじですか?」
「ああ・・・でもなんて無茶を・・・」
「わたしのからだはだめーじにたえきれるけいさんでした」
「それでも、破壊されていたかもしれないんだぞ!」
「じぶんがためらっていたらあおさまがやられていました」
「くっ」
「もんだいありません。さいせいかのうなはんいのそんしょうですから」
マシーナリーの思考回路は単純だ。
自分の命より優先するのは主人の命。だが・・・
昨日かりそめの契約をしただけの自分にどうしてこうも命をかけたのか。
彼女等は、マシーナリー達にも感情や痛みはあるというのに。
マシーナリーとて死は恐いと、あの子は言っていたのに。
「なにかきます。げんざいじぶんはほこうふかのうです」
ヨニがそういった。
「わたしをおいてにげてください」
「出来るか!」
デュアルビートガンを取り出す。
ヴァルズアイを取りにいく暇は無い。
命をかけてくれた恩義には命をかけて、だ。
それはたとえパートナーマシーナリー相手でも変わらない。
そして・・・それが姿を現した。
「たーすーけーにー♪」
豪速回転するダブルセイバーに少女がへばりついている。
凄まじいといえる勢いで此方に突っ込んでくる。
「きーたーぞー♪」
元気な明るい声。新緑の髪が揺れている。
ああ、教官殿・・・・なんでシリアスな俺の覚悟を打ち砕いてくれますか・・・
そりゃあ敵がくるよりはよいんですけどね・・・
教官殿は少し離れた場所で回転を止めると勢いを殺すように両足で地面を踏んだ。
「あり?」
その足が滑ったように折れて・・・・
ずぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞっ!!
馬鹿みたいな派手な音を立てて、土煙を上げて。
うつぶせのまま、数メートル猛烈な勢いですべって停止する。
気まずい沈黙が瞬時に辺りを支配した。
倒れたまま教官殿は動かない。
・・・・・どう反応しろと・・・・・
あまりの事態にヨニでさえ呆然としているような気がする。
風が吹いて落ち葉が舞っていく・・・・
遠くの方でオルアカが鳴いている・・・・
ああ、平和だな~
「ぷはっ♪」
沈黙を破り教官殿が仰向けに転がった。ぎぎぎっと音でもなりそうな緩慢な動作で顔を上げる。
まるで激戦を繰り広げたような血まみれの顔に極上の素敵な笑顔を浮かべて彼女は言った。
「ごめん、助けにきて。動けないの♪」
あんた何しに来たんですか・・・・・・ 続く
短くまとめる力が欲しい・・・読んでくれた方、長々とありがとうm(_ _)m
豪速回転するダブルセイバーに少女がへばりついている。
凄まじいといえる勢いで此方に突っ込んでくる。
「きーたーぞー♪」
元気な明るい声。新緑の髪が揺れている。
ああ、教官殿・・・・なんでシリアスな俺の覚悟を打ち砕いてくれますか・・・
そりゃあ敵がくるよりはよいんですけどね・・・
教官殿は少し離れた場所で回転を止めると勢いを殺すように両足で地面を踏んだ。
「あり?」
その足が滑ったように折れて・・・・
ずぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞっ!!
馬鹿みたいな派手な音を立てて、土煙を上げて。
うつぶせのまま、数メートル猛烈な勢いですべって停止する。
気まずい沈黙が瞬時に辺りを支配した。
倒れたまま教官殿は動かない。
・・・・・どう反応しろと・・・・・
あまりの事態にヨニでさえ呆然としているような気がする。
風が吹いて落ち葉が舞っていく・・・・
遠くの方でオルアカが鳴いている・・・・
ああ、平和だな~
「ぷはっ♪」
沈黙を破り教官殿が仰向けに転がった。ぎぎぎっと音でもなりそうな緩慢な動作で顔を上げる。
まるで激戦を繰り広げたような血まみれの顔に極上の素敵な笑顔を浮かべて彼女は言った。
「ごめん、助けにきて。動けないの♪」
あんた何しに来たんですか・・・・・・ 続く
短くまとめる力が欲しい・・・読んでくれた方、長々とありがとうm(_ _)m
この流れ手に乗って、テックセッタアアアア! と一気に締めを叩きつけるぜ!
それはワルいキャストとワルいパシリの物語。
前回のあらすじ!
「ホーッホッホッホッ! お姉様とお呼び!」
「シャーッ! ガルルルルル!」
「むにゃむにゃバインバイーン…」
ニュマ姉VSワルパシリ、佳境に突入。
ワルキャスいまだに爆眠(回想)中。
「アサルトオオオオオオッ! クラアアアアアアシュッ!」
「………」
ワルパシリ必殺の突進攻撃。
フォトンウィップは囮であるジョギリを捕らえてしまい使い物にならない。
ニュマ姉は頬を吊り上げ、ヴィシを手から離した。
そのまま両手を開き、まるで受け止めるようにして。
ワルキャスとワルパシリ~天敵編・完結~
衝撃波をまともに受け、きりもみ上に吹き飛ばされるニュマ姉。
縦回転を繰り返し、床に叩きつけられた。
それはワルいキャストとワルいパシリの物語。
前回のあらすじ!
「ホーッホッホッホッ! お姉様とお呼び!」
「シャーッ! ガルルルルル!」
「むにゃむにゃバインバイーン…」
ニュマ姉VSワルパシリ、佳境に突入。
ワルキャスいまだに爆眠(回想)中。
「アサルトオオオオオオッ! クラアアアアアアシュッ!」
「………」
ワルパシリ必殺の突進攻撃。
フォトンウィップは囮であるジョギリを捕らえてしまい使い物にならない。
ニュマ姉は頬を吊り上げ、ヴィシを手から離した。
そのまま両手を開き、まるで受け止めるようにして。
ワルキャスとワルパシリ~天敵編・完結~
衝撃波をまともに受け、きりもみ上に吹き飛ばされるニュマ姉。
縦回転を繰り返し、床に叩きつけられた。
「カハアッ!」
***
コロニー内、星間通信室の一コマ。
『それでよぉうちのバカパシリときたら…』
『ふふふっ…割と楽しんでいるようだな…』
『あぁーまあな…』
ニュマ姉からくる久方ぶりの電話では、些細で楽しい世間話がしばしば。
『PMというのはあのGRMのマシーナリーだろう?』
『ん? ああ…あれを育てるのが一苦労でよぉ~』
『データを見れば幼女になるそうだが…』
『あぁ~…たしかにな。でもま、ニュマ姉には遠くおよばネェナ』
『ほう…私とそいつは天秤にかけられてたか…』
『ばっ! そんなんじゃねぇよあんなチンチクリン比べるまでもねぇ!
ただよぉ…ガーディアンズでも相棒がいるってのは…なんか良いもんだぜ?』
『ふぅん…』
『…ニュマ姉?』
『あぁ…なんでもない…』
***
コロニー内、星間通信室の一コマ。
『それでよぉうちのバカパシリときたら…』
『ふふふっ…割と楽しんでいるようだな…』
『あぁーまあな…』
ニュマ姉からくる久方ぶりの電話では、些細で楽しい世間話がしばしば。
『PMというのはあのGRMのマシーナリーだろう?』
『ん? ああ…あれを育てるのが一苦労でよぉ~』
『データを見れば幼女になるそうだが…』
『あぁ~…たしかにな。でもま、ニュマ姉には遠くおよばネェナ』
『ほう…私とそいつは天秤にかけられてたか…』
『ばっ! そんなんじゃねぇよあんなチンチクリン比べるまでもねぇ!
ただよぉ…ガーディアンズでも相棒がいるってのは…なんか良いもんだぜ?』
『ふぅん…』
『…ニュマ姉?』
『あぁ…なんでもない…』
***
「へへへっ…くぅ…」
ワルパシリは勝利の余韻に浸ろうとするも、先ほどの攻撃が応えたようだ。
結っていたお下げのゴムが切れ、ばら蹴る長髪。
相手の姿を確認することも無く、ワルパシリは地面に倒れこむ。
ニュマ姉 △―△ ワルパシリ
決着は両者ダウンによる引き分けとなった。
***
『まったく…お前はなっちゃいねぇなぁ…』
『んだとこの野郎!』
『ITEッ!』
マイルームでの1コマ。
『イイ女ってのはもっとクールじゃなくちゃいけねぇ。
かつセクシーならなおのことだ! ソレに比べてお前はもう…』
『うっせバーロー! うりゃうりゃうりゃうりゃ!』
『救命阿ーッ!』
女らしさにかけるワルキャスの410…軽いお小言は重い一撃になる何時もの会話。
『じゃあよ、お前は知ってるのか? 本当にイイ女ってのを』
『当たり前だっての…退かず・媚びず・省みず!
本当にイイ女ってのはそういうもんだっ…テテテテ!』
『ふぅん…』
『納得してネェで早く4の字解けやあああっ!』
***
「…はうあっ!」
「…ようやく起きたか“ワルパシリ"め」
「へへへっ…くぅ…」
ワルパシリは勝利の余韻に浸ろうとするも、先ほどの攻撃が応えたようだ。
結っていたお下げのゴムが切れ、ばら蹴る長髪。
相手の姿を確認することも無く、ワルパシリは地面に倒れこむ。
ニュマ姉 △―△ ワルパシリ
決着は両者ダウンによる引き分けとなった。
***
『まったく…お前はなっちゃいねぇなぁ…』
『んだとこの野郎!』
『ITEッ!』
マイルームでの1コマ。
『イイ女ってのはもっとクールじゃなくちゃいけねぇ。
かつセクシーならなおのことだ! ソレに比べてお前はもう…』
『うっせバーロー! うりゃうりゃうりゃうりゃ!』
『救命阿ーッ!』
女らしさにかけるワルキャスの410…軽いお小言は重い一撃になる何時もの会話。
『じゃあよ、お前は知ってるのか? 本当にイイ女ってのを』
『当たり前だっての…退かず・媚びず・省みず!
本当にイイ女ってのはそういうもんだっ…テテテテ!』
『ふぅん…』
『納得してネェで早く4の字解けやあああっ!』
***
「…はうあっ!」
「…ようやく起きたか“ワルパシリ"め」
気がつけば元いたワルキャスの部屋。
ベットに腰を下ろしたニュマ姉に膝枕をされながら410は目を覚ます。
身体には数本の針が身体に打たれ、身動きが封じられていた。
ワルキャスは相変わらず床で爆眠している。
「んあっ! てめ…」
「じっとしてろ…これはニューデイズの民間治療法だ。
人間、キャストに必ず存在する経絡いわゆる循環経路…
それを針で刺激する事で回復力を促す治療法だ…」
「ううう…」
「本来なら経絡を封じることで相手の所作を封じ仕留める暗殺術…
今はこういった形で民間利用されている…ふむ、少し話が逸れたな」
今にでも飛びつきたかったワルパシリであるが、実際に身動きを封じられ、唸り声しか出せない。
まだ敵意を見せる410の頭を優しく撫でるニュマ姉。
「すまん…」
「んぅ…?」
「ワルキャスがお前の事ばかり自慢するんでな…少々焼かせてもらった」
「………」
「お前が只のPMであったのなら…本当に連れ帰るつもりであったが…気が変わった」
まるでワルキャスのようにニヤリと笑ったニュマ姉はワルパシリの凸をデコピンする。
「ぁうあっ、てめっ…」
「フフフッ…中々どうして…よくできた"相棒"だ。だから、奴を連れ帰るのは止めだ」
「………?」
ニュマ姉の言葉をあまり理解できていないワルパシリ。
そんな彼女の体から針を引き抜き、小包を渡すニュマ姉。
ベットに腰を下ろしたニュマ姉に膝枕をされながら410は目を覚ます。
身体には数本の針が身体に打たれ、身動きが封じられていた。
ワルキャスは相変わらず床で爆眠している。
「んあっ! てめ…」
「じっとしてろ…これはニューデイズの民間治療法だ。
人間、キャストに必ず存在する経絡いわゆる循環経路…
それを針で刺激する事で回復力を促す治療法だ…」
「ううう…」
「本来なら経絡を封じることで相手の所作を封じ仕留める暗殺術…
今はこういった形で民間利用されている…ふむ、少し話が逸れたな」
今にでも飛びつきたかったワルパシリであるが、実際に身動きを封じられ、唸り声しか出せない。
まだ敵意を見せる410の頭を優しく撫でるニュマ姉。
「すまん…」
「んぅ…?」
「ワルキャスがお前の事ばかり自慢するんでな…少々焼かせてもらった」
「………」
「お前が只のPMであったのなら…本当に連れ帰るつもりであったが…気が変わった」
まるでワルキャスのようにニヤリと笑ったニュマ姉はワルパシリの凸をデコピンする。
「ぁうあっ、てめっ…」
「フフフッ…中々どうして…よくできた"相棒"だ。だから、奴を連れ帰るのは止めだ」
「………?」
ニュマ姉の言葉をあまり理解できていないワルパシリ。
そんな彼女の体から針を引き抜き、小包を渡すニュマ姉。
「ほら、ワルキャスに渡すモノであろう? 拾っておいてやった」
「お…おう…わりぃ…ニュマ姉…さん…」
「さんはいらん」
「じゃぁ…ニュマ姉…ありがとよ…」
「フフフフッ…」
はっしと小包を受け取り、微かに顔を赤くする410にニュマ姉は微笑んだ。
ゆっくり状態を起こした410に、ニュマ姉はおもむろに天井を指差し、諭しだした。
「だが…」
「んぅ?」
「このままではダメだ」
「なっなんだって(ry」
「@#!(ry」
「!!?(ry」
「#%…」
「&!…」
オトコ一人眠る中、オンナ二人の会議はワルキャスが覚醒する10分前まで行われた。
***
「ぁー…えふんっ…お、おいワルキャス…」
「お…おう…わりぃ…ニュマ姉…さん…」
「さんはいらん」
「じゃぁ…ニュマ姉…ありがとよ…」
「フフフフッ…」
はっしと小包を受け取り、微かに顔を赤くする410にニュマ姉は微笑んだ。
ゆっくり状態を起こした410に、ニュマ姉はおもむろに天井を指差し、諭しだした。
「だが…」
「んぅ?」
「このままではダメだ」
「なっなんだって(ry」
「@#!(ry」
「!!?(ry」
「#%…」
「&!…」
オトコ一人眠る中、オンナ二人の会議はワルキャスが覚醒する10分前まで行われた。
***
「ぁー…えふんっ…お、おいワルキャス…」
微妙にうわずってはいるが凛とした声。胸板にかかる柔らかな感触。
ぼやけたカメラの前にはロングの女性とおもわれる姿。
「ん…んあ…にゅまねぇ?」
「………んっ」
「んうっ……」
ワルキャスがシステム立ち上げ中でまだ正常な認識ができないままで、女性が唇を奪う。
微かなフレンチキスであるが、女性の心音の高鳴りが胸板から伝わる。
「ううううう…いつまでも寝てるんじゃねぇこのエロキャスト!」
「バレンタイイイイイイイインッ!!」
「…はぁ」
次に支払われたのは410の鉄拳であった。
後方から呆れて頭を抱えるニュマ姉の声がもれる。
激痛に思わず上体を起こし、覚醒を終えるワルキャス。
「いてーじゃねぇかこのっ! このぉ…?」
言葉に困るワルキャス。
眼前には胸元を微かにはだけさせ、髪をといた410。
我が家のワルパシリ…ワルパシリ? がいた。
ワルキャスが微かに生唾を飲み、言葉を失った。
ちょっと恥ずかしげにするワルパシリがその視線に目線をそらす。
「じろじろ見んな…このボユゲっ…」
ぼやけたカメラの前にはロングの女性とおもわれる姿。
「ん…んあ…にゅまねぇ?」
「………んっ」
「んうっ……」
ワルキャスがシステム立ち上げ中でまだ正常な認識ができないままで、女性が唇を奪う。
微かなフレンチキスであるが、女性の心音の高鳴りが胸板から伝わる。
「ううううう…いつまでも寝てるんじゃねぇこのエロキャスト!」
「バレンタイイイイイイイインッ!!」
「…はぁ」
次に支払われたのは410の鉄拳であった。
後方から呆れて頭を抱えるニュマ姉の声がもれる。
激痛に思わず上体を起こし、覚醒を終えるワルキャス。
「いてーじゃねぇかこのっ! このぉ…?」
言葉に困るワルキャス。
眼前には胸元を微かにはだけさせ、髪をといた410。
我が家のワルパシリ…ワルパシリ? がいた。
ワルキャスが微かに生唾を飲み、言葉を失った。
ちょっと恥ずかしげにするワルパシリがその視線に目線をそらす。
「じろじろ見んな…このボユゲっ…」
「フフフッ…お前はこういったのが好みであろう?」
「にゅ、ニュマ姉ぇ!」
そこにはワルパシリの頭をポンと叩きつつ、ニヤニヤとするニュマ姉の姿。
ワルパシリはニュマ姉に頭をなでられると猫みたいに目を細めた。
寝る前は犬猿の仲であったのに、起きたら仲良し姉妹に…謎の展開がワルキャスを混乱させる。
「お前が倒れたおかげで、こちらはすっかり仲良くなってしまった」
「おうよ~ニュマ姉~♪」
「えー? あ、あら? 二人とも喧嘩してたんじゃ…」
「うむ…強いて言うなら雨降って地固まる…といった所だな」
「だなっ!」
「はぁ…」
眼光を鋭く光らせる二人はポカーンとしたワルキャスに追加攻撃。
「ふっ…いまだ」
瞬間、ワルキャスの空いた口めがけて410の買った槍型チョコを突っ込む。
「ソォイ!」
「フゴオオオオオオオッ! フゴッ! フゴ…あ、甘い」
「俺の分だ! たっぷり食らいやがれ!」
「たっぷり味わえよ?」
もぎもぎするワルキャスは事態がつかめず首を縦に振るのだった。
「にゅ、ニュマ姉ぇ!」
そこにはワルパシリの頭をポンと叩きつつ、ニヤニヤとするニュマ姉の姿。
ワルパシリはニュマ姉に頭をなでられると猫みたいに目を細めた。
寝る前は犬猿の仲であったのに、起きたら仲良し姉妹に…謎の展開がワルキャスを混乱させる。
「お前が倒れたおかげで、こちらはすっかり仲良くなってしまった」
「おうよ~ニュマ姉~♪」
「えー? あ、あら? 二人とも喧嘩してたんじゃ…」
「うむ…強いて言うなら雨降って地固まる…といった所だな」
「だなっ!」
「はぁ…」
眼光を鋭く光らせる二人はポカーンとしたワルキャスに追加攻撃。
「ふっ…いまだ」
瞬間、ワルキャスの空いた口めがけて410の買った槍型チョコを突っ込む。
「ソォイ!」
「フゴオオオオオオオッ! フゴッ! フゴ…あ、甘い」
「俺の分だ! たっぷり食らいやがれ!」
「たっぷり味わえよ?」
もぎもぎするワルキャスは事態がつかめず首を縦に振るのだった。
「アハハハッ」
「フフフフッ」
すっかり姉妹になった二人はワルキャスを見ながら嬉しそうに笑うのだった。
***
ガーディアンズコロニー、本日のモトゥブ行き最終便。
コロニーで買ったお土産をもつニュマ姉を見送る二人。
「楽しかったぞ二人とも」
「なぁに、またあれば遊びに来てくれよ」
「うむ」
「………」
うつむいてばかりのワルパシリの頭をぽんと叩くニュマ姉。
「しょげるな…出会いがあればそれに等しく別れもある」
「うう…ニュマ姉…」
顔を上げた410の目頭には心の汗がたまっていた。
あまり見せない泣き顔にニュマ姉は懐からあるものを取り出して、
ワルパシリの口に押し込む。
「ほら、これでも食って元気を出せ」
「そうだぞって…ちょwwwwそれwwwww」
「んっ? モモガッ! モモタロスッッ!!」
Level Up!
ニュマ姉が与えたのは進化デバイス。
金髪の髪に、前より心なしかバストアップに成功している。
410であったワルパシリは411に進化した。
驚きが隠せないワルパシリであったが胸の増強のほうが嬉しい様子。
「おおおお~…ないすグラマー…」
「帰りの駄賃だ。これでしっかり奴を守ってくれよ?」
「お、おおお…おうよっ!」
「フフフフッ」
すっかり姉妹になった二人はワルキャスを見ながら嬉しそうに笑うのだった。
***
ガーディアンズコロニー、本日のモトゥブ行き最終便。
コロニーで買ったお土産をもつニュマ姉を見送る二人。
「楽しかったぞ二人とも」
「なぁに、またあれば遊びに来てくれよ」
「うむ」
「………」
うつむいてばかりのワルパシリの頭をぽんと叩くニュマ姉。
「しょげるな…出会いがあればそれに等しく別れもある」
「うう…ニュマ姉…」
顔を上げた410の目頭には心の汗がたまっていた。
あまり見せない泣き顔にニュマ姉は懐からあるものを取り出して、
ワルパシリの口に押し込む。
「ほら、これでも食って元気を出せ」
「そうだぞって…ちょwwwwそれwwwww」
「んっ? モモガッ! モモタロスッッ!!」
Level Up!
ニュマ姉が与えたのは進化デバイス。
金髪の髪に、前より心なしかバストアップに成功している。
410であったワルパシリは411に進化した。
驚きが隠せないワルパシリであったが胸の増強のほうが嬉しい様子。
「おおおお~…ないすグラマー…」
「帰りの駄賃だ。これでしっかり奴を守ってくれよ?」
「お、おおお…おうよっ!」
突然の進化、というか勝手に自分のPMを進化させられ、
ワルキャスが間に入ろうとするが、ニュマ姉は目を細める。
「っておいおい! ニュマ姉なにやっんぶぅ!」
「んぅ…はむっ…」
「あああああああああああああっ!!」
返されたのは接吻であった。
しかも相当に激しいベロチュー。
その様に今度はワルパシリが驚きを隠せない。
そして鳴り響く出発のアラーム。
「ぷふっ…はふぅ」
「んぅ…うむ…帰りの駄賃にしては重畳だ」
「ニュマ姉てめええええええっ!」
唇を離され、力が抜けるワルキャス。
進化させてくれたお礼はなんのその…吼える411にニュマ姉はニヤリと笑うのみ。
彼女はすぐさまシャトルに飛び乗り、背中を向けながら手を振るのであった。
コロニー側のシャトルホームでは出発したモトゥブ行き最終シャトルに吠え立てる411と…
しばし放心状態のキャストがいたそうな。
「ちきしょおおおおおおっ! やっぱあのアマおぼえてろオオオオッ!」
それはワルいキャストとワルいパシリの物語。
と、やっぱ後半グダってるがキニシナーイキニシナーイ!
ワルキャスが間に入ろうとするが、ニュマ姉は目を細める。
「っておいおい! ニュマ姉なにやっんぶぅ!」
「んぅ…はむっ…」
「あああああああああああああっ!!」
返されたのは接吻であった。
しかも相当に激しいベロチュー。
その様に今度はワルパシリが驚きを隠せない。
そして鳴り響く出発のアラーム。
「ぷふっ…はふぅ」
「んぅ…うむ…帰りの駄賃にしては重畳だ」
「ニュマ姉てめええええええっ!」
唇を離され、力が抜けるワルキャス。
進化させてくれたお礼はなんのその…吼える411にニュマ姉はニヤリと笑うのみ。
彼女はすぐさまシャトルに飛び乗り、背中を向けながら手を振るのであった。
コロニー側のシャトルホームでは出発したモトゥブ行き最終シャトルに吠え立てる411と…
しばし放心状態のキャストがいたそうな。
「ちきしょおおおおおおっ! やっぱあのアマおぼえてろオオオオッ!」
それはワルいキャストとワルいパシリの物語。
と、やっぱ後半グダってるがキニシナーイキニシナーイ!
