猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

たんたんたぬきの03

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たんたんたぬきの 第三話 えんかい

「ちめた~~~~~い!!」
 四の国島来てから三日目の朝。
 今ボクが何をしているとかというと、ベタベタに何かの粘液で汚れたメイド服を冷たい川の水で
洗濯しております。いったい何でこんな事になってしまったのか。思い返してみると……。

『あっ、ダメ、ダメですセイヤ様ぁ……』

 付いてるのはどう見てもボクの精液です本当にありがとうございました。
 うう、我慢できなかったからって昨日も猿のようにやっちゃった……。かつてお姉ちゃんがボクに
したことを自分自身で繰り返してると思うと心が痛い。
 なので川の水が冷たいのも罰と思えば我慢でき……うう、やっぱ冷たい。
 とは言えもうほとんど終わったから、あとは気合いでがんばるぞ!!
「セイヤ様ー!ちょっとこっちにいらしてくださーい!!」
 ん?あれ、イナさんが呼んでる。こんなに慌ててどうしたんだろ。
「なにー?何かあったのー?」
「それが、村長さんがお見えになって……」
「村長さん?」
 ……そーいえば行った事無いけど、石段おりてくと村に通じてるんだっけ。

  *とってんぱらりのぷぅ*

「何をやっているんじゃああああああ!!」
『ひいっ!』
「そも神職とあらばその仕事の第一義は神を祭り神をもてなし凶事を退け福を呼び込む事、それを
 あろうことか客人神様に洗濯をさせるとは何事かっ!!」
「あ、あのう……。お洗濯はボクから言い出した事で……」
「客人神様はお黙り下さい。いや、この際儂から言わせて頂きますぞ。そも神が神たる振る舞いを
 してくださらないからこうして未熟者がつけあがるのです」
「い、いやその……」
「おじいさま、セイヤ様は悪くありま……」
「てえい、おじいさまなどいうでない!そも神職に就いたからにはもはや祖父でもなければ孫娘
 でもない!聖俗の境を定めてこその神職ぞ。それをお前は……」
「いや、イナさんは立派にやって……」
「たった三日でなにがわかるのいうのですか!?僭越ながらこの儂は客人神様より些少長く生きて
 おりますれば、人を見る目もそれなりに培われておる自信がございます。
 本来村全てで祭らねばならぬ客人神様の事を知らせる事をすとーんと忘れているようなのは、
 とうてい立派と言えるものではございませんぞ!!」
「あ、あうあぅ……」
 この調子で一時間。
 村長さん(本名、弥三郎さん。イナさんの実祖父みたい)のお説教はとどまる事を知らず
ヒートアップ!
 イナさんが村への報告を忘れてて、子供達づてでボクの事を聞いてはじめて知ったのだとか。
 うう、イナさんが舞い上がってうっかりしてたのはしょうがないかも知れないけどこんなに
言わなくてもいいのにー。
 それにイナさんがうっかりしてたのも、アレの事でいっぱいいっぱいだったからで……。
 ……。
 アレの事言ったら殺される気がした。てゆーか理由にならない気もする。うん、黙っておこう。
「え、ええい。泣くでない!泣いてもしっかり分かるまで容赦なんかしないんだからねっ!」
「ふえ、ふえぇぇ……」
 なぜツンデレ台詞ですか、村長さん。威厳のある古タヌキがやっても可愛くありません。
「大体だな、お前がこの大事に報せを忘れていたのも、普段からこまめに報せをよこすという
 事をしてないからでな……」
「で、でも余り報せを届けると公私の区別が付かなくなるからって……」
「公私の区別をはっきりつけた報せをよこせばよいのじゃ!それが出来ないから未熟者と……」
 うあああ、長老様のお説教が終わるのが先か、それともイナさんの涙腺決壊が先かっ!?
 だ、誰か助けてー!?
 そうボクが心の中で悲鳴を上げてた瞬間。障子がスパーンと音を立てて開いた。
「ほう、面白そうな事になってンじゃねえか」
 よく通る声が長老様のお説教とイナさんの涙腺決壊を止める。
 いや、声をかけられなくても止まったと思う。その場にいる誰しもが、思わず目を向けなければ
ならない気分にかられる。それほどの存在感をその人物は放っていた。
 燃える炎のような真っ赤な瞳と腰までの長髪。
 上から98・58・86(目算、バストはトップの数字)という着流しから溢れそうな反則ナイスバディ。
 人間だったら耳のある部分から出ている角とヒレ耳。
 着流しの裾から出ている赤い鱗を纏った尻尾。
 そして何よりも、整った顔立ちを歪める百獣の王の様な笑顔。
『しゅ、しゅうてぃんぐすたあ様!!』
 イナさんと村長さんが即座に向き直って平伏する。
 ボクも反射的にそれにならう。っていうか、平伏しないと取って食われる気がする!!
「そんなかしこまンなよ、面ァ上げな。ってか知らねえはずのてめえが頭下げるたぁどういうことだ?」
「ひいっ!?い、いや何となく生存本能で!」
 下げた頭を掴まれて強引に上げられる。
「おうおう、可愛い面してやがンなぁ?」
「さ、財布は上げますから暴力はやめてください!」
 その反射的に出てきた一言がまずかったのか、大きな手がボクの顔面を掴む……って痛ああああっ!
頭蓋骨が、頭蓋骨がミシミシいってるーっ!?
「……今度チンピラ扱いしたら握りつぶすぞ?」
「は、はいっ!すいませんごめんなさい!」
「わかりゃあいいンだよ、わかりゃあな」
 そう言ってボクの頭をひとなでして離してくれる。その人、しゅうてぃんぐすたあ様って言ったっけ?
ともかくその人はイナさんと村長さんにも顔を上げるよう促してから、みんなの中心にあぐらをかく。
「さて、大体の状況は分かった」
「突然出てきていきなり理解されましても……」
「いぃンだよ、俺なンだから。それよりボウズと嬢ちゃん、ちっとこっちこいや」
「え……」
「ボクたちですか?」
「おう、ちっと座れ」
 ボクもイナさんもおっかなびっくりその人の前に進んで座る。
 座ったところで、目の前に手が突き出された。
 たわめられて力の蓄えられた指の形。
 デコピン。
 ばちこーん!と音を聞いたような気がして視界がひっくり返る。天井が見えて襖が見えて畳が見えて
また正面が見えて――

