毒タイプの歴史
毒タイプの性能
その他 |
毒、猛毒状態にならない。 飛行・浮遊を持っていない場合場に出るだけで「どくびし」を消滅させる。 くろいヘドロを持っている時に毎ターンHPの1/16回復する。 技『どくどく』が必中になる(第6世代から) |
攻撃面
第5世代時点では有効なタイプが弱点の多い草のみで半減は4つ、鋼タイプに対しては無効で、鋼等と並びサブウェポンとしての価値はほとんど無かった。
ただし無効・半減が鉱物系に特化しているため、等倍狙いのメインウェポンとしてはそこそこ有効とされる。
また、全体的な追加効果発動率はさり気なく高かったりする。
第6世代では新たにフェアリーに弱点をつけるようになったが、鋼技との競合が予測されるのがネックか。
防御面
弱点2つ、半減5つ。
特に有効タイプが多く高威力技の多い格闘への耐性があるのは大きい。
これと毒にならない、くろいヘドロ回復ということも合わせてタイプ的には耐久型向きと言える。
弱点の地面・エスパーは初代より突出して脅威だったが、最近はかつてほど気にならなくなっている。
第5世代では一致エスパー技の使用率増加が痛手だったが、第6世代のフェアリー耐性追加という朗報もあり、これがどう活かされるかに期待。
毒タイプの平均種族値
|
HP |
攻撃 |
防御 |
特攻 |
特防 |
素早 |
平均 |
77 |
85 |
74 |
78 |
79 |
77 |
最大 |
114 |
106 |
120 |
130 |
120 |
130 |
最小 |
60 |
50 |
40 |
45 |
55 |
30 |
(最終進化系25種、平均値切り捨て)
ややこうげきが高めの傾向はあるが平均的。
全体数はそこまで多くないものの、物理or特殊アタッカー&受け、両刀、補助要員など一通りの役割のポケが揃っていて意外と芸達者。
種族値ランキング
合計値
毒タイプは現時点(第6世代)に至るまで600族も伝説も存在しない唯一のタイプである。
能力別
HP |
特攻 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
1 |
モロバレル |
114 |
1 |
メガゲンガー |
170 |
2 |
ベトベトン |
105 |
2 |
ゲンガー |
130 |
3 |
スカタンク |
103 |
3 |
ロズレイド |
125 |
4 |
マルノーム |
100 |
4 |
メガフシギバナ |
122 |
5 |
ニドクイン |
90 |
5 |
ゴースト |
115 |
6 |
クロバット |
85 |
6 |
ラフレシア |
110 |
7 |
ドクロッグ |
83 |
7 |
フシギバナ |
100 |
8 |
ダストダス |
82 |
ラフレシア |
9 |
ニドキング |
81 |
ウツボット |
10 |
フシギバナ |
80 |
ゴース |
メガフシギバナ |
ロゼリア |
ウツボット |
ハブネーク |
ベトベター |
|
|
|
攻撃 |
特防 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
1 |
ドクロッグ |
106 |
1 |
ドラミドロ |
123 |
2 |
ベトベトン |
105 |
2 |
メガフシギバナ |
120 |
3 |
ウツボット |
3 |
ドククラゲ |
4 |
ニドキング |
102 |
4 |
ロズレイド |
105 |
5 |
メガフシギバナ |
100 |
5 |
フシギバナ |
100 |
ハブネーク |
100 |
メノクラゲ |
ペンドラー |
ベトベトン |
8 |
ハリーセン |
95 |
ドクケイル |
ダストダス |
9 |
メガゲンガー |
95 |
10 |
スカタンク |
93 |
10 |
ラフレシア |
90 |
防御 |
素早 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