続けてボルテッカアアアアア!!と垂れ流すぜ!
「いらっしゃいませ」
そういう店員の笑いを堪えている目線は、相変わらず俺の頭の上へと伸びている。
俺の頭の上では、今日もタマが和んでいる。
昨日ふと鏡を覗き込んだら、俺の首が少し太くなっているような気がした。
「ひょろひょろだった僕も、にゃんぽこを頭に乗せてたら、筋肉ムキムキでモテモテになりました><」
そんな通販広告が頭をよぎる。
そういえばタマのおかげで足も速くなったし…無駄な肉も取れた。
……パシリすげえ!! まさにガーディアンズ養成マッシーンだなおい!
「あのう、今日は何の御用で?」
訝しげそうな店員の声で正気に返る俺。
ヒュマ「ああ、基盤/ファントム2つ」
そう言うと俺は、340000メセタをカウンターに置く。
「……あの、当店としては儲けられてありがたいのですが、お客様…」
ヒュマ「10万13レベルだ」
「はい?」
俺の返答にポカーンとする店員。
ヒュマ「だから、一見レベル13に見えるが、実はレベル10万13なんだ。レベル13じゃない。
レベル13じゃあファントム装備できませんよって言いたいんだろ?
でも、俺は10万13レベルだから楽勝で装備できるんだぜ」
「……はぁ。 ではこれです」
あと数回もくれば諦めてレベルのことは触れなくなるような表情で、
基盤を袋に包んで差し出す店員。
それを受け取り、店を出る俺。さて、あとはタマの仕事だ。
話を戻そう。
今グラールは炎侵食で大騒動となっている。街に居ればさっぱり解らないが、
3つの惑星がそれはもうすごいことになっているらしい。
因みに俺はその事件には関わっていない。
タマが熱いのを嫌がってついてきてくれないからだ。
でだ、この騒動の中、バンフォトンが異常な高騰をみせていた。
この騒動が始まる前から、無駄に属性フォトンを集めていた俺は、
ここぞとばかりにそれなりな値段をつけてショップにバンフォトンを並べた。
そして、3日で俺の手には大金が転がり込んだんだ。
大金があれば俺のやることは一つ。
フ ァ ン ト ム 合 成
意味なんてない。そこにファントム基盤があるからファントムを作る。
そういうわけで久しぶりにファントム合成をする事と…
「いらっしゃいませ」
そういう店員の笑いを堪えている目線は、相変わらず俺の頭の上へと伸びている。
俺の頭の上では、今日もタマが和んでいる。
昨日ふと鏡を覗き込んだら、俺の首が少し太くなっているような気がした。
「ひょろひょろだった僕も、にゃんぽこを頭に乗せてたら、筋肉ムキムキでモテモテになりました><」
そんな通販広告が頭をよぎる。
そういえばタマのおかげで足も速くなったし…無駄な肉も取れた。
……パシリすげえ!! まさにガーディアンズ養成マッシーンだなおい!
「あのう、今日は何の御用で?」
訝しげそうな店員の声で正気に返る俺。
ヒュマ「ああ、基盤/ファントム2つ」
そう言うと俺は、340000メセタをカウンターに置く。
「……あの、当店としては儲けられてありがたいのですが、お客様…」
ヒュマ「10万13レベルだ」
「はい?」
俺の返答にポカーンとする店員。
ヒュマ「だから、一見レベル13に見えるが、実はレベル10万13なんだ。レベル13じゃない。
レベル13じゃあファントム装備できませんよって言いたいんだろ?
でも、俺は10万13レベルだから楽勝で装備できるんだぜ」
「……はぁ。 ではこれです」
あと数回もくれば諦めてレベルのことは触れなくなるような表情で、
基盤を袋に包んで差し出す店員。
それを受け取り、店を出る俺。さて、あとはタマの仕事だ。
話を戻そう。
今グラールは炎侵食で大騒動となっている。街に居ればさっぱり解らないが、
3つの惑星がそれはもうすごいことになっているらしい。
因みに俺はその事件には関わっていない。
タマが熱いのを嫌がってついてきてくれないからだ。
でだ、この騒動の中、バンフォトンが異常な高騰をみせていた。
この騒動が始まる前から、無駄に属性フォトンを集めていた俺は、
ここぞとばかりにそれなりな値段をつけてショップにバンフォトンを並べた。
そして、3日で俺の手には大金が転がり込んだんだ。
大金があれば俺のやることは一つ。
フ ァ ン ト ム 合 成
意味なんてない。そこにファントム基盤があるからファントムを作る。
そういうわけで久しぶりにファントム合成をする事と…
タマ「ねー、ごしゅじーん」
ヒュマ「あ? どしたぃ」
タマ「どうして最近ミッションに出かけないの?」
タマが至極当然な質問を投げかけてくる。
そう、俺はここのところ全くミッションをこなしていない。
なんというか、心にぽっかり穴があいたというか。
ヒュマ「そうさな… やっぱり、強敵が居ないとな…」
タマ「えー、いっぱいいるじゃないー ディマゴラスとかー、オンマゴウグとかー」
ヒュマ「いや、そういうんじゃないんだな。ライバルというか、ディ・ラガンというか」
そう、奴が、ディ・ラガンが自宅謹慎を喰らい、まるで姿を見せない。
奴と戦いたい… 紅の巨獣ではなく、草原の支配者である奴と…
ヒュマ「女には、解らんさ… フッ」
タマ「むー」
ちょっとカッコつけてみる。まあ、これも男の浪漫には違いない。
そんな意味不明な理論に納得行かないのか、タマが頭の上でスネる。
タマ「ねー」
ヒュマ「今度はなんだ」
タマ「プリンたべたいー」
そう言って指差した方向には、何時ものオープンカフェがある。
何時もの店員の女の子が、俺達に気付き身構えている。
チッ、先手を取られたか…
ヒュマ「今日は帰るぞー」
タマ「えーーーーーー!!」
頭の上でじたばたと暴れて抗議するタマ。
ヒュマ「とっとと帰ってファントム合成するんだ。成功率が5割超えたらプリンを10個食わせてやる」
タマ「ほんと!?」
ヒュマ「ああ」
タマ「うーん! がんばるー!」
と、ふと俺の頭に一つの疑念が浮かぶ。
ヒュマ「……なあ、タマよ」
タマ「なにー?」
相変わらず頭越しに覗き込んでくるタマ。うむ、たまらんな。
ヒュマ「お前、合成ってどうやってしてるんだ?」
タマ「……………………」
なんだかよくわからないが、珍しくタマの頬が紅く染まる。
な、なんだオイ。どんな反応だよ! ちょっと待てよ!想像してないぞそんな反応!!
ヒュマ「な、なんだよ、教えろよ」
タマ「……………………やぁ~」
視線を外し、ぼそりと呟く。
ちょっと待て、なんですかその反応は! 何?恥ずかしいようなことなの!?
余計に聞きたくなっちゃうじゃないか!! 期待しちゃうじゃないか!!
ヒュマ「あ? どしたぃ」
タマ「どうして最近ミッションに出かけないの?」
タマが至極当然な質問を投げかけてくる。
そう、俺はここのところ全くミッションをこなしていない。
なんというか、心にぽっかり穴があいたというか。
ヒュマ「そうさな… やっぱり、強敵が居ないとな…」
タマ「えー、いっぱいいるじゃないー ディマゴラスとかー、オンマゴウグとかー」
ヒュマ「いや、そういうんじゃないんだな。ライバルというか、ディ・ラガンというか」
そう、奴が、ディ・ラガンが自宅謹慎を喰らい、まるで姿を見せない。
奴と戦いたい… 紅の巨獣ではなく、草原の支配者である奴と…
ヒュマ「女には、解らんさ… フッ」
タマ「むー」
ちょっとカッコつけてみる。まあ、これも男の浪漫には違いない。
そんな意味不明な理論に納得行かないのか、タマが頭の上でスネる。
タマ「ねー」
ヒュマ「今度はなんだ」
タマ「プリンたべたいー」
そう言って指差した方向には、何時ものオープンカフェがある。
何時もの店員の女の子が、俺達に気付き身構えている。
チッ、先手を取られたか…
ヒュマ「今日は帰るぞー」
タマ「えーーーーーー!!」
頭の上でじたばたと暴れて抗議するタマ。
ヒュマ「とっとと帰ってファントム合成するんだ。成功率が5割超えたらプリンを10個食わせてやる」
タマ「ほんと!?」
ヒュマ「ああ」
タマ「うーん! がんばるー!」
と、ふと俺の頭に一つの疑念が浮かぶ。
ヒュマ「……なあ、タマよ」
タマ「なにー?」
相変わらず頭越しに覗き込んでくるタマ。うむ、たまらんな。
ヒュマ「お前、合成ってどうやってしてるんだ?」
タマ「……………………」
なんだかよくわからないが、珍しくタマの頬が紅く染まる。
な、なんだオイ。どんな反応だよ! ちょっと待てよ!想像してないぞそんな反応!!
ヒュマ「な、なんだよ、教えろよ」
タマ「……………………やぁ~」
視線を外し、ぼそりと呟く。
ちょっと待て、なんですかその反応は! 何?恥ずかしいようなことなの!?
余計に聞きたくなっちゃうじゃないか!! 期待しちゃうじゃないか!!
ヒュマ「ほら、とっとと教えなさい」
タマ「………………………やーーーーー!」
そう言ってすたっと音もなく道路に降り立ち、しゅたたと逃げ出すタマ。
ヒュマ「ちょ、ちょっと待てィ!! 教えろ!教えなさい!!先生怒んないから正直に言いなさい!!」
タマ「やーーーーーーーーーー!!」
ホルテス西地区の一角。
逃げる422を追いかけるヒューマンという怪しい構図を見かけた一般人が
ガーディアンズに通報したのは不思議ではなかったらしい。
そして、そんな二人に向けられる視線。
ヒュマ郎もタマも気付くことなく西地区を走り去る。その視線に気付くこともなく。
おしまい
続きそうな終わり方だけど多分続きません(;゚∀゚)
タマ「………………………やーーーーー!」
そう言ってすたっと音もなく道路に降り立ち、しゅたたと逃げ出すタマ。
ヒュマ「ちょ、ちょっと待てィ!! 教えろ!教えなさい!!先生怒んないから正直に言いなさい!!」
タマ「やーーーーーーーーーー!!」
ホルテス西地区の一角。
逃げる422を追いかけるヒューマンという怪しい構図を見かけた一般人が
ガーディアンズに通報したのは不思議ではなかったらしい。
そして、そんな二人に向けられる視線。
ヒュマ郎もタマも気付くことなく西地区を走り去る。その視線に気付くこともなく。
おしまい
続きそうな終わり方だけど多分続きません(;゚∀゚)
「いらっしゃいませー!」
今日も、連日の賑わいを見せる飯店。
看板娘のダブルPM、家庭的かつ本格的な味を提供するヒュマ助の料理の腕。
何より、この間の立てこもり鎮圧の噂が、店の評判へ拍車をかけた。
それこそ、物珍しさの一見さんから馴染みの常連さんまで…
今日も、厨房とフロアは賑わいと忙しい喧騒に包まれている。
「3番の天津丼と4番のランチセットBお待たせー」
「はーぃ、ただいまー!」
厨房からは美味しそうな香りが立ち込め、フロアへは出来上がった料理が次々に運ばれる。
小さな身体でちょろちょろとフロアを元気そうに走り回る422。
厨房で、ヒュマ助の手伝いをしながら、オーダーを取る442。
そして、あくせくまな板や鍋、フライパンへ向かう小太りの青年。ヒュマ助である。
「いらっしゃいませー」
422の快活そうな声が響く。新しいお客さんの来店、それを知らせる声。
そして、店に入ってきた二人連れ。それは…
「うーん、ペパーとこうしてレストランに来るのは初めてね」
「…そうですね」
すらりとした体躯。フレーム無しネガネの理知的な印象を受けるヒューマンの女性と…
そのPMであろう、ちょっと無愛想な印象のGH451であった。
今日も、連日の賑わいを見せる飯店。
看板娘のダブルPM、家庭的かつ本格的な味を提供するヒュマ助の料理の腕。
何より、この間の立てこもり鎮圧の噂が、店の評判へ拍車をかけた。
それこそ、物珍しさの一見さんから馴染みの常連さんまで…
今日も、厨房とフロアは賑わいと忙しい喧騒に包まれている。
「3番の天津丼と4番のランチセットBお待たせー」
「はーぃ、ただいまー!」
厨房からは美味しそうな香りが立ち込め、フロアへは出来上がった料理が次々に運ばれる。
小さな身体でちょろちょろとフロアを元気そうに走り回る422。
厨房で、ヒュマ助の手伝いをしながら、オーダーを取る442。
そして、あくせくまな板や鍋、フライパンへ向かう小太りの青年。ヒュマ助である。
「いらっしゃいませー」
422の快活そうな声が響く。新しいお客さんの来店、それを知らせる声。
そして、店に入ってきた二人連れ。それは…
「うーん、ペパーとこうしてレストランに来るのは初めてね」
「…そうですね」
すらりとした体躯。フレーム無しネガネの理知的な印象を受けるヒューマンの女性と…
そのPMであろう、ちょっと無愛想な印象のGH451であった。
「いらっしゃいませ、お客様」
ぺこりとお辞儀をして、テーブルに着いた二人にメニューを手渡す442。
「ご注文が決まりましたら、私共へ声をお掛け下さいませ」
丁寧に対応して、厨房の方へ下がる442。メニューを開く451。
ふと、451が主人の方を見ると、…厨房の方を見つめて妙にニマニマしている。
「主…」
「あはー…442も可愛いなぁ…♪」
無言で一撃。テーブルの下の足に力を込めて、思いっきり振り上げる。
―ゴスン!!
鈍い骨に響く打撃音の後、声にならない悲鳴を上げてテーブルへ突っ伏す主人。
「店員さんに鼻の下伸ばすのもいい加減にして下さい」
「だ、だってぇ…礼儀正しくて…ちっちゃくて…」
ふぅ…とため息。涙目で脛を擦る主人の事は何時もの事なので、仕方が無いと諦める。
とりあえず、注文をしよう。そう思い、テーブルに備え付けてある小さい鈴を鳴らす。
音に気づいたのか、小走りで快活そうな小さな影が歩み寄ってきた。
「はいはい~。ご注文はお決まりでしょうか?」
「えっと、422ちゃんをテイク…」
―ドスッ!!
「アゥッ!?!!?」
「お、お客様…?」
「この方にはケーキセットを。私には珈琲だけで結構」
「…?…、か、畏まりました」
訝しげな目で見られたが、仕方が無い。またこの人の悪い癖なんだ…とため息。
当人といえば、私に踏まれた足の小指を押さえて、脂汗を流していた。
ぺこりとお辞儀をして、テーブルに着いた二人にメニューを手渡す442。
「ご注文が決まりましたら、私共へ声をお掛け下さいませ」
丁寧に対応して、厨房の方へ下がる442。メニューを開く451。
ふと、451が主人の方を見ると、…厨房の方を見つめて妙にニマニマしている。
「主…」
「あはー…442も可愛いなぁ…♪」
無言で一撃。テーブルの下の足に力を込めて、思いっきり振り上げる。
―ゴスン!!
鈍い骨に響く打撃音の後、声にならない悲鳴を上げてテーブルへ突っ伏す主人。
「店員さんに鼻の下伸ばすのもいい加減にして下さい」
「だ、だってぇ…礼儀正しくて…ちっちゃくて…」
ふぅ…とため息。涙目で脛を擦る主人の事は何時もの事なので、仕方が無いと諦める。
とりあえず、注文をしよう。そう思い、テーブルに備え付けてある小さい鈴を鳴らす。
音に気づいたのか、小走りで快活そうな小さな影が歩み寄ってきた。
「はいはい~。ご注文はお決まりでしょうか?」
「えっと、422ちゃんをテイク…」
―ドスッ!!
「アゥッ!?!!?」
「お、お客様…?」
「この方にはケーキセットを。私には珈琲だけで結構」
「…?…、か、畏まりました」
訝しげな目で見られたが、仕方が無い。またこの人の悪い癖なんだ…とため息。
当人といえば、私に踏まれた足の小指を押さえて、脂汗を流していた。
「お待たせ致しました。ご注文は以上で宜しいでしょうか?」
お運びの422&442が手に数種類のケーキと紅茶、それと珈琲を持って席まで来る。
テーブルに並べれたスイーツは、なるほど…美味しそうに見える。
心なしか、紅茶や珈琲も本格的に思えた。
「えぇ、有難う御座います」
「では、ごゆっくりどうぞ」
「何かあったら、遠慮なく呼んでね?」
PM同士互いに会釈をすると、二人はまた接客と厨房の手伝いへと戻っていく。
「うわぁ…美味しそう…(じゅるり」
「主、涎を拭いてください」
「だ、だってぇ…w」
そう、この人は甘いものに目が無い。変わり者だが、「女の子」らしい一面もあるのだ。
フォークで口へ運び、至福の表情を浮かべる主人。
それを、微笑で眺めながら、珈琲を口に運ぶ451。
そんな451へ目を向けて、主人がフとケーキを食べる手を止めた。
「そんなにじーっと見つめて…ペパーも食べたいの?」
「いいえ。私は甘いものはあまり…」
いって、顔を背ける。甘いものが苦手ではない。むしろ、甘いものは好きだ。
けれど、主人の財布で自分の道楽の為に注文はしたくは無い。
この珈琲だって、私だけ注文しないのに嫌な思いをされたくは無いからだった。
お運びの422&442が手に数種類のケーキと紅茶、それと珈琲を持って席まで来る。
テーブルに並べれたスイーツは、なるほど…美味しそうに見える。
心なしか、紅茶や珈琲も本格的に思えた。
「えぇ、有難う御座います」
「では、ごゆっくりどうぞ」
「何かあったら、遠慮なく呼んでね?」
PM同士互いに会釈をすると、二人はまた接客と厨房の手伝いへと戻っていく。
「うわぁ…美味しそう…(じゅるり」
「主、涎を拭いてください」
「だ、だってぇ…w」
そう、この人は甘いものに目が無い。変わり者だが、「女の子」らしい一面もあるのだ。
フォークで口へ運び、至福の表情を浮かべる主人。
それを、微笑で眺めながら、珈琲を口に運ぶ451。
そんな451へ目を向けて、主人がフとケーキを食べる手を止めた。
「そんなにじーっと見つめて…ペパーも食べたいの?」
「いいえ。私は甘いものはあまり…」
いって、顔を背ける。甘いものが苦手ではない。むしろ、甘いものは好きだ。
けれど、主人の財布で自分の道楽の為に注文はしたくは無い。
この珈琲だって、私だけ注文しないのに嫌な思いをされたくは無いからだった。
「そーんな、見栄を張っちゃって…w」
また、私を見る目がニヤニヤと小ばかにするような不適なモノへと変わる。
これだ。この視線が…その、嫌…ではないけれど、なんだかむず痒い…
私はまた、そっぽを向く。これ以上、この人のこのニヤニヤを直視するのは癪だから。
「別に。見栄など…」
「いいのいいのwプイデレなんだからwほら…」
そういって、セレブショコラを一口分フォークで差し出す主。
これを食べれば、この人の思う壺だ。しかし、食べなければもっと五月蝿いだろう…
仕方ない、そう…これは仕方ないのだ。あくまで…なのだ……
「あ~ん♪」
「ぁ…、あー…」
差し出されたフォークが、口のところまで来る。私は、しぶしぶと口を閉じる。
「んっ…」
「どう?このケーキ、美味しいよね?」
「…そうですね」
そっけなく、あくまでそっけなく対応して、私は珈琲を口にする。
砂糖は入れない。ミルクも。この苦味と香りが私の好きなものだから。
それでも…何故だろう。
何時もの一口より、この「あーん」の後の一口は、格別な味に思える…。
「じゃ、次は私の番よね?w」
そういって、ケーキとフォークが私の前に差し出される。
「あ~ん…♪」
嬉しそうに口をあけてまつ主。そこに…
―プスッ…
「い、いにゃぁぁぁぁ?!」
つい、恥ずかしさのあまり…私はケーキをささないままでフォークを差し入れた。
また、私を見る目がニヤニヤと小ばかにするような不適なモノへと変わる。
これだ。この視線が…その、嫌…ではないけれど、なんだかむず痒い…
私はまた、そっぽを向く。これ以上、この人のこのニヤニヤを直視するのは癪だから。
「別に。見栄など…」
「いいのいいのwプイデレなんだからwほら…」
そういって、セレブショコラを一口分フォークで差し出す主。
これを食べれば、この人の思う壺だ。しかし、食べなければもっと五月蝿いだろう…
仕方ない、そう…これは仕方ないのだ。あくまで…なのだ……
「あ~ん♪」
「ぁ…、あー…」
差し出されたフォークが、口のところまで来る。私は、しぶしぶと口を閉じる。
「んっ…」
「どう?このケーキ、美味しいよね?」
「…そうですね」
そっけなく、あくまでそっけなく対応して、私は珈琲を口にする。
砂糖は入れない。ミルクも。この苦味と香りが私の好きなものだから。
それでも…何故だろう。
何時もの一口より、この「あーん」の後の一口は、格別な味に思える…。
「じゃ、次は私の番よね?w」
そういって、ケーキとフォークが私の前に差し出される。
「あ~ん…♪」
嬉しそうに口をあけてまつ主。そこに…
―プスッ…
「い、いにゃぁぁぁぁ?!」
つい、恥ずかしさのあまり…私はケーキをささないままでフォークを差し入れた。
とりあえず、忙しい時間は終わり、店内のお客さんはちらほらといった程度だ。
追加の注文も一区切り。厨房にこもっていたヒュマ助はふぅ、と一息つく。
フロアへ出て、いつもどおりに常連さんが話しかけてくる。
笑いあい、フと…窓際の座席に目をやると…
「PMと主人の二人連れ、かぁ」
和気藹々、といった様子でケーキを食べながら語り合っている二人組み。
PMの方が若干素っ気無い様に感じるけど、きっとそういう性格なのだろう。
ヒュマ助は、お客とのふれあいを…と思い、席へと歩んでいった。
「うーん、美味しい♪」
主人はといえば、ケーキの味に上機嫌な様だ。ニコニコと微笑んでいる。
そんな主人の機嫌を見て、451も満更でもないのか顔を綻ばせている。
「んー♪こんな美味しいケーキ作れる人って、どんな人なんだろ?」
「さぁ…?噂では気立てのいい青年だそうですよ?」
「本当?うわぁ…どんな人なのかなぁ…」
後ろからゆっくりと歩み寄ってくる影には気づかず、会話は進んでいく。
「なら、『店長を呼べ』…とでも言えばいいじゃないですか」
「そ、そこまで大げさではないでしょう…?」
「どうせ、『いい人そうなら私をお嫁に…』…なのでしょう?」
「そうなのよ…。こんな私でもお嫁に貰ってくれないかしらねぇ…」
はー…とため息をついて机に頬杖を付く主人。そこに…
「僕でよろしければ…お嫁に来て欲しいですね」
「ふぇっ!?」
「ぶふっ…!?」
噂にしていた相手が、本当に立っているとは、二人は思わなかった。
追加の注文も一区切り。厨房にこもっていたヒュマ助はふぅ、と一息つく。
フロアへ出て、いつもどおりに常連さんが話しかけてくる。
笑いあい、フと…窓際の座席に目をやると…
「PMと主人の二人連れ、かぁ」
和気藹々、といった様子でケーキを食べながら語り合っている二人組み。
PMの方が若干素っ気無い様に感じるけど、きっとそういう性格なのだろう。
ヒュマ助は、お客とのふれあいを…と思い、席へと歩んでいった。
「うーん、美味しい♪」
主人はといえば、ケーキの味に上機嫌な様だ。ニコニコと微笑んでいる。
そんな主人の機嫌を見て、451も満更でもないのか顔を綻ばせている。
「んー♪こんな美味しいケーキ作れる人って、どんな人なんだろ?」
「さぁ…?噂では気立てのいい青年だそうですよ?」
「本当?うわぁ…どんな人なのかなぁ…」
後ろからゆっくりと歩み寄ってくる影には気づかず、会話は進んでいく。
「なら、『店長を呼べ』…とでも言えばいいじゃないですか」
「そ、そこまで大げさではないでしょう…?」
「どうせ、『いい人そうなら私をお嫁に…』…なのでしょう?」
「そうなのよ…。こんな私でもお嫁に貰ってくれないかしらねぇ…」
はー…とため息をついて机に頬杖を付く主人。そこに…
「僕でよろしければ…お嫁に来て欲しいですね」
「ふぇっ!?」
「ぶふっ…!?」
噂にしていた相手が、本当に立っているとは、二人は思わなかった。
盛大に珈琲を噴出した451。驚きのあまり硬直した主人。
それを、あれ?と間の抜けた笑顔で見比べるヒュマ助。
「えーと、そういうお話ではなかったの…ですか?」
コクコクと、壊れた人形の様な動きで頷く主人。唖然としながら、二人を見つめる451。
「まぁ、僕は構いませんので…とりあえず、お騒がせしました」
ぺこりと一礼すると、他のテーブルへと歩んでいく小太りの青年。
常連客の子なのか、そのテーブルの少女と笑顔で会話している。
時折、大き目の笑い声が聞こえる。よほど、常連に気に入られているのだろう。
「えーと…主、大丈夫ですか?」
惚けている主人をゆすって、確かめる451。
「あ、うん…ら、らいじょうぶぅ…」
「…これは駄目そうですね」
ヒュマ助が先ほどたっていた辺りを見つめて、ぽやーんとしている主人。
それにしても、と思い出してまだ信じられない事だと思う451。
散々、主人の知り合いに紹介された男性に
「ちょっと、趣味がついていけない…」
「そういう子には見えなかったな…」
「恋愛対象には見れないよ…」
と、フラれにフラれ続ける事、現在までの主人が…
(恋人等を通り越して、お嫁に貰ってもいい…とは)
あの青年、大分変わっている様子。主人とはまた違うが、変わり者だ。
もしかしたら…と、451は驚きでぼんやりした頭で考えるのだった。
それを、あれ?と間の抜けた笑顔で見比べるヒュマ助。
「えーと、そういうお話ではなかったの…ですか?」
コクコクと、壊れた人形の様な動きで頷く主人。唖然としながら、二人を見つめる451。
「まぁ、僕は構いませんので…とりあえず、お騒がせしました」
ぺこりと一礼すると、他のテーブルへと歩んでいく小太りの青年。
常連客の子なのか、そのテーブルの少女と笑顔で会話している。
時折、大き目の笑い声が聞こえる。よほど、常連に気に入られているのだろう。
「えーと…主、大丈夫ですか?」
惚けている主人をゆすって、確かめる451。
「あ、うん…ら、らいじょうぶぅ…」
「…これは駄目そうですね」
ヒュマ助が先ほどたっていた辺りを見つめて、ぽやーんとしている主人。
それにしても、と思い出してまだ信じられない事だと思う451。
散々、主人の知り合いに紹介された男性に
「ちょっと、趣味がついていけない…」
「そういう子には見えなかったな…」
「恋愛対象には見れないよ…」
と、フラれにフラれ続ける事、現在までの主人が…
(恋人等を通り越して、お嫁に貰ってもいい…とは)
あの青年、大分変わっている様子。主人とはまた違うが、変わり者だ。
もしかしたら…と、451は驚きでぼんやりした頭で考えるのだった。
「有難う御座いました」
「また、来てね~!」
442と422の可愛い二枚看板に見送られ、店を後にする二人。
値段も味も満足いく内容であったし、何よりまた来ようと思える雰囲気があった。
そして…
「えへへぇ…♪」
隣で蕩けた表情で歩む主人。その手には一枚のカード。
あの青年店主のパートナーカードだそうだ。
まさか、こうも簡単に…
(わ、私と…ぱ、ぱぱ、ぱ…)
(…ぱ?)