「は、はにゅぅ~」
 気がつくと襖をなぎ倒して隣の部屋で倒れてた。イナさんも同じようにボクの隣で目を回してる。
 頭がくわんくわんするのは目が回ったからか、それともデコピンされたとこが痛いからか。
「ま、このくらいで許してやれや。な?」
「え、あ……はいっ!お叱りありがとうございます」
 お説教は終わったみたいだけど、そのかわりが回転しながらぶっ飛ぶほどのデコピンって……。
割に合わないような……。あ、だめだ、つっこみきれな……。

  *とってんぱらりのぷぅ*

 とんてんとてちてつくちてとん

 鼓を打ち鳴らす音や高下駄が地面にあたる音。みんなが田楽舞をはやし立てる音。
「はっはぁー、見事なもンじゃねえか」
 そう言いながらしゅうてぃんぐすたあ様は樽から汲み上げた一升マスのお酒を一息に飲み干す。
前田慶次ですかあなたは。
 ボクとイナさんがお仕置きのデコピンから回復するまえに、しゅうてぃんぐすたあ様は「よーし、
祝いの宴だ!つまみもって境内にきやがれ、酒は俺にまかせろ!」と宣言。その結果三十分足らずで
お祭り騒ぎです。
 ……真っ昼間から神社でこんなことして良いのかしら。
 というか、そもそも。
「ねえ、イナさん」
 騒ぎの中、こっそりイナさんに近づいて耳打ちする。
「なんでしょう」
「あの人……誰?」
「あ。そういえばセイヤ様にはまだ紹介してませんでしたね、あのお方は……」
 イナさんが言いかけたところで、急にボクとイナさんが抱え上げられる。
「俺の噂かぁ?」
「みゃあっ!?」
「可愛いなあ、お前。ちゅーしちゃうぞちゅー」
「みゃーっ!みゃーっ!」
 露骨なセクハラにイナさんがジタバタ抵抗する。その手足を巧みに避けながらしゅうてぃんぐ
すたあ様はボクに話しかけた。
「んで、俺がナニモノかって話だったな。俺はこの島で一番偉い奴、しゅうてぃんぐすたあ様よ」
「ええっ!?この島の最高権力者?」
 イナさんの首筋に鼻先を埋めてげへげへ言ってるこの人が!?「ロリの汗は旨いなー」とか言って
るこの人が!?
「権力者ってえと、ちっと違うな。政にゃあ基本的に手をださねえ。正確に言えば権威だな」
「権威が女の子にセクハラしていいんですか」
「いいンだよ。俺は尊敬されてっから権威なンじゃねえ。この島で最強だから権威なんだ」
「最強って……」
 イナさんの顔をおっぱいの谷間に押し込んで「ほーれ、ぱふぱふだぞー」とかやってる人に言われ
ても説得力が……。
「文字通りの最強だ。この島の兵(つわもの)全部まとめてかかっても俺にゃあ敵わねえ」
「……嘘でしょ?」
 確かにデコピン一発で小柄とはいえ人間をあんなに吹っ飛ばしてめちゃくちゃ強いのはわかるけど
式神をたくさんけしかけられたらさすがに勝てないような。
「嘘じゃねえって、ほれお前からも言え」
「ほ、ほんとうです~」
 おっぱい地獄(へぶん)から解放されたイナさんが、驚く事にその言葉を肯定する。
「しゅうてぃんぐすたあ様は、この島でただお一人の龍ですから」
 龍。またすごい単語がでてきた……。
「おうよ、大陸含めて五体しか実在を確認されていない本物のドラゴンの一人。《火吹き山の火龍》
 《赤い台風》《火山活動》《流星の夜》《真夜中に太陽》《サラマンダー》《ライジングサン》
 とか呼ばれてる文字通りの生きる伝説が、この俺だ」
 そう言って牙をむき出しにして笑う。
 その笑顔で、ああその笑顔だけで、解る。理解する。
 この人が食物連鎖の頂点の、更にその上に存在する生き物だと。
「ま、ンなこたどうでもいいわな」
「いや一番重要なとこじゃないんですか!?」
「どうでもいいンだよ。重要なのはお前らがどこまで進ンでるかってこった」
『はいっ!?』
 そりゃあイナさんとリアクションがはもりもしますよこんな爆弾発言!
 それにとどまらずしゅうてぃんぐすたあ様の連続攻撃!バーサーカーソウル発動!!
 耳を舐める、を攻撃表示!
「ひゃいっ!」
「んで、実際どこまでやったンだ?この娘からお前の匂いがするぜ?」
 耳を唇ではみはみしながら小声で囁きかけてくる、しゅうてぃんぐすたあ様。
 うう~、鼻が良すぎ~。他のみんなはとっくに酔っぱらってすでに主役がいらない状態。イナさんに
も声を聞かせていたのか、真っ赤になってうつむいてる。はう、孤立無援とはこのことかー!
「そ、それはそのぉ……」
「お、言いたくないってか。それじゃあ尋問するしかねえなぁ」
 ななな、何ですかその待ってましたといわんばかりの笑顔はー!?
 しゅうてぃんぐすたあ様はこっそり宴の輪から離れつつ、ボクとイナさんと自分の眉毛を抜く。
それを軽く吹くと、たちまちボク達の分身が……って、何でもありですかこの人。
「くくく、 表より 裏が騒がし 夏祭り ってな。このままちょいとしけ込むぜ」

