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ポケモン強弱の変動記/タイプ別/ノーマル - (2012/12/29 (土) 20:55:43) の編集履歴(バックアップ)


ノーマルタイプの歴史



ノーマルタイプの性能

攻撃面 防御面
弱点 なし 弱点 かくとう
半減 いわ・はがね 半減 なし
無効 ゴースト 無効 ゴースト

攻撃面

軽減されるタイプは少ないが、唯一弱点が突けないというデメリットがある。
そのため、先制技や大爆発など一部例外を除けば基本的に一致でしか使われない。

防御面

耐性も弱点も1つだけの安定感あるタイプ。
ゴーストとは無効にされ合う関係。かくとう技が来ると危うい。

平均種族値

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早
平均 88 86 70 68 74 81
最大 255 160 120(110) 135 135 128(125)
最小 48 10 10 20 42 30
※()内はアルセウス、メロエッタを除いた時。

(最終進化系51種+ポリゴン2の計52種、四捨五入)

HPが高いポケモンと素早い物理攻撃型のポケモンが二大勢力で、そのためHP、攻撃、素早さが高め。
特殊系は一部のポケモンを除いて苦手な傾向にある。
第5世代はそれが特に顕著で、特攻の平均種族値はメロエッタ抜きで53.4、入れても61.7しかない。

ノーマルタイプをもつ複合タイプとその主なポケモン

複合タイプ 主なポケモン
飛行 オオスバメ・ムクホーク・トゲキッス(11)
ビーダル(1)
メブキジカ(1)
格闘 メロエッタSF(1)
エスパー キリンリキ、メロエッタVF(2)

ノーマルタイプは複合タイプの種類が少なく、ほとんど飛行という傾向。
そのノーマル・飛行は最終進化系で11種とノーマル全体の約2割を占めている。
しかし、+飛行はノーマルの弱点の格闘を抜群にできるものの岩と鋼にはどちらも半減とあまり攻撃面での相性は良くない。
むしろ、弱点の格闘が等倍になったことの方が大きいか。
ちなみに、ノーマルタイプは全てタイプ1である。

種族値ランキング

合計値

順位 総合 ポケモン 種族値 順位 総合 ポケモン 種族値
1 1 アルセウス 720 10 114 ベロベルト 515
2 11 ケッキング 670 12 120 ウォーグル 510
レジギガス 13 136 リングマ 500
4 16 メロエッタVF 600 14 175 ガルーラ 490
16 メロエッタSF ケンタロス
6 58 トゲキッス 545 ミルタンク
7 59 カビゴン 540 ムーランド
59 ハピナス バッフロン
9 67 ポリゴンZ 535 18 211 エテボース 482
10 114 ポリゴン2 515 19 212 バクオング 480
ミミロップ

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ハピナス 255 1 ポリゴンZ 135
2 ラッキー 250 2 メロエッタVF 128
3 カビゴン 160 3 トゲキッス 120
4 ケッキング 150 アルセウス
5 プクリン 140 5 ポリゴン2 105
6 ゴンベ 135 6 ケッキング 95
7 アルセウス 120 7 ペラップ 92
8 プリン 115 8 バクオング 91
9 ベロベルト 110 9 キリンリキ 90
レジギガス 10 ピクシー 85
ポリゴン
オドシシ
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ケッキング 160 1 ハピナス 135
レジギガス 2 メロエッタVF 128
3 リングマ 130 3 アルセウス 120
4 メロエッタSF 128 カクレオン
5 ウォーグル 123 5 トゲキッス 115
6 グランブル 120 6 カビゴン 110
ムクホーク レジギガス
アルセウス 8 ラッキー 105
9 ザングース 115 トゲチック
10 ドードリオ 110 10 ヨルノズク 96
カビゴン ミミロップ
バッフロン
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 アルセウス 120 1 メロエッタSF 128
2 レジギガス 110 2 オオスバメ 125
3 ミルタンク 105 3 アルセウス 120
4 ケッキング 100 4 ペルシアン 115
5 ケンタロス 95 エテボース
ベロベルト チラチーノ
トゲキッス 7 ブニャット 112
バッフロン 8 ケンタロス 110
9 ポリゴン2 90 9 ミミロップ 105
ムーランド 10 オニドリル 100
ドードリオ
ミルタンク
マッスグマ
ケッキング
ムクホーク
レジギガス

