このスレ文脈からしてクオリティ高いのわかるけど
ちょっと見にくいな・・・・・。
ちょっと見にくいな・・・・・。
ども、パパと412作者です。
>>229
すいません、ゲーム中に出てくルウと作中に出てくるルゥは同一人物です。
表記を勘違いして、『ウ』を小さく表記していました。
ちなみに、オンライン上で会うルウ達は、各プレイヤーごとに全て別個体と想定しています。
>>230
楽しんでいただけて幸いです。これからもお付き合いのほどを。
>>231
原稿の量と、書き込める文章量の限界から、1行50字×50行を目安に区切っているため、どうしても読みにくくなっているかと思います。
読みやすい量に区切りなおすと、改行や余り字の関係から、想定量がおそらく1.5倍から2倍近くになるかと…。
大量にレスが流れないようにするための苦肉の策ですので、読みにくさについてはご勘弁のほどを。
今後、読みにくいとか、まとめて読みたいとの要望があるようでしたら、原稿の誤字等を補正して、UPローダーに上げる事も検討中です。
何せ、量が半端ではないものですから…。
さてさて、前置きが長くなりましたが、本日分『暁の中で』、第七回目の投下です。
ご拝読下さいませ。
>>229
すいません、ゲーム中に出てくルウと作中に出てくるルゥは同一人物です。
表記を勘違いして、『ウ』を小さく表記していました。
ちなみに、オンライン上で会うルウ達は、各プレイヤーごとに全て別個体と想定しています。
>>230
楽しんでいただけて幸いです。これからもお付き合いのほどを。
>>231
原稿の量と、書き込める文章量の限界から、1行50字×50行を目安に区切っているため、どうしても読みにくくなっているかと思います。
読みやすい量に区切りなおすと、改行や余り字の関係から、想定量がおそらく1.5倍から2倍近くになるかと…。
大量にレスが流れないようにするための苦肉の策ですので、読みにくさについてはご勘弁のほどを。
今後、読みにくいとか、まとめて読みたいとの要望があるようでしたら、原稿の誤字等を補正して、UPローダーに上げる事も検討中です。
何せ、量が半端ではないものですから…。
さてさて、前置きが長くなりましたが、本日分『暁の中で』、第七回目の投下です。
ご拝読下さいませ。
構造物の中に、人の気配は全くなかった。
時折現れる、廃墟をねぐらとした原生生物も特に悪さをする事もなくおとなしかったし、イルミナスの連中も見かけない。
やがて、目標地点が近づき、管理施設から外へ出た。
そこは爆心地さながら、見ただけじゃクレーター以外何も無い場所だった。
焼けた諸々の匂いが充満し、吐き気を催した。
すぐ傍にある形の残っていたビルの壁面の途中、ここから100mくらいの高さに、小型フライヤーがかろう
じて原型をとどめ、突き刺さっているのが見て取れる。
見えているのはそれでも後部の姿勢制御と動力ユニット位だが、カーゴ部分は見当たらない。ぶつかった時に
吹き飛んだのだろう。
「イルミナス達は撤収した模様です。撤収した理由は不明ですが、何らかの条件を満たしていると考えるべきです」
「て事は、後は残骸しか…それも残ってないかもなぁ」
「ですが、調査は必要です。
あなたには周囲の探索をお願いします。私は中心部と制御ネットワークを調査します」
「了解。ローザ、リリアナとさっき入ってきた入り口の傍で待機」
「…はーい」
ちょっとふくれっ面で返事を返してきた。
「待ってください。始める前にこれを」
ルウが唐突に何かを手渡す。
「有毒物質が充満している箇所がある可能性があります。このマスクを着用して下さい」
「…手際がいいな」
「この施設に残されていたものです。年月は経っていますが、使用に耐えます。
キャストといえども危険ですので、ローザも身につけるように」
「むぅ~、わかりましたよぅ」
更にむくれるローザ。
では始めましょうか、とルウが切り出そうとすると、リリアナが彼女の口を手で塞ぐ。
「…ちょっと静かに…」
そう言って、両手を耳に当てると周囲を警戒する。
「…こっち…」
フライヤーの突き刺さっているビルの真下、そこにある瓦礫に近づき、耳を押し付ける。
「…この下、何かいる…」
「マシナリーの動力源反応を複数確認」と、ルウ。
「…パパ、このしたにPMがいっぱいいる…かず…315」
ローザの言葉に、ルウが怪訝な表情を浮かべる。
「精密な計測をしないのに、数が判る筈がありません」
その言葉に、ぶんぶんと首を振るローザ。
「わかるよ、わかるんだもん、どうしてかわからないけど、わかるんだから!
うそじゃないもん!うそじゃないもん!!
みんなとじこめられてるのがわかるんだもん!
せまいコンテナのなかにいっぱいいれられて、みんなけがしてる!
…ひとりだけ、そとにでたの?ここにくるの?
え?ヒューマンのおんなのひとといっしょ?」
時折現れる、廃墟をねぐらとした原生生物も特に悪さをする事もなくおとなしかったし、イルミナスの連中も見かけない。
やがて、目標地点が近づき、管理施設から外へ出た。
そこは爆心地さながら、見ただけじゃクレーター以外何も無い場所だった。
焼けた諸々の匂いが充満し、吐き気を催した。
すぐ傍にある形の残っていたビルの壁面の途中、ここから100mくらいの高さに、小型フライヤーがかろう
じて原型をとどめ、突き刺さっているのが見て取れる。
見えているのはそれでも後部の姿勢制御と動力ユニット位だが、カーゴ部分は見当たらない。ぶつかった時に
吹き飛んだのだろう。
「イルミナス達は撤収した模様です。撤収した理由は不明ですが、何らかの条件を満たしていると考えるべきです」
「て事は、後は残骸しか…それも残ってないかもなぁ」
「ですが、調査は必要です。
あなたには周囲の探索をお願いします。私は中心部と制御ネットワークを調査します」
「了解。ローザ、リリアナとさっき入ってきた入り口の傍で待機」
「…はーい」
ちょっとふくれっ面で返事を返してきた。
「待ってください。始める前にこれを」
ルウが唐突に何かを手渡す。
「有毒物質が充満している箇所がある可能性があります。このマスクを着用して下さい」
「…手際がいいな」
「この施設に残されていたものです。年月は経っていますが、使用に耐えます。
キャストといえども危険ですので、ローザも身につけるように」
「むぅ~、わかりましたよぅ」
更にむくれるローザ。
では始めましょうか、とルウが切り出そうとすると、リリアナが彼女の口を手で塞ぐ。
「…ちょっと静かに…」
そう言って、両手を耳に当てると周囲を警戒する。
「…こっち…」
フライヤーの突き刺さっているビルの真下、そこにある瓦礫に近づき、耳を押し付ける。
「…この下、何かいる…」
「マシナリーの動力源反応を複数確認」と、ルウ。
「…パパ、このしたにPMがいっぱいいる…かず…315」
ローザの言葉に、ルウが怪訝な表情を浮かべる。
「精密な計測をしないのに、数が判る筈がありません」
その言葉に、ぶんぶんと首を振るローザ。
「わかるよ、わかるんだもん、どうしてかわからないけど、わかるんだから!
うそじゃないもん!うそじゃないもん!!
みんなとじこめられてるのがわかるんだもん!
せまいコンテナのなかにいっぱいいれられて、みんなけがしてる!
…ひとりだけ、そとにでたの?ここにくるの?
え?ヒューマンのおんなのひとといっしょ?」
「事の真偽を確かめるには、どうしたらいい?」
俺がそう言うと、少しの間があってからルウが口を開く。
「この瓦礫を切り崩せば、確認が取れます。コンテナが落ちているという事は、下側が空洞になっているのでし
ょう。瓦礫を落としても、コンテナの強度からすれば破損は問題無いはずです」
ですが、と更に続ける。
「瓦礫の量が半端ではありません。通常の個人兵装では不可能なので、私のSUVウェポンで吹き飛ばします」
「それはそれでむちゃくちゃな提案だな。落盤する危険性が高いんじゃないのか?」
「問題ありません。発電プラントを支えるための基礎ですので、劣化を加味しても落盤する可能性は0.005%で
す。それに、私が使うのはこれです!」
俺はあわてて傍にいた二人をかばう位置に立つ。
「ローザ、リリアナ、入り口まで下がってろ!」
SUV転送ゲートの波動が視覚効果を伴って起動する。
「SUVウェポン起動申請、メテオマッシャー、起動」
天空から喚び出された巨大な腕が、瓦礫をなぎ払って吹き飛ばす。
ヒュ~ッ、と思わず俺は口笛を鳴らした。
「…なるほど、流石だ」
俺の褒め言葉に、微かに頬を染める。…そういや、最近は感情を見せるようになってきたけど、誰かの影響だ
とか言ってたな。
俺がそう言うと、少しの間があってからルウが口を開く。
「この瓦礫を切り崩せば、確認が取れます。コンテナが落ちているという事は、下側が空洞になっているのでし
ょう。瓦礫を落としても、コンテナの強度からすれば破損は問題無いはずです」
ですが、と更に続ける。
「瓦礫の量が半端ではありません。通常の個人兵装では不可能なので、私のSUVウェポンで吹き飛ばします」
「それはそれでむちゃくちゃな提案だな。落盤する危険性が高いんじゃないのか?」
「問題ありません。発電プラントを支えるための基礎ですので、劣化を加味しても落盤する可能性は0.005%で
す。それに、私が使うのはこれです!」
俺はあわてて傍にいた二人をかばう位置に立つ。
「ローザ、リリアナ、入り口まで下がってろ!」
SUV転送ゲートの波動が視覚効果を伴って起動する。
「SUVウェポン起動申請、メテオマッシャー、起動」
天空から喚び出された巨大な腕が、瓦礫をなぎ払って吹き飛ばす。
ヒュ~ッ、と思わず俺は口笛を鳴らした。
「…なるほど、流石だ」
俺の褒め言葉に、微かに頬を染める。…そういや、最近は感情を見せるようになってきたけど、誰かの影響だ
とか言ってたな。
それはさておき、瓦礫の下にはぽっかりと大穴が空いていた。
空洞は広くて深く、やや奥のほうに落ちたコンテナは、少しひしゃげているが無事残っている。
よく見れば、コンテナの天井に人間がやっと通れる位の穴が内側から開いていた。
誰かが強引に内側から破ったようだ。
「…流石に数は判らんか」
「あそこに、コンテナ管理の端末があります」
俺達がいる場所に近い側に、観音開きの扉と簡素なキーパッドがかろうじて確認できた。
しかし、操作するには降りるしかない。
この高さでは飛び降りるのはまず無理だし、何より上がってこられるかどうか。
「この形式のコンテナなら、端末を破壊すればセーフティが働いてハッチのロックが開放されます」
「…この距離じゃ、精密射撃モードのライフルでもぎりぎりだな」
「問題はもう一つあります」
ゴーグルを、と促され、取り出してかけてみる。
赤外線、紫外線、X線などの計測が瞬時に行なわれ、なじみ深いアイコンと強度メーターが表示される。
“Seeld line:Type normal Def・Pow:170”
「なるほどな、シールドラインか」
内側からぶち抜くならともかく、真っ向からやるには分が悪すぎる強度だ。
「私の装備では、同じ角度から同じ位置へ正確に3連射しなければなりません。破壊できる確率は…」
「何が足りない?」
ルウの言葉を遮って、そう切り出す。
何が言いたいのかは分かっている、次の手をさっさと考えるのが建設的だ。
「…精密射撃用の銃の補器が足りません」
「バイポッドはそこら辺のガラクタを使うとして、高精度のセンサースコープが無いか」
「せめて、2点観測用のレーザーでもあれば…」
珍しく言葉尻を濁すルウ。
「パパぁ、これじゃダメぇ?」
「パパは止せって…はいぃ?」
ローザの声で振り返ると、直径50センチほどの金属製の球体がふわふわと間近に浮かんでいた。
「お前、これ何処で見つけてきたんだ?」
「えっと~、え~っと、さっきのあがーな・でがーなのはんじりつがたしゃげきセンサー。
くるとちゅうでみつけたから、ひろったの♪」
「拾ったの、って、お前が操作しているのか?」
「そうだよ~♪」
得意そうな顔で、満面の笑みを浮かべるローザ。
感応装置を使えば確かに俺でも動かせるが、単体では只のセンサー特化型マシナリーだ。
それをローザは苦も無く操っている。
マシナリーを制圧・操作する能力。
これがローザの致命的『欠陥』能力だった。
今は1機しか動かしていないが、これを何十機、何百機と同時に、有機的に連携させて操れるとしたら…。
1PMが1個大隊に匹敵する戦闘能力を持つ事になる。
あまりの恐ろしさに、鳥肌が立った。
空洞は広くて深く、やや奥のほうに落ちたコンテナは、少しひしゃげているが無事残っている。
よく見れば、コンテナの天井に人間がやっと通れる位の穴が内側から開いていた。
誰かが強引に内側から破ったようだ。
「…流石に数は判らんか」
「あそこに、コンテナ管理の端末があります」
俺達がいる場所に近い側に、観音開きの扉と簡素なキーパッドがかろうじて確認できた。
しかし、操作するには降りるしかない。
この高さでは飛び降りるのはまず無理だし、何より上がってこられるかどうか。
「この形式のコンテナなら、端末を破壊すればセーフティが働いてハッチのロックが開放されます」
「…この距離じゃ、精密射撃モードのライフルでもぎりぎりだな」
「問題はもう一つあります」
ゴーグルを、と促され、取り出してかけてみる。
赤外線、紫外線、X線などの計測が瞬時に行なわれ、なじみ深いアイコンと強度メーターが表示される。
“Seeld line:Type normal Def・Pow:170”
「なるほどな、シールドラインか」
内側からぶち抜くならともかく、真っ向からやるには分が悪すぎる強度だ。
「私の装備では、同じ角度から同じ位置へ正確に3連射しなければなりません。破壊できる確率は…」
「何が足りない?」
ルウの言葉を遮って、そう切り出す。
何が言いたいのかは分かっている、次の手をさっさと考えるのが建設的だ。
「…精密射撃用の銃の補器が足りません」
「バイポッドはそこら辺のガラクタを使うとして、高精度のセンサースコープが無いか」
「せめて、2点観測用のレーザーでもあれば…」
珍しく言葉尻を濁すルウ。
「パパぁ、これじゃダメぇ?」
「パパは止せって…はいぃ?」
ローザの声で振り返ると、直径50センチほどの金属製の球体がふわふわと間近に浮かんでいた。
「お前、これ何処で見つけてきたんだ?」
「えっと~、え~っと、さっきのあがーな・でがーなのはんじりつがたしゃげきセンサー。
くるとちゅうでみつけたから、ひろったの♪」
「拾ったの、って、お前が操作しているのか?」
「そうだよ~♪」
得意そうな顔で、満面の笑みを浮かべるローザ。
感応装置を使えば確かに俺でも動かせるが、単体では只のセンサー特化型マシナリーだ。
それをローザは苦も無く操っている。
マシナリーを制圧・操作する能力。
これがローザの致命的『欠陥』能力だった。
今は1機しか動かしていないが、これを何十機、何百機と同時に、有機的に連携させて操れるとしたら…。
1PMが1個大隊に匹敵する戦闘能力を持つ事になる。
あまりの恐ろしさに、鳥肌が立った。
「パパぁ、ルウにあわせればいいの?」
「あ、ああ」
「じゃあ、はじめるよ~」
既に即席のバイポッドを作り、待機していたルウ。
「センサーのシンクロ完了、各種補正完了。シュート」
ドンドンドン!
音の切れ目が無い3連射。
一瞬だけ、小さな火花が見て取れた。
「成功です。ハッチが開放され始めました」
コンソールが破壊され、コンテナのハッチが完全開放される。
ハッチの中から、動きの鈍いPM達がゆっくりと現れる。
脚、胴、腕、頭…少なくともどこかを破損しているらしく、ぎこちない動きで全躯体が現れた。
その数…
「確認しました。…315体、全てパートナマシナリーです。ルドルフ、ローザの言った事は事実です」
俺も改めてゴーグルをかけ、暗視モードで仔細に観察する。
流石に数は分からないが、410から450までの基本仕様のPM躯体が下の部屋にひしめいている。
ん?基本?315体?
昨日の仕事はなんだ?
終了済みの個体数と、数は合う。だが、一部はデバイスを使用しているんだぞ?
そして、はたと思いつく。
スペアはどうした?
背中を冷たいものが流れた。
「そうか、こいつら全部、スペアPMか」
「バックアップやメインPMが部屋にいない時に使用する、補佐PMですか?」
「ああ。それも、昨日俺が回収した分全部と同数が、ここにいる」
「いえ、もう一体が女性と一緒に脱出したと、ローザは言っていました。
ローザの言葉が事実だと確認できた今、もう一体とヒューマンの女性があのコンテナから先行して脱出してる
事は確かです。周囲の…」
警戒を、と続ける前に、ルウはライフルを入り口に向ける。
「…油断が過ぎるな、『インフィニット』」
俺の事を、呼ぶなといった銘で、呼ぶなと言った相手がそう呼んだ。
「リリアナから手を離せ、GRM情報部部長。
いや、イルミナスの手先、と言ったほうがいいか?
リゼリア・ローズ・フォリス」
―――つづく―――
「あ、ああ」
「じゃあ、はじめるよ~」
既に即席のバイポッドを作り、待機していたルウ。
「センサーのシンクロ完了、各種補正完了。シュート」
ドンドンドン!
音の切れ目が無い3連射。
一瞬だけ、小さな火花が見て取れた。
「成功です。ハッチが開放され始めました」
コンソールが破壊され、コンテナのハッチが完全開放される。
ハッチの中から、動きの鈍いPM達がゆっくりと現れる。
脚、胴、腕、頭…少なくともどこかを破損しているらしく、ぎこちない動きで全躯体が現れた。
その数…
「確認しました。…315体、全てパートナマシナリーです。ルドルフ、ローザの言った事は事実です」
俺も改めてゴーグルをかけ、暗視モードで仔細に観察する。
流石に数は分からないが、410から450までの基本仕様のPM躯体が下の部屋にひしめいている。
ん?基本?315体?
昨日の仕事はなんだ?
終了済みの個体数と、数は合う。だが、一部はデバイスを使用しているんだぞ?
そして、はたと思いつく。
スペアはどうした?
背中を冷たいものが流れた。
「そうか、こいつら全部、スペアPMか」
「バックアップやメインPMが部屋にいない時に使用する、補佐PMですか?」
「ああ。それも、昨日俺が回収した分全部と同数が、ここにいる」
「いえ、もう一体が女性と一緒に脱出したと、ローザは言っていました。
ローザの言葉が事実だと確認できた今、もう一体とヒューマンの女性があのコンテナから先行して脱出してる
事は確かです。周囲の…」
警戒を、と続ける前に、ルウはライフルを入り口に向ける。
「…油断が過ぎるな、『インフィニット』」
俺の事を、呼ぶなといった銘で、呼ぶなと言った相手がそう呼んだ。
「リリアナから手を離せ、GRM情報部部長。
いや、イルミナスの手先、と言ったほうがいいか?
リゼリア・ローズ・フォリス」
―――つづく―――
ども、パパと412作者です。
誤字に誤表記、切り番忘れ、スペルミスを連発してます作者ですが、ゲームプレイ中でもケアレスミスしてます。
ファミ通カップのトライアル中に間違ってビル・デ・ビアを打ち上げたり、吹き飛ばしたり…
自分がやっちゃった分で、死者が出てないだけ救われてますが…
どうも調子が悪いようです。
投下前に再度チェックを行なっていますが、切り番忘れも心配ですし、昨日はスペルミス上げるのに名前直すのまで忘れてるし…
不安材料は掃いて捨てるほどありますが、本日分『暁の中で』、第八回目の投下です。
ミスがないことを聖霊に祈りつつ、ご拝読くださいませ。
誤字に誤表記、切り番忘れ、スペルミスを連発してます作者ですが、ゲームプレイ中でもケアレスミスしてます。
ファミ通カップのトライアル中に間違ってビル・デ・ビアを打ち上げたり、吹き飛ばしたり…
自分がやっちゃった分で、死者が出てないだけ救われてますが…
どうも調子が悪いようです。
投下前に再度チェックを行なっていますが、切り番忘れも心配ですし、昨日はスペルミス上げるのに名前直すのまで忘れてるし…
不安材料は掃いて捨てるほどありますが、本日分『暁の中で』、第八回目の投下です。
ミスがないことを聖霊に祈りつつ、ご拝読くださいませ。
俺はゆっくりと振り向く。
入り口まで下がらせたリリアナの左腕を締め上げ、右手のダガーを少女の喉元に突きつけて入り口の前に佇む、
煤けたやや小柄な女性ヒューマン。
紫色の髪、琥珀色の瞳。
GRM情報部部長、リゼリア・ローズ・フォリス。
黄昏の一族の血を引くもの。
その足元には、彼女を支えているGH-440がいる。
口をパクパクと動かし必死に何かしゃべっているが、発声装置を破損しているらしく、何も聞こえない。
「ふん、そんなのはもうどうでもいい。
PMによるガーディアンズ組織の破壊というあたしの計画は失敗した。
ここにいるあたしは死人なんだ。
連中もあたしを見捨てた。
きっちり置き土産までしていったよ」
リリアナの拘束を解くと素早く当て身をいれ、気絶させる。
フフ、と苦い自虐の笑みを浮かべ、大きく溜息をつくリゼリア。
「パパとママを見捨ててヒューマンを劣等種と呼んで蔑む連中、そいつらを守ると吹聴するガーディアンズ。
そんな連中なんて、死んでしまえばいいって思ってた」
先ほどと口調が変わる。こっちが地なのだろう。
「でもね、ほんとは分かってた。
みんな一生懸命生きているだけなんだって。
自分が優位なんだって、そう思わないと生きていけないだけなんだって。
…イルミナスに踊らされていたあたしが言うのも、変だよね」
苦いままの顔が、無理やり笑みを作る。
痛々しい笑みだ。
「自分の願いを叶える為に、この子まで利用しちゃった…
失敗までして…義姉さん、怒るかな?…
叩かれる痛みも、利用される苦しさも判っていたのに…
義母さんの悩みも、義父さんの辛さも知ってたのに…
痛いの、嫌だよね…
心が痛いのは、もっと嫌だよね…
分かってたのに、あたし、わかってたのに…
いつも後から、やってから後悔して…」
440が支えきれずにしりもちをつく。それと同時に、彼女がゆっくりと座り込んだ。
リゼリアの独白はだんだん小さくなっていく。
「差別なんて、当たり前だった。
小さい頃、おばさんが、泣きながら私を叩いてた。
こんな事したくないのに、しないともっとあんたが痛い目に遭う、って。
あんたを叩く手の痛みより、もっと心が痛いよ、って…
助けてあげたいのに、助け方がわからない、って…」
近くの壁に、とさり、と寄りかかる。
入り口まで下がらせたリリアナの左腕を締め上げ、右手のダガーを少女の喉元に突きつけて入り口の前に佇む、
煤けたやや小柄な女性ヒューマン。
紫色の髪、琥珀色の瞳。
GRM情報部部長、リゼリア・ローズ・フォリス。
黄昏の一族の血を引くもの。
その足元には、彼女を支えているGH-440がいる。
口をパクパクと動かし必死に何かしゃべっているが、発声装置を破損しているらしく、何も聞こえない。
「ふん、そんなのはもうどうでもいい。
PMによるガーディアンズ組織の破壊というあたしの計画は失敗した。
ここにいるあたしは死人なんだ。
連中もあたしを見捨てた。
きっちり置き土産までしていったよ」
リリアナの拘束を解くと素早く当て身をいれ、気絶させる。
フフ、と苦い自虐の笑みを浮かべ、大きく溜息をつくリゼリア。
「パパとママを見捨ててヒューマンを劣等種と呼んで蔑む連中、そいつらを守ると吹聴するガーディアンズ。
そんな連中なんて、死んでしまえばいいって思ってた」
先ほどと口調が変わる。こっちが地なのだろう。
「でもね、ほんとは分かってた。
みんな一生懸命生きているだけなんだって。
自分が優位なんだって、そう思わないと生きていけないだけなんだって。
…イルミナスに踊らされていたあたしが言うのも、変だよね」
苦いままの顔が、無理やり笑みを作る。
痛々しい笑みだ。
「自分の願いを叶える為に、この子まで利用しちゃった…
失敗までして…義姉さん、怒るかな?…
叩かれる痛みも、利用される苦しさも判っていたのに…
義母さんの悩みも、義父さんの辛さも知ってたのに…
痛いの、嫌だよね…
心が痛いのは、もっと嫌だよね…
分かってたのに、あたし、わかってたのに…
いつも後から、やってから後悔して…」
440が支えきれずにしりもちをつく。それと同時に、彼女がゆっくりと座り込んだ。
リゼリアの独白はだんだん小さくなっていく。
「差別なんて、当たり前だった。
小さい頃、おばさんが、泣きながら私を叩いてた。
こんな事したくないのに、しないともっとあんたが痛い目に遭う、って。
あんたを叩く手の痛みより、もっと心が痛いよ、って…
助けてあげたいのに、助け方がわからない、って…」
近くの壁に、とさり、と寄りかかる。
「心の痛さ、わかってたのに。
PM達の事、わかってたのに。
悲しくて、つらくて、心が痛いの…
わかってたのに…
あたしのわがままに、まきこんで…
ごめんね…」
傍でルウが囁く。
「あのGH-440は『彼女は腹に致命傷を負っている、早くしないと死んじゃう!』とずっと叫んでいましたよ」
リゼリアの支離滅裂な独り言。
既に過度の出血による意識の混濁が起こっていたからだ。
「ごめんね、義父さん、義母さん、義姉さん、リリアナ、みんな…」
壁に身体を預けたまま、壁を滑って上半身がゆっくりと前のめりに倒れた。
俺は、急いで彼女に駆け寄ってその手をつかみ、脈を図ろうと長めの手袋を脱がした。
現れた皮膚全体が粉を吹き、地割れのように深く、細かくひび割れている。
クローン体などでよくある、肉体が自己崩壊を起こしている典型的な症状だ。
ムーンやコスモアトマイザーでは、ここまで死に掛けてる肉体を賦活することは出来ない。
彼女の脈拍は、微かにしか感じない。
周囲をうっすらと覆っている煙で判らなかったが、腹を貫通する傷から大量に出血し、しゃがみこんだ足元に
血だまりを作っていた。
シールドラインも完全に破損している。
極音速の高速弾頭を使った実弾兵器でもないと、今時こんな傷にはならない。
「はやく…にげ…て……P、M、が、自爆…」
そこまで言うと、彼女の身体から完全に力が抜けた。
「…この」
くずおれたリゼリアを俺は抱き起こし、
「馬鹿野郎がぁ!!」
怒鳴りつけた。
「心拍数、血圧、共に危険域まで低下。今の罵声で若干改善しましたが、危険域のままです」
脇で冷静に診断するルウをそっちのけで、俺は怒鳴り続けた。
「何がごめんね、だ!謝るなら、生きて当人に面と向かって謝れ!
ふざけた事抜かしたまま、あの世になんか逝かせてやるか!!
お前は死なせねぇ!俺が死なせねぇ!生かしてその罪、償わせてやる!!」
俺がそう叫んだのを聞いて、後ろからローザが話しかけてきた。
「パパ」
「…パパは止せと言っているだろうが」
「おねえちゃん、しんだの?」
「まだ死んでねぇ!」
「そっか。じゃあ、みんなでかえろうね」
「ったりめぇだ!」
振り返ると、にっこり笑ったローザがいる。
「じゃあ、わたし、ガンバってくるね!」
パタパタと手を振るローザ。
PM達の事、わかってたのに。
悲しくて、つらくて、心が痛いの…
わかってたのに…
あたしのわがままに、まきこんで…
ごめんね…」
傍でルウが囁く。
「あのGH-440は『彼女は腹に致命傷を負っている、早くしないと死んじゃう!』とずっと叫んでいましたよ」
リゼリアの支離滅裂な独り言。
既に過度の出血による意識の混濁が起こっていたからだ。
「ごめんね、義父さん、義母さん、義姉さん、リリアナ、みんな…」
壁に身体を預けたまま、壁を滑って上半身がゆっくりと前のめりに倒れた。
俺は、急いで彼女に駆け寄ってその手をつかみ、脈を図ろうと長めの手袋を脱がした。
現れた皮膚全体が粉を吹き、地割れのように深く、細かくひび割れている。
クローン体などでよくある、肉体が自己崩壊を起こしている典型的な症状だ。
ムーンやコスモアトマイザーでは、ここまで死に掛けてる肉体を賦活することは出来ない。
彼女の脈拍は、微かにしか感じない。
周囲をうっすらと覆っている煙で判らなかったが、腹を貫通する傷から大量に出血し、しゃがみこんだ足元に
血だまりを作っていた。
シールドラインも完全に破損している。
極音速の高速弾頭を使った実弾兵器でもないと、今時こんな傷にはならない。
「はやく…にげ…て……P、M、が、自爆…」
そこまで言うと、彼女の身体から完全に力が抜けた。
「…この」
くずおれたリゼリアを俺は抱き起こし、
「馬鹿野郎がぁ!!」
怒鳴りつけた。
「心拍数、血圧、共に危険域まで低下。今の罵声で若干改善しましたが、危険域のままです」
脇で冷静に診断するルウをそっちのけで、俺は怒鳴り続けた。
「何がごめんね、だ!謝るなら、生きて当人に面と向かって謝れ!
ふざけた事抜かしたまま、あの世になんか逝かせてやるか!!
お前は死なせねぇ!俺が死なせねぇ!生かしてその罪、償わせてやる!!」
俺がそう叫んだのを聞いて、後ろからローザが話しかけてきた。
「パパ」
「…パパは止せと言っているだろうが」
「おねえちゃん、しんだの?」
「まだ死んでねぇ!」
「そっか。じゃあ、みんなでかえろうね」
「ったりめぇだ!」
振り返ると、にっこり笑ったローザがいる。
「じゃあ、わたし、ガンバってくるね!」
パタパタと手を振るローザ。
「!、おい!」
「みんな、たすけてくるぅ!」
止める間も無く、小柄な人影が穴に飛び込む。
「くぉの、バカ娘がぁ!何が出来るって…」
穴の中から、一度だけフォトンアーツの音が聞こえた。
あの音はおそらくスピニングブレイク。
落下の勢いをPAで消したんだろう。
穴の中のざわつきが消え、リズムを伴って小さくなっていった。
「…まさか、PMの自爆を止める気か?本当かどうかも分からないのに」
立ち上がって穴に駆け寄ろうと思ったが、腕の中で小刻みな痙攣が始まった。
まずい。
彼女の背中側の穴に大型の負傷用パッチを貼り付けて穴を塞ぎ、地面に横たえる。
右手でブーツに仕込んであるセラミック製のナイフを引っ張り出すと同時に、シールドラインを解除。
袖をまくった左手首にナイフをあてがい、動脈まで一気に掻き切る!
「!、ルドルフ、何を?!」
大量に吹き出ようとする血をコントロールするため、ナイフを捨てた右手で素早く傷口部分を押さえる。
ルウが俺の出血を止めようとするが、それを振り払って、流れ出た血を彼女の腹に空いた穴と口の中にたっぷりと注ぎ込む。
一気に失血したためか、かなり頭がクラクラする。
くそったれ、肉体が自壊するまでに間に合うかどうか怪しいぞ!
「あなたの行為は非論理的です。そんな事で、彼女の負傷が治る事はありません!」
「黙って、見ていろ」
「こんな…こんな行為は無駄です!一体…こんな事をして、彼女が助かる見込みなんて…!」
錯乱しているルウを見れるとは、と、貧血の頭で考えて思わず顔がにやけた。
「…なぁ、ルウ」
貧血で顔色が悪くなっている俺が唐突に話し出したので、錯乱度合いが増したように見えた。
「は?はい?」
「俺がどうして『インフィニット』なんて呼ばれていたか、知ってるか?」
俺がいたって正気だと判ったらしく、落ち着きを取り戻しながら答えた。
「生きて帰るのが不可能な作戦で必ず生きて帰ってきたから、という話なら知っています」
「確かに生きて帰ったさ。
だが、実際はちょっと違う。
俺は戦場で何度も死んでいる。
それこそ、ここで死に掛けているこいつみたいにな」
「みんな、たすけてくるぅ!」
止める間も無く、小柄な人影が穴に飛び込む。
「くぉの、バカ娘がぁ!何が出来るって…」
穴の中から、一度だけフォトンアーツの音が聞こえた。
あの音はおそらくスピニングブレイク。
落下の勢いをPAで消したんだろう。
穴の中のざわつきが消え、リズムを伴って小さくなっていった。
「…まさか、PMの自爆を止める気か?本当かどうかも分からないのに」
立ち上がって穴に駆け寄ろうと思ったが、腕の中で小刻みな痙攣が始まった。
まずい。
彼女の背中側の穴に大型の負傷用パッチを貼り付けて穴を塞ぎ、地面に横たえる。
右手でブーツに仕込んであるセラミック製のナイフを引っ張り出すと同時に、シールドラインを解除。
袖をまくった左手首にナイフをあてがい、動脈まで一気に掻き切る!
「!、ルドルフ、何を?!」
大量に吹き出ようとする血をコントロールするため、ナイフを捨てた右手で素早く傷口部分を押さえる。
ルウが俺の出血を止めようとするが、それを振り払って、流れ出た血を彼女の腹に空いた穴と口の中にたっぷりと注ぎ込む。
一気に失血したためか、かなり頭がクラクラする。
くそったれ、肉体が自壊するまでに間に合うかどうか怪しいぞ!
「あなたの行為は非論理的です。そんな事で、彼女の負傷が治る事はありません!」
「黙って、見ていろ」
「こんな…こんな行為は無駄です!一体…こんな事をして、彼女が助かる見込みなんて…!」
錯乱しているルウを見れるとは、と、貧血の頭で考えて思わず顔がにやけた。
「…なぁ、ルウ」
貧血で顔色が悪くなっている俺が唐突に話し出したので、錯乱度合いが増したように見えた。
「は?はい?」
「俺がどうして『インフィニット』なんて呼ばれていたか、知ってるか?」
俺がいたって正気だと判ったらしく、落ち着きを取り戻しながら答えた。
「生きて帰るのが不可能な作戦で必ず生きて帰ってきたから、という話なら知っています」
「確かに生きて帰ったさ。
だが、実際はちょっと違う。
俺は戦場で何度も死んでいる。
それこそ、ここで死に掛けているこいつみたいにな」
出血の量が減ってきた。
筋肉が血管を収縮させ出血を弱めようとする反射行動だが、毛細血管や細い血管からの出血は弱められても動
脈までは押さえられない。
だが、それでもまだ足りない。
無理やり傷を開き、更に血を流す。
更なる激痛に歯を食いしばる。
「くっ…。
俺はな、戦場で死んで、それから蘇生をしているんだ。
何度もな。
それが、俺の致命的欠陥能力。
体内に半永久的に定着させた、負傷を回復させ代謝機能を促すナノマシンが本来の機能を果たさず、その代わ
りに完璧に死亡した状態から細胞レベルの完全蘇生を行なう。
俺を殺すには、倒した後に原子分解レベルで破壊しないとナノマシンによって細胞レベルから蘇生してしまうんだ。
俺に壊死は起こらないし、老化もしない」
だがこの身体、腐りはしないが毒は喰らうし病気には感染する。
しかし、一旦死んでしまえばそこからナノマシンが活性化して、細胞を正常で若々しい遺伝子情報に書き換え、
失った部位や破損した部位を完全高速再生し、毒でも病気でも、例えガンであっても治癒して蘇生してしまう。
病や毒の苦痛、死への恐怖、生き返る苦しみを何度も経験するしかない、死を許されない身体だ。
過度の出血で、聖霊の御許まで意識が飛ぶ。
今までに何度と無く経験した死の世界だ。
そして、意識が強引に肉体へ引き戻されると、完全に傷が塞がっていた。
驚きに目を見張らせて、ルゥが俺の身体を診察している。
「どういう身体をしているのですか、あなたは?」
「傷跡が全くないだろ?」
俺のふざけたような言い回しに、返す言葉を失ったように黙ってしまう。
いくら完全蘇生をするといっても、肝心のナノマシンを血と一緒に半分近くくれてしまった後だ。
失った血とナノマシンまでは流石にすぐには補給されないし、2リットル近い出血の負荷は流石にきつい。
だが、これくらいやらないと、ナノマシンの量が足りないだろう。
後は時間との勝負だ。
手持ちのメイト類を全部出し、トリメイトを1本だけ残して全部を彼女の腹の傷と口に更に流し込み、更に全
身に降りかける。
肉体を完全に再生させるには、ナノマシンと細胞にこれくらいのカロリーが必要だし、感染症による負荷が蘇
生の障害になる心配もある。
残していた分は、自分に使用する。
気休めでしかないが、失った分の血と体力を何とかする為だ。
貧血による目眩はあるが、先ほどよりは少し楽になる。
「…ふぅ。
こんな俺を、研究者達はどうしたと思う?