  *とってんぱらりのぷぅ*

「ほれよっと、結!」
 寝室にボク達を連れ込んだ誘拐犯ことしゅうてぃんぐすたあ様が一言唱えると、急に宴会の音が
聞こえなくなる。……もしかして閉じこめられた?
「おーし、これで外には声が漏れねえぞ。ンじゃあ詳しく話を聞こうじゃねえか」
「なんで話を聞くのに布団を敷き始めるんですか……?」
「むしろ、布団がある場所を迷わず一発で突き止めた手段の方が気になる……」
「勘が良いからな」
「勘だけで!?」
「ンで、布団を敷いた理由はこの上でいろえろ聞き出すからだよ」
「今えろって言った!えろって言ったー!」
「おう、言ったぞ」
 自慢にならない事を鷹揚にうなずきながら、しゅうてぃんぐすたあ様がボク達を抱えて布団の上に
あぐらをかく。
「さてさて、それじゃあ楽しい陵じょ……じゃねえや尋問としゃれこもうかい」
「ひゃぐっ!」
「はひゃあ!?」
 するりとしゅうてぃんぐすたあ様の手がボクとイナさんの服に入り込み、股の間に潜り込んだ。
文字通りの急所の握られて、舌なめずりするしゅうてぃんぐすたあ様に勝てるはずもなく、ボク達は
出会ってからの一切合切を体験告白させられてしまうのでした。