1 |
メガフシギバナ |
123 |
1 |
クロバット |
130 |
2 |
マタドガス |
120 |
メガゲンガー |
3 |
ドラピオン |
110 |
3 |
ペンドラー |
112 |
4 |
ホイーガ |
99 |
4 |
ゲンガー |
110 |
5 |
ドガース |
95 |
5 |
ドククラゲ |
100 |
6 |
スコルピ |
90 |
6 |
ゴースト |
95 |
ドラミドロ |
90 |
ドラピオン |
8 |
ペンドラー |
89 |
8 |
ゴルバット |
90 |
9 |
ニドクイン |
87 |
モルフォン |
10 |
ラフレシア |
85 |
ロズレイド |
種族値ランキング(ワースト)
最終形態のみが対象。
合計値
順位 |
ポケモン |
種族値 |
1 |
ドクケイル |
385 |
2 |
アリアドス |
390 |
3 |
スピアー |
395 |
4 |
ハリーセン |
430 |
5 |
アーボック |
438 |
6 |
モルフォン |
450 |
7 |
ハブネーク |
458 |
8 |
モロバレル |
464 |
9 |
マルノーム |
467 |
10 |
ダストダス |
472 |
能力別
HP |
特攻 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
1 |
アーボック |
60 |
1 |
スピアー |
45 |
ゲンガー |
2 |
ドクケイル |
50 |
ドクケイル |
3 |
ハリーセン |
55 |
ロズレイド |
4 |
ペンドラー |
55 |
ペンドラー |
5 |
アリアドス |
60 |
|
|
|
ドラピオン |
|
|
|
ダストダス |
攻撃 |
特防 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
1 |
ドクケイル |
50 |
1 |
ハリーセン |
55 |
2 |
モルフォン |
65 |
2 |
ハブネーク |
ゲンガー |
アリアドス |
メガゲンガー |
4 |
スカタンク |
61 |
5 |
ドククラゲ |
70 |
5 |
ドクロッグ |
65 |
ロズレイド |
70 |
|
|
|
防御 |
素早 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
1 |
スピアー |
40 |
1 |
モロバレル |
30 |
2 |
モルフォン |
60 |
2 |
アリアドス |
40 |
ゲンガー |
3 |
ドラミドロ |
44 |
ハブネーク |
4 |
ラフレシア |
50 |
5 |
ウツボット |
65 |
ベトベトン |
ドククラゲ |
|
|
|
ロズレイド |
|
|
|
ドクロッグ |
|
|
|
毒タイプをもつ複合タイプとその主なポケモン
複合タイプ |
主なポケモン |
|
複合タイプ |
主なポケモン |
ノーマル |
(なし) |
|
飛行 |
クロバット(1) |
炎 |
(なし) |
|
エスパー |
(なし) |
水 |
ドククラゲ・ハリーセン(進化前ならクズモー)(2) |
|
虫 |
スピアー・アリアドス・ドクケイル等(5) |
草 |
フシギバナ・ウツボット・ロズレイド等(5) |
|
岩 |
(なし) |
電気 |
(なし) |
|
ゴースト |
ゲンガー(1) |
氷 |
(なし) |
|
ドラゴン |
ドラミドロ(1) |
地面 |
ニドクイン・ニドキング(2) |
|
悪 |
スカタンク・ドラピオン(2) |
格闘 |
ドクロッグ(1) |
|
鋼 |
(なし) |
毒タイプは複合タイプ9タイプで、最終進化系で全26種中21種。
第1世代こそ数が多めだったが、他タイプで新種の複合が増加する中
第2世代以降1~4種ずつしか増えていないことを思うと案外少なめといえる。