お決まりの実験さ。
今更どうこう言うつもりは無いが、俺の能力を発揮する条件を満たせないのがわかって、連中は諦めたよ。
ま、俺の体から得られた技術で今のガーディアンズは恩恵を受けてるがね」
筋肉が血管を収縮させ出血を弱めようとする反射行動だが、毛細血管や細い血管からの出血は弱められても動
脈までは押さえられない。
だが、それでもまだ足りない。
無理やり傷を開き、更に血を流す。
更なる激痛に歯を食いしばる。
「くっ…。
俺はな、戦場で死んで、それから蘇生をしているんだ。
何度もな。
それが、俺の致命的欠陥能力。
体内に半永久的に定着させた、負傷を回復させ代謝機能を促すナノマシンが本来の機能を果たさず、その代わ
りに完璧に死亡した状態から細胞レベルの完全蘇生を行なう。
俺を殺すには、倒した後に原子分解レベルで破壊しないとナノマシンによって細胞レベルから蘇生してしまうんだ。
俺に壊死は起こらないし、老化もしない」
だがこの身体、腐りはしないが毒は喰らうし病気には感染する。
しかし、一旦死んでしまえばそこからナノマシンが活性化して、細胞を正常で若々しい遺伝子情報に書き換え、
失った部位や破損した部位を完全高速再生し、毒でも病気でも、例えガンであっても治癒して蘇生してしまう。
病や毒の苦痛、死への恐怖、生き返る苦しみを何度も経験するしかない、死を許されない身体だ。
過度の出血で、聖霊の御許まで意識が飛ぶ。
今までに何度と無く経験した死の世界だ。
そして、意識が強引に肉体へ引き戻されると、完全に傷が塞がっていた。
驚きに目を見張らせて、ルゥが俺の身体を診察している。
「どういう身体をしているのですか、あなたは?」
「傷跡が全くないだろ?」
俺のふざけたような言い回しに、返す言葉を失ったように黙ってしまう。
いくら完全蘇生をするといっても、肝心のナノマシンを血と一緒に半分近くくれてしまった後だ。
失った血とナノマシンまでは流石にすぐには補給されないし、2リットル近い出血の負荷は流石にきつい。
だが、これくらいやらないと、ナノマシンの量が足りないだろう。
後は時間との勝負だ。
手持ちのメイト類を全部出し、トリメイトを1本だけ残して全部を彼女の腹の傷と口に更に流し込み、更に全
身に降りかける。
肉体を完全に再生させるには、ナノマシンと細胞にこれくらいのカロリーが必要だし、感染症による負荷が蘇
生の障害になる心配もある。
残していた分は、自分に使用する。
気休めでしかないが、失った分の血と体力を何とかする為だ。
貧血による目眩はあるが、先ほどよりは少し楽になる。
「…ふぅ。
こんな俺を、研究者達はどうしたと思う?
お決まりの実験さ。
今更どうこう言うつもりは無いが、俺の能力を発揮する条件を満たせないのがわかって、連中は諦めたよ。
ま、俺の体から得られた技術で今のガーディアンズは恩恵を受けてるがね」
「…それは、一体何ですか?」
「スケープドール」
端的に答えてやる。
「スケープドール自体はあの当時よりも以前からあったが、俺の身体で得た技術によって更に改良されたって話
を聞いている。
ちゃんと蘇生しなかったり、異常状態が回復しなかったりという蘇生事故も殆どなくなったという話だ。
俺もずいぶん使ってるよ」
「では、あなたのナノマシンがその能力を完全に発揮するための条件は何なのですか?」
言おうかどうか躊躇ったが、普段から冷静な彼女が取り乱すほどの行為を行なった理由位は、はっきり伝えて
おこうと思った。
ここまで見ているのなら、知る資格は十分にある。
「…血だよ」
「血、ですか?」
「…………俺の血液中には、死亡した肉体の再生を促し、その後活性化させるためのナノマシンネットワークが
形成されている。
さっきも言ったが、負傷を回復させ代謝機能を促すナノマシンが本来の機能を果たさず、その代わりに完璧に
死亡した状態から細胞レベルの完全蘇生を行なう。
そして普段は、新たな細胞を作り新陳代謝を促すのではなく、細胞内の遺伝子情報を若く健康な状態に書き換
えて、現在ある細胞を常に最良の状態で維持するように機能している。
とは言っても、抵抗力としての代謝能力は人並みだから、毒や病気まで防ぐほどの能力ではないし、細胞自体
の代謝速度は、遺伝子書き換えによって細胞の老化そのものが非常にゆっくりな為に、それこそ人並み以下だ。
死んだ時以外は、欠損部位の修復速度なんてそれこそ普通の人間にも劣る。
ただ、こんな能力でも、それらが完全に機能するにはいくつかの条件があってな。
成人している事、遺伝的に劣勢な事、そして何より…」
ちらりとルウを見る。
「血液型が適合しないといけないって事だ」
「…まさかとは思いますが、その可能性は天文学的に低いのでは」
「その通りだ。
俺の知る限り、俺の血液型と同じ奴は、俺の遺伝子母体になった女性とその子孫、後は数えたほうが早いくらいに少ない。
そして、こいつは成人かつ遺伝的に劣勢な上、何の因果か俺の『母親』の子孫で同じ血液型だったって事さ」
機内で見せられたレポートに記されていたリゼリアの血液型。
アレを見なければ、この手段は思い出す事も無かった。
自意識過剰かと思っていたが、彼女には俺を狙う理由がちゃんとあった。
俺を狙った理由は俺のナノマシンだったのだと、今ならはっきり分かる。
既に余命が無い状態から生き残るための最後の手段。
「あらゆるテストがなされたが、同じ血液型じゃないと俺のナノマシンは『正常』に機能しないんだ。
骨髄移植まで試みられたが、骨をナノマシンに侵食れちまってな。
この方法が上手く行ったのは、俺と同じ血液型だった俺の兄弟の一人だけさ。
…作戦中に完全消滅したけどな」
動かすのもだるいが、なんとか身体を壁に寄り掛かる。
「さて、後は肉体が復活するエネルギーに耐えられるかどうかだけだ。
リゼリア・ローズ・フォリス。
お前は、死んでは駄目だ」
「スケープドール」
端的に答えてやる。
「スケープドール自体はあの当時よりも以前からあったが、俺の身体で得た技術によって更に改良されたって話
を聞いている。
ちゃんと蘇生しなかったり、異常状態が回復しなかったりという蘇生事故も殆どなくなったという話だ。
俺もずいぶん使ってるよ」
「では、あなたのナノマシンがその能力を完全に発揮するための条件は何なのですか?」
言おうかどうか躊躇ったが、普段から冷静な彼女が取り乱すほどの行為を行なった理由位は、はっきり伝えて
おこうと思った。
ここまで見ているのなら、知る資格は十分にある。
「…血だよ」
「血、ですか?」
「…………俺の血液中には、死亡した肉体の再生を促し、その後活性化させるためのナノマシンネットワークが
形成されている。
さっきも言ったが、負傷を回復させ代謝機能を促すナノマシンが本来の機能を果たさず、その代わりに完璧に
死亡した状態から細胞レベルの完全蘇生を行なう。
そして普段は、新たな細胞を作り新陳代謝を促すのではなく、細胞内の遺伝子情報を若く健康な状態に書き換
えて、現在ある細胞を常に最良の状態で維持するように機能している。
とは言っても、抵抗力としての代謝能力は人並みだから、毒や病気まで防ぐほどの能力ではないし、細胞自体
の代謝速度は、遺伝子書き換えによって細胞の老化そのものが非常にゆっくりな為に、それこそ人並み以下だ。
死んだ時以外は、欠損部位の修復速度なんてそれこそ普通の人間にも劣る。
ただ、こんな能力でも、それらが完全に機能するにはいくつかの条件があってな。
成人している事、遺伝的に劣勢な事、そして何より…」
ちらりとルウを見る。
「血液型が適合しないといけないって事だ」
「…まさかとは思いますが、その可能性は天文学的に低いのでは」
「その通りだ。
俺の知る限り、俺の血液型と同じ奴は、俺の遺伝子母体になった女性とその子孫、後は数えたほうが早いくらいに少ない。
そして、こいつは成人かつ遺伝的に劣勢な上、何の因果か俺の『母親』の子孫で同じ血液型だったって事さ」
機内で見せられたレポートに記されていたリゼリアの血液型。
アレを見なければ、この手段は思い出す事も無かった。
自意識過剰かと思っていたが、彼女には俺を狙う理由がちゃんとあった。
俺を狙った理由は俺のナノマシンだったのだと、今ならはっきり分かる。
既に余命が無い状態から生き残るための最後の手段。
「あらゆるテストがなされたが、同じ血液型じゃないと俺のナノマシンは『正常』に機能しないんだ。
骨髄移植まで試みられたが、骨をナノマシンに侵食れちまってな。
この方法が上手く行ったのは、俺と同じ血液型だった俺の兄弟の一人だけさ。
…作戦中に完全消滅したけどな」
動かすのもだるいが、なんとか身体を壁に寄り掛かる。
「さて、後は肉体が復活するエネルギーに耐えられるかどうかだけだ。
リゼリア・ローズ・フォリス。
お前は、死んでは駄目だ」
数分後、瀕死状態というよりは死亡状態の彼女がピクリと動いた。
五分もすると、静かだったリゼリアの身体の周りに陽炎が立ち昇り始める。
肌がうす赤く上気し、荒い呼吸を始める。
経験上のことで分かっているが、この方法で蘇生させた場合、全身の細胞がナノマシンによって活性化を始め
ると、弾かれたように全身全霊で大暴れする。
あまりの力に自分の手足を自分で千切りかねない。
「そろそろ始まるな」
そう言って、彼女の身体を抑えつけようと努力する。が、身体に力が入らない。
「まずい、ここで暴れさせたら意味が無くなっちまう」
「私が抑えます。あなたは休息を」
「ひとりじゃ無理だ。昔やった時は、大の男が10人がかりでやっと抑えられたんだ」
「それでしたら、私の他に後4人いれば抑え切れます」
「その四人をどっから連れてくる気だ!くそっ、誰かいないのか!」
一瞬、何かがぞわりと背筋を撫でる感触。
強固な基礎を何かがかすかに揺らした。
戦場で聞きなれた音が遠くから耳に届く。
反射的に、ここの入り口の奥に目を向けた。
靄と暗闇の向こうに、確かに何かがいっぱいいる。
暗闇の中にいくつもの光。
その光がゆっくりと近づいてくる。
「敵、か?」
身体が利かないこんな時に!
幾人も歩く足音がゆっくりと迫る。
そして…風が吹き、靄がゆっくりと流れた。
「ただいま~、パパぁ!」
能天気な声が中から聞こえた。
先頭を歩いてきたのは、煤と埃にまみれたGH-412―――ローザの姿だった。
その姿を確認して、気が緩む。
昏倒しそうになった俺を、複数の410が駆け寄って支えてくれた。
「…お前、なぁ…」
ぅぅぅぅぅ、ゥォォォオオアアアアア!ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!
怒る気力も切れかけた所に、リゼリアが暴れだしてルウを吹き飛ばす。
「ローザでも誰でもいい、とにかくあいつが暴れるのを抑えろ」
「は~い!いくよ、みんなぁ!」
あ、みんな?
「は~い!」×315体
ワ~ッ!!!!!!!!!!
足の踏み場もないほどのPMが、よってたかって一人のヒューマンを抑え込んだ。
確かに抑えはしたが…
「やっちゃいました!」×315体
「…本当に『殺っちゃいました』になるぞ、お前ら」
あふれかえったPMどもの集団からやっと上半身を出した俺は、悪態をつくのが精一杯だった。
―――つづく―――
五分もすると、静かだったリゼリアの身体の周りに陽炎が立ち昇り始める。
肌がうす赤く上気し、荒い呼吸を始める。
経験上のことで分かっているが、この方法で蘇生させた場合、全身の細胞がナノマシンによって活性化を始め
ると、弾かれたように全身全霊で大暴れする。
あまりの力に自分の手足を自分で千切りかねない。
「そろそろ始まるな」
そう言って、彼女の身体を抑えつけようと努力する。が、身体に力が入らない。
「まずい、ここで暴れさせたら意味が無くなっちまう」
「私が抑えます。あなたは休息を」
「ひとりじゃ無理だ。昔やった時は、大の男が10人がかりでやっと抑えられたんだ」
「それでしたら、私の他に後4人いれば抑え切れます」
「その四人をどっから連れてくる気だ!くそっ、誰かいないのか!」
一瞬、何かがぞわりと背筋を撫でる感触。
強固な基礎を何かがかすかに揺らした。
戦場で聞きなれた音が遠くから耳に届く。
反射的に、ここの入り口の奥に目を向けた。
靄と暗闇の向こうに、確かに何かがいっぱいいる。
暗闇の中にいくつもの光。
その光がゆっくりと近づいてくる。
「敵、か?」
身体が利かないこんな時に!
幾人も歩く足音がゆっくりと迫る。
そして…風が吹き、靄がゆっくりと流れた。
「ただいま~、パパぁ!」
能天気な声が中から聞こえた。
先頭を歩いてきたのは、煤と埃にまみれたGH-412―――ローザの姿だった。
その姿を確認して、気が緩む。
昏倒しそうになった俺を、複数の410が駆け寄って支えてくれた。
「…お前、なぁ…」
ぅぅぅぅぅ、ゥォォォオオアアアアア!ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!
怒る気力も切れかけた所に、リゼリアが暴れだしてルウを吹き飛ばす。
「ローザでも誰でもいい、とにかくあいつが暴れるのを抑えろ」
「は~い!いくよ、みんなぁ!」
あ、みんな?
「は~い!」×315体
ワ~ッ!!!!!!!!!!
足の踏み場もないほどのPMが、よってたかって一人のヒューマンを抑え込んだ。
確かに抑えはしたが…
「やっちゃいました!」×315体
「…本当に『殺っちゃいました』になるぞ、お前ら」
あふれかえったPMどもの集団からやっと上半身を出した俺は、悪態をつくのが精一杯だった。
―――つづく―――
……パシリまみれ
パソコンを借りて来てみたら しばらく見ないうちにえらい進んでますな!
とある事情によりあと2週間程家に帰れそうもないのです、、
PMと一緒に気軽にミッションいけるようになったみたいで…いいですな
ファミ通カップには参加できそうもないなぁ、、
寂しいのでふと思いついた話を投下しにきてみました
とある事情によりあと2週間程家に帰れそうもないのです、、
PMと一緒に気軽にミッションいけるようになったみたいで…いいですな
ファミ通カップには参加できそうもないなぁ、、
寂しいのでふと思いついた話を投下しにきてみました
ご主人様が帰ってこなくなり何一つ連絡もないまま一週間がたちました、
私は日々枕を濡らす毎日です それは何故かと言うと…
411「おなかがすいたんですよぉぉおおお!!」
そうなのです、ふらっと出かけては1週間帰ってこないなんてのは今までにも何度かあったので
慣れてはいたのですが今回はゴハンがないのです 私のご主人様はとある事情でPM2体も買い取り
尋常じゃない額の借金を抱えています うかつに倉庫の素材に手を出そうものなら
空腹は満たされますが、最終的には資産が減ることにより自分の首を絞める事になります…
ここはガマンです、、うう
プシュー
441「ただいま戻りました」 411「おかえりなさいー、どこいってたの?」
「ヒュマ助氏のお店です 食事をとらせていただきました」
411「ええええ!!何で!?」
441「ヒュマ助氏に泣きつけば食事を提供していただける確立は99,9%ですから」
「これを利用しない手はありません、もちろんお店をお手伝いしましたが」
411「じゃなくって!何で私も連れてってくれなかったんですか!?」
「一声かけてくれてもいいじゃないですかぁあああ!;;」
441「私も声をかけようとは思ったのですが…でも411さんの分ももらってきましたから」
「細かいことはいいじゃないですか、はいコレをどうぞ」
411「わー!ありがとうございます441ちゃん オルアカロールですねぇ、いただきまーす」
「…!あっ、からっ!辛いぃぃいい ヒー!;;」 盛大に火を吹く411
441「ふっ、くw」 笑いをこらえる441
411「ひどいですよ!何するんですかっ」
441「マスターならきっとこうすると思ったものでつい…すみません お水をどうぞ」
ゴクゴク… たしかにご主人様ならやりかねませんが、何も441ちゃんまでやらなくても…
型番こそ違いますが同じPMなのにこうも性格が違うものなのでしょうか、
441「では店番交代いたしましょう」 411「あっ、はい お願いします」
と言っても商品が何もないのでお客は来ないんですけどね…
411「暇ですねぇ、」 441「そうですね」 411「…」 441「…」
な、なんとなく気まずい雰囲気です… 何か話題は無いものでしょうか
411「そ、そういえば441ちゃんとご主人様との出会いってどんな感じでした?」
441「出会い、ですか?」 411「う、うん」
「別に特に何もなかったですね」 411「何も?」
「ええ、決められたパーツや防具を決められた時間に決められた量を食べさせられ」
「進化をして、今にいたります」 411「そうなんだ…」
「411さんの方はどうだったのですか?」 411「私ですか?…私はですねぇ、」
私は日々枕を濡らす毎日です それは何故かと言うと…
411「おなかがすいたんですよぉぉおおお!!」
そうなのです、ふらっと出かけては1週間帰ってこないなんてのは今までにも何度かあったので
慣れてはいたのですが今回はゴハンがないのです 私のご主人様はとある事情でPM2体も買い取り
尋常じゃない額の借金を抱えています うかつに倉庫の素材に手を出そうものなら
空腹は満たされますが、最終的には資産が減ることにより自分の首を絞める事になります…
ここはガマンです、、うう
プシュー
441「ただいま戻りました」 411「おかえりなさいー、どこいってたの?」
「ヒュマ助氏のお店です 食事をとらせていただきました」
411「ええええ!!何で!?」
441「ヒュマ助氏に泣きつけば食事を提供していただける確立は99,9%ですから」
「これを利用しない手はありません、もちろんお店をお手伝いしましたが」
411「じゃなくって!何で私も連れてってくれなかったんですか!?」
「一声かけてくれてもいいじゃないですかぁあああ!;;」
441「私も声をかけようとは思ったのですが…でも411さんの分ももらってきましたから」
「細かいことはいいじゃないですか、はいコレをどうぞ」
411「わー!ありがとうございます441ちゃん オルアカロールですねぇ、いただきまーす」
「…!あっ、からっ!辛いぃぃいい ヒー!;;」 盛大に火を吹く411
441「ふっ、くw」 笑いをこらえる441
411「ひどいですよ!何するんですかっ」
441「マスターならきっとこうすると思ったものでつい…すみません お水をどうぞ」
ゴクゴク… たしかにご主人様ならやりかねませんが、何も441ちゃんまでやらなくても…
型番こそ違いますが同じPMなのにこうも性格が違うものなのでしょうか、
441「では店番交代いたしましょう」 411「あっ、はい お願いします」
と言っても商品が何もないのでお客は来ないんですけどね…
411「暇ですねぇ、」 441「そうですね」 411「…」 441「…」
な、なんとなく気まずい雰囲気です… 何か話題は無いものでしょうか
411「そ、そういえば441ちゃんとご主人様との出会いってどんな感じでした?」
441「出会い、ですか?」 411「う、うん」
「別に特に何もなかったですね」 411「何も?」
「ええ、決められたパーツや防具を決められた時間に決められた量を食べさせられ」
「進化をして、今にいたります」 411「そうなんだ…」
「411さんの方はどうだったのですか?」 411「私ですか?…私はですねぇ、」
101「はじめまして、あなたの身の回りのサポートをさせていただきます」
「パートナーマシナリーのGH101と申します よろしくお願いしますね」
青キャス子「ム、よろしく しかし丸いな手も足もないし、そんなんで何をサポートするんダネ?」
101「えーとですね、倉庫の整理とか合成のお手伝いとか…」
青キャス子「!! よし早速頼みたい事があるんだが」
パルウッドを床に並べ始める青キャス子
101「はい!何でしょう、か!?」 がっしりと脇にかかえられる101
青キャス子「そぉい!ボーリングじゃああ」 101「ぎゃあああああああ!」 ドゴーン
~~~~~~~~~~~~~~~~~
201「レベルアップ!GH201に進化いたしました」
青キャス子「おお!手が生えたのか、ということは次は足が生えるのだろウカ…よしどんどん食え!」
201「モギモギ、微妙な味」 「…」 「モギモギ、微妙な味」 「…」 「モギモギ、微妙な味」
青キャス子「だあああ!一個ずつなんてやってられるか!」
201「ちょ、ご主人様!?そんないっぺんにはムリ…もがっぐぇっウェ、アッー!」 ゲロロロロ
~~~~~~~~~~~~~~~~~
301「レベルアップ!ついにGH301に進化しましたよー」
青キャス子「何かカッコいいな!ちっちゃいディラガンみたいだ」
301「えへへー、がおお!ディラガンだぞー」
青キャス子「そういやディラガンといえば上空に飛ばれたら銃しか攻撃が届かないんダガ」
「私ぁ射撃の腕はからっきしでなぁ…ちょっと練習させてくれんカナ」
おもむろにハンドガンを取り出し301に狙いをつける青キャス子
301「ご主人様!?あぶ、痛!いギャーーーーー!」
青キャス子「出力はちゃんと最低にしてあるから安心してクレ みねうちだ」
301「そ、そういう問題では…うわっ!あわわ アッー!」 ズガガガガガ
~~~~~~~~~~~~~~~~~
411「410に進化した後もヴァーラの群れにほおりこまれたり、フォイエの盾にされたり」
「それはもう大変だったのですよぉおおお;;」 441「………」
「って、441ちゃん聞いてますか!?」 441「え、えぇ…聞いています」
「あと、パシリ爆弾とか これはホントに死ぬかと思ったんですよ…」 441「…ふぅ」
この後411の愚痴は3時間続いたのであった 終わり
「パートナーマシナリーのGH101と申します よろしくお願いしますね」
青キャス子「ム、よろしく しかし丸いな手も足もないし、そんなんで何をサポートするんダネ?」
101「えーとですね、倉庫の整理とか合成のお手伝いとか…」
青キャス子「!! よし早速頼みたい事があるんだが」
パルウッドを床に並べ始める青キャス子
101「はい!何でしょう、か!?」 がっしりと脇にかかえられる101
青キャス子「そぉい!ボーリングじゃああ」 101「ぎゃあああああああ!」 ドゴーン
~~~~~~~~~~~~~~~~~
201「レベルアップ!GH201に進化いたしました」
青キャス子「おお!手が生えたのか、ということは次は足が生えるのだろウカ…よしどんどん食え!」
201「モギモギ、微妙な味」 「…」 「モギモギ、微妙な味」 「…」 「モギモギ、微妙な味」
青キャス子「だあああ!一個ずつなんてやってられるか!」
201「ちょ、ご主人様!?そんないっぺんにはムリ…もがっぐぇっウェ、アッー!」 ゲロロロロ
~~~~~~~~~~~~~~~~~
301「レベルアップ!ついにGH301に進化しましたよー」
青キャス子「何かカッコいいな!ちっちゃいディラガンみたいだ」
301「えへへー、がおお!ディラガンだぞー」
青キャス子「そういやディラガンといえば上空に飛ばれたら銃しか攻撃が届かないんダガ」
「私ぁ射撃の腕はからっきしでなぁ…ちょっと練習させてくれんカナ」
おもむろにハンドガンを取り出し301に狙いをつける青キャス子
301「ご主人様!?あぶ、痛!いギャーーーーー!」
青キャス子「出力はちゃんと最低にしてあるから安心してクレ みねうちだ」
301「そ、そういう問題では…うわっ!あわわ アッー!」 ズガガガガガ
~~~~~~~~~~~~~~~~~
411「410に進化した後もヴァーラの群れにほおりこまれたり、フォイエの盾にされたり」
「それはもう大変だったのですよぉおおお;;」 441「………」
「って、441ちゃん聞いてますか!?」 441「え、えぇ…聞いています」
「あと、パシリ爆弾とか これはホントに死ぬかと思ったんですよ…」 441「…ふぅ」
この後411の愚痴は3時間続いたのであった 終わり
やっぱり育て方やご主人の性格、環境によってPMの性格、しゃべり方 しぐさや目つき等
変わってくるんだろうなぁ、と思いつつ とってつけたような
411と441の過去話を書いてみたけど 何だかよくわからない話になってしまった、
前にもちょこっと話題に出てたけどPM育成ゲームっての作ったらおもしろそうですな…
その名も「パートナーメーカー ~夢見るマシナリー~」どこかで聞いた事あるようなのは気のせい(何
今回の話を執筆中に浮かんだネタをやろうかどうか迷ったが
でもせっかく書いたので番外と言う事で投下してしまおうと思った、
番外、お留守番編の続き
441「でも楽しそうですね、ちょっと羨ましいです」
411「そ、そうですか?」 441「そうですよ」
441「私なんて440に進化する時にソニックを食べさせてもらったぐらいですから(実話)」
411「そにっく!?星10レアの!?」
441「ええ、大変美味でした」
411「うわー、いいなぁ…私なんてギガッシュ1000本ぐらい作らされて(実話)」
「もらえたのは低属性のゴミッシュばっかりでしたよ…」
441「私もギガッシュラインを頼まれましたね、低属性ができると」
「供給が多くて個人ショップでは中々売れないとのことで食べさせて頂きました」
411「星8防具の!?それは羨ましすぎますよぉ…」
プシュー
青キャス子「ただいまー」 411「あっ!おかえりなさいー」 441「おかえりなさいませ」
「いやぁ、遅くなってすまんな 早速だが441頼んでた合成できてるかい?」
441「はい、取り出しますか?」 青キャス子「頼む」
青キャス子「…メイトメイト、ムム炎20% まぁまぁか、、ありゃ炎10%か」
「そいじゃこの炎10%は食べちゃっていいよ」
441「ありがとうございます、モギモギ」
411「きぁーー!!;;私にもそにっくを食らわせてくださりやがれぇえええ!;;」
青キャス子「うおっ!いきなり何だ 言葉使いも崩壊してるぞ!」
「ソニックぐらいならいくらでもあげるよ」
411「本当ですか!?」
青キャス子「あぁ、ちょっとそこに立っててくれ」
411「こうですか?」 青キャス子「ウム、ではいくぞ!」
青キャス子「くらえ!←ため→P ソニックブゥッム!」
411「!? おぶふぁっ」 441に向かって真横に吹っ飛ぶ411
青キャス子「あ、あぶない 441!」 441「!! ↓ため↑K サマソッ!」
411「ぐはぁああ! ぐはぁああ、 ぐはぁああ…(エコー」
青キャス子&441「K,O!」 おわり
なんというかスイマセン、忘れてください…
※どうでもいい補足 うちの青キャス子はSUVウェポンが撃てない、やっぱり411とお揃いがいい
等の理由でラボルガント、グッダガントのセットからギガッシュ、ギガッシュラインのセットに変わりました
あー、はやく家に帰りたいなぁ…
変わってくるんだろうなぁ、と思いつつ とってつけたような
411と441の過去話を書いてみたけど 何だかよくわからない話になってしまった、
前にもちょこっと話題に出てたけどPM育成ゲームっての作ったらおもしろそうですな…
その名も「パートナーメーカー ~夢見るマシナリー~」どこかで聞いた事あるようなのは気のせい(何
今回の話を執筆中に浮かんだネタをやろうかどうか迷ったが
でもせっかく書いたので番外と言う事で投下してしまおうと思った、
番外、お留守番編の続き
441「でも楽しそうですね、ちょっと羨ましいです」
411「そ、そうですか?」 441「そうですよ」
441「私なんて440に進化する時にソニックを食べさせてもらったぐらいですから(実話)」
411「そにっく!?星10レアの!?」
441「ええ、大変美味でした」
411「うわー、いいなぁ…私なんてギガッシュ1000本ぐらい作らされて(実話)」
「もらえたのは低属性のゴミッシュばっかりでしたよ…」
441「私もギガッシュラインを頼まれましたね、低属性ができると」
「供給が多くて個人ショップでは中々売れないとのことで食べさせて頂きました」
411「星8防具の!?それは羨ましすぎますよぉ…」
プシュー
青キャス子「ただいまー」 411「あっ!おかえりなさいー」 441「おかえりなさいませ」
「いやぁ、遅くなってすまんな 早速だが441頼んでた合成できてるかい?」
441「はい、取り出しますか?」 青キャス子「頼む」
青キャス子「…メイトメイト、ムム炎20% まぁまぁか、、ありゃ炎10%か」
「そいじゃこの炎10%は食べちゃっていいよ」
441「ありがとうございます、モギモギ」
411「きぁーー!!;;私にもそにっくを食らわせてくださりやがれぇえええ!;;」
青キャス子「うおっ!いきなり何だ 言葉使いも崩壊してるぞ!」
「ソニックぐらいならいくらでもあげるよ」
411「本当ですか!?」
青キャス子「あぁ、ちょっとそこに立っててくれ」
411「こうですか?」 青キャス子「ウム、ではいくぞ!」
青キャス子「くらえ!←ため→P ソニックブゥッム!」
411「!? おぶふぁっ」 441に向かって真横に吹っ飛ぶ411
青キャス子「あ、あぶない 441!」 441「!! ↓ため↑K サマソッ!」
411「ぐはぁああ! ぐはぁああ、 ぐはぁああ…(エコー」
青キャス子&441「K,O!」 おわり
なんというかスイマセン、忘れてください…
※どうでもいい補足 うちの青キャス子はSUVウェポンが撃てない、やっぱり411とお揃いがいい
等の理由でラボルガント、グッダガントのセットからギガッシュ、ギガッシュラインのセットに変わりました
あー、はやく家に帰りたいなぁ…
あ~、やっと笑いが収まったぁ…
以下の部分を読んでたら、笑いが止まらなくなりました。
>>249
> 411「きぁーー!!;;私にもそにっくを食らわせてくださりやがれぇえええ!;;」
――中略――
>青キャス子&441「K,O!」
貼り付けるのに読んだら、また笑いが止まりません!
ツボに入った。誰か俺の笑いを止めてくれぃ…
以下の部分を読んでたら、笑いが止まらなくなりました。
>>249
> 411「きぁーー!!;;私にもそにっくを食らわせてくださりやがれぇえええ!;;」
――中略――
>青キャス子&441「K,O!」
貼り付けるのに読んだら、また笑いが止まりません!
ツボに入った。誰か俺の笑いを止めてくれぃ…
ども、パパと412作者です。
連日の雷がモデムに負荷を掛けまくっている今日この頃、皆様のは大丈夫でしょうか?
さて、残す所あと3回の投下となりました。
ヒュマ姉さんと440の話が少し短いので、ロザリオとパパの分が半端に切れていますがご容赦下さい。
ではでは、本日分『暁の中で』、第九回目の投下です。
ご拝読くださいませ。
連日の雷がモデムに負荷を掛けまくっている今日この頃、皆様のは大丈夫でしょうか?
さて、残す所あと3回の投下となりました。
ヒュマ姉さんと440の話が少し短いので、ロザリオとパパの分が半端に切れていますがご容赦下さい。
ではでは、本日分『暁の中で』、第九回目の投下です。
ご拝読くださいませ。
ぼんやりとした白い世界。
ここは、どこだろう。
白い天井、薬品の匂い。
ああ、また泊り込んじゃったのかな?あたし。
そうだ、病院、やめたんだっけ。
研究所は…こんなにきれいじゃない。
情報部の寝室は、茶色い天井だった。
ここは、どこ?
のろりと首を動かす。
椅子に座ってこっくりこっくり居眠りしているのはパシリ…GH-412と440。
今にも落ちそうな彼女達に腕を伸ばすと、医療用の寝巻きに包まれた自分の腕と、点滴のチューブが見える。
違和感を感じて、まじまじと自分の腕を見る。
健康的な色合い、そしてはりとつやのある年若い女性の皮膚。
これは、あたしの腕?