「……それで、んっ、村長さんが来て、それからは、あふっ、知ってるとおりです」
 喋り終わるとまたしゅうてぃんぐすたあ様が軽く握ってくる。
 こうやって僕らが口ごもるたびにいたづらしてくるから、おちんちんすっかり大きくなっちゃった。
イナさんもあの赤い顔をみると、もうすっかり気持ちよくなってるみたい。
 でも、目の前のしゅうてぃんぐすたあ様は神妙な顔。まるでボク達だけが勝手にえっちな気分に
なってるみたいで恥ずかしい……。
「ふぅン?ま、話は分かった。分かったが……ちょいといただけねぇなあ、イナよ」
「きゃひぃんっ!?」
 袴の中で何があったのか、イナさんが甘い悲鳴を上げて尻尾を逆立てる。
「お前、霊力の為にお情けもらおうって考えてンなら、してもらうばっかじゃなくてしてやンなきゃ
 ダメだろうが」
「ん、だってやり方がわからな……ひゃう!」
「あー、なるほどな。生娘とヤリチンならそうなるかもなー」
「や、ヤリチンって程じゃあ、あぁん」
 鈴口軽く引っかかれると、ビクッてきちゃうよおっ!
「その歳でそんだけ実姉に絞られてりゃ充分にヤリチンだろ。いやしかしお前の姉ちゃンの気持ちも
 わかるわ。お前エロイ顔するなあ?」
「そ、そんなこと……」
「ほめてンだから、ちったあ喜びな、よっと」
「うわっ!」
 一瞬の浮遊感。視界がまたくるりとかわり天井が見えた。ぼすんと、背中に軽い衝撃を感じ布団
のうえにおちんちんを握られたまま寝かせられたことに気付く。
「い、今何が?」
「ちょっとした合気投げだ」
 おちんちんで合気って使えるのー!?などとボクがツッコム前に布団が動き、ボクの手足を掴んで
大の字に固定する。
「なになになにっ、なにこれぇ!?」
「呪も印も無くお布団を式神に!?」
「俺ぐらいになるとこれっくらいはできンのよ。それよりも、な」
 床に大の字に張り付けられたボクの脚の間に、しゅうてぃんぐすたあ様がイナさんを伴って覗き
込んでくる。
「よぉし、イナ。始めンぞ」
「な、なにをでしょう……」
「男の悦ばせ方って奴を、この俺直々に教えてやるってんだよ」
「よろこばせかた、ですかぁ……」
「おう、お前は昨日一昨日とこの珍宝にさんざっぱらよくしてもらってるわけだ」
 しゅうてぃんぐすたあ様の直接的すぎる表現にイナさんが顔を真っ赤にしてうつむく。ところで
ボクの股間をパンパンと叩くのは止めて下さい、しゅうてぃんぐすたあ様。
「そこでだ!このありがてぇ珍宝に恩返ししたいと思わねえか?」
「恩返しって……その……したい、です……」
「おお~、良い心構えだ。いい女になれンぞ。じゃあそのやり方ってのを教えてやンよ」
 しゅうてぃんぐすたあ様の手がボクの服を脱がしていく。
「やぁあ、はづかしい……」
 身もだえるボクの着物の帯を解き、前をはだけ、ふんどしをほどいていく。あらわになる、ボクの
おちんちん。
「うわあ……こ、こんな形してるんですね……」
「お、初めてみるか?」
「明るいところでは、初めてです……」
「ンじゃあ、部位から説明してやンねえとな」
 シシシ、と笑ってしゅうてぃんぐすたあ様はボクのおちんちんを触れるか触れないかぐらいの力加減
で撫で上げながら説明を始める。
「この先っぽの部分が亀頭な。モノによっちゃあ皮がかむってるンだが、コイツの場合は既に剥けて
 やがる。ここのところは敏感だから、乾いてる状態で擦ってやるなよ」
「なんか、赤くてほおずきみたいですね……」
「歳食ったり女食ったりすると、全体がだんだん黒くなってくンだけどな。そンで、このキレ目が