数的には初代から+草、+虫が多く、+ゴーストや+飛行は初代から1種のまま。
第2世代以降を初出とする複合は+悪と+格闘と+ドラゴンの3つだけと各タイプの中でも断トツに少ない。
世代ごとの新規毒ポケモンが少ないので仕方ないのかもしれないが…
ちなみに複合先や浮遊持ちの存在等の関係上、+悪の2種以外はいずれもエスパーに弱いのに対し、地面弱点の毒タイプは案外少ない。
毒自体の攻撃範囲は狭いものの、
草・水・格闘などと組み合わせれば攻撃範囲をカバーできるため、等倍狙いで毒技が採用されることも多い。
また、毒の耐性の良さから、抵抗数の多いものが多く、+水や+草、飛行は毒タイプがついたことでもとのタイプとは異なる耐久型ができる。
特に、+飛行は羽休めによって、耐性を大きく変えることもできる。
毒単はアーボック、ベトベトン、マタドガス、マルノーム、ハブネーク、ダストダスの6種。
毒タイプのおもな技
技名 |
直接攻撃 |
分類 |
威力 |
命中 |
PP |
範囲 |
追加効果・備考 |
ダストシュート |
× |
物理 |
120 |
70→80 |
5 |
単体 |
30%で毒 |
どくづき |
〇 |
物理 |
80 |
100 |
20 |
単体 |
30%で毒 |
ゲップ |
× |
特殊 |
120 |
90 |
10 |
単体 |
きのみ使用後でないと失敗する |
ヘドロばくだん |
× |
特殊 |
90 |
100 |
10 |
単体 |
30%で毒 |
技名 |
直接攻撃 |
↓は変化 |
威力 |
命中 |
PP |
範囲 |
追加効果・備考 |
どくどく |
× |
変化 |
--- |
90 |
10 |
単体 |
猛毒状態にする。XYでは毒ポケモンが使うと必中に |
どくガス |
× |
変化 |
--- |
80 |
40 |
相手複数 |
毒状態にする |
どくびし |
× |
変化 |
--- |
--- |
20 |
相手の場 |
1回使えば出てきたポケモンを毒状態にし、2回使えば猛毒状態にする |
とぐろをまく |
× |
変化 |
--- |
--- |
20 |
自分 |
攻撃↑防御↑命中率↑ |
いえき |
× |
変化 |
--- |
100 |
10 |
単体 |
相手をいえき状態にし、特性の効果をなくす |
とける |
× |
変化 |
--- |
--- |
40 |
自分 |
防御↑↑ |
ベノムトラップ |
× |
変化 |
--- |
100 |
20 |
相手複数 |
特攻↓素早さ↓・相手が毒か猛毒状態になっていないと失敗する |
攻撃技の多くは30%で追加効果というのは優秀なのだが、攻撃範囲の狭さから物理特殊共に毒タイプのポケモンにしか使われないような状況。
第5世代では個性的な技が幾つか追加された。
物理技の「ダストシュート」は高威力だが、命中率が不安。おまけにタイプ一致で使えるポケモンは数少ない。
一方、「どくづき」は技マシンでも覚えられ、安定した威力がある。しかし前述の理由から、採用率自体はやはり低い。
また物理の急所技として「クロスポイズン」があり、ドラピオンなど一部の毒ポケモンには採用されることもある。
特殊技のほうはだいたい「ヘドロばくだん」と「ヘドロウェーブ」の二択。
前者は追加効果の発動率が高く、後者は単純な威力が高く、ダブル等での使用感にも差がある。また互いに習得ポケモンが結構違う。
毒状態なら高威力となる「ベノムショック」は「どくびし」と組み合わせて使ったりすることが期待される。
「クリアスモッグ」「アシッドボム」は威力は低いながら追加効果がいずれも強力で、受け型や耐久型のポケモンなら採用の価値はあるだろう。
一方、変化技は、数は少ないものの、効果が優秀なものが多く、
技マシンを使えれば全てのポケモンが覚える「どくどく」、使い手の数は少ないが恒常的に相手を毒or猛毒状態にしてしまう「どくびし」、