種族値ランキング(ワースト)

最終進化系+ラッキー、ポリゴン2、ヤルキモノが対象。

合計値

順位 ポケモン 種族値
1 ドーブル 250
2 メタモン 288
3 カモネギ 352
4 パッチール 360
5 エネコロロ 380
6 ビーダル 410
7 ペラップ 411
8 ラッタ 413
9 オオタチ 415
ノコッチ

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 メタモン 48 1 ドーブル 20
2 カモネギ 52 2 ラッキー 35
3 ラッタ 55 3 ガルーラ 40
ドーブル ケンタロス
5 ドードリオ 60 ミルタンク
オオスバメ バッフロン
パッチール
カクレオン
ミルホッグ
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ラッキー 5 1 ペラップ 42
2 ハピナス 10 2 ドーブル 45
3 ドーブル 20 3 メタモン 48
4 メタモン 48 4 プクリン 50
5 ヨルノズク 50 オオスバメ
トゲキッス ムクホーク
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ラッキー 5 1 カビゴン 30
2 ハピナス 10 2 カクレオン 40
3 ドーブル 35 3 ノコッチ 45
4 プクリン 45 グランブル
ペラップ 5 メタモン 48

ノーマルタイプのおもな技

技名 直接攻撃 分類 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
つのドリル 物理 --- 30 5 単体 一撃必殺技
ハサミギロチン 物理 --- 30 5 単体 一撃必殺技
がむしゃら 物理 --- 100 5 単体 相手の現在HP-自分の現在HPの固定ダメージ
だいばくはつ × 物理 250 100 5 相手・味方複数 使用ポケモン瀕死・第4世代までは防御半分でダメージ計算
じたばた 物理 --- 100 15 単体 自分の残りHPが少ないほど威力が上がる(最大200)
ギガインパクト 物理 150 90 5 単体 次のターン動けない
すてみタックル 物理 120 100 15 単体 与えたダメージの1/3を受ける
あばれる 物理 120 100 10 単体 2〜3ターン攻撃後混乱
おんがえし 物理 --- 100 20 単体 なつき度で威力変動(最大102)
のしかかり 物理 85 100 15 単体 30パーセントでマヒ
からげんき 物理 70 100 20 単体 毒・マヒ・火傷のとき威力が2倍
かたきうち 物理 70 100 5 単体 味方が戦闘不能になった次のターンに使うと威力が2倍
ねこだまし 物理 40 100 10 単体 戦闘に出て最初のターンのみ成功・先制技(優先度+1(第5世代では+3))・怯み100%
でんこうせっか 物理 40 100 30 単体 先制技(優先度+1)
フェイント 物理 30 100 10 単体 先制技(優先度+2)・まもる・みきりを解除
はかいこうせん × 特殊 150 90 5 単体 次のターン動けない
めざめるパワー × 特殊 30~70 100 15 単体 個体値によって威力・タイプが変わる

ほとんどが物理技で、特殊技は少ない。そのため防御力の高いポケモンで止まりやすいのが欠点。
サブウェポンとして格闘や悪タイプを持って相性補完するポケモンが多い。
めざめるパワーはサブウエポンとして電気タイプや炎タイプによく使われ、相性補完のために氷タイプや草タイプがよく使われる。
ダブルにおけるタイプ一致大爆発は脅威。スカーフ一撃必殺は恐怖。

↓は使用者が少ない技
技名 直接攻撃 分類 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
いかりのまえば 物理 --- 90 10 単体 相手の現在HP/2の固定ダメージ
じばく × 物理 200 100 5 相手・味方複数 使用ポケモン瀕死・第4世代までは防御半分でダメージ計算
とっておき 物理 140 100 5 単体 覚えている他の技を全て1回以上使っていないと失敗する
アフロブレイク 物理 120 100 15 単体 与えたダメージの1/4を受ける・バッフロン専用技
メガトンキック 物理 120 75 5 単体
しんそく 物理 80 100 5 単体 先制技(優先度+1(第5世代では+2))
ダブルアタック 物理 35 90 10 単体 2回連続攻撃・テクニシャン向け
スイープビンタ 物理 25 85 10 単体 2~5回連続攻撃
こうそくスピン 物理 20 100 40 単体 拘束状態、やどりぎのタネ、罠を解除
さばきのつぶて × 特殊 100 100 10 単体 持たせたプレートによってタイプが変わる・アルセウス専用技
ハイパーボイス × 特殊 90 100 10 相手複数 音技
テクノバスター × 特殊 85 100 5 単体 持たせたカセットによってタイプが変わる・ゲノセクト専用技
トライアタック × 特殊 80 100 10 単体 20%でマヒ・凍り・火傷・ほぼポリゴンZのみ
いにしえのうた × 特殊 75 100 10 相手複数 10%で眠り・ボイスフォルム⇔ステップフォルムにフォルムチェンジする・メロエッタ専用技
スピードスター × 特殊 60 --- 20 相手複数 必中技・テクニシャン向け
ウェザーボール × 特殊 50 100 10 単体 天気によってタイプが変わる・無天候以外だと威力2倍