(ぱ、パートナーカード…っ…こ、交換してくれませんかっ!?)
(はい、僕で宜しければ…是非)
そういって、にっこり笑顔で二つ返事のパトカ交換をした、主人と青年。
本当に底なしのお人よしな様で、主人が美味しそうに食べていたケーキを…
「まさか、おみやとして下さるなんて…」
私の腕の中でゆれる可愛いラッピングされた小箱。
甘い匂いは、あのケーキだとすれば…作った人があの青年だとすれば…
「大事に食べようねぇ?んふふ…♪」
あぁ、もう知るものか。なんだろう、このモヤモヤな気持ちは。
「また来ようね…w」なんて、主が言っている。けど、その時は断ろうか…?
そうだ、こっそりこのケーキは私が食べてしまおう。
あの青年には、負けられない…。そんな気がするから。
「また、来てね~!」
442と422の可愛い二枚看板に見送られ、店を後にする二人。
値段も味も満足いく内容であったし、何よりまた来ようと思える雰囲気があった。
そして…
「えへへぇ…♪」
隣で蕩けた表情で歩む主人。その手には一枚のカード。
あの青年店主のパートナーカードだそうだ。
まさか、こうも簡単に…
(わ、私と…ぱ、ぱぱ、ぱ…)
(…ぱ?)
(ぱ、パートナーカード…っ…こ、交換してくれませんかっ!?)
(はい、僕で宜しければ…是非)
そういって、にっこり笑顔で二つ返事のパトカ交換をした、主人と青年。
本当に底なしのお人よしな様で、主人が美味しそうに食べていたケーキを…
「まさか、おみやとして下さるなんて…」
私の腕の中でゆれる可愛いラッピングされた小箱。
甘い匂いは、あのケーキだとすれば…作った人があの青年だとすれば…
「大事に食べようねぇ?んふふ…♪」
あぁ、もう知るものか。なんだろう、このモヤモヤな気持ちは。
「また来ようね…w」なんて、主が言っている。けど、その時は断ろうか…?
そうだ、こっそりこのケーキは私が食べてしまおう。
あの青年には、負けられない…。そんな気がするから。
はい、短編掲載です。
ついにヒュマ助と変わり者主人が接点を持ちました。
ていうか、ヒュマ助大分変わり者なので、私的には今後…(ごにょごにょ
とりあえず、ペパーさんことプイデレちゃんを今回も書いてます。
ツンデレのような喧しさではなく、あえて内側での天邪鬼!
あぁ、プイデレは新ジャンルになりませんか…?なって欲しい…
>>370
ワルキャス、クールに決めれば二枚目なのに…
普段や姉さんの前では、どう見ても「悪がき」レベル…w
応援しています!今後もwktk!
>>373
捨てポコ、可愛いですよね!タマちゃん、好きですw
でも、本当にPM達ってどういう風に合成しているんだろう?
合成頼んでる最中でも、戦闘に連れ出せるし…何時の間に?
では、次回にー
ついにヒュマ助と変わり者主人が接点を持ちました。
ていうか、ヒュマ助大分変わり者なので、私的には今後…(ごにょごにょ
とりあえず、ペパーさんことプイデレちゃんを今回も書いてます。
ツンデレのような喧しさではなく、あえて内側での天邪鬼!
あぁ、プイデレは新ジャンルになりませんか…?なって欲しい…
>>370
ワルキャス、クールに決めれば二枚目なのに…
普段や姉さんの前では、どう見ても「悪がき」レベル…w
応援しています!今後もwktk!
>>373
捨てポコ、可愛いですよね!タマちゃん、好きですw
でも、本当にPM達ってどういう風に合成しているんだろう?
合成頼んでる最中でも、戦闘に連れ出せるし…何時の間に?
では、次回にー
プリンと10回言ってみて
>>356
420の想い大暴走、って感じだなぁ
てか430ってこういうとこは妙に鋭いんだな・・・w
>>357
感想はあった方が作者も嬉しいし何よりちゃんと読んでるってのが伝わるからこちらとしても気分がいい
感想のタイミングは読みおわった時にやるくらいで良いかも、最近投下も多いし溜まりすぎるとレスしにくくなるから
>>361
教官何の為に来たのかわかんないな・・・w
ちなみにカガジバリは普通のでもギバやギフォは使うはず(さすがにダムは使わないが)
>>370
ニュマ姉の勝手っぷりは凄まじいな・・・w
しかしワルパシリにニュマ姉にと、ワルキャスは結構幸せもんだな
>>373
>ヒュマ「10万13レベルだ」その発想は無かったわ・・・w
しかし合成は相変わらず謎だよなあ、そもそも基板は何処に刺してどうやってあの素材を合成するのか
そして失敗したら何故モノメイトなのか(ここは合成獣モノメイトとかなってそうだが
>>381
この二人がどう絡むのかと思えばペパーの主人の一目惚れと来たか
てかヒュマ助もかなりもてるなぁ・・・w
420の想い大暴走、って感じだなぁ
てか430ってこういうとこは妙に鋭いんだな・・・w
>>357
感想はあった方が作者も嬉しいし何よりちゃんと読んでるってのが伝わるからこちらとしても気分がいい
感想のタイミングは読みおわった時にやるくらいで良いかも、最近投下も多いし溜まりすぎるとレスしにくくなるから
>>361
教官何の為に来たのかわかんないな・・・w
ちなみにカガジバリは普通のでもギバやギフォは使うはず(さすがにダムは使わないが)
>>370
ニュマ姉の勝手っぷりは凄まじいな・・・w
しかしワルパシリにニュマ姉にと、ワルキャスは結構幸せもんだな
>>373
>ヒュマ「10万13レベルだ」その発想は無かったわ・・・w
しかし合成は相変わらず謎だよなあ、そもそも基板は何処に刺してどうやってあの素材を合成するのか
そして失敗したら何故モノメイトなのか(ここは合成獣モノメイトとかなってそうだが
>>381
この二人がどう絡むのかと思えばペパーの主人の一目惚れと来たか
てかヒュマ助もかなりもてるなぁ・・・w
>>356
420可愛いのぅw
想いを伝えられたら沼虎どうすんだろw
>>370
ワルキャスって遊びなれてるようで実は純情ぽいw
>>373
ぽこを誘拐したいくらいだw
>>381
ひゅま助VSペパーかw
ひゅま助の方が思いに気がつかなそうだけどw
>>383
アドバイスありがとう。見れたとき適当に感想つけるようにするよ。
それにしても普通にギ系とか使ったのか・・・・調べ不足だったw
どうも自分は長々と前置きしてしまう癖があるらしく・・・
書きたいことかけるまでだらだらしそうなんでヨニの奴はもう辞めときますわw
(パシリ関係無い場面も意外とあるんでw)
ただの読み手に戻ります。読んでくれてありがとう。
420可愛いのぅw
想いを伝えられたら沼虎どうすんだろw
>>370
ワルキャスって遊びなれてるようで実は純情ぽいw
>>373
ぽこを誘拐したいくらいだw
>>381
ひゅま助VSペパーかw
ひゅま助の方が思いに気がつかなそうだけどw
>>383
アドバイスありがとう。見れたとき適当に感想つけるようにするよ。
それにしても普通にギ系とか使ったのか・・・・調べ不足だったw
どうも自分は長々と前置きしてしまう癖があるらしく・・・
書きたいことかけるまでだらだらしそうなんでヨニの奴はもう辞めときますわw
(パシリ関係無い場面も意外とあるんでw)
ただの読み手に戻ります。読んでくれてありがとう。
あ、357-361です。なんかID違うけどね。
ttp://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2709.jpg
かねこ氏もパシリ好きだったりしないかな…
>>384
カガジバリは単発テクを打つと同時にギ系も発動するよ。(メギドの時はメギバース)
つかここで辞められると続きが気になってもにょもにょしそうだから、出来れば続けて欲しい俺ガイル…w
かねこ氏もパシリ好きだったりしないかな…
>>384
カガジバリは単発テクを打つと同時にギ系も発動するよ。(メギドの時はメギバース)
つかここで辞められると続きが気になってもにょもにょしそうだから、出来れば続けて欲しい俺ガイル…w
これはいい450ですな
>>156です。
単発で終わらせた方が良い気はしましたが、書きたくなったので投下します。
超短編としてもっと文を削って短くしたいのですが、難しいものですね。
合成方法で新説出してる場合じゃなかったわ。
------------
我輩はPMである。名前はタロウ。
このやろうが基板をセットしたので、我輩は材料が足らないことを教えてやった。
いまさら驚いているのか、うかつなやつめ。
落ち着いたのを見計らって合成確率を教えてやると、このやろうは呻き声を漏らした。
ははは、いいぞこのやろう。もっと我輩を喜ばせろ。
じつは我輩も内心この素材数や合成確率はないだろうと思ってはいる。
しかし上の決めたことだ、仕方ないだろ。変更を申し入れる立場でもないしな。
足らない素材を買い足させ、ようやく我輩一人。合成の時間だ。
我輩もPMのはしくれ、合成は頑張っている。
合成は好きだ。この消費や破壊だらけの生活の中にある唯一の創造性。
この手で品物が仕上がっていく事に喜びを感じる。
だが難しいものは、これは機密事項ではあるが、コロニーの支店や各惑星の本店に依頼している。
当たり前だろ、難しすぎだって。我輩は失敗を楽しむほどマゾくはない。
合成に時間がかかるのは、半分は輸送時間が関係している。
成功すれば工場から合成品が届き、失敗すればお詫びの粗品が届く仕組みだ。
あのやろうは我輩が作っていると思っているようだが、そんな何時間も手作業してられるか。
店番もあるし、複数同時合成だってある。戦闘支援にもいく。考えたらわかるだろ。
いや、夢を壊してすまない。機密事項だ、忘れてくれたまえ。
完成時間に合わせて戻ってきたこのやろうが、合成結果を尋ねてきた。
宅配業者はまだ来ていない。
こっちにも都合ってもんがあるんだ。少しは残業して帰って来いこのやろう。
我輩は精一杯のスマイルを添えて、モノメイトを差し出した。
そんな複雑な顔されても困るんだがな。我輩ちっとも悪くないんだぞ。
それよりさっさと今日の獲物をよこせ。
我輩はPMである。名前はタロウ。
遅れて届いたこの完成品、売ってスケープドールくらい用意しておくか。
単発で終わらせた方が良い気はしましたが、書きたくなったので投下します。
超短編としてもっと文を削って短くしたいのですが、難しいものですね。
合成方法で新説出してる場合じゃなかったわ。
------------
我輩はPMである。名前はタロウ。
このやろうが基板をセットしたので、我輩は材料が足らないことを教えてやった。
いまさら驚いているのか、うかつなやつめ。
落ち着いたのを見計らって合成確率を教えてやると、このやろうは呻き声を漏らした。
ははは、いいぞこのやろう。もっと我輩を喜ばせろ。
じつは我輩も内心この素材数や合成確率はないだろうと思ってはいる。
しかし上の決めたことだ、仕方ないだろ。変更を申し入れる立場でもないしな。
足らない素材を買い足させ、ようやく我輩一人。合成の時間だ。
我輩もPMのはしくれ、合成は頑張っている。
合成は好きだ。この消費や破壊だらけの生活の中にある唯一の創造性。
この手で品物が仕上がっていく事に喜びを感じる。
だが難しいものは、これは機密事項ではあるが、コロニーの支店や各惑星の本店に依頼している。
当たり前だろ、難しすぎだって。我輩は失敗を楽しむほどマゾくはない。
合成に時間がかかるのは、半分は輸送時間が関係している。
成功すれば工場から合成品が届き、失敗すればお詫びの粗品が届く仕組みだ。
あのやろうは我輩が作っていると思っているようだが、そんな何時間も手作業してられるか。
店番もあるし、複数同時合成だってある。戦闘支援にもいく。考えたらわかるだろ。
いや、夢を壊してすまない。機密事項だ、忘れてくれたまえ。
完成時間に合わせて戻ってきたこのやろうが、合成結果を尋ねてきた。
宅配業者はまだ来ていない。
こっちにも都合ってもんがあるんだ。少しは残業して帰って来いこのやろう。
我輩は精一杯のスマイルを添えて、モノメイトを差し出した。
そんな複雑な顔されても困るんだがな。我輩ちっとも悪くないんだぞ。
それよりさっさと今日の獲物をよこせ。
我輩はPMである。名前はタロウ。
遅れて届いたこの完成品、売ってスケープドールくらい用意しておくか。
356の続きを投下です。
430の耳元で、通信機が鳴った。
430「はい、はい。わかりましたッ! かならず、つれてきますねー」
通信を終えた430が、フォトン式将棋盤を前にさめざめと泣く沼虎の肩を叩く。
430「それじゃあ、いきましょー!」
沼虎「もう……どうにでもしてくれぇ」
430に手を引かれるままに、沼虎はふらふらと歩き始める。その頭の中にあるのは、賭けのレートを下げておくべきだった、
という後悔のみだった。
なんとなれば、十戦全敗、損失十万メセタである。
沼虎「くそ……罠使いの俺さまともあろう者が、とんだ誤算を……」
430「沼虎さまは、かけごとむいてないとおもいます」
すっぱり言われ、沼虎はさらに落ち込んだ。うつむいたままずるずると、林の奥深くへ足を踏み入れてゆく。
沼虎「……にしても、だ。一体どこへ連れて行こうってんだ?」
430「ついてからの、おたのしみです。もうすぐですよー」
けもの道に近い道のりを、430がずんちゃか歩いていく。その足取りは、しっかりしたものだった。
430「あ、ちょうちょ!」
沼虎「コラ」
さっと向きを変える430を押さえ、なだめすかす沼虎の努力の賜物である。
430「沼虎さま」
もうすぐと言いつつ結構歩いたな、と沼虎が思ったころに、430が声をかけてきた。
沼虎「ん、何だ?」
430「420ちゃんのいうこと、ちゃんときいてあげてくださいね。わらったり、ごまかしたりするのはダメですよ?」
沼虎「……わあってるよ、んなコト」
それで満足したらしく、430はいきなり沼虎の手を放して駆け出した。
沼虎「お、おい!」
そのまま坂道を登ってゆく430を、沼虎は慌てて追った。
430「ごしゅじんさまー!」
坂を登りきったところで、430が呼びかける。
沼子「430!」
飛び込んでくる430を、沼子が抱き留める。だが、沼虎の意識は別の光景に支配されていた。
沼虎「4…2…0……なのか?」
月と星の光を浴びて、小柄な少女が立っていた。くりくりした瞳に、しなやかな肢体。いつも見慣れているはずなのに、
月下の420は壮麗な絵画のように、沼虎の心を打った。
420「沼虎……」
どこか儚げな風情さえ漂わせて、沼虎を見つめる420。目が合うだけで、沼虎の心臓に痛みのようなものが走った。
420「さっきは、ひっぱたいちゃって、ごめん」
沼虎「あ、ああ……。いつものコトだろ? 慣れてるよ」
どぎまぎしながら、何とか言葉を返した。一体、どうしちまったんだろうか。ぼんやりと考えながらも、420から目が離せない。
420「それから……聞いてくれる? あたしの、ほんとうの気持ちを」
のどがひりつくように渇いていて、もはや声も出ない。沼虎は、黙ってうなずいた。
420「あなたが、好きです……」
沼虎「420……!」
離れていたふたりの影が寄り合い、重なり合った。視界の端でそれを確認して、沼子は微笑した。
沼子「よかったわね、420ちゃん……」
ぐるぐると目まぐるしく回る風景。腕の中にいる430を見やると、
430「ご、ごじゅじんざばあ゛ぁああああ」
沼子「430、離れちゃダメよ」
ごろごろと坂道を転げ落ちながら、沼子はしっかと430を抱きなおした。
沼子「……やっぱり、少しは体を鍛えないとダメね」
飛びつかれた勢いで坂道を転げ続ける沼子が、そっと息を吐いた。 つづく
430の耳元で、通信機が鳴った。
430「はい、はい。わかりましたッ! かならず、つれてきますねー」
通信を終えた430が、フォトン式将棋盤を前にさめざめと泣く沼虎の肩を叩く。
430「それじゃあ、いきましょー!」
沼虎「もう……どうにでもしてくれぇ」
430に手を引かれるままに、沼虎はふらふらと歩き始める。その頭の中にあるのは、賭けのレートを下げておくべきだった、
という後悔のみだった。
なんとなれば、十戦全敗、損失十万メセタである。
沼虎「くそ……罠使いの俺さまともあろう者が、とんだ誤算を……」
430「沼虎さまは、かけごとむいてないとおもいます」
すっぱり言われ、沼虎はさらに落ち込んだ。うつむいたままずるずると、林の奥深くへ足を踏み入れてゆく。
沼虎「……にしても、だ。一体どこへ連れて行こうってんだ?」
430「ついてからの、おたのしみです。もうすぐですよー」
けもの道に近い道のりを、430がずんちゃか歩いていく。その足取りは、しっかりしたものだった。
430「あ、ちょうちょ!」
沼虎「コラ」
さっと向きを変える430を押さえ、なだめすかす沼虎の努力の賜物である。
430「沼虎さま」
もうすぐと言いつつ結構歩いたな、と沼虎が思ったころに、430が声をかけてきた。
沼虎「ん、何だ?」
430「420ちゃんのいうこと、ちゃんときいてあげてくださいね。わらったり、ごまかしたりするのはダメですよ?」
沼虎「……わあってるよ、んなコト」
それで満足したらしく、430はいきなり沼虎の手を放して駆け出した。
沼虎「お、おい!」
そのまま坂道を登ってゆく430を、沼虎は慌てて追った。
430「ごしゅじんさまー!」
坂を登りきったところで、430が呼びかける。
沼子「430!」
飛び込んでくる430を、沼子が抱き留める。だが、沼虎の意識は別の光景に支配されていた。
沼虎「4…2…0……なのか?」
月と星の光を浴びて、小柄な少女が立っていた。くりくりした瞳に、しなやかな肢体。いつも見慣れているはずなのに、
月下の420は壮麗な絵画のように、沼虎の心を打った。
420「沼虎……」
どこか儚げな風情さえ漂わせて、沼虎を見つめる420。目が合うだけで、沼虎の心臓に痛みのようなものが走った。
420「さっきは、ひっぱたいちゃって、ごめん」
沼虎「あ、ああ……。いつものコトだろ? 慣れてるよ」
どぎまぎしながら、何とか言葉を返した。一体、どうしちまったんだろうか。ぼんやりと考えながらも、420から目が離せない。
420「それから……聞いてくれる? あたしの、ほんとうの気持ちを」
のどがひりつくように渇いていて、もはや声も出ない。沼虎は、黙ってうなずいた。
420「あなたが、好きです……」
沼虎「420……!」
離れていたふたりの影が寄り合い、重なり合った。視界の端でそれを確認して、沼子は微笑した。
沼子「よかったわね、420ちゃん……」
ぐるぐると目まぐるしく回る風景。腕の中にいる430を見やると、
430「ご、ごじゅじんざばあ゛ぁああああ」
沼子「430、離れちゃダメよ」
ごろごろと坂道を転げ落ちながら、沼子はしっかと430を抱きなおした。
沼子「……やっぱり、少しは体を鍛えないとダメね」
飛びつかれた勢いで坂道を転げ続ける沼子が、そっと息を吐いた。 つづく
>>386
続きが気になるなんていわれたら書きたくなってしまうw
感じ悪いのを承知で前言撤回させていただきます。すいません・・・
>>388
タロウの語り口好きだw
何故かにやりとしてしまうw
>>389
沼虎と420おめでとうw
あと沼子冷静だね、もう不幸になれちゃったのかなw
とある420の話4
ミズラキ保護区クゴ温泉。
俺達が向かっている場所だ。
「るんるるんる~ん♪」
隣で鼻歌を歌っている自称小ニューマン教官殿の提案で湯治に行くことになったのだ。
曰くヨニと俺の親睦を深めるため、だそうだ。
カガジバリを倒したその足でというのはいささか急だがもともと教官殿は俺達を誘うつもりで近くまで来ていたらしい。
家へ訪ねようとニューデイズまで来た所でガーディアンズからの知らせを受けたとの事。
何故この人だったのか・・・まあ、こう見えても腕は立つしなにより俺の教官だった人なわけで・・・。
現在は駆けつけたグラール教団兵にカガジバリの死体を任せてミズラキ保護区の紅葉舞う山道を歩いている。
「ほこうきのうがかいふくしました。もうおろしていただいてだいじょうぶです」
背中から声が聞こえる。
戻る暇も惜しんだ教官殿の提案で動けないヨニを此処まで背負ってきたのだ。
「無理はしないでくれよ?」
しゃがみこんでヨニを地面に降ろす。
「ごめいわくをおかけしました」
深々と頭を上げるヨニ。
驚いたことにあれほど酷かった火傷がほぼすっかり治っている。
「自動修復ってのもたいしたもんだ」