防御力を2段階も上げられる「とける」と採用率が高いものが多い。「いえき」もダブルで味方に使ったりと用途は多い。
更に第5世代ではビルドアップの上位互換となる強力な積み技の「とぐろをまく」が登場。
だが、やはりたいていの受けポケモンを骨抜きにしてしまうどくどくの使用率が一番高いかもしれない…。
以下はマイナーか、習得者の少ない技。
技名 |
直接攻撃 |
分類 |
威力 |
命中 |
PP |
範囲 |
追加効果・備考 |
クロスポイズン |
〇 |
物理 |
70 |
100 |
20 |
単体 |
10%で毒・急所ランク+1 |
ヘドロウェーブ |
× |
特殊 |
95 |
100 |
10 |
相手・味方複数 |
10%で毒 |
ベノムショック |
× |
特殊 |
65 |
100 |
10 |
単体 |
毒状態の相手には威力2倍 |
クリアスモッグ |
× |
特殊 |
50 |
--- |
10 |
単体 |
能力変化を元に戻す・必中 |
アシッドボム |
× |
特殊 |
40 |
100 |
20 |
単体 |
100%で特防↓↓ |
登場ポケモン早見表
太字はメガシンカ可能
フシギバナ、アーボック、マタドガス、ベトベトン、ニドキング、ニドクイン、ゲンガー、ラフレシア、ウツボット、ドククラゲ、スピアー、モルフォン(+ゴルバット)
アリアドス、クロバット、ハリーセン
ドクケイル、マルノーム、ハブネーク(+ロゼリア)
ロズレイド、スカタンク、ドクロッグ、ドラピオン
ペンドラー、ダストダス、モロバレル
ドラミドロ
一見して分かるように、バランス型が多いとされる第1世代に極端に偏っているのが特徴。
種族値合計自体も抑え目にされている傾向がある為、メガシンカ抜きでの種族値合計の最大値は535のクロバット。
個別のステータスで見ても全タイプ中130の種族値を持っているのがクロバットとゲンガー、130を超える値を持っているのがメガゲンガーの特攻のみ。
第1世代
当初から13種と毒タイプの種類は多かった。
しかし、エスパータイプ全盛期だったため、それを弱点に持つ毒タイプは不遇とされた。
加えて当時威力が最も高い毒技は威力65のヘドロ攻撃だった上、
弱点を突けたタイプが当時不遇だった草・虫の2種類しかなかったので攻撃技としての価値も低かった。
だが、こうした状況の中でも一部のポケモンは使われていた。
ゲンガーは最速の催眠術、当時猛威を振るっていた破壊光線を無効にする点などから注目された。
フシギバナはエスパー複合の
ナッシーの影ではあったが、強力なやどりぎ+どくどくバグ(猛毒のダメージ増加に伴い、宿木ダメージも増える)を持っていた。
99カップでは、ウツボットが急所技のはっぱカッターによって、同時期に人気を博していたドわすれ
ヤドランなどに対抗出来たため注目された。
他には、ニドキングが99カップのチャンピオンの持ちポケモンに抜擢された。
同じく特殊・素早さの高さからドククラゲもそれなりに使われた。
これらのポケモン達は全て複合タイプ。もう一つのタイプを利用した活躍が目立つため、毒タイプ単体の価値は低かったと言える。
余談であるが相手を猛毒状態にするどくどくはこの時期から存在しており、技マシン06として皆勤賞を果たしている。
ちなみにフシギバナの進化前の
フシギダネは第6世代までに出ている御三家の中では唯一初めから複合タイプを持っている。(他は進化してからか最終進化形でタイプが追加される)
第2世代
鋼、悪タイプの登場によりエスパーが第一世代と比べて弱体化したため毒タイプが活躍しやすくなった。
ただし鋼に毒が効かない、というデメリットも発生した。
攻撃面でも虫に対して効果抜群でなくなり、弱点を突けるタイプが草タイプのみとなった。
同時に虫→毒に対する相性も変更され、弱点だったのが一転して半減するようになった。
なお、毒タイプはこの頃強化され始めた格闘に耐性を持っているが、
カイリキーは地震を持っていることも多い。