能力変化技
技名 直接攻撃 ↓は変化 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
あまいかおり × 変化 --- 100 20 相手複数 回避↓・フィールドで使うとエンカウント
あまえる × 変化 --- 100 20 単体 攻撃↓↓
いやなおと × 変化 --- 85 40 単体 防御↓↓
かげぶんしん × 変化 --- --- 15 自分 回避↑
からをやぶる × 変化 --- --- 15 自分 防御↓特防↓攻撃↑↑特攻↑↑素早さ↑↑
こわいかお × 変化 --- 90 10 単体 素早さ↓↓
せいちょう × 変化 --- --- 40 自分 攻撃↑特攻↑・天気が晴れの時は2段階上がる
たくわえる × 変化 --- --- 10 自分 1つ蓄える+防御↑特防↑・3つまで蓄えられる
ちいさくなる × 変化 --- --- 20 自分 回避↑↑・潰す技で受けるダメージ2倍
つぼをつく × 変化 --- --- 30 自分か味方単体 ランダムでどれか1つの能力↑↑
つるぎのまい × 変化 --- --- 30 自分 攻撃↑↑
はらだいこ × 変化 --- --- 10 自分 最大HPの半分を削り自分攻撃を12段階上げる

回復技
技名 直接攻撃 ↓は変化 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
あさのひざし × 変化 --- --- 5 自分 HP回復・天候に応じて回復量が変わる
いたみわけ × 変化 --- 必中 20 単体 自分と相手のHPを足して半分に分けあう
じこさいせい × 変化 --- --- 10 自分 最大HPの半分を回復
つきのひかり × 変化 --- --- 5 自分 HP回復・天候に応じて回復量が変わる
ねがいごと × 変化 --- --- 10 自分 次のターン終了時にこの技を使用したポケモンの最大HPの半分HPを回復
タマゴうみ × 変化 --- --- 10 自分(メニューでは味方単体) 最大HPの半分を回復。使用者はピクシー・ハピナス・トゲキッス系統・ミュウのみ
なまける × 変化 --- --- 10 自分 最大HPの半分を回復
ミルクのみ × 変化 --- --- 10 自分(メニューでは味方単体) 最大HPの半分を回復。ミルタンク専用

じこさいせいはどう考えても間違えてねむるとタイプを逆に設定してしまったとしか思えない。
(初代でねむると言えばカビゴンの代名詞でじこさいせいはフーディンやスターミーなどエスパーの習得者が多い)