粉を吹いた、深い亀裂が細かく入った皮膚、それが自分の肌のはず。
なのに、それが無い。
トントン
扉をノックする音が聞こえる。
入室許可を求める古風な手段だ。
口が渇ききって、声が出ない。
ゆっくりとドアが開く。今時、自動じゃないただの押し戸だ。
「…お、目覚めたか」
黒とも取れる紫の髪、琥珀色の瞳、精悍な顔立ちに浅黒く焼けた肌、全身をクラシカシリーズで固めた男。
記憶を探るが、なかなか思い出せない。
男は412をそっと抱え上げると、今まで412が座っていた椅子に腰掛け、440を己に寄りかからせた。
PM、男、インフィニット…
「君、か、ワンオブサウザンド」
擦れた声が何とか出る。
「その呼び方は止めろ、小娘」
不機嫌なのを隠しもしないし横暴な言い回しだが、顔は笑っている。
思わずあたしも微笑んだ。
「そう、その顔のほうがいい。畏まった口調も、もうしなくていいんだ」
「どう、いう、事?」
男は手近のビジフォンを立ち上げ、何かの電子書類を表示する。
無言で促され、その書面をゆっくりと黙読する。
『死亡診断書
リゼリア・ローズ・フォリス
24歳、女性、ニューマン
個人フライヤーの墜落事故に遭遇。
全身の70%が深度4の火傷。
全骨格の60%以上が複雑骨折。
各主要臓器の破裂損傷。
状況は即死』
簡潔に内容をまとめると、そういう内容だった。
「あたし、しんだ、の?」
あまりに喋りにくそうなのを見てとったのか、水差しをあたしの唇に当て、ゆっくりと水を流し込んでくれた。
「………おいしい」
自然とそう呟きが漏れるほど、ただの水が例えようもない甘露に感じる。
――――そういえば、一体何日眠っていたんだろう。
「そうだ。ニューマンの君は、もうこの世には存在してない。
ここにいるのは、ヒューマンのリゼリア・Fだ」
「そっか。とうとう無職か」
含ませてもらった水のおかけで、咥内が湿り気を帯びて、喋り易くなった。
「それだけじゃない。
今までの戸籍上から来る経歴は一切使えない。
土地、口座、保険、そのほか全部まとめて、何にもない♪」\(゚д゚)/ パアッ
ワザとアホ面にして大げさなポーズを決める男の姿に、自然と笑みがこぼれた。
「…今までのしがらみも全部消えたんだよ」
その言葉が脳裏に染み渡るまで、ちょっぴり時間がかった。
「でも、あたし、そう長く生きられない…」
「そう言うと思ってな」
ナノトランサーから、小さな計測器を取り出す男。
「君の私物から拝借してきた、テロメア計測器だ。
俺の口から言う事はもう無いよ。
…さて、看護士を呼んでくるか」
412を抱っこしたまま、男は部屋を出ようとする。
そういえば、ちゃんと名前を聞いた事も無かった。
「あの!」
ちょっと大きな声で呼び止める。
乾ききっていた喉が、ひりひりして痛い。
「なんだ?」
「…名前、ちゃんと知らないの。教えてくれますか?」
男は個人端末を操作する。
すると、私の枕元に置かれていた見知らぬ個人端末から着信音が聞こえた。
「今更名乗るのは恥ずかしいよ、送ったカードでも見てくれ。
じゃあな」
リゼリア・ローズ・フォリス
24歳、女性、ニューマン
個人フライヤーの墜落事故に遭遇。
全身の70%が深度4の火傷。
全骨格の60%以上が複雑骨折。
各主要臓器の破裂損傷。
状況は即死』
簡潔に内容をまとめると、そういう内容だった。
「あたし、しんだ、の?」
あまりに喋りにくそうなのを見てとったのか、水差しをあたしの唇に当て、ゆっくりと水を流し込んでくれた。
「………おいしい」
自然とそう呟きが漏れるほど、ただの水が例えようもない甘露に感じる。
――――そういえば、一体何日眠っていたんだろう。
「そうだ。ニューマンの君は、もうこの世には存在してない。
ここにいるのは、ヒューマンのリゼリア・Fだ」
「そっか。とうとう無職か」
含ませてもらった水のおかけで、咥内が湿り気を帯びて、喋り易くなった。
「それだけじゃない。
今までの戸籍上から来る経歴は一切使えない。
土地、口座、保険、そのほか全部まとめて、何にもない♪」\(゚д゚)/ パアッ
ワザとアホ面にして大げさなポーズを決める男の姿に、自然と笑みがこぼれた。
「…今までのしがらみも全部消えたんだよ」
その言葉が脳裏に染み渡るまで、ちょっぴり時間がかった。
「でも、あたし、そう長く生きられない…」
「そう言うと思ってな」
ナノトランサーから、小さな計測器を取り出す男。
「君の私物から拝借してきた、テロメア計測器だ。
俺の口から言う事はもう無いよ。
…さて、看護士を呼んでくるか」
412を抱っこしたまま、男は部屋を出ようとする。
そういえば、ちゃんと名前を聞いた事も無かった。
「あの!」
ちょっと大きな声で呼び止める。
乾ききっていた喉が、ひりひりして痛い。
「なんだ?」
「…名前、ちゃんと知らないの。教えてくれますか?」
男は個人端末を操作する。
すると、私の枕元に置かれていた見知らぬ個人端末から着信音が聞こえた。
「今更名乗るのは恥ずかしいよ、送ったカードでも見てくれ。
じゃあな」
足音が遠のいて、聞こえなくなった頃。
端末を手にとってカードファイルを確認する。
「ルドルフ・フリューゲル。ガーディアンズ機動警備部所属。ヒューマン。男性。年齢…」
パタンと端末を閉じる。
「534歳って冗談…よね?」
ガタタン、と大きな音がすぐ脇から聞こえてきた。
「っつぅ~、帽子、帽子…」
そういえば、一緒に440が眠りこけていたっけ。
あの人と412がいなくなったので、寄りかかるものがなくなって椅子から転げ落っこったのね。
「大丈夫?」
まだ少しかすれた声で、声をかける。
「は、はい大丈夫です、ご主人様」
「ご主人様?」
この子は私のパシリじゃない。というか、あたしは別にガーディアンズに入ったわけでもないし。
「え?だって、私をあなたのパートナーマシナリーとして登録したって、あの方が」
「フリューゲル、さんが?」
「はいぃ。違うのですか?」
再び端末を起動して確認してみた。
いくつもの電子書類の中に、この子の所有権があたしの名義で登録されている。
「…あのおじ様ったら」
自然と口からそういう呼び方がこぼれた。
不安そうな440に視線を向けて微笑みながら、帽子を取った彼女の頭を撫でてあげる。
「ええ、そうね、あなたの主人はあたしよ」
ほっとした表情を浮かべる440。
ふと思いついたので、この子に聞いてみた。
「ねえ、ガーディアンズって、どんな所?」
端末を手にとってカードファイルを確認する。
「ルドルフ・フリューゲル。ガーディアンズ機動警備部所属。ヒューマン。男性。年齢…」
パタンと端末を閉じる。
「534歳って冗談…よね?」
ガタタン、と大きな音がすぐ脇から聞こえてきた。
「っつぅ~、帽子、帽子…」
そういえば、一緒に440が眠りこけていたっけ。
あの人と412がいなくなったので、寄りかかるものがなくなって椅子から転げ落っこったのね。
「大丈夫?」
まだ少しかすれた声で、声をかける。
「は、はい大丈夫です、ご主人様」
「ご主人様?」
この子は私のパシリじゃない。というか、あたしは別にガーディアンズに入ったわけでもないし。
「え?だって、私をあなたのパートナーマシナリーとして登録したって、あの方が」
「フリューゲル、さんが?」
「はいぃ。違うのですか?」
再び端末を起動して確認してみた。
いくつもの電子書類の中に、この子の所有権があたしの名義で登録されている。
「…あのおじ様ったら」
自然と口からそういう呼び方がこぼれた。
不安そうな440に視線を向けて微笑みながら、帽子を取った彼女の頭を撫でてあげる。
「ええ、そうね、あなたの主人はあたしよ」
ほっとした表情を浮かべる440。
ふと思いついたので、この子に聞いてみた。
「ねえ、ガーディアンズって、どんな所?」
ローザという名前のPMは、この世にいなかった。
今回の事件で、彼女は過去の自分とは違うモノとして生まれ変わったからだ。
そんな彼女に、俺は新しい名を送った。
ロザリオ。
薔薇(ローザ)ではなく、百合(ロザリオ)。
かつての彼女への手向けと、新しい彼女への祝福として。
そして、わずかに月日が流れる。
「は~い、体操の時間だよぅ!」
定期メンテの時間だというのに、ロザリオは元気いっぱいだった。
ここはGRMのPM調整施設内にある屋内総合運動場。
「いっちにぃ、さんしぃ、ごろうくしちは…、お~い、そこの450さん。そうそう、君。どうしたの?」
彼女と一緒に体操しているのは、運動不足になっているスペアPM達、約二千体だった。
きちんと整列しながら体操しているが、そのうちの何体かは確実にリズムがずれている。
「…はい、おっしまい♪呼ばれた子は、ちゃんとメンテして帰ってね~」
バイバ~イ、と、ぶんぶん手を振るロザリオ。
「すごい光景ですね、主任」
若手の研究員があっけにとられて見ていた。
「あの412が一人で掌握しているんですか、あのスペアPM達」
主任と呼ばれた人物がほうけたままの若手研究員の傍まで来ると、ファイルを手渡した。
「感心しているのは結構だが、仕事をしたまえ。ちゃんとメンテしてやらんと、あの412が怒るぞ。」
若手研究員はげっそりとした表情を浮かべた。
「勘弁してくださいよ、お茶に[自主規制]が入ってたり、金的ヘッドバッドされたり、もうこりごりです」
「ならば、さっさと行って来い。それから…」
「口外無用、ですよね。分かってますよ、俺だって死にたくはないっスから」
若手研究員が発破を受けて部屋を出るのと入れ替わりに、当のPMの主人である俺が入っていった。
「世話になってます」
俺は頭を下げずにそう言った。
「なぁに、世話になってるのはこちらのほうだ」
次のグループと体操を始めたロザリオ。
それを、二人は見下ろしていた。
「結局、アレがあいつの真の『能力』ですか?」
「広域かつ大量のマシナリーを制圧・制御するマシナリー掌握能力。
結社―――イルミナスの連中がPMに付け足したマシナリー掌握能力、それが致命的『欠陥』を引き起こした
結果の産物だよ。
対マシナリーに特化された高出力・高密度・高精度通信装置と制圧・制御能力、それらを支える限界の無いエ
ネルギーリアクターに、そのエネルギーに耐えられる非常識な強度の躯体。
こちらで押さえたブレインコアのデータから判明した能力を遥かに超えた、恐ろしい能力だよ。
理論上はありとあらゆるマシナリー、更には他の異能体も掌握できる。
当の彼女は意識してないだろがね」
今回の事件で、彼女は過去の自分とは違うモノとして生まれ変わったからだ。
そんな彼女に、俺は新しい名を送った。
ロザリオ。
薔薇(ローザ)ではなく、百合(ロザリオ)。
かつての彼女への手向けと、新しい彼女への祝福として。
そして、わずかに月日が流れる。
「は~い、体操の時間だよぅ!」
定期メンテの時間だというのに、ロザリオは元気いっぱいだった。
ここはGRMのPM調整施設内にある屋内総合運動場。
「いっちにぃ、さんしぃ、ごろうくしちは…、お~い、そこの450さん。そうそう、君。どうしたの?」
彼女と一緒に体操しているのは、運動不足になっているスペアPM達、約二千体だった。
きちんと整列しながら体操しているが、そのうちの何体かは確実にリズムがずれている。
「…はい、おっしまい♪呼ばれた子は、ちゃんとメンテして帰ってね~」
バイバ~イ、と、ぶんぶん手を振るロザリオ。
「すごい光景ですね、主任」
若手の研究員があっけにとられて見ていた。
「あの412が一人で掌握しているんですか、あのスペアPM達」
主任と呼ばれた人物がほうけたままの若手研究員の傍まで来ると、ファイルを手渡した。
「感心しているのは結構だが、仕事をしたまえ。ちゃんとメンテしてやらんと、あの412が怒るぞ。」
若手研究員はげっそりとした表情を浮かべた。
「勘弁してくださいよ、お茶に[自主規制]が入ってたり、金的ヘッドバッドされたり、もうこりごりです」
「ならば、さっさと行って来い。それから…」
「口外無用、ですよね。分かってますよ、俺だって死にたくはないっスから」
若手研究員が発破を受けて部屋を出るのと入れ替わりに、当のPMの主人である俺が入っていった。
「世話になってます」
俺は頭を下げずにそう言った。
「なぁに、世話になってるのはこちらのほうだ」
次のグループと体操を始めたロザリオ。
それを、二人は見下ろしていた。
「結局、アレがあいつの真の『能力』ですか?」
「広域かつ大量のマシナリーを制圧・制御するマシナリー掌握能力。
結社―――イルミナスの連中がPMに付け足したマシナリー掌握能力、それが致命的『欠陥』を引き起こした
結果の産物だよ。
対マシナリーに特化された高出力・高密度・高精度通信装置と制圧・制御能力、それらを支える限界の無いエ
ネルギーリアクターに、そのエネルギーに耐えられる非常識な強度の躯体。
こちらで押さえたブレインコアのデータから判明した能力を遥かに超えた、恐ろしい能力だよ。
理論上はありとあらゆるマシナリー、更には他の異能体も掌握できる。
当の彼女は意識してないだろがね」
「制御下にあれば、数万体を同時に有機的に展開できる…確かに恐ろしい能力だな」
「もっと恐ろしいのは、戦闘能力を有するPMがガーディアンズだけでも20万体いるということだよ。
仮にだ、あくまでも仮にだ。
彼女が反乱を起こしてPM達を制御下に置いたとすれば、惑星の一つくらいは苦も無く制圧できるだろうとい
う試算が出たよ」
俺は溜息をつく。
「戦略級…違うな、殲滅級兵器のPM、か」
「ある意味、今まで確認されてきたどの異能体よりも危険な個体だよ。
だがね…」
俺に向き直る研究主任。
「あの子は、本当の意味でまだまだ子供だ。
いい事も悪い事も、まだしっかりと理解していない、子供そのものなのだよ。
以前の記憶はしっかり残ってはいるが、それは今のあの子の経験ではない。
その記憶をあの子が見たとしても、それは教科書を見ているに過ぎんのだ。
ではどうするか。
答えは単純明快だ。
より良くなるよう育ててやればよい。
善き指導者に、良い手ほどきを受け、より良い経験をつむ。
そうすれば、あの子は兵器になどならんよ。
君がそれを証明しているじゃないか」
「俺が?」
「そうだ。
喜びを分かち合い、世の不条理に怒り、共に哀しみ、集い楽しむ。
生まれはどうあれ、それは人間の心そのものだよ。
善き指導者、善き先達、切磋琢磨し競い合う仲間、それを目指す次の世代。
一人では学べない、大切な事だ。
君はそれを十分に受けて生きてきた。
だから、君は今ここにいる」
俺は古い記憶を呼び起こす。
やさしく、強く、笑顔で微笑みかけてくれた『母親』。
仲の良かった兄弟たち。
自分にとっては天使のようでアイドルの存在だった少女。
いつも自分を追っかけまわしていた年下の少女と、それを追いかけていた少年。
ライバルであり、無二の相棒だった同い年の男。
そうだ、そうだった。
戦場は確かにひどい場所だったが、いい思い出も沢山有るじゃないか。
外部記憶装置に流れてしまった思い出も、捨てたもんじゃない。
普通の人間より遥かに多いこの経験を、俺が生かせばいいんだ。
「もっと恐ろしいのは、戦闘能力を有するPMがガーディアンズだけでも20万体いるということだよ。
仮にだ、あくまでも仮にだ。
彼女が反乱を起こしてPM達を制御下に置いたとすれば、惑星の一つくらいは苦も無く制圧できるだろうとい
う試算が出たよ」
俺は溜息をつく。
「戦略級…違うな、殲滅級兵器のPM、か」
「ある意味、今まで確認されてきたどの異能体よりも危険な個体だよ。
だがね…」
俺に向き直る研究主任。
「あの子は、本当の意味でまだまだ子供だ。
いい事も悪い事も、まだしっかりと理解していない、子供そのものなのだよ。
以前の記憶はしっかり残ってはいるが、それは今のあの子の経験ではない。
その記憶をあの子が見たとしても、それは教科書を見ているに過ぎんのだ。
ではどうするか。
答えは単純明快だ。
より良くなるよう育ててやればよい。
善き指導者に、良い手ほどきを受け、より良い経験をつむ。
そうすれば、あの子は兵器になどならんよ。
君がそれを証明しているじゃないか」
「俺が?」
「そうだ。
喜びを分かち合い、世の不条理に怒り、共に哀しみ、集い楽しむ。
生まれはどうあれ、それは人間の心そのものだよ。
善き指導者、善き先達、切磋琢磨し競い合う仲間、それを目指す次の世代。
一人では学べない、大切な事だ。
君はそれを十分に受けて生きてきた。
だから、君は今ここにいる」
俺は古い記憶を呼び起こす。
やさしく、強く、笑顔で微笑みかけてくれた『母親』。
仲の良かった兄弟たち。
自分にとっては天使のようでアイドルの存在だった少女。
いつも自分を追っかけまわしていた年下の少女と、それを追いかけていた少年。
ライバルであり、無二の相棒だった同い年の男。
そうだ、そうだった。
戦場は確かにひどい場所だったが、いい思い出も沢山有るじゃないか。
外部記憶装置に流れてしまった思い出も、捨てたもんじゃない。
普通の人間より遥かに多いこの経験を、俺が生かせばいいんだ。
「…ああ、確かにそうだな。
俺には伝えられる事が沢山有る」
「今度は君がそれを次の世代に与える番じゃないのかね?
善き指導者、善き先達として。
それが例えPMだったとしても、君が伝えた事は次の『なにか』には伝わっていくはずだ。
それが『人間が生きた証』という事だと、私は思っている。
はっはっはっはっはっは…
君より年下の男が偉そうな事を言ってしまったな」
主任の言葉に、俺は首を振る。
「そんなことは無い。
いくら長生きしたって、人生の密度が濃いわけじゃ無い。
俺は今まで色々な経験をしてきたが、普通の人間よりその密度は薄いんだろう」
運動場内に視線を泳がせる。
ロザリオが一生懸命、みんなと体操をしている。
脇では先ほどの研究員が一緒に運動させられていた。
「俺はいつの頃からか、外見的に歳を取らなくなった。
能力から考えれば、確かに不思議な事じゃない。
だが、それ以前はそれでもゆっくりと歳を重ねて行ったんだ」
主任は何も言わずに先を促す。
「…俺にも、かつては人生を共に歩もうと誓った女性がいた。
同じ一族のヒューマンで、俺の事も良く理解してくれていた。
『子供は産めない身体だし、先におばあちゃんになって、先に聖霊の御許に旅立つ身だけど、それでもわたし
と一緒になってくれますか?』
それが、彼女のプロポーズだった。
戦争後期のあの頃は、今よりも沢山の一族がいて、俺達を祝福してくれた。
物資も乏しかったが、幸せだったよ。
だが暫くして、彼女は当時の不治の病にかかっている事が分かったんだ。
八方手を尽くしたが治す手段が見つからず、結婚して1年と経たないうちに彼女は聖霊の御許に旅立ってしまった。
それ以降、俺は戦場に入り浸るようになった。
あの頃の俺は、死んで、彼女の所に行きたかったんだ。
だが、この身体の能力のせいで、死ぬ事は出来なかった。
ちょうどその頃からさ、黄昏の一族の『ワンオブサウザンド』、不死身の『インフィニット』という呼び名がついたのは。
身体は正直なもんさ。
あれ以来、俺は何も変わっちゃいない。
本当の俺の心は、あの頃に凍てついたままなんだ…」
―――つづく―――
ある日のガーディアンズコロニー。此処は不思議な路地裏。
メインストリートから少し外れて、搬入通路側にひっそりと存在するこの場所。
一般の人には少々天井の低いこの補助通路に、何時しかPM達がこっそり集うようになった。
通称、『パシリ大通り』。PM専用のアーケード街と言えば解りやすいたとえだろうか?
主に、主人の留守中に勝手に出歩く420型が挙って集り、娯楽を持ち込んだ事から…
『にゃんぽこトラップ』なるPMのおつかいを妨害する罠が待ち受ける…激戦区でもある。
今日も和気藹々と笑顔溢れるその場所に…妙な違和感がある。
顔を笑顔にする事無く、無表情に歩く普通の430型とは少々異なった外見の子が、一人。
430型基本の緑系のヘアーとは違う、雪のように真っ白な髪。
ブルーとホワイトの2トーンではなく、黒と白という喪服の様な2トーンの服。
まるでクバラ品のカラーリング。正規機ではないその子の名前は、GH43X。
紆余曲折を経て、ヒュマ助と飯店の元に引き取られる形となった元「殺人機」。
「蜘蛛」と呼ばれ一時期コロニーの夜を恐怖に彩った恐るべきPM…の、ハズなのだが…
「は~い、はは~い、ははは~い♪
いつも元気な410ぅ~♪
おこた大好き420ぅ~♪
ちょうちょ追っかけ430ぅ~♪…」
「……、……(じー…」
違法設置された街頭ビジフォンから流れる「パシリといっしょ」を見つめる、その瞳。
無表情ながら、見せ場のシーンでは「おー…」と口をあけて驚いたり…
楽しげなシーンでは、食い入るように見つめては…口元をほんの少し緩める、その姿。
こんな仕草を見て、誰が彼女が「蜘蛛」と呼ばれた殺人機だと思うだろうか?
少なくても、あの事件を知る人間以外でその事が解る者は、いなかった。
放映も終わり、何の気なしに一度猫のようにぐー…っと伸びをする43X。
欠伸をかみ殺しながら、コレからどうしよう…と言った様子でぼんやり考え出す。
別段、急ぎの用事も無い。今日は飯店も定休日だ。
本当はご主人様であるヒュマ助に遊んで欲しかった、のだが…
例の如く、今日は朝寝坊OKな至福の定休日なのだ。
思いっきり爆睡して休日を満喫する彼を無理やり起こすのは…43Xも楽しくない。
だから、こうして…何の気無し外出した際見つけた此処へやってきたのだった。
メインストリートから少し外れて、搬入通路側にひっそりと存在するこの場所。
一般の人には少々天井の低いこの補助通路に、何時しかPM達がこっそり集うようになった。
通称、『パシリ大通り』。PM専用のアーケード街と言えば解りやすいたとえだろうか?
主に、主人の留守中に勝手に出歩く420型が挙って集り、娯楽を持ち込んだ事から…
『にゃんぽこトラップ』なるPMのおつかいを妨害する罠が待ち受ける…激戦区でもある。
今日も和気藹々と笑顔溢れるその場所に…妙な違和感がある。
顔を笑顔にする事無く、無表情に歩く普通の430型とは少々異なった外見の子が、一人。
430型基本の緑系のヘアーとは違う、雪のように真っ白な髪。
ブルーとホワイトの2トーンではなく、黒と白という喪服の様な2トーンの服。
まるでクバラ品のカラーリング。正規機ではないその子の名前は、GH43X。
紆余曲折を経て、ヒュマ助と飯店の元に引き取られる形となった元「殺人機」。
「蜘蛛」と呼ばれ一時期コロニーの夜を恐怖に彩った恐るべきPM…の、ハズなのだが…
「は~い、はは~い、ははは~い♪
いつも元気な410ぅ~♪
おこた大好き420ぅ~♪
ちょうちょ追っかけ430ぅ~♪…」
「……、……(じー…」
違法設置された街頭ビジフォンから流れる「パシリといっしょ」を見つめる、その瞳。
無表情ながら、見せ場のシーンでは「おー…」と口をあけて驚いたり…
楽しげなシーンでは、食い入るように見つめては…口元をほんの少し緩める、その姿。
こんな仕草を見て、誰が彼女が「蜘蛛」と呼ばれた殺人機だと思うだろうか?
少なくても、あの事件を知る人間以外でその事が解る者は、いなかった。
放映も終わり、何の気なしに一度猫のようにぐー…っと伸びをする43X。
欠伸をかみ殺しながら、コレからどうしよう…と言った様子でぼんやり考え出す。
別段、急ぎの用事も無い。今日は飯店も定休日だ。
本当はご主人様であるヒュマ助に遊んで欲しかった、のだが…
例の如く、今日は朝寝坊OKな至福の定休日なのだ。
思いっきり爆睡して休日を満喫する彼を無理やり起こすのは…43Xも楽しくない。
だから、こうして…何の気無し外出した際見つけた此処へやってきたのだった。
暫くぼんやりと大通りを歩き続けると、フと…43Xはある事に気がついた。
和気藹々と笑顔で走っていく、PM。お使い途中なのか、買い物袋をさげたPM。
街頭ビジフォンにコタツ。様々な漫画やらアニメ。
娯楽にあふれたこの場所に、何かが足りないような気がする。うん、足りない。
ソレが何かがわからない。ある意味、明けない思考の迷宮に入った43X。
もどかしそうに、「ぅー…」と唸りながら、この場所を見渡して考える。考える…
何が足りない?何かが足りない…?43Xの中でクバラな思考回路がフル稼働していた。
―そんな時、だった…
―くぅ…きゅるるる………
不思議な音に、43Xは悩む顔を上げた。目の前には相変わらずの通りの光景。
キョロキョロと、辺りを見渡すと…いた。目が合ってしまった。
410型の子が、顔を赤くしてサっと顔を隠してしまった。
先ほどの音はお腹の虫だったのか。恥ずかしそうに縮こまってしまっている。
そこで、43Xの思考回路にキュピーンと来るモノが、生まれた。
「……、そうか…コレだ」
小走りに先ほどの410型の…正式には、411だろう。その子の元へ走る。
驚いた顔であわあわと、お腹の音を出した411は43Xを見て慌てている。
その手をサっととると、上下にブンブンと振って、その後…411の肩に手を置いた。
「なな、なん…です…か?」
「……、ありがと」
急なお礼の言葉にキョトンとする411。ソレに背を向けると、43Xは補助腕を広げる。
シュバっ…と広がったソレを見て、「ひゃわ!?」…と腰を抜かす411。
その声に、ちょっとだけシュン…としつつも、43Xは頭上のダクトへと飛び込んだ。
和気藹々と笑顔で走っていく、PM。お使い途中なのか、買い物袋をさげたPM。
街頭ビジフォンにコタツ。様々な漫画やらアニメ。
娯楽にあふれたこの場所に、何かが足りないような気がする。うん、足りない。
ソレが何かがわからない。ある意味、明けない思考の迷宮に入った43X。
もどかしそうに、「ぅー…」と唸りながら、この場所を見渡して考える。考える…
何が足りない?何かが足りない…?43Xの中でクバラな思考回路がフル稼働していた。
―そんな時、だった…
―くぅ…きゅるるる………
不思議な音に、43Xは悩む顔を上げた。目の前には相変わらずの通りの光景。
キョロキョロと、辺りを見渡すと…いた。目が合ってしまった。
410型の子が、顔を赤くしてサっと顔を隠してしまった。
先ほどの音はお腹の虫だったのか。恥ずかしそうに縮こまってしまっている。
そこで、43Xの思考回路にキュピーンと来るモノが、生まれた。
「……、そうか…コレだ」
小走りに先ほどの410型の…正式には、411だろう。その子の元へ走る。
驚いた顔であわあわと、お腹の音を出した411は43Xを見て慌てている。
その手をサっととると、上下にブンブンと振って、その後…411の肩に手を置いた。
「なな、なん…です…か?」
「……、ありがと」
急なお礼の言葉にキョトンとする411。ソレに背を向けると、43Xは補助腕を広げる。
シュバっ…と広がったソレを見て、「ひゃわ!?」…と腰を抜かす411。
その声に、ちょっとだけシュン…としつつも、43Xは頭上のダクトへと飛び込んだ。
―シュタッ……
いつもの厨房の金網を外したエアダクトから、店内へ着地する43X。
「あら…、おかえりなさい、43X」
見れば、割烹着姿の442が厨房の掃除をしていた。
フォトン製のはたきをパタパタとかけながら、帰ってきた43Xの方を向いている。
「……、ただいま」
一応、素直に挨拶を返す43X。何だかんだで、442には素直に答えている。
もっとも、422とは相変わらずの犬猿の仲なのも、ご愛嬌。
「今日も遊んで来たのね?待っててね、おやつは此処が終わったら用意しますからね?」
「……ぉゃっ(じゅるり」
そこで、ハっとなる43X。
そうだ、今はそんな事の為に戻って来たんじゃない。でも…ぉゃっ…
「………、まだ…ぃぃ…(しょぼーん…」
「あら、そうですか?」
ちょっぴり残念なのだが、43Xの脳裏にはやりたい事が生まれているのだ。
後ろ髪惹かれつつ、43Xは厨房を後にする。
向かう先は、主人ことヒュマ助の部屋。予想では、そろそろ…
―シュィーン………
ノックもなしに部屋に入る43X。見れば、丁度の様子。
「ふぁー………ぉ、43X。おはよー…」
寝ぼけ眼で上体を起こしているヒュマ助。時間は昼過ぎ、彼が起きる時間は把握している。
勿論、いつもは一緒にお昼ご飯を食べて、その後遊ぶためなのだが。
「…ヒュマ助、お願いがある」
「どうしたの?急に…。何か問題発生?」
何時もより畏まって頭を下げた43Xに、ヒュマ助はおや…と真剣な顔で聞き返した。
「これこれ…しかじか…(ぼそぼそ」←耳打ち
「かくかくうまうまー…、成程」←手をポムっと打ちながら。
「出来る…?(ちら…」
「勿論。いいアイディアがあるよ」
「本当…?(じぃー」
「本当だって。それじゃ、早速準備に取り掛かろっか」
二人がコソコソと厨房に入っていくのは、この数分後の事だった。
いつもの厨房の金網を外したエアダクトから、店内へ着地する43X。
「あら…、おかえりなさい、43X」
見れば、割烹着姿の442が厨房の掃除をしていた。
フォトン製のはたきをパタパタとかけながら、帰ってきた43Xの方を向いている。
「……、ただいま」
一応、素直に挨拶を返す43X。何だかんだで、442には素直に答えている。
もっとも、422とは相変わらずの犬猿の仲なのも、ご愛嬌。
「今日も遊んで来たのね?待っててね、おやつは此処が終わったら用意しますからね?」
「……ぉゃっ(じゅるり」
そこで、ハっとなる43X。
そうだ、今はそんな事の為に戻って来たんじゃない。でも…ぉゃっ…
「………、まだ…ぃぃ…(しょぼーん…」
「あら、そうですか?」
ちょっぴり残念なのだが、43Xの脳裏にはやりたい事が生まれているのだ。
後ろ髪惹かれつつ、43Xは厨房を後にする。
向かう先は、主人ことヒュマ助の部屋。予想では、そろそろ…
―シュィーン………
ノックもなしに部屋に入る43X。見れば、丁度の様子。
「ふぁー………ぉ、43X。おはよー…」
寝ぼけ眼で上体を起こしているヒュマ助。時間は昼過ぎ、彼が起きる時間は把握している。
勿論、いつもは一緒にお昼ご飯を食べて、その後遊ぶためなのだが。
「…ヒュマ助、お願いがある」
「どうしたの?急に…。何か問題発生?」
何時もより畏まって頭を下げた43Xに、ヒュマ助はおや…と真剣な顔で聞き返した。
「これこれ…しかじか…(ぼそぼそ」←耳打ち
「かくかくうまうまー…、成程」←手をポムっと打ちながら。
「出来る…?(ちら…」
「勿論。いいアイディアがあるよ」
「本当…?(じぃー」
「本当だって。それじゃ、早速準備に取り掛かろっか」
二人がコソコソと厨房に入っていくのは、この数分後の事だった。
お昼過ぎ。パシリ大通りは相変わらずの賑やかな音に包まれている。
そんな楽しげな光景を目の前に、ただ一人…ふさぎこんでいる小さな影がある。
数時間前、お腹の虫を響かせて43Xに何故かお礼を言われた、あのPMである。
ただ、ぼんやりと目の前の賑やかな光景を見つめて、ため息。
この子には、帰る場所などなかった。仕えていた主人は数日前に引退した。
ただ、マイルームに閉じ込められる毎日を悲しみ、部屋を飛び出してきた。
行く宛ては無かった。暮らしていく術は無かった。それでも…
あの場所に居たくなかった。牢獄の様なあの「終わってしまった場所」に…
飛び出して、当てもなく彷徨って、見つけた場所がこの場所だった。
楽しげに笑い合うPM達。買い物袋を提げたPM。皆口々に主人の話をしていた。
自分に無いモノを持っていた。あの子達には帰る家があった。
羨ましかった。偏に、彼女達に憧れに近い気持ちを抱いていた。
だから、何も出来ないけど、何もないけど…此処に座って、ただ眺めていた。
せめて、あの子達のいる世界の端っこに、足を踏み入れてみたかった。
それが、どんなに寂しく、どんなに悲しい事かを…、自分に刻むとしても。
「……………(くぅ…きゅるるる…」
また、お腹の虫がなった。コレが何度目かなんて解らなかった。
最後に食事してから、何日が経ったのだろうか?
思えば、自分が400番台に進化してから、進化デバイス以外何一つ口を通していない。
また寂しさがこみ上げてきた。無性に悲しくなってきた。
そんな時だった…
「………、ん(ずぃ」
「え……」
目の前に差し出された手に、大きな大きなパンが乗っていた。
甘い香りがする。焼きたての匂いがする。差し出された手に見覚えがある。
「………、ん(ずぃ!」
もう一度、今度は押し付けるかのように前に出された手と、手の平の上のパン…。
それを、そっと両手で受け取ると、途端に411はそれにかじりついた。
甘い、暖かい…。口に広がる味に、ぬくもりに、がっつくようにそれをかじった。
夢中だった。差し出された手を見上げると、優しい眼差しで411を見つめていた。
あの430型の子だった。後ろにいる小太りの青年は、この子の主人だろうか?
気がつけば、差し出されたパンを抱えたまま、411は涙を流していた。
そっと、430型の子が抱き締めてくれた。411は43Xを抱き返すと、静かに泣き続けた。
そんな楽しげな光景を目の前に、ただ一人…ふさぎこんでいる小さな影がある。
数時間前、お腹の虫を響かせて43Xに何故かお礼を言われた、あのPMである。
ただ、ぼんやりと目の前の賑やかな光景を見つめて、ため息。
この子には、帰る場所などなかった。仕えていた主人は数日前に引退した。
ただ、マイルームに閉じ込められる毎日を悲しみ、部屋を飛び出してきた。
行く宛ては無かった。暮らしていく術は無かった。それでも…
あの場所に居たくなかった。牢獄の様なあの「終わってしまった場所」に…
飛び出して、当てもなく彷徨って、見つけた場所がこの場所だった。
楽しげに笑い合うPM達。買い物袋を提げたPM。皆口々に主人の話をしていた。
自分に無いモノを持っていた。あの子達には帰る家があった。
羨ましかった。偏に、彼女達に憧れに近い気持ちを抱いていた。
だから、何も出来ないけど、何もないけど…此処に座って、ただ眺めていた。
せめて、あの子達のいる世界の端っこに、足を踏み入れてみたかった。
それが、どんなに寂しく、どんなに悲しい事かを…、自分に刻むとしても。
「……………(くぅ…きゅるるる…」
また、お腹の虫がなった。コレが何度目かなんて解らなかった。
最後に食事してから、何日が経ったのだろうか?
思えば、自分が400番台に進化してから、進化デバイス以外何一つ口を通していない。
また寂しさがこみ上げてきた。無性に悲しくなってきた。
そんな時だった…
「………、ん(ずぃ」
「え……」
目の前に差し出された手に、大きな大きなパンが乗っていた。
甘い香りがする。焼きたての匂いがする。差し出された手に見覚えがある。
「………、ん(ずぃ!」
もう一度、今度は押し付けるかのように前に出された手と、手の平の上のパン…。
それを、そっと両手で受け取ると、途端に411はそれにかじりついた。
甘い、暖かい…。口に広がる味に、ぬくもりに、がっつくようにそれをかじった。
夢中だった。差し出された手を見上げると、優しい眼差しで411を見つめていた。
あの430型の子だった。後ろにいる小太りの青年は、この子の主人だろうか?