「いや、青ちん、いまさら何言ってるの♪マルちゃんが居たじゃない♪」
「あんな大怪我させた事なんて有りませんでしたから」
マル。初めて会った時に球状だったから着けた名前。
人型になって名前を変えようとしたら却下された名前。
もう居ない俺のかつてのパートナーマシーナリー。
正直、思い出すのは辛い。が、変に気を使われるのも辛い。
この教官殿はあの時、塞ぎこみ忘れようとした俺に何の気使いもなくマルの話を持ちかけた。
嫌がる俺に彼女は言ったのだ。忘れないであげてと。覚えていてあげてと。
続きが気になるなんていわれたら書きたくなってしまうw
感じ悪いのを承知で前言撤回させていただきます。すいません・・・
>>388
タロウの語り口好きだw
何故かにやりとしてしまうw
>>389
沼虎と420おめでとうw
あと沼子冷静だね、もう不幸になれちゃったのかなw
とある420の話4
ミズラキ保護区クゴ温泉。
俺達が向かっている場所だ。
「るんるるんる~ん♪」
隣で鼻歌を歌っている自称小ニューマン教官殿の提案で湯治に行くことになったのだ。
曰くヨニと俺の親睦を深めるため、だそうだ。
カガジバリを倒したその足でというのはいささか急だがもともと教官殿は俺達を誘うつもりで近くまで来ていたらしい。
家へ訪ねようとニューデイズまで来た所でガーディアンズからの知らせを受けたとの事。
何故この人だったのか・・・まあ、こう見えても腕は立つしなにより俺の教官だった人なわけで・・・。
現在は駆けつけたグラール教団兵にカガジバリの死体を任せてミズラキ保護区の紅葉舞う山道を歩いている。
「ほこうきのうがかいふくしました。もうおろしていただいてだいじょうぶです」
背中から声が聞こえる。
戻る暇も惜しんだ教官殿の提案で動けないヨニを此処まで背負ってきたのだ。
「無理はしないでくれよ?」
しゃがみこんでヨニを地面に降ろす。
「ごめいわくをおかけしました」
深々と頭を上げるヨニ。
驚いたことにあれほど酷かった火傷がほぼすっかり治っている。
「自動修復ってのもたいしたもんだ」
「いや、青ちん、いまさら何言ってるの♪マルちゃんが居たじゃない♪」
「あんな大怪我させた事なんて有りませんでしたから」
マル。初めて会った時に球状だったから着けた名前。
人型になって名前を変えようとしたら却下された名前。
もう居ない俺のかつてのパートナーマシーナリー。
正直、思い出すのは辛い。が、変に気を使われるのも辛い。
この教官殿はあの時、塞ぎこみ忘れようとした俺に何の気使いもなくマルの話を持ちかけた。
嫌がる俺に彼女は言ったのだ。忘れないであげてと。覚えていてあげてと。
貴方の為に生きていたマシーナリーを覚えていてあげてと。忘れるなんて残酷な事しないでと。
だから、俺はまだ覚えている。マルは確かに存在したのだと。
覚えているが故に居なくなってしまった事を感じどうしようもないも無い気持ちになる事もある。
マルは家族だったから。天涯孤独だった俺に出来た初めての家族だったから。
だからそれを失って俺は逃げるようにガーディアンズをやめようとしたのだ。
「あおさま?」
いつの間にか立ち止まっていたらしい。
なんでもないと返事をして俺は歩みを再開した。
貸切という言葉が相応しい。広い温泉に三人だけ。
紅葉舞うクゴ温泉から見える景色は絶景かな。
「はぁ~ビバノンノ♪」
訳の分からない事を教官殿が言っている。
緑青のビキニに同色のパレオ着用。
なんていうかまるっきり子供にしか見えない訳で。
ヨニの方は教官殿が用意した水着を着ている。
紺色のワンピースタイプで胸元にヨニと名前入りの布が縫い付けられている。
彼女等は背が低いので浅めの場所で座って温泉を堪能していた。
教官殿は上機嫌で、ヨニはどこかぼうっとしているように見える。
「こら~♪」
そんな事を思っていると教官殿が泳いでやってきた。
「女性二人を放って置いて一人で居るのは何事だ♪」
「そんな事いってもあそこだと肩まで疲れないんですよ」
蛙の様に泳ぎ、座る自分の横で立ち上がる。
丁度胸が目の前に来るが薄い。
「えっと♪」
教官殿の視線が俺に注がれて・・・・僅かに落胆したような溜息を吐く。
あんた今どこを確認したのですか・・・
「ヨニと仲良くなるチャンスなのよ♪」
ヨニは相変わらず浅瀬でボーっとしている。心なしか頬が赤い。
同じ無表情でも多少柔らかい感じを受ける。
「ハンターライセンスはあと半月で切れますけど・・・」
「ずっと引き取ってくれるんじゃないの?♪」
「あのですね・・・・」
自分はライセンスが残っている間だけ預かるつもりだったのだが。
どうやら教官殿はずっとあずかってくれると思っていたらしい。
「いいじゃん♪あんな怪我負うほどがんばってくれたんだし♪」
そうだ、カカジバリとの戦闘。
彼女は自分が破壊される危険を負ってまで俺を助けてくれた。
「教官殿。ヨニは命がけで俺を助けてくれました」
だから、俺はまだ覚えている。マルは確かに存在したのだと。
覚えているが故に居なくなってしまった事を感じどうしようもないも無い気持ちになる事もある。
マルは家族だったから。天涯孤独だった俺に出来た初めての家族だったから。
だからそれを失って俺は逃げるようにガーディアンズをやめようとしたのだ。
「あおさま?」
いつの間にか立ち止まっていたらしい。
なんでもないと返事をして俺は歩みを再開した。
貸切という言葉が相応しい。広い温泉に三人だけ。
紅葉舞うクゴ温泉から見える景色は絶景かな。
「はぁ~ビバノンノ♪」
訳の分からない事を教官殿が言っている。
緑青のビキニに同色のパレオ着用。
なんていうかまるっきり子供にしか見えない訳で。
ヨニの方は教官殿が用意した水着を着ている。
紺色のワンピースタイプで胸元にヨニと名前入りの布が縫い付けられている。
彼女等は背が低いので浅めの場所で座って温泉を堪能していた。
教官殿は上機嫌で、ヨニはどこかぼうっとしているように見える。
「こら~♪」
そんな事を思っていると教官殿が泳いでやってきた。
「女性二人を放って置いて一人で居るのは何事だ♪」
「そんな事いってもあそこだと肩まで疲れないんですよ」
蛙の様に泳ぎ、座る自分の横で立ち上がる。
丁度胸が目の前に来るが薄い。
「えっと♪」
教官殿の視線が俺に注がれて・・・・僅かに落胆したような溜息を吐く。
あんた今どこを確認したのですか・・・
「ヨニと仲良くなるチャンスなのよ♪」
ヨニは相変わらず浅瀬でボーっとしている。心なしか頬が赤い。
同じ無表情でも多少柔らかい感じを受ける。
「ハンターライセンスはあと半月で切れますけど・・・」
「ずっと引き取ってくれるんじゃないの?♪」
「あのですね・・・・」
自分はライセンスが残っている間だけ預かるつもりだったのだが。
どうやら教官殿はずっとあずかってくれると思っていたらしい。
「いいじゃん♪あんな怪我負うほどがんばってくれたんだし♪」
そうだ、カカジバリとの戦闘。
彼女は自分が破壊される危険を負ってまで俺を助けてくれた。
「教官殿。ヨニは命がけで俺を助けてくれました」
「うん♪」
「彼女の主人は死んだと言いましたよね」
はじめてヨニを連れて来たときに確かにそういった。
ローグスに殺されたのだと。ヨニ自身酷い扱いを受けたと。
「彼女は・・・主人の下に行きたがってるんじゃないですか?」
だから俺の元へと来たのだ。
ガーディアンズに戻って初期化されないように、確実に破壊されるために。
破壊される事が目的ならば見知らぬ他人に簡単に命をかけられる。
「私が彼女を連れてきたのはね♪」
だけど、教官殿の答えは違うものだった。
「ヨニ自身が生きたいと望んだからよ。
必死でローグスから逃げ出してきて死にたくないって懇願されたからよ」
「それは・・・・」
「おかしいかな?
マシーナリーは主人があってはじめて存在できるものね。
ほとんどのマシーナリーは主人の死を確認すると自己停止してしまうわ」
「彼女の主人はひどい人間だったのでしょうか?」
「ううん、とても優しい人よ。ヨニの事を本当の娘の様に可愛がっていた」
目を細めて、教官殿は言う。
その表情はとても優しくてとても寂しそうで・・・。
「知り合いだったんですか?」
「うん。でもこの話は別にいいよね。
何故、主人を失った彼女が生きたいと望んだのか知りたい?」
少しだけ意地悪な表情を浮かべて教官殿は言う。
「初めて出来た家族を失っちゃった誰かさんはとても気になっちゃった?♪」
「俺は・・・・」
「本人にきいてみなさいな♪考えが変わるかもしれないよ♪」
そう言って教官殿はヨニに視線を向ける。
釣られて俺もそちらに視線を向けて・・・
「あら♪」
ヨニが真っ赤に湯だって仰向けに浮いていた。
そんな状態でも無表情で・・・
いや、恐いから。死体にしか見えないから・・・・ 続く
張り逃げご免!
「彼女の主人は死んだと言いましたよね」
はじめてヨニを連れて来たときに確かにそういった。
ローグスに殺されたのだと。ヨニ自身酷い扱いを受けたと。
「彼女は・・・主人の下に行きたがってるんじゃないですか?」
だから俺の元へと来たのだ。
ガーディアンズに戻って初期化されないように、確実に破壊されるために。
破壊される事が目的ならば見知らぬ他人に簡単に命をかけられる。
「私が彼女を連れてきたのはね♪」
だけど、教官殿の答えは違うものだった。
「ヨニ自身が生きたいと望んだからよ。
必死でローグスから逃げ出してきて死にたくないって懇願されたからよ」
「それは・・・・」
「おかしいかな?
マシーナリーは主人があってはじめて存在できるものね。
ほとんどのマシーナリーは主人の死を確認すると自己停止してしまうわ」
「彼女の主人はひどい人間だったのでしょうか?」
「ううん、とても優しい人よ。ヨニの事を本当の娘の様に可愛がっていた」
目を細めて、教官殿は言う。
その表情はとても優しくてとても寂しそうで・・・。
「知り合いだったんですか?」
「うん。でもこの話は別にいいよね。
何故、主人を失った彼女が生きたいと望んだのか知りたい?」
少しだけ意地悪な表情を浮かべて教官殿は言う。
「初めて出来た家族を失っちゃった誰かさんはとても気になっちゃった?♪」
「俺は・・・・」
「本人にきいてみなさいな♪考えが変わるかもしれないよ♪」
そう言って教官殿はヨニに視線を向ける。
釣られて俺もそちらに視線を向けて・・・
「あら♪」
ヨニが真っ赤に湯だって仰向けに浮いていた。
そんな状態でも無表情で・・・
いや、恐いから。死体にしか見えないから・・・・ 続く
張り逃げご免!
可愛くて楽しいパシリがスレを飾る中、血生臭いパシリどもが通りますよ、と…。
http://www.geocities.jp/littlebeast_gh430/
16:39が今回分です。
次の投下で最終回になる予定です。
こんな長い話にお付き合い頂ける住人皆さんに心から感謝しつつ、本日はこれにて。
http://www.geocities.jp/littlebeast_gh430/
16:39が今回分です。
次の投下で最終回になる予定です。
こんな長い話にお付き合い頂ける住人皆さんに心から感謝しつつ、本日はこれにて。
熱い・・・熱すぎる展開だ・・・心の底からGJと言わせてもらおうっ!!
>>392
教官、とぼけてるけど大切なところではしっかり教官してるなぁ…
しかしヨニが気になりすぎる俺。過去も意思も気になるし、勿論この先にもwktk
>>393
ついにクライマックスか…
『シリーズ最終話の位置付け』と言ってた気がするが、まさにそんな感じの熱い展開に…
教官、とぼけてるけど大切なところではしっかり教官してるなぁ…
しかしヨニが気になりすぎる俺。過去も意思も気になるし、勿論この先にもwktk
>>393
ついにクライマックスか…
『シリーズ最終話の位置付け』と言ってた気がするが、まさにそんな感じの熱い展開に…
終わったら小ビス子さんのガーディアンズ入隊のきっかけや430との出会い編もよろしく
人気作家に休息は…無い
いやお願いしますヘコヘコ
スキヤキとかも最高でしたし応援しております
人気作家に休息は…無い
いやお願いしますヘコヘコ
スキヤキとかも最高でしたし応援しております
389の続きを投下です。
惑星ニューデイズ 狂信者の杜のそば
テロ組織「狂信者」のアジトである、荘厳な造りの廃寺院。その周囲は険しい崖に囲まれていて、ガーディアンズも
おいそれとは手が出せない場所だった。
その入り口から、二人の人間が出てきた。教団の仮面を着用しており顔はわからないが、体つきを見るとどうやら男女のようである。
女「ダグ夫さん……本当に、私でいいの? 顔も見たこともないのに」
ダグ夫「ウホッ。オズ美さん。自分は、オズ美さんがいいのであります」
オズ美「ダグ夫さんっ」
ダグ夫「ウホッ……」
どちらからともなく、愛の抱擁がおっ始まった。規律で仮面は取れないが、それでも、二人は出会い、愛し合っていた。強く、そして熱く。
二人が抱き合ったままごそごそとけしからんことをやり始めたとき、ひゅるると頭上へ何かが落ちてきた。
ゴン、と鈍い音。頭に強い衝撃を受けて、まもなく二人は意識を失った。
オズ美「ダグ夫……さん……」
ダグ夫「ウ、ウホッ……」
意識を失いながら、それでも二人は手を握り合っていた。
沼子が目を開けると、まず見えたのは屋根の一部だった。ニューデイズ風の雅な屋根だ。重々しくも派手なデザインに、沼子は
見覚えがあった。
沼子「ここは……『狂信者』の杜ね。転がり落ちているうちに、とんでもない所へ着いたようね」
起き上がろうと下に手をやると、奇妙な感触がある。見ると、沼子の下敷きになって、教団警衛士ダグバが倒れている。
沼子「死んでいる? ……いえ、どうやら気絶しているようね」
つぶやき、倒れている教団警衛士ダグバから離れて上を見る。遥か上方に、崖の縁が見えた。
沼子「……あそこから落ちたのかしら……? よく、命があったものね」
戦慄に身を震わせながら、きょときょとと首を巡らせる。
沼子「!! 430!」
すぐ側に、教団警衛士オズナに重なるように倒れている430の姿があった。
沼子「430! しっかりして!」
すかさずスターアトマイザーを使用した。430の固く閉じられたまぶたが、ぴくっと動いた。
430「……あ、ごしゅじんさまぁ」
沼子「おはよう、430。気分はどう? 痛いところはない?」
430「なんだかぐるぐるしますけど、いいおめざめですよー」
ぐぐっと背伸びをする430。足元にいるオズナに気付いて、慌てて飛びのいた。
430「ア゛ッー! ご、ごめんなさいッ! ごしゅじんさま、お、おしりあいのかたですか?」
沼子「いいえ? 全く知らない人よ。たぶん、人の下に入って眠る趣味でもあるんでしょう。気にしてはダメよ」
しれっと言い放ち、沼子は430を抱き上げ頬をすりよせる。430はちょっとくすぐったそうにしたが、すぐに沼子に身を委ねた。
沼子「430、あなたは幸運の女神さまかも知れないわね」
430「?? ごしゅじんさま、どーいうことですか?」
そのままの態勢で、器用に430が首を傾げる。
沼子「上を見て。私たち、あんなに高いところから落ちたというのに、怪我ひとつ負っていないのよ? たぶん、あなたを抱えて丸くなっていた
のが、受身になったのよ。それから……」
満足するまで頬ずりして、430を離した沼子は倒れている教団警衛士オズナの服を剥ぎ取った。控えめに言って『とてもふくよかな』インナー一枚の体が、
ぶよんとあらわになった。仮面も取ると、そこに横たわるのはゴルドルバ顔負けの巨体だった。
430「……このひと、どーやってこのふくきてたんでしょーね?」
沼子「そういうふうに出来ているのよ。深いことを考えてはいけないわ」
沼子もさっと服を脱ぎ、教団警衛士の制服に身を包んだ。サイズは、なぜかぴったりだった。
沼子「私のぶんは、これでいいわね。あとは430のだけれど……さすがにダグバに仕立てるには、無理があるわね……」
しばし考え、何かを思いついた沼子は430に、
「ちょっと待っていて」
とだけ言い残し、杜の中へ入っていった。
430「あ、ちょうちょですー」
横たわる二人と沼子の言葉を放り出し、430は蝶を追いかけ始める。戻ってきた沼子が彼女を見つけて連れ戻すのは、もう少し後のことになる。 つづく
惑星ニューデイズ 狂信者の杜のそば
テロ組織「狂信者」のアジトである、荘厳な造りの廃寺院。その周囲は険しい崖に囲まれていて、ガーディアンズも
おいそれとは手が出せない場所だった。
その入り口から、二人の人間が出てきた。教団の仮面を着用しており顔はわからないが、体つきを見るとどうやら男女のようである。
女「ダグ夫さん……本当に、私でいいの? 顔も見たこともないのに」
ダグ夫「ウホッ。オズ美さん。自分は、オズ美さんがいいのであります」
オズ美「ダグ夫さんっ」
ダグ夫「ウホッ……」
どちらからともなく、愛の抱擁がおっ始まった。規律で仮面は取れないが、それでも、二人は出会い、愛し合っていた。強く、そして熱く。
二人が抱き合ったままごそごそとけしからんことをやり始めたとき、ひゅるると頭上へ何かが落ちてきた。
ゴン、と鈍い音。頭に強い衝撃を受けて、まもなく二人は意識を失った。
オズ美「ダグ夫……さん……」
ダグ夫「ウ、ウホッ……」
意識を失いながら、それでも二人は手を握り合っていた。
沼子が目を開けると、まず見えたのは屋根の一部だった。ニューデイズ風の雅な屋根だ。重々しくも派手なデザインに、沼子は
見覚えがあった。
沼子「ここは……『狂信者』の杜ね。転がり落ちているうちに、とんでもない所へ着いたようね」
起き上がろうと下に手をやると、奇妙な感触がある。見ると、沼子の下敷きになって、教団警衛士ダグバが倒れている。
沼子「死んでいる? ……いえ、どうやら気絶しているようね」
つぶやき、倒れている教団警衛士ダグバから離れて上を見る。遥か上方に、崖の縁が見えた。
沼子「……あそこから落ちたのかしら……? よく、命があったものね」
戦慄に身を震わせながら、きょときょとと首を巡らせる。
沼子「!! 430!」
すぐ側に、教団警衛士オズナに重なるように倒れている430の姿があった。
沼子「430! しっかりして!」
すかさずスターアトマイザーを使用した。430の固く閉じられたまぶたが、ぴくっと動いた。
430「……あ、ごしゅじんさまぁ」
沼子「おはよう、430。気分はどう? 痛いところはない?」
430「なんだかぐるぐるしますけど、いいおめざめですよー」
ぐぐっと背伸びをする430。足元にいるオズナに気付いて、慌てて飛びのいた。
430「ア゛ッー! ご、ごめんなさいッ! ごしゅじんさま、お、おしりあいのかたですか?」
沼子「いいえ? 全く知らない人よ。たぶん、人の下に入って眠る趣味でもあるんでしょう。気にしてはダメよ」
しれっと言い放ち、沼子は430を抱き上げ頬をすりよせる。430はちょっとくすぐったそうにしたが、すぐに沼子に身を委ねた。
沼子「430、あなたは幸運の女神さまかも知れないわね」
430「?? ごしゅじんさま、どーいうことですか?」
そのままの態勢で、器用に430が首を傾げる。
沼子「上を見て。私たち、あんなに高いところから落ちたというのに、怪我ひとつ負っていないのよ? たぶん、あなたを抱えて丸くなっていた
のが、受身になったのよ。それから……」
満足するまで頬ずりして、430を離した沼子は倒れている教団警衛士オズナの服を剥ぎ取った。控えめに言って『とてもふくよかな』インナー一枚の体が、
ぶよんとあらわになった。仮面も取ると、そこに横たわるのはゴルドルバ顔負けの巨体だった。
430「……このひと、どーやってこのふくきてたんでしょーね?」
沼子「そういうふうに出来ているのよ。深いことを考えてはいけないわ」
沼子もさっと服を脱ぎ、教団警衛士の制服に身を包んだ。サイズは、なぜかぴったりだった。
沼子「私のぶんは、これでいいわね。あとは430のだけれど……さすがにダグバに仕立てるには、無理があるわね……」
しばし考え、何かを思いついた沼子は430に、
「ちょっと待っていて」
とだけ言い残し、杜の中へ入っていった。
430「あ、ちょうちょですー」
横たわる二人と沼子の言葉を放り出し、430は蝶を追いかけ始める。戻ってきた沼子が彼女を見つけて連れ戻すのは、もう少し後のことになる。 つづく
普段小説を読まない僕も読みふける程に面白い!