新しく登場した毒タイプは、アリアドス、ハリーセン、そして新しく進化したクロバットと少なかった。
クロバットは
サンダースと同じ素早さ130族としてデビューしたが、覚える技の威力は高くなかった。
ちなみにスピアーの専用技ダブルニードルで鋼を毒状態にできたりもした。
新技はヘドロ攻撃の上位であり、使い勝手の良いヘドロ爆弾が登場した。
ドククラゲは強力なヘドロ爆弾を覚えたために、水+毒という独特なタイプが生き始めたことで活躍。
ベトベトンは特防が上昇して耐久力が向上し、対鋼用に大文字を入れて採用されるようになる。
一方でゲンガーは、ねむねごの流行により催眠術の使い勝手が悪化したことで需要を落としていた。
ヘドロ爆弾だけでなく、手に入れたまともな威力のゴースト技、シャドーボールすら物理技だったことも災いしたのかもしれない。
第3世代
新しく登場した毒タイプは単毒タイプでは唯一冷凍ビームを使えるマルノーム、
同じく単毒タイプで攻撃面が高いが耐久にやや難があるハブネーク、
特防がやや高めのドクケイル、毒タイプでは数少ないまきびしを使えるロゼリア。
マタドガスは特性「浮遊」を手に入れたことにより弱点が一つになった上、遺伝技でおにびを習得出来たため、
物理受けとして活躍するようになった(特にこの時代から強化された
ギャラドスに対してはかなり強かった)。
ゲンガーも特性「浮遊」を手に入れ、大きな弱点であった地震を克服したことで盛り返した。
クロバットはヘドロ爆弾を習得したことにより攻撃面で強化され、ダブルで使用頻度が高かった草タイプを潰すのに使われ始めた。
新技は追加効果がどくどく状態になるどくどくのキバやほぼ専用技のポイズンテールが登場した。
公式大会が草だらけだったのでダブルでは当時のどくタイプは攻め、守りともになかなか優秀だった。
ゲンガーは特攻130を投げ捨てて物理型に走るものが多かったほど。(だいばくはつが物理依存威力500全体攻撃なのも原因だったが)
05になると
メタグロスだらけになったため攻撃面での採用価値は下がったが、エスパー技がマイナーだったためゲンガーやクロバットは強かった。
ただし強かったのは浮いているどくタイプだけで、地面に足のついているどくタイプは当時のダブル最強技のひとつだったじしんで瞬殺されてしまうため不遇だった。
第4世代
新たに+格闘のドクロッグ、ロゼリアの進化前後としてスボミーとロズレイド、+悪で弱点が少ないスカタンク、ドラピオンが登場した。
毒技の物理特殊分離によりゲンガーやロズレイド、マタドガスがヘドロ爆弾を使いこなせるようになった。
滝登り、アクアテールの物理化がプラスに働いたハリーセン、
同じく滝登りと毒突きを手に入れ、剣の舞が使いやすくなったドククラゲ、
虫のさざめきと特性「色眼鏡」を手に入れたモルフォン、そしてダストシュートや先制技の影討ちを得たベトベトンが主に強化されている。
また、新特性「とうそうしん」の効果により、ニドクインは馬鹿力で
ハピナスを突破できるようになった他、
ニドキングはそれなりの特攻とタイプ一致により一時は大地の力を最大限に生かせるポケモンと言われていた。
防御面では、たくわえるの仕様変更によりマルノーム、アーボックが耐久型として注目を浴びるようになった。
中でもクロバットはブレイブバードをはじめ打ち逃げができるとんぼ返り、エアスラッシュ、悪の波動、などを覚え、
補助技にも悪巧み、再生回復ができ弱点を変えられる羽休め、強化された挑発、催眠術、怪しい光、身代わりと、
優秀な技が第四世代になって大幅に増えたことで大きく強化された。
プラチナでは熱風を獲得して悪巧み等を用いた特殊型が強化されたが、同時にゲンガーともども催眠術の価値低下の影響を受けた。
草・毒タイプもPt・HGSSで強化されている。
ウツボットはPtの登場により、リーフブレードやふいうちを獲得し、さらにHGSSの発売でウェザーボール
まで手に入れたので、物理特殊どちらも大幅に強化された。しかしアンコールとウェザーボールとの同時習得は不可。