その他の変化技
技名 直接攻撃 ↓は変化 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
あくび × 変化 --- 必中 10 単体 次のターンの終了時に眠り状態にする
アンコール × 変化 --- 100 5 単体 3~7ターンの間同じ技しか出せなくなる
いばる × 変化 --- 90 15 単体 混乱状態にする+攻撃↑↑
いやしのすず × 変化 --- --- 5 味方全体(控えも含む) 状態異常を治す
うたう × 変化 --- 55 15 単体 眠り状態にする
かなしばり × 変化 --- 100 20 単体 直前に出した技を4ターン封じる
きあいだめ × 変化 --- --- 30 自分 急所ランク+2・重複不可(サンのみとの重複も不可)
くろいまなざし × 変化 --- 必中 5 単体 相手を逃げられなくする
こころのめ × 変化 --- 必中 5 単体 次の攻撃が必中になる
このゆびとまれ × 変化 --- --- 20 自分 優先度+3・このゆびとまれ状態になる
こらえる × 変化 --- --- 10 自分 そのターン攻撃を受けても必ずHPが1は残る・連続で出すと失敗しやすい
じこあんじ × 変化 --- --- 10 単体 能力変化の段階が相手と同じになる・必中
しぜんのちから × 変化 --- --- 20 不定 攻撃技が出る、場所によって出る技が違う
しんぴのまもり × 変化 --- --- 25 味方の場 5ターンの間状態異常と混乱状態にはならない
てだすけ × 変化 --- 必中 20 味方単体 優先度+5・味方の技の威力を1.5倍にする
とおせんぼう × 変化 --- 必中 5 単体 相手を逃げられなくする
なかまづくり × 変化 --- 100 15 単体 相手の特性を自分と同じ特性に変える・ただし一部の特性は変えられない、及びうつせない
ねごと ※1 変化 --- --- 10 不定 眠り状態で使うと自分の技の中からランダムで技を出す
ねこのて ※1 変化 --- --- 20 不定 味方が覚えている技のうちどれか1つをランダムで出す
バトンタッチ × 変化 --- --- 40 自分 控えのポケモンと入れ替わる・能力変化は引き継がれる
ふきとばし × 変化 --- 100 20 単体 優先度-6・相手ポケモンをランダムに交換させる
フラフラダンス × 変化 --- 100 20 相手・味方複数 混乱状態にする
へびにらみ × 変化 --- 90 30 単体 麻痺状態にする
へんしん × 変化 --- 必中 10 単体 HP以外の能力が相手と同じになる、技のPPは全て5
ほえる × 変化 --- 100 20 単体 優先度-6・相手ポケモンをランダムに交換させる
ほろびのうた × 変化 --- --- 5 相手・味方全体 3ターン後まで場に残っていたポケモンを瀕死状態にする
まもる × 変化 --- --- 10 自分 攻撃を無効・連続で出すと失敗しやすい
みがわり × 変化 --- --- 10 自分 最大HPの4分の1を削りみがわりを場に出す
リフレッシュ × 変化 --- --- 20 自分 マヒ+毒+火傷状態を治す
ロックオン × 変化 --- 必中 5 単体 次の攻撃が必中になる

※1 この技自体は非接触技だが接触技が出た場合は接触する。

よく使われる変化技の一覧。
「あさのひざし」「つきのひかり」「ほろびのうた」は主な使い手がノーマルタイプでは無いのでノーマルタイプであるという感じがあまりしない。
有用な技だらけな気もするがノーマルタイプの変化技は75個あるので有用でない技のほうが多い。
また、性能が同じものも多い。例えば、「なまける」「タマゴうみ」「ミルクのみ」などは単に「じこさいせい」と名前が違うだけで、性能は同じ。
「たくわえる」も殆ど防御・特防の上昇効果を狙って使われるので「コスモパワー」と同じ。
この中で第1世代から存在するのは7つしかないので、いかに世代が変わるごとに技が追加されてきたかが分かる。


登場ポケモン早見表

  • 第1世代
ピジョット、ラッタ、オニドリル、ピクシー、プクリン、ペルシアン、カモネギ、ドードリオ、ラッキー、ガルーラ、ケンタロス、メタモン、イーブイ、カビゴン(+ベロリンガ、ポリゴン)
  • 第2世代
オオタチ、ヨルノズク、キリンリキ、ノコッチ、グランブル、リングマ、ポリゴン2、オドシシ、ドーブル、ミルタンク、ハピナス(+トゲチック、エイパム)
  • 第3世代
マッスグマ、オオスバメ、ヤルキモノ、ケッキング、バクオング、ルリリ、エネコロロ、パッチール、チルット、ザングース、ポワルン、カクレオン
  • 第4世代
ムクホーク、ビーダル、エテボース、ミミロップ、ブニャット、ぺラップ、ベロベルト、トゲキッス、ポリゴンZ、レジギガス、アルセウス
  • 第5世代
ミルホッグ、ムーランド、ケンホロウ、タブンネ、チラチーノ、メブキジカ、バッフロン、ウォーグル、メロエッタ