気の利いた感想思いつかなくてスイマセン
ストレートにこのスレ大好き、と言い残し張り逃げ
ttp://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2725.zip p450
恥ずかしいのでぱすかけ…
気の利いた感想思いつかなくてスイマセン
ストレートにこのスレ大好き、と言い残し張り逃げ
ttp://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2725.zip p450
恥ずかしいのでぱすかけ…
このスレを見てるだけで幸せな俺が居る
あぁ俺も書かないとダメなのに・・・w
>>388
この捻くれたもタロウの語りが好きだ
なんというかほんとにこういうパシリがいそうで・・・w
>>392
教官って変なようでちゃんと教官な部分もあるんだなぁ・・・w
>>393
430が小ビス子と再開した時どんな反応するのか気になるな
しかしついに終局か・・・どうなるのか楽しみだ
>>397
崖から落ちて下に人が居た、ってのも凄い話だw
ニュマ子が430と一緒に居れるのはものすごい強運の持ち主だから、なのかもしれないな・・・w
>>398
GJ、照れつつ駄洒落を言う450が可愛いよ・・・w
あぁ俺も書かないとダメなのに・・・w
>>388
この捻くれたもタロウの語りが好きだ
なんというかほんとにこういうパシリがいそうで・・・w
>>392
教官って変なようでちゃんと教官な部分もあるんだなぁ・・・w
>>393
430が小ビス子と再開した時どんな反応するのか気になるな
しかしついに終局か・・・どうなるのか楽しみだ
>>397
崖から落ちて下に人が居た、ってのも凄い話だw
ニュマ子が430と一緒に居れるのはものすごい強運の持ち主だから、なのかもしれないな・・・w
>>398
GJ、照れつつ駄洒落を言う450が可愛いよ・・・w
>>388
そうか・・・。モノメとかが出来る理由はそれか・・・・・
>>392
教官さんって、某生徒会長(元)に似てるなぁ(゜゜)
420が今後どのように変わっていくか楽しみだ
>>393
クライマックスか。実に楽しみだけど
見るのが少し怖いな
440も幸せになってほしいものだけど・・・
>>397
沼虎の方も気になるが、このまま狂信者に行きどうなるか楽しみだw
今回の公式にはGH-450も参加
http://www.psu-wiki.info/upbbs/lib/printimage.php?id=00001120.jpeg
そうか・・・。モノメとかが出来る理由はそれか・・・・・
>>392
教官さんって、某生徒会長(元)に似てるなぁ(゜゜)
420が今後どのように変わっていくか楽しみだ
>>393
クライマックスか。実に楽しみだけど
見るのが少し怖いな
440も幸せになってほしいものだけど・・・
>>397
沼虎の方も気になるが、このまま狂信者に行きどうなるか楽しみだw
今回の公式にはGH-450も参加
http://www.psu-wiki.info/upbbs/lib/printimage.php?id=00001120.jpeg
>>393
「忘れないどくれよ! アタシらの見る夢は、いつだって本物なんだッ!」
痺れた!展開も熱いし台詞もかっこいいね!次回が凄い楽しみだね!
>>397
大筋とは関係ないけど起きたダグ夫さんはどんな反応するんだろw
>>398
ベタだ・・・。
だがそれがいいwww
とある420の話5
地面に寝かされたヨニの目がゆっくりと開く。
真っ赤に茹っていた肌は覚めて元の白さを取り戻しかけている。
それでもまだ赤み帯びているが。
「・・・ぱぱ・・・・」
本当にかすかな呟きがヨニの唇から漏れる。
光差さぬ虚ろな空色の瞳。それが俺を確認するように向けられる。
「あおさま?」
初めて横に座る俺に気が付いたようだ。
「わたしはいったい?」
「のぼせて気を失っていたみたいだ」
マシーナリーというのは分類上キャストなわけで。
気を失うというよりは熱という負荷によって機能が停止したと考えるのが普通だろう。
まあ、どうでもいい事だけど。
「ごめいわくをおかけしました」
抑揚の無い淡々とした発音で彼女は言う。
「いいけど。気を失うまで入るなんて随分無茶したな」
「けいさんではもんだいないはずでしたが」
横たわったままヨニが此方を見上げている。
「計算だって100%じゃないだろ?」
それを見返しながら言葉を続ける。
「カガジバリの時だってそうだ、どうして無茶ばかりするんだ?」
ヨニが俺を見ている。
何かを言いかけて止まる。
俺は何も言わない。ヨニが話してくれるのを待とう。
「わたしが・・・」
やがて紡がれる声。
「わたしがむちゃをしていれば、ぱぱはこわれないですみました」
ぱぱというのが恐らくヨニのマスターだろう。
教官殿はヨニを娘の様に可愛がっていたと言っていた。
「さらわれたわたしをぱぱはこわいひとからたすけてくれました」
一時期、ローグス過激派によってガーディアンズのパートナーマシーナリーが狙われる事件が頻発した事があった。
彼らによってけっして少なくない数のマシーナリーが誘拐されてそのほとんどが帰ってこなかった。
「でもわたしはぱぱをたすけることができませんでした」
ヨニが誘拐された事を悟った彼女の主人は、当然の様に彼女を助けるためにローグスに乗り込んだ。
「あのときわたしがたてになっていれば、ぱぱはしにませんでした」
ヨニの救出には成功したのであろう。だが、恐らくは・・・
「忘れないどくれよ! アタシらの見る夢は、いつだって本物なんだッ!」
痺れた!展開も熱いし台詞もかっこいいね!次回が凄い楽しみだね!
>>397
大筋とは関係ないけど起きたダグ夫さんはどんな反応するんだろw
>>398
ベタだ・・・。
だがそれがいいwww
とある420の話5
地面に寝かされたヨニの目がゆっくりと開く。
真っ赤に茹っていた肌は覚めて元の白さを取り戻しかけている。
それでもまだ赤み帯びているが。
「・・・ぱぱ・・・・」
本当にかすかな呟きがヨニの唇から漏れる。
光差さぬ虚ろな空色の瞳。それが俺を確認するように向けられる。
「あおさま?」
初めて横に座る俺に気が付いたようだ。
「わたしはいったい?」
「のぼせて気を失っていたみたいだ」
マシーナリーというのは分類上キャストなわけで。
気を失うというよりは熱という負荷によって機能が停止したと考えるのが普通だろう。
まあ、どうでもいい事だけど。
「ごめいわくをおかけしました」
抑揚の無い淡々とした発音で彼女は言う。
「いいけど。気を失うまで入るなんて随分無茶したな」
「けいさんではもんだいないはずでしたが」
横たわったままヨニが此方を見上げている。
「計算だって100%じゃないだろ?」
それを見返しながら言葉を続ける。
「カガジバリの時だってそうだ、どうして無茶ばかりするんだ?」
ヨニが俺を見ている。
何かを言いかけて止まる。
俺は何も言わない。ヨニが話してくれるのを待とう。
「わたしが・・・」
やがて紡がれる声。
「わたしがむちゃをしていれば、ぱぱはこわれないですみました」
ぱぱというのが恐らくヨニのマスターだろう。
教官殿はヨニを娘の様に可愛がっていたと言っていた。
「さらわれたわたしをぱぱはこわいひとからたすけてくれました」
一時期、ローグス過激派によってガーディアンズのパートナーマシーナリーが狙われる事件が頻発した事があった。
彼らによってけっして少なくない数のマシーナリーが誘拐されてそのほとんどが帰ってこなかった。
「でもわたしはぱぱをたすけることができませんでした」
ヨニが誘拐された事を悟った彼女の主人は、当然の様に彼女を助けるためにローグスに乗り込んだ。
「あのときわたしがたてになっていれば、ぱぱはしにませんでした」
ヨニの救出には成功したのであろう。だが、恐らくは・・・
「ばくはつしてばらばらになってしまったぱぱをわたしはひっしでかきあつめました」
逃走の途中にヨニの目の前で殺されてしまった。
「でもぱぱは、なおってくれませんでした」
淡々と語るヨニの瞳は何も移していないように見える。
「すぐにあとをおいたかったのですが、ぱぱはこわれるまえにわたしにめいれいをしました」
「どんな、命令かな?」
「いきのびて、しあわせになってくれ、です」
そこに移るべきだった感情と心を置いてきてしまったのだと思う
彼女の主人が死んでしまった場所で彼女は、ヨニという心を置いてきてしまった。
「めいれいどおりわたしはろーぐすとたたかいいきのびました。
にげのびてきょうかんさまにたすけていただきました。あとは・・・」
ここにいるのは、その残滓。
大好きだった主人の最後の願いを、命令と受け取ってしまったヨニだったものの残滓。
「あおさま、おしえてほしいのです」
少しだけ困ったように首をかしげてヨニが言う。
「わたしはどうすればしあわせになれますか?」
空っぽの心では理解できない感情を求める存在。
「どうすればめいれいをかんすいしてぱぱのところにいけますか?」
彼女をこの世に繋ぎとめているのは亡き主からの命令だ。
生き延びて、幸せになってくれ。その言葉が彼女に機能停止を許さない。
命令を受けたから必死でローグスから逃げてきて、命令を受けたから教官殿に懇願した。
悲しくて寂しくて本当はすぐにでも死んで傍に行きたかったのに、大好きな人の願いだから行けなくて・・・
「分からない」
「そうですか・・」
彼女はただ俺を見つめている。
「幸せなんてものは自分で探して見つけるしかないんだと思う」
「わかりました」
俺は・・・誘拐事件でマルを失った時。
傍にはガーディアンズの仲間がいて慰めてくれた、いまでも連絡を取り会う仲だ。
少しだったけれどマル以外のものも傍にあったから命を絶つこともなかった。
でもヨニにあったのは・・・残酷で優しい命令だけ。
幸せから奈落に叩き落されて、一人で見つからない目的を探して彷徨うだけの地獄だ。
「なあ、ヨニ・・」
「はい、なんでしょう」
そんなのはあんまりではないか。
彼女の地獄は俺よりずっと深い。
「辛かったな」
ヨニの頭を撫でる。
落ち込んでいたマルはこうしてやるとくすぐったそうに目を細めて笑ったから。
ヨニは何も言わずに俺の手に、小さな両手を添えて無言だった。
マシーナリーを失った主人と、主人を失ったマシーナリー。
似たもの同士、この気持ちは同情か慰めか・・・・どっちでもいい。
俺のやれるべきことは・・・・・・
ふと視線の先に教官殿が映る。
彼女はこれ以上無い、いじわるな、優しい笑みを浮かべて此方を見ていた。
まったく・・・・教官殿に振り回されてばかりだ。 続く
逃走の途中にヨニの目の前で殺されてしまった。
「でもぱぱは、なおってくれませんでした」
淡々と語るヨニの瞳は何も移していないように見える。
「すぐにあとをおいたかったのですが、ぱぱはこわれるまえにわたしにめいれいをしました」
「どんな、命令かな?」
「いきのびて、しあわせになってくれ、です」
そこに移るべきだった感情と心を置いてきてしまったのだと思う
彼女の主人が死んでしまった場所で彼女は、ヨニという心を置いてきてしまった。
「めいれいどおりわたしはろーぐすとたたかいいきのびました。
にげのびてきょうかんさまにたすけていただきました。あとは・・・」
ここにいるのは、その残滓。
大好きだった主人の最後の願いを、命令と受け取ってしまったヨニだったものの残滓。
「あおさま、おしえてほしいのです」
少しだけ困ったように首をかしげてヨニが言う。
「わたしはどうすればしあわせになれますか?」
空っぽの心では理解できない感情を求める存在。
「どうすればめいれいをかんすいしてぱぱのところにいけますか?」
彼女をこの世に繋ぎとめているのは亡き主からの命令だ。
生き延びて、幸せになってくれ。その言葉が彼女に機能停止を許さない。
命令を受けたから必死でローグスから逃げてきて、命令を受けたから教官殿に懇願した。
悲しくて寂しくて本当はすぐにでも死んで傍に行きたかったのに、大好きな人の願いだから行けなくて・・・
「分からない」
「そうですか・・」
彼女はただ俺を見つめている。
「幸せなんてものは自分で探して見つけるしかないんだと思う」
「わかりました」
俺は・・・誘拐事件でマルを失った時。
傍にはガーディアンズの仲間がいて慰めてくれた、いまでも連絡を取り会う仲だ。
少しだったけれどマル以外のものも傍にあったから命を絶つこともなかった。
でもヨニにあったのは・・・残酷で優しい命令だけ。
幸せから奈落に叩き落されて、一人で見つからない目的を探して彷徨うだけの地獄だ。
「なあ、ヨニ・・」
「はい、なんでしょう」
そんなのはあんまりではないか。
彼女の地獄は俺よりずっと深い。
「辛かったな」
ヨニの頭を撫でる。
落ち込んでいたマルはこうしてやるとくすぐったそうに目を細めて笑ったから。
ヨニは何も言わずに俺の手に、小さな両手を添えて無言だった。
マシーナリーを失った主人と、主人を失ったマシーナリー。
似たもの同士、この気持ちは同情か慰めか・・・・どっちでもいい。
俺のやれるべきことは・・・・・・
ふと視線の先に教官殿が映る。
彼女はこれ以上無い、いじわるな、優しい笑みを浮かべて此方を見ていた。
まったく・・・・教官殿に振り回されてばかりだ。 続く
397の続きを投下です。
惑星ニューデイズ ミッション「潜入! となりの狂信者」
沼子「ねえ、430。青と緑どっちが好き?」
430「あおですーッ!」
沼子「そうだと思ったわ。ハイ、これ」
元気よく答えた430の目の前に沼子が置いたのは、ガードマシーナリー・バイシャ乙32型だった。
430「これを、どーするですか?」
沼子「着るのよ。ほら、ちゃんと中身をくりぬいておいたのよ」
430「わあい」
あっというまに、足が余分にあるバイシャ乙32型が完成した。
沼子「それじゃあ、行きましょうか」
430「はーい」
430のくぐもった声を聞きながら、沼子は仮面をつけた。
教団警衛士オズナのうしろを、ひょこひょことバイシャ乙32型がゆく。一見それは、パトロールの風景に見えなくもなかった。
430「うわあ、天井があんなに高いですー」
沼子「430はお寺に来るの、初めてだったかしら? 見るもの何でも珍しいのね」
たまにはしゃいだ声をあげるバイシャ乙32型を、すれ違う教団警衛士オズナやダグバが怪訝そうに見つめていた。
その頃の沼虎と420
沼虎「ひい、はあ、い、急げー、420」
420「コレくらいの道で息切らしてるんじゃないわよ、情けないわね」
林の中の下り坂を、疾駆するふたりの姿があった。
沼虎「仕方ねえだろ。寝不足なんだ。……誰かさんのせいでな」
420「っなっ、なによ! それこそ、仕方ないじゃない! その、……初めて、なんだから」
耳まで真っ赤に染まる420を、ニヤニヤしながら沼虎が見つめる。
沼虎「イヤ初めてっつーか、アレはどーかと思うぞ?」
420「そんなコト言われても……バ、バカ虎、あんただって、悪いんだからね!?」
沼虎「俺が? 何で?」
聞き返されて、420は言葉に詰まった。沼虎が笑みを深くして、さらに続ける。
沼虎「お前が『愛してる』って言って、俺も『ああ、俺も愛してるぜ』と言った。んでもってちょいと濃い目のキス。そっからいよいよ……
って時に、失神しちまったのは誰だ?」
420「言わないでよっ!」
走りながら器用に飛びあがり、420が沼虎の頭に拳骨を落とした。
420「だ、だって、み、耳元であんなコト言われて、その、し、舌とか……ああっ」
沼虎「おいおい、しっかりしてくれよ?」
ふらりとよろける420を、沼虎が支える。ついでに抱き寄せて、胸元に口をつけて軽く吸う。
420「何でブルース口調なのよ!」
すかさず肘をぶち込み、420は立ち直った。
沼虎「っててて……、相変わらず凶暴なのな。ベッドの上以外で、だが」
420「~っ! と、とにかく、沼子たちを追いかけるわよ!」
再び走り出す420の腕を、沼虎が掴んで引き寄せる。
420「だからっ! 今はそーいうコトしてる場合じゃなくて!」
沼虎「落ち着け。ソレは後でたっぷりするから、今は前を見ろ」
沼虎に促され420が前方に目を向けると、木々の間、遥か下方に寺院が見えた。
沼虎「ご覧の通り、ここから先は崖だ。俺を残していきなり死ぬ気か?」
420「あ……ありがと。それから……」
沼虎「ごめんってのは、ナシだ」
ぽん、と420の頭に手をのせて、沼虎は微笑んだ。ふたりは見つめあい、そして、420が目を閉じる。
沼虎「……通信機がつながらねえな。沼子のやつ、無事だといいが……」
420「……この、バカ虎ぁっ!」
見事に先走った420が、沼虎にショートアッパーを叩き込んだ。 つづく
惑星ニューデイズ ミッション「潜入! となりの狂信者」
沼子「ねえ、430。青と緑どっちが好き?」
430「あおですーッ!」
沼子「そうだと思ったわ。ハイ、これ」
元気よく答えた430の目の前に沼子が置いたのは、ガードマシーナリー・バイシャ乙32型だった。
430「これを、どーするですか?」
沼子「着るのよ。ほら、ちゃんと中身をくりぬいておいたのよ」
430「わあい」
あっというまに、足が余分にあるバイシャ乙32型が完成した。
沼子「それじゃあ、行きましょうか」
430「はーい」
430のくぐもった声を聞きながら、沼子は仮面をつけた。
教団警衛士オズナのうしろを、ひょこひょことバイシャ乙32型がゆく。一見それは、パトロールの風景に見えなくもなかった。
430「うわあ、天井があんなに高いですー」
沼子「430はお寺に来るの、初めてだったかしら? 見るもの何でも珍しいのね」
たまにはしゃいだ声をあげるバイシャ乙32型を、すれ違う教団警衛士オズナやダグバが怪訝そうに見つめていた。
その頃の沼虎と420
沼虎「ひい、はあ、い、急げー、420」
420「コレくらいの道で息切らしてるんじゃないわよ、情けないわね」
林の中の下り坂を、疾駆するふたりの姿があった。
沼虎「仕方ねえだろ。寝不足なんだ。……誰かさんのせいでな」
420「っなっ、なによ! それこそ、仕方ないじゃない! その、……初めて、なんだから」
耳まで真っ赤に染まる420を、ニヤニヤしながら沼虎が見つめる。
沼虎「イヤ初めてっつーか、アレはどーかと思うぞ?」
420「そんなコト言われても……バ、バカ虎、あんただって、悪いんだからね!?」
沼虎「俺が? 何で?」
聞き返されて、420は言葉に詰まった。沼虎が笑みを深くして、さらに続ける。
沼虎「お前が『愛してる』って言って、俺も『ああ、俺も愛してるぜ』と言った。んでもってちょいと濃い目のキス。そっからいよいよ……
って時に、失神しちまったのは誰だ?」
420「言わないでよっ!」
走りながら器用に飛びあがり、420が沼虎の頭に拳骨を落とした。
420「だ、だって、み、耳元であんなコト言われて、その、し、舌とか……ああっ」
沼虎「おいおい、しっかりしてくれよ?」
ふらりとよろける420を、沼虎が支える。ついでに抱き寄せて、胸元に口をつけて軽く吸う。
420「何でブルース口調なのよ!」
すかさず肘をぶち込み、420は立ち直った。
沼虎「っててて……、相変わらず凶暴なのな。ベッドの上以外で、だが」
420「~っ! と、とにかく、沼子たちを追いかけるわよ!」
再び走り出す420の腕を、沼虎が掴んで引き寄せる。
420「だからっ! 今はそーいうコトしてる場合じゃなくて!」
沼虎「落ち着け。ソレは後でたっぷりするから、今は前を見ろ」
沼虎に促され420が前方に目を向けると、木々の間、遥か下方に寺院が見えた。
沼虎「ご覧の通り、ここから先は崖だ。俺を残していきなり死ぬ気か?」
420「あ……ありがと。それから……」
沼虎「ごめんってのは、ナシだ」
ぽん、と420の頭に手をのせて、沼虎は微笑んだ。ふたりは見つめあい、そして、420が目を閉じる。
沼虎「……通信機がつながらねえな。沼子のやつ、無事だといいが……」
420「……この、バカ虎ぁっ!」
見事に先走った420が、沼虎にショートアッパーを叩き込んだ。 つづく
さて空気読まずに需要なさそうだが投下w
なんとかだらだら長くならないように努力はしてるのでご勘弁を[´・ω・`]
なんとかだらだら長くならないように努力はしてるのでご勘弁を[´・ω・`]
「く、くそが………」
地面に伏したヒューマンが、恨みを込めて目前に立つキャストに吐く。
「……」
答えは無い。
キャストが自分をどう見ているのかはわからない。もしかしたら興味すらないのかもしれない。
「き、貴様ら……キャストどもが……いくら抵抗して……も…… ゴブッ」
血反吐が地面に落ちる。
そのヒューマンの腰から下はない。
立っているキャストにやられたのだろうか。
彼の残りの命は流れ出る赤い液体と共に、徐々に消えていく。
ただ、怨敵に言葉をぶつけるだけ。
「じゆう……など…… きかい にんぎょうに…… じゆう……など」
ゴリッ
側頭部に押し付けられるキャストの足裏。
その冷たく硬い感触に、そして感じる力にヒューマンが慄く。
「ひ…………ひぃい…………や、やめ…………」
ぐしゃっ
奇妙な音と共に、彼の脳漿が、眼球が、頭部に詰め込まれていた器官があたりに飛び散った。
「……次だ」
キャストが、その紅いキャストが回りに立つヒューマン兵を見渡す。
「お、おのれ… ならば!」
一斉に後退するヒューマン兵。そして基地の影からの発砲音。
放たれた銃弾は地面を穿ち、退き遅れたヒューマン兵が壁もろともソードに貫かれる。
「ひハァ!?」
奇妙な声をあげ、まるでピンを刺された虫のように手足をじたばたさせる。
「な!?」
状況を理解させる前に、紅いキャストは壁に刺さったソードから手を離し、
その手で傍にいた別の兵士の頭を掴み、勢いよく壁に叩きつけた。
壁にへばりついた赤い血のスタンプを残し、地面に落ちる首から下の兵士。
「……残り8人」
絶命した壁に貼り付けられた兵士からソードを抜き、
降らされる銃弾の雨から逃れつつ、間合いをじわじわと詰めていく紅いキャスト。
刹那
「ぬおおおおおおおおっ!!」
掛け声と共に襲い掛かるツインセイバー。
「ぬッ!?」
ヴォォォォン!!
襲い掛かるその牙を、片方のソードで受け止め、もう片方のソードで薙ぐ。
その切っ先を見切った掛け声の主が、身体を後ろに反らし、バク転で間合いを広げる。
「ちッ……もうすこしだったものを…」
悪態をついて、ゆらりと立ち上がる…彼はヒューマン男性だった。
その男に向かって、ヒューマン兵が声を上げる。
「た、隊長!」
「遅れて済まなかったな。ここは俺がやる。おめーらは下がってろ」
どうやら紅いキャストが戦っていた部隊の隊長のようだ。
紅いキャストに殺気を向ける男を残し、兵士達は少し振り返りながらその場を後にする。
地面に伏したヒューマンが、恨みを込めて目前に立つキャストに吐く。
「……」
答えは無い。
キャストが自分をどう見ているのかはわからない。もしかしたら興味すらないのかもしれない。
「き、貴様ら……キャストどもが……いくら抵抗して……も…… ゴブッ」
血反吐が地面に落ちる。
そのヒューマンの腰から下はない。
立っているキャストにやられたのだろうか。
彼の残りの命は流れ出る赤い液体と共に、徐々に消えていく。
ただ、怨敵に言葉をぶつけるだけ。
「じゆう……など…… きかい にんぎょうに…… じゆう……など」
ゴリッ
側頭部に押し付けられるキャストの足裏。
その冷たく硬い感触に、そして感じる力にヒューマンが慄く。
「ひ…………ひぃい…………や、やめ…………」
ぐしゃっ
奇妙な音と共に、彼の脳漿が、眼球が、頭部に詰め込まれていた器官があたりに飛び散った。
「……次だ」
キャストが、その紅いキャストが回りに立つヒューマン兵を見渡す。
「お、おのれ… ならば!」
一斉に後退するヒューマン兵。そして基地の影からの発砲音。
放たれた銃弾は地面を穿ち、退き遅れたヒューマン兵が壁もろともソードに貫かれる。
「ひハァ!?」
奇妙な声をあげ、まるでピンを刺された虫のように手足をじたばたさせる。
「な!?」
状況を理解させる前に、紅いキャストは壁に刺さったソードから手を離し、
その手で傍にいた別の兵士の頭を掴み、勢いよく壁に叩きつけた。
壁にへばりついた赤い血のスタンプを残し、地面に落ちる首から下の兵士。
「……残り8人」
絶命した壁に貼り付けられた兵士からソードを抜き、
降らされる銃弾の雨から逃れつつ、間合いをじわじわと詰めていく紅いキャスト。
刹那
「ぬおおおおおおおおっ!!」
掛け声と共に襲い掛かるツインセイバー。
「ぬッ!?」
ヴォォォォン!!