 鈴口。こっから小便とか子胤とかが出てくるわけだ」
「こ、この滲んできてるのが子胤なんですか?」
 えぅ、ボク、見られてるだけでカウパー出てきちゃってるの?そんなぁ、恥ずかしいよぉ……。
「いンや、こいつは先走りっていってな。まあ女と同じで男も濡れるんだよ。んでコイツを指でな…」
「――ふぅんっ」
「こ、こうですか?」
「あ、あぁ……う」
「そうそう、亀頭に優しく塗り込ンでやれ。で、雁首にそってこーやって一周するとな?」
「ふあっ!」
「うわっ、いまビクンって跳ねましたよ!?」
「いーンだよ、それで。気持ちいいって証拠だ」
「じゃ、じゃあわたしも……」
「や、やめ――ふくぅ!」
 しゅうてぃんぐすたあ様のツボを心得た急所攻撃と、イナさんのおっかなびっくりだけど興味津々
の乱射乱撃がぁ……。しゅうてぃんぐすたあ様はボクがイク寸前でぴったり止めてくるし、イナさん
は拙いけどその分もどかしくて不意打ちで気持ちよくてぇ!!
「お?どうだ?大分切ねぇツラになって来たじゃねえか」
「セイヤ様、気持ちいいですか?セイヤ様……」
 Sっ気たっぷりに笑うしゅうてぃんぐすたあ様に熱に浮かされたみたいなイナさん。二人がボクの
おちんちん越しにボクの顔を見てる。……気持ちよくなっちゃってるボクが見られてる。スケベな
とこがばれてるのにそれが、恥ずかしいのが気持ちよくて……。
「さて、このままやってると無駄撃ちしそうだかンな……。次は、こうしてみっか」
「ふわ!?」
「ほ~ら、さっさと脱いだ脱いだ♪」
「はわ?はわ?はわわわわ!」
 イナさんをひょいと抱き上げたしゅうてぃんぐすたあ様はその勢いのままイナさんをくるくる回し
つつ、手品のように巫女服を脱がせる。イナさんが目を回している内に自分も着流しを脱ぎ捨てた。
 障子越しの明るい光に照らされた、イナさんとしゅうてぃんぐすたあ様の裸。
 布団に軽く脚を開いて膝をついたイナさん。なだらかな凹凸の少ない身体だけど、その曲線はオンナ
ノコの柔らかさで、耳と尻尾があるせいでまるで何かの妖精みたいに見える。だけど、ささやかな
おっぱいの先ではピンク色の突起がすっかり尖っているし、太腿の間には一筋の雫が伝った跡が……。
 しゅうてぃんぐすたあ様はボクの太腿を跨ぐような形で膝立ちになり長い髪をかき上げてボクを
挑発する。ミツバチみたいに極端なボンキュッボンな体型にうっすらと割れた腹筋。絞り込まれた筋肉
にうっすらと脂肪がのって、野生動物じみた美しさがある。おっぱいは重力に逆らうロケットおっぱい
で、チクビも固く鋭い印象。真っ赤な下の毛は、範囲は広くないけど土手を濃く覆ってる……。
 しゅうてぃんぐすたあ様に手を引っ張られて、まるでタイプの違う二人の身体がボクの上にのし
かかってくる。
「敏感なとこ責めるばっかりじゃなくてな、ホレ♪」
「は、はうぅ」
 うわあ……、二人の身体が密着して、柔らかく絡んでくる。汗ばんだ肌と熱いぐらいの体温がボクの
両側から挟んできて、しゅうてぃんぐすたあ様のおっぱいはぷりぷりむちむちで、イナさんのおっぱい
はさらさらふにふにで。二人の乳首がボクのと擦れたり、うなじに鼻面突っ込まれて匂いを嗅がれたり
「こーやってな、耳とかなめてやンだよ」
「……こ、こうですか?」
 ゃあん、耳に長い舌が差込まれたり、耳たぶ全体がしゃぶられたり、水音がぴちゃぴちゃするよぉ。
「ふあっ、はあぁん」
 しゅうてぃんぐすたあ様のえっちな教えを、イナさんはすぐに覚えて実践する。
「セイヤ様、セイヤ様ぁ……」