第1世代

ラッキー、ケンタロスが使用されていた代表格。特にケンタロスは大会で猛威を振るった。
当時威力最高であった破壊光線がノーマル技ということもあり利用者は少なくなかった。
特に破壊光線でとどめを刺すと、反動で動けないデメリットが打ち消されるという仕様が強力でまさに必殺の一撃として重宝された。
弱点が当時不遇の格闘というのも嬉しい仕様。他にも一致切り裂くが強烈でノーマル最速のペルシアンや
特殊アタッカーとしての汎用性が高いピクシーと粒揃いで初心者にも人気があるタイプだった。
カビゴンはこの頃は特殊面が低く大してメジャーではなかったが、反則級の技ドわすれにより凄まじい強さになることがある。
ただしこの時代は急所率が異常に高いため、過信は禁物であった。
その一方でプクリン、カモネギなどこの時代からずっと日の目を見ない状況の連中もいた。
かぜおこし、かみつく、からてチョップは第1世代ではノーマル技だった。

第2世代

仕様変更により、無反動破壊光線や急所確実のきりさくは奪われてしまった。
ところが、前作から特防が大幅に上昇し鈍いで凶悪な要塞と化し、金銀時代最強の名をほしいままにしたカビゴンをはじめ、
LV55の鈍い+吠えるのガルーラ、ねむねご一撃戦法のケンタロス、アンコール+はらだいこで驚異的な決定力を手に入れたピクシー、
いわゆる「ゾンビ型」のポリゴン2、高い耐久力と優秀な補助技を併せ持つミルタンク、能力は低いがほぼ全ての技を覚えられるドーブルと強豪は続出した。
また、ラッキーがハピナスに進化し最強の特殊受けになったが決定力に難がありいまいちだった。
99カップで活躍したペルシアンは切り裂くの仕様変更の影響をもろに受け大きく後退してしまった。
ただ、格闘タイプが見直されたためノーマル自体の評価はやや下がった。
安定した威力を出せるおんがえし、サブウエポンとして人気になるめざめるパワーはこの時代から登場。

第3世代

特性が追加され、ノコッチのひるみ戦法などが生まれた。
そして「なまけ」る大明神ケッキング登場でノーマルの勢力図が一新される。
努力値システム変更もハピナスにはあまり関係なくこの頃から「ハピでとまります」という名言が誕生。
一方この頃のピクシーは努力値システムの見直しなどでシングルにおいて弱体化していた。
ガルーラ、ポリゴン2など、鈍いを没収された連中は大幅に弱体化してしまった。
ケンタロスも一撃必殺を没収されたが、強力な特性とこだわりハチマキにより、特にダブルバトルで活躍。
カビゴンやミルタンクは耐久か攻撃のどちらかが大幅に低下したが、それなりに健在だった。

マッスグマのみがじた戦法はネ申と呼ばれ、一部で流行る。
シナリオにおいては、トウカジムのセンリのケッキングが特性を差し引いても凶悪。

トゲチックやピクシーはこのゆびとまれを習得、カビゴンはXDで自爆を習得。
ダブルバトルでの活躍を期待されるも、真価を発揮するのは第4世代からだった。

第4世代

破壊光線が特殊化され、代わりとなる物理反動技にギガインパクトが登場した(ただ、反動技自体の需要は低い)。
捨て身タックル、電光石火といった個性のある技を多く持つのがノーマルタイプであったのだが、
第4世代に入り同じ性能でタイプの違う技がちょこちょこと出てきた。
これによって「技の性能は優秀だが弱点を突けない」という短所が目立ち始め、厳しくなりつつある。
おまけに火力のインフレにより、弱点が少ないとはいえ等倍程度では交代出しが結構きつい。
格闘タイプがポケモン、技の両方で大幅強化された事により耐性面でもかなり厳しくなってきた。
能力が高いポケモンはこんな環境でも自前の能力が強いのでやっていけてるが、低スペックのポケモン達の現状はかなり辛い。
さらにノーマル特殊技は使い勝手の悪いはかいこうせん、きりふだ、はきだすの他には、使用者の非常に少ないトライアタックとハイパーボイス程度しかない。
その結果特殊系のノーマルはポリゴンZ以外は豊富な技で補わざるを得ないケースが多い。
もっとも合計値が高いうえに種族値に無駄が殆どないというハピナスもトゲキッスも、既にノーマル技などなくても強豪として扱われている。