襲い掛かるその牙を、片方のソードで受け止め、もう片方のソードで薙ぐ。
その切っ先を見切った掛け声の主が、身体を後ろに反らし、バク転で間合いを広げる。
「ちッ……もうすこしだったものを…」
悪態をついて、ゆらりと立ち上がる…彼はヒューマン男性だった。
その男に向かって、ヒューマン兵が声を上げる。
「た、隊長!」
「遅れて済まなかったな。ここは俺がやる。おめーらは下がってろ」
どうやら紅いキャストが戦っていた部隊の隊長のようだ。
紅いキャストに殺気を向ける男を残し、兵士達は少し振り返りながらその場を後にする。
「ったく、流石噂のブラッドリィというわけか… ぬお!?」
ブォン!!
紅いキャストが開いた間合いを一気に詰め、ソードを薙ぎ払う。
しかし男はバックステップでその猛襲から逃れる。
「おいおいィ… 味気もへったくれもないな…」
地面に唾を吐き、ギロリと紅いキャストを睨む男。
その視線を向けられてなお、何の感慨もなく隙を伺う紅いキャスト。
「くだらん… 殺し合いに味気もなにもなかろう」
そんな彼の言葉に、男は不快感を覚えた。
機械的なブラッドリィの反応に、嫌悪感を孕まされたのか。
「機械には、解らんってか!?」
「そうだ」
そのやりとりが合図となったかのように、今度は男が先手を取る。
まるで浴びせ掛けられる斬撃のような攻撃。
「ハッ!そのクソでかい武器が仇になったな!」
降りかかる二本のセイバーの攻撃を、ソードを盾のようにして凌ぐ紅いキャスト。
「……」
防戦。今彼にできるのはそれだけだった。
攻撃に転じようにも、敵の手数の多さがそれを邪魔する。
久しぶりのままならぬ戦い。しかし彼は冷静であった。
キャストだからか、それとも「彼」だからなのか。
二つのフォトンの動きの隙間を探す。そして
「ぬんッ!!」
ソードを振り下ろす。
ギァン!!
穿たれる地面。そこに男はいなかった。
「あっぶねえな。あの状態からソードを放てるのかよ…」
ギリリと歯軋りが聞こえてきそうな苦笑いを浮かべ、男が呟く。
その呟きを無視して、紅いキャストが更に詰めた。
「……」
ブオン ブオンと、円運動を柱にして次々と襲い掛かる重い斬撃。
まるで空間を削るかの如く、迸るフォトンブレードの振られる音。
「ちいぃッ!!」
攻守が逆転し、回避に専念せざるおえなくなった男。
紅いキャストが放つ重い攻撃を、彼のように武器で受けることはできず、
切っ先の軌道を見極めつつそれを避けることしかできない。
迂闊に手を出せば、シールドラインごと身体にダメージを受けるだろう。
一見しただけでもそれがわかるほど、紅いキャストの攻撃力は凄まじかった。
ブォン!!
紅いキャストが開いた間合いを一気に詰め、ソードを薙ぎ払う。
しかし男はバックステップでその猛襲から逃れる。
「おいおいィ… 味気もへったくれもないな…」
地面に唾を吐き、ギロリと紅いキャストを睨む男。
その視線を向けられてなお、何の感慨もなく隙を伺う紅いキャスト。
「くだらん… 殺し合いに味気もなにもなかろう」
そんな彼の言葉に、男は不快感を覚えた。
機械的なブラッドリィの反応に、嫌悪感を孕まされたのか。
「機械には、解らんってか!?」
「そうだ」
そのやりとりが合図となったかのように、今度は男が先手を取る。
まるで浴びせ掛けられる斬撃のような攻撃。
「ハッ!そのクソでかい武器が仇になったな!」
降りかかる二本のセイバーの攻撃を、ソードを盾のようにして凌ぐ紅いキャスト。
「……」
防戦。今彼にできるのはそれだけだった。
攻撃に転じようにも、敵の手数の多さがそれを邪魔する。
久しぶりのままならぬ戦い。しかし彼は冷静であった。
キャストだからか、それとも「彼」だからなのか。
二つのフォトンの動きの隙間を探す。そして
「ぬんッ!!」
ソードを振り下ろす。
ギァン!!
穿たれる地面。そこに男はいなかった。
「あっぶねえな。あの状態からソードを放てるのかよ…」
ギリリと歯軋りが聞こえてきそうな苦笑いを浮かべ、男が呟く。
その呟きを無視して、紅いキャストが更に詰めた。
「……」
ブオン ブオンと、円運動を柱にして次々と襲い掛かる重い斬撃。
まるで空間を削るかの如く、迸るフォトンブレードの振られる音。
「ちいぃッ!!」
攻守が逆転し、回避に専念せざるおえなくなった男。
紅いキャストが放つ重い攻撃を、彼のように武器で受けることはできず、
切っ先の軌道を見極めつつそれを避けることしかできない。
迂闊に手を出せば、シールドラインごと身体にダメージを受けるだろう。
一見しただけでもそれがわかるほど、紅いキャストの攻撃力は凄まじかった。
「だ、伊達に有名人じゃないってわけか! サインでも貰ってやろうか? あァん!?」
そんな男の軽口に耳を傾けず、無言で次々と攻撃を重ねる紅いキャスト。
しかし男もその猛攻を二本のセイバーと、身軽な体術で凌ぐ。
力で攻める紅いキャストに対し、技術で対抗する男。その力、拮抗とでもいうべきか。
しかし決定的な差が、徐々に露になる。
「ハァ…ハァ… 野郎…」
荒い息を整え、紅いキャストの攻撃を避ける男。
それはスタミナ。延々と戦う中でそれは致命的なほころびとなりつつあった。
「チッ、キャストってのは便利なもんだな…」
「……そうでもない」
吐き捨てるような台詞に、珍しく紅いキャストが答える。
「よく言うぜ… しかしな、俺たちヒューマンもテメエらに無いものをもってんだよ!」
ザィィン!!
ツインセイバーが息を吹き返したように再び光跡を残し翻る。
「お前に見せてやるぜ! ヒューマンの誇り…魂って奴をな!」
「ぬッ!?これは…ッ!」
ヒューマンの動きに生気が戻る。
紅いキャストは、その理解できない力の漲りに呑まれつつあった。
「テメエには解るまいさ!ただ命令されるままに戦うだけの戦闘マシンにはなぁッ!!うおおおおおおおおおおおッ!! 」
戦闘力自体は変わってはいない筈。しかし、今までの男とは何かが違う。
振り下ろされるセイバーは、今までとは違う重さ…力がそこにあった。
豪雨のように降り注ぐその斬撃が、紅いキャストの動きを押し止める。
ガギィン!!
遂に二本のセイバーの一撃で、左右に振り払われる両手のソード。
「ぐっ!?」
「迂闊だったな…受けてばかりでは……こうもなる」
刹那、うめく紅いキャスト。がら空きになった胴を護るものはシールドラインのみ。
「もらったッ!!」
―太陽が、沈んでいた。
つづく
そんな男の軽口に耳を傾けず、無言で次々と攻撃を重ねる紅いキャスト。
しかし男もその猛攻を二本のセイバーと、身軽な体術で凌ぐ。
力で攻める紅いキャストに対し、技術で対抗する男。その力、拮抗とでもいうべきか。
しかし決定的な差が、徐々に露になる。
「ハァ…ハァ… 野郎…」
荒い息を整え、紅いキャストの攻撃を避ける男。
それはスタミナ。延々と戦う中でそれは致命的なほころびとなりつつあった。
「チッ、キャストってのは便利なもんだな…」
「……そうでもない」
吐き捨てるような台詞に、珍しく紅いキャストが答える。
「よく言うぜ… しかしな、俺たちヒューマンもテメエらに無いものをもってんだよ!」
ザィィン!!
ツインセイバーが息を吹き返したように再び光跡を残し翻る。
「お前に見せてやるぜ! ヒューマンの誇り…魂って奴をな!」
「ぬッ!?これは…ッ!」
ヒューマンの動きに生気が戻る。
紅いキャストは、その理解できない力の漲りに呑まれつつあった。
「テメエには解るまいさ!ただ命令されるままに戦うだけの戦闘マシンにはなぁッ!!うおおおおおおおおおおおッ!! 」
戦闘力自体は変わってはいない筈。しかし、今までの男とは何かが違う。
振り下ろされるセイバーは、今までとは違う重さ…力がそこにあった。
豪雨のように降り注ぐその斬撃が、紅いキャストの動きを押し止める。
ガギィン!!
遂に二本のセイバーの一撃で、左右に振り払われる両手のソード。
「ぐっ!?」
「迂闊だったな…受けてばかりでは……こうもなる」
刹那、うめく紅いキャスト。がら空きになった胴を護るものはシールドラインのみ。
「もらったッ!!」
―太陽が、沈んでいた。
つづく
箱の人の続編ktkr!!
需要ないどころかずっと待ってたんだぜ?
続き、楽しみに待ってます。
需要ないどころかずっと待ってたんだぜ?
続き、楽しみに待ってます。
450「ご主人様、以前仰いませんでしたか?」
[ ´・ω・`]<?
450「”おえない”でなく”を得ない”だと・・・」
[ ´・ω・`;]<エートソノ
450「別にご主人様がヒトに馬鹿にされるのは勝手ですが」
450「私まで同じ様に見られるのは御免です」
[ ´・ω・`]<ゴメンネ
[ `・ω・´]<ツギカラキオツケルヨ!
450「”を”!!!」
[ ´;ω;`]
[ ´・ω・`]<?
450「”おえない”でなく”を得ない”だと・・・」
[ ´・ω・`;]<エートソノ
450「別にご主人様がヒトに馬鹿にされるのは勝手ですが」
450「私まで同じ様に見られるのは御免です」
[ ´・ω・`]<ゴメンネ
[ `・ω・´]<ツギカラキオツケルヨ!
450「”を”!!!」
[ ´;ω;`]
404の続きを投下です。
惑星ニューデイズ 狂信者の杜を見下ろす崖の上
沼虎「どうやら、ココから落ちたみてえだな……。ったく沼子のやつ、とことんツイてねーな」
420「そ、そんな……。430ーっ! 沼子ーっ!」
沼虎「だから、落ち着けって。ここで叫んでも、どーにもなんねえだろうが」
420「だ、だったらどーすんのよ!」
沼虎「まずは、現場の確認だ。ホレ、乗っかれ」
背を向けて屈みこむ沼虎に、おぶさる形で420が乗った。
沼虎「……コレもまた、イイな。こう、ダイレクトにふんわりと、いや、むにゅっとか……」
420「しみじみと妙なこと口走るなあっ!」
沼虎「ぐ、おおおおぉぅ! ウメボシはやめろ! こ、こめかみがアッー!」
しばし悶絶した後、ウメボシから解放された沼虎が立ち上がり、まっすぐ崖の縁へと歩いてゆく。
420「ちょ、ちょっと、バカ虎!?」
沼虎「しばらく黙ってろ。あと、下はあんま見んな。怖かったら、目ぇつぶって首絞めない程度にしがみついとけ」
背中の420に声をかけて、沼虎はゆっくりと崖に手をかけ、張り付くように下り始めた。
指の力だけで岩の僅かな凹凸につかまり、移動する。沼虎の腕や肩に尋常でない負担が掛かっているのが、しがみつく420には感じられた。
420「ぬ、沼虎ぁ……」
視界に遠く見える大地への恐怖もあいまって、420が情けない声を出した。
沼虎「黙ってろって。けっこう、神経と体力使うんだぜ? そーいうイイ声は、今夜じっくりベッドの上でだな」
420「だから、そーいうこと言うなって言ってるでしょ!」
420の肘が、ガツンと沼虎の頭頂へクリティカル。
沼虎「ぬあ……」
沼虎の体から、力が抜ける。ふわりと、ふたりの身体が宙へと浮かび、落ちた。
420「きゃぁぁあああ! 沼虎あーっ!」
首を絞めんばかりに力を込めた420の悲鳴で、抜けかけていた沼虎の意識がなんとか覚醒した。
沼虎「くっ……んなろー!」
ナノトランサーから取り出したベアスタラ(氷48%)を、すかさず岩壁に突き立てる。一瞬、落下が止まる。だが、次の瞬間、
沼虎「……ウソだろ?」
沼虎の手が滑り、再び落下が始まった。地面が、恐ろしいスピードで迫ってくる。
沼虎「なら、こいつでどーだ!」
続いてナノトランサーから引っ張り出されたのは、ソードック(炎12%)だった。
沼虎「420! しっかりつかまってろよ!」
返事はない。だが、首のあたりに強い圧力があった。たぶん、絞めつけたまま失神でもしているのだろう。
沼虎「行っ……くぜぃ!」
宣言して、沼虎はソードックに両足を乗せてサーフィンの要領で崖を滑り始めた。足の下で、ガリガリと岩が削り落とされてゆく。
沼虎「飛び出せ青春ー!」
叫びざま、ソードックの柄を蹴った。岩壁から離れ、空中でループを一回、二回と決めて地面へ刃先を滑らせる。長い制動距離をもって、
ようやく動きが止まった。
ふぃぃ、と大きく息を吐いて、それから首を絞める420の手を離し、背中からおろした。
沼虎「……どーやら、目ぇまわしてるだけみてえだな。やれやれだぜ」
ぐったりした420を横たえ、沼虎は滑り落ちてきた崖を見上げた。
沼虎「よくもまあ、助かったもんだ……。にしても、まさかあの状況でヤられるとはなあ」
寝ている420に顔を向ける沼虎の頬に、苦笑が浮かんだ。
沼虎「前途多難、ってやつだな。こりゃ」
苦い口調でつぶやいたとき、沼虎の耳にケダモノの咆哮のようなものが聞こえてきた。
沼虎「……寝かしとくワケにゃいかねえ、か。オイ、起きろ420」
420「う…ん…ぬまとらぁ……」
うとうと愛くるしく名を呼ぶ420に、沼虎はしばらくふぬけになった。 つづく
惑星ニューデイズ 狂信者の杜を見下ろす崖の上
沼虎「どうやら、ココから落ちたみてえだな……。ったく沼子のやつ、とことんツイてねーな」
420「そ、そんな……。430ーっ! 沼子ーっ!」
沼虎「だから、落ち着けって。ここで叫んでも、どーにもなんねえだろうが」
420「だ、だったらどーすんのよ!」
沼虎「まずは、現場の確認だ。ホレ、乗っかれ」
背を向けて屈みこむ沼虎に、おぶさる形で420が乗った。
沼虎「……コレもまた、イイな。こう、ダイレクトにふんわりと、いや、むにゅっとか……」
420「しみじみと妙なこと口走るなあっ!」
沼虎「ぐ、おおおおぉぅ! ウメボシはやめろ! こ、こめかみがアッー!」
しばし悶絶した後、ウメボシから解放された沼虎が立ち上がり、まっすぐ崖の縁へと歩いてゆく。
420「ちょ、ちょっと、バカ虎!?」
沼虎「しばらく黙ってろ。あと、下はあんま見んな。怖かったら、目ぇつぶって首絞めない程度にしがみついとけ」
背中の420に声をかけて、沼虎はゆっくりと崖に手をかけ、張り付くように下り始めた。
指の力だけで岩の僅かな凹凸につかまり、移動する。沼虎の腕や肩に尋常でない負担が掛かっているのが、しがみつく420には感じられた。
420「ぬ、沼虎ぁ……」
視界に遠く見える大地への恐怖もあいまって、420が情けない声を出した。
沼虎「黙ってろって。けっこう、神経と体力使うんだぜ? そーいうイイ声は、今夜じっくりベッドの上でだな」
420「だから、そーいうこと言うなって言ってるでしょ!」
420の肘が、ガツンと沼虎の頭頂へクリティカル。
沼虎「ぬあ……」
沼虎の体から、力が抜ける。ふわりと、ふたりの身体が宙へと浮かび、落ちた。
420「きゃぁぁあああ! 沼虎あーっ!」
首を絞めんばかりに力を込めた420の悲鳴で、抜けかけていた沼虎の意識がなんとか覚醒した。
沼虎「くっ……んなろー!」
ナノトランサーから取り出したベアスタラ(氷48%)を、すかさず岩壁に突き立てる。一瞬、落下が止まる。だが、次の瞬間、
沼虎「……ウソだろ?」
沼虎の手が滑り、再び落下が始まった。地面が、恐ろしいスピードで迫ってくる。
沼虎「なら、こいつでどーだ!」
続いてナノトランサーから引っ張り出されたのは、ソードック(炎12%)だった。
沼虎「420! しっかりつかまってろよ!」
返事はない。だが、首のあたりに強い圧力があった。たぶん、絞めつけたまま失神でもしているのだろう。
沼虎「行っ……くぜぃ!」
宣言して、沼虎はソードックに両足を乗せてサーフィンの要領で崖を滑り始めた。足の下で、ガリガリと岩が削り落とされてゆく。
沼虎「飛び出せ青春ー!」
叫びざま、ソードックの柄を蹴った。岩壁から離れ、空中でループを一回、二回と決めて地面へ刃先を滑らせる。長い制動距離をもって、
ようやく動きが止まった。
ふぃぃ、と大きく息を吐いて、それから首を絞める420の手を離し、背中からおろした。
沼虎「……どーやら、目ぇまわしてるだけみてえだな。やれやれだぜ」
ぐったりした420を横たえ、沼虎は滑り落ちてきた崖を見上げた。
沼虎「よくもまあ、助かったもんだ……。にしても、まさかあの状況でヤられるとはなあ」
寝ている420に顔を向ける沼虎の頬に、苦笑が浮かんだ。
沼虎「前途多難、ってやつだな。こりゃ」
苦い口調でつぶやいたとき、沼虎の耳にケダモノの咆哮のようなものが聞こえてきた。
沼虎「……寝かしとくワケにゃいかねえ、か。オイ、起きろ420」
420「う…ん…ぬまとらぁ……」
うとうと愛くるしく名を呼ぶ420に、沼虎はしばらくふぬけになった。 つづく
>>419
Σ[ ゚∀゚]
長いこと筆が進まなかったので忘れられてると思ってたw
通しナンバー20までに決着つけたいなあ…
>>410
またやっちまった…orz
長年の癖はなかなか抜けないものだな。
またやらかしたら注意しておくれ。今回みたいに[*´・ω・`]
Σ[ ゚∀゚]
長いこと筆が進まなかったので忘れられてると思ってたw
通しナンバー20までに決着つけたいなあ…
>>410
またやっちまった…orz
長年の癖はなかなか抜けないものだな。
またやらかしたら注意しておくれ。今回みたいに[*´・ω・`]
お、続きがきましたか。
願わくば完結までいっきに読みたいもんだ。
他にも途中で終わってる話が気になるなあ。
書くのはやめたけどまだ見てるから。
願わくば完結までいっきに読みたいもんだ。
他にも途中で終わってる話が気になるなあ。
書くのはやめたけどまだ見てるから。
あげてしまった・・・すまん。
ドタバタした風呂から上がり、いろいろと悶えていた451を部屋に押し込み外からロックをかけ、一息つく。
このあとゆっくりしてもいいのだが体が今日はいろいろあってもう疲れた。
誰が原因で疲れたかはあえて言わないが…。
目覚ましがセットされていることを確認しベッドにもぐろうとする。
「……」
無言でベッドから出る。
そして布団をめくり上げる。
「……」
「……イヤン」
部屋に閉じ込めたはずの451がなぜかいた。
しかもPM用の小さなバスローブを着て口元に手をあてている。
「おまえいつの間に部屋を出た。ロックしたはずだぞ」
「そんなもの私のご主人様への愛に比べればないも同然ですわ。ささ、そのようなことは捨て置いてこちらへ――って、ほへ?」
ベッドへと誘い込もうとする451の頬をはさむ。
やわらかい感触がするがこの際無視。
「もう少しおとなしくなれ。確かにストーカーまがいなことはするなとは言った。だが、そこまで積極的になれとは言ってない。普通にできんのか普通に」
半ば早口でまくし立てながら頬をムニムニとこねくり回す。
「ほひゅしんふぁふぁ~」
こねくり回されている顔は面白いくらい変形している。
だがその目がなぜか幸せそうにしている。
心なしか口がタコチューである『3』の形になっている。
「ん~~~~」
なんとなく止めてみると目をつぶり思いっきり唇を突き出している。
「…………」
――ムチュ
枕元にあった週間マガシを顔面に当てる。
――ムチュゥゥァァァァ
どこにそんな力があるのか思いっきり雑誌を吸い上げる。
同時に獲物(?)を両手で確保。
――ピチャピチャピチャ
今度は舐める。
そこまでやってなぜ気がつかないのだろう…。
いろいろと疑問に思ったがだいぶ遅い時間になってきた。
このままほっといてもいいのだがそれもかわいそうだ。
「451~。4・5・1~」
「ご主人様ぁ?って、ご主人様が薄っぺらいよれよれマガシにぃぃぃ!」
「違う!俺はこっちだ!」
「あっ、ご主人様こちらでしたか~。でもひどいですよぉ。せっかく私の熱いベーゼを差し上げようと思いましたのに…」
「んなことはいいから寝ろ」
あんなのをされたらいろんな意味で俺がもちそうに無い。
「うぅ…。御主人様のいけずぅ」
唾液でびしょびしょになった週間マガシをゴミ箱に突っ込んで落胆の涙を流しながら寂しそうに部屋へと帰っていく。
「待て、俺の枕は置いていけ」
「…ッチ」
このあとゆっくりしてもいいのだが体が今日はいろいろあってもう疲れた。
誰が原因で疲れたかはあえて言わないが…。
目覚ましがセットされていることを確認しベッドにもぐろうとする。
「……」
無言でベッドから出る。
そして布団をめくり上げる。
「……」
「……イヤン」
部屋に閉じ込めたはずの451がなぜかいた。
しかもPM用の小さなバスローブを着て口元に手をあてている。
「おまえいつの間に部屋を出た。ロックしたはずだぞ」
「そんなもの私のご主人様への愛に比べればないも同然ですわ。ささ、そのようなことは捨て置いてこちらへ――って、ほへ?」
ベッドへと誘い込もうとする451の頬をはさむ。
やわらかい感触がするがこの際無視。
「もう少しおとなしくなれ。確かにストーカーまがいなことはするなとは言った。だが、そこまで積極的になれとは言ってない。普通にできんのか普通に」
半ば早口でまくし立てながら頬をムニムニとこねくり回す。
「ほひゅしんふぁふぁ~」
こねくり回されている顔は面白いくらい変形している。
だがその目がなぜか幸せそうにしている。
心なしか口がタコチューである『3』の形になっている。
「ん~~~~」
なんとなく止めてみると目をつぶり思いっきり唇を突き出している。
「…………」
――ムチュ
枕元にあった週間マガシを顔面に当てる。
――ムチュゥゥァァァァ
どこにそんな力があるのか思いっきり雑誌を吸い上げる。
同時に獲物(?)を両手で確保。
――ピチャピチャピチャ
今度は舐める。
そこまでやってなぜ気がつかないのだろう…。
いろいろと疑問に思ったがだいぶ遅い時間になってきた。
このままほっといてもいいのだがそれもかわいそうだ。
「451~。4・5・1~」
「ご主人様ぁ?って、ご主人様が薄っぺらいよれよれマガシにぃぃぃ!」
「違う!俺はこっちだ!」
「あっ、ご主人様こちらでしたか~。でもひどいですよぉ。せっかく私の熱いベーゼを差し上げようと思いましたのに…」
「んなことはいいから寝ろ」
あんなのをされたらいろんな意味で俺がもちそうに無い。
「うぅ…。御主人様のいけずぅ」
唾液でびしょびしょになった週間マガシをゴミ箱に突っ込んで落胆の涙を流しながら寂しそうに部屋へと帰っていく。
「待て、俺の枕は置いていけ」
「…ッチ」
――深夜
「ふふ、雑誌とはいえあんな親父くさいキャストにキスをさせた御主人様にオシオキです」
不適に笑いながら沼雄の部屋のロックをはずす451。
心なしか口元からよだれがたれている。
「さぁ、もうすぐですよぉ…」
足音を立てずに忍び脚でベッドへ近づく。
「―――」
沼雄はこちらに背を向け気持ちよさそうに寝ている。
頬を突っついたりして熟睡しているか確認をする。
「……イヤンイヤン」
完全に夢の世界に行っていることを確認すると己の体を抱きながらクネクネともだえる。
息もだんだん荒くなってきいる。
「さぁ、御主人様へGOです」
ウキウキ気分でもぞもぞと布団へもぐりこむ。
それだけでこれ以上と無いくらい幸せそうな顔をしている。
――上から行くか
――下から行くか
どちらか迷ったがメインディッシュは後からじっくりと楽しむことにしようと思い上のほうへ体を向けた。