フシギバナははHGSSでパワーウィップを獲得。物理の決定力が増した。
ロズレイドは目立った強化はないものの、相変わらずの強さを誇っている。
ラフレシアはフラフラダンスや種爆弾を習得したが、相変わらずフシギバナの壁が大きい。
他にも、ptでドクロッグが冷凍パンチを獲得するなど、Pt・HGSSで強化された毒タイプのポケモンは多い。
ダブルバトルではいかりのまえばを手にしたクロバットと
ミュウツーや
パルキアとのコンビが注目され、
公式で優勝経験もあり、
カイオーガ環境に強いドクロッグなども注目された。
エスパータイプの使用率が非常に高いものの、エスパー技が使われにくいためタイプ上はかなり優秀だった。
攻撃タイプとしてはメタグロス、
ドータクンが幅を利かせまくっていたので残念だった。
GSでも前作ほどの草ゲーではなくなってしまったためRSほどの活躍は期待できない。
ディアルガに無効にされるのも大きい。
ドクロッグやクロバットはもう片方の一致技がなかなか優秀だったので微妙。
特にクロバットの場合ブレイブバードを手に入れたため攻撃範囲で飛行技に完全に劣っている上ヘドロばくだんが特殊化したので採用意義がなくなってしまった。
唯一一致火力が低すぎるゲンガーは09、GSともにヘドロばくだんがそこそこ採用された。
相変わらず攻撃属性としては微妙な毒タイプだが防御面としては格闘・虫の攻撃技が強化された結果、
それを半減できる面が強く生きるようになってきた。ストーンエッジやバレットパンチの登場や
3色パンチの物理化による地震採用率の低下も大きい。
エスパータイプを悪、地面タイプを飛行や浮遊で無効化できるためそれぞれ毒タイプとしての欠点を消してくれる。
また、毒菱の登場により、浮遊又は飛行タイプではない毒ポケモンは
毒タイプであることが生きてきた。
新技にはクロスポイズン、どくづき、高威力のダストシュート、設置技にどくびし、相手の特性を一時的に消すいえきが追加された。
新アイテム黒いヘドロが登場、毒専用食べ残しで毒以外が持つと逆にダメージを受ける。
第5世代
新たに登場した毒タイプは3体。
虫複合で物理高速アタッカーのペンドラー、ゴミをモチーフとしたあまりに直球なデザインのダストダス、
草複合でキノコのほうしが使用できるモロバレル。フィールドでアイテムに擬態するビリリダマポジションでもある。
追加数こそこれまでと大差はないが、今作ではクリアまで既存ポケモンが登場しないという中にあってはやたら少ない。
一方、新技のほうは個性的なものが増えた。
特殊技として高威力でダブルでは敵味方全員にあたる「ヘドロウェーブ」、条件で威力2倍の「ベノムショック」、積みを無効化できる「クリアスモッグ」、
必ず特防二段階ダウンの「アシッドボム」。更に補助技では強力な積み技の「とぐろをまく」が登場。
とぐろをまくはそのイメージ通りヘビのようなポケモン、毒ポケモンでいえばアーボックやハブネークが覚えることに。
特にアーボックはタイプ一致のダストシュートを覚えるため、へびにらみも相まってかなり相性がよい。
ベノムショックは実用するならばどくびし撒きがほぼ前提となるだろう。
また、既存の技ではどくどくの命中率が85から90に上昇、
どくガスは55から80に上がり更に効果範囲が相手側全体になった。
ダブルバトルではエスパー技の使用率が第4世代とは比較にならないほど上昇し、初代ほどではないが弱点をつかれまくるようになってしまった。
前作と比べると、タイプだけで見れば大きく弱体化している。
今まではエスパーでありながらエスパー技を持たなかった600エスパー3体が、サイコショックやしねんのずつきを覚えたため。
殆ど草タイプでしかないが一応新ポケモンの中ではモロバレルが、豊富な草技を使いこなし活躍している。イッシュダブルでもかなりの活躍を見せた。
また、アクロバットが強化されたクロバット、ようりょくそを得たフシギバナ、