○既存ポケモン強化組
リングマ、オオスバメは火炎玉で自らやけどを負うことで根性を発動させやすくなり、リングマはそれにプラスで新特性早足も活かせる。
ガルーラ、ミルタンクは肝っ玉を得てゴーストに一致技が当たるようになった。
ハピナス(前期)は相変わらず特殊アタッカーを止める「ハピで止まります」が健在な上に、今作であまえるを習得。
身代わりを持たない積み技持ちを返り討ちに出来るようになった。
ピクシーは強力な特性マジックガードを獲得。
火力を上げる命の珠をノーリスクで使ったり天候パに組み込まれたりと、多彩な戦術を採れるようになった。
カビゴンは格闘技強化で落とされやすくなったものの、強力な自爆やトリックルーム、厚い脂肪による熱風・噴火・吹雪への受けなどでダブルでは健在。

○新勢力(既存種進化系含む)
ベロリンガはベロベルトに進化し、ほとんどのポケモンを瀕死にさせる超威力の大爆発を手に入れた。
同じくエイパムはエテボースへと進化、特性テクニシャンを活用した戦法が生まれる。
ポリゴン2はポリゴンZに進化して特性適応力により超火力を手に入れる。
その火力は岩or鋼タイプを破壊光線一発でピンチor瀕死にさせる程に。
ビーダルは特性単純による超回避能力で影分神の異名を取り、プラチナでは鈍いまで使えるようになった。
ミミロップには一見マイナス特性に見える不器用を利用して火炎玉すり替えというトリッキーな戦法を繰り出す。
見かけに反してゲンガーより速い催眠使いのブニャットも登場した。
+飛行も物理のムクホーク、特殊のトゲキッスと双璧の台頭が目覚しい。
またこの属性にも伝説が初登場。伝説最底辺のレジギガス(詳細は後述)と種族値合計が全ポケモン中№1で、装備したプレートに応じて属性が変化するアルセウスである。

○弱体化・不遇組
先制技の増加や「きあいのタスキ」などが向かい風のマッスグマ、技インフレやアイテム充実の影響を受けたケッキング、
めざパ霊没収や新手の受けポケにより止まりやすくなったうえダブルでも地震が弱体化したケンタロス、
強力な新格闘技で落とされやすくなりシングルで鳴りを潜めたカビゴン(ダブルでの扱いは強化組を参照)、
プラチナでの馬鹿力や我武者羅の教え技化が向かい風のハピナス(第4世代後期)等が主な弱体化組か。
また初登場から弱くなかった時期が無いオオタチやプクリンやオニドリル、新作の度に弱体化が続くカモネギ、
専用技を奪われたポワルン、能力は高いが特性が足手まといなレジギガスと固まり始める不遇組を見るに、ノーマルポケモンも二極化が始まっているように思える。

ケンタロスとケッキング、プラチナ以降のハピナス、シングルのカビゴンは今までが強すぎただけなので
今でも十分な強さを持っているが、それ以外の連中は一致技が弱点をつけないなどタイプ上の都合もあり、現状では向かい風が強い。

ダブルバトルではカビゴンが一躍スターダムに躍り出る。
コメットパンチやインファイトには弱いものの自爆、トリックルーム、暗示はらだいこ、吹雪/噴火半減とやりたい放題だった。
また、唯一のダークホール使いとしてドーブルが鬼畜化、催眠制限無しのルールで猛威を振るう。
前作はメジャーだったケンタロスはムクホークにその座を譲るかのように中堅落ちに。
やはり、地震の弱体化は物理タイプ全般に大打撃をあたえることになった
ダブルの物理タイプはシングル以上の超格差社会といえるだろう。

WCS2010ではドーブルやトゲキッス、ピクシーなどのサポート型のポケモンが活躍している。
ドーブルはダークホールや猫騙し、トゲキッスとピクシーはこの指やアンコールができることが大きい。
一方で、体重の重いポケモンが多いGS戦ではけたぐりがよく使用されるため、カビゴンは前回程はあまり見られなくなった。

第5世代

新ポケモンは催眠術、黒い眼差し、怒りの前歯、怪しい光を自力習得し捕獲要因として役立つミルホッグ、
専用技「アフロブレイク」を覚え、耐久力にも優れた重戦車型のバッフロン、
ダブルトリプルで役立つ補助技を多く覚え、何より貰える経験値が多いタブンネ、
特性テクニシャン+連続技を3つ覚えるチラチーノ、
特性砂掻き+種族バランスの良いムーランド、
序盤鳥だが、火力が低く劣化ムクホーク気味なケンホロウ、
終盤に登場し、種族値合計が510あるウォーグル、
季節によって色を変えられ、さらに初の草複合であるメブキジカ、
エスパー⇔格闘のフォルムチェンジを技で行うという異色の隠し伝説メロエッタ(未解禁)が登場した。
尖った性能の多い第5世代のポケモンだが、ノーマルに関してはバランス寄りのポケモンが殆どでメジャーポケモンが
蔓延るランダムマッチでは殆ど見ない。辛うじて例外といえるのはバッフロン位。
今作では格闘ポケモンが多く追加されたので逆に活躍の場は狭まっているかもしれない。