「イナさぁん……」
 ボクは唯一自由になる首を廻らせて、イナさんの方を向く。びっくりしたイナさんが顔を引く前に、
その唇にキスをする。
 もうすっかりできあがってるのか、イナさんは迷うことなくボクの首にしがみついて唇を重ねて
くれる。さっき耳にしてくれたみたいに舌を入れたり唇をしゃぶったりしてくれる。
「お、もうコツをつかんでやがンな。このエロ餓鬼め」
 しゅうてぃんぐすたあ様がからかうけども、イナさんは聞こえてないのか気にしてないのかキスを
夢中で続ける。その様子に苦笑しながらしゅうてぃんぐすたあ様はボクの身体から一端離れた。
 ……何するつもりだろ?
 そう不審に思いながらも、イナさんの唇に意識が奪われて動けない。
 だからその不意打ちに、思わず出しそうになった。
「ふくっ!!」
「?」
 思わず跳ね上がったボクにびっくりしたのか、イナさんが唇を離してしゅうてぃんぐすたあ様の
方を向いた。
 ボクのおちんちんをぱっくりくわえ込んでるしゅうてぃんぐすたあ様を。
「しゅ、しゅうてぃんぐすたあ様?」
「ん~?ふぉうはひふぁは?」
「く、くわえたまましゃぶらないでくだ、さ、あ!」
 今、ちょっと出た、ちょっと出たあ!犬歯の先で根本の方つつかないでえ!
 そんなボクを尻目にイナさんは食い入るようにしゅうてぃんぐすたあ様のフェラチオを凝視する。
その視線をうけて、しゅうてぃんぐすたあ様は『これは俺のもンだぜ』と言わんばかりのカメラ目線
でボクのおちんちんを舐め上げる。
「うぅ~、わたしも……」
 そう言ってイナさんがボクの身体の上で向きを変える。ボクの目の前からイナさんの上の唇が離れて
いって、かわりに下の唇がボクの目前に来る……。
「指と同じ要領でな、こーやって……」
「ん、んん、こーれふかぁ……」
 ボクの股間ではえっちな師弟のえっちな実践授業が始まってるみたいで、感触の違う舌がおちんちん
に絡んでくる。ボクもイナさんのを舐めたいけど、姿勢の関係か首を伸ばしても舌を伸ばしてもぎり
ぎり届かない。かわりに興奮してぱたぱた暴れるふかふか尻尾がボクの顔に当たる。
 顔面のふかふかと、胸とお腹にあたるふにふにと、おちんちんのくちゅくちゅえろえろが凄すぎて、
ボク、もうボクぅっ!!
「あっ、ああっ!!」
「んっ」
「きゃあ!?」
 しゅうてぃんぐすたあ様の口がボクのたまたまを含んだとき、耐えられなくなってボクは暴発し
ちゃった。ビクンビクンと脈動する放出感。ホントはどれぐらいかわからないけど、ボクの体感時間
じゃ一分ぐらい射精し続けてたんじゃないかと思う。
「たっぷり出しやがって、この絶倫小僧が」
「ふえぇ……これが……」
「おうよ、コイツが男の子胤汁だ。ンで、初めて顔面でうけてみた感想はどうよ?」
「生臭くて変な味がします……」
「その割りにゃあ気に入ったみてぇだな」
「だって、セイヤ様の子胤、もったいない……んっ……」
 直接見えないから分からないけど、イナさんの舌がボクの下腹部とかおちんちんに伸びてる感触が
する。まるで舐め取って掃除してるみたいに。
 その光景が見えないかわりに、目の前にはほころんだイナさんのつぼみ。蜜を垂らして、ピンク色
の花びらがひくひく蠢いて、ボクが欲しいって誘ってる……。
「お、もう復活したンか。若いねぇ」
「しゅ、しゅうてぃんぐすたあさまぁ……」
 のぼせたようなイナさんの声。それを聞いたしゅうてぃんぐすたあ様はイナさんの身体を抱え上げ
正面騎乗位の形に持ってく。
「もう珍宝が欲しくて我慢できねぇンだろ?」