ニョロトノにより特性を生かしやすくなったドクロッグも強くなった・
フシギバナとモロバレルの場合、無駄に高いヘドロばくだんのどく3割が相手を眠らせられず足を引っ張るからか、どく技はほとんどなかったことにされている。
ただし、草タイプ対策としてたまに搭載されることはある。
またゲンガーは例外的に一致火力の問題や追加効果狙いからヘドロばくだん、ヘドロウェーブを使うことがある。
しかし全体から見れば一致技なのにほとんど攻撃技として利用されていない数少ないタイプである。
歴代の主な毒使い
第一世代にキョウ、第二世代にアンズ、第五世代(BW2)にホミカが登場した。また、キクコはゴースト使いだが、手持ちが全員毒タイプである(FRLGの強化後のムウマを除く)。
キョウは忍者らしく状態異常による搦め手を得意とし、いろいろとかき乱した。
初代・FRLGのジムリーダーで、リメイク前後でもらえる技マシンが同じなのはキョウだけである。
金銀では四天王に昇格。セキチクジムの後釜は娘のアンズに譲る。戦法は基本的に同じ。アンズの手持ちは他のカントージムリーダーと比べてレベルが低い。
やはりもらえる技マシンはどくどくだったが、HGSSではどくづきに変更された。
第三世代以降毒使いは登場していなかったが、BW2の新キャラのホミカが久々の毒タイプのジムリーダーとして登場する。毒使いなためか、某漫画のドラマ版の主題歌とからめたネタも少なからず存在している。なお、初期の手持ちやバンドでドガースを前面に出しているがPWTでは進化形のマタドガスは使ってこない。
毒タイプを専門とする一般トレーナーはいないが、りかけいのおとこ、ぼうそうぞく、スキンヘッズ、ロケットだんいん、かじばどろぼう、(はぐれ)けんきゅういん、バッドガイ、バッドガールといった科学者系か外道者のトレーナーに好んで使われている。
アニメのムサシも毒のエキスパートである。
議論所
クロバットにあったものは荒れる危険性があったため削除
主な技を追加。変化技も入れたのは仕様。修正or削除よろしく
↑攻撃技と変化技を分離した。
↑いえき、とける追加。
複合タイプ表追加。修正・加筆お願いします。
↑ドクケイルがカウントされていなかったので+虫に追加。
第4世代での対格闘性能に関してはストーンエッジやバレットパンチの登場と3色パンチ物理化等による
地震採用率の低下も大きいと思う
↑追加しました。
新技追加。とりあえずマイナー技の区分を作っていれておいた。今後の対戦などでの状況次第で上げたり下げたりどうぞ。
第五世代でのどくどくの命中率アップの記述を追加しました。
↑毒ガスの強化についてはどうなんだ?
↑追加しておきました。ご指摘ありがとうございます
第5世代でエスパー技の普及で毒タイプの肩身狭くなったってあるが、それよりも砂パの強化のほうが痛いと思う
バンギラスも
ガブリアスも
ドリュウズも弱点をバンバンついてくる上にこっちの有効打はほとんどないし
↑ガブリアスは相変わらずマイナー気味だしバンギラスが地面技持ってるなんて見たことがないが
そもそも有力などくタイプはドクロッグ以外地面弱点じゃないし、最メジャーのモロバレルは砂パの相性補完で入れられてるはずだが
ハブネークが攻撃種族値100で3位になるので攻撃
種族値ランキングを修正しました
間違えていたら修正お願いします
一応
アルセウスを含めれば毒タイプの伝説も存在するので、そこの記述に少し付け足しておきました。
↑今更だけどアルセウスの記述は外した
特性とプレートで変更できるにせよもともと純粋な毒タイプじゃないし、ノーマル以外のタイプでの種族値比較他でも考慮されていない以上、いちいち書く必要性が見受けられない
仮に書いたところで○○は××の専用技→
ドーブル「……。」や、○○と××の組み合わせはこいつ固有!→ミラータイプで再現可能並みのこじつけでしかない
いくつか修正・追記。複合タイプ表はアメタマの例に倣ってクズモーについてもちょっと記載。
最終更新:2013年12月04日 15:14