新技で注目されるのは、壊れ技寸前ともいわれる「からをやぶる」位。
しかしこれはノーマルタイプで覚えられるポケモンがいないので、殆ど恩恵を受けない。
汎用的な特殊ノーマル高威力技は次世代以降にお預けされてしまった。

既存技では「ちいさくなる」が回避率が2段階上昇になったのでこれによって強化されるポケモンもいるだろう。
逆に「アンコール」「じばく」「だいばくはつ」の弱体化が痛い。
特に「じばく」「だいばくはつ」は実質威力が半減されている。
先制技の多くが強化されたのも今世代の特徴で、神速と猫騙しはそれぞれ優先度が+2、+3に上昇し、
フェイントは敵が守や見切りを使っていなくとも当たるようになりノーリスクで使えるようになった。

○既存ポケモン強化組
ガチ対戦では「しんかのきせき」の登場によるポリゴン2、ラッキーの強化が大きい。
特にラッキーは「ちいさくなる」の強化も重なり、大出世した。
プリンも夢特性フレンドガードの獲得でダブル・トリプルのサポート役としての用途が見いだされ、ガチ環境でも需要を得ている。
アルセウスは経験値システムの変更によってレベル100でも努力値を振れるようになり、実用的になった。
また、前世代までの不遇ポケモン達も差別化が進んだ。
オニドリルは新技ドリルライナーと夢特性スナイパーを獲得した。
カモネギはブレイブバードを得た上、夢特性の負けん気により威嚇対策が出来るようになった。
オオタチは夢特性により、おみとおしトリックができるようになった。
レジギガスはワイドガード入手と特性を消す手段が増えた事により、シングル以外での起用がしやすくなった。
ポワルンはレベル技でハイドロポンプを獲得した。
BW2でメタモンは隠れ特性「かわりもの」が登場した。「かわりもの」は簡単に言えば、『登場時オート「へんしん」』という効果である。
HP以外の能力と能力ランク、技(ただしppがAll5)をまるごとコピーできるという仕様により、
スカーフを巻けば積みアタッカーをいとも簡単に止めて逆無双できる上に、相手の型を予測できるという強力な力を得た。
ピッピはプリンと同じ夢特性フレンドガードが解禁された。(ピクシーはてんねん)

○既存ポケモン弱体化・不遇組
自爆、大爆発の実質威力半減により、カビゴンやベロベルトにとっては打撃となった。
元々不遇だったプクリンは夢特性によりお見通し金縛りが出来るようになったが、上述のプリンの影響でダブル・トリプルでの居場所を喪失。
フィオネレベルの存在と成り果てた。
また、ダークホールがランダムバトルで2011年12月末に禁止指定となったため、この技で活躍していたダブルのドーブルにも逆風となった。

歴代のノーマル使い

第二世代にアカネ、第三世代にセンリ、第五世代にアロエが登場した。
登場自体は早めなものの、ころがるでプレイヤーにトラウマを植えつけたアカネ、高い種族値でねじ伏せるセンリ、一致とっしんや、かたきうち、さいみんじゅつが鬼畜なアロエと強敵揃いである。
また、センリは唯一姿が確認できる主人公の父親である。
BW2ではアロエに代わってチェレンがジムリーダーを務めるようになった。

ご意見所

第2世代でハピナスがクローズアップされていたが
むしろあの頃はガルーラカビゴンケンタロスポリ2の方が凶悪だったはず。
あと初代のラッタは秘伝技を覚えないぞ

金銀はミルタンクもかなり強い部類だろう。今でも結構強いし
アカネの強さの原因だしハピと同じく鈴の使い手でもあるし十分すぎるほど強い。
惜しむらくはミルクのみのPPが16でPP切れに陥ることだったことだがな。ポリ2はPPが倍あるから。
↑ミルタンク修正。城杯での俺のエースだったのが懐かしい。