「は、はぃ……」
 か細い声でイナさんが頷いたのを見て、しゅうてぃんぐすたあ様がゆっくりとイナさんを降ろして
いく。じれったいほどゆっくりした速度で、ボクはイナさんに入っていく。
「イナさん、イナさん!」
「ひゃふ、動かれると、にゃあうっ!」
 ボクが我慢できずに腰を動かしても、少ししか突き上げられなくて、結果として浅いところを細かく
往復する事になる。入り口と先っぽだけが細かく擦れ合う。
 こ、こんなの、ボクも初めて……。
「おぅ、がっつくなエロ餓鬼。また暴発すンぞ?」
 しゅうてぃんぐすたあ様にからかわれて腰を止めるけど、今度はゆっくり入ってくるのが切ない。
それが堪えられなくてまた突き上げそうになるけど、しゅうてぃんぐすたあ様はその気配に気付いて
ボクの腰も布団に掴ませた。
「腹減った方が飯は旨いンだよ。我慢しな」
 説得力はありますけど、ここでお預けなんて厳しすぎます!
 じんわりした快感のじれったさを、歯を食いしばって堪えてるとやがてボクのおちんちんが全部
飲み込まれた。
「あっ、ぜんぶはいりました……」
「よしよし、頑張ったな。ンじゃあ次の段階にいこうじゃねえか」
「ふみっ!?」
 しゅうてぃんぐすたあ様がボクの顔の上にまたがり、何の前触れもなくおまんこを押しつけてくる。
鮮紅色のびらびらの周りを真っ赤な毛が縁取ってる。既にぐっしょり濡れているそこが顔面を覆って
呼吸が困難になる。なんとか鼻だけ密着状態から逃すけれど、濃密すぎる愛液の匂いで酸欠しそう。
「よーし、それじゃあ腰をこういう風に動かしてみな」
「こっ、こうです、かあっ!」
 顔面騎乗位のしゅうてぃんぐすたあ様の動きをイナさんが真似る。前後に動かしたり、臼を回すよう
に動かしたり、少し上下させたり、そのたびにえっちなお汁が音を立てる。
「引き抜くときは締めて、入れるときは緩めンだ。出し入れと拍子合わせてみな」
「んっ、んっ、んぅ……」
 おちんちんを包むイナさんの感触は、しゅうてぃんぐすたあ様のアドバイスで少しずつこなれてく。
ピストンの動きに合わせて、おちんちんを引き込むような蠕動すら始める。
 ボクは悲鳴すら上げられず、しゅうてぃんぐすたあ様のおまんこに舌を伸ばす。舐めたり挿れたり
吸ったり甘噛みしたり、桃色の気持ちに押されて思いつく限りに激濃のそれを味わい尽くす。
 そんな異常な時間に真っ先に耐えられなくなったのはボクだった。
「あっ、出る、出るううううぅぅぅぅ!!」
「ひにゃあ、熱いですううううぅぅぅぅ!!」
 ボクの射精でイナさんもイッたらしくきゅんきゅん締め上げてくる。それに釣られたのか、目の前の
割れ目からも潮が噴出した。
「んっ!あ、ふぅ……。なかなかうまいじゃねえか……」
 きゅっ、と差し入れた舌まで締め付けたしゅうてぃんぐすたあ様の股間がボクの顔から離れてく。
首を起こしてみると、ぐったりとしたイナさんをそっと布団に寝かせている。
「……失神しちゃったんですか?」
「みてぇだな。さすがにやりすぎたか」
 欠片もそう思ってない笑顔で布団を掛けるしゅうてぃんぐすたあ様。いたずら者の笑顔から捕食者
の笑顔に変えながら、ボクの腰を跨ぐ。
 そこで初めて気がついた。
 出したばっかりなのに、ぎんぎんに勃っているボクのおちんちん……。
「な……なんで!?」
「そりゃあ、お前。龍の体液を啜ってただで済むわけねぇだろ」
「――っ!じゃあ、もしかして……」
「ま、枯れたジジィでも10回は出来るようになっからな。最低でも20回は搾り取ってやンぜ?」