「―プハ」
布団から顔を出すと目の前には主人の後頭部。
「――ハァハァハァハァハァ」
もう我慢ならねぇ、といわんばかりに首筋に顔を埋める。
「――スーハースーハースーハースーハ-」
思いっきり深呼吸。
それだけで体のブレーカーが落ちそうなくらい興奮する。
「…………」
ふと顔を上げるとニューマン特有の長い耳が目に入った。
体を少し上にずらし目の前に耳が来るようにする。
しばらく観察したり耳に息を吹きかけた時のリアクションを見たりしてもだえていたが突然、何かを思いついたかのような顔をする。
「ふふ、雑誌とはいえあんな親父くさいキャストにキスをさせた御主人様にオシオキです」
不適に笑いながら沼雄の部屋のロックをはずす451。
心なしか口元からよだれがたれている。
「さぁ、もうすぐですよぉ…」
足音を立てずに忍び脚でベッドへ近づく。
「―――」
沼雄はこちらに背を向け気持ちよさそうに寝ている。
頬を突っついたりして熟睡しているか確認をする。
「……イヤンイヤン」
完全に夢の世界に行っていることを確認すると己の体を抱きながらクネクネともだえる。
息もだんだん荒くなってきいる。
「さぁ、御主人様へGOです」
ウキウキ気分でもぞもぞと布団へもぐりこむ。
それだけでこれ以上と無いくらい幸せそうな顔をしている。
――上から行くか
――下から行くか
どちらか迷ったがメインディッシュは後からじっくりと楽しむことにしようと思い上のほうへ体を向けた。
「―プハ」
布団から顔を出すと目の前には主人の後頭部。
「――ハァハァハァハァハァ」
もう我慢ならねぇ、といわんばかりに首筋に顔を埋める。
「――スーハースーハースーハースーハ-」
思いっきり深呼吸。
それだけで体のブレーカーが落ちそうなくらい興奮する。
「…………」
ふと顔を上げるとニューマン特有の長い耳が目に入った。
体を少し上にずらし目の前に耳が来るようにする。
しばらく観察したり耳に息を吹きかけた時のリアクションを見たりしてもだえていたが突然、何かを思いついたかのような顔をする。
そして――
「――ハム」
耳をくわえた。
「――ハムハムハム」
甘噛みをしたり
「――チュルルルルル」
吸ったり
「――ピチャピチャピチャ」
なめたりする。
いろいろとするたびに沼雄が嫌そうに顔をしかめたり体を動かしたりするのがたまらないのかますます勢いを増してくる。
すると突如目の前が真っ暗になった。
同時に頭に圧迫感も感じる。
「451、何をやっている…」
聞きなれた声も聞こえた。
「……テヘ」
「『テヘ』じゃないだろ…。なんで部屋に入ってきた挙句、俺の耳をしゃぶっている」
沼雄が起き上がりこちらへ向く。
「いや、新ジャンルの開拓でも」
「せんでいい!」
「え~」
「『え~』も『ブモ~』もいい。とにかく部屋に帰れ…」
「いいじゃないですか~」
「よくない。お前と寝ると何されるか分かったものじゃない」
「いやですわ~。私はそのようなことしませんわ~」
「……さっきの行動をした後でよくその台詞が出てくるな」
主人はよだれまみれの耳を拭きながらつぶやく。
「ささっ、ご主人様お休みになりましょう」
しわくちゃになったシーツを直し、布団を引き寄せてとなりをポムポムとたたく。
「……どうしても部屋に帰らないのか?」
「ご主人様のためならエンヤコラです!」
なにやら訳の分からない宣言をする。
「はぁ、今回だけだからな…。いいか?絶対におかしなことはするなよ」
451が全く引く気が無いのと寝るのが遅くなると起きるときに支障がでる。
「はいです!」
満面の笑みを浮かべる451。
『おとなしくしてればかわいいんだがな…』と小さくつぶやき沼男も布団に潜る。
「お休みなさいませ御主人様♪」
「おやすみ451」
そして二人は目を閉じた。
「――ハァハァハァハァ」
「やっぱお前部屋に帰れ」
「え~」
「――ハム」
耳をくわえた。
「――ハムハムハム」
甘噛みをしたり
「――チュルルルルル」
吸ったり
「――ピチャピチャピチャ」
なめたりする。
いろいろとするたびに沼雄が嫌そうに顔をしかめたり体を動かしたりするのがたまらないのかますます勢いを増してくる。
すると突如目の前が真っ暗になった。
同時に頭に圧迫感も感じる。
「451、何をやっている…」
聞きなれた声も聞こえた。
「……テヘ」
「『テヘ』じゃないだろ…。なんで部屋に入ってきた挙句、俺の耳をしゃぶっている」
沼雄が起き上がりこちらへ向く。
「いや、新ジャンルの開拓でも」
「せんでいい!」
「え~」
「『え~』も『ブモ~』もいい。とにかく部屋に帰れ…」
「いいじゃないですか~」
「よくない。お前と寝ると何されるか分かったものじゃない」
「いやですわ~。私はそのようなことしませんわ~」
「……さっきの行動をした後でよくその台詞が出てくるな」
主人はよだれまみれの耳を拭きながらつぶやく。
「ささっ、ご主人様お休みになりましょう」
しわくちゃになったシーツを直し、布団を引き寄せてとなりをポムポムとたたく。
「……どうしても部屋に帰らないのか?」
「ご主人様のためならエンヤコラです!」
なにやら訳の分からない宣言をする。
「はぁ、今回だけだからな…。いいか?絶対におかしなことはするなよ」
451が全く引く気が無いのと寝るのが遅くなると起きるときに支障がでる。
「はいです!」
満面の笑みを浮かべる451。
『おとなしくしてればかわいいんだがな…』と小さくつぶやき沼男も布団に潜る。
「お休みなさいませ御主人様♪」
「おやすみ451」
そして二人は目を閉じた。
「――ハァハァハァハァ」
「やっぱお前部屋に帰れ」
「え~」
わっふるわっふる
>>408
久しぶりに続編ktkr
もう来ないんじゃないかと心配してたぜ
ヒューマンの台詞が
「おれが最期にみせるのは代々受け継いだ未来に託すヒューマンの魂だ! 人間の魂だ!」
に見えてしまった俺は色々脳をやられているようだ
>>411
非常時でも普段と変わらず行動できるってのはある種尊敬に値するとこだが・・・
なんというかボケと突っ込みに命掛けてるなこの二人・・・w
>>417
どんどん450の行動が犯罪染みていくな、まあ前からか・・・w
久しぶりに続編ktkr
もう来ないんじゃないかと心配してたぜ
ヒューマンの台詞が
「おれが最期にみせるのは代々受け継いだ未来に託すヒューマンの魂だ! 人間の魂だ!」
に見えてしまった俺は色々脳をやられているようだ
>>411
非常時でも普段と変わらず行動できるってのはある種尊敬に値するとこだが・・・
なんというかボケと突っ込みに命掛けてるなこの二人・・・w
>>417
どんどん450の行動が犯罪染みていくな、まあ前からか・・・w
411の続きを投下です。
惑星ニューデイズ ミッション「潜入! となりの狂信者」
オズナ「これより先、ブロック3は、教主様とその側近以外、立ち入り禁止です。どうぞお引取りを」
ブロック2の最奥で、沼子は思わぬ足止めを受けていた。
沼子「そう、仕方ないわね。……教主様の耳へ、どうしても届けなければならない報告があるのだけれど」
オズナ「それでは、通行証を提示してください。教主様に仕える方々ならば、必ずお持ちのはずですが」
沼子「事は一刻を争うのよ。……どうしても、ダメかしら」
オズナ「何と言われようと、規則は規則ですから」
沼子「そう……それなら本当に、仕方ないわね」
沼子が、すっと周囲に視線を走らせた。幸い、歩哨の教団警衛士ダグバは近くにいない。自然な動作でナノトランサーから
スタアラを取り出し、先端を教団警衛士オズナの腹に当てる。
オズナ「なっ……」
沼子「眠りなさい。しばらくといわず、ずっと」
杖から闇色のフォトン流が噴出し、間を置かず教団警衛士オズナの身体が前のめりに倒れた。
沼子「あら、寝不足かしら。門番なのに、いけない子ね」
動かなくなったオズナの身体を物陰に隠し、沼子はブロック3へ足を踏み入れた。
沼子「少々、時間をかけてしまったわね……。先行した430が、無事でいると良いのだけれど」
沼子が430とはぐれたのは、少し前のことになる。ブロック2の出口で、いきなり430が駆け出したのだ。
門番はガードマシナリーに扮した430は素通りさせて、沼子を止めた。そして、現在に至る。
ブロック3の入り口から少し歩き、下りの階段へさしかかったところで、足が余分にあるバイシャ乙32型は見つかった。
どうやら、階段から転げ落ちたらしくさかさまになって足をばたつかせている。
沼子「!! 430」
バイシャ乙32型のボディは、中身をくり抜いてあるとはいえ重かった。
430「ア゛ッー! ごしゅじんさまぁー!」
なんとか引き起こすことに成功した沼子の身体に、バイシャ乙32型が激しく体当たりを敢行した。ボディの重さに比例して威力は絶大で、
沼子は軽々と吹き飛び背中から壁に叩きつけられた。
沼子「かはッ! 430……」
430「ア゛ッー!」
倒れた沼子に430がすがりつく。だが、傍目から見ればそれは教団警衛士オズナにのしかかるバイシャ乙32型に他ならない。
ダグバ1「ウホッ、何事だ! アッー!」
ダグバ2「ウホッ! 教団警衛士オズナがガードマシナリーに襲われているぞ!」
物音に駆けつけたダグバたちが騒ぎ立てる。
ダグバ1「ウホッ! しかしあのオズナ、このフロアでは見かけん仮面だ……」
ダグバ2「ウホッ! そんなことはどうでもいい! ガードマシナリーの暴走だ! 取り押さえるぞ!」
ウホウホ言いながら迫り来るアヤシイ二人組に、430はパニックになりかけた。
430「ア゛ッー! こ、こっちにこないでくださいッ!」
バイシャ乙32型の頭部がパカリと割れ、バーストを構えた430が現れる。
ダグバ1「ウ、ウホッ……いい、氷バレット……」
ダグバ2「や ら な い ……か」
二発の銃声とともに、二人組は凍りついた。
沼子「よく……やったわ、430」
顔をしかめつつ起き上がる沼子に、今度はちゃんとバイシャ乙を脱ぎ捨てて430は抱きついた。
430「ごじゅじんざばあ゛ぁあああ!!!」
430の叫びに応えるように、警報が鳴り始めた。
430「ア゛ッー! ご、ごごごごごごご」
沼子「地響き?」
430「ごしゅじんさまッ! 見つかっちゃいましたッ!」
沼子「そうね。……それなら、もうコレはいらないわね」
仮面を投げ捨て、前方の廊下を見据える沼子。杖を構え、走り出そうとしたその腰が、グキリといやな音をたてた。
沼子「……ア゛ッ」
430「ご、ごしゅじんさま!?」
沼子「し、心配ないわ、ないわよ? ちょっと、さっきのダメージが残っていただけ……」
ナノトランサーからトリメイトを取り出し、患部に塗る沼子。そして、
沼子「ア゛ッー!」
腰を押さえうめく沼子に、ガードマシナリーたちが殺到した。 つづく
惑星ニューデイズ ミッション「潜入! となりの狂信者」
オズナ「これより先、ブロック3は、教主様とその側近以外、立ち入り禁止です。どうぞお引取りを」
ブロック2の最奥で、沼子は思わぬ足止めを受けていた。
沼子「そう、仕方ないわね。……教主様の耳へ、どうしても届けなければならない報告があるのだけれど」
オズナ「それでは、通行証を提示してください。教主様に仕える方々ならば、必ずお持ちのはずですが」
沼子「事は一刻を争うのよ。……どうしても、ダメかしら」
オズナ「何と言われようと、規則は規則ですから」
沼子「そう……それなら本当に、仕方ないわね」
沼子が、すっと周囲に視線を走らせた。幸い、歩哨の教団警衛士ダグバは近くにいない。自然な動作でナノトランサーから
スタアラを取り出し、先端を教団警衛士オズナの腹に当てる。
オズナ「なっ……」
沼子「眠りなさい。しばらくといわず、ずっと」
杖から闇色のフォトン流が噴出し、間を置かず教団警衛士オズナの身体が前のめりに倒れた。
沼子「あら、寝不足かしら。門番なのに、いけない子ね」
動かなくなったオズナの身体を物陰に隠し、沼子はブロック3へ足を踏み入れた。
沼子「少々、時間をかけてしまったわね……。先行した430が、無事でいると良いのだけれど」
沼子が430とはぐれたのは、少し前のことになる。ブロック2の出口で、いきなり430が駆け出したのだ。
門番はガードマシナリーに扮した430は素通りさせて、沼子を止めた。そして、現在に至る。
ブロック3の入り口から少し歩き、下りの階段へさしかかったところで、足が余分にあるバイシャ乙32型は見つかった。
どうやら、階段から転げ落ちたらしくさかさまになって足をばたつかせている。
沼子「!! 430」
バイシャ乙32型のボディは、中身をくり抜いてあるとはいえ重かった。
430「ア゛ッー! ごしゅじんさまぁー!」
なんとか引き起こすことに成功した沼子の身体に、バイシャ乙32型が激しく体当たりを敢行した。ボディの重さに比例して威力は絶大で、
沼子は軽々と吹き飛び背中から壁に叩きつけられた。
沼子「かはッ! 430……」
430「ア゛ッー!」
倒れた沼子に430がすがりつく。だが、傍目から見ればそれは教団警衛士オズナにのしかかるバイシャ乙32型に他ならない。
ダグバ1「ウホッ、何事だ! アッー!」
ダグバ2「ウホッ! 教団警衛士オズナがガードマシナリーに襲われているぞ!」
物音に駆けつけたダグバたちが騒ぎ立てる。
ダグバ1「ウホッ! しかしあのオズナ、このフロアでは見かけん仮面だ……」
ダグバ2「ウホッ! そんなことはどうでもいい! ガードマシナリーの暴走だ! 取り押さえるぞ!」
ウホウホ言いながら迫り来るアヤシイ二人組に、430はパニックになりかけた。
430「ア゛ッー! こ、こっちにこないでくださいッ!」
バイシャ乙32型の頭部がパカリと割れ、バーストを構えた430が現れる。
ダグバ1「ウ、ウホッ……いい、氷バレット……」
ダグバ2「や ら な い ……か」
二発の銃声とともに、二人組は凍りついた。
沼子「よく……やったわ、430」
顔をしかめつつ起き上がる沼子に、今度はちゃんとバイシャ乙を脱ぎ捨てて430は抱きついた。
430「ごじゅじんざばあ゛ぁあああ!!!」
430の叫びに応えるように、警報が鳴り始めた。
430「ア゛ッー! ご、ごごごごごごご」
沼子「地響き?」
430「ごしゅじんさまッ! 見つかっちゃいましたッ!」
沼子「そうね。……それなら、もうコレはいらないわね」
仮面を投げ捨て、前方の廊下を見据える沼子。杖を構え、走り出そうとしたその腰が、グキリといやな音をたてた。
沼子「……ア゛ッ」
430「ご、ごしゅじんさま!?」
沼子「し、心配ないわ、ないわよ? ちょっと、さっきのダメージが残っていただけ……」
ナノトランサーからトリメイトを取り出し、患部に塗る沼子。そして、
沼子「ア゛ッー!」
腰を押さえうめく沼子に、ガードマシナリーたちが殺到した。 つづく
前から思ってたんだけどアホの子の作者氏は
430スレにマシナリーにさらわれる430を投下した方と同一人物?
430スレにマシナリーにさらわれる430を投下した方と同一人物?
>>422 その人とは別人ですね。ただ、ネタは参考にさせていただきましたw
421の続きを投下です。
惑星ニューデイズ ミッション「潜入! となりの狂信者 沼虎サイド」
気絶したままの420を背負い、沼虎は走っていた。隣には、なぜか教団警衛士ダグバも一緒に走っている。
走る二人を追っているのは、ゴル・ドルバらしきものである。凄まじい勢いで突進しながら、咆哮をあげる。
ゴル・ドルバ?「ま゛でー! じょうだい゛を゛見られだがらに゛ば、い゛がじでばお゛げな゛い゛ー!」
沼虎「……気のせいか、なんかヒトの言葉に聞こえるな。新種か?」
ダグ夫「ウホッ、この声、どこかで……!! アッー! もしかして、オズ美さんでありますかッー!?」
ダグ夫の呼びかけに、ゴル・ドルバの動きが止まった。
オズ美「ダグ夫ざん゛……」
沼虎「何だ? このゴル・ドルバ、喋れるのか」
ダグ夫「ウホッ、いいえこれは、彼女は、自分の恋人であります。ゴル・ドルバのように見えますが、れっきとしたニューマンであります!」
叫ぶなり、オズ美に駆け寄るダグ夫。だが、寄ってきたダグ夫をオズ美は跳ね飛ばした。
ダグ夫「ア゛ッー!」
沼虎「お、おい! オズ美っていったか? あんた、何してんだ! そいつは恋人なんだろ!?」
オズ美「が、彼゛だげにば、ごんな゛姿゛、見゛られだぐながっだ……」
うぉぉぉん、と大音量で泣き出すオズ美。その悲しみの声に応えるように、ダグ夫が起き上がる。
ダグ夫「ウホッ……オ、オズ美さん、じ、自分はッ」
ダグ夫が、ゆっくりとオズ美に近づいてゆく。
ダグ夫「じ、自分は、たとえどんな姿をしていようともッ! あ、あなたをッ! ……愛しているのでありますッ!!」
オズ美「ダ、ダグ夫ざぁーん!」
ゴル・ドルバ級の突進に、またも吹っ飛ぶダグ夫。
オズ美「ア゛ッー!」
沼虎「……やれやれ、仕方ねえな」
420を下ろした沼虎が、舌打ちしつつオズ美へ近づいてゆく。
沼虎「動くんじゃあねえぞ」
オズ美「!!!」
オズ美の足元に、沼虎がトラップを設置する。
ダグ夫「な、何をするだァーッ!」
沼虎「イイから、黙って見てろ」
殴りかかってきたダグ夫をいなし、沼虎はスイッチを押した。
オズ美「GYAAAAAAAAAH!」
ダグ夫「オズ美さーーん!!!」
盛大な炎が上がり、オズ美の全身を包み込んだ。
ダグ夫「ウホッ! いいい今すぐ、あの火を消してください! 彼女が死んでしまったら、自分は、自分はアッー!」
沼虎「まあ、待て……」
脂のせいかよく燃えるオズ美を、沼虎は自信たっぷりに見守っている。
420「この、バカ虎!」
覚醒した420の真空飛び膝蹴りが、沼虎の後頭部へ綺麗に決まった。
420「人燃やして、なに悦に浸ってんのよ! 火、とっとと消しなさいっ!」
襟首を掴み上げる420の手を、沼虎がやんわりとどけた。
沼虎「安心しろ。もう火は消える」
沼虎が指をさす方に、白い煙に包まれた人影が見えた。そよ風が、煙を晴らしてゆく。不安そうに見守っていたダグ夫が、目を見開いた。
沼虎「『バーントラップックG』…通称、ダイエットトラップだ。余分な脂肪分だけを燃焼させる、スグレモンだぜ?」
すっかりグラマラスボディになったオズ美に、沼虎が笑いかける。
420「……なんだかよくわかんないけど、ひとつだけ、言わせて?」
沼虎の肩に手をかけ、420が静かに言った。
420「あたしがいるのに、他の女にデレデレしてんじゃないわよっ! このバカ虎!」
跳躍した420の両足が、沼虎の顔面をモロにとらえた。だが、ひしと抱き合う恋人同士には、その光景も見えないようだった。 つづく
421の続きを投下です。
惑星ニューデイズ ミッション「潜入! となりの狂信者 沼虎サイド」
気絶したままの420を背負い、沼虎は走っていた。隣には、なぜか教団警衛士ダグバも一緒に走っている。
走る二人を追っているのは、ゴル・ドルバらしきものである。凄まじい勢いで突進しながら、咆哮をあげる。
ゴル・ドルバ?「ま゛でー! じょうだい゛を゛見られだがらに゛ば、い゛がじでばお゛げな゛い゛ー!」
沼虎「……気のせいか、なんかヒトの言葉に聞こえるな。新種か?」
ダグ夫「ウホッ、この声、どこかで……!! アッー! もしかして、オズ美さんでありますかッー!?」
ダグ夫の呼びかけに、ゴル・ドルバの動きが止まった。
オズ美「ダグ夫ざん゛……」
沼虎「何だ? このゴル・ドルバ、喋れるのか」
ダグ夫「ウホッ、いいえこれは、彼女は、自分の恋人であります。ゴル・ドルバのように見えますが、れっきとしたニューマンであります!」
叫ぶなり、オズ美に駆け寄るダグ夫。だが、寄ってきたダグ夫をオズ美は跳ね飛ばした。
ダグ夫「ア゛ッー!」
沼虎「お、おい! オズ美っていったか? あんた、何してんだ! そいつは恋人なんだろ!?」
オズ美「が、彼゛だげにば、ごんな゛姿゛、見゛られだぐながっだ……」
うぉぉぉん、と大音量で泣き出すオズ美。その悲しみの声に応えるように、ダグ夫が起き上がる。
ダグ夫「ウホッ……オ、オズ美さん、じ、自分はッ」
ダグ夫が、ゆっくりとオズ美に近づいてゆく。
ダグ夫「じ、自分は、たとえどんな姿をしていようともッ! あ、あなたをッ! ……愛しているのでありますッ!!」
オズ美「ダ、ダグ夫ざぁーん!」
ゴル・ドルバ級の突進に、またも吹っ飛ぶダグ夫。
オズ美「ア゛ッー!」
沼虎「……やれやれ、仕方ねえな」
420を下ろした沼虎が、舌打ちしつつオズ美へ近づいてゆく。
沼虎「動くんじゃあねえぞ」
オズ美「!!!」
オズ美の足元に、沼虎がトラップを設置する。
ダグ夫「な、何をするだァーッ!」
沼虎「イイから、黙って見てろ」
殴りかかってきたダグ夫をいなし、沼虎はスイッチを押した。
オズ美「GYAAAAAAAAAH!」
ダグ夫「オズ美さーーん!!!」
盛大な炎が上がり、オズ美の全身を包み込んだ。
ダグ夫「ウホッ! いいい今すぐ、あの火を消してください! 彼女が死んでしまったら、自分は、自分はアッー!」
沼虎「まあ、待て……」
脂のせいかよく燃えるオズ美を、沼虎は自信たっぷりに見守っている。
420「この、バカ虎!」
覚醒した420の真空飛び膝蹴りが、沼虎の後頭部へ綺麗に決まった。
420「人燃やして、なに悦に浸ってんのよ! 火、とっとと消しなさいっ!」
襟首を掴み上げる420の手を、沼虎がやんわりとどけた。
沼虎「安心しろ。もう火は消える」
沼虎が指をさす方に、白い煙に包まれた人影が見えた。そよ風が、煙を晴らしてゆく。不安そうに見守っていたダグ夫が、目を見開いた。
沼虎「『バーントラップックG』…通称、ダイエットトラップだ。余分な脂肪分だけを燃焼させる、スグレモンだぜ?」
すっかりグラマラスボディになったオズ美に、沼虎が笑いかける。
420「……なんだかよくわかんないけど、ひとつだけ、言わせて?」
沼虎の肩に手をかけ、420が静かに言った。
420「あたしがいるのに、他の女にデレデレしてんじゃないわよっ! このバカ虎!」
跳躍した420の両足が、沼虎の顔面をモロにとらえた。だが、ひしと抱き合う恋人同士には、その光景も見えないようだった。 つづく
さりげなく沼虎良い奴だなぁ…w
420と正式にくっついたから読んでてスッキリするし、この先も楽しみだ。
420と正式にくっついたから読んでてスッキリするし、この先も楽しみだ。
気が付いたら489KBじゃないか。
次スレ挑戦してくる。
次スレ挑戦してくる。
【PSU】新ジャンル 「パシリ」十体目【祝十体】
http://live25.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1173802057/l50
初代から居る身としては感慨深いぜ。
http://live25.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1173802057/l50
初代から居る身としては感慨深いぜ。
レッツ! ゲキガイイイイインッ!