気がつけば、差し出されたパンを抱えたまま、411は涙を流していた。
そっと、430型の子が抱き締めてくれた。411は43Xを抱き返すと、静かに泣き続けた。
「はいはい、押さないでねー。まだいっぱいあるからねー」
小さな簡易屋台に、ヒュマ助が立っている。その台の上には山ほどの種類のパン。
全てがまだ暖かいうちで、甘い香りが大通りへと漂っていく。
気がつけば、人だかりならぬパシリだかり。買い物帰りの子までが押しかける盛況ぶり。
そう、43Xが気づいたことは2つ。
1つめが、様々な娯楽があるのに此処には「食べる」という娯楽が抜けていた事。
2つめが、このパシリだかりの中に混ざっている数人のPM達だった。
先ほどの411と同じように、此処にはわけありな子が少なからず訪れている。
そんな子に、食事を安定して取れるような術なんて、あるはずが無いのだ。
(孤児院の頃…その日食べるものもなかったりして…ずっと辛い思いをしたよ…)
(それ以上にね、空腹によって何倍にも増える…悲しさや寂しさの方が、辛かったなぁ…)
ヒュマ助は言っていた。自分より小さな子の為に、自分の食べる分を差し出していたのだと。
それは、自分がその時味わった空腹によって何倍にも膨れた辛い気持ちを…
家族に…そう、自分より幼かった子達に味わって欲しく無かったからだった。
43Xも知っている。一人は辛い事。大切な人がいなくなるのは悲しい事。
そして、そういった辛い気持ちは、空腹や疲労によって、フとまた戻ってくる。
食べれなければ空腹になる。そうすれば何度だって悲しみは戻ってくる。
決して…この子達に主人は戻ってこない。でも、悲しみは何度でも戻ってくるのだ。
空腹の度に、何度だろうと…
そう思うと、居ても立ってもいられなかった。
そして、ヒュマ助に相談して生まれた結論が、この「飯店出張パン屋さん」だった。
こっそり飯店から出て行くとき、422と442に訝しげな目で見られた…けれど
「美味しい!」
「甘~ぃ!」
モギモギと…顔を笑顔にして頬張るPM達の顔を見ているうちに、43Xは嬉しくなった。
この嬉しさの為なら、あの訝しげな目で見られてもいいか…。
そんな風に、43Xは満更でもない表情で、パンを手渡しながら思うのだった。
小さな簡易屋台に、ヒュマ助が立っている。その台の上には山ほどの種類のパン。
全てがまだ暖かいうちで、甘い香りが大通りへと漂っていく。
気がつけば、人だかりならぬパシリだかり。買い物帰りの子までが押しかける盛況ぶり。
そう、43Xが気づいたことは2つ。
1つめが、様々な娯楽があるのに此処には「食べる」という娯楽が抜けていた事。
2つめが、このパシリだかりの中に混ざっている数人のPM達だった。
先ほどの411と同じように、此処にはわけありな子が少なからず訪れている。
そんな子に、食事を安定して取れるような術なんて、あるはずが無いのだ。
(孤児院の頃…その日食べるものもなかったりして…ずっと辛い思いをしたよ…)
(それ以上にね、空腹によって何倍にも増える…悲しさや寂しさの方が、辛かったなぁ…)
ヒュマ助は言っていた。自分より小さな子の為に、自分の食べる分を差し出していたのだと。
それは、自分がその時味わった空腹によって何倍にも膨れた辛い気持ちを…
家族に…そう、自分より幼かった子達に味わって欲しく無かったからだった。
43Xも知っている。一人は辛い事。大切な人がいなくなるのは悲しい事。
そして、そういった辛い気持ちは、空腹や疲労によって、フとまた戻ってくる。
食べれなければ空腹になる。そうすれば何度だって悲しみは戻ってくる。
決して…この子達に主人は戻ってこない。でも、悲しみは何度でも戻ってくるのだ。
空腹の度に、何度だろうと…
そう思うと、居ても立ってもいられなかった。
そして、ヒュマ助に相談して生まれた結論が、この「飯店出張パン屋さん」だった。
こっそり飯店から出て行くとき、422と442に訝しげな目で見られた…けれど
「美味しい!」
「甘~ぃ!」
モギモギと…顔を笑顔にして頬張るPM達の顔を見ているうちに、43Xは嬉しくなった。
この嬉しさの為なら、あの訝しげな目で見られてもいいか…。
そんな風に、43Xは満更でもない表情で、パンを手渡しながら思うのだった。
「なぁ、アレは何の人だかり…じゃなくてパシリだかりなんだ?」
普通のGH430とは少々感じが違う430型の子が、呟く。
傍に居た咥えキセルのこれまた普通のGH450とは少々感じの違う450型の子が答える。
「面白い奴もいたもんだねい…。見てみなよ」
咥えキセルの450が指し示した先に見える、小太りで温和な印象を受ける青年。
集まったPM達へ、パンを包んだ紙袋を手渡している。
「今時珍しいほどのお人よしさ。身寄りの無いPMにパンを配るなんざ…」
「げ…、あのクリームパン店主…」
「おや、知ってるのかぃ?」
「まぁ…それなりに。仇敵とでも言えばいいか…」
「ほう、そりゃ…大した奴だねぇ」
そう呟きながら、見つめる視線の先。実際のところ、店舗にいるヒュマ助では、無い。
見つめる視線の先は、その手前。妙なカラーリングの一体のPM…
「…で、あの子は何なんだい?」
「…さぁ?知らないな。この間見たときには居なかった…」
白い髪、黒い衣装、背中に付いている普通のPMには無い部品、そして…
「まるで、こっちが見られているかのような…嫌な感じがするね」
此方を振り返ることはない。しかし、まるで此方を見つめているような、背中…
その時、一瞬…黒い何かが羽ばたくような影が見えると、あのPMが視界から消えた。
430がハっとPM達が集まる場所を見渡すも、姿は見つからない。
「なっ!?」
「お前さん、上だよ…うーえ」
キセルを燻らせながら、苦笑の表情を浮かべ指で指し示す450。
430が頭上を仰ぎ見ると、異形の影…いや、蜘蛛の様な影が、頭上から430を見つめていた。
「………、……(じろり」
見れば、あそこにいたはずの白髪の430型であり、背中からは4つの腕が飛び出している。
成程…と思う。あの特殊な背中の部品は、畳まれたコレ…補助腕だったのか。
普通のGH430とは少々感じが違う430型の子が、呟く。
傍に居た咥えキセルのこれまた普通のGH450とは少々感じの違う450型の子が答える。
「面白い奴もいたもんだねい…。見てみなよ」
咥えキセルの450が指し示した先に見える、小太りで温和な印象を受ける青年。
集まったPM達へ、パンを包んだ紙袋を手渡している。
「今時珍しいほどのお人よしさ。身寄りの無いPMにパンを配るなんざ…」
「げ…、あのクリームパン店主…」
「おや、知ってるのかぃ?」
「まぁ…それなりに。仇敵とでも言えばいいか…」
「ほう、そりゃ…大した奴だねぇ」
そう呟きながら、見つめる視線の先。実際のところ、店舗にいるヒュマ助では、無い。
見つめる視線の先は、その手前。妙なカラーリングの一体のPM…
「…で、あの子は何なんだい?」
「…さぁ?知らないな。この間見たときには居なかった…」
白い髪、黒い衣装、背中に付いている普通のPMには無い部品、そして…
「まるで、こっちが見られているかのような…嫌な感じがするね」
此方を振り返ることはない。しかし、まるで此方を見つめているような、背中…
その時、一瞬…黒い何かが羽ばたくような影が見えると、あのPMが視界から消えた。
430がハっとPM達が集まる場所を見渡すも、姿は見つからない。
「なっ!?」
「お前さん、上だよ…うーえ」
キセルを燻らせながら、苦笑の表情を浮かべ指で指し示す450。
430が頭上を仰ぎ見ると、異形の影…いや、蜘蛛の様な影が、頭上から430を見つめていた。
「………、……(じろり」
見れば、あそこにいたはずの白髪の430型であり、背中からは4つの腕が飛び出している。
成程…と思う。あの特殊な背中の部品は、畳まれたコレ…補助腕だったのか。
「何時の間に…」
背中手に、ソっと愛銃を握りつつ、頭上の異形と向き直る430。
目の前の蜘蛛PMは、ただ430と450の顔を交互に「じー」っと見つめている。
そして、サっと素早い動作で本来の手をトランサーへと伸ばした。
「っ!!!!」
咄嗟に、愛銃を取り出しで引き金を引こうとする430。
その手をサっと450が止めると、二人の目の前に何かが突きつけられた。
「ぇ……?」
しまった、そんな言葉が頭を過ぎった430の前に、突き出されたもの。
それは、まだ暖かい甘い香りがする、あの店主の店のロゴが入った…紙袋。
「………、ん(ずぃ」
差し出した紙袋を、あっけに取られる430の手の中へ、ポスっと放り投げる43X。
「………、ん(ずぃ」
「おや、アタシにもくれるのかい?」
450の手にも、紙袋を置くと…天上に刺していたアンカーを外して、地面に着地する。
シュルル…と、一瞬でワイヤーを巻き取ると、補助腕を背面へしまう43X。
「もっと食べたいなら…隠れてないでこっちに来い」
そういい残すと、ツカツカとあのPMだかり…お店のほうへと歩き出す43X。
その背中には、もう先ほどの様な異様な視線や違和感は感じられなかった。
背中手に、ソっと愛銃を握りつつ、頭上の異形と向き直る430。
目の前の蜘蛛PMは、ただ430と450の顔を交互に「じー」っと見つめている。
そして、サっと素早い動作で本来の手をトランサーへと伸ばした。
「っ!!!!」
咄嗟に、愛銃を取り出しで引き金を引こうとする430。
その手をサっと450が止めると、二人の目の前に何かが突きつけられた。
「ぇ……?」
しまった、そんな言葉が頭を過ぎった430の前に、突き出されたもの。
それは、まだ暖かい甘い香りがする、あの店主の店のロゴが入った…紙袋。
「………、ん(ずぃ」
差し出した紙袋を、あっけに取られる430の手の中へ、ポスっと放り投げる43X。
「………、ん(ずぃ」
「おや、アタシにもくれるのかい?」
450の手にも、紙袋を置くと…天上に刺していたアンカーを外して、地面に着地する。
シュルル…と、一瞬でワイヤーを巻き取ると、補助腕を背面へしまう43X。
「もっと食べたいなら…隠れてないでこっちに来い」
そういい残すと、ツカツカとあのPMだかり…お店のほうへと歩き出す43X。
その背中には、もう先ほどの様な異様な視線や違和感は感じられなかった。
「ふふ、あんな子も…いるもんだねぇ」
微笑を漏らす450。430も訝しげに紙袋を見つめながら呟く。
「あの子、私達とは違うが…」
「そうだねぇ…。『普通の』PMじゃないねぇ」
そう呟きながら、450が紙袋を広げる。中から、焼きたての香りがするコロネが出てくる。
「おや…美味しそうじゃないか」
「まぁ、焼いたのがあのクリームパン店主ならな」
そういって、自分の分をハムっと噛り付くと、モギモギと食べ始める430。
「悔しいけど、確かに料理の腕はあるからな…あのお人良し」
「そうかい…。…と、ご主人サン」
振り返ると、スっと背後の路地から一人の女性が現れる。
「ご主人サンもどうだい?中々美味しそう…な…」
そこで、気づく。見れば彼女の手にも確りと紙袋がある。
紙袋に貼り付けられた紙切れには、「オマケ」と可愛らしい字で書いてあった。
「もう、頂いています。…ふふ」
「いつのまに…」
「これは…味な真似をする子だねぇ…あの子は」
手にした紙袋、その中に入っていたコロネを、450も一口かじる。
甘すぎない、ビターなチョコレートが詰まったコロネは、美味しかった。
微笑を漏らす450。430も訝しげに紙袋を見つめながら呟く。
「あの子、私達とは違うが…」
「そうだねぇ…。『普通の』PMじゃないねぇ」
そう呟きながら、450が紙袋を広げる。中から、焼きたての香りがするコロネが出てくる。
「おや…美味しそうじゃないか」
「まぁ、焼いたのがあのクリームパン店主ならな」
そういって、自分の分をハムっと噛り付くと、モギモギと食べ始める430。
「悔しいけど、確かに料理の腕はあるからな…あのお人良し」
「そうかい…。…と、ご主人サン」
振り返ると、スっと背後の路地から一人の女性が現れる。
「ご主人サンもどうだい?中々美味しそう…な…」
そこで、気づく。見れば彼女の手にも確りと紙袋がある。
紙袋に貼り付けられた紙切れには、「オマケ」と可愛らしい字で書いてあった。
「もう、頂いています。…ふふ」
「いつのまに…」
「これは…味な真似をする子だねぇ…あの子は」
手にした紙袋、その中に入っていたコロネを、450も一口かじる。
甘すぎない、ビターなチョコレートが詰まったコロネは、美味しかった。
「うん、皆喜んでくれたねー」
「……、…(こくり」
結局、第2陣も3陣も食べつくされ、まさに文字通りの完売の状態になった出張パン屋。
あの身寄りの無いPM達も、笑顔でパンを頬張ってくれた。
甘い焼きたての香りが、その場を包んでいた。確かな盛況だった。
最後には、PMの皆が簡易店舗の片付けまで手伝ってくれた。
その時…
「また来てね…か」
そういって「ふふ…」と笑うヒュマ助。妙に上機嫌な笑顔である。
「それにしても、43X…」
そういって、43Xの頭に手を載せると、優しく何度も撫でる。
「偉いね。あの子達の事思って、炊き出しを…なんて考えたんでしょう?」
そういわれて、何度か口を開きかけるものの、結局ソッポを向く43X。
「…別に(ぷぃ」
「ただパンが食べたかっただけ」…と付け加えると、足早に歩き出す43X。
きっと今、43Xの顔を見れば可愛く頬を染めた照れ顔なんだろう。
見たいけど…逆にこうテレを隠して歩く背中を見つめるのも、悪くは無い。
そう思い、43Xへ追いつくともう一度頭を優しく撫でながら、呟く。
「またお休みの日に、お店をしに来ようね」
その声に、無言ながらも優しい笑顔で、43Xは一度…小さく頷くのだった。
「……、…(こくり」
結局、第2陣も3陣も食べつくされ、まさに文字通りの完売の状態になった出張パン屋。
あの身寄りの無いPM達も、笑顔でパンを頬張ってくれた。
甘い焼きたての香りが、その場を包んでいた。確かな盛況だった。
最後には、PMの皆が簡易店舗の片付けまで手伝ってくれた。
その時…
「また来てね…か」
そういって「ふふ…」と笑うヒュマ助。妙に上機嫌な笑顔である。
「それにしても、43X…」
そういって、43Xの頭に手を載せると、優しく何度も撫でる。
「偉いね。あの子達の事思って、炊き出しを…なんて考えたんでしょう?」
そういわれて、何度か口を開きかけるものの、結局ソッポを向く43X。
「…別に(ぷぃ」
「ただパンが食べたかっただけ」…と付け加えると、足早に歩き出す43X。
きっと今、43Xの顔を見れば可愛く頬を染めた照れ顔なんだろう。
見たいけど…逆にこうテレを隠して歩く背中を見つめるのも、悪くは無い。
そう思い、43Xへ追いつくともう一度頭を優しく撫でながら、呟く。
「またお休みの日に、お店をしに来ようね」
その声に、無言ながらも優しい笑顔で、43Xは一度…小さく頷くのだった。
お久しぶりに流れをぶった切って飯店ストリ投下…!
はい、すみません…パパと412作者様、土下座で通過致します…
つい、大通りネタ&ワンサウコンビを見たら…このシナリオが浮かんだんだ…
書き上げた今、反省はしているけど、後悔はしていないんだ。うん。
こっそり、ヒュマ助の孤児院時代の話もかけたし、満足だ!
いや、まだ孤児院卒業~ガーディアンズ就任までの空白期間は内緒だけど。
考えているのじゃ…大分シリアスだし。投下の需要なさそうだし…
いつか投下したいなぁ…ヒュマ助の銃の腕についても語りたいので。
では、お目汚ししました。それでは。
ヒュマ助作者でしたー。
はい、すみません…パパと412作者様、土下座で通過致します…
つい、大通りネタ&ワンサウコンビを見たら…このシナリオが浮かんだんだ…
書き上げた今、反省はしているけど、後悔はしていないんだ。うん。
こっそり、ヒュマ助の孤児院時代の話もかけたし、満足だ!
いや、まだ孤児院卒業~ガーディアンズ就任までの空白期間は内緒だけど。
考えているのじゃ…大分シリアスだし。投下の需要なさそうだし…
いつか投下したいなぁ…ヒュマ助の銃の腕についても語りたいので。
では、お目汚ししました。それでは。
ヒュマ助作者でしたー。
ヒュマ助作者殿、GJですw。
やはりこういった暖かい話しはいいなw
しかし、一度は「パシリといっしょ」を聴いてみたいと思ったり
やはりこういった暖かい話しはいいなw
しかし、一度は「パシリといっしょ」を聴いてみたいと思ったり
のほほんとニヤけさせていただきましたw
でも、、、主人が引退したPMのくだりはちょっとホロリときました。。。
引退できねぇぇ~~~!w
でも、、、主人が引退したPMのくだりはちょっとホロリときました。。。
引退できねぇぇ~~~!w
ヒュマ助作者様、土下座なんてとんでもない。ここは天下の大通り、大手を振ってお通り下さい。
実の所、飯店のほのぼのストーリは密かに気に入っております。
俺としては、ほのぼの話を書くのが苦手でゴザイマス。ゆえに、飯店の上がってくるのが楽しみだったりします。
ども、パパと412作者です。
>>268
歌詞は一応、『暁の中で(1)』に1番が出ていますが、流石に音付けやらは作者には手の出しようもない世界ですので。
誰か、作ってくれんかなぁ…俺には無理だよ…
さて、遅くなりました(?)が、本日分『暁の中で』、第十回目の投下です。
ご拝読くださいませ。
実の所、飯店のほのぼのストーリは密かに気に入っております。
俺としては、ほのぼの話を書くのが苦手でゴザイマス。ゆえに、飯店の上がってくるのが楽しみだったりします。
ども、パパと412作者です。
>>268
歌詞は一応、『暁の中で(1)』に1番が出ていますが、流石に音付けやらは作者には手の出しようもない世界ですので。
誰か、作ってくれんかなぁ…俺には無理だよ…
さて、遅くなりました(?)が、本日分『暁の中で』、第十回目の投下です。
ご拝読くださいませ。
突然聞こえてくる、駆け足の軽い足音。
「パパ~!終わったよぅ!」
大声をあげ、ボスン、と俺の脚にロザリオが抱きついた。
「…そうか」
その頭を軽く撫でてやる。
「えへへぇ~♪
今日は早く終わったら、ヒュマ助さんのお店でご飯食べるんでしょ?
早く行こうよ~。
それでね、デザートにパフェ食べたいな~。
……それから、
……それからね……
……あのね……パパ?……」
「……なんだ?」
俺の顔を見上げて、怪訝な表情を浮かべる。
「……何で泣いてるの?パパ」
「……泣いてる?俺が?」
「うん」
頬に手を伸ばすと、確かに濡れている。
指先についたのは、透明な液体だった。
「なにかあったの?パパ」
不安な表情を浮かべるロザリオ。
何でも無い、と、微笑んでやろうとするが、頬が引きつったようにしか動かない。
それを見て、今にも泣き出しそうな表情になるロザリオ。
「なにかあったのね?パパ(グスッ)」
何でも無い、と、言おうとしたが、喉が詰まって言葉にならない。
「やっぱりなにかあったんだ………ぅ……ぅっ…ぅっ…」
顔をゆがめて、
「ぅ…ぅぅ…うわぁぁぁぁぁん!」
大粒の涙をこぼしながら、ロザリオは大声で泣き出した。
何でも無い、と、泣き出したロザリオをあやそうと思うが、身体が動かない。
「パパ~!終わったよぅ!」
大声をあげ、ボスン、と俺の脚にロザリオが抱きついた。
「…そうか」
その頭を軽く撫でてやる。
「えへへぇ~♪
今日は早く終わったら、ヒュマ助さんのお店でご飯食べるんでしょ?
早く行こうよ~。
それでね、デザートにパフェ食べたいな~。
……それから、
……それからね……
……あのね……パパ?……」
「……なんだ?」
俺の顔を見上げて、怪訝な表情を浮かべる。
「……何で泣いてるの?パパ」
「……泣いてる?俺が?」
「うん」
頬に手を伸ばすと、確かに濡れている。
指先についたのは、透明な液体だった。
「なにかあったの?パパ」
不安な表情を浮かべるロザリオ。
何でも無い、と、微笑んでやろうとするが、頬が引きつったようにしか動かない。
それを見て、今にも泣き出しそうな表情になるロザリオ。
「なにかあったのね?パパ(グスッ)」
何でも無い、と、言おうとしたが、喉が詰まって言葉にならない。
「やっぱりなにかあったんだ………ぅ……ぅっ…ぅっ…」
顔をゆがめて、
「ぅ…ぅぅ…うわぁぁぁぁぁん!」
大粒の涙をこぼしながら、ロザリオは大声で泣き出した。
何でも無い、と、泣き出したロザリオをあやそうと思うが、身体が動かない。
「うぁ~ん!あ゛ぁぁぁぁぁん!
パパが(ヒック)、パパが、がわいぞうだよぅ!(ぐしぐし)
あ゛~ん!う゛わ゛ぁぁぁぁぁぁん…」
かわいそう?俺が?
俺がかわいそうだと、ロザリオが泣いている。
そんなことを言われたのは初めてだ。
でも、何かがふっと軽くなった。
ああ、そうか。
俺は、誰かに知ってもらいたかったんだ。
凍てついたままの、本当の心の痛みを。
そして、共に泣いてもらいたかっただけなんだ。
俺の中で、何かがカチリ、と音を立てた。
自然と身体が動き、膝立ちになるとロザリオを抱きしめる。
そのまま顔を近づけ、泣き止まない彼女の耳元で囁く。
「泣かなくていい、ロザリオ。俺は大丈夫、大丈夫だ…」
ぎゅっと彼女を抱きしめ、目を閉じる。
そして、妻が死んだあの時に流せなった涙を、嗚咽をかみ殺して枯れるまで流し続けた。
俺の凍りついた本当の心が、再び時を刻み始めた瞬間だった。
パパが(ヒック)、パパが、がわいぞうだよぅ!(ぐしぐし)
あ゛~ん!う゛わ゛ぁぁぁぁぁぁん…」
かわいそう?俺が?
俺がかわいそうだと、ロザリオが泣いている。
そんなことを言われたのは初めてだ。
でも、何かがふっと軽くなった。
ああ、そうか。
俺は、誰かに知ってもらいたかったんだ。
凍てついたままの、本当の心の痛みを。
そして、共に泣いてもらいたかっただけなんだ。
俺の中で、何かがカチリ、と音を立てた。
自然と身体が動き、膝立ちになるとロザリオを抱きしめる。
そのまま顔を近づけ、泣き止まない彼女の耳元で囁く。
「泣かなくていい、ロザリオ。俺は大丈夫、大丈夫だ…」
ぎゅっと彼女を抱きしめ、目を閉じる。
そして、妻が死んだあの時に流せなった涙を、嗚咽をかみ殺して枯れるまで流し続けた。
俺の凍りついた本当の心が、再び時を刻み始めた瞬間だった。
俺は目覚ましも無しに、ふと目が覚めた。
壁に掛かった時計を見る。
パルム標準時0530。
設備は整っているが、どこか安っぽさは否めない造りの部屋。
パルムにしては珍しい、木造の家屋の一室だ。
今時珍しい、綿の入った上掛けとマットレス式のシングルベッドにサイドボード、椅子だけが置かれているせ
まい寝室には、織りの粗いカーテンのかけられた大きな窓が一つ。
足元には無造作に脱ぎ散らかされた服。
ロザリオは隣の元子供部屋を寝室としてあてがわれ、まだ眠りについているはずだ。
カーテンの隙間から、かすかに白み始めた空が覗いている。
上半身を起こすと腕を伸ばしながら、大きくあくびをする。
ベッドから起きると、着替えもそこそこにテラスに出た。
いつもと違い、安物のスラックスにシャツ、ジャケット、シューズという格好。
外に出ると、風に乗って漂う草木の強い香りが鼻を突く。
ここは、パルムでも辺境にあたる山の中だ。
「おや、大将!もう起きなすったんかぁ!」
この山荘の女将が、台所から顔を覗かせて声をかけてきた。
「朝食はもうすぐだが、どうするかねぇ!」
「すまないが、出かけてくるよ!」
「おや、いつもの所かい!じゃあ、用意はしておくから、いつでも声かけなぁ!」
手を上げて了承の旨を伝えると、テラスの柵を飛び越えて森の中へ歩き出した。
壁に掛かった時計を見る。
パルム標準時0530。
設備は整っているが、どこか安っぽさは否めない造りの部屋。
パルムにしては珍しい、木造の家屋の一室だ。
今時珍しい、綿の入った上掛けとマットレス式のシングルベッドにサイドボード、椅子だけが置かれているせ
まい寝室には、織りの粗いカーテンのかけられた大きな窓が一つ。
足元には無造作に脱ぎ散らかされた服。
ロザリオは隣の元子供部屋を寝室としてあてがわれ、まだ眠りについているはずだ。
カーテンの隙間から、かすかに白み始めた空が覗いている。
上半身を起こすと腕を伸ばしながら、大きくあくびをする。
ベッドから起きると、着替えもそこそこにテラスに出た。
いつもと違い、安物のスラックスにシャツ、ジャケット、シューズという格好。
外に出ると、風に乗って漂う草木の強い香りが鼻を突く。
ここは、パルムでも辺境にあたる山の中だ。
「おや、大将!もう起きなすったんかぁ!」
この山荘の女将が、台所から顔を覗かせて声をかけてきた。
「朝食はもうすぐだが、どうするかねぇ!」
「すまないが、出かけてくるよ!」
「おや、いつもの所かい!じゃあ、用意はしておくから、いつでも声かけなぁ!」
手を上げて了承の旨を伝えると、テラスの柵を飛び越えて森の中へ歩き出した。
薄く靄が掛かった暁の中、俺は静かな森をゆっくり歩く。
少し歩く度に原生生物たちと出会うが、この周囲の原生生物たちはおとなしく、人間達を襲う事は無い。
反対に、興味深げに近づいてきては匂いを嗅いだり、舐めてみたり。
暫く歩くと、横合いの茂みから黄色い塊が四、五体、俺に飛び掛ってきた。
『きゅ~、きゅ~♪』
足元に絡みついたり、飛び乗ってきたり。
「久しぶりだな、お前ら」
この森にコロニーがあるラッピーたちだ。
身体を摺り寄せたり、軽くついばんだりしたあと、俺の周りを囲みながら一緒に歩き出す。
もう、何世代も前からの付き合いだ。
暫くすると、先頭の一体が走り出す。
「そんなにはしゃがなくても大丈夫だぞ?あいつは何処かに行きはしないよ」
程なくして、目の前の森が開けた。
ここはちょっとした草原だ。
花が咲き乱れ、まだ暗い中を蝶が飛び交う。
その一番奥に、大きな岩で出来た粗末な墓標が一つ、場違いな雰囲気を漂わせていた。
その岩の手前には、いくつもの花輪が手向けられている。
『きゅきゅ、き~♪』
近くで一羽のラッピーが、手羽先で器用に花を摘んでは何かを編んでいる。
『き~きゅ、きゅりきゅ~♪』
出来上がったそれを持って、俺のほうに駆け寄ってきた。
花を編んで作った冠だ。
あいつが何世代も前のラッピーたちに教えてやった遊びだ。
その遊びが、ここのラッピ―たちには定着している。
『きゅりぃき?』
花冠を俺に差し出す。
「ありがとう」
素直に受け取って、それを岩のてっぺんに乗せる。
「久しぶりに時間が取れたから、来てみたよ」
<ありがとう、あなた>
少し歩く度に原生生物たちと出会うが、この周囲の原生生物たちはおとなしく、人間達を襲う事は無い。
反対に、興味深げに近づいてきては匂いを嗅いだり、舐めてみたり。
暫く歩くと、横合いの茂みから黄色い塊が四、五体、俺に飛び掛ってきた。
『きゅ~、きゅ~♪』
足元に絡みついたり、飛び乗ってきたり。
「久しぶりだな、お前ら」
この森にコロニーがあるラッピーたちだ。
身体を摺り寄せたり、軽くついばんだりしたあと、俺の周りを囲みながら一緒に歩き出す。
もう、何世代も前からの付き合いだ。
暫くすると、先頭の一体が走り出す。
「そんなにはしゃがなくても大丈夫だぞ?あいつは何処かに行きはしないよ」
程なくして、目の前の森が開けた。
ここはちょっとした草原だ。
花が咲き乱れ、まだ暗い中を蝶が飛び交う。
その一番奥に、大きな岩で出来た粗末な墓標が一つ、場違いな雰囲気を漂わせていた。
その岩の手前には、いくつもの花輪が手向けられている。
『きゅきゅ、き~♪』
近くで一羽のラッピーが、手羽先で器用に花を摘んでは何かを編んでいる。
『き~きゅ、きゅりきゅ~♪』
出来上がったそれを持って、俺のほうに駆け寄ってきた。
花を編んで作った冠だ。
あいつが何世代も前のラッピーたちに教えてやった遊びだ。
その遊びが、ここのラッピ―たちには定着している。
『きゅりぃき?』
花冠を俺に差し出す。
「ありがとう」
素直に受け取って、それを岩のてっぺんに乗せる。
「久しぶりに時間が取れたから、来てみたよ」
<ありがとう、あなた>
幻聴ではない。
この下に埋まっているあいつ、最愛の妻の思考パターンを模したキャストのブレインコアと、それに直結され
た、彼女の記憶を吸い上げた外部記憶装置からの通信だ。
一族の誰かが俺に気を利かせ、慰めになるならと、墓と共に作ってくれたものだ。
最初はその存在を知らなかったし、暫くは作り物のあいつを嫌悪して近づかなかったが、時が経つにつれそれ
は薄まり、気が向くと自然と足を向ける様になっていた。
気がつけば、作り物であり記憶の残滓でしかないあいつが、思い出を語り合える唯一の相手になった。
妻が死んでから既に200年、ここはこの世界で唯一、俺が思い出と共に心静かにくつろげる場所だったのだ。
凍てついた心のままで。
<ここ数年来ないから、いい人でも出来て、忘れてしまったのかと思いましたわ>
くすっと笑う、懐かしい声。
「そう言うなよ。今でも俺はお前以上の女に会った事は無いぞ?」
<いつもながらお上手ですわね>
「やれやれ、お前には敵わんよ」
過去に何度となく交わしたやり取り。
今までには感じなかった、心地よい間が空く。
一度朝靄が深くなり、次第に薄まり始めた。
上を見上げると、サンライトイエローの光が空を染め、夜が明けたことを告げていた。
<なにか、いい事がありましたか?>
「なんだ、唐突に」
<晴れ晴れとした心が伝わってきます。何かが吹っ切れたかのように>
「そうか?」
<ええ>
ラッピーたちが唐突に森に消えていった。
<…そうか、あの子ですね。あなたのPM>
かさりと軽い足音が、草を踏みわけて近づいてくる。
「…やっぱり来たな」
薄靄の中から現れる小さな人影。
製造ロット番号PMGA00261C5D7-B5、パートナーマシナリーGH-412。
ロザリオだ。
この下に埋まっているあいつ、最愛の妻の思考パターンを模したキャストのブレインコアと、それに直結され
た、彼女の記憶を吸い上げた外部記憶装置からの通信だ。
一族の誰かが俺に気を利かせ、慰めになるならと、墓と共に作ってくれたものだ。
最初はその存在を知らなかったし、暫くは作り物のあいつを嫌悪して近づかなかったが、時が経つにつれそれ
は薄まり、気が向くと自然と足を向ける様になっていた。
気がつけば、作り物であり記憶の残滓でしかないあいつが、思い出を語り合える唯一の相手になった。
妻が死んでから既に200年、ここはこの世界で唯一、俺が思い出と共に心静かにくつろげる場所だったのだ。
凍てついた心のままで。
<ここ数年来ないから、いい人でも出来て、忘れてしまったのかと思いましたわ>
くすっと笑う、懐かしい声。
「そう言うなよ。今でも俺はお前以上の女に会った事は無いぞ?」
<いつもながらお上手ですわね>
「やれやれ、お前には敵わんよ」
過去に何度となく交わしたやり取り。
今までには感じなかった、心地よい間が空く。
一度朝靄が深くなり、次第に薄まり始めた。
上を見上げると、サンライトイエローの光が空を染め、夜が明けたことを告げていた。
<なにか、いい事がありましたか?>
「なんだ、唐突に」
<晴れ晴れとした心が伝わってきます。何かが吹っ切れたかのように>
「そうか?」
<ええ>
ラッピーたちが唐突に森に消えていった。
<…そうか、あの子ですね。あなたのPM>
かさりと軽い足音が、草を踏みわけて近づいてくる。
「…やっぱり来たな」
薄靄の中から現れる小さな人影。
製造ロット番号PMGA00261C5D7-B5、パートナーマシナリーGH-412。
ロザリオだ。
いつもとは違ってお団子に丸めた髪を下ろし、普通のバレッタで止めている。
服はいつもの物ではなく、来る途中の山ふもとの洋裁店で、無理を言って急いで仕立ててもらった物だ。
長袖で膝丈までのフレアのワンピースに、いつも来ている服と同じ色合いのベスト、白いオーヴァニーソック
スと茶色のショートブーツ。
花を模した、と女店主の言ったワンピースは白をベースに、肘から袖口、腰から裾に向かって白から赤みの強
いオレンジへとグラデーションを描いている。
<かわいい子ですね、あなた?>
「そうかい?」
<わたしの子供の頃に良く似ています>
あいつは俺の視覚情報を受信し、そう感想を漏らした。
「泣き虫で、甘いものが大好きで、ちょっと間が抜けてて…」
<ますます似ていますね>
くすくすと笑いが聞こえてくる。
<こっちにいらっしゃい、おしゃまさん>
墓標の前まで来たロザリオ。
手には何処からかつんできたらしき百合の花。
<まぁ、ロザリオの花!>
それを墓標の前にそっと手向ける。
植生としては、この辺に生える花ではない。
「わたしとおんなじ名前の花。ふもとの町で買ったの」
確かにふもとの町で少し小遣いをせがんできたが、何を買うかまでは聞いていなかった。
「パパがおはかまいりだって言ったから、お花を買ったの。
でも、どんなお花がいいのか分からないから、お店の人にえらんでもらったの」
普段と違う、ぶっきらぼうなしゃべり方。
それにやさしく話し掛けるあいつ。
<……そう、あなた、ロザリオって名前なのね?>
「うん。でもね、ちょっと前まではローザって名前だった」
<あらあら、わたしと同じ名前を付けたのですか?あなた>
そこで俺に話を振る。
「俺としては母さんの名前を付けたつもりだったんだが……」
服はいつもの物ではなく、来る途中の山ふもとの洋裁店で、無理を言って急いで仕立ててもらった物だ。
長袖で膝丈までのフレアのワンピースに、いつも来ている服と同じ色合いのベスト、白いオーヴァニーソック
スと茶色のショートブーツ。
花を模した、と女店主の言ったワンピースは白をベースに、肘から袖口、腰から裾に向かって白から赤みの強
いオレンジへとグラデーションを描いている。
<かわいい子ですね、あなた?>
「そうかい?」
<わたしの子供の頃に良く似ています>
あいつは俺の視覚情報を受信し、そう感想を漏らした。
「泣き虫で、甘いものが大好きで、ちょっと間が抜けてて…」
<ますます似ていますね>
くすくすと笑いが聞こえてくる。
<こっちにいらっしゃい、おしゃまさん>
墓標の前まで来たロザリオ。
手には何処からかつんできたらしき百合の花。
<まぁ、ロザリオの花!>
それを墓標の前にそっと手向ける。
植生としては、この辺に生える花ではない。
「わたしとおんなじ名前の花。ふもとの町で買ったの」
確かにふもとの町で少し小遣いをせがんできたが、何を買うかまでは聞いていなかった。
「パパがおはかまいりだって言ったから、お花を買ったの。
でも、どんなお花がいいのか分からないから、お店の人にえらんでもらったの」
普段と違う、ぶっきらぼうなしゃべり方。
それにやさしく話し掛けるあいつ。
<……そう、あなた、ロザリオって名前なのね?>
「うん。でもね、ちょっと前まではローザって名前だった」
<あらあら、わたしと同じ名前を付けたのですか?あなた>
そこで俺に話を振る。
「俺としては母さんの名前を付けたつもりだったんだが……」
<説得力に欠けますわよ?>
声は相変わらず笑っている。
<ロザリオちゃん?>
「はい」
<この人の事、好き?>
「うん!わたし、パパが大好きだよ♪」
そう言って、俺の脚に抱きつく。
<そう、良かった……>
「ローザ?」
何かおかしい。
<わたしとあなたが出会えた記念に、わたしからあなたに贈り物をして良いかしら?>
「なぁに?」
<名前をもう一つ、受け取ってもらえるかしら?>
こくりと頷くロザリオ。
「どんな名前?」
<……ブリジェシー>
「ブリジェシー?」
<そう、ブリジェシー。
あなたの髪に似た色の花よ。
ほら、そこに咲いているわ>
ブローディア・ブリジェシー。
俺の足元に咲く、30センチほどの丈の、青紫色のユリ科の花。
ずいぶん昔に、花が好きだった女房の為に植えたものだ。
消えることなく残っていたのか。
<あなたの名前はロザリオ・ブリジェシー。どうかしら?>
顔を輝かせるロザリオ。
「わぁ、ありがとう!」
<それともう一つ>
「もう一つ?なぁに?」
木々の間を縫って風が届き、朝靄を吹き払っていく。
<この人があなたのパパになったように、わたしがあなたのママになります>
声は相変わらず笑っている。
<ロザリオちゃん?>
「はい」
<この人の事、好き?>
「うん!わたし、パパが大好きだよ♪」
そう言って、俺の脚に抱きつく。
<そう、良かった……>
「ローザ?」
何かおかしい。
<わたしとあなたが出会えた記念に、わたしからあなたに贈り物をして良いかしら?>
「なぁに?」
<名前をもう一つ、受け取ってもらえるかしら?>
こくりと頷くロザリオ。
「どんな名前?」
<……ブリジェシー>
「ブリジェシー?」
<そう、ブリジェシー。
あなたの髪に似た色の花よ。
ほら、そこに咲いているわ>
ブローディア・ブリジェシー。
俺の足元に咲く、30センチほどの丈の、青紫色のユリ科の花。
ずいぶん昔に、花が好きだった女房の為に植えたものだ。
消えることなく残っていたのか。
<あなたの名前はロザリオ・ブリジェシー。どうかしら?>
顔を輝かせるロザリオ。
「わぁ、ありがとう!」
<それともう一つ>
「もう一つ?なぁに?」
木々の間を縫って風が届き、朝靄を吹き払っていく。
<この人があなたのパパになったように、わたしがあなたのママになります>
「……ママ?ママになってくれるの?」
<あなたを子供として生む事は出来なかったし、抱きしめてあげる事も出来ないけれど……
わたしはあなたのママです。
これからずっと……>
「ほんと?ほんとなのね?」
<ええ>
俺の脚から離れ、今度は墓標にしがみつくロザリオ。
「ママ、名前をありがとう!パパとおんなじくらい大好き!」
<あらあら。ロザリィ、折角の服が汚れますよ>
俺の目には、一瞬だがあいつの姿が墓標にダブって見えた。
<今日は良い日でしたわ。
子供が産めない身でしたけどこうやって子供は出来るし、あの人の憂いも消えたようですし……
もう、わたしがいなくても平気ですわね、あなた?>
やはりそうか。
「俺はもう大丈夫だ。だけどな、いきなりこいつはママがいなくなるんだぞ?」
<大丈夫です、この子は十分に強い子です。
ロザリィ?>
「なぁに、ママ?」
<わたしはもう、聖霊の御許に旅立ちます。
ほんのわずかな時間しかお話出来ませんでしたが、わたしはあなたのママです。
いつでもあなたを見守っていますよ。
忘れないでくださいね?>
「うん」
<パパのことをよろしくね。あの人、寂しがりやだから心配で……>
墓標から離れ、胸をどんと叩くロザリオ。
「だいじょうぶ、任せて!」
墓標を浮かび上がらせるようにオレンジ色の木漏れ日が射す。
<うふふ、たのもしいわ……
あなた、ロザリィ。お別れです。
二人に聖霊のご加護がありますように……>
<あなたを子供として生む事は出来なかったし、抱きしめてあげる事も出来ないけれど……
わたしはあなたのママです。
これからずっと……>
「ほんと?ほんとなのね?」
<ええ>
俺の脚から離れ、今度は墓標にしがみつくロザリオ。
「ママ、名前をありがとう!パパとおんなじくらい大好き!」
<あらあら。ロザリィ、折角の服が汚れますよ>
俺の目には、一瞬だがあいつの姿が墓標にダブって見えた。
<今日は良い日でしたわ。
子供が産めない身でしたけどこうやって子供は出来るし、あの人の憂いも消えたようですし……
もう、わたしがいなくても平気ですわね、あなた?>
やはりそうか。
「俺はもう大丈夫だ。だけどな、いきなりこいつはママがいなくなるんだぞ?」
<大丈夫です、この子は十分に強い子です。
ロザリィ?>
「なぁに、ママ?」
<わたしはもう、聖霊の御許に旅立ちます。
ほんのわずかな時間しかお話出来ませんでしたが、わたしはあなたのママです。
いつでもあなたを見守っていますよ。
忘れないでくださいね?>
「うん」
<パパのことをよろしくね。あの人、寂しがりやだから心配で……>
墓標から離れ、胸をどんと叩くロザリオ。
「だいじょうぶ、任せて!」
墓標を浮かび上がらせるようにオレンジ色の木漏れ日が射す。
<うふふ、たのもしいわ……
あなた、ロザリィ。お別れです。
二人に聖霊のご加護がありますように……>
唐突に通信が切れる。
埋められていてメンテすることが出来ない、装置そのものの稼動限界が来たのだ。
「おやすみ、ローザ。またな」
さよならは言わない。いつかまた、めぐり合わせがあることを信じて。
「大丈夫だよ、パパ」
ロザリオは胸に手を当て目を閉じる。
「ママの心と記憶は、ここにあるから」
三つ目の贈り物か。
最後まで気の聞く女房だ。
やっぱりお前は最高の女だよ、ローザ。
いいかげん、俺も前に進む事にしよう。
過去に背負ってきたものは多く、果てしなく重いが、歩みを止める必要はないと知ったから。
男として、ヒューマンとして、そして、ロザリオの父親として。
PMの父親なんて妙なもんだが、あいつがそれを望むのなら。
二人でゆっくり歩いていこう、未来に向かって。
たとえ今は暁の中だとしても、朝は必ず来るのだから。
―――つづく―――
埋められていてメンテすることが出来ない、装置そのものの稼動限界が来たのだ。
「おやすみ、ローザ。またな」
さよならは言わない。いつかまた、めぐり合わせがあることを信じて。
「大丈夫だよ、パパ」
ロザリオは胸に手を当て目を閉じる。
「ママの心と記憶は、ここにあるから」
三つ目の贈り物か。
最後まで気の聞く女房だ。
やっぱりお前は最高の女だよ、ローザ。
いいかげん、俺も前に進む事にしよう。
過去に背負ってきたものは多く、果てしなく重いが、歩みを止める必要はないと知ったから。
男として、ヒューマンとして、そして、ロザリオの父親として。
PMの父親なんて妙なもんだが、あいつがそれを望むのなら。
二人でゆっくり歩いていこう、未来に向かって。
たとえ今は暁の中だとしても、朝は必ず来るのだから。
―――つづく―――
超GJ!!!!!!!!!!!