第4世代のところの説明が可笑しかったので修正。第4世代が非常に見難い…どうにかならないかね…
↑とりあえず項目ごとに分けてみた。後金銀時代のピクシーについての記述を追加

第2世代の説明文をまとめて(?)みた。問題あったら戻して。

勝手ながらよくつかわれる技を掲載してみた。不要なら消してください。
↑変化技も追加。ちょっと長くなってしまった^^;
↑「すりかえ」はあくタイプなので修正しといた。
↑↑流石に見づらいから能力変化技と回復技とその他に分けてみた。
それでも見づらいし、問題あったら元に戻してください。

試験的に登場ポケモンの早見表を作ってみたんだがどうだろう?
使われなかったポケモンを敢えて書く必要がなくなると思うのだが
↑どこで追加されたか知らないが、ルリリは?

複合タイプ表を追加してみた。修正・加筆よろしくお願いします。

なぜか第4世代でのノーマル特殊技にハイパーボイスがなかったので修正
↑さらにはきだすがなかったので修正。使用者少ないってレベルじゃないが。

前から思ってたんだけどノーマルって単漢字で表すなら無じゃなくて普じゃないかな?
↑推測だがポケモンカードの「無色二個エネルギー」に由来していると思う。
↑確かにポケモンカードやってた人はノーマル=無って印象が強いんじゃないかな。

アルセウスは?
↑確かにこいつはデフォルトノーマルなので登場ポケモン早見表の第4世代に追加した。なんでいままで載ってなかったんだろう?
↑編集されたのが映画解禁前だったからじゃない?たぶん

GSルールのピクシーってマイナーじゃないのか?

四世代にノコッチの弱体化は?
キッスが出て差別化が難しくなっただけで、弱くはなっていないってことか?(インフレによりまひるみ自体厳しくなったのはあるけど)

種族値ランキングいいな。
…で、攻撃をよく見たらケッキングとレジギガスが合計のほうになってたので修正しといた

第五世代既存不遇組からカモネギを削除。ブレバとまけんきで多少なりとも救済されている…と思う。
おみとおしを手に入れたことでトリックを使いやすくなったオオタチや、拘り相手に金縛りしやすくなったプクリンは一応強化されて無いだろうか。
あとギガスもワイドガード習得や特性:ミイラやなかまづくり、シンプルビームなど特性変更手段が増えたこともあって、ダブルトリプルで実力を発揮しやすくなったと思う。
シングルじゃ残念なままだけど。

五世代の新技で「りんしょう」は高威力技じゃないか?汎用性はまああんまりだが、上手く後発にポリゴン達やキッスが歌うと中々凄まじいぞ。

ノーマルってごり押しするようなタイプじゃないし、単純に尖っていない=悪い・弱いとは言えないと思うのだが。
第5世代の割には技が豊富で小回りが利くし。
↑そこらへんの表現いろいろ修正

あとカビってそんなに自爆使われてなかったような…。同速以下が増えてトリパで使いにくくなったとかなら分かるけど。
↑PWで厳選したカビゴンが使えなくなって個人的には残念。しかし自分も弱体化・不遇はおかしいと思う。
それとベロベルトは夢特性のノーてんきを得たが、それでも爆発弱体化で不遇なのかい?
↑ベロベルトはむしろ増えた気がするな。カビゴンは確実に弱体化した。じばくが使われてないといってるあたり4世代ダブルのカビゴンの圧倒的な使用率を知らんだろ

タマゴうみはトゲキッスも使えるので修正。3系統あると専用って感じがしないので削除しました。
↑ブラストバーン、ハードプラント、ハイドロカノン、誓いとか実質5系統もあるじゃない
どの道使用者はかなり少ないし、対戦で使われるポケモンだとせいぜい3~4種と少ないから記述を変えて復活させた
↑そっか。ならそれでいいや。御三家みたいにひとくくりにできないし、見づらいかなと思っただけ。
あとミュウがいたな。追加。

ページ作成済のメロエッタを伏せる意味が不明なので修正

じこさいせいのPPは第4世代の時点で10に減らされていたので修正。

すばやさランキングでアルセウスとオオスバメが逆になっていたので修正。

"使用者が少ない技"という書き方が解りにくい。
"覚えるポケモンの数が少ない"と言いたいのだろうが"使用するトレーナー(プレイヤー)が少ない"つまりは"マイナーな技"と捉えられやすいと思う。