埋めついでにwikiに軽くワルキャスとワルパシリの設定をチョビチョビかかせてもらったぜー。
他登場人物は追々でヨロ。
ワルキャス「いいねぇー浄化ミッションは…」
ワルパシリ「はぁ?」
ワルキャス「ほら真面目な子とか一生懸命にやってる所に…
『人手が足りないなら手を貸すぜ!』とか言っちゃえばもうっ!
真面目ッ子は押しに弱いからな~アレやコレやソレを手取り足取り体取りだなぁ!」
ワルパシリ「ふぅーん…」
パキィ!
ワルキャス「ギャアアアアアッ! 俺の氷ガミサキがああああっ!」
ワルパシリ「ぺっ!」
合成中、ワルパシリの前で他の女子の話しをする事は禁句である。
埋めついでにwikiに軽くワルキャスとワルパシリの設定をチョビチョビかかせてもらったぜー。
他登場人物は追々でヨロ。
ワルキャス「いいねぇー浄化ミッションは…」
ワルパシリ「はぁ?」
ワルキャス「ほら真面目な子とか一生懸命にやってる所に…
『人手が足りないなら手を貸すぜ!』とか言っちゃえばもうっ!
真面目ッ子は押しに弱いからな~アレやコレやソレを手取り足取り体取りだなぁ!」
ワルパシリ「ふぅーん…」
パキィ!
ワルキャス「ギャアアアアアッ! 俺の氷ガミサキがああああっ!」
ワルパシリ「ぺっ!」
合成中、ワルパシリの前で他の女子の話しをする事は禁句である。
423の続きを投下です。
惑星ニューデイズ ミッション「潜入! となりの狂信者」
ダグ夫「ウホッ。沼虎さん、このご恩は一生忘れないでありますッ!」
オズ美「私たち、テロリストなんかやめてきっと幸せになります!」
頭を下げる二人に、沼虎はひらひらと手を振ってみせた。
沼虎「礼なんかいらねえよ。コイツを貰ったし、ギブアンドテイクってやつだ」
身に着けた教団警衛士ダグバの服をバンと叩き、沼虎が微笑で応じた。
420「バカ虎! 何やってんのよ! こっち、手伝いなさいよ!」
沼虎「ああ、今行く! 相変わらず、せっかちだな全く。……それじゃあおふたりさん、達者で暮らせよ!」
オズ美「はい。あなたたちも、お幸せにー!」
ダグ夫「ウホッ! 武運長久を祈っているでありますッ!」
寄り添って手を振るふたりに背を向けて、沼虎は420の待つ杜の入り口へと向かった。
420「もう、遅いじゃないバカ虎」
沼虎「ああ、悪い悪い。しっぽりとした別れのシーンってやつを楽しんでたもんでな。んで? 何やってんだ」
見ると、420はどうやらバイシャ甲21型の抜け殻を着るのに悪戦苦闘しているらしい。
420「コレ……ちょっとウエストきついのよ」
沼虎「ん? ああ。こりゃたぶん、沼子の奴が430用に中身くり抜いたモンだな。……420、ドコがきついんだっけ?」
420「こ、このバカ虎ぁっ!」
バイシャ甲21型の前肢が、沼虎のあごを激しく殴打した。
沼虎「ぐあ……。か、下半身は、相性抜群だな?」
420「まだ言うかあっ!」
バイシャ甲21型の後肢が沼虎の腹を押さえつけ、前肢がマウントポジションからのストンピングを連打する。それは、容赦のないコンボだった。
沼虎「ぐ、うげ、ま、待て! ……ともかく、だ。いったん脱げ。話はそれからだ」
420「え? ぬ、脱ぐって、こ、こんなトコでダメよ…沼虎ぁ……」
沼虎「違う。バイシャ甲21型のボディを脱げっつってんだ」
420「っ~~~~~っ!」
420操るバイシャ21型によるストンピングが再開された。沼虎の意識はひょいと旅立ち、バイシャ甲21型のサイズ直しは、少し後回しとなった。
430「ご、ごじゅじんざばあ゛ー!」
沼子「ア゛ッ……、430、そこ、ダメよ」
しがみついてきた部分に激痛が走り、沼子がうめく。苦悶の表情を浮かべ、それでも沼子の杖からは氷の柱が噴出してゆく。
430「ご、ごべんな゛ざい゛ー!」
沼子「い゛、い゛い゛のよ430……ただ、少し力をゆるめてほしいの」
三体のバイシャ乙32型が、沼子の杖の一振りで焼却された。
430「ご、ごじゅじんざば、い、いたいですか!? ここですか!?」
沼子「ア゛ッー! ぞご、お゛ねがい、そっとしておいて……」
放った火球が、バイシャ甲21型をかすめて壁を焦がした。
430「レスタ、レスタレスタレスタレスタアッー!」
沼子「き、気持ちは嬉しいけど、430、杖で叩くのは……ア゛ッ」
よろけた沼子に、バイシャ甲21型が雷球を射出。さらに別の機体が三機、次々に沼子へ迫り来る。
430「ア゛ッー! 散りましょー!」
バーストの連射で、バイシャ甲21型の動きは止まった。だが、後続のマシナリーたちに押され、凍ったままの機体がふたりを圧し包む。
430「ア゛ッー! ごしゅじんさまぁー!」
沼子「!!」
沼子の周囲に、炎が噴き上がる。周りにいたガードマシナリー数機が、一気にどろりと溶けた。
沼子「このままでは、まずいわね……」
通路の奥からわさわさ出てくるマシナリーに、沼子が顔をしかめた。
430「ごしゅじんさま、横ッ!」
溶けた残骸の中から、生き残ったバイシャ甲21型が体当たりをした。モロに受けて、壁に叩きつけられる沼子。全身を走る激痛に、涙がにじんだ。
沼子「4…3…0…に、逃げなさい……」
430「ごしゅじんさまー!」
とどめの一撃を放とうと身構えたバイシャ甲21型に、一本の矢が突き立った。それだけで、あっさりと爆散した。
沼虎「よお。苦戦してるみてえだな」
420「沼子! 助けに来たわよ!」
涙でにじむ沼子の視界に、近づいてくる教団警衛士ダグバとバイシャ甲21型が見えた。 つづく
惑星ニューデイズ ミッション「潜入! となりの狂信者」
ダグ夫「ウホッ。沼虎さん、このご恩は一生忘れないでありますッ!」
オズ美「私たち、テロリストなんかやめてきっと幸せになります!」
頭を下げる二人に、沼虎はひらひらと手を振ってみせた。
沼虎「礼なんかいらねえよ。コイツを貰ったし、ギブアンドテイクってやつだ」
身に着けた教団警衛士ダグバの服をバンと叩き、沼虎が微笑で応じた。
420「バカ虎! 何やってんのよ! こっち、手伝いなさいよ!」
沼虎「ああ、今行く! 相変わらず、せっかちだな全く。……それじゃあおふたりさん、達者で暮らせよ!」
オズ美「はい。あなたたちも、お幸せにー!」
ダグ夫「ウホッ! 武運長久を祈っているでありますッ!」
寄り添って手を振るふたりに背を向けて、沼虎は420の待つ杜の入り口へと向かった。
420「もう、遅いじゃないバカ虎」
沼虎「ああ、悪い悪い。しっぽりとした別れのシーンってやつを楽しんでたもんでな。んで? 何やってんだ」
見ると、420はどうやらバイシャ甲21型の抜け殻を着るのに悪戦苦闘しているらしい。
420「コレ……ちょっとウエストきついのよ」
沼虎「ん? ああ。こりゃたぶん、沼子の奴が430用に中身くり抜いたモンだな。……420、ドコがきついんだっけ?」
420「こ、このバカ虎ぁっ!」
バイシャ甲21型の前肢が、沼虎のあごを激しく殴打した。
沼虎「ぐあ……。か、下半身は、相性抜群だな?」
420「まだ言うかあっ!」
バイシャ甲21型の後肢が沼虎の腹を押さえつけ、前肢がマウントポジションからのストンピングを連打する。それは、容赦のないコンボだった。
沼虎「ぐ、うげ、ま、待て! ……ともかく、だ。いったん脱げ。話はそれからだ」
420「え? ぬ、脱ぐって、こ、こんなトコでダメよ…沼虎ぁ……」
沼虎「違う。バイシャ甲21型のボディを脱げっつってんだ」
420「っ~~~~~っ!」
420操るバイシャ21型によるストンピングが再開された。沼虎の意識はひょいと旅立ち、バイシャ甲21型のサイズ直しは、少し後回しとなった。
430「ご、ごじゅじんざばあ゛ー!」
沼子「ア゛ッ……、430、そこ、ダメよ」
しがみついてきた部分に激痛が走り、沼子がうめく。苦悶の表情を浮かべ、それでも沼子の杖からは氷の柱が噴出してゆく。
430「ご、ごべんな゛ざい゛ー!」
沼子「い゛、い゛い゛のよ430……ただ、少し力をゆるめてほしいの」
三体のバイシャ乙32型が、沼子の杖の一振りで焼却された。
430「ご、ごじゅじんざば、い、いたいですか!? ここですか!?」
沼子「ア゛ッー! ぞご、お゛ねがい、そっとしておいて……」
放った火球が、バイシャ甲21型をかすめて壁を焦がした。
430「レスタ、レスタレスタレスタレスタアッー!」
沼子「き、気持ちは嬉しいけど、430、杖で叩くのは……ア゛ッ」
よろけた沼子に、バイシャ甲21型が雷球を射出。さらに別の機体が三機、次々に沼子へ迫り来る。
430「ア゛ッー! 散りましょー!」
バーストの連射で、バイシャ甲21型の動きは止まった。だが、後続のマシナリーたちに押され、凍ったままの機体がふたりを圧し包む。
430「ア゛ッー! ごしゅじんさまぁー!」
沼子「!!」
沼子の周囲に、炎が噴き上がる。周りにいたガードマシナリー数機が、一気にどろりと溶けた。
沼子「このままでは、まずいわね……」
通路の奥からわさわさ出てくるマシナリーに、沼子が顔をしかめた。
430「ごしゅじんさま、横ッ!」
溶けた残骸の中から、生き残ったバイシャ甲21型が体当たりをした。モロに受けて、壁に叩きつけられる沼子。全身を走る激痛に、涙がにじんだ。
沼子「4…3…0…に、逃げなさい……」
430「ごしゅじんさまー!」
とどめの一撃を放とうと身構えたバイシャ甲21型に、一本の矢が突き立った。それだけで、あっさりと爆散した。
沼虎「よお。苦戦してるみてえだな」
420「沼子! 助けに来たわよ!」
涙でにじむ沼子の視界に、近づいてくる教団警衛士ダグバとバイシャ甲21型が見えた。 つづく
このスレは俺が守る!
ほしゅ
ほしゅ
・・・累々と続く兵士の屍・・・その中に女が一人たたずんでいた・・・
女(・・・違う・・・私の求めているものとは違う・・・)
ローグス兵1「・・・おい、何だあの女は?」
ローグス兵2「わからん・・・同盟軍を迎え撃つって時に突然「参加させてください」って来たんだ・・・」
ローグス兵1「あ、おい・・・どこ行くんだ?」
女「・・・ここでの用は終わったので別の場所に行きます・・・」
ローグス兵2「そ、そうか・・・世話になったな」
~酒場~
店主「いらっしゃい・・・」
酔っ払い「お!べっぴんさんだね~。一杯つきあってくんねえかい?」
女「・・・失礼ですが、弱い方に興味ないのです・・・」
酔っ払い「言ってくれるね~。だが、喧嘩で負けた事はね~ぜ?」
女「・・・そうですか・・・」
・・・手近な空き瓶を手に取り・・・そして・・・
・・・バキッ!グシャ・・・・・・パラパラ・・・
酔っ払い「!?ひ、ひゃー!」
店主「・・・たいしたもんだな」
女「・・・お恥ずかしいかぎりです・・・尋ねたい事があるのですが、よろしいですか?」
店主「何でも聞いてくれ」
女「・・・強い人を探しています・・・数や武具に頼らず、自身の能力が強い方を・・・」
店主「・・・ローグスにはいないだろうな・・・奴らは集団で行動するのが普通だからな。
・・・仮にいたとしてもそういった連中はあちこち飛び回ってる・・・見つけるのは難しいな・・・」
女「・・・そうですか・・・」
店主「同盟軍は個人に会うまでがめんどうだし・・・ガーディアンズはどうだ?」
女「ガーディアンズ?」
店主「奴らは主に個人で仕事をする・・・中には英雄と呼ばれる程、強力な人物もいるそうだ」
女「・・・ガーディアンズ・・・」
女(・・・違う・・・私の求めているものとは違う・・・)
ローグス兵1「・・・おい、何だあの女は?」
ローグス兵2「わからん・・・同盟軍を迎え撃つって時に突然「参加させてください」って来たんだ・・・」
ローグス兵1「あ、おい・・・どこ行くんだ?」
女「・・・ここでの用は終わったので別の場所に行きます・・・」
ローグス兵2「そ、そうか・・・世話になったな」
~酒場~
店主「いらっしゃい・・・」
酔っ払い「お!べっぴんさんだね~。一杯つきあってくんねえかい?」
女「・・・失礼ですが、弱い方に興味ないのです・・・」
酔っ払い「言ってくれるね~。だが、喧嘩で負けた事はね~ぜ?」
女「・・・そうですか・・・」
・・・手近な空き瓶を手に取り・・・そして・・・
・・・バキッ!グシャ・・・・・・パラパラ・・・
酔っ払い「!?ひ、ひゃー!」
店主「・・・たいしたもんだな」
女「・・・お恥ずかしいかぎりです・・・尋ねたい事があるのですが、よろしいですか?」
店主「何でも聞いてくれ」
女「・・・強い人を探しています・・・数や武具に頼らず、自身の能力が強い方を・・・」
店主「・・・ローグスにはいないだろうな・・・奴らは集団で行動するのが普通だからな。
・・・仮にいたとしてもそういった連中はあちこち飛び回ってる・・・見つけるのは難しいな・・・」
女「・・・そうですか・・・」
店主「同盟軍は個人に会うまでがめんどうだし・・・ガーディアンズはどうだ?」
女「ガーディアンズ?」
店主「奴らは主に個人で仕事をする・・・中には英雄と呼ばれる程、強力な人物もいるそうだ」
女「・・・ガーディアンズ・・・」
男1「おい、聞いたか?」
男2「ああ、もう何人目だ?」
男1「わからんが・・・引退したとはいえ、名をはせた人ばかりだぞ?」
男2「・・・全員見る影もないそうだ・・・」
女(・・・心・技・体、共に申し分ない・・・でも・・・勝負にならない・・・。
・・・何故強くなったのでしょう?・・・何のために使えば良いのでしょう?)
・・・山中をさまよう女・・・その後には原型を留めていない生物の屍が点在していた・・・
女(・・・私は何がしたいのでしょう?・・・何をすれば良いのでしょう?)
・・・ガサガサガサッ・・・
女「・・・?」
・・・・・・・ド~~~~~ン!!
女「・・・!?」
???「うわぁ~!?」
女(・・・ヒューマン?)
ヒューマン男「イタタタ・・・な、何だ!?ゴーモンか、オルアカか?」
女「あら、ごめんなさい。大丈夫?」
『運命のなかに偶然はない。
人間はある運命に出会う以前に、自分がそれを作っているのだ』
【トーマス・ウッドロー・ウィルソン 】
男2「ああ、もう何人目だ?」
男1「わからんが・・・引退したとはいえ、名をはせた人ばかりだぞ?」
男2「・・・全員見る影もないそうだ・・・」
女(・・・心・技・体、共に申し分ない・・・でも・・・勝負にならない・・・。
・・・何故強くなったのでしょう?・・・何のために使えば良いのでしょう?)
・・・山中をさまよう女・・・その後には原型を留めていない生物の屍が点在していた・・・
女(・・・私は何がしたいのでしょう?・・・何をすれば良いのでしょう?)
・・・ガサガサガサッ・・・
女「・・・?」
・・・・・・・ド~~~~~ン!!
女「・・・!?」
???「うわぁ~!?」
女(・・・ヒューマン?)
ヒューマン男「イタタタ・・・な、何だ!?ゴーモンか、オルアカか?」
女「あら、ごめんなさい。大丈夫?」
『運命のなかに偶然はない。
人間はある運命に出会う以前に、自分がそれを作っているのだ』
【トーマス・ウッドロー・ウィルソン 】
ボコボコボコボコ∧_∧ ∧_∧∧_∧ボコボコボコボコ
ボコボコ∧_∧´・ω・)(´・ω・`)・ω・`∧_∧ボコボコ 涙「ここはパシリスレですよ!」
ホコボコ(´・ω・)∧_,∧lll ∪)∧_∧・ω・`)ボコボコ 琴座「もそっと出させよ!」
ボコボコ∧_∧ ´・ω∧∪∧(・ω・∧_∧⊂)ボコボコ
コボコ(´・ω・)≡つ);;)ω(;;(⊂≡(・ω・`)___\ボコボコ 子供三人「名前付けろ!」
ボコボ(っ つ=つ(作者)⊂=⊂≡ ⊂) \ )ボコボコ
ボコボコ/∧_∧∧_∧ ∧ ∧_∧∧_∧\ボコボコ
ボコボ( ( ´・ω)( ´・)( )` )(ω・` ) )ボコボコ 没キャラ「書けよ!」
コボコ(っ つ/ )( ) \ ⊂)ボコボコ
ボコボ/ )`u-u'. バ∪ ̄∪バ`u-u' \ボコボコ
ボコ( / ̄∪ボコボコボコボコボコボコボコ∪ ̄\ )ボコボコ
コボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ 大鮫&女丈夫「・・・(最後に出たので何とも言えない)」
ボコボコ∧_∧´・ω・)(´・ω・`)・ω・`∧_∧ボコボコ 涙「ここはパシリスレですよ!」
ホコボコ(´・ω・)∧_,∧lll ∪)∧_∧・ω・`)ボコボコ 琴座「もそっと出させよ!」
ボコボコ∧_∧ ´・ω∧∪∧(・ω・∧_∧⊂)ボコボコ
コボコ(´・ω・)≡つ);;)ω(;;(⊂≡(・ω・`)___\ボコボコ 子供三人「名前付けろ!」
ボコボ(っ つ=つ(作者)⊂=⊂≡ ⊂) \ )ボコボコ
ボコボコ/∧_∧∧_∧ ∧ ∧_∧∧_∧\ボコボコ
ボコボ( ( ´・ω)( ´・)( )` )(ω・` ) )ボコボコ 没キャラ「書けよ!」
コボコ(っ つ/ )( ) \ ⊂)ボコボコ
ボコボ/ )`u-u'. バ∪ ̄∪バ`u-u' \ボコボコ
ボコ( / ̄∪ボコボコボコボコボコボコボコ∪ ̄\ )ボコボコ
コボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ 大鮫&女丈夫「・・・(最後に出たので何とも言えない)」
後2KBってw
埋まらなかったらゴメンね >-<
ん~適当に埋めましょうかねw
~とある宿舎の1部屋にて~
ぱっとしない一室。ここはガーディアンズの宿舎である。
しばらく使われていない感じであり、そこにPMが1体横たわっている。
リボンを硬く手に握り締めながら・・・
すべてを諦めたような顔・・・
れんらくの来る事がもう無いと知ってしまっているPM、もう大好きなご主人様に会う事が出来ない悲しいPM。
おわり。
埋まらなかったらゴメンね >-<
ん~適当に埋めましょうかねw
~とある宿舎の1部屋にて~
ぱっとしない一室。ここはガーディアンズの宿舎である。
しばらく使われていない感じであり、そこにPMが1体横たわっている。
リボンを硬く手に握り締めながら・・・
すべてを諦めたような顔・・・
れんらくの来る事がもう無いと知ってしまっているPM、もう大好きなご主人様に会う事が出来ない悲しいPM。
おわり。
[´・ω・]<ウメルヨー
( ゚-゚)<埋めますよ
( ゚-゚)<そういえばライセンス切れましたね
[´・ω・]<そうですねー
( ゚-゚)<早く課金しないとイベント終わりますよ
[´・ω・]<そうですねー
( ゚-゚)<… 課金しないつもりですか?
[´・ω・]<そうですねー
( ゚-゚)<森田一義アワーじゃないんですよ
[´・ω・]<そうですねー
( ゚-゚)<……
( ゚-゚)<埋めますよ
( ゚-゚)<そういえばライセンス切れましたね
[´・ω・]<そうですねー
( ゚-゚)<早く課金しないとイベント終わりますよ
[´・ω・]<そうですねー
( ゚-゚)<… 課金しないつもりですか?
[´・ω・]<そうですねー
( ゚-゚)<森田一義アワーじゃないんですよ
[´・ω・]<そうですねー
( ゚-゚)<……
これで埋まったら
イルミナスは神ゲー化して、さらにPSUユーザーには無料配布
イルミナスは神ゲー化して、さらにPSUユーザーには無料配布
埋まった?
まだだったのね
(´・ω・)
(´・ω・)
/ ノ \
| ( ・)(・)
| (_人)
ヽ ノ\ \
/ \ \ \
| |ヽニつ \ \
| ( ・)(・)
| (_人)
ヽ ノ\ \
/ \ \ \
| |ヽニつ \ \
_
ヽ  ̄'ヽ..,' ○ ○ ヽ/ ̄ ̄く"
..く ̄ ̄)l /// ┌―┐ /// i(_ ̄"ノ
. ゝ-―l | | l( "'ーく
∠,,ーン ',_ r―-┐ ./_ヽ,__,ゝ
ヽ  ̄'ヽ..,' ○ ○ ヽ/ ̄ ̄く"
..く ̄ ̄)l /// ┌―┐ /// i(_ ̄"ノ
. ゝ-―l | | l( "'ーく
∠,,ーン ',_ r―-┐ ./_ヽ,__,ゝ