………ヤベ涙が止まらない……
感動した!
・゚・(ノД`)・゚・
………ヤベ涙が止まらない……
感動した!
・゚・(ノД`)・゚・
むぅ、パパ氏のようなしっかりとしたストーリーで感動したり
ヒュマ助氏のようなほのぼのとしたお話で和んだり、そんなお話に憧れて
自分でも書いてみたくて、投下を始めた私は悟りました…
私 に は 絶 対 無 理 だ !
こうなったら読者ーストップがかかるまで、もう行く着くとこまで行ってやろうと思った
というわけで… 誰も行かないのなら私が行くぜ!キサマラは指をくわえて見ているがいいさー!
フハッハハハ! たゆん氏のキャラをお借り致します、人様のキャラを借りると妙な汗が出てきますな…
さすがにお嬢様まで巻き込む度胸も文才もなかったので、少し前のお話と言う事でお願いします、
ヒュマ助氏のようなほのぼのとしたお話で和んだり、そんなお話に憧れて
自分でも書いてみたくて、投下を始めた私は悟りました…
私 に は 絶 対 無 理 だ !
こうなったら読者ーストップがかかるまで、もう行く着くとこまで行ってやろうと思った
というわけで… 誰も行かないのなら私が行くぜ!キサマラは指をくわえて見ているがいいさー!
フハッハハハ! たゆん氏のキャラをお借り致します、人様のキャラを借りると妙な汗が出てきますな…
さすがにお嬢様まで巻き込む度胸も文才もなかったので、少し前のお話と言う事でお願いします、
~~たゆん氏マイルーム前~~
青キャス子「ここか、ターゲットのいる部屋ハ」 411「そのようです!」
441「情報によれば、ターゲットはかなりの使い手のようです 元軍人で隊長までやっていたとか、」
「さらに、理由はわかりませんが監視もついているようです」
青キャス子「そうらしいナ、数多の男がヤツに近づこうとしてその監視に邪魔をされている」
「だが、有力な情報を入手したのだ 私に考えがアル、411!」
411「はい!何でしょうか」 青キャス子「まず…そしたら…その間に…という感じダ」
「了解しましたっ!」 「頼むぞ!」
青キャス子「よし、ではこちらも準備にとりかかろう、いくぞ441」 441「了解」
青キャス子「では、作戦を開始する!」 411「了解ー!」
中年キャス「しかし、ヒマだなぁ これじゃ体がなまってしまうよ」
青年キャス「たしかに、そんな事件が起きる訳でもないしなぁ」
411「こんにちはー!何してるんですか?」
中年キャス「うおっ なんだお前は、我々は仕事中だ あっちに行ってろ!」
411「うっ…ひどい ちょっと聞いてみただけなのに… ぐすん」
青年キャス「おいおい、そんなに冷たくしなくてもいいだろうに」
411「いいんです… 私が軽率だったんです… シクシク 帰りますね、アッー!」 ビターン
来た道を戻ろうと振り返った時に足がもつれ、豪快にころぶ411
中年キャス「お、おい 大丈夫か?」
411「え、えぇ…大丈夫、、でもお腹がすいて動けません…」
青年キャス「お腹がすいているのか、コルトバサンドでよければ 食べるか?」
411「いいんですかっ!?」 ぱあっと笑顔がもどる411 青年「お、おう」
中年キャス「わ、悪かったな、俺のコルトバサンドもやるよ」
411「わーい、ありがとうございますー」 目をきらきらとさせて微笑む411 中年「う、うむ」
青キャス子「うまくやったようだな…ではこちらも行動にうつるとしよう」 ピンポーン
「どうもー 宅配便でーす」
410「これは、どうも ご苦労様です 青キャス子さん、から?聞いた事ないですね」
青キャス子「では、たしかにお届けシマシター!」 その場を後にする青キャス子
青キャス子「ここか、ターゲットのいる部屋ハ」 411「そのようです!」
441「情報によれば、ターゲットはかなりの使い手のようです 元軍人で隊長までやっていたとか、」
「さらに、理由はわかりませんが監視もついているようです」
青キャス子「そうらしいナ、数多の男がヤツに近づこうとしてその監視に邪魔をされている」
「だが、有力な情報を入手したのだ 私に考えがアル、411!」
411「はい!何でしょうか」 青キャス子「まず…そしたら…その間に…という感じダ」
「了解しましたっ!」 「頼むぞ!」
青キャス子「よし、ではこちらも準備にとりかかろう、いくぞ441」 441「了解」
青キャス子「では、作戦を開始する!」 411「了解ー!」
中年キャス「しかし、ヒマだなぁ これじゃ体がなまってしまうよ」
青年キャス「たしかに、そんな事件が起きる訳でもないしなぁ」
411「こんにちはー!何してるんですか?」
中年キャス「うおっ なんだお前は、我々は仕事中だ あっちに行ってろ!」
411「うっ…ひどい ちょっと聞いてみただけなのに… ぐすん」
青年キャス「おいおい、そんなに冷たくしなくてもいいだろうに」
411「いいんです… 私が軽率だったんです… シクシク 帰りますね、アッー!」 ビターン
来た道を戻ろうと振り返った時に足がもつれ、豪快にころぶ411
中年キャス「お、おい 大丈夫か?」
411「え、えぇ…大丈夫、、でもお腹がすいて動けません…」
青年キャス「お腹がすいているのか、コルトバサンドでよければ 食べるか?」
411「いいんですかっ!?」 ぱあっと笑顔がもどる411 青年「お、おう」
中年キャス「わ、悪かったな、俺のコルトバサンドもやるよ」
411「わーい、ありがとうございますー」 目をきらきらとさせて微笑む411 中年「う、うむ」
青キャス子「うまくやったようだな…ではこちらも行動にうつるとしよう」 ピンポーン
「どうもー 宅配便でーす」
410「これは、どうも ご苦労様です 青キャス子さん、から?聞いた事ないですね」
青キャス子「では、たしかにお届けシマシター!」 その場を後にする青キャス子
~~たゆん氏マイルーム~~
410「マスター、お荷物が届きました」
たゆん「早速開けてみるんよー」
410「これは…イースターエッグ?」
パカッ、と卵が割れる 中には441が入っていた
441「………(バタバタバタ」 無表情で手をぶんぶんと動かす441
ぱたん、卵のふたが閉まる
たゆん「あっはっは おもしろいなぁー」
410「な、何か変ではありませんでしたか?」
たしかイースターエッグの中身はラッピーだったと思いましたが…
パカッ、と卵が割れる 中にはシッガブラダを構えた441が居た
410「!?」 たゆん「おー 今度は銃もってるんよー」
パシュン! 低出力のバラタチャムンガがたゆんに放たれる
たゆん「ぐあー 撃たれたぁー」 バターン
オーバーリアクションで倒れこむたゆん
441「ミッションA、コンプリート…ミッションBに移行します」 スタタタタ
部屋を走り去る441 一瞬の出来事にぽかーんとしている410
410「一体何が…ってマスター、どこへ行かれるのですか!?」
たゆん「勝手に体が動くんよー とまらないんよー」
と言いながら 部屋を走り去って行ってしまった、ぽつんと残される410
410「お、お待ちください マスター!」
急いで追いかける410 広い通りに出たところで行く手を阻まれてしまう
青キャス子「ヤァ、そんなに急いでどこへ行こうというのダネ?」
410「あなたは…さっきの宅配の人、すみませんが急いでいるので」
「そこをどいてもらえないでしょうか?」
青キャス子「スマンが、通すワケにはいかないのだよ」
ナノトランサーから青く輝くギガッシュを取り出す
410「!!」 距離を取りハンゾウを取り出す410
ジリッ… 先に地面を蹴ったのは410の方だった
410「てぇええい!」 右、左、右、と斬り上げるようにラッシュをかける
青キャス子「ぐ、ヌゥ、むぐ、ここだぁっ!」 ガキィィイィン!
タイミングをあわせ横に斬り払い、すぐさま全体重をのせ大きく縦に斬り落とす
410「…!はははーい!」
斬り落としと同時に跳躍し、ギガッシュの横を紙一重で避けつつそのままスピニングブレイクを放つ
青キャス子のギガッシュは空を斬り、地面を叩きつけた
青キャス子「な、に!?このタイミングで来るか…!ぐばぁあああああ!」
見事にスピニングブレイクを叩き込まれ ふっとぶ青キャス子
2、3度バウンドしながら転がっていき、やがて動かなくなった
410「ふぅ、、先を急がないと…」
410「マスター、お荷物が届きました」
たゆん「早速開けてみるんよー」
410「これは…イースターエッグ?」
パカッ、と卵が割れる 中には441が入っていた
441「………(バタバタバタ」 無表情で手をぶんぶんと動かす441
ぱたん、卵のふたが閉まる
たゆん「あっはっは おもしろいなぁー」
410「な、何か変ではありませんでしたか?」
たしかイースターエッグの中身はラッピーだったと思いましたが…
パカッ、と卵が割れる 中にはシッガブラダを構えた441が居た
410「!?」 たゆん「おー 今度は銃もってるんよー」
パシュン! 低出力のバラタチャムンガがたゆんに放たれる
たゆん「ぐあー 撃たれたぁー」 バターン
オーバーリアクションで倒れこむたゆん
441「ミッションA、コンプリート…ミッションBに移行します」 スタタタタ
部屋を走り去る441 一瞬の出来事にぽかーんとしている410
410「一体何が…ってマスター、どこへ行かれるのですか!?」
たゆん「勝手に体が動くんよー とまらないんよー」
と言いながら 部屋を走り去って行ってしまった、ぽつんと残される410
410「お、お待ちください マスター!」
急いで追いかける410 広い通りに出たところで行く手を阻まれてしまう
青キャス子「ヤァ、そんなに急いでどこへ行こうというのダネ?」
410「あなたは…さっきの宅配の人、すみませんが急いでいるので」
「そこをどいてもらえないでしょうか?」
青キャス子「スマンが、通すワケにはいかないのだよ」
ナノトランサーから青く輝くギガッシュを取り出す
410「!!」 距離を取りハンゾウを取り出す410
ジリッ… 先に地面を蹴ったのは410の方だった
410「てぇええい!」 右、左、右、と斬り上げるようにラッシュをかける
青キャス子「ぐ、ヌゥ、むぐ、ここだぁっ!」 ガキィィイィン!
タイミングをあわせ横に斬り払い、すぐさま全体重をのせ大きく縦に斬り落とす
410「…!はははーい!」
斬り落としと同時に跳躍し、ギガッシュの横を紙一重で避けつつそのままスピニングブレイクを放つ
青キャス子のギガッシュは空を斬り、地面を叩きつけた
青キャス子「な、に!?このタイミングで来るか…!ぐばぁあああああ!」
見事にスピニングブレイクを叩き込まれ ふっとぶ青キャス子
2、3度バウンドしながら転がっていき、やがて動かなくなった
410「ふぅ、、先を急がないと…」
~~青キャス子マイルーム前~~
441「……」 スタタタタタ
たゆん「うーん、何でか わからんけど 追いかけてしまうんよー」
441「……」 シタタタタタ
たゆん「あー、わかったんよー 鬼ごっこなら負けないんよー!」 ズドドドドドド!
前傾姿勢を取り、急加速をするたゆん ゴルドルバ、いやそれ以上だろうか
凄まじいスピードで441を追いかけ始めた
441「……ヒ、ゥ…!…!!」
一瞬出かかった声を飲み込みつつ必死で逃げる441
441「ハァハァ… やっと…着い、た!?」
青キャス子のマイルームに着いたとたんにふわりと宙に浮き目の前が真っ暗になった
たゆん「やっと捕まえたんよー!」
441「むぐ、うぐぐぐ…」
真っ暗で何も見えません… 息もできません… 気が遠くなっていく…
息ができないからとか締め付けられて苦しいからとかもあるのでしょうが…
もっと別の何か… 身体の力が抜けていく… この感触は一体何なの、で…しょう、か……
441「はっ!」 我にかえる441
たゆん「ワシ、力が強いからちょっとやりすぎたんよー ごめんなー」
きょろきょろとあたりを見回す441、マスターのマイルームだと言う事を確認するとホッと一息ついた
441「…ミッションB、コンプリート(ぼそり」 たゆん「んー?」
「いえ、何でもありません ようこそ、マスターのマイルームへ」
「何もないところですが…今お茶をいれてきますね」
たゆん「あー ありがたいんよー 走りすぎて喉からからだったんよー」
441「はい、どうぞ 一緒に住んでいる411さんがお茶好きなので結構色々あるのですよ」
たゆん「これはこれはどうもなんよー、ズズズ… これはおいしいんよー!何て言うお茶なん?」
441「らぷ茶と言います、ラプチャを丸々煮込んだ出し汁でお茶を入れています」
たゆん「へー、410にも飲ませてやりたいなぁ そういえば410はどこいったんよー?」
441「はて、私には わからないですね」
たゆん「んー、410も心配してると思うし そろそろ帰るんよー」
441「わかりました お気をつけてお帰りくださいね」
たゆん「ありがとー、バイバイなんよー ノシ」 441「ノシ」
441「……」 スタタタタタ
たゆん「うーん、何でか わからんけど 追いかけてしまうんよー」
441「……」 シタタタタタ
たゆん「あー、わかったんよー 鬼ごっこなら負けないんよー!」 ズドドドドドド!
前傾姿勢を取り、急加速をするたゆん ゴルドルバ、いやそれ以上だろうか
凄まじいスピードで441を追いかけ始めた
441「……ヒ、ゥ…!…!!」
一瞬出かかった声を飲み込みつつ必死で逃げる441
441「ハァハァ… やっと…着い、た!?」
青キャス子のマイルームに着いたとたんにふわりと宙に浮き目の前が真っ暗になった
たゆん「やっと捕まえたんよー!」
441「むぐ、うぐぐぐ…」
真っ暗で何も見えません… 息もできません… 気が遠くなっていく…
息ができないからとか締め付けられて苦しいからとかもあるのでしょうが…
もっと別の何か… 身体の力が抜けていく… この感触は一体何なの、で…しょう、か……
441「はっ!」 我にかえる441
たゆん「ワシ、力が強いからちょっとやりすぎたんよー ごめんなー」
きょろきょろとあたりを見回す441、マスターのマイルームだと言う事を確認するとホッと一息ついた
441「…ミッションB、コンプリート(ぼそり」 たゆん「んー?」
「いえ、何でもありません ようこそ、マスターのマイルームへ」
「何もないところですが…今お茶をいれてきますね」
たゆん「あー ありがたいんよー 走りすぎて喉からからだったんよー」
441「はい、どうぞ 一緒に住んでいる411さんがお茶好きなので結構色々あるのですよ」
たゆん「これはこれはどうもなんよー、ズズズ… これはおいしいんよー!何て言うお茶なん?」
441「らぷ茶と言います、ラプチャを丸々煮込んだ出し汁でお茶を入れています」
たゆん「へー、410にも飲ませてやりたいなぁ そういえば410はどこいったんよー?」
441「はて、私には わからないですね」
たゆん「んー、410も心配してると思うし そろそろ帰るんよー」
441「わかりました お気をつけてお帰りくださいね」
たゆん「ありがとー、バイバイなんよー ノシ」 441「ノシ」
~~コロニー大通り~~
410「早く行かないと見失ってしまいますね、」
マスターの後を追いかけようと駆け出した瞬間 ゾクッとするような視線を感じた
後ろを見ると、致命打を与えたハズの青キャス子が立ち上がろうとしていた
410「そんな、立ち上がれるはずがありません!」
青キャス子「クックック、残念だったナ…ネタキャラはネタじゃないと倒せないのだよ…ゴフゥ(吐油」
410「!?それってつまりどういう…」
異様な闘気に思わず後退りする410
青キャス子「至近距離でバーストやシッガボマをくらっても生きていたヒューマンを私は知ってイル…」
「理屈じゃないのさ…たゆんたゆんを……キョヌー眼鏡を…テイクアウト…すル…」
「私は、私は…!やってやるぞぉおおおおおお!うぉおオオオ!」
410「!!」 再びハンゾウを構える
青キャス子「私のターン!ドロー!マジックカード、サウザンドソードを発動する!」
ナノトランサーを410の頭上へ 天高く放り上げる 410「!?」
青キャス子「ナノトランサーにはこういう使い方もあるのだよ!」 キィン!ズガガガッ!ガガッ!ガガガガ!
ナノトランサーから大量のギガッシュが逆噴射され 410に降り注ぐ
410「くっ…!」 その隙に後ろへ回り込む青キャス子
青キャス子「とった! てーい!ト○ーシャチョップ!(右斜め45度)」 ズゴムッ!
410「う、ぁ…」 ぺたり、とその場に崩れ落ちる410
青キャス子「ゼェゼィ…強かった、、私がネタキャラでなければ死んでいた、」
「しかし、完全に斬り払ったと思ったが 体勢崩させるどころか」
「受け流されてカウンターをもらうとは…なんつー戦闘能力だ、」
飛び散ったギガッシュを回収する青キャス子
青キャス子「フハハハハハ!ついにやったぞ!待ってろ…今行くぞおおおおぉぉ…!」
全速力でその場を後にする青キャス子であった
たゆん「んー?こんなとこで寝てたら風邪ひくんよー」
410「ぅ…え?あ、マスター!?」
たゆん「そろそろ家に帰るんよー走りすぎておなかぺこぺこなんよー」
410「えっと、その マスター、誘拐されたのでは?」
たゆん「誘拐? 441とおにごっこして遊んでたんよー」
410「いえ…あれはどう考えても誘拐…」
たゆん「珍しいお茶ももらったんよー おいしかったんよー」
マスター…自分が誘拐された事に気がついてなかったみたいです
というかそもそもマスターをおさえきれる人なんて早々いませんよね…
私の苦労は何だったのでしょうか、はぁ…
たゆん「410泥だらけなんよー 帰ったらお風呂入ろうなー」
410「私も早くお風呂に入りたい気分です、急いで帰りましょう」
今日は疲れました… ゆったりとぷかぷかごくらくを楽しみたいと思います
410「早く行かないと見失ってしまいますね、」
マスターの後を追いかけようと駆け出した瞬間 ゾクッとするような視線を感じた
後ろを見ると、致命打を与えたハズの青キャス子が立ち上がろうとしていた
410「そんな、立ち上がれるはずがありません!」
青キャス子「クックック、残念だったナ…ネタキャラはネタじゃないと倒せないのだよ…ゴフゥ(吐油」
410「!?それってつまりどういう…」
異様な闘気に思わず後退りする410
青キャス子「至近距離でバーストやシッガボマをくらっても生きていたヒューマンを私は知ってイル…」
「理屈じゃないのさ…たゆんたゆんを……キョヌー眼鏡を…テイクアウト…すル…」
「私は、私は…!やってやるぞぉおおおおおお!うぉおオオオ!」
410「!!」 再びハンゾウを構える
青キャス子「私のターン!ドロー!マジックカード、サウザンドソードを発動する!」
ナノトランサーを410の頭上へ 天高く放り上げる 410「!?」
青キャス子「ナノトランサーにはこういう使い方もあるのだよ!」 キィン!ズガガガッ!ガガッ!ガガガガ!
ナノトランサーから大量のギガッシュが逆噴射され 410に降り注ぐ
410「くっ…!」 その隙に後ろへ回り込む青キャス子
青キャス子「とった! てーい!ト○ーシャチョップ!(右斜め45度)」 ズゴムッ!
410「う、ぁ…」 ぺたり、とその場に崩れ落ちる410
青キャス子「ゼェゼィ…強かった、、私がネタキャラでなければ死んでいた、」
「しかし、完全に斬り払ったと思ったが 体勢崩させるどころか」
「受け流されてカウンターをもらうとは…なんつー戦闘能力だ、」
飛び散ったギガッシュを回収する青キャス子
青キャス子「フハハハハハ!ついにやったぞ!待ってろ…今行くぞおおおおぉぉ…!」
全速力でその場を後にする青キャス子であった
たゆん「んー?こんなとこで寝てたら風邪ひくんよー」
410「ぅ…え?あ、マスター!?」
たゆん「そろそろ家に帰るんよー走りすぎておなかぺこぺこなんよー」
410「えっと、その マスター、誘拐されたのでは?」
たゆん「誘拐? 441とおにごっこして遊んでたんよー」
410「いえ…あれはどう考えても誘拐…」
たゆん「珍しいお茶ももらったんよー おいしかったんよー」
マスター…自分が誘拐された事に気がついてなかったみたいです
というかそもそもマスターをおさえきれる人なんて早々いませんよね…
私の苦労は何だったのでしょうか、はぁ…
たゆん「410泥だらけなんよー 帰ったらお風呂入ろうなー」
410「私も早くお風呂に入りたい気分です、急いで帰りましょう」
今日は疲れました… ゆったりとぷかぷかごくらくを楽しみたいと思います
~~青キャス子マイルーム~~
青キャス子「441!これは一体どういう事だ、たゆん氏が居ないではないか!」
441「先程までは居ましたよ」
青キャス子「何故足止めしなかったんだ!」
441「私が受けた命令は、たゆん氏を魅了状態にしマスターのマイルームまで誘導する、」
「でしたので、足止めする という命令は受けておりません」
青キャス子「!! くっ… ちくしょおおおおおおおおおおおおお!!;;」
「もう少し、、もう少しでたゆんたゆんが我が手に…」
中年キャス「何が我が手にって?」 青キャス子「ム、誰だ?」
青年キャス「名乗る程の者でもないが…そうだなたゆんのボディーガードってとこかな」
青キャス子「(例の監視員か!?)411は一体何を…」
中年キャス「この子の事かな?」
411「あっ!ご主人様ー!ただいまですー この人達にゴハン奢ってもらっちゃいましたっ!」
青年キャス「聞いたよ、この子にあんまりゴハンあげてないんだって?」
青キャス子「いや、金がなくてな…411だけじゃなく私と441も…」
中年キャス「さらには虐待もしているらしいじゃないか…」
青キャス子「いや、たしかに反応がかわいすぎてちょっかい出す事はあるが虐待はして無…」
青年キャス「問答無用!我らが隊長を独り占めしよう等と、さらには大切なパートナーを」
「虐待するなんて許しがたし!」
中年キャス「鉄 拳 制 裁 !」
青キャス子「うわなにをするやめぐぶべらrぁうがyふぁあがギャアアーあじゃgぁ!!」
411「うわー!ご主人様ーー!二人ともやめてください!私の…私の大切な」
「ご主人様なんですよぉおおおおお!;;」
441「さすがの私もこれは黙って見ている訳にはいきません、」
「制裁なら共犯である私も受けるべきです!」
2体のPMがかばうように二人の前にたちはだかる
青年キャス「む…君達がそこまで言うのなら、わかったよ」
中年キャス「チッ、この子らに感謝するんだな おい行くぞ」 青年「じゃーな お嬢さん達 邪魔したな」
411「ご、ご主人様…大丈夫ですか?」
青キャス子のヘッドパーツはべっこべこにひしゃげている
青キャス子「全然大丈夫じゃナイヨ…でも助かったよ二人とも」
441「パートナーとして当然の事をしたまでですからお気になさらず」
青キャス子「ヤレヤレ、次は小ビス子氏をテイクアウトしてみ…」
411&441「それはヤバイ!」 青キャス子「ダヨネ!」
おわり
青キャス子「441!これは一体どういう事だ、たゆん氏が居ないではないか!」
441「先程までは居ましたよ」
青キャス子「何故足止めしなかったんだ!」
441「私が受けた命令は、たゆん氏を魅了状態にしマスターのマイルームまで誘導する、」
「でしたので、足止めする という命令は受けておりません」
青キャス子「!! くっ… ちくしょおおおおおおおおおおおおお!!;;」
「もう少し、、もう少しでたゆんたゆんが我が手に…」
中年キャス「何が我が手にって?」 青キャス子「ム、誰だ?」
青年キャス「名乗る程の者でもないが…そうだなたゆんのボディーガードってとこかな」
青キャス子「(例の監視員か!?)411は一体何を…」
中年キャス「この子の事かな?」
411「あっ!ご主人様ー!ただいまですー この人達にゴハン奢ってもらっちゃいましたっ!」
青年キャス「聞いたよ、この子にあんまりゴハンあげてないんだって?」
青キャス子「いや、金がなくてな…411だけじゃなく私と441も…」
中年キャス「さらには虐待もしているらしいじゃないか…」
青キャス子「いや、たしかに反応がかわいすぎてちょっかい出す事はあるが虐待はして無…」
青年キャス「問答無用!我らが隊長を独り占めしよう等と、さらには大切なパートナーを」
「虐待するなんて許しがたし!」
中年キャス「鉄 拳 制 裁 !」
青キャス子「うわなにをするやめぐぶべらrぁうがyふぁあがギャアアーあじゃgぁ!!」
411「うわー!ご主人様ーー!二人ともやめてください!私の…私の大切な」
「ご主人様なんですよぉおおおおお!;;」
441「さすがの私もこれは黙って見ている訳にはいきません、」
「制裁なら共犯である私も受けるべきです!」
2体のPMがかばうように二人の前にたちはだかる
青年キャス「む…君達がそこまで言うのなら、わかったよ」
中年キャス「チッ、この子らに感謝するんだな おい行くぞ」 青年「じゃーな お嬢さん達 邪魔したな」
411「ご、ご主人様…大丈夫ですか?」
青キャス子のヘッドパーツはべっこべこにひしゃげている
青キャス子「全然大丈夫じゃナイヨ…でも助かったよ二人とも」
441「パートナーとして当然の事をしたまでですからお気になさらず」
青キャス子「ヤレヤレ、次は小ビス子氏をテイクアウトしてみ…」
411&441「それはヤバイ!」 青キャス子「ダヨネ!」
おわり
>>194-197 はい、無理でした! 我ながら無謀だと思いました… 他の方もお気をつけください
自分で書いててアレなんだけど、実際鳥ガラスープでお茶をいれたら本当においしいのだろうか…
あと、あれだけの騒動あったのに結局たゆん氏と青キャス子は出会ってなかったり、
出会わせる勇気がなかったとも(何) それでは、駄文失礼致しました。
自分で書いててアレなんだけど、実際鳥ガラスープでお茶をいれたら本当においしいのだろうか…
あと、あれだけの騒動あったのに結局たゆん氏と青キャス子は出会ってなかったり、
出会わせる勇気がなかったとも(何) それでは、駄文失礼致しました。
>>194->>197 実に青キャス子氏らしい展開ですな。あのボディガードに会って、生きてただけすごいかな、と。
ネタキャラじゃなきゃ死んでますよ(爆)
鶏がらスープでお茶を入れる…茶葉で臭みの消えた鶏がらスープになるだけでは?スープとしては美味い『かも』知れないけど、
お茶としてはまずそうです^^;
しかし、まあ、やっぱり人様のキャラを使うと言うのは大変です。
中でも俺的にナチュラルに使いにくい3巨頭、450『女帝』、たゆんたゆん、青キャス子…
『女帝』はがんばって使ってみたけど、後の二人は…おそらく一生無理でしょう。
書いてると、絶対性格が変わっちゃうよなぁ。
if、を考えたしとて、たゆんたゆんをお持ち帰りするパパ…は、想像が出来ん!絶対ありえんな、あの性格だし。
今、一瞬、パパがお持ち帰りされる恐怖がよぎりました…412の悲鳴が頭の中を…なぜ?
接続障害でいつもみたいに入れないし、新作の続きでも書こうっと。
駄文失礼しました。
ネタキャラじゃなきゃ死んでますよ(爆)
鶏がらスープでお茶を入れる…茶葉で臭みの消えた鶏がらスープになるだけでは?スープとしては美味い『かも』知れないけど、
お茶としてはまずそうです^^;
しかし、まあ、やっぱり人様のキャラを使うと言うのは大変です。
中でも俺的にナチュラルに使いにくい3巨頭、450『女帝』、たゆんたゆん、青キャス子…
『女帝』はがんばって使ってみたけど、後の二人は…おそらく一生無理でしょう。
書いてると、絶対性格が変わっちゃうよなぁ。
if、を考えたしとて、たゆんたゆんをお持ち帰りするパパ…は、想像が出来ん!絶対ありえんな、あの性格だし。
今、一瞬、パパがお持ち帰りされる恐怖がよぎりました…412の悲鳴が頭の中を…なぜ?
接続障害でいつもみたいに入れないし、新作の続きでも書こうっと。
駄文失礼しました。
>>288
むしろ、たゆんが「かわええ♪」とかいいつつ412に抱きついてお持ち帰りされる方が自然な気がしないでもない。
むしろ、たゆんが「かわええ♪」とかいいつつ412に抱きついてお持ち帰りされる方が自然な気がしないでもない。
ども、パパと412作者です。
>>289
確かにそっちのほうが自然だ…
そして、お持ち帰りされた412を取り戻すべく、何度も死の淵からよみがえるパパ…
ただのホラー映画だっちゅうのw
さて、パパと412達の過去編である『暁の中で』が本日でとうとう最終回となりました。
長らくお付き合いくださいましてありがとうございます。
今後も完成すれば作品が投下されるでしょう。
それでは、本日分『暁の中で』、第十一回目にして最終回を投下します。
ご拝読くださいませ。
>>289
確かにそっちのほうが自然だ…
そして、お持ち帰りされた412を取り戻すべく、何度も死の淵からよみがえるパパ…
ただのホラー映画だっちゅうのw
さて、パパと412達の過去編である『暁の中で』が本日でとうとう最終回となりました。
長らくお付き合いくださいましてありがとうございます。
今後も完成すれば作品が投下されるでしょう。
それでは、本日分『暁の中で』、第十一回目にして最終回を投下します。
ご拝読くださいませ。
その日は、朝から忙しかった。
朝早くにGRMからの長期ミッション要請をうけ、パルムに。
詳細を聞き、今後の予定を打ち合わせ終えると既に夕方。
いざ部屋に戻ろうかと思うと、今度は諜報部からの呼び出し。
これもまた今後の打ち合わせが長引き、気が付けば既に夜中だった。
請けた仕事のどちらもが『PMを育成・観察し、そのレポートを定期的に報告せよ』というもの。
GRMのほうは『ランダムに選出したガーディアンズ諸氏によるPMモニタリング評価の一環として』と言う
話であり、他にも同僚達が百名単位で呼び出されていたが、要はロザリオを育成してそのデータを報告しろとい
う事らしい。
ロザリオの一件については、ガーディアンズ本部は勿論、諜報部にも詳しい事は報告していない。
俺は最初から、あいつの件は全てを握りつぶすつもりだったのだ。
誰かがもらさない限りは。
第一、GRM開発局とガーディアンズ総裁はこの件の沈黙を約束してくれたし、研究主任はいわば共犯者。
他に誰が…
(…おじ様、起きているかな?)
ピンポーン!
こんな時間に、呼び鈴?!
誰だ一体。
それに、今の『テレパス』…おじ様だと?
ロザリオが寝ぼけ眼で起き出して、ビジフォンを起動する。
「あ、あの時のヒュマ姉さん」
入り口の映像には、確かにリゼリアが映っている。
「こんばんは。何かごようですか?」
『えっと、おじ様いらっしゃる?』
(いなかったらどうしよう…)
「おじ様?パパのことですか?」
また、パパって言いやがった。
朝早くにGRMからの長期ミッション要請をうけ、パルムに。
詳細を聞き、今後の予定を打ち合わせ終えると既に夕方。
いざ部屋に戻ろうかと思うと、今度は諜報部からの呼び出し。
これもまた今後の打ち合わせが長引き、気が付けば既に夜中だった。
請けた仕事のどちらもが『PMを育成・観察し、そのレポートを定期的に報告せよ』というもの。
GRMのほうは『ランダムに選出したガーディアンズ諸氏によるPMモニタリング評価の一環として』と言う
話であり、他にも同僚達が百名単位で呼び出されていたが、要はロザリオを育成してそのデータを報告しろとい
う事らしい。
ロザリオの一件については、ガーディアンズ本部は勿論、諜報部にも詳しい事は報告していない。
俺は最初から、あいつの件は全てを握りつぶすつもりだったのだ。
誰かがもらさない限りは。
第一、GRM開発局とガーディアンズ総裁はこの件の沈黙を約束してくれたし、研究主任はいわば共犯者。
他に誰が…
(…おじ様、起きているかな?)
ピンポーン!
こんな時間に、呼び鈴?!
誰だ一体。
それに、今の『テレパス』…おじ様だと?
ロザリオが寝ぼけ眼で起き出して、ビジフォンを起動する。
「あ、あの時のヒュマ姉さん」
入り口の映像には、確かにリゼリアが映っている。
「こんばんは。何かごようですか?」
『えっと、おじ様いらっしゃる?』
(いなかったらどうしよう…)
「おじ様?パパのことですか?」
また、パパって言いやがった。
ちゃんと約束したんだが、なかなか止めようとしない。
人前でパパと呼んだら、大好物を一回おあずけ。
十回言ったら、連絡通路Aの敵を一人で全滅させる特訓。
既に一回、連絡通路Aでの特訓をしている。
無言で壁の表に『×』を書くと、ペンの音でこっちを振り返る。
泣きそうな顔をするな、お前が悪い。
頭を軽くぽんぽん叩くと、相手を変わる。
「よう。こんな時間に、俺に用か?」
『はい。お伝えしたい事があります』
(良かった、いてくれて)
この『テレパス』はリゼリアが無意識にやってるのか、五月蝿いな。
仕方ない、中へ入れるか。
「今、開ける」
入り口のロックを解くと、彼女と、それに付きしたがうGH-101がそこにいた。
「あん?お前、あの440はどうした?」
「あの、その事なんですけど…」
「こんばんワ、ルドルフ様。その440は私でス」と、101。
「詳しくお話しますので、中に入ってもよろしいですか?」
「…ああ」
「実はあたし、ガーディアンズに入ったんです」
「なに?!」
俺と一緒に床に座り、彼女はそう切り出した。
「この子の話を聞いてたら、あたしでも出来そうだったので」
と、101を撫で回す。
「昨日、訓練校を卒業して、今日から配属だったんですけど、引越しの準備に手間取っちゃって。
それで挨拶が遅れちゃったんです」
見てください、とライセンス証を取り出す。
ヒューマンとしての彼女の経歴が、そこにあった。
そして、俺と同じID。
人前でパパと呼んだら、大好物を一回おあずけ。
十回言ったら、連絡通路Aの敵を一人で全滅させる特訓。
既に一回、連絡通路Aでの特訓をしている。
無言で壁の表に『×』を書くと、ペンの音でこっちを振り返る。
泣きそうな顔をするな、お前が悪い。
頭を軽くぽんぽん叩くと、相手を変わる。
「よう。こんな時間に、俺に用か?」
『はい。お伝えしたい事があります』
(良かった、いてくれて)
この『テレパス』はリゼリアが無意識にやってるのか、五月蝿いな。
仕方ない、中へ入れるか。
「今、開ける」
入り口のロックを解くと、彼女と、それに付きしたがうGH-101がそこにいた。
「あん?お前、あの440はどうした?」
「あの、その事なんですけど…」
「こんばんワ、ルドルフ様。その440は私でス」と、101。
「詳しくお話しますので、中に入ってもよろしいですか?」
「…ああ」
「実はあたし、ガーディアンズに入ったんです」
「なに?!」
俺と一緒に床に座り、彼女はそう切り出した。
「この子の話を聞いてたら、あたしでも出来そうだったので」
と、101を撫で回す。
「昨日、訓練校を卒業して、今日から配属だったんですけど、引越しの準備に手間取っちゃって。
それで挨拶が遅れちゃったんです」
見てください、とライセンス証を取り出す。
ヒューマンとしての彼女の経歴が、そこにあった。
そして、俺と同じID。
「あたしの戸籍を作る際に、おじ様を遠縁の親戚という事にして、便宜を図っていただきました」
「誰に?」
「学生時代の先輩です」
「若いのに、そんなことが出来る要職についている奴がいるのか?」
きょとんとした顔で、俺を見る。
「おじ様、ご存知でしょ?」
「誰をだ?」
「私の先輩」
「ぁあ?」
思い当たる人物はいない。
「いや、知らないな」
「本当に?」
「くどいな、思い当たる奴はいないんだよ、マジで」
「今日というか昨日というか、会ったって言ってましたよ?」
「今日?」
えらいさんの顔は忘れずに覚えているが、今日会ったのは二人。
GRMの開発局長と、諜報部部長…って、まさか?!