               ! ?            (昔の週刊マガジン的表現)

「た、助け……」
 ずにゅう、という感触。飲み込まれたおちんちんから電流みたいな衝撃が走る。反射的に身体が10cm
ぐらい跳ね上がる。いつの間にか敷き布団の拘束は外れていたけど、それが無くても動けない。快感に
支配されて指一本動かせない!
「小娘とは、ひと味も二味も違うだろ?」
 答える事すら出来ない。中のつぶつぶやひだひだがピンポイントでおちんちんの良いところばっかり
狙って擦り上げてくる!こ、こんなの、こんなのおっ、おおっ!
「んっ、いいぜ、染みこンでくる……」
「ああ……こんなの……しんじゃう……」
「死にやしねぇよ。イナが起きるまでイかさず殺さず楽しませてやっかンな」
「ひ、ひいぃぃぃぃ!!!」

  *とってんぱらりのぷぅ*

 煙草の煙で目が醒めた。
 ぼんやりする視界の端でしゅうてぃんぐすたあ様がキセルをふかしてた。
 青白い月の光に着流しを引っかけただけの姿が、とても色っぽく格好良く見えたけど。それ以上に
遠くて届かない存在に見えた。
 うん、やっぱりドラゴン。キング・オブ・UMA。
「……お、気がついたか」
 ボクは指一本動かせないんだけど、声すら出せないんだけど、それでも気配だけで気づけるみたい。
「ショタ食うの久しぶりだったからちっと調子に乗りすぎたかもしンねえな~。ま、許せ」
 気楽にそう言ってニヤリと笑う。
「お礼はまたこっちにしてやるからよ」
 そういって、しなびたボクのおちんちんに手を載せる。
 その笑顔を見て、またボクは気絶した。



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