「諜報部部長が、お前の先輩ぃ?!」
「知らなかったんですか?おじ様。
じゃあ、元タスクのナンバー2だって事も…」
「知らん!
初めて知ったわ、そんな話!
あの局長は経歴が一切謎なんだ、誰も出自を知らないんだよ!」
静まり返る部屋。
「…は、話を戻しますね。
で、ですね、復帰組でもないのにいきなりGH-440を連れて行くのは変だし、それで440をリセットし
たんですよ」
「…………………………………………なるほどな」
要はこいつがロザリオのことをばらしたのか。
そりゃ、要点が抜けてたとしても、話が伝わるのが早い訳だ。
「誰に?」
「学生時代の先輩です」
「若いのに、そんなことが出来る要職についている奴がいるのか?」
きょとんとした顔で、俺を見る。
「おじ様、ご存知でしょ?」
「誰をだ?」
「私の先輩」
「ぁあ?」
思い当たる人物はいない。
「いや、知らないな」
「本当に?」
「くどいな、思い当たる奴はいないんだよ、マジで」
「今日というか昨日というか、会ったって言ってましたよ?」
「今日?」
えらいさんの顔は忘れずに覚えているが、今日会ったのは二人。
GRMの開発局長と、諜報部部長…って、まさか?!
「諜報部部長が、お前の先輩ぃ?!」
「知らなかったんですか?おじ様。
じゃあ、元タスクのナンバー2だって事も…」
「知らん!
初めて知ったわ、そんな話!
あの局長は経歴が一切謎なんだ、誰も出自を知らないんだよ!」
静まり返る部屋。
「…は、話を戻しますね。
で、ですね、復帰組でもないのにいきなりGH-440を連れて行くのは変だし、それで440をリセットし
たんですよ」
「…………………………………………なるほどな」
要はこいつがロザリオのことをばらしたのか。
そりゃ、要点が抜けてたとしても、話が伝わるのが早い訳だ。
俺と同じIDにしたのも、俺に面倒を見ろ、そう言っている訳だな。
ま、仕方ない、後はなるようにしかならん。
「話は分かった。
今日はもう遅い、部屋に戻って寝るんだな」
「実はその事で相談が……」
非常に嫌な予感がしたが、あきらめた。
「で、なんだ?」
少々萎縮しながら答える彼女。
「……ぢつはその、寝る場所も無いくらい荷物を散らかしちゃって……」
俺の脇にいる101から聞こえる溜息。
俺に近づいてきて、こっそり耳打ちする。
「実ハ、大量の洋服で私の倉庫があふれたのデ、私が怒っテ、全部吐き出したんでス」
おいおい、PMの倉庫からあふれるなんて、何着持ってんだ?
「……仕方が無い、今晩は泊めてやる」
少しうつむき加減で、クックック、と俺は笑った。
ビクッとする、ロザリオとリゼリア。
ロザリオは、俺が笑った理由を正しく理解して、身を隠すようにリゼリアに抱きついた。
「ね、姉さん、かかかか、かくごしたほうがいいですよ」
「や、やっぱり?」
頬を染め、別な意味で戦々恐々としているリゼリアに、ロザリオが震えながらしゃべる。
「p……ご主人さまのきょういくてきしどうは、口には出せないほど怖ろしいです」
良く我慢した、一個『×』を消してやろう。
「お前たち」
再びビクッとする二人。
「明日から、一般生活の何たるかを……」
クックック、と俺は再び笑った。
「俺がみっちり仕込んでやる。覚悟しろよ?」
「「ひえ~~!」」
抱き合って震え上がる二人。
「ご主人様はそれ位したほうがいいでス」
101が俺の脇で、器用に頷いていたのだった。
―――おしまい―――
ま、仕方ない、後はなるようにしかならん。
「話は分かった。
今日はもう遅い、部屋に戻って寝るんだな」
「実はその事で相談が……」
非常に嫌な予感がしたが、あきらめた。
「で、なんだ?」
少々萎縮しながら答える彼女。
「……ぢつはその、寝る場所も無いくらい荷物を散らかしちゃって……」
俺の脇にいる101から聞こえる溜息。
俺に近づいてきて、こっそり耳打ちする。
「実ハ、大量の洋服で私の倉庫があふれたのデ、私が怒っテ、全部吐き出したんでス」
おいおい、PMの倉庫からあふれるなんて、何着持ってんだ?
「……仕方が無い、今晩は泊めてやる」
少しうつむき加減で、クックック、と俺は笑った。
ビクッとする、ロザリオとリゼリア。
ロザリオは、俺が笑った理由を正しく理解して、身を隠すようにリゼリアに抱きついた。
「ね、姉さん、かかかか、かくごしたほうがいいですよ」
「や、やっぱり?」
頬を染め、別な意味で戦々恐々としているリゼリアに、ロザリオが震えながらしゃべる。
「p……ご主人さまのきょういくてきしどうは、口には出せないほど怖ろしいです」
良く我慢した、一個『×』を消してやろう。
「お前たち」
再びビクッとする二人。
「明日から、一般生活の何たるかを……」
クックック、と俺は再び笑った。
「俺がみっちり仕込んでやる。覚悟しろよ?」
「「ひえ~~!」」
抱き合って震え上がる二人。
「ご主人様はそれ位したほうがいいでス」
101が俺の脇で、器用に頷いていたのだった。
―――おしまい―――
部屋掃除の様子:諜報部の記録より
「……………………ほらほら、さっさと手を動かす!
いるものといらないものをより分けて…
ロザリオ、それはリサイクルだ、入れる場所が違う!
リゼリア!!そこで捨てる服を未練たらしく見てるんじゃない!!」
「だっておじ様~」
バキン!
「姉さん、何かふんだ」
「あ~!無くしたと思ってたあたしのガラスのイヤリング!よくも踏んだわねぇ!!」
ポカッ!!
「あ゛~!!ぶった~!!姉さんがぶった~!!パパぁ!!」
「だから最初に足元を片付けろと何度も言っただろうが!!
二人ともバツ一個、ロザリオはまたパパって言ったからもう一個追加!」
「「ひど~い!!」」
「あんたのせいだからね、ファザコン!」
「あなたのせいでしょ、ひびわれゾンビ!」
「なんだって~!」
「なによ~!」
キュキュ、キュキュ。
「「……あ、またふえた」」
「もっとつけて欲しいか?ぁあん?」
「「やだよぅ~!」」
「もうすぐ20個だぞ、特訓は何処にしようかねぇ?」
(んもぅ、おじ様のSぅ~!!)
(テレパスで筒抜けだ、バカたれ)
キュキュ。
「あははは!パパにバッテンふやされてるの!あははは!」
キュキュ。
「バカな子ねぇ、言わなければいいのに」ウププ
チョンチョン
「なによ」
クイックイッ
「……あれ…」
「………あ、20個…」
「……………………ほらほら、さっさと手を動かす!
いるものといらないものをより分けて…
ロザリオ、それはリサイクルだ、入れる場所が違う!
リゼリア!!そこで捨てる服を未練たらしく見てるんじゃない!!」
「だっておじ様~」
バキン!
「姉さん、何かふんだ」
「あ~!無くしたと思ってたあたしのガラスのイヤリング!よくも踏んだわねぇ!!」
ポカッ!!
「あ゛~!!ぶった~!!姉さんがぶった~!!パパぁ!!」
「だから最初に足元を片付けろと何度も言っただろうが!!
二人ともバツ一個、ロザリオはまたパパって言ったからもう一個追加!」
「「ひど~い!!」」
「あんたのせいだからね、ファザコン!」
「あなたのせいでしょ、ひびわれゾンビ!」
「なんだって~!」
「なによ~!」
キュキュ、キュキュ。
「「……あ、またふえた」」
「もっとつけて欲しいか?ぁあん?」
「「やだよぅ~!」」
「もうすぐ20個だぞ、特訓は何処にしようかねぇ?」
(んもぅ、おじ様のSぅ~!!)
(テレパスで筒抜けだ、バカたれ)
キュキュ。
「あははは!パパにバッテンふやされてるの!あははは!」
キュキュ。
「バカな子ねぇ、言わなければいいのに」ウププ
チョンチョン
「なによ」
クイックイッ
「……あれ…」
「………あ、20個…」
「……よし、決めたぞ!!」
ビクッ×2
「『最凶の砂獣』Cで、血反吐を吐くまで周回だ!」
「「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」」
「泣くくらいなら、手を動かして片付けろ!
ポイント稼げばバツは減るって、最初に言っただろうが!!」
ぴたっ!
………黙々………
―――4時間経過―――
「お、おわったよぅ~」
ぽふっ!ずるずるずる…
「疲れた~」
ぼふっ!
「やれば出来るじゃないか、二人とも。
バツは……ほう、全部消えたか。
それならご褒美に、ヒュマ助さんの所に晩飯でも食いにいくか」
「ルドルフ様、それは後日にでモ」
「あん?」
―――く~っ、く~っ…
「しょうがねえなぁ…よっ、と。
お前、結構軽かったんだなぁ」
く~っ、く~っ…
「よかったな、やっとベッドで寝られるぞ。
……ゆっくり眠れ」
く~っ、く~っ…
「パパぁ…むにゃむにゃ」
「ほんとにしょうがねえなぁ、よっと。
あとは頼むぞ、101」
「了解しましタ」
「お疲れさん」
「お疲れ様でしタ、お休みなさいまセ」
「ああ、おやすみ」
ぷしゅぷしゅ~、ガチン
―――ほんとにおしまい―――
ビクッ×2
「『最凶の砂獣』Cで、血反吐を吐くまで周回だ!」
「「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」」
「泣くくらいなら、手を動かして片付けろ!
ポイント稼げばバツは減るって、最初に言っただろうが!!」
ぴたっ!
………黙々………
―――4時間経過―――
「お、おわったよぅ~」
ぽふっ!ずるずるずる…
「疲れた~」
ぼふっ!
「やれば出来るじゃないか、二人とも。
バツは……ほう、全部消えたか。
それならご褒美に、ヒュマ助さんの所に晩飯でも食いにいくか」
「ルドルフ様、それは後日にでモ」
「あん?」
―――く~っ、く~っ…
「しょうがねえなぁ…よっ、と。
お前、結構軽かったんだなぁ」
く~っ、く~っ…
「よかったな、やっとベッドで寝られるぞ。
……ゆっくり眠れ」
く~っ、く~っ…
「パパぁ…むにゃむにゃ」
「ほんとにしょうがねえなぁ、よっと。
あとは頼むぞ、101」
「了解しましタ」
「お疲れさん」
「お疲れ様でしタ、お休みなさいまセ」
「ああ、おやすみ」
ぷしゅぷしゅ~、ガチン
―――ほんとにおしまい―――
ヘイ275です、お嬢様の史上最大の戦い書いてる最中です。
行き詰ってます、ええそれはもう。
息抜きにスレみたら色々と…ありがたい事です。てな訳でとある二人の過去話。
某、惑星最前線にて。
「軍曹…上層部は俺を見捨て撤退するってよ…」
「軍のお偉方は下っぱなんぞ只の使い捨てと言う事か…」
「軍のため、キャストの存在意義を示すため、とは虚言だなぁ、俺ら最前線で戦う連中は
上層部にとってその程度ってことさ、汚染された原生生物の大群もすぐソコまで…」
「弾も無い補給も無い回復用のメイトも切れた、生き残れる確立は0コンマの世界、
ただ嬲り殺されるのも癪だ、華々しく散ってみるか?」
「それも良いなぁ軍曹、ただ一緒に地獄へ行く相手が、むさい中年キャストってのが
俺としては唯一の心残りだが、しゃあねぇか」
「言ってくれるな若造が、それでは華を散らすとするとしよう」
同じ鉄仮面を被った二人は、お互い表情は判らぬものの、散る覚悟は一緒と認識し
迫り来る汚染された原生生物の大群へと特攻しようとした時…
『ゴゥンゴゥン…』
突然の轟音に二人が見上げると、上空から軍の輸送機が迫る敵の前に何かをばら撒きつつ、
急降下で、今まさに敵に向かおうとする二人の眼前に着陸した。
見捨てられてる状況のはずなのに援軍が来る筈が無い…呆然と立ち尽くし、同じ思考に
陥ってる最中、耳に付けられたイヤホンから、凛とした女性の声が飛び込んでくる。
『前に出られると邪魔だ、早く後方へ退避しろ…出来ないなら身を伏せていろ、
巻き込まれて死んでも責任は取らん、あと5秒…4、3、2…』
「…軍曹!こりゃ一体?」
「よく判らんがとにかく伏せろ!急げ!!」
二人が伏せると同時に、輸送機の向こうにいる筈の敵の前線から聞こえる爆音と火柱。
それと同時に汚染された生物の断末魔が重なり、地獄の協奏曲のような様相を呈す。
まるでそれを入場曲の様に輸送機のハッチがゆっくりと開くと同時に、二人が見た物は…
獣のような鋭い目付きと全てを凍りつかせる絶対零度の眼光、身体には無数の傷に包まれた
指揮官パーツを纏い、腰まである長い銀髪を風になびかせる女性型キャストの姿。
その彼女の後ろには、異様なまでの狂気を封じ込めた歴戦の古兵達が、彼女に付き従う
ように静かに立っていた。
「銀髪の…肉食、、獣???」
「まさか、噂だけは聞いた事が…第0遊撃…の少佐…」
「無駄口はソコまでだ、貴様等は運が良い、この場で見捨てられ鉄屑となるか、
生きながら我々と地獄まで散歩と洒落込むかどちらでもいい、好きなほうを選べ」
驚愕の暇すら与えず、生きるか死ぬか、むしろ死んだほうが楽なのかもしれない選択、
銀髪の肉食獣に問われた二人は、周りから見れば短い数秒、本人達からすれば長い時間
だったのかもしれない、その空白は二人に覚悟を決めさせる。
「少佐…でよろしいですか?今すぐ指示を与えて貰えんでしょうか」
「ついでに弾薬と回復薬も分けてくれると、ありがてぇんですが?」
「ようこそ第0遊撃隊へ…本物の戦士達、今より貴様等は同胞であり戦友であり兄弟だ
武器は輸送機の中にある、好きなのを持って行け」
「了解しました、少佐」
「新参者の心意気って奴をお見せしましょ!」
行き詰ってます、ええそれはもう。
息抜きにスレみたら色々と…ありがたい事です。てな訳でとある二人の過去話。
某、惑星最前線にて。
「軍曹…上層部は俺を見捨て撤退するってよ…」
「軍のお偉方は下っぱなんぞ只の使い捨てと言う事か…」
「軍のため、キャストの存在意義を示すため、とは虚言だなぁ、俺ら最前線で戦う連中は
上層部にとってその程度ってことさ、汚染された原生生物の大群もすぐソコまで…」
「弾も無い補給も無い回復用のメイトも切れた、生き残れる確立は0コンマの世界、
ただ嬲り殺されるのも癪だ、華々しく散ってみるか?」
「それも良いなぁ軍曹、ただ一緒に地獄へ行く相手が、むさい中年キャストってのが
俺としては唯一の心残りだが、しゃあねぇか」
「言ってくれるな若造が、それでは華を散らすとするとしよう」
同じ鉄仮面を被った二人は、お互い表情は判らぬものの、散る覚悟は一緒と認識し
迫り来る汚染された原生生物の大群へと特攻しようとした時…
『ゴゥンゴゥン…』
突然の轟音に二人が見上げると、上空から軍の輸送機が迫る敵の前に何かをばら撒きつつ、
急降下で、今まさに敵に向かおうとする二人の眼前に着陸した。
見捨てられてる状況のはずなのに援軍が来る筈が無い…呆然と立ち尽くし、同じ思考に
陥ってる最中、耳に付けられたイヤホンから、凛とした女性の声が飛び込んでくる。
『前に出られると邪魔だ、早く後方へ退避しろ…出来ないなら身を伏せていろ、
巻き込まれて死んでも責任は取らん、あと5秒…4、3、2…』
「…軍曹!こりゃ一体?」
「よく判らんがとにかく伏せろ!急げ!!」
二人が伏せると同時に、輸送機の向こうにいる筈の敵の前線から聞こえる爆音と火柱。
それと同時に汚染された生物の断末魔が重なり、地獄の協奏曲のような様相を呈す。
まるでそれを入場曲の様に輸送機のハッチがゆっくりと開くと同時に、二人が見た物は…
獣のような鋭い目付きと全てを凍りつかせる絶対零度の眼光、身体には無数の傷に包まれた
指揮官パーツを纏い、腰まである長い銀髪を風になびかせる女性型キャストの姿。
その彼女の後ろには、異様なまでの狂気を封じ込めた歴戦の古兵達が、彼女に付き従う
ように静かに立っていた。
「銀髪の…肉食、、獣???」
「まさか、噂だけは聞いた事が…第0遊撃…の少佐…」
「無駄口はソコまでだ、貴様等は運が良い、この場で見捨てられ鉄屑となるか、
生きながら我々と地獄まで散歩と洒落込むかどちらでもいい、好きなほうを選べ」
驚愕の暇すら与えず、生きるか死ぬか、むしろ死んだほうが楽なのかもしれない選択、
銀髪の肉食獣に問われた二人は、周りから見れば短い数秒、本人達からすれば長い時間
だったのかもしれない、その空白は二人に覚悟を決めさせる。
「少佐…でよろしいですか?今すぐ指示を与えて貰えんでしょうか」
「ついでに弾薬と回復薬も分けてくれると、ありがてぇんですが?」
「ようこそ第0遊撃隊へ…本物の戦士達、今より貴様等は同胞であり戦友であり兄弟だ
武器は輸送機の中にある、好きなのを持って行け」
「了解しました、少佐」
「新参者の心意気って奴をお見せしましょ!」
儀礼とも言うべき会話が終わると同時に、少佐の背後にいる古兵達の一人が
おもむろに報告を始めた。
「少佐、敵はトラップを乗り越え、まもなくこちらへと向かってきますが?」
「で?その後、貴様等がやる事は決まってるだろう?」
「それもそうですな、ではいつもの儀式を始めるといたしますか?」
「…あんな言葉で貴様等がやる気を出すのが不思議だがな」
「お忘れですか?我々は軍では見捨てられたハグレ物、それを拾ってここまでに
してくれた少佐の言葉は全てに勝る呪文みたいなモンですよ」
「ふん…整列」
その一言で、誰にも従わないような猛獣という名の古兵達が数秒とたたず整列する。
その光景をみて呆然とする二人、そして銀髪の肉食獣から放たれるは鼓舞すら生温い
狂戦士達を目覚めさせる呪文。
「貴様等は何をすべきか?」
「「「殲滅!全ての敵達を殲滅!」」
「貴様等は何を望むか?」
「「「戦場!!永遠に戦い続ける戦場!」」」
「貴様等は何だ?」
「「「鉄屑!死に損なった鉄屑!」」」
「貴様等は鉄屑では無い、同胞であり戦友であり兄弟だ、他の紛い物とは違う本物の戦士だ」
「「「オオォォ!!」」」
「…紛い物とは違う本物の戦士の力、今この場で見せてくれ」
「「「オオオォォォォォォォォォォォーーーー!!!」」」
先ほどまでの静寂とは程遠い、雄叫びの群れ。
その圧倒的な光景に立ちすくむ二人。
「今日は新参者に第0の流儀を叩き込まねばいけないしな、二人は私の後について来い
やり方は簡単だ、死ぬな…実に簡単だろう」
「は、はい!了解いたしました!」
「おまかせあれ!少佐、期待応えますって」
「味方以外…何も残すな、容赦などするな、全てを殲滅するぞ」
見捨てられた筈の二人はその命を救われ、そして、少佐が何故に銀髪の肉食獣と
呼ばれているのかを、否応無く目にする事となる。
その二人の今はと言うと…
「コルドバサンドだけじゃ物足りんだろう、ついでに何か買ってやろう」
「遠慮すんなよー、倒れるくらい腹減ってんだろ、オルアカロールでも食べるか?」
「わーい、いつもより豪勢な食事ですー!」
「…この411のマスターは、普段からろくに食事も与えてなさそうだな」
「まああれだーな、とりあえず、見つけたら軽く凹っておくか?」
「おいしいですー!」
青キャスにピンチの予感、生きろ青!耐えろ青!死なない程度に。
ネタキャラの生命力を見せ付けるんだ!
おもむろに報告を始めた。
「少佐、敵はトラップを乗り越え、まもなくこちらへと向かってきますが?」
「で?その後、貴様等がやる事は決まってるだろう?」
「それもそうですな、ではいつもの儀式を始めるといたしますか?」
「…あんな言葉で貴様等がやる気を出すのが不思議だがな」
「お忘れですか?我々は軍では見捨てられたハグレ物、それを拾ってここまでに
してくれた少佐の言葉は全てに勝る呪文みたいなモンですよ」
「ふん…整列」
その一言で、誰にも従わないような猛獣という名の古兵達が数秒とたたず整列する。
その光景をみて呆然とする二人、そして銀髪の肉食獣から放たれるは鼓舞すら生温い
狂戦士達を目覚めさせる呪文。
「貴様等は何をすべきか?」
「「「殲滅!全ての敵達を殲滅!」」
「貴様等は何を望むか?」
「「「戦場!!永遠に戦い続ける戦場!」」」
「貴様等は何だ?」
「「「鉄屑!死に損なった鉄屑!」」」
「貴様等は鉄屑では無い、同胞であり戦友であり兄弟だ、他の紛い物とは違う本物の戦士だ」
「「「オオォォ!!」」」
「…紛い物とは違う本物の戦士の力、今この場で見せてくれ」
「「「オオオォォォォォォォォォォォーーーー!!!」」」
先ほどまでの静寂とは程遠い、雄叫びの群れ。
その圧倒的な光景に立ちすくむ二人。
「今日は新参者に第0の流儀を叩き込まねばいけないしな、二人は私の後について来い
やり方は簡単だ、死ぬな…実に簡単だろう」
「は、はい!了解いたしました!」
「おまかせあれ!少佐、期待応えますって」
「味方以外…何も残すな、容赦などするな、全てを殲滅するぞ」
見捨てられた筈の二人はその命を救われ、そして、少佐が何故に銀髪の肉食獣と
呼ばれているのかを、否応無く目にする事となる。
その二人の今はと言うと…
「コルドバサンドだけじゃ物足りんだろう、ついでに何か買ってやろう」
「遠慮すんなよー、倒れるくらい腹減ってんだろ、オルアカロールでも食べるか?」
「わーい、いつもより豪勢な食事ですー!」
「…この411のマスターは、普段からろくに食事も与えてなさそうだな」
「まああれだーな、とりあえず、見つけたら軽く凹っておくか?」
「おいしいですー!」
青キャスにピンチの予感、生きろ青!耐えろ青!死なない程度に。
ネタキャラの生命力を見せ付けるんだ!
パパと412作者さま、お疲れ様でした!
すごく、すごくよかったです。。。(泣
ありがとうございました!
すごく、すごくよかったです。。。(泣
ありがとうございました!
ども、パパと412作者です。
>>300
お褒めいただき、光栄に思います。
しかし、その余韻を打ち砕くようなものを作ってしまった。
本当はインターミッションが一本、だっけか、あるんだがまあいい。
お持ち帰り、412、たゆんたゆんでついネタが浮かんで一気に書いてしまったので上げないわけにはいかんだろう!
とにかく後悔はしていない。が、たゆんたゆんを使う日がこようとは…。
青キャス子氏のネタとたゆんたゆんをお借りいたします。どうなるやら…。
製作時間5時間という、俺的最短時間作品、ご拝読下さいませ。
>>300
お褒めいただき、光栄に思います。
しかし、その余韻を打ち砕くようなものを作ってしまった。
本当はインターミッションが一本、だっけか、あるんだがまあいい。
お持ち帰り、412、たゆんたゆんでついネタが浮かんで一気に書いてしまったので上げないわけにはいかんだろう!
とにかく後悔はしていない。が、たゆんたゆんを使う日がこようとは…。
青キャス子氏のネタとたゆんたゆんをお借りいたします。どうなるやら…。
製作時間5時間という、俺的最短時間作品、ご拝読下さいませ。
この2、3日、パパの様子がおかしいです。
諜報部のお仕事の時にしか使わない、地味だけど丈夫な服と、シールドライン、それにいつもは封印してある
特殊な武器を持って外出していきます。
別に諜報部のお仕事とかいう話は聞いていません。
なんだかとても心配です。
「…一体、どうしたのかな?」
なんとはなしに独り言を呟くと、入り口が開きました。
お客様かな?
「いらっしゃいませ。よろず屋にようこそ…?」
……あれ?誰もいない?
身体が反射的に動いて、レイピアを引き抜くと足元に突き立てます。
「………やるじゃねぇか、てめぇ」
声のする足元に目を向けると、レイガンが持ち上げられないように手首の真横にレイピアが突き立てられた、
430さんが転がっています。
地獄の特訓の成果が出ました。けど、この430さんは…
「あ~っ!あの口の悪い430さnモガttゥナニsrンdsk」
430さんが反対の手で私の口を塞ぎます。
「ちょっ、静かにしてくれ」
開いたままのドアの向こうから、若い女の人の声がします。
…よんさんまるぅ、どこですかぁ。おわりましたよ~……
「ちっ、時間が無い。
いいか、要点だけ言っておく。あいつを一人にするな。でないとあいつ…」
諜報部のお仕事の時にしか使わない、地味だけど丈夫な服と、シールドライン、それにいつもは封印してある
特殊な武器を持って外出していきます。
別に諜報部のお仕事とかいう話は聞いていません。
なんだかとても心配です。
「…一体、どうしたのかな?」
なんとはなしに独り言を呟くと、入り口が開きました。
お客様かな?
「いらっしゃいませ。よろず屋にようこそ…?」
……あれ?誰もいない?
身体が反射的に動いて、レイピアを引き抜くと足元に突き立てます。
「………やるじゃねぇか、てめぇ」
声のする足元に目を向けると、レイガンが持ち上げられないように手首の真横にレイピアが突き立てられた、
430さんが転がっています。
地獄の特訓の成果が出ました。けど、この430さんは…
「あ~っ!あの口の悪い430さnモガttゥナニsrンdsk」
430さんが反対の手で私の口を塞ぎます。
「ちょっ、静かにしてくれ」
開いたままのドアの向こうから、若い女の人の声がします。
…よんさんまるぅ、どこですかぁ。おわりましたよ~……
「ちっ、時間が無い。
いいか、要点だけ言っておく。あいつを一人にするな。でないとあいつ…」
430さんのすさまじく真剣な表情。
「死ぬぞ」
「え?」
…行きますよ~、よんさんまるぅ……
「じゃあな」
「え、あの、ちょっとぉ!」
突風のように現れて、同じように行ってしまいました。
でも、気になる事を言ってました。
「パパが…死ぬ?」
妙な胸騒ぎがします。
「…確かめなきゃ」
お店を勝手に閉めると、私はそのまま街に飛び出していきました。
「どこのエリアだろう、ご主人様のいそうな場所」
あちこちのユニバースをうろうろしながら、かれこれ3時間近く歩き回りました。
この所、イベントのせいで人が多いのですが、その中にも、近くにもいません。
『テレパス』で呼びかけても、返事は来ません。
「はぅ~、疲れた~」
通路に設置されたベンチに腰掛けて、一休み。
お腹が、くぅ~、と鳴りました。
「おやつの時間…あ、そうだ」
ずいぶん前にパパがくれた基盤で作っておいた、ショコラを取り出します。
「いっただっきま~す♪」
ショコラをパクつきながら、周りを何とは無しに眺めていました。
いかついビーストのおじさん、私よりちょっと大きいくらいだけどせくしぃぼでぃなニューマンの女の…子?
人ごみと向こうの方なので良く見えませんが、パシリにハッパかけられながら、アモーレルのパーツをつけた
キャス子さんがもじもじしながら歩いていますが、何故か最後に溜息ついてます。
こっちには色黒ですっごく背の高い細身のニューマンを筆頭にアフロな人達。しかも、何故ビキニパンツ一丁?
「死ぬぞ」
「え?」
…行きますよ~、よんさんまるぅ……
「じゃあな」
「え、あの、ちょっとぉ!」
突風のように現れて、同じように行ってしまいました。
でも、気になる事を言ってました。
「パパが…死ぬ?」
妙な胸騒ぎがします。
「…確かめなきゃ」
お店を勝手に閉めると、私はそのまま街に飛び出していきました。
「どこのエリアだろう、ご主人様のいそうな場所」
あちこちのユニバースをうろうろしながら、かれこれ3時間近く歩き回りました。
この所、イベントのせいで人が多いのですが、その中にも、近くにもいません。
『テレパス』で呼びかけても、返事は来ません。
「はぅ~、疲れた~」
通路に設置されたベンチに腰掛けて、一休み。
お腹が、くぅ~、と鳴りました。
「おやつの時間…あ、そうだ」
ずいぶん前にパパがくれた基盤で作っておいた、ショコラを取り出します。
「いっただっきま~す♪」
ショコラをパクつきながら、周りを何とは無しに眺めていました。
いかついビーストのおじさん、私よりちょっと大きいくらいだけどせくしぃぼでぃなニューマンの女の…子?
人ごみと向こうの方なので良く見えませんが、パシリにハッパかけられながら、アモーレルのパーツをつけた
キャス子さんがもじもじしながら歩いていますが、何故か最後に溜息ついてます。
こっちには色黒ですっごく背の高い細身のニューマンを筆頭にアフロな人達。しかも、何故ビキニパンツ一丁?
良く見れば、2割近くがビキニか何かの水着姿…
ココハイッタイドコデスカ?
現実逃避したくて視線を外した先には、各フロアへ移動するスロープ。
そこから現れた銀髪キャストのお姉さん。
…うわ、あの銀髪キャストのお姉さん、胸がたゆんたゆんしてる。
一瞬、ヒュマ姉さんと比べてしまいましたが、姉さんなんかと比べるのが失礼なくらいです。
「おや、かわいい412さんがひとりでいるんよー」
あ、なんか知らないけど、来ちゃったよぅ。
「ショコラが垂れとるやん、手を出すんよー」
え、あ!手についちゃってる。
「…はい、終わったんよー」
手の他に口の周りまで、ハンカチであっという間に拭かれてしまいました。
「ありがとう、ございます」
…パパ以外にこんな事されたのは初めてです。
「ところで、一人でこんな所をウロウロしてどしたんよー?」
「え、あ、その………ご主人様を探しに」
「ご主人様?」
なんか、背景に『ゴゴゴゴ』とか、燃えさかる炎とか表示されそうな殺気を感じますが、気のせいではないよ
うです。
「あ、あの!別に捨てられたんじゃありません!ちょっと心配になって探しに来たんです!」
あわてて事情を説明しました。
「てっきり捨てられたんかと思ったんよー」
あ、鎮火した。
はぁ、なんか疲れます。
唐突に目の前が真っ暗に。
抱きしめられたのは分かりましたが、この柔らかい、視界を遮る物体は?おまけに、い、息が…
「こんなかわいい412に心配かけるご主人様が見てみたいんよー。
暇だから、一緒に探してあげr…」
覚えているのは、聞こえてきたその言葉まで。
呼気による内部廃熱が放出出来なくなって、私のブレインコアが非常停止してしまったのでした。
ココハイッタイドコデスカ?
現実逃避したくて視線を外した先には、各フロアへ移動するスロープ。
そこから現れた銀髪キャストのお姉さん。
…うわ、あの銀髪キャストのお姉さん、胸がたゆんたゆんしてる。
一瞬、ヒュマ姉さんと比べてしまいましたが、姉さんなんかと比べるのが失礼なくらいです。
「おや、かわいい412さんがひとりでいるんよー」
あ、なんか知らないけど、来ちゃったよぅ。
「ショコラが垂れとるやん、手を出すんよー」
え、あ!手についちゃってる。
「…はい、終わったんよー」
手の他に口の周りまで、ハンカチであっという間に拭かれてしまいました。
「ありがとう、ございます」
…パパ以外にこんな事されたのは初めてです。
「ところで、一人でこんな所をウロウロしてどしたんよー?」
「え、あ、その………ご主人様を探しに」
「ご主人様?」
なんか、背景に『ゴゴゴゴ』とか、燃えさかる炎とか表示されそうな殺気を感じますが、気のせいではないよ
うです。
「あ、あの!別に捨てられたんじゃありません!ちょっと心配になって探しに来たんです!」
あわてて事情を説明しました。
「てっきり捨てられたんかと思ったんよー」
あ、鎮火した。
はぁ、なんか疲れます。
唐突に目の前が真っ暗に。
抱きしめられたのは分かりましたが、この柔らかい、視界を遮る物体は?おまけに、い、息が…
「こんなかわいい412に心配かけるご主人様が見てみたいんよー。
暇だから、一緒に探してあげr…」
覚えているのは、聞こえてきたその言葉まで。
呼気による内部廃熱が放出出来なくなって、私のブレインコアが非常停止してしまったのでした。
「あ、よかったんよ、目が覚めたんよー」
目の前には、きつい目つきを眼鏡で隠した銀髪のキャストのお姉さん。
気がつくと、人通りが無い通路の椅子の上で横になっています。
OSの時計が既に夜を指しています。
「ごめんよー、つい力が入ってしまったんよー」
…警告は全て解除、状況は緩衝値範囲内、問題なしですね。
「大丈夫です。ご迷惑をおかけしました」
「そんなことはないんよー」
キャストのお姉さんは寝たままの私を椅子から抱き上げ、入れ替わるように椅子に座ると、私をその膝の上に
横座りに座らせました。
目の前には、たゆんたゆんしている大きな胸。
「…一体、何が詰まってるのかしら、この胸」
「よく言われるんよー」
「え、あ、す、すみません」
ついつい独り言を言ったのが聞こえてしまったようです。
こっそりつついたのには気づいてないようですが。
「さて、どうするんよ、412ちゃん。もう、随分遅い時間なんよー」
「あ」
どうしよう、このまま帰って怒られるだけならいいんだけど、パパ、まだ帰ってないかも。
「どうせだし、わしの部屋に泊まってもいいんよー。わしのパシリも喜ぶ…」
急に身体が持ち上がる感覚。
流れる空気で、このキャストのお姉さんが座ったままジャンプしたのだと分かりました。
空中で身体を翻すと、天井を蹴って椅子から距離をとります。
「ふ、早い」
え、笑ってる?
獰猛な、肉食獣を思わせる笑み。
私を左腕で抱えて、右手にセイバーを構えるお姉さん。
着地と同時に、足元から来る黒い影。
目の前には、きつい目つきを眼鏡で隠した銀髪のキャストのお姉さん。
気がつくと、人通りが無い通路の椅子の上で横になっています。
OSの時計が既に夜を指しています。
「ごめんよー、つい力が入ってしまったんよー」
…警告は全て解除、状況は緩衝値範囲内、問題なしですね。
「大丈夫です。ご迷惑をおかけしました」
「そんなことはないんよー」
キャストのお姉さんは寝たままの私を椅子から抱き上げ、入れ替わるように椅子に座ると、私をその膝の上に
横座りに座らせました。
目の前には、たゆんたゆんしている大きな胸。
「…一体、何が詰まってるのかしら、この胸」
「よく言われるんよー」
「え、あ、す、すみません」
ついつい独り言を言ったのが聞こえてしまったようです。
こっそりつついたのには気づいてないようですが。
「さて、どうするんよ、412ちゃん。もう、随分遅い時間なんよー」
「あ」
どうしよう、このまま帰って怒られるだけならいいんだけど、パパ、まだ帰ってないかも。
「どうせだし、わしの部屋に泊まってもいいんよー。わしのパシリも喜ぶ…」
急に身体が持ち上がる感覚。
流れる空気で、このキャストのお姉さんが座ったままジャンプしたのだと分かりました。
空中で身体を翻すと、天井を蹴って椅子から距離をとります。
「ふ、早い」
え、笑ってる?
獰猛な、肉食獣を思わせる笑み。
私を左腕で抱えて、右手にセイバーを構えるお姉さん。
着地と同時に、足元から来る黒い影。
ギィン、ギギギギギギィン。
薄暗さも手伝って、フォトンの武器なのに手数が見えません。
二人ともフォトンアーツでもないのに、すごいスピードで打ち合ってます。
ガスビピシッ!
お姉さんの身体がよろめきます。膝に蹴りが入ったようです。
黒い影の人は、お姉さんのセイバーが左腕に刺さっています。腕で強引に止めたようです。
黒い影の中にある、見慣れた、けれど、冷たい光を放つ琥珀色の瞳。
まさか、パパ?!
お姉さんが、格闘技にある動かずに瞬発力を乗せる技のように、全身にひねりを加えてそのままセイバーを突
き込もうとしています。
このままじゃ、心臓に一撃が入ります!
(跳べ!)
頭に割り込まれたような通信。
「だめ、パパ!止めて!」
一瞬、躊躇するお姉さん。
その隙に、私は黒い影に飛びつきました。
「スイッチ押しちゃ、だめ!」
「何?」
お姉さんの足元に、何かのトラップGが仕掛けてあります。
やっぱり。
さっきの音に、トラップ設置音が混ざってたのに気がついてよかったです。
「…人のPMを『お持ち帰り』とは、どういう趣味をしている。『銀髪の肉食獣』」
やっぱりパパの声です。
「ほう、私を知っているのか、貴様」
さっきまでののんびりした口調とは全く別人のお姉さん。
「ああ。戦場で会った事も一度や二度じゃない」
「それは変な話だ。私の歩いた後には、死体しか残らないはずだが?」
「さぁな、し損じがいたんだろう。俺みたいなのがな」
「あ~もぅ!そこまでにしてください!」
放っておくと、また斬り合いかねない二人の間に入って、トラップに片足を乗せます。
「この際だから言わせてもらいます!
パパ!!
今の今まで何処に行ってたんですか!
この三日間、部屋で寝るときとイベント以外は姿をくらまして!
私がどれだけ心配してたか判りますか?!
おまけに、パパを探す手伝いしてくれるって言ってくれたお姉さんに切りかかるなんて!」
「いや、しかしな、ロザリオ…」
「しかしもへったくれもありません!
それから、お姉さん!!」
「な、なんよー…」
「ご助力には感謝しています!
ですが!
私が気づかなかったら、パパが死んでましたよ?!
そうなったら、どうしてくれるんですか!!
それだけ腕が立つのでしたら、相手を確認してからでも遅くはありません!」
「そ、そうはゆうて…」
「私、帰ります!!」
怒りが収まらないので、トラップをそのまま手近な連絡通路に蹴りこみました。
「あ、このバカ娘!そこには!」
ボンッ!「「ぐえっ!」」
「………あいつらの声がしたんよー……」
拘束されたままの二人のキャストが、氷のオブジェと化しました。
「ああ。戦場で会った事も一度や二度じゃない」
「それは変な話だ。私の歩いた後には、死体しか残らないはずだが?」
「さぁな、し損じがいたんだろう。俺みたいなのがな」
「あ~もぅ!そこまでにしてください!」
放っておくと、また斬り合いかねない二人の間に入って、トラップに片足を乗せます。
「この際だから言わせてもらいます!
パパ!!
今の今まで何処に行ってたんですか!
この三日間、部屋で寝るときとイベント以外は姿をくらまして!
私がどれだけ心配してたか判りますか?!
おまけに、パパを探す手伝いしてくれるって言ってくれたお姉さんに切りかかるなんて!」
「いや、しかしな、ロザリオ…」
「しかしもへったくれもありません!
それから、お姉さん!!」
「な、なんよー…」
「ご助力には感謝しています!
ですが!
私が気づかなかったら、パパが死んでましたよ?!
そうなったら、どうしてくれるんですか!!
それだけ腕が立つのでしたら、相手を確認してからでも遅くはありません!」
「そ、そうはゆうて…」
「私、帰ります!!」
怒りが収まらないので、トラップをそのまま手近な連絡通路に蹴りこみました。
「あ、このバカ娘!そこには!」
ボンッ!「「ぐえっ!」」
「………あいつらの声がしたんよー……」
拘束されたままの二人のキャストが、氷のオブジェと化しました。
「ところで、わし、あんたといつ会ってるんよー?」
『お持ち帰り』の件が誤解だとわかり、パルムのオープンカフェで、普通にお茶をするパパとたゆんたゆんお
姉さんと私。
「………知らないほうがいいと思うぞ?」
「そうなんですか?ご主人様」
「そう言われると、知りたくなるんよー」
暫く唸っていたパパ。
「……過去に何回か、手が付けられなくなった原生生物を駆除するミッションがあったんだが………
俺も幾度か、お呼びがかかった事があってね。
途中は省くが、死にかけて身動き取れなくなった所に来た第0遊撃隊に、原生生物諸共浄化されちまってなぁ」
うわ、確かに聞くんじゃなかったかも。
「あの時は、この人に原生生物と一緒に開きにされかけて、気がついたら翌日だったからな…」
顎をしゃくって、お姉さんを指すパパ。
「おまけに一度や二度じゃないし(ぼそ)」
え?
「ある程度の実情とか知ってるし、その後に色々噂とか聞いたんだが、その人物をガーディアンズとして街中で
見かけてみろ、出来るだけ会わないようにする為に行動を把握したくなるってもんだろうが」
まあ、一種の天敵のようなものですね。
どおりで、一人でこそこそ出かけた訳です。
「……と、ところで、わしの元部下たち、そんなに弱いとは思えんのよー。
どうやって確保したんよー?」
その疑問はもっともですが…
「あ、ああ。
あんたの見張りから一時離れて、どこぞのキャストの部屋にPMを届けたとかっていう話をしてた時だな。
なんか、気が緩んでたらしくて、上手い具合にスリープトラップGを仕掛けた路地に来てくれたんで、そのま
ま、ボン、と」
片手で爆発するのを表現するパパ。
『お持ち帰り』の件が誤解だとわかり、パルムのオープンカフェで、普通にお茶をするパパとたゆんたゆんお
姉さんと私。
「………知らないほうがいいと思うぞ?」
「そうなんですか?ご主人様」
「そう言われると、知りたくなるんよー」
暫く唸っていたパパ。
「……過去に何回か、手が付けられなくなった原生生物を駆除するミッションがあったんだが………
俺も幾度か、お呼びがかかった事があってね。
途中は省くが、死にかけて身動き取れなくなった所に来た第0遊撃隊に、原生生物諸共浄化されちまってなぁ」
うわ、確かに聞くんじゃなかったかも。
「あの時は、この人に原生生物と一緒に開きにされかけて、気がついたら翌日だったからな…」
顎をしゃくって、お姉さんを指すパパ。
「おまけに一度や二度じゃないし(ぼそ)」
え?
「ある程度の実情とか知ってるし、その後に色々噂とか聞いたんだが、その人物をガーディアンズとして街中で
見かけてみろ、出来るだけ会わないようにする為に行動を把握したくなるってもんだろうが」
まあ、一種の天敵のようなものですね。
どおりで、一人でこそこそ出かけた訳です。
「……と、ところで、わしの元部下たち、そんなに弱いとは思えんのよー。
どうやって確保したんよー?」
その疑問はもっともですが…
「あ、ああ。
あんたの見張りから一時離れて、どこぞのキャストの部屋にPMを届けたとかっていう話をしてた時だな。
なんか、気が緩んでたらしくて、上手い具合にスリープトラップGを仕掛けた路地に来てくれたんで、そのま
ま、ボン、と」
片手で爆発するのを表現するパパ。
「……そうか。話が出来てよかったんよー。412ちゃん」
「ロザリオと呼んで下さい、キャストのお姉さん」
「それじゃロザリオちゃん、今度はわしの所に遊びに来るんよー」
ちらりとパパを見る私。
(好きにしな。それもいい経験だ)
「はい、そのうちにお邪魔します」
「では、失礼するんよー」
軽く会釈して立ち去るたゆんたゆんお姉さん。やっぱり胸が大きく揺れます。
「ちょっと心配だな…」
「何がですか?」
「……あの二人だよ」
パパが言いたい事はなんとなく判ります。私も似たような経験してますから。
「あのキャストの二人組の運命は、あのたゆんたゆんお姉さんが握っています。ご主人様が悩んでも…」
どうなるかは聖霊のみぞ知る、です。
―――おわり―――
「ロザリオと呼んで下さい、キャストのお姉さん」
「それじゃロザリオちゃん、今度はわしの所に遊びに来るんよー」
ちらりとパパを見る私。
(好きにしな。それもいい経験だ)
「はい、そのうちにお邪魔します」
「では、失礼するんよー」
軽く会釈して立ち去るたゆんたゆんお姉さん。やっぱり胸が大きく揺れます。
「ちょっと心配だな…」
「何がですか?」
「……あの二人だよ」
パパが言いたい事はなんとなく判ります。私も似たような経験してますから。
「あのキャストの二人組の運命は、あのたゆんたゆんお姉さんが握っています。ご主人様が悩んでも…」
どうなるかは聖霊のみぞ知る、です。
―――おわり―――
最近は、しっかりとした中・長編の話があって読み応えがありますなぁ…。
こんな流れの中に、ヤマなしオチなしの続きが書けなくなった
文とかを乗せてもいいのだろうか?(ω・`
こんな流れの中に、ヤマなしオチなしの続きが書けなくなった
文とかを乗せてもいいのだろうか?(ω・`
全国1億5千万人のパシリラヴァーの皆さん、こんばんわ。
今回のお話は、悲劇にならないように、微妙テイスト(雷10%ファントムライン級)の
パロディを書こうと思って失敗したものです。
これを晒して置くことで、次の人の書き込みの敷居が低くなるという特殊効果つき。
ピロンピロンベーのログインオンラインへの怒りに任せて書いてしまった。
反省はちょっとだけだがしている。
苦情の半分は私へ、もう半分はゼカネットワーク運営陣へ。
加えて、神速で背中を押してくれた(崖の上から)>>311氏には、最大の感謝を。
今回のお話は、悲劇にならないように、微妙テイスト(雷10%ファントムライン級)の
パロディを書こうと思って失敗したものです。
これを晒して置くことで、次の人の書き込みの敷居が低くなるという特殊効果つき。
ピロンピロンベーのログインオンラインへの怒りに任せて書いてしまった。
反省はちょっとだけだがしている。
苦情の半分は私へ、もう半分はゼカネットワーク運営陣へ。
加えて、神速で背中を押してくれた(崖の上から)>>311氏には、最大の感謝を。
大小様々な依頼を一手に引き受ける、惑星間警備組織ガーディアンズ。
その本部はガーディアンズコロニーにあり、そこでは多くのガーディアンズ隊員達がマイルーム
という部屋で生活しながら働いている。大きな依頼のほとんどは本部の隊員達が処理に当たっている
が、規模の小さな依頼まではなかなか手が回らない。そこで、各惑星にはガーディアンズ支部が
設立されていて、その惑星でマイルームを貰い住み込みで任務にあたっている者達も居る。
惑星ニューデイズにもガーディアンズ支部があり、当然、支部隊員用のマイルームもあるわけだ。
今回の奇妙なお話は、オウトクシティ支部にマイルームを持つ、大きな箱とパシリの物語。
「だめぇぇ!」
という声が部屋の中から聞こえている。中で声を発しているのは、若葉色の衣装が鮮やかな
パートナーマシナリー440。どうやら彼女は、随分と古いビデオを見ているようだ。
「そんな…こんな所で…いやぁぁぁっ!」
随分と興奮しているのか、声は甲高くなっていき、ビデオ映像の映っているビジフォンを
穴の開くくらい凝視している。
「イくの? イっちゃうの? …イっちゃだめぇぇぇ!」
大小二人のビス男と一人のニュマ娘が映っているそのビデオは、どうやら佳境のようだ。
その本部はガーディアンズコロニーにあり、そこでは多くのガーディアンズ隊員達がマイルーム
という部屋で生活しながら働いている。大きな依頼のほとんどは本部の隊員達が処理に当たっている
が、規模の小さな依頼まではなかなか手が回らない。そこで、各惑星にはガーディアンズ支部が
設立されていて、その惑星でマイルームを貰い住み込みで任務にあたっている者達も居る。
惑星ニューデイズにもガーディアンズ支部があり、当然、支部隊員用のマイルームもあるわけだ。
今回の奇妙なお話は、オウトクシティ支部にマイルームを持つ、大きな箱とパシリの物語。
「だめぇぇ!」
という声が部屋の中から聞こえている。中で声を発しているのは、若葉色の衣装が鮮やかな
パートナーマシナリー440。どうやら彼女は、随分と古いビデオを見ているようだ。
「そんな…こんな所で…いやぁぁぁっ!」
随分と興奮しているのか、声は甲高くなっていき、ビデオ映像の映っているビジフォンを
穴の開くくらい凝視している。
「イくの? イっちゃうの? …イっちゃだめぇぇぇ!」
大小二人のビス男と一人のニュマ娘が映っているそのビデオは、どうやら佳境のようだ。
ニュマ娘はその場に泣き崩れ、BGMが流れる。
(みつめあーうとー すなーおーにー おしゃーべりー できーなーいー)
小ビス男が海岸の砂浜から去っていくなか、大きなビス男は"未来日誌"と書かれた黒い本を開いている。
そこには"小ビス男が浮気をしていたというのは、彼が作った嘘の話。彼は、自分がニュマ娘から
好かれているため告白できない親友のビス男を見かねて、嘘をついていた。そして、2人が今後
うまくいく事を願って、嘘をついたまま一人、故郷のモトゥブへと帰る"と書かれている。
(ぶなみのようーなー まずしさにー あいのぉぉー おびえてる フゥー!)
驚いた表情のまま、最後の日誌のページを見るビス男。そこには、こう書かれていた。
"最後の日誌はビス男の手に委ねられた。親友か恋人か。どちらかを選ぶ結末を書き込むのだ"
そして、夜の海岸をバックにテロップが流れる。
《そしてビス男の選んだ未来とは!? 次週、未来日誌Ⅲ"3人のクリスマスック"最終回!
ビス男が選んだ衝撃の結末を、あなたは涙なしには見る事は出来ない…》
最終回を前にして既に涙ぼろぼろの440は、ぐしぐしと涙を袖で拭きながら最終回のビデオを探す。
床に積まれたビデオの山。未整理のナノトランサーの中。物置と化しているドレスルーム。
「あれ? どこに置いたっけ…」
秘密のビデオのあるベットの下。売り上げの一部をへそくりしているマイショップの引き出しの中。
「むぅー。無い」
腕を組んで首をかしげながら、ルームグッツ置き場を通り過ぎようとした時、440の目に
てくてくとしあわせそうに歩くパノン像と、首の長いラガンの置物が目に入る。
「んん? パノン……。ああっ!」
と、某ロマンシングな2作目のように閃いた440は、コロニー3Fにあるレンタルビデオ屋のページ
を開き、主人のレンタルIDを打ち込んで照合を試みる。すると、本日の返却リストには、
"101匹パノちゃん てくてく大行進" "萌えよ ディラガン!" に加えて、"ソトホクのホントの
トコロ 未来日誌Ⅲ最終回"と記載されていたのだ。
「最終回じゃなくて、part3を返してきてって言ったのに!」
今朝、「ファミ通カップ」とかいう新ミッションに行く主人の大箱に、同じ3Fにあるレンタル
ビデオ屋への返却を頼んだのだ。だが、ドラゴンとサムシングスイーツが大好きという主人は、
普段なかなか見られない双頭龍が出現するという噂を聞いていて、ウキウキ気分の上の空。
返却する種類を間違えたらしい。
「返却を頼んだ私がバカだったわ…」
後悔してもはじまらない、とため息を振り払った440はビジフォンの録音機能をONにして、
「あーあー。こほん。………。キララです。レンタルビデオ屋にビデオを借りに行ってきます。
すぐに戻りますので心配しないように」
と、出かける旨の伝言を残しガーディアンズコロニー3Fのレンタルビデオ屋へと向かうのであった。
(みつめあーうとー すなーおーにー おしゃーべりー できーなーいー)
小ビス男が海岸の砂浜から去っていくなか、大きなビス男は"未来日誌"と書かれた黒い本を開いている。
そこには"小ビス男が浮気をしていたというのは、彼が作った嘘の話。彼は、自分がニュマ娘から
好かれているため告白できない親友のビス男を見かねて、嘘をついていた。そして、2人が今後
うまくいく事を願って、嘘をついたまま一人、故郷のモトゥブへと帰る"と書かれている。
(ぶなみのようーなー まずしさにー あいのぉぉー おびえてる フゥー!)
驚いた表情のまま、最後の日誌のページを見るビス男。そこには、こう書かれていた。
"最後の日誌はビス男の手に委ねられた。親友か恋人か。どちらかを選ぶ結末を書き込むのだ"
そして、夜の海岸をバックにテロップが流れる。
《そしてビス男の選んだ未来とは!? 次週、未来日誌Ⅲ"3人のクリスマスック"最終回!
ビス男が選んだ衝撃の結末を、あなたは涙なしには見る事は出来ない…》
最終回を前にして既に涙ぼろぼろの440は、ぐしぐしと涙を袖で拭きながら最終回のビデオを探す。
床に積まれたビデオの山。未整理のナノトランサーの中。物置と化しているドレスルーム。
「あれ? どこに置いたっけ…」
秘密のビデオのあるベットの下。売り上げの一部をへそくりしているマイショップの引き出しの中。
「むぅー。無い」
腕を組んで首をかしげながら、ルームグッツ置き場を通り過ぎようとした時、440の目に
てくてくとしあわせそうに歩くパノン像と、首の長いラガンの置物が目に入る。
「んん? パノン……。ああっ!」
と、某ロマンシングな2作目のように閃いた440は、コロニー3Fにあるレンタルビデオ屋のページ
を開き、主人のレンタルIDを打ち込んで照合を試みる。すると、本日の返却リストには、
"101匹パノちゃん てくてく大行進" "萌えよ ディラガン!" に加えて、"ソトホクのホントの
トコロ 未来日誌Ⅲ最終回"と記載されていたのだ。
「最終回じゃなくて、part3を返してきてって言ったのに!」
今朝、「ファミ通カップ」とかいう新ミッションに行く主人の大箱に、同じ3Fにあるレンタル
ビデオ屋への返却を頼んだのだ。だが、ドラゴンとサムシングスイーツが大好きという主人は、
普段なかなか見られない双頭龍が出現するという噂を聞いていて、ウキウキ気分の上の空。
返却する種類を間違えたらしい。
「返却を頼んだ私がバカだったわ…」
後悔してもはじまらない、とため息を振り払った440はビジフォンの録音機能をONにして、
「あーあー。こほん。………。キララです。レンタルビデオ屋にビデオを借りに行ってきます。
すぐに戻りますので心配しないように」
と、出かける旨の伝言を残しガーディアンズコロニー3Fのレンタルビデオ屋へと向かうのであった。
一方その頃。
視えない畔路のVRミッションについていた大箱達のパーティーは、ディ・ラグナスと対峙していた。
同盟軍からガーディアンズに卸された旧式戦略兵器であるこのキャストは、他のキャスト達よりも
一回り以上大きいのだが、それをも軽く超える巨体が目の前で氷炎の咆哮を放っている。
とても仮想空間だとは思えない迫力に、少し怯んでしまっているパーティーメンバーを尻目に
気合の声をあげながら走る影があった。大箱だ。
「待て、エル! 一人じゃ危険だ!」
その大きさ故、大きいを意味するLargeの頭文字を取って呼ばれている大箱は、
パーティーメンバーの呼びかけを気にも留めず、背後の尻尾へと疾走していく。そして、
「おも、おも、おもちかえりぃぃぃぃぃ!」
その大きな両腕で2本の尻尾を抱え込むと、ずるずると出口の方へと引きずり始めたのだ。
パーティーメンバーとディ・ラガンの、唖然という状態への戦いは始まったばかりである。
「あーあ。借りられちゃってたかぁ」
コロニーからニューデイズに帰る為のPPTシャトルから降りたキララを待っていたのは、
この星特有の梅雨という気候がもたらした雨だった。ビデオ探しに予想以上に時間がかかって
しまい、時刻は夕暮れにさしかかっている。
「…やばっ。もうこんな時間なの!?」
ビデオ返却の代わりにファントムラインの合成を頼まれてはいたが、ビデオを見ながら
でも合成しようかな、と思っていたので、当然、終わってはいない。
「急いで帰って合成しないと」
キララは降頻る雨の中、支部の裏手にある"オウトク支部マイルーム棟"へと駆け出していった。
一張羅が濡れるのは悲しいが梅雨の雨の中を走るのも気持ちいいな、と思いながら
マイルーム棟へ向かっていると、キララの耳にパサリという音が聞こえた。
この雨音の中、何か本が落ちたような音が聞こえたのだ。
不思議に思って、音のした路地裏へと続く道に目をやると、一冊の黒い本が落ちている。
「あれ? あの本、どこかで見たような」
見た事のあるようで思い出せない。ファミ通ミッションのご褒美で貰えると噂の本
ブクラ・ファミツウに似ているようなそうでないような…。ちゃんと見れば思い出すかな、
と思ったキララは黒い本へと近づいて、まじまじと見た。
上向いている表紙には何も書かれてはいないが、その装丁はビデオで見ていた
「これ……未来日誌だ!」
未来日誌にそっくりだったのだ。
「落し物かなぁ? と、とりあえず濡れちゃいけないから預かっておこうー、っと」
憧れの未来日誌のような物が落ちている、という誘惑に勝てなかったキララは、
濡れないように、と黒い本を小脇に抱え、再びマイルーム棟へと走り出す。
この時、キララは3つのコトに気がついていなかった。
一つは、裏面に本の題名が書いてあることに。
二つは、本がこの雨にも関わらず、一切、濡れていなかったことに。
三つは、キララの姿を上空で見つめる黒い影に。
視えない畔路のVRミッションについていた大箱達のパーティーは、ディ・ラグナスと対峙していた。
同盟軍からガーディアンズに卸された旧式戦略兵器であるこのキャストは、他のキャスト達よりも
一回り以上大きいのだが、それをも軽く超える巨体が目の前で氷炎の咆哮を放っている。
とても仮想空間だとは思えない迫力に、少し怯んでしまっているパーティーメンバーを尻目に
気合の声をあげながら走る影があった。大箱だ。
「待て、エル! 一人じゃ危険だ!」
その大きさ故、大きいを意味するLargeの頭文字を取って呼ばれている大箱は、
パーティーメンバーの呼びかけを気にも留めず、背後の尻尾へと疾走していく。そして、
「おも、おも、おもちかえりぃぃぃぃぃ!」
その大きな両腕で2本の尻尾を抱え込むと、ずるずると出口の方へと引きずり始めたのだ。
パーティーメンバーとディ・ラガンの、唖然という状態への戦いは始まったばかりである。
「あーあ。借りられちゃってたかぁ」
コロニーからニューデイズに帰る為のPPTシャトルから降りたキララを待っていたのは、
この星特有の梅雨という気候がもたらした雨だった。ビデオ探しに予想以上に時間がかかって
しまい、時刻は夕暮れにさしかかっている。
「…やばっ。もうこんな時間なの!?」
ビデオ返却の代わりにファントムラインの合成を頼まれてはいたが、ビデオを見ながら
でも合成しようかな、と思っていたので、当然、終わってはいない。
「急いで帰って合成しないと」
キララは降頻る雨の中、支部の裏手にある"オウトク支部マイルーム棟"へと駆け出していった。
一張羅が濡れるのは悲しいが梅雨の雨の中を走るのも気持ちいいな、と思いながら
マイルーム棟へ向かっていると、キララの耳にパサリという音が聞こえた。
この雨音の中、何か本が落ちたような音が聞こえたのだ。
不思議に思って、音のした路地裏へと続く道に目をやると、一冊の黒い本が落ちている。
「あれ? あの本、どこかで見たような」
見た事のあるようで思い出せない。ファミ通ミッションのご褒美で貰えると噂の本
ブクラ・ファミツウに似ているようなそうでないような…。ちゃんと見れば思い出すかな、
と思ったキララは黒い本へと近づいて、まじまじと見た。
上向いている表紙には何も書かれてはいないが、その装丁はビデオで見ていた
「これ……未来日誌だ!」
未来日誌にそっくりだったのだ。
「落し物かなぁ? と、とりあえず濡れちゃいけないから預かっておこうー、っと」
憧れの未来日誌のような物が落ちている、という誘惑に勝てなかったキララは、
濡れないように、と黒い本を小脇に抱え、再びマイルーム棟へと走り出す。
この時、キララは3つのコトに気がついていなかった。
一つは、裏面に本の題名が書いてあることに。
二つは、本がこの雨にも関わらず、一切、濡れていなかったことに。
三つは、キララの姿を上空で見つめる黒い影に。
「よしっ。セーフ、セーフ」
鍵が掛かったままの部屋を確認したキララは、さっそくファントムラインの合成に取り掛かる。
この前はファントムメイトを6つも作ってしまったので、今回はなんとしてでも成功させたい
と思いながら準備を進めていると、ふと、あの黒い本が目に留まった。
「これが未来日誌だったら、もしかして!」
ビデオでやっていた未来日誌では、予め未来が書き込まれており、そのとおりに物語が
進んでいく。空白のページの部分は、書き込むことによりその未来を決定することが出来る、
という設定であった。
「白紙、かぁ。まぁ、願掛け程度に書いておこうかなー」
そう言いながら、キララは真っ白なページにさらさらっと文字を書き込んでいく。
『合成キューブが実を粉にして働いた結果、
6月1日の合成はファントムライン50%が大成功!』
「まぁ、気休めだけどねー」
そう言いながらもちょっぴり期待したキララは合成に取り掛かった。
合成キューブに材料を入れ、掌に乗せ、完成品をイメージしながら振動波を送り込む。
振動波を状態に合わせて加減する。それに合わせて、合成キューブの回転が激しくなっていく。
あれ? いつもよりも合成キューブが…熱い?
そう思った瞬間、合成キューブが木っ端微塵になり部屋の中は閃光に包まれた。
「!?」
強い光と炸裂音にびっくりしたキララは、反射的に目をつぶる。
視界がマブタに遮断されるその刹那、キララはなにか黒い人影を見たような気がしたが
その後に起こった事態によって、この記憶は忘れられてしまう。
光が収まり、つぶった眼を開くと、そこには見事なシールドラインが完成していた。
「で、できてる……。できてるー!」
Aクラスの防具を初完成させた喜びで、キャッキャと跳ね回っていると、
「ただいまー」
と、大箱が帰ってきた声が聞こえてきた。早く見せたい一心のキララは、出来たての
ファントムラインを持って玄関までスキップして行く。
「見て、見て! 私だって、やる時はやるんです!」
どーだー、とばかりに見せつけるキララからファントムラインを受け取った大箱は
「よくがんばった! 感動した!」
と言いながら、帽子を取ってキララを撫でてやる。
「まぁ、ファントムセット用だから属性には期待はしてないが……んん!?」
キララを撫でる手が止まる大箱。止まった手を見上げながら、キララは大箱に聞いた。
「あー、、、合成成功が嬉しくって、属性値を見るの忘れてました……」
属性オンラインのご時勢だ。いくらセット効果が目的だからとはいえ、属性値が10%
とかなら、使い物になるかとうが非常に微妙なモノになってしまう。
止まった手が震えているのを感じたキララは、
「ごめんなさいです。次からは、もっといい属性値のものを、」
と言いかけた時、大箱の手の撫でが当社費3倍になった。
「いきなり50%なんて成功させやがって! なんていい子だ」
「50%!?」
あまりの驚きと嬉しさで、その日2回目の涙を流したキララは、それを見ておろおろして
いる大箱に明るくこう言った。
「今夜は、サムシングスイーツでお祝いしましょうねっ!」
鍵が掛かったままの部屋を確認したキララは、さっそくファントムラインの合成に取り掛かる。
この前はファントムメイトを6つも作ってしまったので、今回はなんとしてでも成功させたい
と思いながら準備を進めていると、ふと、あの黒い本が目に留まった。
「これが未来日誌だったら、もしかして!」
ビデオでやっていた未来日誌では、予め未来が書き込まれており、そのとおりに物語が
進んでいく。空白のページの部分は、書き込むことによりその未来を決定することが出来る、
という設定であった。
「白紙、かぁ。まぁ、願掛け程度に書いておこうかなー」
そう言いながら、キララは真っ白なページにさらさらっと文字を書き込んでいく。
『合成キューブが実を粉にして働いた結果、
6月1日の合成はファントムライン50%が大成功!』
「まぁ、気休めだけどねー」
そう言いながらもちょっぴり期待したキララは合成に取り掛かった。
合成キューブに材料を入れ、掌に乗せ、完成品をイメージしながら振動波を送り込む。
振動波を状態に合わせて加減する。それに合わせて、合成キューブの回転が激しくなっていく。
あれ? いつもよりも合成キューブが…熱い?
そう思った瞬間、合成キューブが木っ端微塵になり部屋の中は閃光に包まれた。
「!?」
強い光と炸裂音にびっくりしたキララは、反射的に目をつぶる。
視界がマブタに遮断されるその刹那、キララはなにか黒い人影を見たような気がしたが
その後に起こった事態によって、この記憶は忘れられてしまう。
光が収まり、つぶった眼を開くと、そこには見事なシールドラインが完成していた。
「で、できてる……。できてるー!」
Aクラスの防具を初完成させた喜びで、キャッキャと跳ね回っていると、
「ただいまー」
と、大箱が帰ってきた声が聞こえてきた。早く見せたい一心のキララは、出来たての
ファントムラインを持って玄関までスキップして行く。
「見て、見て! 私だって、やる時はやるんです!」
どーだー、とばかりに見せつけるキララからファントムラインを受け取った大箱は
「よくがんばった! 感動した!」
と言いながら、帽子を取ってキララを撫でてやる。
「まぁ、ファントムセット用だから属性には期待はしてないが……んん!?」
キララを撫でる手が止まる大箱。止まった手を見上げながら、キララは大箱に聞いた。
「あー、、、合成成功が嬉しくって、属性値を見るの忘れてました……」
属性オンラインのご時勢だ。いくらセット効果が目的だからとはいえ、属性値が10%
とかなら、使い物になるかとうが非常に微妙なモノになってしまう。
止まった手が震えているのを感じたキララは、
「ごめんなさいです。次からは、もっといい属性値のものを、」
と言いかけた時、大箱の手の撫でが当社費3倍になった。
「いきなり50%なんて成功させやがって! なんていい子だ」
「50%!?」
あまりの驚きと嬉しさで、その日2回目の涙を流したキララは、それを見ておろおろして
いる大箱に明るくこう言った。
「今夜は、サムシングスイーツでお祝いしましょうねっ!」
翌日。
サムシングスイーツな晩餐会で、ニューデイズの伝統的な飲み物である、
サムシングスイーツ酒を飲みすぎたキララは、二日酔いの気持ち悪さで目が覚めた。
時計を見ると、既に正午を過ぎている。ちょっと、ハッチャケすぎたかなー、と
思いつつも朝の身支度をしていると、大箱の姿が見当たらない事に気がついた。
「今日はガーディアンズのお仕事は非番だ、って言ってたのになぁ」
何かメッセージが入っていないかとビジフォンの録音機能を再生してみると、
昨日、自分が入れた出かけのメッセージの他に、大箱からのメッセージが入っていた。
録音時間は、今朝になっている。
「なにかあったのかなぁ…。ぽちっとなー」
そう言いつつ再生ボタンを押すと、大箱の慌てた声がビジフォンから再生されていく。
「キララ、すまん。支部から緊急招集がかかった。ドラゴン変異体であるゾアルゴウグ
が急に暴れだして、教団施設を襲っているらしい。認定Lv100を超える大物だ。
そいつがシティに向かわない可能性は無いから、外へは出るな! 認定Lv100以上
というのには正直ビビッてるが、お前の作った鎧があればなんとかなるさ。
じゃ、おとなしく留守番してるんだぞ」
キララは顔からオイルがさっと引いた音を聞いた。
思考が停止する。
しばらくして、オイルが頭にのぼり、口が怒声を吐いた。
「認定Lv100以上なんて、死にに行くような物じゃない! このバカ箱っ!」
従軍していた経験があるとはいえ、最近、やっとLvが70になったばかりの大箱だ。
認定Lv100を超えるボスクラスのエネミーとやりあうなんて、それこそ、
死にに行くようなものなのに!
「私が行っても足手まといだし……。何か、何か方法は」
そう思ったキララの目に、昨日拾った黒い本が留まる。
「そうだ……もしかしたら、未来日誌なら……」
日誌に書いたから、昨日の合成だって成功したかもしれない。
ううん。むしろ、昨日の合成成功は日誌の力だったのかもしれない。
ほら、だって、その証拠に属性値だって50%だったじゃないの!
「神様、お願いします。大箱を死なせないでっ」
真っ白なページに真摯な文字が書き込まれていく。
『ゾアルゴウグは飛行中に転落しひと気の無い森へ。
6月2日の緊急ミッションは死傷者0人で解決する』
藁にもすがる気持ちで書き終えたキララは、手を合わせて神に祈った。
「どうか、大箱が死にませんように……」
サムシングスイーツな晩餐会で、ニューデイズの伝統的な飲み物である、
サムシングスイーツ酒を飲みすぎたキララは、二日酔いの気持ち悪さで目が覚めた。
時計を見ると、既に正午を過ぎている。ちょっと、ハッチャケすぎたかなー、と
思いつつも朝の身支度をしていると、大箱の姿が見当たらない事に気がついた。
「今日はガーディアンズのお仕事は非番だ、って言ってたのになぁ」
何かメッセージが入っていないかとビジフォンの録音機能を再生してみると、
昨日、自分が入れた出かけのメッセージの他に、大箱からのメッセージが入っていた。
録音時間は、今朝になっている。
「なにかあったのかなぁ…。ぽちっとなー」
そう言いつつ再生ボタンを押すと、大箱の慌てた声がビジフォンから再生されていく。
「キララ、すまん。支部から緊急招集がかかった。ドラゴン変異体であるゾアルゴウグ
が急に暴れだして、教団施設を襲っているらしい。認定Lv100を超える大物だ。
そいつがシティに向かわない可能性は無いから、外へは出るな! 認定Lv100以上
というのには正直ビビッてるが、お前の作った鎧があればなんとかなるさ。
じゃ、おとなしく留守番してるんだぞ」
キララは顔からオイルがさっと引いた音を聞いた。
思考が停止する。
しばらくして、オイルが頭にのぼり、口が怒声を吐いた。
「認定Lv100以上なんて、死にに行くような物じゃない! このバカ箱っ!」
従軍していた経験があるとはいえ、最近、やっとLvが70になったばかりの大箱だ。
認定Lv100を超えるボスクラスのエネミーとやりあうなんて、それこそ、
死にに行くようなものなのに!
「私が行っても足手まといだし……。何か、何か方法は」
そう思ったキララの目に、昨日拾った黒い本が留まる。
「そうだ……もしかしたら、未来日誌なら……」
日誌に書いたから、昨日の合成だって成功したかもしれない。
ううん。むしろ、昨日の合成成功は日誌の力だったのかもしれない。
ほら、だって、その証拠に属性値だって50%だったじゃないの!
「神様、お願いします。大箱を死なせないでっ」
真っ白なページに真摯な文字が書き込まれていく。
『ゾアルゴウグは飛行中に転落しひと気の無い森へ。
6月2日の緊急ミッションは死傷者0人で解決する』
藁にもすがる気持ちで書き終えたキララは、手を合わせて神に祈った。
「どうか、大箱が死にませんように……」
すると、一分も経たないうちにキララのメールボックスにメールが届いた。
差出人は大箱となっている。あわてて内容を見ると、腕のいいガンナーが対象
を見事撃ち落したため、人的被害0でミッションが終了した、とのことだった。
やっぱりそうなんだ。この黒い本は、
「本物の未来日誌なんだ」
と、ぽつりと言う。すると、部屋の中から
「クハハハハ…。そんな都合の良いものではないぞ、娘よ」
と、威圧的な声が聞こえてきた。
「え?」
部屋には、今、キララしか居ない。鍵もキチンと掛かっているし、防犯ブザーも鳴っては
いない。身支度をしながら大箱を探した時だって、誰もいなかった。なのに声が!?
警戒しながら部屋の中を見回すキララに、声の主は
「上を見るがいい」
と、告げる。さっとナノトランサーからシッガ・アムザを取り出したキララは、
ためらい無く天井へ銃口を向け発射する。炸裂音と共にパラパラと天井の塗装が
落ちてくるが、他に気配は無い。恐る恐る見上げると、そこには、紫色のスマートな
ボディを持ったキャストが宙に浮いているのだ。
「…なっ」
格好だけ見れば、見慣れないパーツをつけたキャストだが、手には魂を喰らわれそうな
鈍色に光る鎌を持ち、その目は生きている者を畏怖させる光をたたえている。これって、
「いい素質を持った娘だ。だが、そんな銃では私は殺せない。なにぶん、今の私は」
「し、死神?」
テーブルの方へ後ずさりながら、キララが言った言葉。
それは、そのキャストを表すのに最も最適かつ的確な単語だった。
「ほう。器量が良い上に飲み込みも早い、か」
後ずさってぶつかった衝撃で、テーブルからあの黒い本が床へと落ちる。
バサッ、というあの雨の日と同じ音をたてて、黒い本は本来の表紙の面を上へと向けた。
そこには、クバラ語でこう書かれている。
差出人は大箱となっている。あわてて内容を見ると、腕のいいガンナーが対象
を見事撃ち落したため、人的被害0でミッションが終了した、とのことだった。
やっぱりそうなんだ。この黒い本は、
「本物の未来日誌なんだ」
と、ぽつりと言う。すると、部屋の中から
「クハハハハ…。そんな都合の良いものではないぞ、娘よ」
と、威圧的な声が聞こえてきた。
「え?」
部屋には、今、キララしか居ない。鍵もキチンと掛かっているし、防犯ブザーも鳴っては
いない。身支度をしながら大箱を探した時だって、誰もいなかった。なのに声が!?
警戒しながら部屋の中を見回すキララに、声の主は
「上を見るがいい」
と、告げる。さっとナノトランサーからシッガ・アムザを取り出したキララは、
ためらい無く天井へ銃口を向け発射する。炸裂音と共にパラパラと天井の塗装が
落ちてくるが、他に気配は無い。恐る恐る見上げると、そこには、紫色のスマートな
ボディを持ったキャストが宙に浮いているのだ。
「…なっ」
格好だけ見れば、見慣れないパーツをつけたキャストだが、手には魂を喰らわれそうな
鈍色に光る鎌を持ち、その目は生きている者を畏怖させる光をたたえている。これって、
「いい素質を持った娘だ。だが、そんな銃では私は殺せない。なにぶん、今の私は」
「し、死神?」
テーブルの方へ後ずさりながら、キララが言った言葉。
それは、そのキャストを表すのに最も最適かつ的確な単語だった。
「ほう。器量が良い上に飲み込みも早い、か」
後ずさってぶつかった衝撃で、テーブルからあの黒い本が床へと落ちる。
バサッ、というあの雨の日と同じ音をたてて、黒い本は本来の表紙の面を上へと向けた。
そこには、クバラ語でこう書かれている。
【ノート・デスタ】
ヤマとオチとイミの無い話 Fin...
旦那・・・なにやってんだよw
>>312>>319
ちょwwww旦那wwww
ところで、そのタイトルのノリは闇(ry
さあ、続きを書くんだ!早く書かないとパパと一緒に
「『最凶の砂獣』Cで、血反吐を吐くまで周回だ!」
て事になるぞ!
オレも続き読みたいに一票
ちょwwww旦那wwww
ところで、そのタイトルのノリは闇(ry
さあ、続きを書くんだ!早く書かないとパパと一緒に
「『最凶の砂獣』Cで、血反吐を吐くまで周回だ!」
て事になるぞ!
オレも続き読みたいに一票
まあ、>>312さんに実際に書いてもらえたとして、時間は掛かるだろうからのんびりかまえますよ。
ども、パパと412作者です。
一応過去編が一段落して、次回の長編が完成するまでは時間も掛かります。
ぽつぽつ短編が上がるかもしれませんが、のんびりお待ちください。
さて、作中で色々な方々のネタやら設定やらを利用させてもらいましたが、
俺的に統合するための裏設定などを作ってあります。
お目汚しかも知れませんが、作品を読む上での参考になればと思い、投下します。
ひまつぶしにでもご拝読くださいませ。
食べ物とか体について
小さい躯体を無理なく運用するために皮膚や駆動系に使われている生体部品がキャストより多用されていると
設定し(実際、皮膚の磨耗度はキャストと変わらないだろうし)、食事による生体部品の維持機能を付けてある
ものとしています。
人間でいう胃と腸を兼ねた装置が体内にありますが、完全分解・吸収するので排泄行為はありません。
ただ、未吸収の栄養素を蓄積する機能が付いているので、腹に一撃喰らったりすると、人間同様に吐きます。
と言うわけで、必要な栄養素を摂取していれば、ある程度の損傷はゆっくりですが自力で修復してくれます。
というか、こういう設定にしないと、ふにふにほっぺとか、一緒にご飯とか、納得して描写できないじゃんw
ま、人と接するには生きた人肌が一番無難だったと言う事でw
髪の毛についてですが、今回の作中では特に触れませんでしたが、冷却装置という設定がされています。
某ツインシグナルとかエリアルのようですが、ブレインコアに近くて放射面積の多い物質としては最適ですの
で、彼女らが作中において、おしゃれ以外の目的で髪を下ろす行為があったとすれば、それは強制冷却している
ことになります。
普段はそこまでしなくても、体表からの自然冷却やフォトンリアクターなどの冷却装置でまかなえているもの
としています。
ども、パパと412作者です。
一応過去編が一段落して、次回の長編が完成するまでは時間も掛かります。
ぽつぽつ短編が上がるかもしれませんが、のんびりお待ちください。
さて、作中で色々な方々のネタやら設定やらを利用させてもらいましたが、
俺的に統合するための裏設定などを作ってあります。
お目汚しかも知れませんが、作品を読む上での参考になればと思い、投下します。
ひまつぶしにでもご拝読くださいませ。
食べ物とか体について
小さい躯体を無理なく運用するために皮膚や駆動系に使われている生体部品がキャストより多用されていると
設定し(実際、皮膚の磨耗度はキャストと変わらないだろうし)、食事による生体部品の維持機能を付けてある
ものとしています。
人間でいう胃と腸を兼ねた装置が体内にありますが、完全分解・吸収するので排泄行為はありません。
ただ、未吸収の栄養素を蓄積する機能が付いているので、腹に一撃喰らったりすると、人間同様に吐きます。
と言うわけで、必要な栄養素を摂取していれば、ある程度の損傷はゆっくりですが自力で修復してくれます。
というか、こういう設定にしないと、ふにふにほっぺとか、一緒にご飯とか、納得して描写できないじゃんw
ま、人と接するには生きた人肌が一番無難だったと言う事でw
髪の毛についてですが、今回の作中では特に触れませんでしたが、冷却装置という設定がされています。
某ツインシグナルとかエリアルのようですが、ブレインコアに近くて放射面積の多い物質としては最適ですの
で、彼女らが作中において、おしゃれ以外の目的で髪を下ろす行為があったとすれば、それは強制冷却している
ことになります。
普段はそこまでしなくても、体表からの自然冷却やフォトンリアクターなどの冷却装置でまかなえているもの
としています。
ロザリオとナンバリングについて
過去の作品にあったGSS988-B2等のナンバーは、躯体の型式として考えています。
大概は型式だけでは個体区別が付きませんが、『狂犬』や『女帝』たちの物は個人的に特別なものとして製造
ロットと同等の扱いをさせてもらいました。
ロザリオの正式な型式はGSS998-B5、未来視能力を持っていたとされるGH-410の後継機であり、姉妹機に
当たる躯体という設定があります。
また、作中に登場したGST685-F9ですが、生産が追いつかなかった時期にGRMの教導用が回されて使用されて
いた物で、区分の為に形式がGSSからGSTに変更されていたデチューンモデルです。この躯体は古い時代からの数少
ない生き残りでしたが、不幸にも作中で破壊されました。多大な経験値を秘めた同モデルはあと1体しか稼動して
いません。この設定を使う予定はありませんが。
ロザリオは終戦後100年目に製造された躯体です。
作品中に登場したPMGA00261C5D7-B5というナンバリングは、管理しやすいようにGRMが以前から使用してい
る、製造ロット番号です。
意味としては、
P:パートナー用。戦闘用から工業用、農業用、家庭用など、基本用途が分類される。
M:マシナリータイプ。マシナリー、通常の乗り物、武器・防具、ツール類などの基本品目をここで分類。
G:ガーディアンズ仕様。Nは一般、Aは同盟軍、Pは警察関連、Fは工業・農業、Hは医療関連、Cは企業。
GRM内では、Lは研究用、Dは警備用、Tは教導用、Xは試作機、αはロストナンバーとして分類。
再改修された躯体によっては変更される可能性がある。
A:Aは100年目、Bは200年目とつづく。百年以前の躯体には記載がない。
00:下二桁の年数
261C5D7:その製品の個体番号。16進法で表記される。
B5:機体製造モデル。PMでは、再改修された躯体にはアルファベットと数字の間に『n』が追加され、最後
に再改修回数が記載される。(例:Rn86。R8タイプで、6回の改修経歴があると読む)
となります。
彼女のPMGA00261C5D7-B5という番号は、戦後100年目の39,962,071番目に作成された、ガーディアンズ仕様
のパートナーマシナリー、B5モデルという事になります。
とまあ、こんなことを考えながら作品をつくっちょります。
過去の作品にあったGSS988-B2等のナンバーは、躯体の型式として考えています。
大概は型式だけでは個体区別が付きませんが、『狂犬』や『女帝』たちの物は個人的に特別なものとして製造
ロットと同等の扱いをさせてもらいました。
ロザリオの正式な型式はGSS998-B5、未来視能力を持っていたとされるGH-410の後継機であり、姉妹機に
当たる躯体という設定があります。
また、作中に登場したGST685-F9ですが、生産が追いつかなかった時期にGRMの教導用が回されて使用されて
いた物で、区分の為に形式がGSSからGSTに変更されていたデチューンモデルです。この躯体は古い時代からの数少
ない生き残りでしたが、不幸にも作中で破壊されました。多大な経験値を秘めた同モデルはあと1体しか稼動して
いません。この設定を使う予定はありませんが。
ロザリオは終戦後100年目に製造された躯体です。
作品中に登場したPMGA00261C5D7-B5というナンバリングは、管理しやすいようにGRMが以前から使用してい
る、製造ロット番号です。
意味としては、
P:パートナー用。戦闘用から工業用、農業用、家庭用など、基本用途が分類される。
M:マシナリータイプ。マシナリー、通常の乗り物、武器・防具、ツール類などの基本品目をここで分類。
G:ガーディアンズ仕様。Nは一般、Aは同盟軍、Pは警察関連、Fは工業・農業、Hは医療関連、Cは企業。
GRM内では、Lは研究用、Dは警備用、Tは教導用、Xは試作機、αはロストナンバーとして分類。
再改修された躯体によっては変更される可能性がある。
A:Aは100年目、Bは200年目とつづく。百年以前の躯体には記載がない。
00:下二桁の年数
261C5D7:その製品の個体番号。16進法で表記される。
B5:機体製造モデル。PMでは、再改修された躯体にはアルファベットと数字の間に『n』が追加され、最後
に再改修回数が記載される。(例:Rn86。R8タイプで、6回の改修経歴があると読む)
となります。
彼女のPMGA00261C5D7-B5という番号は、戦後100年目の39,962,071番目に作成された、ガーディアンズ仕様
のパートナーマシナリー、B5モデルという事になります。
とまあ、こんなことを考えながら作品をつくっちょります。
設定を使うために話を合わせた感がするが、まあ短編だし・・・と思ってたらかなりの量。
そしてこの俺設定の発表。
さすがの俺もギブ
そしてこの俺設定の発表。
さすがの俺もギブ
こういう細かい設定がある話は個人的に大好きなんだぜ。
髪による放熱とか製造番号の意味とか、
設定から話が膨らむこともあるだろうしね。
そして某ツインシグナルテラナツカシスw
髪による放熱とか製造番号の意味とか、
設定から話が膨らむこともあるだろうしね。
そして某ツインシグナルテラナツカシスw
設定結構だし長編も一向に構わん。
だけどSageくらいしような。
だけどSageくらいしような。
>>328
ごめんさない、次から気をつけます。
ごめんさない、次から気をつけます。
長編が終わったところで息抜きにアホ話を投下しときます。
交響曲(シンフォニー)のあとは戯遊曲(ディヴェルティメント)を、ってことでドゾー
なお長編のほうは今読んでいる最中なので、感想はまた今度…w
交響曲(シンフォニー)のあとは戯遊曲(ディヴェルティメント)を、ってことでドゾー
なお長編のほうは今読んでいる最中なので、感想はまた今度…w
ホヨートーホー ハイヤハー。
わたくしは、荒ぶる戦乙女のGH432(イルミナス版)。
今日はお部屋にもあまり勇者が来ないので、店番はお休みして主に先日持ち帰っていただいたお気に入りのルンガのぬいぐるみに乗ってワルキューレの騎行気分です。ハイヨー シルバー。
「すみません、おじゃまします」
サンダー・おおえど・Aチーム~♪
「あのー…ノックしてもしもぉ~し」
飛行機だけは勘弁な~♪
「ゴロンボー(ぼそっ)」
はっ!?何者!?
「…気づくの遅すぎ」
も、申し訳ありません。『席のある部屋』へようこそ、歓迎します勇者よ…
思わず赤面してしまいました。来客に気づかぬとは不覚です。いやその決して夢中になっていたとかでは…
入ってきたのは長い黒髪に大人びた顔、そして主ほどではありませんが胸の大きいニューマンの女性でした。
ニューデイズの珍妙な格好、いわゆる巫女服を着ているところを見ると、グラール教団の方でしょう。
「はあ…(嘆息)。ところで、あなたのご主人は何を?」
主にご用ですか?今主は不在なのですが。
「不在って…すぐそこにいるじゃないですか」
これはその、オリ・オリの中で死んだような目をして座っているのは主がここではないどこかへ意識をとばされているからで…
「50時間放置ですかっ!」
そうとも言います。お客様が見たら面白がるだろうと、自らこのような御姿をお見せになっているのですよ。
あとそこのフォトガチャンの当たりが主の脱ぎたて衣服というのもジョークだそうです。
「よりによってこんな方の部屋に逃げ込んでしまうとは…はっ」
扉のすぐ外にばたばたと足音がしました。なんかサスペンスっぽいですね。今回の題名は「カテイ/パワーは見た!」で決定でしょうか。
「追っ手がここにまで!ともかくお願いします、かくまってください!」
普通、主人不在の際にはパートナーマシナリーにそのような権限はないのですが、どう見てもこの方は何者かに追われているご様子。
困っている方を助けぬなど騎士道精神に反しますので、とりあえず絶対見つからないであろう場所、倉庫機能を用いてこのお嬢さんに隠れていただきました。
ほどなくして、教団警衛士の格好をしたニューマンの男性が何人か入ってきました。いらっしゃいませ。
「おいそこのパシリ!こんなでかい乳の女を見かけなかったか」
そこにいらっしゃいますが。主に何用ですか?
「たしかにいい乳だ、うん、いいなこれは…しかし違う。探しているのはニューマンだ」
…勝手に部屋を探し回ったうえに、主を(しかも胸しか見ずに)品定めとは、女性に対して失礼だとは思わないのですかこのおっぱいフェチが。
「ふん、いないのならこんなところに用はない。さらば」
待ちなさいこの変態!…行ってしまいました。
もう出てきても大丈夫ですよ…んぐっ!?
…出すときにつっかえて二人ともひどい目にあったのは秘密です。
わたくしは、荒ぶる戦乙女のGH432(イルミナス版)。
今日はお部屋にもあまり勇者が来ないので、店番はお休みして主に先日持ち帰っていただいたお気に入りのルンガのぬいぐるみに乗ってワルキューレの騎行気分です。ハイヨー シルバー。
「すみません、おじゃまします」
サンダー・おおえど・Aチーム~♪
「あのー…ノックしてもしもぉ~し」
飛行機だけは勘弁な~♪
「ゴロンボー(ぼそっ)」
はっ!?何者!?
「…気づくの遅すぎ」
も、申し訳ありません。『席のある部屋』へようこそ、歓迎します勇者よ…
思わず赤面してしまいました。来客に気づかぬとは不覚です。いやその決して夢中になっていたとかでは…
入ってきたのは長い黒髪に大人びた顔、そして主ほどではありませんが胸の大きいニューマンの女性でした。
ニューデイズの珍妙な格好、いわゆる巫女服を着ているところを見ると、グラール教団の方でしょう。
「はあ…(嘆息)。ところで、あなたのご主人は何を?」
主にご用ですか?今主は不在なのですが。
「不在って…すぐそこにいるじゃないですか」
これはその、オリ・オリの中で死んだような目をして座っているのは主がここではないどこかへ意識をとばされているからで…
「50時間放置ですかっ!」
そうとも言います。お客様が見たら面白がるだろうと、自らこのような御姿をお見せになっているのですよ。
あとそこのフォトガチャンの当たりが主の脱ぎたて衣服というのもジョークだそうです。
「よりによってこんな方の部屋に逃げ込んでしまうとは…はっ」
扉のすぐ外にばたばたと足音がしました。なんかサスペンスっぽいですね。今回の題名は「カテイ/パワーは見た!」で決定でしょうか。
「追っ手がここにまで!ともかくお願いします、かくまってください!」
普通、主人不在の際にはパートナーマシナリーにそのような権限はないのですが、どう見てもこの方は何者かに追われているご様子。
困っている方を助けぬなど騎士道精神に反しますので、とりあえず絶対見つからないであろう場所、倉庫機能を用いてこのお嬢さんに隠れていただきました。
ほどなくして、教団警衛士の格好をしたニューマンの男性が何人か入ってきました。いらっしゃいませ。
「おいそこのパシリ!こんなでかい乳の女を見かけなかったか」
そこにいらっしゃいますが。主に何用ですか?
「たしかにいい乳だ、うん、いいなこれは…しかし違う。探しているのはニューマンだ」
…勝手に部屋を探し回ったうえに、主を(しかも胸しか見ずに)品定めとは、女性に対して失礼だとは思わないのですかこのおっぱいフェチが。
「ふん、いないのならこんなところに用はない。さらば」
待ちなさいこの変態!…行ってしまいました。
もう出てきても大丈夫ですよ…んぐっ!?
…出すときにつっかえて二人ともひどい目にあったのは秘密です。
やりすごしたところで巫女さんは自分の身に起こったことを話してくださいました。
ドウギ・ミクナの不祥事のこと、ミレイ・ミクナのかわりに幻視の巫女になった姉クユウ・ミクナのこと、それが外部に漏れて反ドウギ派が動き出したこと…
「彼らの目的はドウギ・ミクナの暗殺と、現在の幻視の巫女を貶め、その代わりとして私を巫女として祭り上げること。
そしてその後ろ盾としてイルミナスという組織とも結託しているそうです…そのようなことは許されないとは思うのですが、私には戦う力はないのです…」
ここでイルミナスの名を聞くとは思いませんでした。なんと ひきょうきわまりない!わたくしも すけだちします!
ところで、その反ドウギ派組織の名前は何というのですか?
「それがそのぅ…『巨乳を愛でる会』と…」
…………
はぁ…名前を聞かせただけで凍結を起こすとは、なかなかやりますね…
つまりこういうことですね?おっぱいフェチの集団が、今まで実績のあった幻視の巫女がなくなられたことで、今まで感じていた「自分たちの代表が貧乳」という不満を新しい巫女にぶつけたあげく、
おっぱいの大きい貴方を祭り上げようとしている、と。
「端的に言えばそういうことになります…」
なんだか一気にやる気が失せたのですが、義務は義務であって困っている人は助けねばなりません。いや本当やる気出ませんが。勇気マイナス20%です、はぁ…(嘆息)
「そんなにあきれないでください。彼らが私をとらえれば、幻視の巫女を見せしめに殺しかねないのです」
事態は深刻なはずなのですが、どうにも緊張感がありません。とはいえわたくしは主に従うと同時に騎士道にも従う戦乙女。主が不在の今、ここは一肌脱ぎましょう。
わたくし一人では外に出られませんので、巫女さんには一時的にわたくしの主(仮)になっていただきます。よろしいですね?では目立たないようそこのフォトガチャンに入っている主の衣服に着替えてください。
ぐりぐりぐりごとん。出てきたナノトランサーカプセルの中に入っていたのは…
「…み、水着…?」
当たりですね。一発で当てるとは運がいいですよ。
「そうではなく!もっとまともな服を!」
ぐりぐりぐりごとん。ぐりぐり…
サバエザシ、ムカトランド、ヴィシ…
1回1000メセタにしては豪華な品々が次々と出てきますが、あいにく服は出てきません。そうしているうちに巫女さんの財布はからっぽになってしまいました。
あきらめて水着で町を闊歩してください…大丈夫ですよ、そんな人いっぱいいるんですから。
「他人事のように言わないでください!こんな、恥ずかしい…」
(無視して)夕飯までには戻ります、お願いですからわたくしがごはんを作っていないからといってこの世のものならざる食物を作り出して食べるのはやめてください主よ。
ではいってきます…ほらいきますよ主(仮)。
ドウギ・ミクナの不祥事のこと、ミレイ・ミクナのかわりに幻視の巫女になった姉クユウ・ミクナのこと、それが外部に漏れて反ドウギ派が動き出したこと…
「彼らの目的はドウギ・ミクナの暗殺と、現在の幻視の巫女を貶め、その代わりとして私を巫女として祭り上げること。
そしてその後ろ盾としてイルミナスという組織とも結託しているそうです…そのようなことは許されないとは思うのですが、私には戦う力はないのです…」
ここでイルミナスの名を聞くとは思いませんでした。なんと ひきょうきわまりない!わたくしも すけだちします!
ところで、その反ドウギ派組織の名前は何というのですか?
「それがそのぅ…『巨乳を愛でる会』と…」
…………
はぁ…名前を聞かせただけで凍結を起こすとは、なかなかやりますね…
つまりこういうことですね?おっぱいフェチの集団が、今まで実績のあった幻視の巫女がなくなられたことで、今まで感じていた「自分たちの代表が貧乳」という不満を新しい巫女にぶつけたあげく、
おっぱいの大きい貴方を祭り上げようとしている、と。
「端的に言えばそういうことになります…」
なんだか一気にやる気が失せたのですが、義務は義務であって困っている人は助けねばなりません。いや本当やる気出ませんが。勇気マイナス20%です、はぁ…(嘆息)
「そんなにあきれないでください。彼らが私をとらえれば、幻視の巫女を見せしめに殺しかねないのです」
事態は深刻なはずなのですが、どうにも緊張感がありません。とはいえわたくしは主に従うと同時に騎士道にも従う戦乙女。主が不在の今、ここは一肌脱ぎましょう。
わたくし一人では外に出られませんので、巫女さんには一時的にわたくしの主(仮)になっていただきます。よろしいですね?では目立たないようそこのフォトガチャンに入っている主の衣服に着替えてください。
ぐりぐりぐりごとん。出てきたナノトランサーカプセルの中に入っていたのは…
「…み、水着…?」
当たりですね。一発で当てるとは運がいいですよ。
「そうではなく!もっとまともな服を!」
ぐりぐりぐりごとん。ぐりぐり…
サバエザシ、ムカトランド、ヴィシ…
1回1000メセタにしては豪華な品々が次々と出てきますが、あいにく服は出てきません。そうしているうちに巫女さんの財布はからっぽになってしまいました。
あきらめて水着で町を闊歩してください…大丈夫ですよ、そんな人いっぱいいるんですから。
「他人事のように言わないでください!こんな、恥ずかしい…」
(無視して)夕飯までには戻ります、お願いですからわたくしがごはんを作っていないからといってこの世のものならざる食物を作り出して食べるのはやめてください主よ。
ではいってきます…ほらいきますよ主(仮)。
>>299 おほうwもうこの二人のキャストもメインになりそうな勢いですな、
>>309 青キャス子のネタを借りる、イースターエッグか!(※PSU)いや千本ナイフか!?(※遊○王)
まさかチョップなのか!!(※悠○幻○曲)意表をついてパートナーメーカーか!?(プ○ンセス○ーカー)
と期待して読んでしまった、違ったw しかし、そろそろネタを探すのが苦しくなってキマシタ…
パクッたネタの漫画やゲームの数は、およそ20種類ぐらい行ってるんじゃなかろうか、、
家に帰ったら、ワルキャス氏のキャラを借りて、長編シリアスに挑戦してみたいと思っている。あと一週間ぐらい帰れないかなー
私の文才だとヒドイ事になりそうなんですが…お借りしてもヨロシイデショウカ
>>309 青キャス子のネタを借りる、イースターエッグか!(※PSU)いや千本ナイフか!?(※遊○王)
まさかチョップなのか!!(※悠○幻○曲)意表をついてパートナーメーカーか!?(プ○ンセス○ーカー)
と期待して読んでしまった、違ったw しかし、そろそろネタを探すのが苦しくなってキマシタ…
パクッたネタの漫画やゲームの数は、およそ20種類ぐらい行ってるんじゃなかろうか、、
家に帰ったら、ワルキャス氏のキャラを借りて、長編シリアスに挑戦してみたいと思っている。あと一週間ぐらい帰れないかなー
私の文才だとヒドイ事になりそうなんですが…お借りしてもヨロシイデショウカ
一時期流行ったとはいえ最近は町中を水着で歩く人もそうそういないもので、揺れる胸を隠しながら水着で歩く巫女さんはそうとう目立ってしまったようです。
人だかりができて逆にカモフラージュになったようなならなかったような。
「たゆんたゆんだ!」「ここにもたゆんたゆんがいるぞ!」
というか貴方がたもおっぱいフェチですか変態変態。
「うう、もうお嫁にいけない…」
しっかりしてください主(仮)。主のように背筋を伸ばして堂々と歩くのを真似てみましょうよ。主(仮)にならできます。きっと。たぶん。ちょっとくらいは。根拠はありませんけど。
腕を大きく上げてーのびのびとー背伸びの運動からーはいっ。
といったところでわたくしと巫女さんはグラール教団総本山へとたどり着きました。
ここが『巨乳を愛でる会』のアジトなのですね。はぁ…もうなんか焼き討ちして全滅させたほうが早くないですか。ほらここに今日のおやつのバーントラップEXもありますし。
「それは困ります、中には巨乳派とは関係のない方や幻視の巫女もいるはずですから」
そうですか、それでは仕方ないですね…一応事態は一刻を争うはずなので勝手口からおじゃましまして、向かってくる教団の方々のうち視線が巫女さんの胸に向かっている方をライジングストライクでダウ(中略)メ倒していきました。
来た方はみんなそうだったので結果的に全滅させたのですが。
わたくしは変態集団を次々と屠り、何か語りながらの登場もしないうえに見た目他の方とまったく変わらないという自己主張のかけらもないリーダー格を追いつめました。
それはもう戦闘値マックスハートですから。くぐり抜けた死線の数が違います…戦闘値で行動に変化はない?あーあー聞こえなーい。
「ええい、こうなったら奥の手だ!こんなこともあろうかと用意しておいた今週のびっくりどっきりメカ!」
ちょ、困ったら結局巨大ロボですか!貴方ただでさえ地味なのに、少しは工夫して読者を楽しませましょうよ!
「そんなこと知るか!出ろォォォォッ、シノワァァァァッ!」
人だかりができて逆にカモフラージュになったようなならなかったような。
「たゆんたゆんだ!」「ここにもたゆんたゆんがいるぞ!」
というか貴方がたもおっぱいフェチですか変態変態。
「うう、もうお嫁にいけない…」
しっかりしてください主(仮)。主のように背筋を伸ばして堂々と歩くのを真似てみましょうよ。主(仮)にならできます。きっと。たぶん。ちょっとくらいは。根拠はありませんけど。
腕を大きく上げてーのびのびとー背伸びの運動からーはいっ。
といったところでわたくしと巫女さんはグラール教団総本山へとたどり着きました。
ここが『巨乳を愛でる会』のアジトなのですね。はぁ…もうなんか焼き討ちして全滅させたほうが早くないですか。ほらここに今日のおやつのバーントラップEXもありますし。
「それは困ります、中には巨乳派とは関係のない方や幻視の巫女もいるはずですから」
そうですか、それでは仕方ないですね…一応事態は一刻を争うはずなので勝手口からおじゃましまして、向かってくる教団の方々のうち視線が巫女さんの胸に向かっている方をライジングストライクでダウ(中略)メ倒していきました。
来た方はみんなそうだったので結果的に全滅させたのですが。
わたくしは変態集団を次々と屠り、何か語りながらの登場もしないうえに見た目他の方とまったく変わらないという自己主張のかけらもないリーダー格を追いつめました。
それはもう戦闘値マックスハートですから。くぐり抜けた死線の数が違います…戦闘値で行動に変化はない?あーあー聞こえなーい。
「ええい、こうなったら奥の手だ!こんなこともあろうかと用意しておいた今週のびっくりどっきりメカ!」
ちょ、困ったら結局巨大ロボですか!貴方ただでさえ地味なのに、少しは工夫して読者を楽しませましょうよ!
「そんなこと知るか!出ろォォォォッ、シノワァァァァッ!」
ギャランドゥーッ。
何をどうやったらそんな音が鳴るのかわかりませんが、そんな擬音で教団の新型重装甲陸戦兵器「シノワ・ヒドキ」が壁を破壊して出てきました。
なるほどたしかにこれならインパクト抜群です。でもこれはどっちかというと「シノワ・ヒデキ」じゃないですか。
「ふはははは、これがあれば負けないよ!かかってこいヤングメン!」
むむ、困りました。重すぎてライジングストライクではダウンしません。グラインダーでの機械破壊はどごーんしても壊れなくなった今は封印されていますし、
これだけのマシナリーを普通に壊すのはかなり無理があるというか実際苦戦しt痛い痛い痛い痛い痛い!
もうこうなったらこちらも奥の手です。わたくしの必殺技は108まであります…好きな死に方を選びなさい!
超必殺技がいいですか?スーパーアーツにしますか?潜在奥義?サイバーEX?完全燃焼アタック?必勝技?それとも闇超力のほうがお好みですかマニアックですね!
「な、なんだってー!そんな危険そうな技の数々をなぜおまえのようなパシリが知っているのだ!?」
それは愛ゆえに。
「あ、そう…よくわからんが、闇超力というのはやばそうだ。このシノワは光属性だし」
いいことを聞きました。闇が弱点、と。メモメモ。
と、動揺して攻撃の手がゆるんだところで秘策『逃げるんだよォーっ』です!
「し、しまった!逃がすな、追えーっ!って誰もいねええええ」
主(仮)をオートラン機能で強引に引っ張りながら、わたくしは一時退却しました。便利ですねオートラン。勇者の殿堂に名を刻んでさしあげましょう。
とりあえず部屋に避難して、コルトバジュースでひといきつきました。ささ、主(仮)もどうぞ。
「はあ、どうも…ところで、108も必殺技があるんですよね?パシリにしては異常なくらい強そうですが、なぜまた逃げたんです」
はったりですよ。ややこしい設定があるわけでもなし、わたくしはいたって普通のマシナリーなんですよ?108も必殺技なんてあるわけないじゃないですか…あったらとうに倒してます。
さて、困りました。変態集団が巫女さんをさらいにくるのは間違いないでしょうからこのまま雲隠れされるおそれはないと思いますが、幻視の巫女の身の安全という問題があります。
主に泣きつこうにもまだ仕事中(?)ですし、なんとか打開策を考えなくては…
-続く-
何をどうやったらそんな音が鳴るのかわかりませんが、そんな擬音で教団の新型重装甲陸戦兵器「シノワ・ヒドキ」が壁を破壊して出てきました。
なるほどたしかにこれならインパクト抜群です。でもこれはどっちかというと「シノワ・ヒデキ」じゃないですか。
「ふはははは、これがあれば負けないよ!かかってこいヤングメン!」
むむ、困りました。重すぎてライジングストライクではダウンしません。グラインダーでの機械破壊はどごーんしても壊れなくなった今は封印されていますし、
これだけのマシナリーを普通に壊すのはかなり無理があるというか実際苦戦しt痛い痛い痛い痛い痛い!
もうこうなったらこちらも奥の手です。わたくしの必殺技は108まであります…好きな死に方を選びなさい!
超必殺技がいいですか?スーパーアーツにしますか?潜在奥義?サイバーEX?完全燃焼アタック?必勝技?それとも闇超力のほうがお好みですかマニアックですね!
「な、なんだってー!そんな危険そうな技の数々をなぜおまえのようなパシリが知っているのだ!?」
それは愛ゆえに。
「あ、そう…よくわからんが、闇超力というのはやばそうだ。このシノワは光属性だし」
いいことを聞きました。闇が弱点、と。メモメモ。
と、動揺して攻撃の手がゆるんだところで秘策『逃げるんだよォーっ』です!
「し、しまった!逃がすな、追えーっ!って誰もいねええええ」
主(仮)をオートラン機能で強引に引っ張りながら、わたくしは一時退却しました。便利ですねオートラン。勇者の殿堂に名を刻んでさしあげましょう。
とりあえず部屋に避難して、コルトバジュースでひといきつきました。ささ、主(仮)もどうぞ。
「はあ、どうも…ところで、108も必殺技があるんですよね?パシリにしては異常なくらい強そうですが、なぜまた逃げたんです」
はったりですよ。ややこしい設定があるわけでもなし、わたくしはいたって普通のマシナリーなんですよ?108も必殺技なんてあるわけないじゃないですか…あったらとうに倒してます。
さて、困りました。変態集団が巫女さんをさらいにくるのは間違いないでしょうからこのまま雲隠れされるおそれはないと思いますが、幻視の巫女の身の安全という問題があります。
主に泣きつこうにもまだ仕事中(?)ですし、なんとか打開策を考えなくては…
-続く-
うわぁああ!!割り込んでるうううおお… スイマセン、
何というか、スピード感と勢いがあって こういう展開好きだな…w それでは失礼致しました、
何というか、スピード感と勢いがあって こういう展開好きだな…w それでは失礼致しました、
青キャス子の作者さん へ
ワルキャスネタ は 食器だな 上 の
戸だな の 中 に 入れてあります
すき に たべてね。
おかあさん は 夏コミ おちたり
ネタ に つまってるから でかけます。
わすれたころ に やってきますので、
そのとき は よろしくね。
ワルキャスネタ は 食器だな 上 の
戸だな の 中 に 入れてあります
すき に たべてね。
おかあさん は 夏コミ おちたり
ネタ に つまってるから でかけます。
わすれたころ に やってきますので、
そのとき は よろしくね。
>>闇超力
ニジマスとはまたマニアックだなw
ニジマスとはまたマニアックだなw
まずは、読んでいただいた方、ありがとうございました。
今まで苦手としていたジャンルの話であるという事と、ネタがちょっと古いという事で
内心びくびくしていましたが、今は投稿してよかった、と思えています。>>311には本当に感謝。
意外に反響があって、びっくりしています。小説家や漫画家のコメントに「読者の感想が
一番の活力です」と書いてあったりしますが、これは真実なんだな、思わされました。
仕事やファミ通で忙しく、思いついても書けなかったものを形にする時間をくれた
6/14日のイチローその他に感謝ですな。(・・・でも、やっぱり納得いかなーい!)
>>320
そのとおりですね。最近のドラマでいうと、ドラマが始まってから題名が出るまでの所を
意識して書いていました。ノートを巡る心理戦やアクション等がヤマ・オチになりますからねぇ。
>>321
原稿は溜めて書いてスレに投函してますが、冒頭のとおり、現時点はこの話のストックは0行です。
>>322
旦那は旧作でも1.2を争うウホイイオトコなので、どうしても使いたかった。反省はしていない。
>>323
タイトルを気にする兵士はよく訓練された兵士だ、と一緒に周回している軍曹殿が言っていました。
正直、書き込んだ時点では続きが書ける気がしなかったのですが、続きが読みたいという
感想を読んで、体と心に鞭(フォトンウィップ)打ってがんばってみようという気が
溢れ出んばかりです。話の続きのストックはおろかプロットや方向性までまったく白紙なので、
時間がかかったり挫折するかもしれません。なので、期待しないで、生暖かく見守ってください。
では、パシリのキララや大箱のエルや死神のキリュークにまた会えるのを楽しみにして・・・。
今まで苦手としていたジャンルの話であるという事と、ネタがちょっと古いという事で
内心びくびくしていましたが、今は投稿してよかった、と思えています。>>311には本当に感謝。
意外に反響があって、びっくりしています。小説家や漫画家のコメントに「読者の感想が
一番の活力です」と書いてあったりしますが、これは真実なんだな、思わされました。
仕事やファミ通で忙しく、思いついても書けなかったものを形にする時間をくれた
6/14日のイチローその他に感謝ですな。(・・・でも、やっぱり納得いかなーい!)
>>320
そのとおりですね。最近のドラマでいうと、ドラマが始まってから題名が出るまでの所を
意識して書いていました。ノートを巡る心理戦やアクション等がヤマ・オチになりますからねぇ。
>>321
原稿は溜めて書いてスレに投函してますが、冒頭のとおり、現時点はこの話のストックは0行です。
>>322
旦那は旧作でも1.2を争うウホイイオトコなので、どうしても使いたかった。反省はしていない。
>>323
タイトルを気にする兵士はよく訓練された兵士だ、と一緒に周回している軍曹殿が言っていました。
正直、書き込んだ時点では続きが書ける気がしなかったのですが、続きが読みたいという
感想を読んで、体と心に鞭(フォトンウィップ)打ってがんばってみようという気が
溢れ出んばかりです。話の続きのストックはおろかプロットや方向性までまったく白紙なので、
時間がかかったり挫折するかもしれません。なので、期待しないで、生暖かく見守ってください。
では、パシリのキララや大箱のエルや死神のキリュークにまた会えるのを楽しみにして・・・。
>>339
昨日、「続ききぼんぬ」に一票投じた者だが・・・
もし、それが変にプレッシャーとかを感じさせてしまったのなら、すまない!
そうじゃなかったのなら、いつでも続きを待ってるからな!
>>337
ちょwww 帰ってこいよぉおおおおおおお!!!
昨日、「続ききぼんぬ」に一票投じた者だが・・・
もし、それが変にプレッシャーとかを感じさせてしまったのなら、すまない!
そうじゃなかったのなら、いつでも続きを待ってるからな!
>>337
ちょwww 帰ってこいよぉおおおおおおお!!!